【TELEVISION】
TOM VERLAINE/BILLY FICCA/FRED SMITH/JIMMY RIP
Special Guest:【灰野 敬二】
2013年5月に来日公演を観て自分の中の存在の大きさを実感したテレヴィジョンが再来日。前回は丁度来日していたチャールズ・ヘイワードや惜しくも解散した若手GSバンド、ザ・シャロウズ等がゲスト出演したが、今回はルースターズ、キング・ブラザーズと並んで灰野敬二がゲスト出演。30余年前の筆者が多大な影響を受けた二者がまさか対バンするとは、奇跡は忘れた頃にやって来るのだろうか。客層は筆者と同年輩の昔からのファンが多いが、若い女性客も多く、NYパンクのオリジネーターの神通力は健在である。
●灰野敬二
照明が極端に暗くなり、灰野がクラシックギターを手に椅子に座る。弱音のパフォーマンスが会場の緊張感を高める。深いリヴァーブのかかったヴォーカルで歌われるのは不失者やソロでお馴染みの世界。ギリシャの民俗楽器ザズのエキゾチックな響きが催眠的なプレイに続き、エレクトリック・ギターの弾語りで徐々に強度を増し、最後は地割れしそうな轟音ギターで締めくくった。水を打つように静まり返った客席の空気が地下音楽のテンダネスに浄化された瞬間だった。
●テレヴィジョン
前回から3年弱が過ぎたにも関わらずメンバーの集中力はまったく衰えないどころか、新たな表現の地平を目指して更に深化した様子。トム・ヴァーレインの歌は飛躍度を増し、音程圏外を浮遊する音響言語と化す。ワンコード・インプロヴィゼーションの終わりなき旅路の果てに辿り着いた桃源郷は、パンクやオルタナ、ニューウェイヴやノーウェイヴといったラベルがすべて剥ぎ取られ、四人の表現欲求の現在進行形のドキュメントに他ならない。tele-「遠く」vis「見る」-ion「~すること」=「遠くから発信されたものを見るもの」を意味するバンドを直に体験できる幸福に酔い痴れた。
☆【TELEVISION the Instrumental & Improvisation Show 】☆
公演タイトル通り、TELEVISIONのインスト/IMPROVISATION のみのLive Performances!!
こちらはTom Verlaine本人からの提案で日本では初にして、本国米国でもめったにやらない公演が実現!!!
本公演とはまったく別物、必見必聴です。
【TELEVISION the Instrumental & Improvisation Show】
2016 Jan 25(mon)
新宿MARZ
Doors Open 18:30/Show Starts 19:30
Ticket in advance 6,800yen (inc VAT)
plus one drink charge at door of the venue
時空超え
下北集う
闇の華
不失者ワンマン決定!
不失者
3/28 (mon)
KOENJI HIGH
open/start 19:00/19:30
adv/door 3500円/4000円+1D
-Live-
不失者
-チケット-
1/24~ KOENJI HIGH店頭、e+
-入場順-
1.KOENJI HIGH店頭
2.e+
3.当日券