A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

ヘア・スタイリスティックス他@新大久保Earthdom 2010.8.31(tue)

2010年09月03日 00時39分13秒 | 素晴らしき変態音楽
ヘア・スタイリスティックスのライヴがあるというので出かけて行った。
実はEarthdomは苦手なライヴハウスだ。まずはホール内喫煙OKというのが最悪。出演者はハードコアを始め激しすぎるバンドが多く、客層もモッシュ好きな元気な若者が多い。
私のような嫌煙家のロートルにとってはアウェー感たっぷりなのだ。

その気持ちは中原氏も同じようで、「誰も知り合いが来ていない」と手持ち無沙汰な様子。実は彼は8/28,29と原美術館で行なわれた映画と音楽のイベント「Blank Museum」(灰野さんもジム・オルークとのデュオで参加)にダンサーの東野祥子さんと共に出演。一晩中飲み明かして朝からサウンドチェックの二日間に疲れきったという。

この日のEarthdomは「真珠を呑んで声を失うVOL.3」というイベントで、元ゆら帝のいちろう氏他全6組が出演。バンドあり舞踏ありDJありノイズありという意図の分からないイベントだった。

いちろう氏は観れなかった。
異形人というギターと舞踏のデュオは白塗りの女性ダンサーが最後にはTバック一枚の裸を晒すという衝撃のステージを展開、目を楽しませてくれた。
一番盛り上がったのがトリ前に出演した三浦モトム+HALBACHというターンテーブル・プレイヤーと女性ヴォーカルをフューチャーした6人組。ターンテーブルにはメルツバウの「Frogs」のLPを乗せメルツバウを楽器のように奏でる。サウンドはダンサブルなアヴァンギャルドで嫌いなタイプではない。ヴォーカルの女の子は可愛い顔をして豪快な悲鳴を上げる。

ヘアスタはトリでこのバンドの後に登場。先日のインストアや美術館でのライヴの欲求不満を吹き飛ばす大音量の攻撃的なノイズが全開。中原氏も気持ちよかったのではないかと思う。約40分でライヴ終了。「だいぶ帰っちゃったな」と中原氏が言うので後ろを見ると、前のバンドで盛り上がっていた客の殆どがいなくなっていた。これほど気合の入ったヘアスタのライヴを観ないとは笑止千万。ただ友達のバンドがやるので騒ぎに来た客が多かったのだろう。
だからいやなんだ、この手の得体の知れないイベントは。

アウェー感
逆に武器に
変えちゃうよ

中原氏初の画集「IQ84以下」は9月20日発売予定。買うべし。



コメント (3)
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