クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

12-08 No.29-1

2012年08月26日 11時28分35秒 | Weblog
<Deutsche Grammophon>
47979 ¥1850
《ヨーロッパからラテン・アメリカへのバロック音楽集》
ホセ・デ・ネブラ:『サルスエラ「Vendado es amor, no es ciego」より』
アンリ・ル・バイイ:『私は狂気』
作者不詳:『「マルティネス写本」より』
パーセル:『歌劇「ディドーとエーネアス」より』『歌劇「アーサー王」より』
ヘンデル:
『カンタータ「決して心変わりしない」(スペイン・カンタータ)HWV.140より』
ラモー:『歌劇「優雅なインドの国々」より』
シャルパンティエ:『何も恐れずこの森に』『歌劇「メデ」より』
パトリシア・プティボン(Sp)
アンドレア・マルコン(指揮)
ラ・チェトラ(ピリオド楽器アンサンブル)
〔録音〕2012年2月, バーゼル、マルティンス教会(デジタル:セッション)
クリスティに学び、アーノンクールに認められ世に出た逸材パトリシア・プティ
ボン。清楚と優しさから激情まで、すべてにおいて様々な感情を可能とせる数
少ないソプラノ歌手といえるでしょう。このアルバムでは、ラテン・アメリカ
のバロック時代の作曲家の作品。そしてリズミカルでたっぷりのエネルギーが
注入されたラテン・アメリカの異国情緒感を取り入れた、ヨーロッパのバロッ
ク作曲家の作品を収録。魅力的なプティボンの歌唱は、バロック様式の貴重な
ラテン作品の宝庫から想像力を湧かせ、これまでにない「時代の表現性」を高
めることに成功しています。バロックの名手アンドレア・マルコンと、バーゼ
ル・スコラ・カントールムの卒業生を中心として結成されたアンサンブル「ラ
・チェトラ」との共演によって、新世界観たっぷりの感情表現豊かな演奏を堪
能できます。

47990 ¥1850
シューマン:幻想小曲集 作品73
ブラームス:チェロ・ソナタ 第1番 ホ短調 作品38
ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 作品40
ソル・ガベッタ(チェロ)
エレーヌ・グリモー(ピアノ)
録音:2012年5月22-25日 ドイツ エッセン、フィルハーモニー
グリモーの初の室内楽アルバム。ロシア系フランス人の両親のもとアルゼンチ
ン生まれたチェリスト、ソル・ガベッタと共演したアルバム。
2011年にクシュタートで行われたメニューイン音楽祭で共演し絶賛を浴びたプ
ログラムと同じチェロとピアノの最重要作品の選曲です。

734770(DVD-Video) 8枚組 ¥10580
734771(Blu-ray) 5枚組 ¥13000
《ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」全曲》
演出:ロベール・ルパージュ
【DVD1:『ラインの黄金』】
ブリン・ターフェル(ヴォータン), ステファニー・ブライズ(フリッカ),
リチャード・クロフト(ローゲ), エリック・オーウェンズ(アルベリヒ),
ウェンディ・ブリン・ハーマン(フライア), パトリシア・バードン(エルダ),
ゲルハルト・ジーゲル(ミーメ), ハンス=ペーター・ケーニッヒ(ファフナー),
フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ(ファーゾルト), アダム・シーゲル(フロー),
ドウェイン・クロフト(ドンナー), 他
【DVD2&3:『ワルキューレ』】
ヨナス・カウフマン(ジークムント),
エヴァ=マリア・ヴェストブルック(ジークリンデ),
ブリン・ターフェル(ヴォータン), ステファニー・ブライズ(フリッカ),
デボラ・ヴォイト(ブリュンヒルデ), 他
【DVD4&5:『ジークフリート』】
ジェイ・ハンター・モリス(ジークフリート),
デボラ・ヴォイト(ブリュンヒルデ),
ブリン・ターフェル(さすらい人), ゲルハルト・ジーゲル(ミーメ),
エリック・オーウェン(アルベリヒ),
ハンス=ペーター・ケーニッヒ(ファフナー),
モイツァ・エルトマン(森の小鳥), パトリシア・バードン(エルダ), 他
【DVD6&7:『神々の黄昏』】
デボラ・ヴォイト(ブリュンヒルデ),
ジェイ・ハンター・モリス(ジークフリート),
ハンス=ペーター・ケーニッヒ(ハーゲン),
イアイン・ペイターソン(グンター),
ウェンディ・ブリン・ハーマー(グートルーネ),
ヴァルトラウト・マイアー(ヴァルトラウテ),
エリック・オーウェン(アルベリヒ), 他
【DVD8:ドキュメンタリー、ワーグナーズ・ドリーム】
(メイキング・オブ・ニュー・リング 収録時間:1時間53分)
ジェイムズ・レヴァイン(指揮:ラインの黄金&ワルキューレ)
ファビオ・ルイージ(指揮:ジークフリート&神々の黄昏)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
〔収録〕2010年10月9日(ラインの黄金), 2011年5月14日(ワルキューレ),
2011年11月5日(ジークフリート), 2012年2月11日(神々の黄昏):
メトロポリタン歌劇場(ライヴ)
メトの「指環」は1980年後半に収録された豪華メンバーによるものが有名です
が、2010年からハイテク機材を使用した壮大な舞台や、シルク・ドゥ・ソレイ
ユの演出家として有名なロベール・ルパージュを起用した新演出は、最近よく
ある斬新な「読み替え」無しに、ワーグナーの音楽と「指環」をめぐる神話を
確実に忠実に表現したものといえましょう。その上演を全て収録した映像が、
いよいよ発売です。「ワーグナーズ・ドリーム」と題されたメイキング映像で
は、様々なハプニングに対処する舞台裏など、オペラ制作の舞台裏を垣間見る
ことのできる、見ごたえたっぷりのドキュメンタリー映像となっております。

734840(DVD-Video) ¥3350
734851(Blu-ray) ¥3880
上記全集のドキュメンタリー映像部分のみのDVD
ワーグナーズ・ドリーム

479638 2枚組 ¥1850
《ワーグナー:「ニーベルングの指環」名場面集》
【「ラインの黄金」より】
『Vorspiel - Weia! Waga! Woge, du Welle!』『Fing' eine diese Faust!』
『Wotan! Gemahl! Erwache! - Vollendet ist das grose Werk』
『Ihr andern harrt bis Abend hier』『Bin ich nun frei? Wirklich frei?』
『Weiche, Wotan, weiche!』
『He da! He da! He do! - Rheingold! Rheingold!』
【「ワルキューレ」より】
『Wintersturme wichen dem Wonnemond』『Vorspiel 2.Akt - ""Hojotoho!""』
『So ist es denn aus mit den ewigen Gottern』
『Vorspiel...Hojotoho! Hojotoho!(ワルキューレの騎行)』
『In festen Schlaf verschlies' ich dich』
『Feuerzauber - Wer meines Speeres Spitze, furchtet, durchschreite das
Feuer』
【「ジークフリート」より】
『Hoho! Hoho! Hohei! Schmiede mein Hammer - Schau, Mime, du Schmied:
So schneidet Siegfrieds Schwert』『Nun sing! Ich lausche dem Gesang』
『Dir Unweisen ruf'ich ins Ohr』『Heil dir, Sonne! Heil dir, Licht!』
『Sangst du mir nicht, dein Wissen sei das Leuchten...』
【「神々の黄昏」より】
『Zu neuen Taten, teurer Helde』『Siegfrieds Rheinfahrt』
『Hier sitz' ich zur Wacht』
『Gros Gluck und Heil, lacht nun dem Rhein - Empfangt Gunther's Braut』
『Errath'st Du auch dieser Raben Geraun'?』
『Fliegt heim, ihr Raben!(Immolation Scene)』
ブリン・ターフェル(Br)、ステファニー・ブライズ(Ms)、
エリック・オーウェンズ(Bs)、ヨナス・カウフマン(T)、
デボラ・ヴォイト(Sp)、エヴァ=マリア・ヴェストブルック(Sp)、
ジェイ・ハンター・モリス(T)、ハンス=ペーター・ケーニヒ(Bs)、他
ジェイムズ・レヴァイン(指揮:ラインの黄金&ワルキューレ)
ファビオ・ルイージ(指揮:ジークフリート&神々の黄昏)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
〔録音〕2010年10月9日(ラインの黄金), 2011年5月14日(ワルキューレ),
2011年11月5日(ジークフリート), 2012年2月11日(神々の黄昏):
メトロポリタン歌劇場(デジタル:ライヴ)
このCDは、この上演での素晴らしい場面ばかりを収録したもので、歌唱と音楽
だけでも素晴らしいものと納得させてくれるベスト盤です。




<Decca>
4784696 ¥1850
ブラームス:
『静かな夜に』『かよわい娘が歩いて行った』『ばら色のくちびる』
『すべての思いが』『下の谷底では』『間奏曲イ長調Op.118-2』
ハイドン:『さすらい人』『回想』『絶望』
モーツァルト:『すみれK.476』『夕べの想いK.523』
シューベルト:
『林にてD.738』『夕べの星D.806』『ミニョンにD.161』『死と乙女D.531』
『丘の上の若者D.702』『アヴェ・マリア』『君はわが憩いD.776』
『12のワルツ D.145-第6番』
アンドレア・ショル(C-T)
タマール・ハルペリン(P)
〔録音〕2012年7月, オーストリア、ホーエネムス・マルクス=ジッティクス
・ザール(デジタル:セッション)
音楽の選択のテキストと音楽の完璧なバランスを提供するアンドレア・ショル。
「音楽には特定の声域に限られる必要がない」という彼の信念の音楽のパフォ
ーマンスは、この絶品な「新コレクション」とも思えるプログラムによって証
明されます。アルバム・タイトル通りの「幸福を見いだせぬさすらい人の心」
を表現したハイドン、モーツァルト、シューベルト、ブラームスの歌曲の中か
ら選曲され、典型的な人間像を象徴した表現で見事に歌われます。

4783546 ¥1850
プロコフィエフ
ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.63
2つのヴァイオリンのためのソナタ Op.56
ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.80
ジャニーヌ・ヤンセン(Vn)
ボリス・ブロヴツィン(Vn) イタマール・ゴラン(P)
ウラディーミル・ユロフスキー指揮 
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
〔録音〕2012年6月21日―23日 ロンドン ヘンリー・ウッド・ホール(協奏曲)
2012年6月11-14日 ベルリン テルデック・スタジオ(ソナタ)
ヤンセン来日記念!ついにリサイタル・ツアーで来日するヤンセン。最新録音
はユロフスキ指揮ロンドン・フィルの伴奏によるプロコフィエフのVn協奏曲
第2番。さらに、イタマール・ゴランを伴奏に迎えたVnソナタ第1番、ブロフ
ツィンとの2つのヴァイオリンのためのソナタも収録。
オランダ出身のジャニーヌ・ヤンセンは2003年にデッカと専属契約を結び、毎
年のようにアルバムをリリース。母国オランダではPOPアイドル並みの人気で、
これまでのアルバムは連続プラチナ・ディスクに輝いています。協奏曲のみな
らず、室内楽にも積極的で、デビュー直後には自ら室内楽フェスティバルも主
宰、この音楽祭は現在も続いています。

4783523 3枚組 ¥3800
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
CD1 
(1)第1番 ニ長調 作品12の1 (2)第2番 イ長調 作品12の2 
(3)第3番 変ホ長調 作品12の3 (4)第5番 ヘ長調 作品24《春》
CD2 
(1)第4番 イ短調 作品23 (2)第8番 ト長調 作品30の3 
(3)第9番 イ長調 作品47《クロイツェル》  
CD3 
(1)第6番 イ長調 作品30の1 (2)第7番 ハ短調 作品30の2 
(3)第10番 ト長調 作品96
レオニダス・カヴァコス(ヴァイオリン)、
エンリコ・パーチェ(ピアノ)
〔録音〕2012年
現代最高のヴァイオリニストの一人、ギリシャ出身のカヴァコス、デッカ・デ
ビュー盤!
1967年アテネ生まれのレオニダス・カヴァコス。1985年、最年少でシベリウス
国際コンクールに優勝し一躍注目を集め、現在では世界各地の主要オーケスト
ラからの共演オファーが殺到する人気ぶりです。録音活動も積極的で、ECMレー
ベルにはラヴェル&エネスコ作品を、SONYからはモーツァルトなどのアルバム
がリリースされています。カヴァコスは昨年デッカを録音専属契約を結び、そ
の第1弾となるのが当アルバム。いきなりベートーヴェンのヴァイオリン・ソナ
タ全曲という直球勝負で、今回のリリースに対する彼の意気込みが感じられま
す。日本へは、昨年の震災直前、シャイー指揮ゲヴァントハウス管のソリスト
として来日し、サントリーホールの満員の聴衆の前でドヴォルザークの協奏曲
を披露し、観客を圧倒しました。2012年11月にはリサイタルで再来日する予定
となっており、ベートーヴェンのソナタも数曲演奏予定です。

743469(DVD-Video) 2枚組 ¥6450
743470(Blu-ray) ¥3880
ヘンデル:歌劇「ロデリンダ」HWV.19(全曲)
ルネ・フレミング(Sp:ロデリンダ), アンドレアス・ショル(C-T:ベルタリド),
ステファニー・ブライズ(Ms:エドゥイージェ),
ジョセフ・カイザー(T:グリモアルド),
イェスティン・デイヴィス(C-T:ウヌルフォ), シェンヤン(Br:ガリバルド)
演出:スティーヴン・ワズワース, 舞台:トーマス・リンチ
衣装:マーティン・パクレディナス, 照明:ピーター・カゾロウスキー
ハリー・ビケット(指揮&Cemb)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
〔収録〕2011年12月3日、メトロポリタン歌劇場(ライヴ)
メトロポリタン歌劇場ではこれまで基本古典派以降の作品を上演してきました
が、最近のバロック・オペラ復興の流れと、新発想の演出や歌手の起用によっ
て、ここでもバロック芸術が開花しはじめました。2004年に新プロダクション
としてこのメトで上演された「ロデリンダ」の再上演でも圧倒的な美声と表現
力のルネ・フレミング。そして繊細な心理を見事に表現したアンドレアス・
ショル。イギリス・バロック界の実力派ハリー・ビケットの指揮とレチタティ
ーヴォでのチェンバロ。ピリオド奏法を使用した小編成のオーケストラ。決し
て現代的とはいえない古典的な舞台づくりと演出によって、この作品の美の世
界を味あわせてくれます。

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12-08 No.29-2

2012年08月26日 11時28分01秒 | Weblog
<Linn>
CKD 411(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥3580
コレッリ:合奏協奏曲集Op.6 ――
合奏協奏曲第1番ニ長調Op.6-1/合奏協奏曲第2番ヘ長調Op.6-2
合奏協奏曲第3番ハ短調Op.6-3/合奏協奏曲第4番ニ長調Op.6-4
合奏協奏曲第5番変ロ長調Op.6-5/合奏協奏曲第6番ヘ長調Op.6-6
合奏協奏曲第7番ニ長調Op.6-7/合奏協奏曲第8番ト短調Op.6-8
合奏協奏曲第8番ト短調Op.6-8《クリスマス》/合奏協奏曲第9番ヘ長調Op.6-9
合奏協奏曲第10番ハ長調Op.6-10/合奏協奏曲第11番変ロ長調Op.6-11
合奏協奏曲第12番ヘ長調Op.6-12
パヴロ・ベズノシウク(ヴァイオリン&ディレクター)、
エイヴィソン・アンサンブル
2013年で没後300周年を迎えるイタリア・バロックにおけるヴァイオリン音楽の
輝く天才コレッリ。2013年の全4巻(Op.1-Op.6)での完結に向けて始動したベズ
ノシウク&エイヴィソン・アンサンブルによるコレッリの第1弾は「合奏協奏曲
Op.6」!ベズノシウクのヴァイオリン、エイヴィソン・アンサンブルの合奏能
力が冴え渡る"コンチェルティーノ"と"リピエーノ"の対比では、LINNの超ハイ
ファイ録音が見事な効果を発揮してくれることだろう。




<Glossa>
GCD 921626 2枚組 ¥1880
完全限定盤
コンセール・スピリチュエル
- 結成25周年アニヴァーサリー・アルバム"les 25 ans !!!" ――
I.ミュジーク・ルリジューズ(宗教音楽)
- フレマール、ブテイエ、シャルパンティエの音楽
II.デムジュール(行き過ぎ) - ヘンデル、ストリッジョ、パーセルの音楽
III.ジャルダン・スクレ(秘密の園)
- ボワモルティエ、ダジャンクール、ギュスターヴ・シャルパンティエの音楽
IV.オペラ集
- ボワモルティエ:《ダフニスとクロエ》より、
パーセル:《ディドーとエネアス》より、デトシュ:《カリロエ》より、
マレ:《セメレ》より、グレトリ:《アンドロマケ》より、
カンプラ:《ヴェニスの謝肉祭》より
V.私のお気に入りの小さな宝石
- ボワモルティエ、、マレ、デトシュの音楽
エルヴェ・ニケ(指揮)、コンセール・スピリチュエル
フランス革命により活動に終止符が打たれた18世紀の"コンセール・スピリチュ
エル"の名を受け継ぎ、1987年に古楽界の鬼才エルヴェ・ニケが現在のコンセー
ル・スピリチュエルを結成してから今年2012年で25周年!
エルヴェ・ニケとコンセール・スピリチュエルの結成25周年を祝したアニヴァ
ーサリー・アルバムは、四半世紀という長き歳月の中で現代に蘇らせてきた
"フランス・バロック音楽"や、ヘンデル、ストリッジョなどの"古楽革命"を集
めたスペシャル・プログラム!
知られざるフランス・バロック音楽の発掘、復権という大きな役割を担い続け
るニケ&コンセール・スピリチュエル。25年という歳月と功績が凝縮されたア
ニヴァーサリー・アルバムです。
録音:1999年-2011年




<APR>
APR 6010 2枚組 ¥2180
トバイアス・マッセイ・スクールVol.3
- アイリーン・シャラー:電気録音全集&アコースティック録音選集
●HMV/電気録音(1925年-1929年)
パーセル(ヘンダーソン編):
トッカータ=プレリュード、サラバンド&メヌエット
パラディージ:トッカータ イ長調
スカルラッティ:ソナタ集(Kk1、Kk11&Kk159)
J.S.バッハ(ヘス編):主よ、人の望みの喜びよ
ボイス(クラクストン編):ガヴォット
モーツァルト:ピアノ・ソナタ ト長調K.283
メンデルスゾーン:紡ぎ歌Op.67-4
ショパン:
練習曲Op.10-5、ワルツ ホ短調Op.posth、即興曲第1番Op.29、
幻想即興曲嬰ハ短調Op.66
シンディング:春のささやきOp.32
ドビュッシー:アラベスク第2番
●Columbia/電気録音(1929年-1933年)
メンデルスゾーン:アンダンテとロンド・カプリチオーソ ホ長調Op.14
リスト:ハンガリー狂詩曲第12番
ヴェルディ(リスト編):リゴレット・パラフレーズ
ショパン:
幻想即興曲Op.66、練習曲Op.10-11、練習曲Op.10-12、練習曲Op.25-1、
練習曲Op.25-9、練習曲Op.25-6、練習曲Op.25-11《木枯らし》、
練習曲Op.25-12、3つの新しい練習曲第1番、3つの新しい練習曲第2番、
スケルツォ第2番Op.31
リトルフ:スケルツォ*
●HMV/アコースティック録音(1912年-1924年)
スカルラッティ:ソナタ ト長調Kk14
J.S.バッハ:前奏曲とフーガ第3番嬰ハ長調BWV.848
ショパン:
夜想曲Op.48-1、前奏曲Op.28-8、練習曲Op.25-2、葬送行進曲(Op.35より)、
ワルツOp.64-1
シューマン:間奏曲(Op.26より)
リスト:小人の踊り
リスト:ハンガリー幻想曲S.123(抜粋)#
サン=サーンス:アレグロ・スケルツァンド(抜粋)#
ドビュッシー:水に映る影、金色の魚
スコット:黒人の踊り
グッドハート:ティペラリー
アイリーン・シャラー(ピアノ)、
ヘンリー・ウッド指揮*、ロンドン交響楽団*、
ランドン・ロナルド(指揮)#、ニュー・シンフォニー・オーケストラ#
19世期後期-20世紀前半のイギリス・ピアノ界における名教師、トバイアス・
マッセイ(1858-1945)の門下生たちが遺した録音を復刻するAPRの「トバイアス
・マッセイ・スクール」シリーズ。
ヒストリカル・ファンから高く評価を受けた"アイリーン・ジョイス(APR 7502)"、
"ハリエット・コーエン(APR 7304)"に続くシリーズの第3巻は、マイラ・ヘスの
従姉妹としても知られる名ピアニスト、アイリーン・シャラー(1888-1971)!
得意とするショパンから最後の録音となったリトルフに至る1925年から1933年
までの"電気録音"の全集、100年前の1912年の演奏を含む"アコースティック録
音"の選集は、アイリーン・シャラーの至芸を21世紀に伝える貴重なディスク
として重宝されること必至。ヒストリカル・ファン要注目の復刻です!




<Glossa>
GBSADV 001(SACD-Hybrid) 5枚組+ボーナスDVD ¥6150
ベートーヴェン:交響曲全集(2011年新録音、ロッテルダムでのライヴ)
交響曲第1番ハ長調Op.21/交響曲第3番変ホ長調Op.55《英雄》
交響曲第2番ニ長調Op.36/交響曲第4番変ロ長調Op.60
交響曲第6番ヘ長調Op.68《田園》/交響曲第5番ハ短調Op.67《運命》
交響曲第8番ヘ長調Op.93/交響曲第7番イ長調Op.92
交響曲第9番ニ短調Op.125《合唱付き》
天国への九つの階段 - ブリュッヘンが語るベートーヴェンとその音楽
(DVD/日本語字幕付き)
フランス・ブリュッヘン(指揮)、
18世紀オーケストラ、ラウレンス・コレギウム&カントライ、
レベッカ・ナッシュ(ソプラノ)、
ウィルケ・テ・ブルンメルストローテ(メゾ・ソプラノ)、
マルセル・ビークマン(テノール)、
ミヒャエル・テーフス(バス)
日本先行発売!2000セット完全限定 !!
●日本盤のみの2大特典付き !!
1, 日本盤完全限定特典DVD付き(日本語字幕付き/NTSC/約36分)
天国への九つの階段 - ブリュッヘンが語るベートーヴェンとその音楽
『 やれることは全てやったと僕らは自身は自負しても、ベートーヴェンが「お
や、これは私の曲だ」とわかってくれたら、僕はきっと感動する 』
『 ベートーヴェンのオリジナルなテンポを、原則的に僕は尊重する。自分の好
きなテンポでやってたら、何の意味もないと思う。 』  
『 聴く度に、新たなベートーヴェンを発見することになる。それがまた、聴く
者の歓喜となる 』 - ブリュッヘンのインタビューより
※ブリュッヘンのインタビュー、コンサートのライヴ、リハーサル、ロッテル
ダムやイタリアの風景を収録。
2, 解説書全文日本語対訳付き(解説:ロランド・デ・ベール/日本語訳:生塩
昭彦)  



<Somm(Beecham)>
SOMM-BEECHAM 32 ¥1650
ビーチャム・コレクション ――
ベルリオーズ:序曲《海賊》Op.21(録音:1951年3月7日)
グリーグ:古いノルウェーの旋律による変奏曲Op.51(録音:1955年11月27日)
ダンディ:魔の森Op.8(録音:1951年10月21日)*
サン=サーンス:
交響曲第3番ハ短調Op.78《オルガン付き》(1954年10月20日)**
トーマス・ビーチャム(指揮)、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、BBC交響楽団*、
デニス・ヴォ―ン(オルガン)**、トム・マッコール(ピアノ)**、
ダグラス・ガムレイ(ピアノ)**
サン=サーンス「交響曲第3番《オルガン付き》」は、トーマス・ビーチャム
卿が1946年に創設したロイヤル・フィルとの1954年10月20日、ロイヤル・フェ
スティヴァル・ホールでのライヴ・レコーディング。
フランス音楽を得意としたビーチャムにとってサン=サーンスはベルリオーズ
と並ぶ重要な存在だっただけに、晩年の「オルガン付き」のライヴでも熱演が
繰り広げられている。

SOMM-BEECHAM 31 ¥1650
ビーチャム・コレクション ―― ヘンデル:合奏協奏曲Op.6-10*
R・シュトラウス:
交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》Op.28*
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番
R・シュトラウス:交響詩《ドン・ファン》Op.20
ラヴェル:スペイン狂詩曲
トーマス・ビーチャム(指揮)、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
当初フルトヴェングラー&ベルリン・フィルの公演が予定されていたが、フル
トヴェングラーの逝去により、指揮者とオーケストラがビーチャム&ロイヤル
・フィルへと交代となった1955年1月ロイヤル・フェスティヴァル・ホールで
のコンサートのライヴ。
バッハ、ヘンデル、R・シュトラウス、ラヴェルというプログラムでも持ち前
の幅広いレパートリーを活かしたビーチャム&ロイヤル・フィルは、"代役"か
ら完全な"主役"となり聴衆を熱狂させている。
1955年1月18日&20日*、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールでのライヴ録音。

SOMM-BEECHAM 30-2 2枚組 ¥3300
グレトリ:歌劇《ゼミールとアゾール》(ビーチャム校訂&編曲版)
トーマス・ビーチャム(指揮)、
ボーンマス交響楽団、
ベルナール・ルフォール(バリトン)、ミシェル・アメル(テノール)、
ミシェル・セネシャル(テノール)、ユゲット・ブーランジョ(ソプラノ)、
アーダ・マンディキアン(ソプラノ)
19世紀のフランス音楽だけでなく、18世紀後半のフランス・オペラでも優れた
演奏を残しているトーマス・ビーチャム。
1955年5月16日のバース・ロイヤル・シアターで上演されたアンドレ・モデス
ト・グレトリ(1741-1813)の代表作「ゼミールとアゾール」は初CD化。グレト
リやメユールのオペラの貴重な初稿版のスコアを所蔵していたビーチャム自身
の手により校訂、編曲が行われた版を使用している。




<Somm(Celeste)>
SOMMCD 0113 ¥1780
ジュベア:弦楽四重奏曲集 ――
弦楽四重奏曲第1番変イ長調Op.1(世界初録音)/弦楽四重奏曲第2番Op.91*
弦楽四重奏曲第3番Op.112(世界初録音)
ブロドスキー弦楽四重奏団〔ダニエル・ローランド(ヴァイオリン)、
イアン・ベルトン(ヴァイオリン)、ポール・キャシディ(ヴィオラ)、
ジャクリーン・トーマス(チェロ)〕
フランス人の父とオランダ人の母を持ち、南アフリカのケープタウンで生まれ
たイギリスの作曲家ジョン・ジュベア(1927-)。結成40周年を迎えたブロドスキ
ー弦楽四重奏団による斬新かつ新鮮な和声法を特徴とするジュベアの弦楽四重
奏曲集は、作曲者の生誕85周年記念リリースとなる。
「第1番」と「第3番」は今回が世界初録音であり、「第2番」もブロドスキー
弦楽四重奏団によって行われた世界初録音の演奏を収録。
2011年6月25日-26日&2006年2月20日*の録音。

SOMMCD 0114 ¥1780
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集Vol.1 ――
ピアノ三重奏曲第2番ト長調Op.1-2/アレグレットWoO.39
14の変奏曲変ホ長調Op.44/ピアノ三重奏曲第5番ニ長調Op.70-1《幽霊》
グールド・ピアノ・トリオ〔ルーシー・グールド(ヴァイオリン)、
アリス・ニアリー(チェロ)、ベンジャミン・フリース(ピアノ)〕
ブラームス(Quartz)やドヴォルザーク(Champs Hill Records)の録音で名声を
確立し、2011-12シーズンで結成20周年を迎えたイギリスのアンサンブル、グ
ールド・ピアノ・トリオがソム(Somm)を舞台に、ベートーヴェンの「ピアノ
三重奏曲集」のレコーディングを開始!
ドイツ音楽との相性の良さは、ブラームスで実証されており、ヨーロッパ室内
管の第2ヴァイオリンの首席奏者、ルーシー・グールドたちの活躍が楽しみ。
2011年10月5日、ブランドン・ヒル、セント・ジョージ教会(ブリストル)での
ライヴ録音。

