A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

コロボックルズ@SHIBUYA LUSH 2013.3.29 (fri)

2013年03月31日 00時13分57秒 | ロッケンロール万歳!


このブログの読者の多くは地下茎音楽ファンだと思われるがロケンローファンも少なからずいらっしゃる。私のギャルバン好きをよくご存知の読者の方から半年前に紹介いただいたのがコロボックルズ。ノンビブラートの真っ直ぐな歌とシャープなリズムがジッタリン・ジンみたいだなぁと思い気に入ったが深追いすることなくスルー。その数ヶ月後Sazanami Girls Beat vol.5リリースイベントでレーベル主宰カマチガクが「一曲目のコロボックルズやばい!タワレコでもプッシュされてる注目株」と語っていて会場で購入したコンピCDを聴いてぶっ飛んだ。このコンピシリーズ自体心の琴線ど真ん中の絶妙なチョイスで毎回泣かせてくれるのだがその中でも毎回一際印象的な宝石との出会いがある。コロボックルズ「チカリ」はまさに一級品のNuggetだった。



早速その時入手できた2ndミニアルバム「小人狂想曲」を購入。その名の通り小人のように小さな身体で白いストラトを振り上げる寺田恵子(ケイコ/元祖ギャルバン女番長SHOW-YAのリーダーと同姓同名)の勇姿に目を奪われつつ空間を切り刻むカミソリビートと狂おしいリズム、その真ん中を弾道ミサイルの如く突き抜ける明朗ヴォイスに脳天をかち割られるような快感を覚えた。Sazanami系の60'sの要素もあるが強く感じたのは東京ロッカーズからビートパンクに至るタテノリロックのエッセンスだった。メロディよりもリズムを重視しスピードを極限まで追い求めたのがハードコア/ファストコアだが、この大阪の小人トリオはメロディを放棄することなくそれに負けないスピードの極北を体現している。妄想CD企画でフリクションをカバーするのはコロボックルズしかいないと真っ先に浮かんだのも必然である。


3月6日に会場限定だった1stミニアルバム「満月ロックンロール」が全国発売。購入と同時にスケジュールをチェック。3月終わりの東京遠征2DAYSの二日目Beat Happning!イベント『Beat Happening!~ナンデードーシテー(from札幌)TOKYOヴァージンロードツアー初日!~』に参戦。対バンはURBANフェチ/THE VOTTONES/ドン・マルティネス/ちくわテイスティング協会/ナンデードーシテー(札幌)。ちくわ~以外は初見のバンド。物販コーナーに小人がいたので話しかけるとケイコだった。ノーメイクのどこにでもいそうな普通の女の子。ジッタリン・ジンの話をすると「大好きですー」とのこと。バッジとステッカーを求めるとツイッターのフォロアープレゼントとして特製バッジをくれた。


トップのURBANフェチから盛り上げ上手なお祭りバンドで10~20代中心のオーディエンスは初っ端からヒートアップ。オールガールズ"コール&レスポンス"バンド、ナンデードーシテーの強引なまでのハイテンションパフォーマンスにも歓声が沸きいわば「アンチさとり世代」総決起集会の様相を呈した。

URBANフェチに続き2番目に「森の小人」のSEに乗せてコロボックルズ登場。ベースのイシモックルこと石本幸景のヘアスタイルは死ね死ね団を彷彿させる。一児の父というから歳の頃30前後か。ドラムのヌマコことrinaも化粧気なしの普段着だが激しいドラムミングは堂に入っている。ステージ前方にお立ち台が設置され間奏でケイコとイシモックルが交互に登って激しく煽る。「小人狂騒曲」のジャケットそのままのパフォーマンスに感動するやら呆れるやら。怒濤のテンション全8曲30分の凝縮されたステージで駆け抜けた。奇しくもURBANフェチも女子リズム隊の狂乱演奏だったしこれからは「普段着女子」がロックのキーワードになるかもしれない。



地元大阪は勿論全国各地でライヴが予定されているのでご一見をお薦めしたい。昨年大阪でワンマンをやったが東京でもワンマンを実現すべく応援していきたい。彼らが「ロックンロールの未来」かどうかは判らないが個人的に2013年最初の大衝撃であることは断言出来る。

小人さん
ドンジャラホイと
やってくる

<コロボックルズ Live Schedule>
2013.04.06(Sat)タワーレコード梅田NU茶屋町店 6Fイベントスペース
[コロボックルズ「満月ロックンロール」発売記念 ミニライブ&サイン&特典引換会]

2013.04.07(Sun)新宿 ANTIKNOCK
[SHIGET'S NIGHT] with :erasers / Pm7 / ザ・ハリマオ / Tuesday Disco / パンク怪獣

2013.04.13(Sat)和歌山 OLDTIME
with :MASTERPEACE / BAIT ONES / クレヨンイーター / アナログエイジカルテット / I’m Weather

2013.04.14(Sun)心斎橋 HOKAGE
SPICY SPIKY presents [PUNX PICNIC NIGHT vol.15 ~激突2マンGIG!!!!桜舞う夜、魂が触れ揺れ常識を切り裂く!そして!~]
with :the brown DJ :鉄平(FIVE NO RISK) PHOTO :MraTscH

2013.04.20(Sat)釧路 LAB MARK
with :KiNGONS / THE BOYS&GIRLS / 黄金クリムゾン / STONE DEAD CRAZY / BLOODSUCKERS

2013.04.23(Tue)札幌 SOUND CRUE
[SET YOU FREE TOUR 2013~] with :KiNGONS / THE BOYS&GIRLS / B.B.JUNKIE / 黄金クリムゾン

2013.04.24(Wed)SHIBUYA LUSH
『Beat Happening!~SHIBUYA R&R PANIC!MAX!~』with:Droog / THE××ズ / ザ・ビートモーターズ / The Everything Breaks

2013.04.29(Mon)神戸ワールド記念ホール、神戸夙川学院大学の2会場で同時開催
[COMIN’KOBE13]

2013.05.12(Sun)柏 PALOOZA
[passion!!] with :Brand New Vibe / THE Hitch Lowke / KingDrops / ZILcoNIA / iMagic.
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2 コメント

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Unknown (uesugy)
2013-03-31 00:32:22
このバンドちょと気になってました
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おススメ (miro)
2013-03-31 00:38:51
さすがuesugyさん、お目が高い!是非ともライヴ体験なさることをお薦めします。小人のどんちゃかロケンロー爽快ですヨ!
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