A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

ピエール・アンリ「ミュージック・フォー・モーリス・ベジャール」

2008年06月14日 23時30分47秒 | 素晴らしき変態音楽
昨年11月23日に80歳で亡くなったフランスのバレエ振付家の巨匠モーリス・ベジャール。彼と同年代で一緒に作品を創り続けてきた音楽家がピエール・アンリである。ミュージック・コンクレート~エレクトロ・アコースティックと電子音楽の最先端を走り続けてきたアンリがベジャールのために創った作品を集めたアルバムがリリースされた。
1967年に大ヒットした「現代のためのミサ」を始めアンリの奇怪な電子音響は中原昌也氏が大ファンであることで有名である。
このアルバムには21曲76分収録されアンリの世界をたっぷり楽しめる。この音楽でどんなバレエが展開されていたのか想像するだけで楽しい。ベジャールというとメジャーなイメージがあるが実は相当な実験精神を持っていたことがわかる。

フランスの
ダンスの進化
素晴らしい

アンリ久々の日本盤である。




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男ならやめてみろ~中原昌也「KKKベストセラー」

2008年06月14日 00時13分48秒 | 書物について
2006年5月発表の作品。100ページあるが活字がでかく写真のページも多いので1時間もかからず読み終わってしまった。朝日新聞に掲載された島田雅彦氏の"誹謗中傷記事"に憤って、もう"作家"なんてやってられるか!もはやそのような業界には何の未練もない。本当にどうでもいい。まったく興味がない。もし、読者の中でまだまだ日本の文学などというものに希望を持っている人がいるのなら、さっさと違うものに興味の対象を変えるのをお勧めしたい。といういつもの自虐的な文章で埋め尽くされている。ある意味潔くて読んでいて爽快な一冊。
付録で「KKKベストセラーのテーマ」というCDが付いていて40分1曲極悪ノイズに絶叫という"暴力温泉芸者"時代に戻ったかのようなスタイルを聴かせる。CDがあってかろうじて元を取れる本だ。私は図書館で借りたが。

もう嫌だと?
嫌ならやめろ
思い切れ

それでも中原氏の作品を読むのを止められない。また2冊借りてしまった。

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