SOMMCD 0111 ¥1780
ブリス:ピアノ作品集Vol.1 ――
幻想ワルツ集/トッカータ/間奏曲/練習曲/ピアノ・ソナタ/メイ=ツェー
ピアノのための組曲/ミニアチュア・スケルツォ
マーク・ベビントン(ピアノ)
代表作「色彩交響曲」や「チェック・メイト」で知られ、英国の王室楽長とい
う栄えある地位にあったイギリスの大作曲家アーサー・ブリス(1891-1975)の
ピアノ作品全集第1巻。
アイアランドやブリッジ、バックス、デイル、ハールストーンなど近代イギリ
スのピアノ音楽を弾き続けるスペシャリスト、マーク・ベビントンの両手がブ
リスでも精彩を放つ。2011年1月&2010年8月の録音。

SOMMCD 0112 ¥1780
ディーリアス:2台ピアノ編曲版管弦楽作品集Vol.1 ――
ダンス・ラプソディ第1番(グレインジャー編)
春初めてのかっこうを聞いて(シュミット=ヴンストルフ編)
ブリッグの定期市(ヘゼルタイン編)
交響詩《人生と愛の詩》(ガーディナー&フェンビー編)
夏の歌(フェンビー編)/ラ・カリンダ(トリンブル編)
竹ノ内博明(ピアノ)、サイモン・キャラハン(ピアノ)
ソム(Somm)のフレデリック・ディーリアス(1862-1934)の生誕150周年記念リリ
ースは、管弦楽作品の"2台ピアノ編曲集"!
イギリス在住の日本人ピアニスト、竹ノ内博明が弾くシリーズ第1集には、
「ブリッグの定期市」や「夏の歌」などディーリアスの名曲の2台ピアノ版を
収録。ディーリアン要注目!2011年4月の録音。

SOMMCD 0110 ¥1780
ラフマニノフ:前奏曲全集 ――
前奏曲嬰ハ短調Op.3-2/前奏曲集Op.23/前奏曲集Op.32
ピーター・ケイティン(ピアノ)
1948年にウィグモア・ホールのリサイタルでピアニストとしてのキャリアをス
タートさせたイギリスの大ベテラン・ピアニスト、ピーター・ケイティン
(1930-)。1971年に録音が行われユニコーン(Unicorn)からリリースされていた
ラフマニノフの「前奏曲全集」が80歳記念として復刻リリース。録音から40年
以上が経過した現在もその存在感は不変である。1971年の録音。

SOMMCD 0105 ¥1780
シェイベル(セイバー):無伴奏合唱作品集 ――
ユーゴスラビア民謡集、3つのハンガリー民謡、2つの戦士の歌、
ミサ・ブレヴィス、シルミオ、2つのマドリガル、
スリー・ナンセンス・ソングス、3つの恵み、2つのポークチョップ
カーン:戦士たちの告別/ギブス:グローリア
コダーイ:われら生のただ中にありて
ハワード・ウィリアムズ(指揮)、21世紀合唱団
後半生はイギリスを活躍の場としたハンガリー生まれの作曲家シェイベル・マ
ーチャーシュ(1905-1960)の無伴奏合唱作品集。
ユーゴスラビアの民謡を採り入れた作品など、南スラヴやハンガリーの伝承音
楽を題材とした合唱が代表作である。2011年10月の録音。




<Somm>
SOMMCD 246 ¥2180
ヴォーン・ウィリアムズ:ピアノと管弦楽のための幻想曲
マサイアス:ピアノ協奏曲第1番、ピアノ協奏曲第2番(全曲世界初録音)
マーク・ベビントン(ピアノ)、
ジョージ・ヴァス(指揮)、アルスター管弦楽団
グレアム・パーラット博士の校訂によるヴォ―ン・ウィリアムズの「幻想曲」、
作曲者の娘リーアノン・マサイアスとジェライント・ルイスの校訂によるマサ
イアス「ピアノ協奏曲第1番」と1961年に初演された「ピアノ協奏曲第2番」。
世界初録音となるイギリスのピアノ協奏曲3作品と、近代イギリス音楽の名手
マーク・ベビントンという組み合わせが頼もしい。2011年5月の録音。

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12-08 No.28-1

2012年08月26日 11時27分36秒 | Weblog
<QUERSTAND>
VKJK 1214(SACD-Hybrid) ¥2250 ※8月末までのご注文特価 ¥1980
日本語オビ・解説付き
ブルックナー:交響曲第2番ハ短調
(1872年稿、キャラガン校訂版)
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
録音:2012年3月8-11日ライプツィヒ・ゲヴァントハウスにおけるライヴ
ブルックナーの交響曲第2番は、この作曲家の他の作品とは明らかに異なるス
タイルで書かれている。よく知られる休止の多用。そして、前半の二楽章が長
大で、後半の二楽章が短いという特徴を持つ。ブロムシュテットはいつものよ
うにきびきびとした快速テンポを採用している。休止も、矯めに矯めて止まり、
立ち上がるというような効果、演出など、禁欲的にしない。だから人によって
は生真面目に過ぎると思われるかもしれない。しかし、これは前半が長いこと、
後半が短いことを承知したブロムシュテットが、全体のバランスを考えて行っ
ている知的な理由に起因するのだ。
それゆえに前半は充実しているけど、後半尻つぼまりだなあという印象が全く
ないばかりか、フィナーレの豪快さが第1番のフィナーレを想起させるユニー
クな解釈となっている。思えば、ブルックナーというとオルガン奏者という
側面が強調され、延々とつづく残響がなければ本当でないという誤解が多いの
ではないか?ブロムシュテットはそうした勘違いを払拭してくれる。

VKJK 1215(SACD-Hybrid) ¥2250 ※8月末までのご注文特価 ¥1980
日本語オビ・解説付き
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
(コールス校訂版,2000年)
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
録音:2011年11月24-26日ライプツィヒ・ゲヴァントハウスにおけるライヴ
ブルックナーの交響曲第9番は、壮麗極まりない作品である。第一楽章などを
聴いているとやはり、マーラーにも通じる現代音楽への扉がこの曲にもあるこ
とを教えてくれる。楽器がどんどん少なくなっていく第三楽章の終結も後年の
ショスタコーヴィチなどにも共通する虚無感がある。但し、古典解釈の権化ブ
ロムシュテットだけのことはある。徒に新しさを求めるのではなく、ハイドン
並のシンプルさをこの曲に見出し、ベートーヴェンの後継者としてのブルック
ナー、古典交響曲の極北として、ブルックナー最後の傑作を紡ぎだす。故に、
作品がシンプルに見える。言い方が悪ければプリミティヴに感じる。混濁した
ところは一切なく、澄んだ水底に光る美しい石のようにこの曲を再現していく。
特に感動したのは、第2楽章の運動神経の確かさ。第三楽章に於ける微細な戸
惑いと揺れ(これまであまりブロムシュテットから感じなかった新しい美点だ!)
である。そしてり合理性、整合性。未完の傑作ではなく、三楽章で完成してい
ることをブロムシュテットは明示する。

VKJK 1230(SACD-Hybrid) 9枚組 ¥21250
ブルックナー:交響曲全集
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
録音:2005年-2012年ライプツィヒ・ゲヴァントハウスにおけるライヴ
分売で出ていた以下のセット化。
第1番(VKJK1115)、第2番(VKJK1214)、第3番(VKJK1017)、
第4番(VKJK1018)、第5番(VKJK0931)、第6番(VKJK0816)、
第7番(VKJK0708)、第8番(VKJK0604)、第9番(VKJK1215)

VKJK 1202 2枚組 ¥3360
フェルディナント・ヒラー(1811-1885):
オラトリオ《エルサレムの崩壊》Op.24
グレゴール・マイヤー指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス合唱団、
ライプツィヒ・ヴォーカル・コンソート
グドルン・シドニー・オットー(Sop)、アンネッテ・マルケルト(Alt)、
パトリック・グラール(T)、トビアス・フンガー(T)、
ダニエル・オチョア(Br)
録音:2011年11月
ヒラーはフランクフルト出身のドイツのロマン派音楽の作曲家でユダヤ系の裕
福な家庭に生まれる。メンデルスゾーンとも深い親交があり、指揮者、ピアニ
スト、教育者としても活躍。歌劇、オラトリオ、カンタータ、室内楽、協奏曲
など多くの作品を残した。作風は典型的な中期ロマン派で、メンデルスゾーン
らの影響を強く感じさせる一方、J.S.バッハ研究による成果も随所に表れてい
る。

VKJK 1210 ¥1680
「バッハとチャット」
ヨハネス・ゲプハルト(b.1969):コンチェルト・フォー・アス
デヴィット・ティム(b.1969):君は僕と一緒
エデン・アーベス(1908-1995):ネイチャー・ボーイ
ヨハネス・ゲブハルト:ジーザス・グルーヴ
ダニエル・シュマール(Trp,フリューゲルHr)
ヨハネス・ゲブハルト(Org,Pf)、
ヴォルフラム・ディックス(Perc)、
ヤン・ホッペンシュテット(Bass)
録音:2010年10月
バッハの作品をジャズ風にパラフレーズしたフュージョン系音楽のアルバム。

VKJK 1219 ¥1680
「音の世界」-ボッフム・ルール大学大ホールの大クライス・オルガン
J.S.バッハ:前奏曲とフーガBWV541、ソナタBWV527
ルードヴィヒ・ニールセン(1906-2001):
オルガン幻想曲《ニダロスドーメンの鐘》
ウィリアム・ロイド・ウェバー(1914-1982):
前奏曲-オルガンのための3つの演奏会用小品より
リスト:《泣け・非難せよ・提供せよ・狼狽せよ》による変奏曲
サン=サーンス:2つの幻想曲Op.101
ヴィドール:オルガン交響曲第1番よりトッカータ
メシアン:主イエスの降誕のための9つの瞑想-第9曲《私たちと神》
ヨハネス・ウンガー(Org)
録音:2012年2月
ウンガーは1976年ドイツ・ザクセン出身のオルガニスト。2000年にライプツィ
ヒで行われた第12回国際J.S.バッハ・コンペティションで優勝している。バッ
ハからリスト、メシアンまで文字通り古今東西のオルガン作品が収録され、長
いオルガン音楽の歴史をこれ一枚で堪能できる。

VKJK 1222 ¥1680
ヤダスゾーン(1831-1902):ピアノ四重奏曲ハ短調Op.77
メンデルスゾーン:ピアノ四重奏曲ヘ短調Op.2
シューマン:ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.47
ライプツィヒ・ピアノ四重奏団
録音:2012年3月
ライプツィヒに縁の深い中期ロマン派の作曲家たちによるピアノ四重奏曲集。
ヤダスゾーンはライプツィヒ音楽院の名教師として多くの作曲家を育て、対位
法の名教科書も残した。ライプツィヒ・ピアノ四重奏団のメンバーいずれもラ
イプツィヒ音楽院と何らかの関わりのある演奏家たちである。





<若林工房レーベル(日本)>
「ミューズと前衛 -革命前夜のロシア・ピアノ音楽」
WAKA 4164-65 2枚組 ¥3600
●disc-1
スクリャービン:5つのプレリュード Op.74 /
ピアノ・ソナタ 第10番 Op.70 / 2つの詩曲 Op.69
ルリエ:大気のかたち/
プロコフィエフ:風刺 Op.17/
ロスラヴェッツ:5つのプレリュード(1919-22)より第2番・第4番・第5番
●disc-2
メトネル:ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.25-2「夜の風」
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
録音:2012年5月、新川文化ホール(スクリャービン&ルリエ)(DSD録音)
2010年9月、新川文化ホール(プロコフィエフ&ロスラヴェッツ)
(96kHz/24Bit digital録音)
2009年10月2日、HAKUJUホール(東京)におけるライヴ録音(メトネル)
(96kHz/24Bit digital録音)
様々な音楽的実験が繰り広げられていた1910年代、革命前夜のロシア音楽に焦
点をあてたアルバム。スクリャービン(1872-1915)後期の「終末」の精神世界。
ルリエ(1892-1966)作品にみられる幾何学的要素。プロコフィエフ(1891-1953)
の鮮烈なアイロニー。そして「音組織の新体系」へと突き進んでゆくロスラ
ヴェッツ(1881-1944)。いっぽうで保守的な作風を保ちながらも「抒情の革新」
を試みたメトネル(1880-1951)。
進境著しいロシアのピアニスト、メジューエワ独自のパースペテクティヴによ
り、この時代のロシア音楽の豊穣さが改めて浮き彫りにされます。なお、アル
バム・タイトルはメトネルの著書名「ミューズと流行(ファッション)」(1935)
に掛けたもの。超難曲として知られるメトネルのソナタ「夜の風」のライヴ録
音も話題を呼びそうです。

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12-08 No.28-2

2012年08月26日 11時25分50秒 | Weblog
<ARTHAUS>
108062(Blu-ray) ¥5650
101648(DVD-Video) 2枚組 ¥6280
日本語字幕あり
ロッシーニ:歌劇「シジスモンド」全曲※世界初映像
2幕、ジュゼッペ・フォッパ台本、カルロ・コッチャのオペラ「森の女」原作
ボーナス映像…メイキング・オブ・シジスモント
シジスモンド…ダニエラ・バルチェローナ(コントラルト)
ウルデリコ/ツェノヴィート…アンドレア・コンチェッティ(バス)
アルディミーラ…オルガ・ペレチャッコ(ソプラノ)
ラディスラオ…アントニーノ・シラグーサ(テノール)
アナジルダ…マヌエラ・ビシェリエ(ソプラノ)
ラドスキ…エネア・スカラ(テノール)
ボローニャ歌劇場管弦楽団&合唱団
ミケーレ・マリオッティ(指揮)
ジュリオ・ザッパ(フォルテピアノ)
サラ・ナンニ(チェロ…通奏低音)
ダミアーノ・ミキエレット(舞台演出)
テツィアーノ・マンシーニ(映像監督)
パオロ・ファンティーニ(映像デザイナー)
カルラ・テティ(衣装デザイナー)
アレッサンドロ・カルレッティ(照明デザイナー)
2010年ペーザロロッシーニ音楽祭ライブ収録
収録時間:164分+19分(ボーナス映像)
字幕:伊(オリジナル),英,独,仏,西,日,韓
1814年、ロッシーニ22歳の時に作曲されたこのシジスモンドは、間違いなく彼
の自信作であったにも拘わらず、初演は不評であリ、多くの観客は退屈を隠せ
なかったといいます。確かに筋立てには手に汗を握るものがあり、王の妄想に
翻弄される妻と、王をそそのかす宰相の扱いは面白く、また音楽も豊かで美し
いのですが、どうしても、その物語自体に感情移入しにくいのが最大の難点な
のかもしれません(ロッシーニは「台本の不出来」と評していたようです)。
しかし、転んでもただでは起きぬロッシーニ、この曲の素材は多くの作品に使
いまわされることとなり、ある曲は「チェネレントラ」へ、またある曲は「セ
ビリアの理髪師」へと生まれ変わり、それらは今でも私たちの耳を楽しませて
くれています。そんな珍しいオペラのタイトルロールを歌うのは、名花バル
ツェローナ。ヴェルディ、ロッシーニ歌手としてひっぱりだこの彼女は、この
オペラでも素晴らしい存在感と音楽性を示します。彼女演ずる「狂気に陥った
王」が住まうのは精神病棟であり、妄想と現実を揺れ動くという演出も秀逸で
あり、悪役であるラディスラオ役のシラクーザ、王妃役のペレチャッコともど
も、迫真の演技でこの作品に輝きを与えています。

101643(DVD-Video) 2枚組 ¥6280
108058(Blu-ray) ¥5650
日本語字幕あり
リゲティ:歌劇「グラン・マカーブル」全曲※世界初映像
2幕作曲者&ミヒャエル・メシュケ台本、
ミシェル・ド・ゲルドロードによる戯曲「大いなる死者のバラード」原作
〈ボーナス映像〉「死への恐怖」-メイキング・オブ・グラン・マカーブル
ミヒャエル・ボーダーへのインタヴュー
大酒呑みのピート…クリス・メリット(T)
アマンド…イネス・モラレーダ(Ms)
アマンダ…アナ・プーシェ(S)
ネクロツァール…ヴェルナー・ファン・メヒェレン(B-B)
アストラダモルス…フロード・オルセン(B)
メスカリーナ…ニン・リャン(Ms)
ヴェーヌス/ゲポポ…ブライアン・ハニンガン(S)
ゴーゴー王子…ブライアン・アサワ(C-T)
白大臣…フランシスコ・ヴァス(テノール)
黒大臣…シモン・ブッタリス(Br)
リセウ大歌劇場交響楽団&合唱団
ミヒャエル・ボーダー(指揮)
アレックス・オリュ(ラ・フラ・デルス・バウス…舞台演出)
バレンティナ・カラスコとのコラボレーション
アルフォンス・フローレス(装置)
フランク・アレウ(映像)
ルック・カステルス(衣装デザイン)
ピーター・ヴァン・プレート(照明デザイン)
ホセ・ルイス・バッソ(合唱指揮)/シャビ・ボーベ(映像監督)
2011年11月バルセロナ,リセウ大劇場ライブ収録
収録時間:122分+42分(ポーナス映像)
字幕:英(オリジナル),伊,独,仏,西,カタロニア,韓,日
徹頭徹尾「シモネタ」に彩られた問題作。嫌いな人が見たら卒倒間違いなし。
もちろん良い子も観てはダメ。でも、これは「人間の本質」であり、誰もが一
皮むけば同じこと。舞台上の豊満な女体は、どこもかしこも穴だらけ。登場人
物は乳房から、また***から出入りを繰り返す。その女体も見方を変えれば
骸骨となる。それが真実。「12個のクラクション」を用いるクラクション・プ
レリュードで知られる、様々なコラージュを施されたリゲティの音楽も、どこ
かよそよそしく、また真実をついているのでは。

108057(Blu-ray) ¥3450
※特別価格
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」
3幕のオペラ、フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ台本、
ヴィクトル・ユゴーによる戯曲「王は楽しむ」原案
2012年特別サンプラー収録(101206と同内容)
リゴレット・・・レオ・ヌッチ(バリトン)
ジルダ・・・エレナ・モシュク(ソプラノ)
マントヴァ公爵・・・ピョートル・ベチャーラ(テノール)、他
チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団
ネルロ・サンティ(指揮)
ギルベルト・デフロ(演出)
ウィリアム・オルランディ(舞台装置)
ユルゲン・ホフマン(照明)
2006年、チューリヒ歌劇場でのライヴ収録
収録時間:128分+ボーナス130分(ARTHAUSから発売中のBlu-ray45作品の見どこ
ろを収録)
字幕:伊(オリジナル)・英・独・仏・西・韓
悲劇的な物語の行く末は、すでに重々しい序曲から暗示されています。ポーラ
ンド出身の俊英、ベッチャーラの輝くような高音、最近人気急上昇のソプラノ、
モシュクの底力を秘めた清純さ、そして芸達者ヌッチのリゴレットがぴりりと
全曲を締めています。幕ごとに変化する照明も見事。歌唱、音楽、視覚、全て
が溶け合った興奮をお届けいたします。
2012年のサンプラー映像もついた特別価格。

100235(DVD-Video) ¥5650
バレエ「シンデレラ」
音楽…セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953)
振付…マラン・マギー
シンデレラ…フランソワーズ・ジュイエ/継母…ドミニク・レーヌ/
姉妹たち…ジェーン・プレステッド,ダニエル・パテール
父…パトリック・アゾパルティ/妖精の母…ナタリー・ドゥラシース
王子…ベルナール・コシャール
リヨン国立歌劇場管弦楽団
ヤコフ・クライスベルク(指揮)
追加音楽…ジーン・シュワルツ/装置&衣装…モンセラート・カサノバ
照明…ジョン・スプラッドベリー
1989年リヨン国立バレエ/収録時間:87分
フランスの名コレオグラファー、マギー・マランの振付で観るプロコフィエフ
の名作バレエ「シンデレラ」です。マランは1951年、スペインからの亡命者で
あった両親の元に、フランスのトゥールーズで生まれ、幼い頃からクラシック
・バレエを学び、最初はパリ国立高等音楽学校・舞踊学校に進学、ストラスブ
ール・バレエ団で、クラシック・バレエのダンサーとなりますが、コンテンポ
ラリー・ダンスに興味を持ち、1970年からはモーリス・ベジャールの主宰する
「ムードラ・バレエ・スクール」に入学、その後、1974年に「20世紀バレエ団」
に入団し、コンテンポラリー・ダンサーとしての才能を開花させます。1977年
に退団、アルシュ・バレエ・シアターを結成し、その翌年にはコレオグラファ
ーとしても認められ、素晴しい作品を創り上げることになるのです。この「シ
ンデレラ」は登場人物が皆、無表情のかぶり物を付けることで、等身大の人形
に変化するという設定で、彼らは生命を吹き込まれることで、初めて動きを得
ることができるのです。全てはおもちゃ箱の中の世界であり、妖精はロボット
であり、シンデレラはおもちゃの車に乗って王子と舞踏会ででかけるのです。
ここで観る者は全て、子ども時代を思い出すとともに、時として挿入される録
音された子どもの声に攪乱され、少しずつ、この不思議な世界へと惹きこまれ
ていくことでしょう。

101582(DVD-Video) ¥5650
サシャ・ヴァルツ:「ケルパー(身体)」三部作より第1部「ケルパー」
ボーナス(スペシャル・フィーチャー):
バレエ・カンパニーへの導入(101507の分売品)
サシャ・ヴァルツとゲストたち/振付…サシャ・ヴァルツ
音楽…ハンス・ペーター・クーン
装置…トーマス・シェンク,ハイケ・シュッペリウス,サシャ・ヴァルツ
衣装…ベルント・スコジック
照明…ヴァレンタン・ガッレ,マルティン・ハウク
ベルリン シャウビューネ劇場 ライブ収録
パリ市立劇場公演 共同制作
映像…イェルウ・イェスヘル,ブリギッテ・クレーマー
収録時間:59分+30分(ボーナス)
字幕:独,英,仏,西(ボーナス部)
最近、日本でも大人気のコレオグラフィー、サシャ・ヴァルツの代表作である
(三部作)の第1部である「ケルパー」。解剖学的な見地に立った身体を追求する
という名目であるけれど、このダンスはもっと不可解であり、観る者たちの価
値観が根本的に覆されるかもしれないほどの深い意味を持ったもの。とりあえ
ず「身体」というものは、まず生命の起源であり、感情の泉であり、また生活
のための道具であるということを認識させてくれるでしょう。例えば、そのよ
うな重要な意味を持つ「身体」は単なる肉であること。背中や腹など至るとこ
ろの肉をつかまれ、身体を吊り下げられるダンサーたち。痛々しさと神々しさ、
そして確実にその内部の存在する骨と内臓・・・。そして、彼らは次にその内
臓の在処をペンで塗りたくり、その存在を露わにするのです。確かに解剖学的
見地かもしれませんが、ここにはもっと濃密で、確かなエロティシズムがあり、
そして爆発的なエネルギーもあります。ダンサーたちの身体が積みあがって出
来上がった記念碑は、単なる肉の塊でありながら、そこに強大なる意思が見え
てきます。

101631(DVD-Video) ¥5650
サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」全曲
3幕 フェルディナン・ルメール 台本
サムソン…ホセ・クーラ(テノール)
ダリラ…ユリア・ゲルセワ(メゾ・ソプラノ)
ダゴンの大司祭…シュテファン・シュトール(バリトン)
アビレメック…ルーカス・シュミット(バス)
老ヘブライ人…ウルリッヒ・シュナイダー(バス)
バーデン州立カールスルーエ歌劇場管弦楽団&合唱団
ヨッヘム・ホッホシュテンバッハ(指揮)
ホセ・クーラ(舞台演出・装置デザイン)/ゲルト・マイアー(照明)
2010年10月22/24日バーデン州立カールスルーエ歌劇場 ライブ収録
字幕:仏(オリジナル),英,独,西,伊,韓
旧約聖書「土師記」に登場する怪力男サムソンの物語。力と欲望、憎悪、聖な
る戦い。そして恐らくうわべだけの愛。第2幕で歌われる美しいアリア「私の心
はあなたの声に開く」も、恐らくデリラの本心ではないでしょう。しかしここ
に使われている音楽は果てしなく魅力的。あのフランツ・リストも心奪われた
歌劇です。名テノール、ホセ・クーラもこの作品をとりわけ愛しているようで、
この上演では、彼自身がサムソンを歌うだけでなく、舞台演出から装置デザイ
ンまでをも手掛けています。デリラ役のゲルセワは「エドガール」でクーラと
共演しているメゾ・ソプラノです。甘く深い声が魅力です。

101640(DVD-Video) ¥3450
ミュージック・イン・ジ・エア -テレビ放送におけるクラシック音楽の歴史
ライナー=E.モリッツによる映像
演奏: (出演)グレン・グールド/ヘルベルト・フォン・カラヤン
アンナ・ネトレプコ/レナード・バーンスタイン
イーゴリ・ストラヴィンスキー/アルトゥーロ・トスカニーニ
ピエール・ブーレーズ/ヨナス・カウフマン・・・他、多くの人々
収録時間:85分
字幕:英語(オリジナル),ドイツ語,フランス語,スペイン語,イタリア語
極めて初期のアーカイヴ画像であるトスカニーニやバーンスタインの画像、も
しくはストラヴィンスキーの「火の鳥」は貴重であると同時に、カメラがとら
えた「音楽」の一部の世界でもあります。ご家庭がコンサートホールになる一
瞬。テレビを見る喜び。これらを認識させる興味深い映像です。

101644(DVD-Video) ¥5650
ヴェルディ:歌劇「オテッロ」全曲
4幕 アッリーゴ・ボイト 台本、
シェークスピアによる戯曲「オセロー、またはヴェニスのムーア人」原作
オテッロ…ハンス・バイラー(T)/ヤーゴ…ウィリアム・ドゥーリー(Br)
デズデモーナ…レナータ・テバルディ(S)/カッシオ…マリオ・フェラーラ(T)
ロドリーゴ…カール=エルンスト・メルカー(T)
エミーリア…ジークリンデ・ヴァグナー(Ms)
ロドヴィーコ…イヴァン・サルディ(B)/モンターノ…ペッカ・サロマー(B)
伝令使…ハンス=ディートリッヒ・ポール(B)
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団
ジュセッペ・パターネ(指揮)
ハンス=ペーター・レーマン(舞台演出)
ヴィルヘルム・ライキング(装置&衣装)
ヴァルター・ハーゲン=グロール(合唱指揮)
1962年ベルリン・ドイツ・オペラ ライブ収録/収録時間:155分
字幕:伊(オリジナル),独,英,仏,西
この映像では、デズデモーナ役のレナータ・テバルディに焦点が当てられてい
ます。彼女は1950年のロンドン、コヴェント・ガーデン王立歌劇場でこのデズ
デモーナを歌いましたが、これが大好評であり、その4年後のメトロポリタン
歌劇場でも同役を歌い、以降常連の出演者となりました。その後の彼女の活躍
はご存知の通りで、まさにマリア・カラスと人気を二分し、数々の名歌手との
共演や、数多くの録音を行い、指揮者トスカニーニからは「天使の声」と呼ば
れるなど、素晴しい活躍をしています。1961年5月にベルリンでコンサートを
開催し熱狂的に歓迎された彼女は、「また戻ってくること」を聴衆に約束。そ
して1962年8月に大勢の聴衆とSender Freies Berlin(SFB)のテレビカメラの前
で、この「オテッロ」を演じたのです。

101655(DVD-Video) ¥3450
クラシック音楽と冷戦 -German Democratic Republic
(GDR…ドイツ民主共和国=東ドイツ)の音楽家たち
(出演アーティスト、そして現代の証人たち)ヘルムート・シュミット/ペータ
ー・シュライアー/クルト・マズア/テオ・アダム/オトマール・スイトナー
/ヨッヘン・コヴァルスキ/クリスティーネ・ミーリッツ/ジークフリート・
マシューズ/ヴァルター・フェルゼンシュタイン 他
収録時間:52分/音声:ドイツ語/字幕:伊,英,仏,西,日
この映像は、東ドイツの文化を愛する「特権階級」の人々の姿と、抑圧された
東ベルリン労働者たちの姿を重ね合わせ、また、「音楽、演劇、スポーツでは
西ドイツを大きくリードした」とされていた文化面の綻びを抉り出すべく、多
くの人々の証言をつなぎ合わせることで、大きな問題を提起しています。

101660(DVD-Video) ¥5650
モンテヴェルディ:歌劇「ウリッセの帰還」 プロローグと3幕
日本語字幕あり
ジャーコモ・バドアーロ 台本、ホメロス「オデュッセイア」より 原作
ペネーロペ(ウリッセの妻)…ヴェッセリーナ・カサロヴァ(Ms)
メラント(ペネーロペの若い侍女)…マリン・ハルテリウス(S)
ミネルヴァ/アモーレI…イザベル・レイ(S)
フォルトゥーナ(運命)/ジュノーネ…マルティナ・ヤンコーヴァ(S)
エリクエア(乳母)…コルネリア・カリッシュ(Ms)
フマナ・フラジリタ(人間のはかなさ)/ウリッセ…ディートリッヒ・ヘンシェル(Br)
テレーマコ…ヨナス・カウフマン(T)
イーロス…ルドルフ・シャシング(T)
アンティノー…ラインハルト・マイール(B)
ピサンドロ…マーティン・ツァイセット(T)
エウメーテ…トーマス・モーア(T)
アンフィニーモ…マルティン・オーロ(C-T)
ネットゥーノ…パヴェル・ダニルク(B)
イル・テンポ(時)…ジュセッぺ・スコルシン(バス)
ジョーヴェ…アントン・シャリンガー(B-Br)
エウリーマコ…ボグスラフ・ビジンスキ(T)
チューリヒ歌劇場 ラ・シンティッラ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
クラウス=ミヒャエル・グルーバー(舞台演出)
ジル・アイヨー(装置デザイン)
エバ・デッセッカー(衣装デザイン)
ユルゲン・ホフマン(照明デザイン)
フェリックス・ブライザハ(映像監督)
2002年チューリヒ歌劇場 ライブ収録/収録時間:155分
字幕:伊(オリジナル),独,英,仏,西,日,韓
ウリッセとはオデュッセウスのイタリア名。ギリシア神話の英雄です。この役
にぴったりのヘンシェルの雄姿、貞淑な妻を演じるカサロヴァの見事な演技、
これらが、この古典の名作を見事なまでに造形しています。またシンプルで美
しい装置は、観る者の想像力をかき立てることはあっても、決して物語の理解
を阻むことはありません。なんといっても素晴らしいのがアーノンクールの音
楽作り。ピリオド楽器の繊細な響きを存分に生かしながらも、アーノンクール
らしい押しの強さも健在であり、ともすれば冗長になりがちなこの時代の歌劇
をぴりりと引き締めています。

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12-08 No.27

2012年08月26日 11時25分28秒 | Weblog
<STRADIVARIUS>
STR 33880 2枚組 ¥2900
サヴェリオ・メルカダンテ(1795-1870):
無伴奏フルートのためのアリアと奇想曲集
「様々なアリア集」から
ロッシーニの「アルミーダ」より Cara per te quest'anima
メルカダンテの「ヴェルギーのガブリエッラ」より Ombra che a me d'intorno
モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」より La ci darem la mago
ロッシーニの「イギリスの女王エリザベッタ」より Bell'alme generose
パエールの「フィッツヘンリーのアニェーセ」より
Come la nebbia al vento fuggi mia verde eta
ロッシーニの「アルミーダ」より D'amor al dolce impero
ロッシーニの「リッカルドとゾライデ」より
Ah, nati e ver noi siamo / Sol per amarci ognor
ロッシーニの「エジプトのモーゼ」より Dov'e mai quel core amante
ロッシーニの「オテッロ」より Assisa a' pie d'un salice
ロッシーニの「リッカルドとゾライデ」より
O cangia il mio destino / O qui degg'io spirar
20の奇想曲
ステファノ・パッリーノ(フルート)
録音:2010年7月29-31日、聖ロレンツォ教会、エウピーリオ、コモ県、イタリア
ステファノ・パッリーノはイタリアのボルミーオに生まれ、1990年にミラノの
G・ヴェルディ音楽院を卒業後、マクサンス・ラリュー(ジュネーヴ音楽院)、
パトリック・ガロワ(パリ国立音楽学校)、ウィリアム・ベネット(ロンドン王
立音楽学校)、ペーター=ルーカス・グラーフ(イタリア、ビエッラのL・ペロー
ジ国際アカデミー)他のに師事し、数々のコンクールに入賞。国際的演奏活動
のかたわら後進の指導にも力を注いでいます。

STR 33927 ¥1850
ジョン・ケージ(1912-1992):
エレクトロ・ミュージック・フォー・ピアノ(1964)
4-7 / 8-13 / 22, 23, 26, 30, 31, 37-39
55, 56, 53, 54, 57, 60-64, 66-68 / 45, 41-43, 51, 52
69-84 / 30, 31x4(coda)
チーロ・ロンゴバルディ(ピアノ)
アゴスティーノ・ディ・シピオ(コンピューター、ライヴ・エレクトロニクス)
録音:2011年12月21日、スタジオ・イル・パルコ、ナポリ、イタリア

STR 57913 ¥1850
ピエトロ・ルーカ・コンジェード(1977-):
ノットゥルノ「アンナ・リヴィア・プルラベッラ」
(ジェイムズ・ジョイスの「フィネガンズ・ウェイク」による電子音響的断章)
Dhau
ルーカ・バルビエーリ(声)
ピエトロ・ルーカ・コンジェード(打楽器)
アイルランドの小説家・詩人ジェイムズ・ジョイス(1882-1941)の最後の作品
で、その難解さで知られる小説「フィネガンズ・ウェイク」(1939)からテキス
ト(イタリア語訳)を採った作品。アンナ・リヴィア・プルラベッラは小説の登
場人物の一人(英語原文ではアナ・リヴィア・プルーラベル)で、一章の題名に
もなっています。




<POLSKIE NAGRANIA>
PNCD 1400 ¥2080
マリア・オルキシュ カルメン-オペラ・リサイタル
ロッシーニ(1792-1868):
「セビリャの理髪師」から ロジーナのカヴァティーナ(第1幕)(*)
モニュシュコ(1819-1872):「幽霊屋敷」から ヤドヴィガのドゥムカ(第2幕)
モニュシュコ:「伯爵夫人」から ブロニアのアリエッタ(第1幕)
ビゼー(1838-1875):「カルメン」から
カルメンのレチタティーヴォとハバネラ(第1幕)(+)
カルメンのレチタティーヴォとカルタの歌(第3幕)
ヴェルディ(1813-1901):
「トロヴァトーレ」から アズチェーナのアリア(第2幕)
サン=サーンス(1835-1921):「サムソンとデリラ」から デリラのアリア(第2幕)
プロコフィエフ(1891-1953):
オラトリオ「アレクサンドル・ネフスキー」から 死の荒野(第6曲)(*/+)
ファリャ(1876-1946):バレエ「恋は魔術師」(#)
マリア・オルキシュ(メゾソプラノ)
クラクフ・ポーランド放送合唱団(+)
クラクフ・ポーランド放送管弦楽団(#以外))
シモン・カヴァラ(指揮(*))
アンジェイ・ストラシンスキ(指揮(*/#以外)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団(#)
ヴォイチェフ・ライスキ(指揮(#))
録音:データ記載なし
マリア・オルキシュは1973年にデビューしたポーランドのメゾソプラノ。

PNCD 1427 ¥2080
悲歌 歌曲集
アーン(1874-1947):クロリスに
マスネ(1842-1912):悲歌(+)
フォーレ(1845-1924):悲歌 Op.24(#)
リスト(1811-1886):それはすばらしいにちがいない S.314
R・シュトラウス(1864-1949):
万霊節 Op.10 No.8/憩え、わが心 Op.27 No.1/ツェツィーリエ Op.27 No.2
明日の朝 Op.27 No.4/解き放たれて Op.39 No.4
マーラー(1860-1911):私はこの世に捨てられ
グレツキ(1933-2010):中声のための3つの歌 Op.3 から
暗闇の中で,どんな弔いの鐘が
ショパン(1810-1849):悲しみの川 Op.74 No.3
エドヴァルト・パウワシュ(1936-):わが息子よ
チャイコフスキー(1840-1893):
信じるな、わが友よ Op.6 No.1/ただ憧れを知る者だけが Op.6 No.6(+)
マグダレナ・クリク(メゾソプラノ(#以外))
マグダレナ・ブルム(ピアノ)
スタニスワフ・フィルレイ(チェロ(+/#))
録音:データ記載なし

PNCD 1433 ¥2080
ヴィエスワフ・オフマン 名アリア&歌曲集
ヴェルディ(1813-1901):
「リゴレット」から 風の中の羽のように(女心の歌;第3幕)(*)
ビゼー(1838-1875):
「真珠採り」から 耳に残る君の歌声(ロマンス;第1幕)(*)
「カルメン」から お前の投げたこの花を(第2幕)(*)
ララ(1897-1970):グラナダ
クルティス(1875-1937):私のために歌っておくれ
プッチーニ(1858-1924):
「マノン・レスコー」から 見たこともない美人(第1幕)(+)
「トスカ」から 妙なる調和(第1幕)(+)
「ボエーム」から 冷たい手を(第1幕)(*)
ブッツィ=ペッチア(1854?-1943):ロリータ
デンツァ(1846-1922):フニクリ・フニクラ
モーツァルト(1756-1791):
「ドン・ジョヴァンニ」から 恋人を慰めて(第2幕)(+)
プッチーニ:「トゥーランドット」から 誰も寝てはならぬ(第3幕)(*)
ドニゼッティ(1797-1848):「愛の妙薬」から 人知れぬ涙(第2幕)(+)
レオンカヴァッロ(1857-1919):朝の歌
ポンキエッリ(1834-1886):「ジョコンダ」から 空と海(第2幕)(+)
ドリゴ(1846-1930):セレナード
クルティス:帰れ、ソレントへ
カプア(1846-1917):オ・ソレ・ミオ
ヴィエスワフ・オフマン(テノール)
ワルシャワ大劇場管弦楽団(*/+)
ズジスワフ・グルジンスキ(指揮(*))
ミェチスワフ・ノヴァコフスキ(指揮(+))
ポーランド放送管弦楽団(無印)
ステファン・ラホン(指揮(無印))
録音:1968年(*)/1977年(+)/1969年(無印)
1960年代後半から1990年代まで国際的に活躍したポーランドのリリック・テノ
ール、ヴィエスワフ・オフマン(1937年ワルシャワ生まれ)のポーランド国内で
の録音から構成された名曲名唱集。




<BOMBA PITER>
CDMAN 470-12 ¥1550
時を追って ソプラノとカウンターテナーのためのアリア&二重唱曲集
ヴラディーミル・ヴァヴィロフ(1925-1973):カッチーニのアヴェ・マリア(*/+)
ベッリーニ(1801-1835):
オペラ「テンダのベアトリーチェ」から 平和の天使よ(*/+)
トンマーゾ・ジョルダーニ(1730-1806):カーロ・ミオ・ベン(+)
ヴィヴァルディ(1678-1741):
オペラ「ティグラーネ」から 私の胸を引き裂いて下さい(+)
ドニゼッティ(1797-1848):誓い(*/+)
ベッリーニ:オペラ「ノルマ」から 清らかな女神よ(*/#)
モーツァルト(1756-1791):
オペラ「ドン・ジョヴァンニ」から おっしゃらないで、いとしい人よ(*/#)
モーツァルト:幻想曲ニ短調 K.397
ヘンデル(1685-1759):オペラ「ガウラのアマディージ」から Pena tiranna(+)
グルック(1714-1787):
オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」から 私はエウリディーチェを失った(+)
ファビオ・カンパーナ(1819-1882):見よ、あの白い月を(*/+)
マリア・マリブラン(1808-1836):朝(*/**)
アデリーナ・パッティ(1843-1919):口づけ(*/**)
オッフェンバック(1819-1880):オペラ「ホフマン物語」から 舟歌(*/+)
ロッシーニ(1792-1868):
ヴェネツィアのレガッタ(*/+)/二匹の猫の愉快な二重唱(*/+)
マリア・リュディコ(ソプラノ(*))
オレク・ベジンスキフ(カウンターテナー(+))
E・セーロヴァ(ピアノ(#))
G・プレオブラジェンスカヤ(ピアノ(**))
ガリーナ・セーニナ(ピアノ(#/**以外))
録音:データ記載なし
マリア・リュディコはボリショイ劇場、ベルリン・コーミッシェオーパー等で
歌い、サンクトペテルブルク音楽院で教えているロシアのソプラノ。オレク・
ベジンスキフはサンクトペテルブルク音楽院を卒業した最初のカンターテナー。
3オクターヴ以上の声域を持つ彼はマリーンスキー劇場等で歌うのみならず声
優としても活躍、また彼の声はロシアの科学者たちの研究対象ともなっている
とのことです。




<ARCO DIVA>
UP 0150-2 ¥2080
モーツァルト(1756-1791):クラリネット五重奏曲イ長調 K.581(*)
ベートーヴェン(1770-1827):弦楽四重奏曲第10番変ホ長調「ハープ」Op.74
ラディスラフ・ルージチカ(クラリネット)
マルティヌー弦楽四重奏団
ルボミール・ハヴラーク(第1ヴァイオリン) 
リボル・カニュカ(第2ヴァイオリン)
ズビニェク・パジョウレク(ヴィオラ) 
イトカ・ヴラシャーンコヴァー(チェロ)
録音:2012年1月13-14、17-18日、ドモヴィナ・スタジオ、プラハ、チェコ
ラディスラフ・ルージチカはブルゼニュ音楽院、プラハ音楽アカデミー、ヴュ
ルツブルク音楽大学(チェコ)で学んだチェコのクラリネット奏者。1991年か
ら18年間国際貿易に携わり、事業を成功させ演奏家に復帰したという異色の経
歴の持ち主です。

UP 0154-2 ¥2080
D・スカルラッティ:ギター二重奏によるソナタ集
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)/マチェイ・フレムル編曲:
ト長調 K.33/ニ長調 K.208/ニ長調 K.209/ト短調 K.466/ト長調 K.467
イ短調 K.417/ニ長調 K.491/イ短調 K.238/イ短調 K.239/ニ短調 K.30
シエンプレ・ヌエボ
マチェイ・フレムル、パトリック・ヴァツィーク(ギター)
録音:2011年8月22-24日、ジョヴァンニ・ディ・マットーニ邸、
ハウツェンベルク、
バイエルン州、ドイツ
シエンプレ・ヌエボはチェコのギタリスト、マチェイ・フレムル(1982年生ま
れ)とパトリック・ヴァツィーク(1984年生まれ)が2007年に結成したギター
・デュオ。




<GZ DIGITAL MEDDIA>
L 10692-2 ¥2080
ファイアワークス・オブ・クラシックス III スラヴ音楽名曲集
フチーク(1872-1916):演奏会用序曲「マリナレッラ」Op.215
スメタナ(1824-1884):オペラ「売られた花嫁」から
Now, Sir, listen to a word or two (Nuze, mily chasniku, znam jednu divku)
ドヴォルジャーク(1841-1904):プラハ・ワルツ
フチーク:小言爺さん Op.210
スメタナ:ポルカ
チャイコフスキー(1840-1893):
オペラ「エフゲニー・オネーギン」Op.24 から ワルツ
ドヴォルジャーク:わが母の教えたまいし歌 Op.55 No.4
フチーク:冬の嵐(ワルツ)Op.184
チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」Op.71 からの小組曲
ロシアの踊り/アラビアの踊り/花のワルツ
ドヴォルジャーク:スラヴ舞曲第10番ホ短調 Op.72 No.2
スク(1874-1935):ソウセツカ
ドヴォルジャーク:スラヴ舞曲第8番ト短調 Op.46 No.8
オスカル・ネドバル(1874-1930):
バレエ「ホンザの物語」から 悲しいワルツ
フチーク:フローレンス行進曲 Op.214
チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団
クラウス・リンケル(指揮)
録音:2011年5月、聖アネシュカ修道院(現・国立美術館別館)、
プラハ、チェコ
1230年代に建てられたゴシック様式の修道院内のホールにおけるワンポイント
録音。




<HEVHETIA>
HV 0058-2 ¥2080
ソロ 
カーゲル、グバイドゥーリナ、ベリオ、細川、リンドベリ:アコーディオン作品集
マウリシオ・カーゲル(1931-2008):Figuren (1993)
ソフィア・グバイドゥーリナ(1931-):De profundis (1978)
ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):Sequenza XIII (Chanson) (1995)
細川俊夫(1955-):Slow Motion (2002)
マグヌス・リンドベリ(1958-):Jeux d'anches (1990)
ペテル・カチナ(アコーディオン)
録音:2011年6月3-4日、クラクソン・スタジオ、コシツェ、スロヴァキア
ペテル・カチナはブラチスラヴァ音楽アカデミー(スロヴァキア)およびオー
デンセ・カール・ニルセン音楽アカデミー(デンマーク)で学んだスロヴァキ
アのアコーディオン奏者。現代音楽を得意としています。




<NUMERICA>
NUM 1223 ¥1850
ヌノ・ジャシント(1985-):
診断(医療と臨床診断のプロセスに関する4つの思考)
プロローグ:Mnesis/聞く・話す(愁訴・助言)/見る(観察)/触る(打診)
フレイレ・ソアレス博士(朗読)
リリアナ・レアル(フルート) ルイザ・マルケス(クラリネット)
ルルデス・カルネイロ(ファゴット) エリゼウ・コレイラ(トランペット)
ダヴィド・シルヴァ(トロンボーン) ラケル・コスタ(ヴァイオリン)
テレザ・コレイラ(ヴィオラ) カテリナ・ミクソヴァ(チェロ)
ヌノ・アライス(コントラバス) フランシスコ・ソアレス(打楽器)
録音:パソス・デ・ブランダン音楽アカデミー・コンサートホール、
ポルトガル 時期の記載なし
音楽療法に関するCDと思われます。

NUM 1228 ¥1850
ポルトガルのピアノ音楽 Vol.3
カルロス・セイシャス(1704-1742):トッカータ ハ短調
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ イ長調(*)
ジョアン・デ・ソーサ・カルヴァリョ(1745-1798):ソナタ ニ長調(*)
フランシスコ・シャヴィエル・バプティスタ(?-1797):
ソナタ ホ長調 から メヌエット(*)
アントニオ・レアル・モレイラ(1758-1819):
ソナタ変ロ長調(*)/ソナタ変ロ長調(*)
オスカル・デ・シルヴァ(1870-1958):パッション
アントニオ・デ・リマ・フラゴゾ(1897-1918):小組曲 から 前奏曲(第1曲)
ジョゼ・ヴィアンナ・ダ・モッタ(1868-1948):瞑想(1933)
フランシスコ・ラセルダ(1869-1934):ヴェールの踊り
ルイス・デ・フレイタス・ブランコ(1890-1955):10の前奏曲 から 第7番
ルイス・コスタ(1879-1960):田舎の踊り 第2番
フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994):グロサ第9番
ハルシー・スティーヴンズ(1908-1989)編曲:
ポルトガル民謡集(1956)から 第1番-第5番(*)
フィリペ・ピレス(1934-):パルティータ から サラバンド
ベルタ・アルヴェス・ソーザ(1906-1997):3つの前奏曲 から 第1番
アルマンド・ジョゼ・フェルナンデス(1906-1983):5つの前奏曲 から 第2番
ドミンゴス・ボンテンポ(1775-1842):レッスン第4番
ジョリ・ブラガ・サントス(1924-1988):シチリアーナ
ルイ・コエリョ(1892-1986):民謡(*)
アミルカル・ヴァスケス・ディアス(1945-):収穫(*)
ジョルジェ・クロネル・デ・ヴァスコンセロス(1910-1974):メロディ(*)
クラウディオ・カルネイロ(1895-1963):お話、お話…/鬼ごっこ
コンスタンサ・カプデヴィレ(1937-1992):オルゴール
エウリコ・トマス・デ・リマ(1908-1989):気まぐれなワルツ第25番
セルジオ・アゼヴェド(1968-):メヌエット
フレデリコ・デ・フレイタス(1902-1980):モフィナ・メンデスの踊り
ヴィクトル・ピント・デ・マセド(1917-1964):エスパニョラダ
アントニオ・ピニョ・ヴァルガス(1951-):ちっぽけな玩具(*)
クリストファー・ボックマン(1950-):初心者のための曲集 から 第1番(*)
ルイス・ピパ(1960-):小品集 から 第1番
マリア・デ・ルルデス・マルティンス(1926-2009):キャッチ第1番(*)
カンディド・リマ(1939-):太陽の戯れ
ジョルジェ・ペイシニョ(1940-1995):ジャネイラス
クロティルデ・ロザ(1930-):バガテル
ジョアン・ペドロ・オリヴェイラ(1959):
鏡をのぞきこみながら(ピアノとサウンドトラックのための)
ナンシー・リー・ハーパー(ピアノ)
録音:2011年、アヴェイロ大学、ポルトガル
(*)はピアノによる世界初録音と表示されています。

NUM 1231 ¥1850
フレデリック・ギフォード(1972-):
モービル ギターとフルートのための作品集
aegjlns / corpse fragment I / corpse fragment II
Janus [MOBILE 2011] (version 1)(*) / corpse fragment III
MOBILE 2012 (version 1)(*) / MOBILE 2010 (version 1)
Palestrina: Stabat Mater / MOBILE 2010 (version 2)
corpse fragment IV / MOBILE 2012 (version 2)(+)
corpse fragments V / corpse fragments VI
Janus [MOBILE 2011] (version 2)(*) / 27 sonorities
ジェス・ランゲン(ギター(+以外))
シャンナ・グティエレス(フルート(*/+))
録音:ヌメリカ・スタジオ、パソス・デ・ブランダン、ポルトガル
フレデリック・ギフォードはアメリカ合衆国ペンシルヴァニア州ランカスター
に生まれ、シカゴのデポール大学とノースウェスタン大学で学び2000年に音楽
博士号を取得した作曲家・音楽プロデューサー。シャンナ・グティエレス、
ジェス・ランゲンも合衆国の演奏家です。

NUM 1233 ¥1850
ポルト、ラパ教会の大オルガン
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):前奏曲 BuxWV146
J・S・バッハ(1685-1750):ソナタ BWV529/幻想曲とフーガ BWV542
マルセル・デュプレ(1886-1971):受難交響曲 Op.23 から 磔刑(第3楽章)
シャルル=マリー・ヴィドール(1844-1937):
オルガン交響曲第5番 Op.42 No.1 から アレグロ・ヴィヴァーチェ(第1楽章)
モーリス・デュリュフレ(1902-1986):
アランの名による前奏曲とフーガ Op.7
フィリペ・ヴェリッシモ(オルガン)
録音:ラパ教会、ポルト、ポルトガル 時期の記載なし
使用楽器:1995年、ゲオルク・ヤン製
ポルトガル第二の都市ポルトの観光名所のひとつであるラパ教会。フィリペ・
ヴェリッシモは2002年、この教会のオルガニストに就任しました。
外装に「NUM 1231」と誤表示されております。あらかじめご了承ください。

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12-08 No.26-1

2012年08月25日 11時40分39秒 | Weblog
<NAXOS> 各1枚 ¥1000
8.572207
マーラー:交響曲 第1番
ボルティモア交響楽団
マリン・オールソップ(指揮)
オールソップの演奏には、弱々しい感情ではなく、突き進む強さがあります。
これは女性指揮者だからこその強さかもしれません。第1楽章の悠然さ、第2楽
章の決然とした響き、重々しい第3楽章、そしてはち切れんばかりのパワーを
込めた終楽章。これは見事なマーラーです。

8.572481
ペンデレツキ:
1.聖アーダルベルト讃歌(1997)/2.ケルビムの歌(1986)
3.ソロモンの雅歌(1973)/4.コスモゴニア(1970)/5.ストロフィ(1959)
オルガ・パシェチニク(ソプラノ)…4.5
ラファウ・バルトミンスキー(テノール)…4
トーマス・コニエチュニー(バス)…4
イェジー・アルティズ(ナレーター)…5
ワルシャワ・フィルハーモニー合唱団…1-4
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団…1.3-5
アントニ・ヴィト(指揮)
NAXOSの人気シリーズ、ヴィトのペンデレツキ(1933-)作品集。今回は合唱曲を
5曲お届けいたします。今作も収録曲の作曲年代は40年に渡り、その作風の変
遷を確かめることができる趣向になっています。

8.572584
ドビュッシー:管弦楽作品全集 第8集
24の前奏曲(P.ブレイナーによる管弦楽編曲版)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
準・メルクル(指揮)
準・メルクルがオーケストラを変えて録音したのは、NAXOSお馴染みの編曲家
ブレイナーによる「24の前奏曲」という変わり種です。これならば、全く違う
演奏をお楽しみいただけることでしょう。もちろん、C.マシューズの版でお楽
しみいただいている方にも胸を張ってご紹介できる逸品です。現代における
「管弦楽法の魔術師」ブレイナーの精妙かつ美しいオーケストラ編曲は、もと
もとこの曲集がオーケストラを想定していたかのような嵌り具合をみせてい
ます。

8.572769
ワーグナー:管弦楽曲集 第3集
1.歌劇「タンホイザー」序曲、ヴェーヌスブルクの音楽
2.楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第3幕:前奏曲-使徒たちの踊り
-親方たちの入場
3.楽劇「トリスタンとイゾルデ」第1幕:前奏曲
4.楽劇「トリスタンとイゾルデ」第2幕:闇夜にひとり,目を開けて
5.楽劇「トリスタンとイゾルデ」第3幕:前奏曲
6.楽劇「トリスタンとイゾルデ」第3幕:
穏やかに, 静かに彼が微笑み(愛の死)
DELOSより移行盤
アレッサンドラ・マーク(ソプラノ)…4.6
シアトル交響楽団
ジェラード・シュワルツ(指揮)
シアトル交響楽団のワーグナー・シリーズ第3弾。オーケストラの機動力を最大
限に生かしたスペキュタクラーな音、細部まで行き届いた表現力など、胸躍る
ワーグナーが楽しめます。現代最高のワーグナー・ソプラノの一人、アレッサ
ンドラ・マークの絶唱がこの曲集に香り豊かな華を添えています。

8.572836
メンデルスゾーン:合唱作品集
1-6.6つの格言 Op.79 (喜べ、もろびと/われらの避難所なりし主よ/全ての称
賛をこえて/主よ、われらの罪によりて/われらの心を喜ばしめよ/われらの罪
のために)
7.オラトリオ「聖パウル」Op.36より「なんと美しき使者よ」(英語歌唱)
8.わが祈りをききたまえ
9.3つのモテット Op.39-1「主よ、わが祈りをききたまえ」
10.アレグロ、コラールとフーガ ニ長調
11.3つのモテット Op.69-3 マニフィカト
12.3つのモテット Op.69-1 ヌンク・ディミティス
13-15.3つのモテット Op.39-3「おお主よ、汝はわれをみいだしたまえり」
16.3つの教会音楽 Op.23-2「アヴェ・マリア」
17-18.3つのモテット Op.39-2「主をほめたたえよ」
19.3つの詩篇 Op.78-2 詩篇43番「神よ、私を審き」
ローラ・ヒックス(ソプラノ)…8/フィリップ・サルモン(テノール)…16
ピーター・ホルダー(オルガン)…7-9.11-18
セント・オールバンズ修道院の少女合唱団
セント・オールバンズ大聖堂合唱団の男声歌手たち
トム・ウィンペニー(指揮)

8.572886
ベルリオーズ:
1.序曲「海賊」Op.21
2-10.幻想交響曲
(第2楽章:舞踏会(コルネットのオブリガード付きヴァージョン))
フランス国立リヨン管弦楽団
レナード・スラットキン(指揮)
準・メルクルが任期を終えたリヨン国立管弦楽団が、2011年のシーズンからの
音楽監督として迎えたのは、1944年生まれの名指揮者レナード・スラットキン
でした。レパートリーの広さは幅広く、何よりアメリカ音楽を得意としている
スラットキンは、既にNAXOSにも数多くの録音がありますが、今後はまた違っ
た世界を切り開いていくことは間違いないでしょう。記念すべき第1作目は、
ベルリオーズ(1803-1869)の「幻想交響曲」で思い切りはじけた音楽を聴かせ
てくれます。何より注目したいのは、第2楽章に2つのヴァージョンが用意され
ていること。通常版も興味深いのですが、なんといっても「コルネット付き」
のトラック10が凄いことになっています。ベルリオーズが当時の名手ジャン=
バティスト・アルバンにせがまれて書き加えたとされるコルネット・パートで
すが、結局最終稿には採用されることのなかった華やかなオブリガードです。

8.572917
ストリート・ソング
1.ウェイン・オーキン(1977-):タワー・アセンディング
2.リカルド・ロレンス(1961-):エル・ムロ
3-5.マイケル・ティルソン・トーマス(1944-):
ストリート・ソング/(スロー/リラックス/モデラート・スウィング)
6.レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):勇壮なトッカータ
7.ジェイムズ・モバーリー(1954-):愛の言葉
8-10.イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):
ピアノと管楽器のための協奏曲
11.アーロン・コープランド(1900-1990):市民のためのファンファーレ
D・レイ・マクレラン(クラリネット)…1/エレン・リッチー(ソプラノ)…7
アナトーリ・シェルジャコフ(ピアノ)…8-10
ジョージア大学ウィンド・アンサンブル
ジョン・P・リンチ(指揮)
街並みに流れる様々な音を拾い集めたかのような、楽しい管楽アンサンブルの
作品集。

8.573004
カセッラ:
1-3.組曲 ハ長調 Op.13(1909-1910)(序曲/サラバンド/ブーレ)
4-8.戦争の記録 Op.25bis(管弦楽ヴァージョン1915,1918)
(第1番:ベルギーにて-ドイツ重砲兵の進歩/第2番:フランスにて-ランス大聖堂
の遺跡の前/第3番:ロシアにて-コサック騎兵の補充/第4番:アルザスにて-木製
の十字架/第5番:アドリア海にて-軍備を運ぶイタリアのクルーザー)
9-11.管弦楽のための協奏曲 Op.61(1937)(シンフォニア/パッサカリア/インノ)
※世界初録音
ローマ交響楽団
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア(指揮)
最近注目を集めている、イタリアの近現代を代表するカセッラ(1883-1947)の、
3つ時代の作品をおなじみヴェッキアとローマ交響楽団の演奏でお届けいたし
ます。あまりにも多様性に富んだ彼の作風は、一貫して捉えることが難しいの
ですが、そこが却って魅力的であり、聴いてみるまでは、どんな音楽が飛び出
してくるのかわからないところに胸が躍るというわけです。比較的初期に書か
れた「組曲」は、彼が敬愛していたマーラーの響きの模倣が至るところに現れ
ます。もともとはピアノ連弾のために書かれた「戦争の記録」は、彼が見た無
声映画にインスピレーションを受けて書かれたものであり、短いながらも興味
深い作品で、管弦楽版が初演された際は大絶賛されたといいます。「協奏曲」
は、彼を長い間崇拝していた指揮者メンゲルベルクから委嘱された作品です。
新古典派というよりも、バロック時代の合奏協奏曲に近いもので、各々の楽器
が見事な役割をはたしています。ここには完成された世界があります。

8.573043
ヴィラ=ロボス:
1-4.交響曲 第6番「ブラジルの山の稜線」(1944)
5-8.交響曲 第7番(1945)
サンパウロ交響楽団
イサーク・カラブチェフスキー(指揮)
「ブラジル風バッハ」で知られる作曲家ヴィラ=ロボス(1887-1959)は、生涯に
12曲の交響曲を残しました。このアルバムはNAXOSにおける彼の交響曲全集の
第1作目となるものです。1944年に書かれた第6番はエキゾチック、かつ雄大な
音楽で幕を開けます。平明さを湛えながらも一筋縄ではいかない手の込んだ音
は、まさに入り組んだ山並みを思い起こさせます。第2楽章の美しさも特筆す
べき点でしょう。賑やかな第3楽章を経て、これまたダイナミックな終楽章へ
と傾れ込む見事な展開は、まさに手に汗を握るがごとしです。その翌年に書か
れた第7番は、近代的な響きに彩られた野心的な作品で、ハープや打楽器を駆
使した大管弦楽の咆哮は、胸を躍らせること間違いなし。20世紀音楽をじっく
り語りたいなら、必ず通らなくてはいけない道と言えそうです。

8.559642
クロード・ベイカー:
1-3.ガラス玉遊戯(1982/1983改作)(連載小説の時代-カスタリアの始まり/東へ
と旅する人たちの群れ/ガラス玉遊戯(ファンタジア))
4.風の目覚め(1993)/5-8.シャドウズ:4つの哀歌-夜想曲(1990)
9-10.神秘のトランペッター(1999)
セント・ルイス交響楽団
レナード・スラットキン(指揮)…1-8
ハンス・フォンク(指揮)…9-10
ドイツの詩人、文学者ヘルマン・ヘッセが書いた「ガラス玉遊戯」を音で描く
という問題作です。1946年にノーベル賞を受賞したこの長編小説は、架空の国
「カスターリア」に憧れた主人公の彷徨と遍歴を描きながら、精神性を極めて
いくという数多くの風刺と社会批判をはらんだ物語です。ベイカーは3つの楽
章で、新たな世界を構築し、バッハの断片に様々な音楽をコラージュするなど
スリリングな音楽を作り出しています。他にはホイットマンの詩に触発された
「神秘のトランペッター」など、文学の香りを感じさせる作品集です。

8.559724
D.テイラー&C.T.グリフィス:
1-5.ディームス・テイラー(1885-1966):姿見を通り抜けて Op.12(1919/21)
(献身/生きた花の庭/ジャバーウォッキー/鏡の国の虫たち/白い夜)
〈チャールズ・トムリンソン・グリフィス(1884-1920)〉
6.フルートと管弦楽のための「ポエム」(1919)/7.白クジャク(1917)
8.フビライ・ハンの快楽殿 Op.8(1912-1917)/9-11.3つの音の絵画(1912/19)
12.バッカナール(1913/19)
スコット・ゴフ(フルート)…6
シアトル交響楽団
ジェラード・シュワルツ(指揮)
20世紀初頭のアメリカの作曲家というと、ほとんどの人はガーシュウイン、ア
イブズ、コープランドの名前を思い浮かべることでしょう。しかし、実は名前
こそあまり残っていないものの、素晴らしい作品を残した人がいるのです。こ
のアルバムに収録されたテイラーとグリフィスは、まさにそんな巨匠です。ま
ずはテイラーの作品を聴いてみてください。このタイトルは、実は「鏡の国の
アリス」の正式名称であり、アリスの不思議な冒険譚による5つの場面が生き生
きと描かれています。また熟達したピアニストであったグリフィスの作品は、
そのほとんどに標題がつけられた質、量ともに充実したものです。フランス音
楽の響きに魅せられた彼らしく、嫋やかで美しい響きに満ちています。日本民
謡にも所縁が深かったことで知られます。

8.572063
ハイドン:ピアノ三重奏曲集 第3集
1-3.ピアノ三重奏曲 第21番 ハ長調 Hob. XV:21
4-6.ピアノ三重奏曲 第22番 変ホ長調 Hob. XV:22
7-9.ピアノ三重奏曲 第23番 ニ短調 Hob. XV:23
10-12.ピアノ三重奏曲 第14番 変イ長調 Hob. XV:14
クングスバッカ・ピアノ三重奏団
(メンバー:マリン・ブローマン(ヴァイオリン)/イェスパー・スヴェドベルグ
(チェロ)/サイモン・クローフォード=フィリップス(ピアノ))
第1集(8.572040)、第2集(8.572062)に続くクングスバッカ・ピアノ三重奏団に
よるハイドン(1732-1809)のピアノ三重奏曲、第3集です。


8.572351
マックスウェル・デイヴィス:
1-4.交響曲 第4番(1989)
5.交響曲 第5番(1994)
Collins Classicsより移行盤
スコットランド室内管弦楽団…1-4
フィルハーモニア管弦楽団…5
ピーター・マックスウェル・デイヴィス(指揮)
驚くほど特異な世界を描き出す作曲家マックスウェル・デイヴィス(1934-)。
彼の8曲ある交響曲はどれもストーリー性を持ち、それは荒れ狂う海であった
り、何層にも塗り重ねられた雲の色であったり、と聴き手の想像力を限界まで
酷使するわかりやすさと難解さを合わせ持つものです。このアルバムに収録さ
れた第4番と第5番は対照的な作風を持っていて、第4番は、形式こそ古典的で
ありながらも、そこにはひたすら音を重ね合わせた抽象的な世界が存在すると
いう曲で、広大な砂漠をさまようかのような幻想的な雰囲気を味わうことがで
きそうです。単一楽章で書かれた第5番は、音の蠢きの中に様々な風景が描き
こまれていて、そこには近代的な街並みも、波のうねりも全て封じ込められて
います。

8.572661
シューマン:
1-4.ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44
5-8.ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47
9-12.ヴァイオリン、ヴィオラとピアノのための「おとぎ話」Op.132
ファイン・アーツ弦楽四重奏団
(メンバー:ラルフ・エヴァンス(第1ヴァイオリン)…1-8/エフルム・ボイコ
(第2ヴァイオリン)…1-4.9-12/ニコロ・エウゲルミ(ヴィオラ)/ヴォルフガン
ク・ロイファー(チェロ)/ワン・シャイン(ピアノ))

8.572672
ガルッピ:ピアノ・ソナタ集 第3集
1-4.ピアノ・ソナタ ニ短調 Illy No.66
5.アレグロ ハ長調 Illy No.30
6-7.ピアノ・ソナタ ハ短調 Illy No.38
8-10.ピアノ・ソナタ ヘ長調 Illy No.36
11-13.ピアノ・ソナタ 変ロ長調 Illy No.23
14-15.ピアノ・ソナタ イ短調
16-17.ピアノ・ソナタ ヘ長調 Illy No.50
18-19.ピアノ・ソナタ イ短調 Illy No.43(Walsh:Op.1 No.3)
20-21.ピアノ・ソナタ ホ長調 Illy No.41
マッテオ・ナポリ(ピアノ)
第1集、第2集とも、世界各国で注目と賞賛が贈られているガルッピのピアノ・
ソナタ第3集です。オペラ作曲家としてのみ知られるガルッピ(1706-1785)です
が、このシリーズのおかげで、優れた鍵盤音楽の作り手としても知られるよう
になりました。

8.572710-11 2枚組
マイール:オラトリオ「ジオアス」 若き王ヨアシュの王への即位
セビア(ジビアー:ヨアシュの母)…アンドレア・ローレン・ブラウン(ソプラノ)
ジオアス(ヨアシュ)…ロバート・サリアー(テノール)
アドラスト(セビアの腹心の友)…コーネル・フレイ(テノール)
ジオヤダ(エホイアダ:大祭司)…アンドレアス・ブルクハルト(バス)
バイエルン国立歌劇場合唱団/ジモン・マイール合唱団&アンサンブル
フランツ・ハウク(指揮&ハープシコード)
最近、ヨーロッパを中心に復興が進む作曲家、マイール(1763-1845)のオラト
リオ「ジオアス」です。バイエルンに生まれ、イタリアで活躍した作曲家マイ
ール(マイヤー)は、オペラやオラトリオを数多く作曲しましたが、そのほとん
どは最近まで忘れられていました。しかし、モーツァルトを凌駕するほどの見
事な作品の数々は、蘇演の度に話題を集めています。このオラトリオはユダ王
国第8代の王「ヨアシュ(ジオアス)」の物語。ユダ王国の実権を握るべく、女
王アタルヤの迫害からヨアシュを守る大司祭、ヨアシュの実母、そして彼女の
親友を軸に、神秘的なエピソードが描かれます。オラトリオとされていますが、
実質はオペラであり、歌手たちの声の見せ所もたっぷりと用意されています。

8.572770
1-3.シューマン(1810-1856):コンツェルトシュテュック Op.86
4.メンデルスゾーン(1809-1847):歌劇「異国よりの帰郷」Op.89-序曲
5-6.シューマン:2つの交響練習曲 Op.13(チャイコフスキー編)
7.ブラームス(1833-1897):ハンガリー舞曲 第5番 嬰ヘ短調(A.パーロウ編)
8.ブラームス:ハンガリー舞曲 第6番 変ニ長調(A.パーロウ編)
9.ブラームス:ハンガリー舞曲 第11番 ニ短調(A.パーロウ編)
10.ブラームス:ハンガリー舞曲 第16番 ヘ短調(A.パーロウ編)
11.ウェーベルン(1883-1945):ラングザマー・ザッツ(シュワルツ編)
12-14.プフィッツナー(1869-1949):交響曲 ハ長調 Op.46
DELOSより移行盤(プフィッツナーは除く)
ロバート・ボネヴィー(ホルン)…1-3/マーク・ロビンス(ホルン)…1-3
デヴィット・C・ナップ(ホルン)…1-3/スコット・ウィルソン(ホルン)…1-3
シアトル交響楽団
ジェラード・シュワルツ(指揮)
ドイツ・ロマン派の多彩な世界を描くというテーマの1枚です。

8.572776
ウォレス:ショピネスク
1.ポロネーズ・デ・ウィルナ/2.旋律的な夜想曲/3.同情-ワルツ
4.そよ風-夜想曲/5.クラクフの思い出-マズルカ/6.森林のささやき-夜想曲
7.鳥の歌-ピアノのための夜想曲/8.華麗なるワルツ/9.海岸に-夜想曲
10.ワルシャワ-ピアノのためのマズルカ/11.3つの夜想曲 Op.20-1
12.ナポリの思い出-舟歌/13.ブルネット-サロン風の華麗なるワルツ
14.純真-ロマンス/15.勝利-マズルカ
16.優美-夜想曲/17.クラクフの娘さんの大幻想曲
ローズマリー・トゥック(ピアノ)/テイト室内管弦楽団…17
リチャード・ボニング(ピアノ)…1,(指揮)…17
最近注目を浴びているアイルランドの作曲家ウィリアム・ヴィンセント・ウォ
レス(1812-1865)。今回もユニークなピアノ曲集をお届けいたします。ウォレ
スの作品普及に努める名指揮者&ピアニスト、リチャード・ボニングがここで
も良い味を出しています。

8.572889
ドラゴン・ライム-龍の韻
1.ジェニファー・ヒグドン(1962-):ソプラノ・サクソフォン協奏曲(2006)
2-4.クルト・ヴァイル(1900-1950):ヴァイオリン協奏曲 Op.12(1924)
5-6.陳怡(イ・チェン)(1953-):ドラゴン・ライム(2010)
カリー・コフマン(ソプラノ・サクソフォン)…1
アントン・ミラー(ヴァイオリン)…2-4
ハート・スクール・ウィンド・アンサンブル
グレン・アドシット(指揮)
吹奏楽のための3つの近代作品集です。演奏しているのはハート・スクール・
ウィンド・アンサンブルで、前作(8.572109)でも見事な腕前を披露してくれて
いました。今回は2つの協奏曲と、中国風の音満載の新作です。

8.572932
チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」ハイライト
1.序奏/〈第1幕〉/2.情景/3.ワルツ/4-8.パ・ドゥ・トロワ
9.ゴブレットの踊り/10.終曲:白鳥たちは飛び立つ
〈第2幕〉11-15.白鳥たちの踊り(テンポ・ディ・ワルツ/モデラート・アッサ
イ/アレグロ・モデラート/アンダンテ-アレグロ/コーダ)16.情景
〈第3幕〉17.アレグロ・ジュスト/18.コール・ド・バレエと一寸法師の踊り
19.来賓客たちの入場とワルツ/20.マズルカ/21.情景
〈第4幕〉22.ひなどりたちの踊り/23.情景/24.終曲
8.555873-74からの再編盤
ロシア国立交響楽団
ドミトリー・ヤブロンスキー(指揮)

8.573009
ヴィヴィアン・フォン:
1.ヴァイオリン協奏曲(2010-2011)
2-4.プリペアド・ピアノのための「面影」(2006)(kotekan/雪/聖歌)
5.ピアノ協奏曲「ドリームスケープ」(2009)
クリスティン・リー(ヴァイオリン)…1/コナー・ハニック(ピアノ)…2-5
メトロポリス・アンサンブル…1.5/アンドリュー・シル(指揮)
カナダのエドモントンに生まれ、現在はニューヨークに住む女性作曲家、ヴィ
ヴィアン・フォン(1975-)。彼女の両親はベトナム生まれの中国人亡命者であ
り、もちろん彼女もアジアの影響を強く受けていることは間違いありません。
このアルバムに収録された3つの作品は、インドネシアのガムラン音楽に起源
を持ち、東洋と西洋の文化が見事に融合された響きをみせてくれています。

8.573025
期待の新進演奏家シリーズ/セシリオ・ペレーラ(ギター)ギター・リサイタル
1.ポンセ:前奏曲/2.ポンセ:バレー/3.ポンセ:ジーグ
4-7.ポンセ:ソナタ 第1番「メキシカーナ」
8-10.ブローウェル(1939-):ソナタ
11-14.フリオ・セサール・オリーバ(1947-):タンゴマニア
15-19.ビンセンテ・エミリオ・ソーホ(1887-1974):ベネズエラの5つの小品
20-22.ポンセ:3つのメキシコ民謡のカンシォーネ(鳥小屋/わが心は君のため
/ラ・バレンティーナ)
※11-14…世界初録音
セシリオ・ペレーラ(ギター)
2011年のミケーレ・ピッタルーガ国際クラシック・ギター・コンクール優勝者、
セシリオ・ペレーラのリサイタル・アルバムです。彼は1983年にメキシコのユ
カタン州で生まれ、9歳からギターを学び始めました。12歳の頃には幅広いレ
パートリーを習得、キューバでピアノも学び、総合的な音楽家としての資質を
開花させるべく2005年からはヨーロッパにも留学し、多彩な音楽様式を身に着
けた人です。このアルバムでは彼が最も得意とする南米の音楽を演奏。ポンセ
やブローウェルを始め、ソーホの「ベネズエラの5つの小品」と世界初録音
となるオリーバの「タンゴマニア」と言う選曲は、この若者の将来を指し示す
かのように光り輝くばかりの美しさと柔軟性を誇っています。

●NAXOS Blu-Ray Audio
NBD0029 ¥2080
ベルリオーズ:
1.序曲「海賊」Op.21
2-10.幻想交響曲
8.572886と同内容
フランス国立リヨン管弦楽団
レナード・スラットキン(指揮)
録音 2011年8月31日.9月1日 フランス リヨン,オーディトリウム
24-bit 96kHz PCM Surround

NBD0031 ¥2080
プロコフィエフ:
1-3.交響組曲「1941年」Op.90(1941)(戦闘の中で/夜に/人類の親和のために)
4-6.交響曲 第5番 変ロ長調 Op.100(1944)
8.573029と同内容
サンパウロ交響楽団
マリン・オールソップ(指揮)
録音 2011年8月26-31日 ブラジル サラ・サンパウロ
24-bit 96kHz PCM Surround

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12-08 No.26-2

2012年08月25日 11時40分00秒 | Weblog
<cpo>
777736-2(SACD-Hybrid) ¥2950
マックス・レーガー:
1.ヴァイオリン協奏曲 イ長調 Op.101
2.独奏ヴァイオリンと管弦楽のための「アリア」Op.103a,3(組曲 イ短調より)
ウルフ・ヴァーリン(ヴァイオリン)
ミュンヘン放送管弦楽団
ウルフ・シルマー(指揮)
ウルフ・ヴァーリンによるレーガー(1873-1916)のヴァイオリン協奏曲の登場
です。意外なことに、この作品の録音はカタログ上にあまりありませんでした。
演奏時間が1時間弱を要する長大な作品で、キャッチーなメロディこそあまりな
いものの、レーガー特有の厚みのある管弦楽伴奏と、堂々としたヴァイオリン
が絡み合う充実の音楽です。一度聞いただけでは、なかなか全てを味わい尽く
すのが難しい作品ですが、聴けば聞くほどに胸にしみるような不思議な音楽で
す。「アリア」は、あのバッハの「G線上のアリア」を思わせる、静かな歩みの
美しい小品です。

777726-2 ¥2450
ドメニコ・サッリ:ミサ-「主は言われた」(詩篇109番)
アニヤ・ツィーグラー(ソプラノ)/マリア・ペールト(ソプラノ)
アンネカスリーン・ラーブス(ソプラノ)/アンドレアス・ポスト(テノール)
ヴォルフ=マティアス・フリードリヒ(バリトン)
ザクセン声楽アンサンブル
バツドルファー・ホーフカペレ
マティアス・ユング(指揮)
ドメニコ・サッリ(1677-1749 サッロとも)は、トラーニ出身のナポリ楽派に属
するイタリアの作曲家。1703年、24歳の時にナポリの宮廷楽長の職に応募する
も、競争が激しかったため就任なりませんでしたが、その翌年に副楽長の職を
得ます。しかし、戦争のためにその職を解任されたため、オペラ作曲家に転身、
精力的に作品を発表し、この分野で大成功を収めます。このミサ曲のスコアは
ドレスデン、ザクセン州の図書館に保存されていたものです。

999951-2 ¥2450
ゲオルク・フィリップ・テレマン:管楽のための協奏曲集 第8集
1.2本のフルート、ファゴット、弦楽と通奏低音のための協奏曲 イ短調
TWV 53:a1
2.トランペット、2本ノオーボエと通奏低音のための協奏曲 ニ長調 TWV 43:D7
3.2台のシャルモー、2台のファゴット、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ハ長調
TWV 52:C1
4.オーボエ、2台のヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲 ニ長調 TWV 51:D5
5.2台のホルン、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ヘ長調 TWV 52:F4
6.オーボエ・ダモーレ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ト長調 TWV 51:G3
ラ・スタジオーネ・フランクフルト/カメラータ・ケルン
ミヒャエル・シュナイダー(指揮)
このアルバムは、cpoレーベルが精力的に録音を行ってきたテレマン(1681-1767)
の「管楽のための協奏曲集」の最後を飾るものです。ここに収録されている6つ
の作品も、様々な楽器と、異なるアンサンブルを用いるとても珍しいものであ
り、また時代によってスタイルが変化していく様子も興味深いところです。テ
レマンの研究家であるヴォルフガンク・ヒルシュマンによるブックレット(ドイ
ツ語&英語)も、愛好家にとって大切な資料となることでしょう。演奏はいつも
のように、シュナイダー率いる2つの団体。豊かな音が広がります。

777555-2(SACD-Hybrid) ¥2950
ドメニコ・スカルラッティ:歌劇「ラ・ディリンディーナ」
(シンフォニア III, VII, XV, XとソナタK89/F50,K90/F51付)
マリーナ・バルトリ(ソプラノ)/桜田亮(テノール)
ジューリオ・マストロトターロ(バリトン)
ラルテ・デラルコ(ピリオド楽器使用)
フェデリコ・グリエルモ(指揮)
イタリアの代表的なバロック・アンサンブル「ラルテ・デラルコ」とフェデリ
コ・グリエルモによる珍しいバロック・オペラの登場です。この作品「ディリ
ンディーナ」のお話は、もともと歌劇の間奏曲として書かれた短い作品です。
本編の重厚なオペラの幕間劇として、聴衆を楽しませるのにとても役立つもの
でした。とはいえ、ローマの検閲官はこの作品の歌詞があまりに風刺的である
と考えたそうですが。

777588-2 ¥2450
ジョスカン・デ・プレ:詩篇によるモテット集
1.深き淵より(詩篇129番)/2.イスラエルはエジプトを(詩篇113)
3.主よ、立腹して(詩篇37)/4.我をあわれみたまえ(詩篇50)
5.お言葉を思い出し(詩篇118)/6.彼、われに願わば(詩篇90)
7.主の愛を永遠にうたおう
ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス(メンバー:フランツ・ヴィツハム
(ディスカント-カウンターテナー)/アレックス・ポッター(ディスカント-カウ
ンターテナー)/テリー・ウェイ(テノール-アルト)/ベルント=O.フレーリヒ
(テノール)/トム・フィリップス(テノール)/ハリー・ファン・ベルネ(テノール)
/ウルフリート・シュターベル(バス)/イェッレ・ドライアー(バス))
マンフレッド・コルデス(指揮)
既発の「MissaAve maris stella」(777590-2)で、その素晴らしい演奏が古楽好
きの心に火をつけたコルデスとブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス。前作は
マリア崇拝のモテット集でしたが、今回はジョスカン(1440-1521)の詩篇モテッ
トの登場です。今作でも、たった8人のメンバーによる安定した歌唱が楽しめま
す。




<DACAPO>
6.220622(SACD-Hybrid) ¥1980
ペア・ノアゴー:リブラ
1-10.テノール独唱、ギターと2組の混声合唱、ヴィブラフォンのための「リブ
ラ」(1973)
11.混声合唱のための「白昼夢」(1989/2002)
12-16.12部の合唱のための「回路(Cycle)」(1977)
アダム・リース(テノール)/ステファン・オステルシェー(ギター)
デンマーク国立声楽アンサンブル/フレデリーク・マルムベリ(指揮)
録音2012年3月14-17日デンマークコンチェルトフセット,スタジオ2
ノアゴー(1932-)の80歳の誕生日を記念して制作されたアルバムです。3つの魅
惑的な声楽作品は、まさに音による風景画です。詩篇のテキストを中心に透明
な響きで祈りと苦悩を歌い上げる「リブラ」、ダダイズムの旗手であったフラ
ンスの詩人、ポール・エリュアールのテキストによる、死と官能の香り漂う
「白昼夢」、恐ろしいまでに精緻な響きを醸し出す「回路」。まさに宇宙の混
沌と秩序を表現し尽くしたかに思えます。無伴奏合唱の極限に挑戦するかのよ
うな難曲を、デンマーク国立声楽アンサンブルは完璧に歌い上げています。

8.226559-60 2枚組 ¥3560
DIEM-DIEM 25周年記念アルバム
(CD1)
1.アンカー・フィエルド・シモンセン(1944-):Oktav III(1988)
2.ヨナス.R.キルケゴー(1982-):802(2012)
3.ダニエル・ロスマン(1958-):南西の空(1988)
4.アン・オスターゴール:ハイパー・モーテル(2011)
5.カール・ベルクストローム=ニルセン:OmdrejningerII(1989)
6.ヨナス・オレセン(1979-)/モーテン・リース(1980-):Primx(2010)
7.イェンス・ウィルヘルム・ペデルセン(1939-):電子的な庭とその周辺(1989)
8.ペーター・ダールグレン(1980-)/リチャード・デヴァイン:Mad Bonce(2008)
9.ペア・ノアゴー(1932-):Arsfrise-91(1991)
10.ハルフダンE.(1965):イントロ(1993)
11.ウェイン・シーゲル(1953-):トゥネル・ヴィジョン(1995)
(CD2)
1.ビョルン・スヴィン(1975-):7cirkler i 1matrix(2002)
2.マイケル・ニヴァング(1963-):コラージュIV,コロナ(1996)
3.ヴェクトラル(1983-):AC-3(2007)
4.リン・ティエルヘイ=トムセン(1960-):Triff: II. Lauria(1998)
5.ハンス・ハンセン:パッセース・モニュメンター(1999)
6.イェルゲン・テレル(1958-):スパークリング(2005)
7.ブリジット・アルステット:問題を試すには(2002)
8.ソーフス・フォルスベリ(1970-):宿題(2005)
9.ラスムス.B.ルンディング:殺戮法の学習に(2002)
演奏:様々な演奏者
DIEM(The Danish Institute ofElectronic Music…デンマーク電子音楽研究所)
の開設25周年を記念して制作された2枚組のアンソロジーです。最新技術を駆使
して、新しいサウンドを追求するために設立されたこの施設は、多くの優れた
音を作り出してきました。この2枚組には、1987年から2012年までにDIEMで制作
された音楽を収録。これらの多くは初リリースとなるもので、デンマークの現
代音楽の一つの足跡を辿ることができるはずです。

8.226568 ¥1780
ベント・ローレンツェン:エロティックな讃歌
1-9.独唱バスとオルガンのための「エロティックな讃歌」Op.133(1998)(私の
甘い宝物/恐怖の深さ/あなたの強靭な声が聞こえるものとする時/私の素晴ら
しい宝物/イエスの甘きバラ色の頬/我が人生の息吹/どうすればあなたを満た
せるの/そう、そう、私の愛しい人/私はイエスの胸に横たわる)
10.オルガン作品第1集より第3番「トリプレックス」Op.40(1974)
11.パーカッションとオルガンのための「炎」Op.142(2001)
12.オルガンのための7つの小品からなる組曲“惑星”より「土星」Op.123(1996)
13-16.独唱バスとオルガンのための「4つのデンマークのコラール・モテット」
(1989-1994)
※1-9.11.13-16…世界初録音
イェンスE.クリステンセン(オルガン)
モルテン・フランク・ラーセン(バリトン)
ヨアンナ・シュトロース(パーカッション)
録音2011年8月26-28日Recorded in VorFrelsers Kirke,Christianshavn
1935年生まれの作曲家ベント・ローレンツェン(1935-)による魅惑的な歌曲集を
中心に収録した1枚。オルガンの響きと深い声が醸し出す不思議な空間が目の前
に広がります。メシアンと後期ロマン派の狭間にあるような美しい和声と、沈
み込むような深い声によって歌われる現代デンマークの詩。まるで咲き誇る花
が香るように、魅惑的で心惹かれる音楽です。吹きすさぶ風のようなオルガン
独奏の「トリプレックス」、心の根源にある何かを刺激する「炎」、神秘的な
「土星」と、オルガン曲も変化に満ちています。そして最後は、また声とオル
ガンによる祈りの音楽で、この実り多き世界が幕を閉じるのです。

8.226569 ¥1780
カスリーネ・リング:ハンド・フォー・ホルンボー
1.すてきなお茶をください!(室内協奏曲 第4番 第2楽章)
2.笑うウサギ(室内協奏曲 第4番 第1楽章
3.ハリ、ハリ(室内協奏曲 第1番 第2楽章)
4.ヘリコプター(室内協奏曲 第8番 第1楽章)
5.鳥たち(室内協奏曲 第2番 第1楽章)
6.道すがら(室内協奏曲 第7番 第2楽章)
7.熊が来るぞ(室内協奏曲 第6番 第1楽章)
8.な、な、な、な、な(室内協奏曲 第9番 第3楽章)
9.ヴァンとグンナーのパイプの煙
10.ヴァンとグンナーのパイプの煙(Basic jump style)
〈ボーナスCD(ホルンボーのオリジナル)〉
1.室内協奏曲 第4番 Op.30 第2楽章/2.室内協奏曲 第4番 Op.30 第1楽章
3.室内協奏曲 第1番 Op.17 第1楽章/4.室内協奏曲 第8番 Op.38 第1楽章
5.室内協奏曲 第2番 Op.20 第1楽章/6.室内協奏曲 第7番 Op.37 第2楽章
7.室内協奏曲 第6番 Op.33 第1楽章/8.室内協奏曲 第9番 Op.39 第3楽章
デンマーク国立室内管弦楽団
ハンヌ・コイヴラ(指揮)
2011年8月マスタリング
デンマークの人気DJで作曲家でもあるカスリーネ・リング(1960-)。彼女はクラ
シック音楽のDJとして国際的に知られる有名人です。このアルバムは、デンマ
ークの大作曲家ホルンボーの作品(室内協奏曲)に自由な味付けを施し、全く新
しい音楽ドラマとして見せてくれます。ユニークかつ独創的。原曲を聴いてみ
たい人のためにボーナスCDも用意されています。

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12-08 No.25

2012年08月25日 11時39分41秒 | Weblog
<NewtonClassics>
8802138 2枚組 ¥2450
ボッケリーニ:ギター五重奏曲集
(CD1)
1-4.ギター五重奏曲 第1番 ニ短調 G445
5-7.ギター五重奏曲 第2番 ホ長調 G446
8-11.ギター五重奏曲 第3番 変ロ長調 G447
(CD2)
1-3.ギター五重奏曲 第4番 ニ長調「ファンダンゴ」G448
4-7.ギター五重奏曲 第9番 ハ長調 「マドリードの帰営ラッパ」G453
マッシモ・スカットーリン(ギター)/フランコ・メッツェーナ(ヴァイオリン)
ステファノ・パリアーリ(ヴァイオリン)/ルカ・ヴォルパート(ヴィオラ)
ユリウス・ベルガー(チェロ)
録音1993年5月12-19日 トレヴィソ フランツォーロ・ディ・ヴェデラーゴ,
ヴォラ・エモ・カポディリスタ,サラ・パラディアーナ…CD1,
1993年11月10-15日 トレヴィソ コル・サン・マルティーノ,キエサ・ディ・
サン・ヴィギリオ…CD2
原盤… Rivoalto
ここでチェロを演奏しているユリウス・ベルガーはドイツの名手であり、最近
次々と新譜を出して注目されている人です。

8802139 ¥1750
クローチェ/ウィラールト/ガブリエーリ 他:宗教作品集
〈ジョヴァンニ・クローチェ(1557頃-1609)〉
1.主よ、われ御身をたたえまつらん(4声)
2.私は主に向かいて祈りを捧げる(4声)/3.おお、聖なる宴(4声)
4.賛美の歓びに沸き(8声)/5.天使のパン(8声)
6-10.ミサ曲「戦争」(8声)
〈アドリアン・ウィラールト(1490頃-1562)〉
11.おお、大いなる神秘(4声)/12.アヴェ・マリア(4声)
〈アンドレア・ガブリエーリ(1532/3-1585)〉
13.主よ、われは御身を愛し奉る(4声)/14.天使と羊飼い(4声)
15.今日、聖霊降臨の日は来たりぬ(4声)/16.わたしの肉はまことの食物(4声)
17.イェルサレムの娘たちよ(4声)
18.おお、ここはいかに畏れ多き所なるか(4声)
19.神が祝福されますように(8声)/20.おお、救いの聖餐(8声)
〈ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1554/7頃-1612)〉
21.神を讃えよ(8声)
〈ジョヴァンニ・バッサーノ(1560/61-1617)〉
22.カンターテ・ドミノ(8声)
カペラ・マルキアーナ
マルコ・ジェンマーニ(指揮)
録音 2009年10月10-15日 ヴェネツィア,バシリカ・ディ・サン・マルコ
原盤…Rivoalto
16世紀から17世紀にかけての、サン・マルコ寺院で活躍した音楽家たちの作品
を集めた1枚です。合唱によるルネサンス音楽をこよなく愛する人にオススメ
です。

8802140 2枚組 ¥2450
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲集
(CD1)
1-3.協奏曲 イ長調 D113/4-6.協奏曲 イ短調 D115「A lunardo venier」
7-9.協奏曲 ト長調 D80/10.協奏曲 イ長調 D96
(CD2)
1-3.協奏曲 ニ短調 D45/4-6.協奏曲 ヘ長調 D67/7-9.協奏曲 ト長調 D83
10.協奏曲 変ロ長調 D117
ジュリアーノ・フォンタネッラ(ヴァイオリン…CD1:1-3&10,CD2:1-3)
エンリノ・カサッツァ(ヴァイオリン…CD1:4-6)
セバスティアーノ・マリア・ヴィアネッロ(ヴァイオリン…CD1:7-9)
パオロ・チオチオーラ(ヴァイオリン…CD2:4-9)
クリスティアーノ・ロッシ(ヴァイオリン…CD2:10)
インテルプレティ・ヴェネツィアーニ
録音1995年2月12-19日…CD1,1995年2月19-26日…CD2
ヴェネツィア サン・ジョヴァンニ・エヴァンゲリスタ スクオラ・グランデ
原盤…Rivoalto
1987年に結成され、幾度もの来日経験のあるアンサンブル、インテルプレティ
・ヴェネツィアーニの安定した演奏で。

8802141 3枚組 ¥3050
タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ集
(CD1.ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 Op.2)
1.第1番 ト短調/2.第2番 イ長調/3.第3番 ニ短調/4.第4番 ホ短調
5.第5番 ヘ長調/6.第6番 ホ長調
(CD2.26の小さなソナタ(パドゥア、アントニアーナ所蔵))
1.第1番 ト長調 B.G1/2.第2番 ニ短調 B.d1/3.第3番 ニ長調 B.D1
4.第4番 ハ長調 B.C1/5.第5番 ヘ長調 B.F1/6.第6番 ホ短調 B.e1
7.第9番 イ長調 B.A1/8.第11番 ホ長調 B.E1
(CD3.26の小さなソナタ(パドゥア、アントニアーナ所蔵)…続き)
1.第7番 イ短調 B.a1/2.第8番 ト短調 B.g1/3.第10番 変ロ長調 B.B1
4.第12番 ト長調 B.G2
(CD1)アルベルト・マルティーニ(ヴァイオリン)
イラリオ・グレゴレット(ハープシコード)
(CD2&3)ジョヴァンニ・グリエルモ(ヴァイオリン)
アントニオ・ポカテッラ(チェロ)
録音1971年4月10-18日 ミラノ ヴィラ・リッタ…CD2.3,1990年8月10-15日
ベネツィア スタジオ・シンテシ…CD1
原盤…Rivoalto
このアルバムには彼の100以上あるソナタから、いくつかを選択したものです。
タルティーニの自然なスタイルが見て取れるもので、25のソナタ集は無伴奏、
通奏低音付きのどちらでも演奏が可能であり、ここではチェロとの美しい絡み
が楽しめます。

8802142 4枚組 ¥3450
アレッサンドロ・ストラデッラ:室内楽作品集
(CD1.ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 7-1)
1.ソナタ第10番 イ短調 /2.ソナタ第1番 ニ長調/3.ソナタ第9番 ト長調
4.ソナタ第5番 ホ短調/5.ソナタ第6番 ヘ長調/6.ソナタ第11番 イ短調
7.ソナタ第4番 ニ短調
(CD2)
1.ソナタ第3番 ニ短調/2.ソナタ第7番 ヘ長調/3.ソナタ第2番 ニ長調
4.ソナタ第8番 ヘ長調
5.ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集
ソナタ第1番 ニ短調「ヴァイオリン、チェロかリュートのための」
(CD3.ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 7-3)
1.ソナタ第2番 ニ長調/2.ソナタ第9番 イ短調/3.ソナタ第4番 ニ長調
4.ソナタ第8番 イ短調/5.ソナタ第3番 ニ長調/6.ソナタ第7番 ト長調
7.ソナタ第5番 ヘ長調/8.ソナタ第6番 ヘ長調/9.ソナタ第1番 ハ長調
(CD4.その他の作品)
1.トランペットと8つの弦楽、通奏低音のためのソナタ集 7-4 第3番 ニ長調
2.2台のヴァイオリンと2台のコルネット、通奏低音のための四重奏ソナタ7-4
第1番 ニ長調
3.合奏協奏曲 第24番 ニ長調 7-4 第2番
4.ヴァイオリン、チェロと通奏低音のためのソナタ7-2 第2番 変ロ長調
(CD1&2)マリオ・フェラリス(vn)/エンリコ・ミオリ(vc)
マリア・イサベッラ・デ・カルリ(cemb&org)
(CD3)マリオ・フェラリス(vn)/アンジェロ・エフリキアン(vn)
エンリコ・ミオリ(vc)/アントニオ・ポカテッラ(vc)
ブルーニ・フェラリス(コントラバス)
マリア・イサベッラ・デ・カルリ(cemb&org)
(CD4.1-3)ジョヴァンニ・アダモ(vn)/ウィリアム・ビニャーニ(vn)
ジリアーノ・ナレッソ(vn)/フェレリコ・ザンピエリ(vn)
ジョルジョ・アレッサンドリ(va)/フランコ・ボルガッティ(va)
アルマンド・ブラッティン(va)/フランチェスコ・ブルーニ(vc)
ナザレノ・チコーリア(vc)/エンリコ・エミリアーニ(vc)
オスヴァルド・リッツォーリ(Cb)/アウテミオ・ヴェルサーリ(Cb)
エミリア・ファディーニ(cemb)/マリア・イサベッラ・デ・カルリ(org)
エドワルド・ハンキンス・タール(tp&cort)
ホルガー・アイヒホルン(tp&cort)
(CD4.4)アンジェロ・エフリキアン(vn)/アントニオ・ポカテッラ(vc)
マリア・イサベッラ・デ・カルリ(org)
録音1971年2月12-19日…CD1,1971年3月11-18日…CD2,1971年5月1-9日…CD3,
1971年9月22-30日…CD4 ミラノ・ヴィラ・リッタ
原盤…Rivoalto
ヴェネツィア楽派の作曲家で、歌劇などの声楽曲から、シンフォニア、ソナタ
などの器楽曲まで数多くの作品を残したストラデッラ(1639-1682)。とりわけ
「合奏協奏曲」の創始者として音楽史に名を残しています。

8802144 2枚組 ¥2450
サン=サーンス:ピアノ協奏曲全集
(CD1)
1-3.ピアノ協奏曲 第1番 ニ長調 Op.17
4-6.ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 Op.22
7.ピアノ協奏曲 第3番 変ホ長調 Op.29 第1楽章
(CD2)
1.ピアノ協奏曲 第3番 変ホ長調 Op.29 第2,3楽章
2-3.ピアノ協奏曲 第4番 ハ短調 Op.44
4-6.ピアノ協奏曲 第5番 ヘ長調 Op.103
フィリップ・アントルモン(ピアノ)
トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
ミシェル・プラッソン(指揮)
録音1976年6月14日(CD1:1-3,CD2:4-6),1977年1月&4月(CD1:4-7,CD2:1-3)
フランス トゥールーズ,アル・オ・グラン
原盤…SONY
今は指揮者としての活躍ぶりが伝えられるフィリップ・アントルモン。しかし
彼の本領はやはりピアニストであるということを再確認させてくれるような名
演です。

8802179 ¥1750
モーツァルト:バス・バリトンのためのオペラ・アリア集
1.フィガロの結婚 K492-第1幕「もし踊りをなさりたければ」
2.魔笛 K620-第2幕「この聖なる殿堂では」
3.魔笛 K620-第1幕「私は鳥刺し」
4.ドン・ジョヴァンニ K527-第1幕「酒の歌」
5.フィガロの結婚 K492-第1幕「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」
6.フィガロの結婚 K492-第1幕「仇討ち」
7.魔笛 K620-第2幕「恋人か女房か」
8.ドン・ジョヴァンニ K527-第1幕「わかりました、旦那さま」
9.ドン・ジョヴァンニ K527-第1幕「カタログの歌」
10.コシ・ファン・トゥッテ K588-第1幕「彼に目を向けてください」
11.フィガロの結婚 K492-第3幕
「こっちの勝ちだと!私が溜め息をしている間に」
12.ドン・ジョヴァンニ K527-第2幕「ドン・ジョヴァンニのセレナーデ」
13.コシ・ファン・トゥッテ K588-第2幕「ご婦人方よ、よくやってくれますな」
14.ドン・ジョヴァンニ K527-第2幕「半分はこっちへ」
15.フィガロの結婚 K492-第4幕「用意はできた」
フェルッチョ・フルラネット(バス・バリトン)
ウィーン交響楽団/イオン・マリン(指揮)
録音1990年10月5日 ウィーン,ゾフィエンザール
原盤…SONY
1949年、イタリアのフリウリに生まれたフルラネット。彼は最初に哲学と自然
科学を学ぶも、歌の道への欲求が抑えがたく、22歳で声楽に転向します。すぐ
に頭角を表わし、3年後にはトリエステで「ラ・ボエーム」のコリオーネ役で
デビュー。その美しい声で「ヴェルディ歌い」としての名声を確立するのです。
その後、カラヤンと出会うことで「モーツァルト歌い」の資質を開花させ、と
りわけレポレッロとフィガロ役では右に出る者はいない。とまで言われるほど
の名声を得ました。そんな彼のモーツァルト(1756-1791)を改めて聞いてみる
と、感情の揺れ動きを正確に表現し、モーツァルトの成熟したスタイルをはっ
きりと見せてくれていることに気が付くでしょう。彼の暖かく深い声質は、ど
んな悪人を歌っても、不思議と人間味が感じられるものであり、それが愛され
る理由なのではないでしょうか。





<OrchidClassics>
ORC100021 ¥1750
シリアス・キャバレー
1.J.バリー,D.ブラック:ダイヤモンドは永遠に(1971)
2.K.ワイル,L.ヒューズ:
What ホワット・グッド・ウッド・ザ・ムーン・ビー(1947)
3.J.デューク,E.マシューズ:愛についてなんて語れない(1950)
4.F.ホレンダー:仮定してみてはどうだい(1928)
5.N.カワード:プア・リトル・リッチ・ガール(1925)
6.S.バーバー:無差別な関係(1953)/7.C.ヴァイン:アリア(1984)
8.W.ボルコム:ピアノをまたいで(1971)
9.M.スポリアンスキー:マスクリヌム-フェミニヌム(1921-24)
10.M.スポリアンスキー:全てはスゥインドル(1931)
11.A.ツェムリンスキー:ボンバルディル氏(1901)
12.S.ヴォルペ:ヒトラー(1930)
13.K.ヴァイル:私もここは初めてのところ
14.W.ボルコム:愛の最後のお粗末な瞬間に(1997)
15.P.ボウルズ:フレディからの手紙(1935)
16.S.バーバー:孤独なホテル(1969)
17.G.ガーシュウィン:もう一回して(1922)
18.G.ジャック:キャンディ・マシーン(1991)
19.W.ボルコム:歯磨きの時間(1985)
20.C.アイヴズ:セントラル・パークのロマンス(1900)
21.P.ボウルズ:3(1947)
22.M.ブリッツスタイン:それから(1962)
23.W.ボルコム:ああ、カーテンを閉じて(1985)
24.N.カワード:狂犬とイギリス人(1932)
25.L.バート:愛はどこへ(1959)
メアリー・カレウェ(ソプラノ)
フィリップ・メイヤーズ(ピアノ)
録音 ロンドン ウィンター・ブロック・スタジオ
2007年1月8-9日…6.13.14.16.17.19-22.24.25,
2008年2月8-9日…1.2.5.7.8.10.18.23, 2010年7月27日…3.4.9.11.12.15
このアルバムには20世紀のほぼ全域に渡る時代のキャバレー・ソングが収録さ
れています。もちろん作曲家の国籍も多彩ですが、どの曲にも夜の妖しい雰囲
気がもれなく感じられます。カレウェのソプラノは澄み切った響きと思いがけ
ない官能性に満ちた声であり、一度聴いたら思わず釘付けになるほどの魅力に
溢れています。

ORC100022(1CD+1DVD) ¥1750
ヴァイオリン・ソナタ集
1-3.ラヴェル(1875-1937):ヴァイオリン・ソナタ ト長調
4.ブロッホ(1880-1959):ヴァイオリン・ソナタ 第2番「神秘の詩」
5-8.ヤナーチェク(1854-1928):ヴァイオリン・ソナタ JW VII/7
クリスティーナ・オストラン(ヴァイオリン)/ペア・サロ(ピアノ)
録音 2011年2月デンマーク コペンハーゲン,デンマーク放送第2スタジオ
映像収録 2011年11月5日 デンマーク放送 コンサート・ホール
二つの世界大戦の狭間に生み出された、国籍の違う3つのヴァイオリン・ソナタ
集。そのどれもが調性の縛りから解放され、自由な音列に支えられながらも、
重苦しくも皮肉めいた感情に揺れ動いています。
オストランとサロは15年間に渡ってデンマーク音楽の演奏に力を入れてきまし
たが、そろそろ全世界を手中に収めるべく「その活動を広める」と宣言してい
ます。

ORC100023 ¥1750
プロコフィエフ:戦争ソナタ集
1-4.ピアノ・ソナタ 第6番 イ長調 Op.82
5-7.ピアノ・ソナタ 第7番 変ロ長調 Op.83
8-10.ピアノ・ソナタ 第8番 変ロ長調 Op.84
ボリス・ギルトブルグ(ピアノ)
録音 2012年1月17-19日 モンマス ウィアストン・レイズ・コンサート・ホール
1984年モスクワ生まれのピアニスト、ギルトブルグによるプロコフィエフ
(1891-1953)の3つの「戦争ソナタ」集です。5歳の時に母からピアノを学び、幼
い頃にテルアヴィヴに移り住んだ彼は、そのままイスラエルでアリー・ヴァル
デイに学び、2005年にオーケストラとデビュー、ルービンシュタイン国際コン
クールを始めとした数多くのコンクールで入賞歴を誇っています。2007年には
ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールで演奏会を行い、2010年にはBBC
プロムスにデビュー。世界的にも活躍しています。2006年にデビューCDをリリ
ースして好評を博していますが、今回のプロコフィエフは更に気合の入った演
奏が楽しめます。熱い情熱と怜悧な知性がうまくバランスの取れた見事なプロ
コフィエフです。

ORC100024 ¥1750
ベートーヴェン=リスト:交響曲 第6番「田園」(ピアノ独奏版)
アシュリー・ウェイス(フォルテピアノ)
録音 2011年4月3-5日 ケント ロチェスター,グレート・チャンバー・オブ・
レストレーション・ハウス
NAXOSレーベルで、A.バックスやF.ブリッジなどのイギリス物で「コクのある
演奏」を聴かせるかと思えば、リストの超絶技巧作品を難なく演奏して、その
テクニックを惜しげもなく披露するピアニスト、アシュリー・ウェイス。そん
な彼が、これまた難曲として知られるベートーヴェン=リストのピアノによる
交響曲を演奏しています。ここではイギリスのレストレーション・ハウス(ディ
ケンズゆかりの邸宅)に保存されている歴史的フォルテ・ピアノを演奏すること
で、リストの時代の音を奏するという試みがなされています。

ORC100025 ¥1750
ベートーヴェン:
1-3.ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 Op.15
4-6.クーラウ(1786-1832):ピアノ協奏曲 ハ長調 Op.7
マリアンナ・シリンヤン(ピアノ)
コペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団
マイケル・フランシス(指揮)…1-3
ロルフ・グプタ(指揮)…4-6
録音 デンマーク コペンハーゲン,コペンハーゲン大学コンサート・ホール
2010年10月…4-6, 2011年10月…1-3
日本ではまだまだ知名度が高くないかもしれませんが、ヨーロッパでは「期待
の新人」と目されている美人ピアニスト、シリンヤン。ソリストとしても深い
味わいの音楽を奏するのですが、室内楽でもその才能を発揮。こちらも話題の
ヴァイオリニスト、ヴィルデ・フラングともショパンで共演していることは、
マニアの間で有名です。最近はsolo musicaからもCDをリリース(SM173)。注目
間違いなしのピアニストです。




<Toccata>
TOCC0056 ¥2450
ペーテル・スーダ:オルガン作品全集
1-2.前奏曲とフーガ ト短調(1910)/3.パストラーレ/4.フーガ ヘ短調
5.バッソ・オスティナート/6.アヴェ・マリア(オルガンのための変奏)
7.スケルツィーノ/8.ジーグ(バッハ風)
9.リスト(スーダ編):タッソー、悲劇と勝利
※全て初録音
イネス・メイドル(オルガン)
録音1995年5月23日 ヘルシンキ 聖ジョン教会…4.9,
1995年5月22日 ヘルシンキ オールド教会…7.8,
2005年12月27日 タリン ドーム教会…1-2.3.5.6
エストニアのオルガニスト&作曲家ペーテル・スーダ(1883-1920)は、信仰厚い
農民一家の元に生まれました。彼の祖父の弟は聖歌隊指揮者を務めており、幼
いスーダも賛美歌やオルガンに親しんでいたようです。サンクトペテルブルク
音楽院で名手ルイ・ホミリウスとヤーコブ・ハントシンにオルガンを学び、作
曲をグラズノフとリャードフ、ソロヴィヨフに師事します。彼は「エストニア
のオルガン音楽の父」と称されますが、その作品は今までに録音されたことが
なく、このアルバムが初となります。とことんまで対位法の研究を重ねながら、
曲自体は極めてロマンティックなこれらの作品は、まさに美しく細工された工
芸品のような輝きを放っています。幾つかのオリジナルの作品と、フランツ・
リストの「タッソー」をスーダ自身がオルガン用に編曲したものが収録された
1枚、エストニアの現代の名手メイドルが堂々と演奏しています。

TOCC0079 ¥2450
アレクサンドル・チェレプニン:ピアノ作品集1913-1961年
1-4.ピアノ・ソナタ 第1番 Op.22(1918-1919)
5-7.ピアノ・ソナタ 第2番 Op.94(1961)
8-11.郷愁の4つの前奏曲 Op.23(1922)/12.前奏曲 Op.85-9(1953)
13.楽興の時(1913)…初録音/14-19.小組曲 Op.6…初録音
20.ロシア風ロンド(1946頃)…初録音/21-30.対話 Op.46(1920-1930)…初録音
31.ポルカ(1944)…初録音/32.スケルツォ Op.3(1917)…初録音
33-42.表現 Op.81(1951)/43.第4の(1948-1949)…初録音
アレクサンドル・チェレプニン(ピアノ)…1-12
ミハイル・シルヤエフ(ピアノ)…13-43
録音1965年3月30-31日 ニューヨーク マクミラン劇場…1-12,
2012年4月23.29日 ロンドン トリンティ・レイバン・コンセルヴァトワール,
ピーコック・ルーム
ロシア生まれのピアニスト、作曲家アレクサンドル・チェレプニン(1899-1977)
のピアノ作品集です。作曲家ニコライ・チェレプニンを父とし、5歳から音楽を
教わります。父ニコライがバレエ・リュスの指揮者をしていたため、多くの音
楽家から薫陶を受けたアレクサンドルが音楽の道に進んだのは当然のことであ
り、その後も数多くの友人たちと親交を深めながら、独自の道を模索していき
ます。ここに収録されたのは極めて初期の作品である「楽興の時」から後期の
作品「ピアノ・ソナタ第2番」までと、その音楽的深化と変化を目の当たりにで
きる構成となっています。その上、これらを含む4つの作品は作曲家自身による
演奏であり、初CD化となるものです。その他に収録されている7つの作品もほと
んどが初録音という貴重なもので、このロシアの作曲家を知るための重要な足
掛かりになることは間違いありません。ロシアのモダニズムを知る絶好の機会
です。

TOCC0129 ¥2450
リッカルド・マリピエロ:ピアノ作品全集
1-14.主題と14の変奏曲(1938)/15-17.小さな音楽(1941)
18-26.ピアノへの招待(1949)/27-39.星座(1965)
40-46.ピアノのための7つのやさしい小品「ロンディーニ・ディ・アレッサン
ドーロ」(1971)
47-49.2番目の日記(1985)
※全て初録音
ホセ・ラウル・ロペス(ピアノ)
録音 マイアミ フロリダ・インターナショナル・ユニヴァーシティ
2009年8月3.5.11日…27-39, 2009年8月4日…15-17,40-46,
2010年8月11日…1-14,18-26, 2011年8月1日…18-26,47-49
いかにもTOCCATAらしい1枚です。レスピーギ以降のイタリア音楽史に重要な足
跡を残した三人の作曲家、カセッラ、ピツェッティ、マリピエロ(1914-2003)は
当時全盛を誇っていた「オペラ」からの脱却を図り、モンテヴェルディやフレ
スコバルディなどの「古いイタリア音楽」と「器楽音楽」の復興に尽力した人
として知られています。そのフランチェスコ・マリピエロの甥であるリッカル
ドが今回の作曲家です。彼はミラノでピアノを学び、トリノ音楽院で作曲の学
位を取得しました。1938年頃から12音技法に興味を持ち、手始めに「主題と14
の変奏曲」でその技法を使ってみたのでしょう。その後、ダッラピッコラやマ
デルナとともにイタリアの12音技法を推進する先駆者となりました。他の5つの
作品も精緻な技法を凝らして書き上げられていますが、とは言え、12音を徹底
的に追求しながらも、表現や色彩を重んじているためか、時にはルールを破る
ことも厭わなかったようで、時として抒情的な響きが現れるところが面白いも
のです。

TOCC0145 ¥2450
パーシー・シャーウッド:チェロとピアノのための作品全集
1-3.チェロ・ソナタ 第1番 Op.10(1891)/4-6.3つの小品 Op.14(1900頃)
7-10.チェロ・ソナタ 第2番 Op.15(1900)
11-15.チェロとピアノのための5つの小品(1886-1887)
※全て初録音
ヨーゼフ・シュプーナー(チェロ)
デヴィッド・オウエン・ノリス(ピアノ)
録音 2012年1月6-8日 ユニヴァーシティ・オブ・サウスハンプトン,
ターナー・シムス・コンサート・ホール
1866年に生まれたアングロ=ドイツの作曲家パーシー・シャーウッド
(1866-1939)は、今やほとんど歴史の流れに埋もれてしまい、ほとんど誰も顧
みようとはしていません。そんな中、チェリスト、ヨーゼフ・シュプーナーは、
この魅力的な「忘れられた作曲家」の復興に力を注ぎ、長い間知られていなか
ったシャーウッドの人生と音楽を再現することに成功しました。かつては母国
ドレスデンで重要な位置にいたシャーウッドですが、第1次世界大戦の初めに
イギリスに渡ってからは、隠遁生活を送り、その名前と音楽は彼の死とともに
歴史から消えてしまったのです。ここ最近になぅて、いくつかの合唱作品や、
ピアノ協奏曲などは少しずつ聴かれ始めてきましたが、今回のチェロ作品集は
本当に演奏される機会すらないものでした。ロマンティックで内省的なこれら
の音楽について語り尽くすかのような、シュプーナーによる愛に満ちた24ペー
ジのブックレットには頭が下がる思いがします(英語のみ)。

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12-08 No.24-1

2012年08月25日 11時39分29秒 | Weblog
<ライプツィヒMDR交響楽団自主制作レーベル>
ライプツィヒMDR交響楽団は、ドイツ連邦共和国ザクセン州ライプツィヒに本
拠を置く中部ドイツ放送協会(MDR)所属オーケストラで、中部ドイツ放送交響
楽団とも呼ばれます。ドイツ再統一までは、ライプツィヒ放送交響楽団と称し
ていましたが、放送局の再編により中部ドイツ放送協会が誕生したのをきっか
けに、ライプツィヒ放送フィルハーモニー管弦楽団がライプツィヒ放送交響楽
団へ合併する形で1992年に再編され、現在の名称を冠しています。1923年に創
立されたライプツィヒ放送交響楽団は、旧東独を代表するオーケストラであり、
歴代の指揮者も素晴らしい人々が顔をそろえています。ヘルマン・アーベント
ロート、ハインツ・レーグナー、ヘルベルト・ケーゲル、ダニエル・ナザレス、
ファビオ・ルイージ・・・。中でも鬼才ケーゲルとの一連の録音は、クラシッ
ク・マニアの間でもその独特な解釈ゆえに「伝説的な名演」とされており、ま
さに信奉者が絶えないことでも知られています。他にもアーベントロートやポ
ンマーなどの録音も多く、鄙びた音色と丁寧な音つくりに定評があるオーケス
トラです。ライプツィヒMDR交響楽団として活動を始めてからは、ファビオ・
ルイージとのマーラーやフランツ・シュミットなどの演奏がリリースされてい
ますが、ここでも落ち着いた響きとオーケストラの機動力を生かした見事な音
楽が繰り広げられていたのが記憶に新しいところです。そんなライプツィヒ
MDR交響楽団ですが、2007年からは準・メルクルが音楽監督を務め、この伝統
ある楽団にまた新たな息吹を与えたのをきっかけに自主制作レーベルを発足し
たのです。記念すべき最初のリリースとなるのは、2009年、メンデルスゾーン
の生誕200年を記念して実施された3つの演奏会のライブ録音です。
第1弾…ジャン=ラシーヌの戯曲を基にした劇音楽「アタリー」Op.74
第2弾…ソフォクレスの悲劇「アンティゴーネ」Op.55
第3弾…ソフォクレスの悲劇「コロノスのオイディプス」Op.93
これらはメンデルスゾーンの作品の中では、ほとんど秘曲扱いであり聴く機会
もまずありませんが、どれもが円熟期の1840年から1845年にかけて書かれたも
のであり、美しい旋律と迫真のドラマに満ちた素晴らしい音楽です。

MDR1201 ¥1750
メンデルスゾーン:付随音楽「アタリー」Op.74(J.ラシーヌの劇のための)
ドミニク・ホルウィッツ(Narrator)/ルース・ツィーザク(S)
ヤーナ・ブッフナー(S)/アンティゴネ・パポウルカス(Ms)
アネッテ・ヴィーデマン(Ms)
ライプツィヒMDR交響楽団
準メルクル(指揮)
録音 2009年6月7日 ライブ録音メイン・アウディトリウム・オブ・ザ・ニュー
・ゲヴァントハウス
アタリーは、旧約聖書に登場する「ユダの猛女王」の名前で、同じ題材のヘン
デルのオラトリオが知られています。ラシーヌは、この物語をギリシャ悲劇風
の戯曲に仕立てています。

MDR1202 ¥1750
メンデルスゾーン:
付随音楽「アンティゴーネ」Op.55(ソフォクレスの劇のための)
(配役)クレオン…ドミニク・ホルウィッツ
アンティゴネ…アンナ・フランツィスカ・スルナ
イズメーネ…アンネ・ベルク/見張り…ニコラウス・オコンクォ
テイレシアス…ティロ・プルックナー/ハエモン…ジモン・ツィガー
(合唱ソリスト)トーマス・オルテル=ゴルマンス(バス)
アンドレアス・フィッシャー(テノール)
クリスティアン・セアンセン(テノール)/トーマス・ラツァーク(バス)
イ・グンウク(バス)
ライプツィヒMDR放送合唱団(男声)/ライプツィヒMDR交響楽団
準・メルクル(指揮)
録音 2009年1月11日 ライブ録音 ライプツィヒ,メイン・アウディトリウム・
オブ・ザ・ニュー・ゲヴァントハウス
こちらはギリシャ三大悲劇詩人の一人であるソフォクレスが紀元前442年頃に書
いた悲劇です。メンデルスゾーンはこの物語を序奏と7曲の男声合唱で描き出し
ました。緊迫するドラマが涙を誘います。

MDR1203 ¥1750
メンデルスゾーン:付随音楽「コロノスのオイディプス」Op.93
(ソフォクレスの劇のための)
(配役)オイディプス…ドミニク・ホルウィッツ
アンティゴネ…アンナ・フランツィスカ・スルナ
イズメーネ…アンネ・ベルク/クレオン…ニコラウス・オコンクォ
テーゼウス…ティロ・プルックナー
ポリュネイセス&コロノスの市民…ジモン・ツィガー
(合唱ソリスト)ラインハルト・デッカー(バス)
アンドレアス・フィッシャー(テノール)
クリスティアン・セアンセン(テノール)/トーマス・ラツァーク(バス)
イ・グンウク(バス)
ライプツィヒMDR放送合唱団/ライプツィヒMDR交響楽団
準・メルクル(指揮)
録音 2009年4月7日 ライブ録音 ライプツィヒ,メイン・アウディトリウム・
オブ・ザ・ニュー・ゲヴァントハウス
こちらは「アンティゴーネ」の物語の先駆をなすエピソードです。
プロイセン王からの委嘱作品であり、「アンティゴーネ」とはまた違った味わ
いを持った大作となっています。




<solo musica>
●バーゼル交響楽団シリーズ
バーゼル交響楽団は、スイスのバーゼル市にあるオーケストラで、バーゼル劇
場の座付きオーケストラでもあります。 1997年に旧バーゼル交響楽団と、バー
ゼル放送交響楽団が合併し発足。2009年からはデニス・ラッセル・デイヴィス
を首席指揮者に迎え、一層のレパートリーの拡充を図るとともに、完全なるア
ンサンブルとスタイリッシュな妙技を追求しています。1876年に設立された旧
バーゼル交響楽団は、1927年から1935年にはワインガルトナーが首席指揮者を
務め、他にもホルスト・シュタイン、モーシェ・アツモン、アルミン・ジョル
ダンなど錚々たる顔ぶれの名指揮者たちによって育て上げられたオーケストラ
です。 客演指揮者は数知れず、古くはブラームスやマーラー、フルトヴェング
ラー、最近ではブーレーズ、デュトワ、ゲルギエフなどが、この独自の味わい
を持つオーケストラを演奏しています。最近では、ヴェンツァーゴによる斬新
なブルックナーの録音もありますが、デニス・ラッセル・デイヴィスは、この
オーケストラから更なる新しい響きを紡ぎだすことに成功したようです。

SOB01 ¥1750
シューベルト:
1-4.交響曲 第3番 ニ長調 D200
5-8.交響曲 第5番 変ロ長調 D485
バーゼル交響楽団
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
録音 2011年9月21日…1-4, 2012年1月11-12日…5-8
シュタット・カジノ・ベーゼル・ムジクザール ライブ録音

SOB02 ¥1750
オネゲル:
1-3.交響曲 第1番 ハ長調
4-6.交響曲 第3番「典礼風」
バーゼル交響楽団
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
録音 2011年3月2-3日…1-3, 2012年1月18-19日…4-6
シュタット・カジノ・ベーゼル・ムジクザール ライブ録音

●ウィーン交響楽団シリーズ
WS001 ¥1750
WSLP001(アナログLP2枚組) ¥4050
マーラー:交響曲 第1番
ウィーン交響楽団
ファビオ・ルイージ(指揮)
今回、ウィーン交響楽団は新たに新レーベルを設立し、そのリリース第1弾とし
て所縁の深いマーラー(1860-1911)の第1番をお届けいたします。豊かな歴史に
裏打ちされた響きに、現代的解釈を施すルイージの棒によるマーラーの青春記。
まさに新星レーベルの誕生にぴったりの作品、かつ演奏です。音へのこだわり
も感じさせるLP2枚組も同時発売。


<SoloMusica>
SM171 ¥2080
ユジョン・イ:プロコフィエフを弾く
1-3.プロコフィエフ:チェロ協奏曲 Op.125
4-10.「ロメオとジュリエット」第1組曲 Op.64b (フォーク・ダンス/情景/
マドリガル/メヌエット/仮面/ロメオとジュリエット/ティボルトの死)
ユジョン・イ
ロストック北ドイツフィルハーモニー管弦楽団
フローリアン・クルムペック(指揮)
録音 2011年10月11-12日…1-3,
2011年5月6-7日…4-10 ドイツ ロストック・オペラ・ハウス
韓国のみならず世界中で注目を浴びている若き女性チェリスト、ユジョン・イ
のプロコフィエフ(1891-1953)。彼女の暖かい音色と驚異的な音楽性、そして大
胆なパフォーマンスは全ての聴衆の心を鷲掴みすること間違いありません。
9歳でチェロを始めた彼女ですが、瞬く間に才能を発揮し、通常なら15歳から入
学を認められるパリ国立高等音楽を始め、ブリュッセル王立音楽院を経て、
ジュリアード音楽院に留学し、ジュヌヴィエーヴ・ハステッド奨学金を授与さ
れました。13歳で韓国デビューしてからは、世界中でリサイタルを行うなど活
発に活動しています。このプロコフィエフの協奏曲は、1938年に初演された第
1番の協奏曲を、名手ロストロポーヴィチの提言で1951年から1952年にかけて改
訂したもの。もともと不評だった作品(演奏が難しすぎたと言われる)ものを作
り替えたとはいえ、全く違う作品となり、またオーケストラ部分の色彩が豊か
になるなど、大規模で堂々とした曲に仕上がっています。これを聴いてショス
タコーヴィチもチェロ協奏曲の作曲を決意したと言われています。カップリン
グの「ロメオとジュリエット」も含め、指揮者のクルムベックの手腕も聴きど
ころです。

SM173 ¥2080
“Il Viaggio”-旅
1.リスト:巡礼の年第2年-ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」
2.リスト:悲しみのゴンドラ 第2稿/3.ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1
4-6.モーツァルト:ピアノ・ソナタ ハ長調 K330
7-9.ティグラン・マンスリアン:小品 第1番/小品 第2番/小品 第3番
マリアンナ・シリンヤン(ピアノ)
録音 2011年6月26-28日 デンマーク放送協会 'Koncerthuset'
「旅」と題された美しいピアノ曲集。ピアニストのシリンヤンは2006年ミュン
ヘン国際音楽コンクールの入賞者であり、ソリスト、室内楽奏者として世界中
で活躍しています。2009年にはデンマークの音楽批評家協会から年次賞、2010
年には「デンマークのラジオP2アーティスト賞」を授与されるなど北欧でも評
価が高い人です。このアルバムでは、リストとベルク、モーツァルトとアルメ
ニアの作曲家マンスリアンの作品を演奏していて、各々の曲に対する彼女の思
いがブックレットに付されており、中でもモーツァルトのソナタについては、
彼女がホロヴィッツの実演に触れた際の強い印象が語られるなど、一歩踏み込
んだ思い出が感じられます。

SM174 ¥2080
Saxismtango
1.ディセポロ:YIRA YIRA/2.ピアソラ:BUENOS AIRES HORA CERO
3.ピアソラ:BALADA PARA UN LOCO/4.ピアソラ:MEDITANGO
5.エスポシト:MAQUILLAJE/6.ニシンマン:INSECTS & HUMANS TANGO
7.ピアソラ:MI LOCO BANDNEON/8.ピアソラ:TANGUERA
9.トロイロ/マンツィ:ROMANCE DE BARRIO/10.ブウスケス:SUENO DE BARRILETE
11.ピアソラ:JEANNE ET PAUL/12.ピアソラ:SOLEDAD
Saxismtango(メンバー:マルセラ・アーロヨ(ヴォーカル)/マルセロ・ニシンマ
ン(バンドネオン&作曲&編曲)/アンヘル・ハルシア・アルネス(ギター&編曲)
/ハビエル・ベッツァート(ピアノ)/ハンネス・ギガル(コントラバス)/マハ・
リサク・バッローソ(ソプラノ&アルト・サクソフォン)/ウィテク・コルナッキ
(ソプラノ・サクソフォン&クラリネット)/ロルフ・ビューリ(テナー・サクソ
フォン&バス・クラリネット&編曲))
録音 2010年5月17-18日,2011年5月9-11日 スイス アルテ・キルヒェ・
ボズウィル
このアルバムのタイトルは「詩的な情熱」であり、その言葉通りに熱い作品が
収録されています。伝統的なタンゴを奏するバンドネオンに、ギターやピアノ、
コントラバスなどの楽器の音色を加え、モダンな音楽へと再構築することで、
また新しい魅力が花咲きます。ヴォーカルのマルセラ・アーロヨの表情豊かな
歌が、また素晴らしいの一言です。

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12-08 No.24-2

2012年08月25日 11時38分43秒 | Weblog
<Dynamic>
DYNBRD-55663(Blu-ray) ¥3450
DYNDVD-33663(DVD-Video) 2枚組 ¥3050
CDS-663(CD) ¥1750
フランチェスコ・カヴァッリ:歌劇「ジャゾーネ」
フェデリコ・マリア・サルデッリ(指揮)
フランドル・オペラ(オーケストラ&合唱)
マリアム・クレマン…舞台演出/ジュリア・ハンセン…衣装・情景
アントワープ,フランドル・オペラ
ジャゾーネ…クリストフ・デュモー(カウンターテナー)
メデア…カタリナ・ブラディク(ソプラノ)
イジフィレ…ロビン・ヨハンセン(ソプラノ)
ジュピター/ベッソ…ヨゼフ・ワーグナー(バス)
デモ…フィリッポ・アダミ(テノール)
デルファ…エオロ・ヤニフ・ドール(カウンターテナー)
アモーレ…アリンダ・アンゲリク・ノルドゥス(ソプラノ)
エルコーレ(ヘラクレス)…オレステ・アンドリュー・アシュウィン(バス)
エジェオ(アイゲウス)…ソレ・エミリオ・ポンス(テノール)
2010年5月アントワープ/世界初収録映像/収録時間:198分+5分(インタビュー)
字幕:仏・英・独・西・伊・韓
17世紀全体を通じて、最も頻繁に演奏されたオペラと言われるのがこの「ジャ
ゾーネ」です。1649年にミラノ、その翌年にルッカで上演されたとされ、その
後様々なイタリアの都市で(題名を変えながら)21回に渡って再演されたと記録
されています。登場人物は、良く知られた「メディア」とほぼ同じですが、人
物描写や物語はかなり変更を加えられており、本来は「悲劇」であるはずの冒
険譚が、コミカルな三角関係の成り行きへと変貌しています。音楽は同時期の
モンテヴェルディの作風とは大きく異なり、劇的でユーモラスです。スコアは
残念ながら完全な形で残っておらず、ところどころは通奏低音のみが書かれて
いたのですが、これは指揮者サルデッリが復元し、見事に演奏しています。ま
たサルデッリ(1602-1676)はリコーダーの名手でもあり、このオペラでもその
妙技を披露しています。
さて、この映像ですが、昨今のバロック・オペラの演出の例に漏れることなく、
極めて現代的で、また趣向を凝らしたものであり、コミカルな場面もふんだん
に用意されていて、見どころ満載となっています。ジャゾーネ役のデュモーは、
声の美しさももちろんのこと、ルックスが優柔不断な二股オトコそのものであ
り、女が惚れてしまうのは仕方ないなぁ。と妙に納得してしまうのです。女声
陣は存在感たっぷりで、他の役どころの人たちも すっかりはまっています。
バロックオペラの楽しさに浸れる作品です。

CDS-721 2枚組 ¥3050
タルティーニ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ集第1集
25の小ソナタ-ヴァイオリン・ソナタより
チルトミール・シスコヴィッチ(ヴァイオリン)
録音1997年トリエステ
「悪魔のトリル」で知られるイタリアのバロック期の作曲家タルティーニ(1692
-1770)。彼はこの時代の作曲家としては珍しく、教会音楽やオペラは全く書く
ことがなく、すべての愛情を器楽音楽へ捧げたことで知られています。このソ
ナタ集はパドヴァ、アントニアーナ図書館に所蔵されているもので、ここでは
無伴奏で演奏されていますが、過去にはチェロの通奏低音を施して演奏してい
るものもありました。日本でもたびたび演奏会を開いている、スロヴェニアの
血を引くトリエステ生まれのヴァイオリニスト、シスコヴィッチの暖かく、よ
く歌う音色が印象的です。

CDS-686 2枚組 ¥3050
レオナルト・ヴィンチ:歌劇「パルテノペ」
※世界初録音
パルテノペ…ソニア・プリーナ(アルト)
ロスミーラ…マリア・グラツィア・スキアヴォ(ソプラノ)
アルサーチェ…マリア・エルコラーノ(ソプラノ)
エミーリオ…エウフェミア・トゥファノ(メゾ・ソプラノ)
アルミンド…ステファノ・フェラーリ(テノール)
オルモンテ…シャルルス・ド・サントス(バス)/イ・トゥルキーニ
アントニオ・フローリオ(指揮)
録音2011年4月スペイン,ムルシア
「パルテーノペ」とはギリシャ神話に登場する、少女の姿を持つセイレーンの
一人。このスタンピーリャの台本ではギリシャの王女として登場し、ナポリを
建国した女王として描かれています。
イ・トゥルキーニは1987年に設立された、主に17.18世紀の知られざるナポリの
作曲家の作品を蘇演するアンサンブルです。ユニークなプログラムと、バロッ
ク時代の音楽に対する厳しいアプローチが非常に高く評価されています。

CDS-710 ¥1750
「テスタメントゥム」
ジョヴァンニ・レグレンツィ:5声のミサ・ラウレナータ
1-3.18のトリオ・ソナタ Op.2-2「ラ・スピリムベルガ」
4.入祭唱「ここは恐ろしき場所かな」/5.キリエ/6.グローリア
7.昇階唱「われ一つの」/8.アレルヤ「汝の館に住む者は幸いなり」
9.クレド/10.オッフェルトリウム「神なる主」/11.サンクトゥス
12.アニュス・デイ/13.コンムニオ:ドゥムス・マエ
14-16.18のトリオ・ソナタ Op.2-14「ラ・クェリーニ」
17-19.こぞって祝え、シオンの娘たちよ
20.インプロヴィサツィオーネ(即興演奏)/21.救い主のうるわしき母
22.インプロヴィサツィオーネ(即興演奏)/23-26.今日、天は賑わう
リア・セラフィーニ(ソプラノ)/ロベルタ・ギウア(ソプラノ)
オフィチーナ・ムジクム
リッカルド・ファヴェーロ(指揮)
録音 2009年9月パドヴァ 世界初演時の収録
1681年、ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690)は聖マルコ大寺院の副楽長に
就任します。そこで目覚ましい活躍をしたため、その4年後の1685年には楽長に
昇進することになったのです。そして1690年5月27日に亡くなるまで、その重要
な地位にあり、多くの作品と、多くの子弟を育てあげました。そんな宗教的に
は要職にあったレグレンツィですが、彼の35年の後半生に書かれた宗教曲は、
Op.17のソロ・モテット集が甥によって死後に出版された他は、ほとんど出版さ
れることがなく、ほとんどの作品は各地の図書館などに草稿のコピーが残され
ているのみとなっています。このアルバムに収録されているミサ曲は、ロレー
トの教会に原稿が保存されているもので、1689年の日付が記されています。こ
の録音は、トリオ・ソナタや即興演奏を含む一連のミサとして記録されていて、
17世紀終わりのヴェネツィアの礼拝風景が鮮やかに目の前に浮かびます。

CDS-720 2枚組 ¥3050
タンミッタム・パーカッション・アンサンブル25周年記念アルバム
(CD1)
1-3.ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983):
パルティータ「ラモーを讃えて」(1964)
4.ブルーノ・マデルナ(1920-1973):
2台のピアノとインストゥルメンツのための協奏曲
5.マリオ・パゴット:
2台のピアノとパーカッションのための「アイデアの影I」(2006)…世界初録音
6.マリオ・パゴット:
2台のピアノとパーカッションのための「アイデアの影II」(2006)…世界初録音
7-9.クラウディオ・スカンナヴィーニ(1959-):
2台のピアノとパーカッションのための「3つのミニアチュア」(2010)
…世界初録音
10.フランチェスコ・シュヴァイツァー(1965-):
2台のピアノとパーカッションのための「ビザンティウムへの船出」
…世界初録音
11-14.ネイ・ロサウロ(1952-):
マリンバとパーカッション・アンサンブルのための協奏曲(1989)
(CD2)
1.ルロイ・アンダーソン(1908-1975):タイプライター(1950)
2-4.ネイ・ロサウロ:
ヴィヴラフォンとパーカッション・アンサンブルのための協奏曲(1996)
5-9.グイド・ファッキン:
ハープとパーカッションのための組曲「WU SHIH」…世界初録音
10-12.トーマス・ゴーガー:
パーカッション・プレイヤーのための「ゲインズバラ」(1965)
13.グイド・ファッキン:
メゾ・ソプラノとパーカッション・アンサンブル(6人の奏者)のための「グロリ
ア・エ・モルテ」(1987)
14.リッカルド・リッカルディ:
ハープとパーカッションのための「L’AGO DELLA BILANCIA」…世界初録音
15.エドガー・ヴァレーズ(1883-1965):イオニザシオン
タンミッタム・パーカッション・アンサンブル
グイド・ファッキン(指揮)
録音1992年-2011年
1986年、グイド・ファッキンがヴェネツィアに設立した「タンミッタム・パー
カッション・アンサンブル」は2011年に25周年を迎えました。この2枚組はこれ
を記念して制作されたもので、1992年から2011年までの様々な時代の演奏が収
録されています。1枚目のCDはタイユフェールの「ラモーを讃えて」と、マデル
ナの協奏曲で始まります。この2曲はこのアンサンブルがDYNAMICレーベルに初
めて録音した記念碑的な作品であり、彼らの方向性を決定付けた演奏でもあり
ます。世界初録音も多数含まれたバラエティ豊かなアンソロジーです。

CDS-724 ¥1750
「2つの世界の間で」
1-6.アンドレ・ランプロア(1929-2004):
サン・アデランへのオマージュ (Cantique(Entree solennelle)/A son maitre
Remacle (Meditation)/L'Envoi en mission(Choral)/Le miracle de la source
(Offertoire)/La resurrection de Guiza(Communion)/Au Christ couronnant
(Sortie))
7-9.ギー・ド・リオンクール(1885-1961):
3つのグレゴリアの旋律 (Clemens rector/Puer natus est/Pascha nostrum)
10-12.デニス・ベダール(1950-):
ソナタ I (インヴェンティーノ/舟歌/フモレスケ)
13-15.アラリッヒ・ヴァルナー(1922-2005):
ルディウム I/ルディウム II/ルディウム III
16.ジョルジョ・パリ(1961-):アリオ・モード
17-19.イタロ・ディ・チオッチオ(1953-):
ダイアローグ(アレグロ/アンダンテ/アレグロ)
マッシモ・ジャッケッティ(サクソフォン)
マヌエラ・ディ・マルコ(オルガン)
録音 2011年7月レッコ
神の言葉を伝えるオルガン、かたや、現代の都市の孤独を歌い上げるサクソフォ
ン。この対極にある2つの楽器の溶け合う響きを楽しむユニークな1枚です。全
てが20世紀の作曲家によるオリジナルの作品ですが、どれも親しみやすく、懐
かしい雰囲気を持っていて、神秘的であり感傷的です。神聖な雰囲気を醸し出
すかと思えば、まるでプーランクやイベールのように機知に富んだ音楽もあり、
この2つの楽器の特性を極限まで追求するとともに、未知の響きを味わうという
極上のひと時を楽しめます。

DM-8028 ¥1050
フェルディナント・エロール:序曲と交響曲集
1.歌劇「ザンパ」-序曲/2.歌劇「クレルクの草原」-序曲
3-6.交響曲 第1番 ハ長調/7-9.交響曲 第2番 ニ長調
スイス・イタリア語放送管弦楽団
ヴォルフ=ディーター・ハウシルト(指揮)
録音1998年9月ルガノ CDS282の再発盤
19世紀末フランスで活躍したオペラ作曲家、フェルディナント・エロール
(1791-1833)の序曲と交響曲集です。

DM-8029 ¥1050
ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ:管弦楽組曲集
1-6.組曲 ヘ長調(序曲/エア/戯れ/エア/プーレ/メヌエット)
7-12.組曲 ニ長調(序曲/エア/戯れ/エア/庭師/メヌエット)
13-22.組曲 イ短調(序曲/戯れ/ガヴォット I/ガヴォット II/アリア/ブーレ I
/ブーレ II/アリア/メヌエット I/メヌエット II)
カペラ・サヴァリア
パル・ネメト(指揮)
録音1999年1月ハンガリー・ソンバトヘイ CDS233の再発盤

DM-8030 ¥1050
セザール・フランク:室内楽作品集
1-3.ピアノ三重奏曲 第1番 嬰ヘ短調 Op.1
4-7.ピアノ三重奏曲 第2番 変ロ長調「サロンの三重奏曲」 Op.1
8.ピアノとヴァイオリンのための大二重奏曲 変ロ長調「グレーラクのギュリ
スタン」のモティーフによる」 Op.14
9.アンダンティーノ・クイエトーソ 変ホ長調 Op.6
マリアナ・シルブ(ヴァイオリン)/ミハイ・ダンチラ(チェロ)
ルクサンドラ・コラン(第2ヴァイオリン)/ミハイル・サルブ(ピアノ)
録音1981-1982年ジェノヴァ CDS021の再編盤

DM-8031 ¥1050
ヴィヴァルディ:ラ・チェトラ Vol.2
1-3.ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 RV380
4-6.2台のヴァイオリンのための協奏曲 変ロ長調 RV526
7-9.ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 RV183
10-12.ヴァイオリン協奏曲 ト短調 RV327
13-15.ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 RV171
16-18.2台のヴァイオリンのための協奏曲 イ長調 RV520
ジョヴァンニ・グリエルモ(ヴァイオリン)
カルロ・ラツァリ(ヴァイオリン…4-6.16-18)
ラルテ・デラルコ
録音1995年6月ヴェネツィア CDS147の再編盤
2枚組で発売されていたヴァイオリン協奏曲集からのセレクトです(他の収録曲
は既発のDM8011でお聞きいただけます)。




<SonoLuminus>
DSL.92157(1CD+1BD) ¥2450
アメリカーナ
1.コープランド(1900-1990):バレエ音楽「ロデオ」-ホーダウン
2-5.ドヴォルザーク(1841-1904):
弦楽四重奏曲 第12番 ヘ長調 Op.96 B179「アメリカ」
6.バーンスタイン(1918-1990):「ウエスト・サイド・ストーリー」-クール
7.アメリカ民謡:シェナンドー
8-11.ガーシュウイン(1898-1937):3つの前奏曲
11.ビル・モンロー・メドレー-ウィリアム・モンロー
12-15.フィリップ・グラス(1937-):弦楽四重奏曲 第3番「ミシマ」
〈ボーナス・トラック〉16.アイリッシュ・ルーツ・メドレー
モダン・マンドリン・クァルテット
アメリカを象徴する様々な作品を、マンドリン四重奏で演奏するという魅力的
なコンセプトアルバムです。モダン・マンドリン・クァルテットは1985年に設
立されたアンサンブルで、20世紀初頭の楽器(2台のマンドリン、サイズが一回
り大きいマンドラ、低音が出せるマンドロン・チェロ)を用いることで、通常の
弦楽四重奏と同じ、もしくはそれ以上の作品の演奏が可能です。すでに様々な
形態の90作品を演奏しています。このアルバムにもblu-rayディスクが同梱さ
れており、5チャンネルのサラウンドで豊かな音場をお楽しみいただけます。

DSL.92158 2枚組 ¥2450
夜想曲
〈CD1〉
1.フィールド(1782-1837):夜想曲 第4番 イ長調
2.ショパン(1810-1849):夜想曲 嬰ハ短調 Op.27-1
3.レスピーギ(1879-1936):「6つの小品」-ノットゥルノ
4.スクリャピン(1872-1915):左手のための夜想曲 変イ長調 Op.9-2
5.フォーレ(1845-1924):夜想曲 変イ長調 Op.33-3
6.ジャン・フランセ(1912-1997):夜想曲
7.シベリウス(1865-1957):夜想曲 ホ短調 Op.24-8
8.ビゼー(1838-1875):夜想曲 ニ長調
9.バラキレフ(1837-1910):夜想曲 第2番 ロ短調
10.アルカン(1813-1888):第1の夜想曲 Op.22
11.サティ(1866-1925):第1の夜想曲
12.プーランク(1899-1963):夜想曲 第1番 ハ長調
13.シリル・スコット(1879-1970):ノットゥルノ Op.54-5
14.グリーグ(1843-1907):ノットゥルノ Op.54-4
15.ラフマニノフ(1873-1943):夜想曲 イ短調 Op.10-1
16.タンスマン(1897-1986):「5つの印象」-夜想曲
〈CD2〉
1.ショパン:夜想曲 変ロ短調 Op.9-1
2.ドビュッシー(1862-1918):夜想曲 変ニ長調
3.クララ・シューマン(1819-1896):ノットゥルノ Op.6-2
4.アレック・ローリー(1892-1951):夜想曲 第5番 ヘ長調
5.ファリャ(1876-1946):ノクトゥルノ ヘ短調
6.リスト(1811-1886):夜想曲「愛の夢」第3番 変イ長調 S541
7.バーバー(1900-1981):夜想曲 Op.33
8.A.チェレプニン(1899-1977):夜想曲 嬰ト短調 Op.2-1
9.チャイコフスキー(1840-1893):夜想曲 嬰ハ短調 Op.19-4
10.ノーマン・デロ=ジョイオ(1913-2008):夜想曲 ホ長調
11.ボロディン(1833-1887):「小組曲」-夜想曲
12.グリフィス(1884-1920):ノットゥルノ 変イ長調 Op.6-2
13.ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル(1805-1847):ノットゥルノ ト短調
14.メノッティ(1911-2007):「ポエメッティ」よりノットゥルノ
15.ヴォーン=ウィリアムズ(1872-1958):「小さなピアノの本」-夜想曲
16.コープランド(1900-1990):真夏の夜想曲
マイケル・ランドルム(ピアノ)
「夜想曲」という形式は、一般的にアイルランドの作曲家ジョン・フィールド
が最初に確立したと言われています。これは単一楽章からなるピアノのための
小品で、それ以前の「ノットゥルノ」や「セレナーデ」とは若干趣きが異なり、
どちらかというと夜の感傷的な気分を前面に押し出したものでした。この形式
をとりわけ愛したがショパンであり、現代では「夜想曲」と言うと、ショパン
の美しいメロディを思い出す人も多いのではないでしょうか?
ジョージア州出身のピアニスト、マイケル・ランドルムは美術の修士号も持つ
俊英であり、映画にも深い知識を有しているアーティストです。

DSL.92159(1CD+1BD) ¥2450
ドメニコ・スカルラッティ:
歌劇「ラ・ディリンディーナ」と室内カンタータ「眠りの中に」
1-7.歌劇「ラ・ディリンディーナ」 第1部/8-11.ソナタ ニ短調 K90
12-15.ソナタ ト長調 K91/16-21.歌劇「ラ・ディリンディーナ」 第2部
22-26.室内カンタータ「眠りの中に」
ジェイミー・バートン(メゾ・ソプラノ)/ブリアン・シルクリフェ(バリトン)
ヨーゼフ・ゲインズ(テノール)/セリーヌ・リッチ(ソプラノ…22-26)
アルス・リリカ
この作品は、実は独立した歌劇ではなく、あくまでも他の歌劇(オペラ・セリア
「アンブレート(ハムレット)」)の幕間劇として作曲されたもの。重苦しい物語
で暗くなってしまった聴衆の心を解き解すための、軽い小品なのでした。その
後、マルティーニも同じ台本で作曲しています。「眠りの中に」は対照的に悲
しい作品で、振られた恋人を忘れることができない主人公は、夢の中でも彼女
を思い続け、その苦しい胸の内を歌うというものです。
1998年に指揮者マシュー・ダーストによって設立されたアルス・リリカ・ヒュ
ーストンはアメリカの古楽界で絶賛され、2011年グラミー賞のベスト・オペラ
部門にノミネートされました。このアルバムにもblu-rayディスクが同梱されて
おり、5チャンネルのサラウンドで豊かな音場をお楽しみいただけます。

DSL.92160 ¥2080
ブルーベックとアメリカンの詩集
1-4. 4つの新しいイングランドの小品 (私たちの街の秋/かつて私は、とても
幼い頃/2つの教会/どのようにあなたの庭は育っているの?)
5.寂然/6.夏の歌/7.心残り/8.月のような静寂/9.夢見る人
10.天国/ブギ 午前1時/11.夕暮れ/12.私は世界を夢見る/コラール
13.フェスティヴァル・ホール/14.私は小さな影を持つ/15.車輪
16.銀の雨の時に/17.ワイルド・シングスの平和/18.風/19.真実
パシフィック・モーツァルト・アンサンブル
リン・モロー(指揮)
ジャズ・ピアニストとして知られるデイヴ・ブルーベックですが、彼は「クラ
シックの作曲家」としても素晴らしい作品を数多く書いています。それはもち
ろん彼が得意としたピアノ曲が多いのですが、このアルバムに収録されている
合唱作品も見事な出来栄えです。彼が選んだ歌詞は、ラングストン・ヒューズ
やウェンデル・ベリー等、アメリカの根源を詠う詩人たちのものであり、それ
らの詩が持つ郷愁や愛国心は、ブルーベックの繊細な心を表現するにまことに
ふさわしいものでした。彼自身の「詩についての考察」はブックレットに収録
されています(英語)。指揮者リン・モローはソノマ州立大学の音楽科の教授で
ありアメリカ音楽の研究者です。ずっと以前からブルーベックと交流があった
彼女はこの合唱作品集についても、彼と直接議論を交わし、ブルーベック自身
も「彼女の解釈を支持している」と述べ、いくつかの作品を捧げています。そ
んな良き理解者による極上の演奏。これ以上望むものはありません。

DSL.92161 ¥2080
ヴァイル・イベール・ベルク
1-5.クルト・ヴァイル(1900-1950):
ヴァイオリンと管楽オーケストラのための協奏曲 Op.12
6-8.イベール(1890-1962):チェロと10の管楽器のための協奏曲
9-11.ベルク(1885-1935):ピアノとヴァイオリン、13の管楽器のための協奏曲
バトン・ルージュ・シンフォニー・チャンバー・プレイヤーズ
3人の近代作曲家の室内楽作品集です。この3曲はどれも1925年前後に書かれて
いますが、それぞれ作風は全く違うところが興味深いものです。
バトン・リュージュ交響楽団のメンバーたちによる精緻なアンサンブルでお聴
きください。

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12-08 No.23-1

2012年08月24日 19時05分26秒 | Weblog
<EMI CLASICCS>
CDCW-4403292 ¥1500
キングス&クイーンズ-ザ・ミュージック・オブ・パーセル&ヘンデル
1 ヘンデル:「ガウラのアマディージ」-Sento la gioa
パーセル:アーサー王組曲
2  第1幕 序曲
3  第1幕 来られるものならかかってこい
4  第5幕 シンフォニー
5  第2幕 羊飼いよ、羊飼いよ、誘惑はやめなさい
6  第5幕 美しいブリテンのニンフよ
7  第5幕 トランペット・チューン
8  第5幕 すべての島にまさる、最も美しい島
9 ヘンデル:「アタランタ」序曲
10 ヘンデル:永遠の源よ-アン王女の誕生日のためのオード
パーセル:妖精の女王 組曲
11  シンフォニー
12  ロンドー
13  第1幕の音楽ージグ
14  第5幕 プレリュード
15  シャコンヌと合唱
16 パーセル:来たれ汝ら、芸術の子よ-トランペットを吹きならせ
ヘンデル:組曲ニ長調 (ウォーター・ピース)
17  序曲
18  ジーグ(アレグロ)
19 ミヌエット(アリア)
20  ブーレ
21  行進曲第2番
22 パーセル:妖精の女王-嘆き
23-26 ヘンデル:オーボエ協奏曲第1番
演奏:アリソン・バルサム(トランペット)
トレヴァー・ピノック&イングリッシュ・コンサート
世界の女流トランペット奏者の中でも最高峰の実力と人気を誇るバルサムの最
新作は、イギリス・バロックを代表する作曲家の作品を、その分野のエキスパ
ートであるトレヴァー・ピノックとイングリッシュ・コンサートとの共演で録
音。カウンターテナーのレスティン・デイヴィーズとソプラノのルーシー・ク
ロウも参加して華をそえる。

CDCW-3193012 ¥1500
ジョン・ウィルソン/ロジャース&ハマースタイン・アット・ザ・ム―ビーズ
ロジャース&ハマースタイン:
1  「オクラホマ」-メイン・タイトル
2  「オクラホマ」-People Say We're in Love
3  「回転木馬」-回転木馬のワルツ
4  「回転木馬」-もしもあなたを愛したら
5  「回転木馬」-6月、咲き乱れる
6  「回転木馬」-人生はひとりではない
7  「回転木馬」-Sililoquy(ソロ)
8  「南太平洋」-I'm gonna wash that man right out of my hair
9  「南太平洋」-バリハイ
10 「南太平洋」-魅惑の宵
11 「王様と私」-序曲
12 「ザ・サウンド・オブ・ミュージック」-メイン・タイトル
13 「ザ・サウンド・オブ・ミュージック」-自信をもって
14 「ザ・サウンド・オブ・ミュージック」-山を越えて
演奏:
アンナ・ジェイン・ケイシー(MS) (トラック8,9)
ジョイス・ディドナート(MS) (トラック5,6,14)
マリア・ユーイング(S) (トラック9)
ジュリアン・オヴンデン(Br) (トラック1、2、4)
デイヴィッド・ピッツィンガー(B-Br)(トラック10)
シエラ・ボッジス(S) (トラック2、4、13)
以上:ジョン・ウィルソン指揮/ジョン・ウィルソン・オーケストラ
2009年、イギリスのBBCプロムスで華々しくデビューを飾ったジョン・ウィルソ
とそのオーケストラは、2010年のプロムスで、ミュージカル映画黄金時代の名
コンビ、ロジャース&ハマースタイン作品をとりあげて大成功をおさめた。
軽快な音楽は、実は指揮者であり作曲家でもある多才なジョン・ウィルソンの
緻密なオーケストレーションの研究によって、どこにもないジョン・ウィルソ
ン・スタイルにリメイクされ、現代の聴衆のハートをつかんでいる。今回はソ
リストにジョイス・ディドナート達を迎えての豪華な大人のためのエンターテ
インメント作品となっている。


CZS-5597762 13枚組 ¥2980
マリア・カラス/ザ・スタジオ・リサイタルズ(限定盤)
CD1 プッチーニ・アリア集
プッチーニ
1. 歌劇「マノン・レスコー」-この柔らかなレースの中で
2.               -一人さびしく捨てられて
3. 歌劇「蝶々夫人」-ある晴れた日に
4.           -名誉ある死を・・可愛い坊や (蝶々さんの死)
5. 歌劇「ラ・ボエーム」-私の名はミミ
6.           -
7. 歌劇「修道女アンジェリカ」-母もなく
8. 歌劇「ジャンニ・スキッキ」-お父様にお願い
9. 歌劇「トゥーランドット」-お聞きください、王子様
10.        -この宮殿の中で
11.        -氷のような姫君の心も
演奏:マリア・カラス(S)、
トゥリオ・セラフィン指揮/フィルハーモニア管弦楽団
録音:1954年 9月15-18日 Watford Town Hall
CD2 コロラトゥーラ・オペラ・アリア集
1. チレア:歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」-私はいやしい召使です
2.                          -
3. ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」-亡くなった母を
4. カタラーニ:歌劇「ラ・ワリー」-さようなら、ふるさとの家よ
5. ボーイト:歌劇「メフィストーフェレ」-いつかの夜、暗い海の底に
6. ロッシーニ:歌劇「セビリャの理髪師」-今の歌声は
7. マイアベーア:歌劇「ディノーラ」-影の歌
8. ドリーブ:歌劇「ラクメ」-若いインド娘はどこへ(鐘の歌)
9. ヴェルディ:歌劇「シチリア島の夕べの祈り」-ありがとう、愛する友よ
演奏:マリア・カラス(S)、トゥリオ・セラフィン指揮/フィルハーモニア管弦楽団
録音:1954年9月17,18,20&21日 Watford Town Hall
CD3 スカラ座のマリア・カラス
1. ケルビーニ:歌劇「メディア」-あなたの子供の母親は
2. スポンティーニ:歌劇「ウェスタの巫女」-無慈悲な女神よ
3.                   -ああ、不幸な人々を守護する女神
4.                   -いとしいお方
5. ベッリーニ:歌劇「夢遊病の女」
-親しいお友達の方々......何と平和で静かな日でしょう
6. -おお、もし私がただ一度でもーああ、私はお前がそのように早く萎れる
のを
演奏:マリア・カラス(S)、
トゥリオ・セラフィン指揮/ミラノ・スカラ座管弦楽団
録音:1955年6月9-12日 ミラノ・スカラ座
CD4 ヴェルディ・アリア集 I
ヴェルディ
1. 歌劇「マクベス」-勝利に日に......さあ、いそいですぐに
2。        -日の光がうすらいで
3.        -消えてしまえ、呪わしいこのしみよ
4. 歌劇「ナブッコ」-ああ、わたしが見つけた運命の書よ
-いつかわたしも晴の身となり
5. 歌劇「エルナーニ」-夜のとばりがおりたのに
-エルナーニよ、いっしょに逃げて
6. 歌劇「ドン・カルロ」-世のむなしさを知る神
演奏:マリア・カラス(S)、
ニコラ・レッシーニョ指揮/フィルハーモニア管弦楽団
録音:1958年9月19,21&24日 No.1 Studeio, Abbey London
CD5 狂乱の場
1. ドニゼッティ:歌劇「アンナ・ボレーナ」
-あの方は泣いているの?...私の生まれたあのお城
モニカ・シンクレア(A)、ジョン・ラニガン(T)
ジョセフ・ルルー(B)、ダンカン・ロバートソン(T)
2. トマ:歌劇「ハムレット」-皆様のお楽しみに
-それでは、私の歌をお聴きくださいまし
3. ベッリーニ:歌劇「海賊」-ああ、目の前にかかる雲を
-その無心の微笑みで
演奏:マリア・カラス(S)、
ニコラ・レッシーニョ指揮/フィルハーモニア管弦楽団、
フィルハーモニア合唱団
録音:1958年9月24-25日 Kingsway Hall, London
CD6 パリのマリア・カラス I
1. グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」
-エウリディーチェを失って
2. グルック:歌劇「アルチェステ」-よみじの神々よ
3. ビゼー:歌劇「カルメン」-恋は野の鳥(ハバネラ)
4.            -セビリャの城壁の近くに(セギーディーリャ)
5. サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」-春は目覚めて
6.           -愛よ、かよわい私に力をかして
7.           -あなたの声に心は開く
8. グノー:歌劇「ロメオとジュリエット」-私は夢に生きたい
9. トマ:歌劇「ミニョン」-私はティターニア(ポロネーズ)
10. マスネ:歌劇「ル・シッド」-泣け、泣け、わが瞳よ
11. シャルパンティエ:歌劇「ルイーズ」-その日から
演奏:マリア・カラス(S)、
ジョルジュ・プレートル指揮/フランス国立管弦楽団
録音:1961年3月28-31日&4月4-5日 Salle Wagram, Paris
CD7 パリのマリア・カラス II
1. グルック:歌劇「トーリードのイフィジェニー」
-おお、不幸なイフィジェニーよ
2. ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」作品24
-燃える恋の思いに(ロマンス)
3. ビゼー:歌劇「真珠とり」-ここに私はたったひとり
-いつかのような暗い夜に
4. マスネ:歌劇「マノン」-さようなら、私たちの小さなテーブルよ
5.           -私が女王様のように町を行くと
6. マスネ:歌劇「ヴェルテール」
-ヴェルテールよ、この胸のうちをだれが言えましょうか(手紙の歌)
7. グノー:歌劇「ファウスト」-トゥーレの王.-何と美しいこの姿(宝石の歌)
演奏:マリア・カラス(S)、ジョルジュ・プレートル指揮/パリ音楽院管弦楽団
録音:1963年5月2-8日 Salle Wagram, Paris
CD8 ヴェルディ・アリア集 II
ヴェルディ
1. 歌劇「オテロ」-私のお母様に
2.         -泣きぬれてさびしいのにただ一人歌う(柳の歌)
3.         -アヴェ・マリア
4. 歌劇「アロルド」-神よ、われに安らぎを与えたまえ
5.          -神よ、われは何処に
6. 歌劇「ドン・カルロ」-友よ、もう嘆きなさるな
7.            -おお、むごい運命よ
演奏:マリア・カラス(S)、ニコラ・レッシーニョ指揮/パリ音楽院管弦楽団
録音:1963年12月17-27日&1964年2月20-21日 Salle Wagram, Paris
CD9 モーツァルト、ベートーヴェン&ウェーバーを歌う
1. ベートーヴェン:演奏会用アリア「ああ、不実な者よ」作品65
2. ウェーバー:歌劇「オベロン」-海よ、巨大な怪物よ
3. モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」-愛の神よ、安らぎを与えたまえ
4. モーツァルト:歌劇「ドン・ジョバンニ」-いまこそ判ったでしょう
5.                -恋人よ、私を不親切な女と思わないで
6. -何というふしだらな......あの恩知らずは約束を破って
演奏:マリア・カラス(S)、ニコラ・レッシーニョ指揮/パリ音楽院管弦楽団
録音:1963年12月6-23日&1964年1月8日 Salle Wagram, Paris
CD10 ロッシーニ&ドニゼッティ オペラ・アリア集
ロッシーニ
1. 歌劇「シンデレラ」-不安と涙のうちに生まれ…悲しみよ去りゆけ
2. 歌劇「ヴィルヘルム・テル」-ついに遠のいてしまった!......暗い森
3. 歌劇「セミラーミデ」-うるわしい光が誘惑する
ドニゼッティ
4. 歌劇「連隊の娘」-さようなら
5. 歌劇「ルクレツィア・ボルジア」-あの魔法の何と美しいこと
6. 歌劇「愛の妙薬」-受けとって、あなたは私のために
演奏:マリア・カラス(S)、ニコラ・レッシーニョ指揮/パリ音楽院管弦楽団
録音:1963年12月4-23日&1964年4月13-24日 Salle Wagram, Paris
CD11 ヴェルディ・アリア集 III
ヴェルディ
1. 歌劇「第1回 十字軍のロンバルディア人」
-おお、聖母様、天から私をお救いください
2. 歌劇「アッティラ」-さあ、思う存分泣くがいい…おお、飛び行く雲の中に
3. 歌劇「海賊」-あの人はまだ帰らない
4.     -私ほど不幸な女はこの地上にいない…ときには牢獄から離れて
5. 歌劇「トロヴァトーレ」-静かな夜だった
6. 歌劇「シチリア島の夕べの祈り」-アリーゴ! あなたの胸にお話しなさい
7. 歌劇「仮面舞踏会」-この恐ろしい場所…あの草を摘み取って
8.            -死にましょう、しかし、その前にお願い
9. 歌劇「アイーダ」-勝ちて帰れ
演奏:マリア・カラス(S)、ニコラ・レッシーニョ指揮/
パリ音楽院管弦楽団、パリ国立歌劇場管弦楽団(3&4)
録音:1964年1月&4月(7);1964年2月&1965年4月(6);1964年4月(2,8&9);
1964年4月&1965年1月(1&5);1969年2月&3月(3&4)
CD12 ザ・EMI・レアリィティーズ 1953-1961
1953年のテスト
1. モーツァルト:歌劇「ドン・ジョバンニ」-もう言わないで (テイク1)
2. モーツァルト:歌劇「ドン・ジョバンニ」-もう言わないで (テイク2)
演奏:マリア・カラス(S)、
トゥリオ・セラフィン指揮/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
録音:1953年1月17日 Teatro Comunale, Florence
マクベスの夢遊病の場面(MONOヴァージョン)
3. ヴェルディ:歌劇「マクベス」-消えてしまえ、呪わしいこのしみよ
演奏:マリア・カラス(S)、
ニコラ・レッシーニョ指揮/フィルハーモニア管弦楽団
録音:1958年9月 No.1 Studeio, Abbey London
1960年と1961年のトニーニ・セッションズ
4. ロッシーニ:歌劇「セミラーミデ」-うるわしい光が
5. ヴェルディ:歌劇「シチリア島の夕べの祈り」
-アリーゴ! あなたの胸にお話しなさい
演奏:マリア・カラス(S)、
アントニオ・トニーニ指揮/フィルハーモニア管弦楽団
6. ドニゼッティ:歌劇「ルクレツィア・ボルジア」
-あの魔法の何と美しいこと
7. ロッシーニ:歌劇「ヴィルヘルム・テル」
-ついに遠のいてしまった!…暗い森
8. ロッシーニ:歌劇「セミラーミデ」-うるわしい光が誘惑する
9. ベッリーニ:歌劇「海賊」
-お立ちなさい...私は彼が瀕死の重傷を負ったのを見ました
演奏:マリア・カラス(S)、モニカ・シンクレア(A)(9)、
アレクサンダー・ヤング(T)(9)、
アントニオ・トニーニ指揮/フィルハーモニア管弦楽団、
フィルハーモニア合唱団
録音:1961年11月 Kingsway Hall, London
CD13 ザ・EMI・レアリティーズ 1962-1969
1962年のトニーニ・セッションズ
1. ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」-おお、むごい運命よ
2. ロッシーニ:歌劇「シンデレラ」
-不安と涙のうちに生まれ…悲しみよ去りゆけ
3. ウェーバー:歌劇「オベロン」-海よ、巨大な怪物よ
演奏:マリア・カラス(S)、
アントニオ・トニーニ指揮/フィルハーモニア管弦楽団
録音:1962年4月 Kingsway Hall, London
1964年のプレートル・セッションズ
4. ヴェルディ:歌劇「アイーダ」-やっと会えたね 愛しいアイーダ
演奏:マリア・カラス(S)、
フランコ・コレッリ(T)、
ジョルジュ・プレートル指揮/パリ国立歌劇場管弦楽団
録音:1964年6月 Salle Wagram, Paris
1964-5年のレッシーニョ・セッションズ
5. ヴェルディ:歌劇「第一回十字軍のロンバルディア人」
-御身に、聖なる乙女よ
6. ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」-恋はバラ色の翼に乗って
演奏:マリア・カラス(S)、ニコラ・レッシーニョ指揮/パリ音楽院管弦楽団
録音:1964年4月&1965年1月 Salle Wagram, Paris
1969年のレッシーニョ・セッションズ
7. ヴェルディ:歌劇「シチリア島の夕べの祈り」-アリーゴよ!ああ、心に語れ
8. ヴェルディ:歌劇「アッティラ」-さあ、思う存分泣くがいい
9. ヴェルディ:歌劇「十字軍のロンバルディア人」-御身に、聖なる乙女よ
演奏:マリア・カラス(S)、ニコラ・レッシーニョ指揮/パリ音楽院管弦楽団
録音:1969年1月&2月 Salle Wagram, Paris
クラムシェル・ボックス、ブックレット付き。

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12-08 No.23-2

2012年08月24日 19時04分57秒 | Weblog
CZS-5597942 10枚組 ¥2550
マリア・カラス/ザ・ライブ・リサイタルズ(限定盤)
CD1 ライブ・イン・ローマ 1952年&サン・レモ 1954年
1  ヴェルディ 「マクベス」-さあ、いらっしゃい!急いで...
2  ヴェルディ 「ナブッコ」-ああ、私が見つけた運命の書よ
3  ドニゼッティ 「ランメルムーアのルチア」-優しい囁きが
4  ドリーブ 「ラクメ」-若いインド娘はどこへ?
5  モーツァルト 「後宮からの誘拐」-どんな責め苦があろうとも
6  マイヤベーア 「ディノーラ」-影の歌
7  シャルパンティエ 「ルイーズ」-その日から
8  ロッシーニ 「アルミーダ」-甘き会いの帝国に
演奏:アルフレード・シモネット指揮/RAI管弦楽団
録音:1952年2月18日 Studio della RAI, Rome(1-4),1954年12月27日
1954年12月27日 (5-8)  2002年リマスター
CD2 ライブ・イン・ミラノ 1956年&アテネ 1957年
1  スポンティーニ 「ヴェスタの巫女」-無慈悲な女神よ
2  ベルリーニ 「清教徒」-アルトゥーロの奥方
3  ロッシーニ 「セミラーミデ」-麗しい光が
4  トーマ 「ハムレット」-皆様のお楽しみに
5  ヴェルディ 「イル・トロヴァトーレ」
-もういいわ・・恋はバラ色の翼にのって
6  ヴェルディ 「運命の力」-おお、神よ、平和を! 平和を!
7  ワーグナー 「トリスタンとイゾルデ」-おだやかに、静かに
8  ドニゼッティ 「ランメルムーアのルチア」-暗い夜更け
9  トーマ 「ハムレット」-皆様のお楽しみに
10 トーマ 「ハムレット」-それでは私の歌をお聴き下さい(アンコール)
演奏:アントニーノ・ヴォットー指揮/アテネ音楽祭管弦楽団
録音:1956年9月27日 Studio della RAI, Milan
1957年8月5日 Herodes Atticus Arena Athens
CD3 イン・リハーサル ダラス 1957年
1  ヴェルディ 「椿姫」-不思議だわ!・・花から花へ
2  ベルリーニ 「清教徒」-おお、私に希望を返して下さいませ
3  ベルリーニ「清教徒」
-いらっしゃい、いとしい方、月が雲にかかっています
4  ドニゼッティ「アンナ・ボレーナ」-あなた方は泣いているの?
5        -連れて行って、私のなつかしい生まれ故郷に
6        -この不思議な音は何?
7        -祝祭の音なの?
8        -邪悪な2人よ
9   ヴェルディ 「マクベス」-さあいらっしゃい、急いで!
10  モーツァルト 「後宮からの誘拐」-どんな責め苦があろうとも
演奏:ニコラ・レッシーニョ指揮/ダラス交響楽団&合唱団
録音:1957年11月20日 State Fair Music Hall, Dallas
2002年リマスター
CD4 ライブ・イン・ロンドン 1958年&1959年
1   プッチーニ 「トスカ」-歌に生き、愛に生き 
2   ロッシーニ 「セビリャの理髪師」-今の歌声は
3   ベルリーニ 「ノルマ」-清らかな女神よ
4   プッチーニ「蝶々夫人」-ある晴れた日に
5   プッチーニ「ラ・ボエーム」-私の名はミミ
6   ボーイト「メフィストーフェレ」-いつかの夜、暗い海の底に
7   ヴェルディ 「マクベス」-消えてしまえ!呪わしいこのしみよ!
8   ベルリーニ「海賊」-ああ!私の顔の前に重くたれこめている
演奏:ニコラ・レッシーニョ指揮/ロンドン交響楽団
録音:1958年6月17日(1&2)、1958年11月23日(3&4)Chelsea Empire
1959年10月3日(5&6) Wood Green Empire
1959年9月23日 Royal Festival Hall, London
2002年リマスター
CD5 ライブ・イン・ハンブルク 1959年
1   スポンティーニ 「ヴェスタの巫女」-無慈悲な女神よ
2   ヴェルディ 「マクベス」-さあ、いらっしゃい、急いで!
3   ロッシーニ 「セビリャの理髪師」-今の歌声は
4   ヴェルディ 「ドン・カルロ」-世のむなしさを知る神
5   ベルリーニ 「海賊」-ああ、目の前にかかる雲を
6               -そのけがれない微笑みを
7              -なんという不吉な音が響き渡るのか?
演奏:ニコラ・レッシーニョ指揮/北ドイツ放送交響楽団
録音:1959年5月15日、Musikhalle, Hamburg
2003年リマスター
CD6  ライブ・イン・シュトゥットガルト 1959年
1   スポンティーニ 「ヴェスタの巫女」-無慈悲な女神よ
2   ヴェルディ 「マクベス」-さあ、いらっしゃい、急いで!
3   ロッシーニ 「セビリャの理髪師」-今の歌声は
4   ヴェルディ 「ドン・カルロ」-世のむなしさを知る神
5   ベルリーニ 「海賊」-ああ、目の前にかかる雲を
6               -そのけがれない微笑みを
7              -なんという不吉な音が響き渡るのか?
演奏:ニコラ・レッシーニョ指揮/南ドイツ放送交響楽団
録音:1959年5月19日 Liederhalle, Stuttgart
2003年リマスター
CD7  ライブ・イン・アムステルダム 1959年
1    スポンティーニ 「ヴェスタの巫女」-無慈悲な女神よ
2    ヴェルディ 「エルナーニ」-エルナーニよ、一緒に逃げて
3    ヴェルディ 「ドン・カルロ」-世のむなしさを知る神
4    ベルリーニ 「海賊」-ああ、目の前にかかる雲を
5                -そのけがれない微笑みを
6                -なんという不吉な音が響き渡るのか?
演奏:ニコラ・レッシーニョ指揮/コンセルトヘボウ管弦楽団
録音:1959年7月11日 Concertgebouw, Amsterdam
2003年リマスター
CD8  ライブ・イン・ロンドン 1961年&1962年
1    ウェーバー 「オベロン」-海よ、巨大な怪物よ
2    マスネ 「ル・シッド」-泣け、泣け、わが目
3    ロッシーニ 「シンデレラ」-悲しみと涙のうちに生まれて
4    ヴェルディ 「マクベス」-日の光がやわらいで
5    ドニゼッティ 「アンナ・ボレーナ」-あの方は泣いているの?
演奏:ジョルジュ・プレートル指揮/フィルハーモニア管弦楽団
6    ヴェルディ 「ドン・カルロ」-世のむなしさを知る神
7    ビゼー 「カルメン」-第1幕への前奏曲
8               -恋は野の鳥(ハバネラ)
9               -間奏曲 (第3幕)
10              -セビリャの城壁近くに
演奏:ジョルジュ・プレートル指揮/王立歌劇場管弦楽団
11   マスネ 「ル・シッド」-泣け、泣け、わが目
12   ヴェルディ 「ドン・カルロ」-世のむなしさを知る神
13   ボーイト 「メフィストーフェレ」-いつかの夜、暗い海の底に
演奏:マルコム・サージェント(ピアノ)
録音:1962年2月27日 Royal Festival Hall, Londn (1-5)
1962年11月4日 Royal Opera House, Covent Garden(6-10)
1961年 5月30日 St. James Palace, London(11-13)
2003年リマスター
CD9 ライブ・イン・パリ 1963年&1976年
1    ロッシーニ 「セミラーミデ」-麗しい光が
2    ロッシーニ 「シンデレラ」-悲しみのうちに生まれて
3    マスネ 「マノン」-さようなら、私達の小さなテーブルよ
4    マスネ 「ウェルテル」-ウェルテルよ、誰が言えましょうか
5    ヴェルディ 「ナブッコ」-ああ、私が見つけた運命の書よ
6    プッチーニ 「ラ・ボエーム」-私が街を歩くと
7    プッチーニ 「蝶々夫人」-かわいい坊や
8    プッチーニ 「ジャンニ・スキッキ」-私のお父さん
演奏:ジョルジュ・プレートル指揮/フランス国立放送管弦楽団
9    ベートーヴェン ああ、不実な者よ 索引65(演奏会用アリア)
演奏:ジェフリー・テイト(ピアノ)
録音:1963年6月5日(1-8)&1976年3月3日 (9)
Theatre des Champs-Elysees, Paris
2003年リマスター
CD10 イン・カンヴァセーション・ウィズ・エドワード・ダウンズ
1-10 アメリカのオペラ・コメンテイター、エドワード・ダウンズとの対話
これは、メトロポリタン歌劇場にて、2度にわたり、オペラ上演の
幕間に放送された音源。(1967年12月30日&1968年1月13日放送)
以上:マリア・カラス(ソプラノ)
クラムシェル・ボックス、16ページ・ブックレット(歌詞対訳はありません)
永遠の歌姫、カラスがのライブ音源を集めリパッケージされた10CDボックス。
カラスの完璧なスタジオ録音とはまた一味違う、ライブならではの魔法のよう
な瞬間が度々訪れる。スタジオ録音とともにお楽しみ頂ける貴重な音源!



<VIRGIN CLASSICS>
VC-4407372 ¥1580
タロー/屋根の上の牛(限定盤)
1920年代パリの「屋根の上の牛」という伝説的キャバレーの世界観をモチーフ
にした、鬼才ピアニスト、アレクサンドル・タローの最新作。そこは、コクト
ーやサティやフランス六人組、ココ・シャネルやマン・レイといった当時の最
先端の芸術家たちが夜な夜な集うサロンのような場所で、現在でも観光客が訪
れるような所。タローは、「この場所がなかったら、パリの音楽は変わってい
たかもしれない」とコメント。今回は今までと一味違うアルバムとなっていて、
クラシック界からは、フランク・ブラレイ、歌姫ナタリー・デセイなどの他、
クラシック以外のジャンルからも多才なゲストを迎えての録音。タロー・ワー
ルドを満喫できるコンセプチュアル・アルバム。ガーシュウィンやコール・
ポーター、ミヨー他多数収録。
※曲目詳細はメールでお問い合わせ下さい(Goodies)

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12-08 No.22-1

2012年08月24日 19時03分16秒 | Weblog
<GALLO>
GALLO 1375 4枚組 ¥4750
アレクサンドル・ラビノヴィチ=バラコフスキー作品集
CD1
(1)6つの中有
-チベット死者の書「バルド・トドゥル」によるシンフォニア(1998) 
【ラビノヴィチ=バラコフスキー(指)ベオグラード・フィル】
(2)3つの祈り(1995)
【フィラルモニカSQ、ラビノヴィチ=バラコフスキー(チェレスタ)】
CD2
(1)ヴァイオリンと管弦楽のための協奏交響曲「ラ・トリアド」(1998) 
【戸田弥生(Vn)、ラビノヴィチ=バラコフスキー(指)
パドヴァ・エ・ヴェネト管弦楽団】
(2)カンタータ「チベットの祈り」(1991-2) 
【ラビノヴィチ=バラコフスキー(指)タリン音楽アカデミー合唱団、
ホルトゥス・ムジクス】
CD3
(1)協奏交響曲「ジアオ」(2004) 
【ラビノヴィチ=バラコフスキー(クラヴィノーヴァ)、
アンドリュー・ルッソ(チェレスタ)、
ジャン=ポール・デシー(指)ミュジク・ヌーヴェル】
(2)協奏交響曲「マイトゥーナ」(2005) 
【ラビノヴィチ=バラコフスキー(指)パドヴァ・エ・ヴェネト管弦楽団】
(3)旅の話(1976)
 【ジャン・ピゲ(Vn)、マルク・ドロビンスキー(Vc)、
フレデリック・マカレ(Perc)、ラビノヴィチ=バラコフスキー(Pf、チェレスタ)】
CD4
(1)ラ・ベル・ミュジク第3番(1977) 
【ラビノヴィチ=バラコフスキー(指)モスクワ放送交響楽団】
(2)ポピュラー・ミュージック(1980) 
【マルタ・アルゲリッチ&ラビノヴィチ=バラコフスキー(Pf)】
(3)ラ・ベル・ミュジク第4番(1997) 
【ミハイル・アダモヴィチ、アレクセイ・レリオミン、
アントン・バタゴフ、ラビノヴィチ=バラコフスキー(Pf)】
(4)アポロの白鳥の歌(1996) 
【戸田弥生(Vn)、マルタ・アルゲリッチ(チェレスタ)、
ラビノヴィチ=バラコフスキー(Pf、シンセサイザー)】
アレクサンドル・ラビノヴィチ=バラコフスキーと聞いてあまりピンとこなく
ても、かつてアルゲリッチとのピアノ・デュオで数々の名盤を世に出したあの
ラビノヴィチといえば、知らぬ人はいないでしょう。彼の本業は作曲家で、旧
ソ連のミニマル・ミュージックの元祖と目されています。このアルバムは、彼
の代表作を4枚にまとめたもので、大半は過去にMegadisc他から分売されていま
した(現在は入手困難)。ラビノヴィチ自身は全曲の演奏に参加していますが、
何より独奏陣の豪華さに驚かされます。2台のピアノのための「ポピュラー・
ミュージック」とヴァイオリン、チェレスタ、ピアノのための「アポロの白鳥
の歌」はアルゲリッチ(後者ではチェレスタ担当)、その「アポロ」と「ラ・ト
リアド」では戸田弥生が演奏しています。作風はまさにミニマル系で軽く聴き
やすいうえ、へんてこなメロディにあふれているのも特徴。さらにチベットの
密教系な題材を扱ったものも多く、なかでも「マイトゥーナ」は、R.シュトラ
ウスの「家庭交響曲」やショスタコーヴィチの「ムツェンスクのマクベス夫人」
と同系のアレを音で描いていて興味津々。




<Col legno>
WWE 20297 ¥2250
(1)リーム:
カントゥス・フィルムス-ルイジ・ノーノへの追悼音楽第1の試み(1990)
(2)ダウランド:真実のラクリメ
(3)リーム:リチェルカーレ-ルイジ・ノーノへの追悼音楽第2の試み(1990)
(4)ウェーベルン:6つの小品Op.6(室内管弦楽版)
(5)リーム:数字II-鳴るべく静寂(1983)
(6)シュトックハウゼン:クロイツシュピール(1951)
(7)リーム:セラフィン=スフィア(2006)
エミリオ・ポマリコ(1)-(6)、
シルヴァン・カンブルラン(7)(指)クラングフォルム・ウィーン
[録音:2010年8月/コレーギエン教会(ザルツブルク音楽祭ライヴ)]
多作家として知られるヴォルフガング・リーム。いずれも「死」と「静寂」と
いう精神的縦糸と、十二音技法からさらに厳格なトータル・セリエリズムとい
う理論を横糸に、リームの作品とその師筋にあたる作品を並べています。リー
ムの最近作「セラフィン=スフィア」(約25分)はカンブルランが振っているの
も注目です。

WWE 20404 2枚組 ¥4500
シャリーノ:歌劇「マクベス」(全3幕)
マクベス:オットー・カッツマイヤー(Br)、
マクベス夫人:アンナ・ラジェイェフスカ(Ms)、
バンクォー:リヒャルト・ツォーク(Ten)、
フリーアンス、暗殺者、使者:ソニア・トゥルケッタ(Ms)、
トーマス・メーネルト(Bs)、
エヴァン・クリスト(指)
クラングフォルム・ウィーン、ヴォーカルアンサンブル「ノーヴァ」
台本:サルヴァトーレ・シャリーノ(イタリア語)
[録音:2011年8月/五大陸(ザルツブルク音楽祭ライヴ)]
マクベスのオペラといえば、誰もがヴェルディの傑作を思い出しますが、こち
らは現代イタリアの作曲家サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-)の2002年作。
構想から20年あまりをかけて完成させたもので、シャリーノ芸術の集大成とみ
なされています。全3幕で、シェイクスピアの原作に忠実ながら、ヴェルディ
のようなドラマティックな音楽ではなく、静かで断片的な音が続く独特な作風。
初演は大成功で、その後世界中で上演される人気を博しています。マクベス役
はドイツのバリトン、カッツマイヤー。シャリーノの舞台作品には欠かせない
名パートナーで、ここでもマクベスの複雑な内面を見事に表現。オペラ・ファ
ン必聴の新作です。





<ACANTA>
ACANTA 233597 ¥1100
ワーグナー:
ローエングリン 幻想曲 / カール・シュティークラー(1876-1932)編
ラインの黄金 幻想曲 / マンフレート・クリアー(1935-) 編
ジークフリート 幻想曲 / カール・シュティークラー編
トリスタンとイゾルデ 幻想曲/ カール・シュティークラー編
ゲルト・ザイフェルト、クラウス・マルコウスキ、ヤン・シュレーダー、
マンフレート・クリアー、ジークフリート・マハタ、バリー・ガーベイジ、
クラウス・シュナイダー、ギュンター・フリッチェ(Hrn)
超優秀録音でバリバリ・ブリブリ吹き鳴らされるホルン!20世紀末に発売され
ベストセラーとなった名盤の復活です。
バイロイト祝祭管弦楽団は周知の通り、固定のオーケストラではなくドイツを
中心に欧米各地からワーグナーに心酔する腕っこきのプレイヤーが集められま
すが、カラヤン時代のベルリンフィルを支えたゲルト・ザイフェルトをはじめ、
ホルン界の名人たちが8人集まってワーグナーの世界を堪能させてくれます。
全曲聴くには一番短い「ラインの黄金」でも2時間超、「トリスタン」や「ジー
クフリート」なら4時間以上を要しますが、この幻想曲なら10数分で楽劇のエッ
センスをたっぷり味わうことができます。




<Anima>
ANM1 20400001 ¥2350
プーランク:歌曲集
(1)2つの詩〔1.アンナの庭園にて 2.もっと早く歩こう〕
(2)陽気な歌〔1.浮気な情婦 2.酒の歌 3.マドリガル 
4.運命の女神への祈り 5.酒盛りのクプレ 6.捧げ物 7.美しい青春 
8.セレナード〕
(3)ロズモンド
(4)動物詩集〔1.らくだ 2.チベットの子羊 3.いなご 4.いるか 
5.ざりがに 6.鯉〕
(5)2つの歌〔1.二十日ねずみ 2.雲〕
(6)冷気と火〔1.視線 2.朝に枝を燃やし 3.すべては消え去り 
4.庭の暗闇で 5.冷気と火を結合せよ 6.ほほえむ人 7.流れる大河〕
(7)2つの詩〔1.セー 2.華やかな宴〕
(8)パリの風物〔1.ラッパを吹く 2.あなたはもう書かないの〕
(9)ロンサールの詩〔1.属詞 2.墓碑銘 3.踊り歌 
4.私はもはや屍にすぎない 5.彼女の小姓に〕
(10)平和への祈り
(11)4つの詩〔1.うなぎ 2.郵便はがき 3.映画を見に行く前に 4.1904年〕
(12)ホテル(「月並み」より第2曲)
フィリップ・カントール(Br)、ソフィー・リヴ(Pf)
録音:2011年7月(パリ)
アンサンブル・クレマン・ジャヌカンのバリトンとしても名を馳せるバリトン、
フィリップ・カントールによる、プーランク歌曲集の登場。そのレパートリー
は古楽のみにとどまらず、ソロ活動からオペラはもちろんのこと、ヴィス率い
るクレマン・ジャヌカンでの芝居っ気たっぷりの歌唱までをもこなしてしまう
という、非常に多才な活動を展開しています。彼のフランス語による歌唱は大
変耳あたりが良く、声自体が美しいことはもちろんのこと、フランス語の響き
も実に美しいので、フランス歌曲にあまり馴染みのない方でもお楽しみいただ
けることでしょう。ユーモアとアイロニーに溢れる“エスプリの作曲家・プー
ランク”の世界観を、カントールのエネルギッシュな歌声でご堪能下さい。ピ
アニストのソフィー・リズとは大変親交が深く、今回の録音の他に「ドビュッ
シー歌曲集」(ANM 90900001)でも共演しています。




<FARAO>
B 108071 ¥2180
「ア・カペラ ― ロマン派の合唱音楽」
メンデルスゾーン(1809-1847):
[1]全地よ、主に向かって喜びの声をあげよ(詩編100番)
ブラームス(1833-1897):
[2-5]何ゆえ悩む者に光が与えられたのか 
[6]神よ、わがために清き心をつくれ
ブルックナー(18824-1896):
[7]アヴェ・マリア [8]われらがためキリストは死のもとに
[9]この場所を作りたもうたのは神である [10]正しき者の唇は知恵を語る
[11]王の旗は翻る [12]エサイの枝は芽を出し
ヨゼフ・G・ラインベルガー(1839-1901):[13]夕べの歌
アウディ青年合唱アカデミー
マルティン・シュタイトラー(指揮)
ナタリヤ・ルキーナ(指揮/1, 7, 10, 13)
録音:2011年10月、2012年6月(ドイツ)
アウディ青年合唱アカデミーは、ドイツが誇るアウディ社が文化支援の一環と
して2007年に設立した若者のための合唱アカデミー。参加(応募)資格は16歳か
ら27歳まで、厳正なる審査を経て合唱団の一員となることができます。これま
でに指揮者ケント・ナガノと「メンデルスゾーン:最初のワルプルギスの夜」
(B108059)で共演を果たすなど、現在、世界で最も注目される青年合唱団のひと
つにまで成長しました。今回は、母国ドイツ・ロマン派を代表する4人の作曲
家たち―メンデルスゾーン、ブラームス、ブルックナー、ラインベルガー―の
ア・カペラ(無伴奏)名曲の数々に挑戦しました。総勢100名を超える大規模な
編成での演奏は圧巻で、とても若々しくエネルギーに満ちています。芸術監督
であるマーティン・シュタイトラーの指揮に加え、シュタイトラーのアシスタ
ントを務めるウクライナ出身の女性指揮者、ナタリヤ・ルキーナによるいくつ
かの演奏もやわらかな響きが非常に魅力的です。




<Sunnyside>
SSC 1318 ¥1850
カルロス・フランツェッティ:ピエロとコロンビーヌ
アリソン・ブリュースター・フランツェッティ(Pf)、
レオナルド・スアレス・パス(Vn)、アンディ・フスコ(Cl, A-sax)、
カルロス・フランツェッティ(ピアニカ)、ピエトロ・カルドーナ(Db)、
カルロス・フランツェッティ(指)弦楽合奏団
[録音:2011年6月/ツィンズ・スタジオ]
ラテン・フュージョンの第一人者カルロス・フランツェッティ。1948年アルゼ
ンチンに生まれ、1974年にアメリカへ移り、ジュリアード音楽学校でヴィンセ
ント・ラ・シルヴァに作曲を師事。ピアニスト、アレンジャーとしてフュージョ
ン界で活躍、アルバム「タンゴ・ファタール」は2001年ラテン・グラミー賞を
受賞のほか、参加アルバムでも本家グラミー賞の常連。魅力的なメロディと独
特の洗練されたラテン・フレーバーにファンも多い南米の坂本龍一的な存在で
す。フランツェッティはフュージョンやビッグ・バンド界での活躍と同時に、
3篇の交響曲や2篇のピアノ協奏曲をはじめとするクラシック作品も手掛けてい
て、いずれもCDで聴くことができます。当アルバムはイタリア伝承の道化劇
「ピエロとコロンビーヌ」を音楽化で、彼の最新作。道化師ピエロが親方の娘
コロンビーヌに片思いする悲喜劇で、古くはコメディア・デラルテ(仮面即興
劇)から、最近ではフェリーニの名画「道」までテーマとなっています。フラン
ツェッティの音楽は器楽のみで、18の部分で構成、ピエロがコロンビーヌを見
染める所から、恋敵アルルカンの登場、親方の反対から別れまでを情感たっぷ
りに描写します。音楽的にはピアソラのラテン色にニーノ・ロータの旋律性、
ショスタコーヴィチやストラヴィンスキー的なスパイスを利かせた魅力作と
なっています。ポピュラー界で成功した人だけあり、聴き手を楽しませようと
いう精神が常にあり、子供も楽しめる親しみやすさで超オススメです。
演奏陣も豪華。特にピアノを担当するアリソン・ブリュースター・フランツェ
ッティは、作曲者の愛妻の名手。最近グランドピアノ・レーベルでワインベル
クのピアノ曲全集シリーズを開始し注目されていますが、ここでもリズム感の
良さが光る素敵な演奏を繰り広げています。

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12-08 No.22-2

2012年08月24日 19時02分50秒 | Weblog
<OPUS蔵>
OPK 7062/3 2枚組 ¥3380
ヴェルディ:アイーダ(全曲)
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)、NBC交響楽団
アイーダ:ヘルヴァ・ネルリ(S),アムネリス:エヴァ・ギュスターヴソン(Ms)
ラダメス:リチャード・タッカー(T),
アモナスロ:ジュゼッペ・ヴァルデンゴ(Br)
ランフィス:ノーマン・スコット(Bs),エジプト王:デニス・ハーバー(Bs)
使者:ヴィルジニオ・アッサンドリ(T)
巫女の長:テレサ・シュティッヒ=ランダル(S)
ロバート・ショウ合唱団、ロバート・ショウ(合唱指揮)
録音:1949年3月24日、4月2日、8Hスタジオ、ライブ録音、
1954年6月5日(アイーダ・アリア再録音)
復刻原盤: ソ連Melodyia LP
この歌劇《アイーダ》全曲は、1949年3月26日と4月2日という2回にわけて、
ニューヨーク、マンハッタンのロックフェラー・センター、RCAビル8階にある
NBCのTV放送用に改装された8Hスタジオで、聴衆をいれたコンサート形式により
演奏、同時に全米にTV中継されたものの録音であるが、1957年に発売された全
曲盤では、すでに引退宣言後のトスカニーニが「どうしても満足出来ない幾つ
かのパッセージを録り直す」ために、1954年6月5日、カーネギー・ホールでの
録音セッションに臨み、再び指揮棒をとっている。録り直したのは、マエスト
ロお気に入りのソプラノ、ヘルヴァ・ネルリのうたう「勝ちて帰れ」と第2幕
1場の“Numi pieta”それに第3幕の「おお、わが故郷」などアイーダの歌唱が
TV録画の音声と挿し替えられている。あるオペラ好きの賢者が「歌劇《アイー
ダ》の本当のドラマは第3幕からはじまる」と言い残している。第3幕はエキゾ
ティックな書法の音楽ではじまるけれども、大きなアリアのあと、すごく劇的
な2重唱が2曲あって、この幕を聴くと、全体の人間関係が一挙にわかるからだ。
この第3幕がとりわけ強い印象を残す理由は、うたっている歌手の出来の良さ
であり、それらの歌唱を作品の内容にふさわしくサポートしつつ、オーケスト
ラを完璧に演奏させている指揮者トスカニーニの音楽性に富んだ抜群の構成力
の賜物と言える。RCAトーンと違う響きも印象的である。(小林利之)
復刻に用いたレコードはもともと私はトスカニーニ・ファンとして、SPは別と
して、LPに関してはRCAの音を越えるものはないはずと思っていたが、低音が
豊かな英HMVのLPでRCA(Victor)以上の音楽的な響きを耳にして以来、HMV盤の
トスカニーニの音を多くの人に知ってもらいたく、復刻を続けてきた。最終段
階としてオペラの復刻を続けており、今回の「アイーダ」で4つ目となる。とこ
ろが「アイーダ」にはHMV盤はない。「アイーダ」の発売予定が、米RCAが英HMV
と袂を分かって英RCAとして発売するようになった頃のタイミングであったので
あろう。当然ながら英RCAの音は米RCAと同じである。「アイーダ」は出せない
かとあきらめていたところ、中古レコード・リストの中にメロディア盤の「ア
イーダ」が目に入った。すぐに購入して聴いてみたところ、RCA盤と違い低音
もあり、HMVの音に近いものであった。少なくともRCAのマスターとは違う音で
ある。この理由としては契約が切れ発売できなくなったHMVのマスターがソ連
に流れたのではないかと想像する。ちなみにHMVから出ている他のトスカニー
ニのオペラをメロディア盤で聴いてみたが、RCA盤より低音はあり音はきれい
であるが、HMV程の低音の力強さはない、RCAとHMVの中間のような音である。
しかし元の音はRCAでなくHMVからソ連に渡ったものではないかと考えられる。
ちょうどこの頃は、マッカーシーの赤狩りの時期であり、アメリカ直接より英
国がソ連との接触窓口であっても不思議ではない。(相原 了)




<haenssler>
98 654 ¥2080
(1)ラロ:チェロ・ソナタ イ短調 
(2)マニャール:チェロ・ソナタ イ長調 
(3)ラヴェル(ラドゥティウ編):ヴァイオリン・ソナタ(チェロ・ソナタ版)
ファレンティン・ラドゥティウ(Vc)、ペル・ルンドベルク(Pf)
録音:2012年4月16-19日、アウグスト・エファーディング・ザール
(グリューンヴァルト、ドイツ)
ドイツの若手世代の中でも屈指の実力で注目を集めるチェリスト、ファレンティ
ン・ラドゥティウの最新アルバムがリリースされました!バッハからショスタ
コーヴィチまで幅広いレパートリーを持つラドゥティウですが、今回収録した
のはラロ、マニャール、ラヴェルのチェロ・ソナタ集。悩ましくも流麗なメロ
ディが美しい19-20世紀のフランス・プログラムです。原曲のヴァイオリン・
ソナタをチェロで演奏したラヴェルのソナタは注目の1曲!原曲の雰囲気はその
ままに、より味わい深い響きをたたえた作品に仕上がっています。棘のない高
音域の柔らかい音色はヴァイオリン顔負けの美しさ。超絶技巧炸裂の第3楽章は
圧巻です!卓越した演奏技術と柔軟な音楽性が高い評価を得ているラドゥティ
ウの魅力が存分に発揮されたアルバムといえましょう。堂々たる演奏ぶりは早
くもベテランのごとき貫禄!F.ルジェッリの1685年製チェロの力強くも暖かな
音色に聴き入る注目盤です。
ファレンティン・ラドゥティウは1986年ミュンヘン生まれの若手チェリスト。
6歳よりチェロを始め、これまでにC.ハーゲン、H.シフ、D.ゲリンガスら名手
に師事。2008年にはカール・ダヴィドフ国際コンクールで第1位と特別賞を同
時受賞したほか、国内外問わず数々のコンクールで輝かしい受賞歴を誇り、名
実ともにドイツ屈指の若手実力派として注目を集めています。ピアニストのペ
ル・ルンドベルクとはデビュー・アルバムでも共演。室内楽演奏のパートナー
として演奏活動を共にし、ラドゥティウと息の合ったアンサンブルを生み出し
ています。現在進行形で世界的に活動の場を広げているラドゥティウ。今後の
活躍に期待必至のアーティストです!

94 611 2枚組 ¥1980
プレミアム・コンポーザーズVol.10-シューベルト交響曲集
[CD1](1)第4番 ハ短調D 417 (2)第6番 ハ長調D 589 
[CD2](1)第7番「未完成」 ロ短調D 759 (2)第8番 ハ長調「グレート」D 944
ハンス・ツェンダー(指揮)、
バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団(旧南西ドイツ放送交響楽団)
録音:[CD1](1)1996年3月7日、バーデン=バーデン、
ハンス・ロスバウト・スタジオ
(2)2000年10月31日、11月10日、コンツェルトハウス
[CD2](1)2001年2月6日、コンツェルトハウス (2)2003年1月28-30日、
ハンス・ロスバウト・スタジオ
過去の名盤をお買い得価格で再発する「haenssler」レーベルの人気シリーズ、
「プレミアム・コンポーザーズ」最新盤がリリースされました!第10弾となる
今回は、ハンス・ツェンダー&バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団
(旧南西ドイツ放送交響楽団)のシューベルトの交響曲全集(93 120)から4番、
6番、7番、8番を収録。1996年から2003年の間に録音された全集は、ツェンダ
ー&バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団を代表する名盤のひとつと
いっても過言ではないでしょう。きびきびとした爽やかな音運びと、モダン・
オケならではの迫力ある表現力は見事。この演奏では特に木管の存在感が印象
的で、軽やかな弦楽器の響きと共に一際厚いハーモニーを作り上げています。
壮大なオーケストラの音響世界を作りあげながらも、個々のパートが持つ細や
かな音のひとつひとつもしっかりと聴かせてくる所にもツェンダーの名匠ぶり
が伺えましょう。

94 612 2枚組 ¥1980
プレミアム・コンポーザーズVol.11-ショパンピアノ曲集
[CD1]
(1)スケルツォ第1番 ロ短調Op.20 
(2)練習曲第12番 ハ短調Op.10-12「革命」
(3)ワルツ第3番 イ短調Op.34-2 (4)ワルツ第10番 ロ短調Op.69-2 
(5)夜想曲第1番 変ロ短調Op.9-1 (6)夜想曲第13番 ハ短調Op.48-1 
(7)幻想即興曲Op.66 (8)バラード第1番 ト短調Op.23 
(9)幻想ポロネーズOp.61
[CD2]
(1)子守唄変ニ長調Op.57 (2)舟歌嬰へ長調Op.60 
(3)華麗なる大ワルツ(ワルツ第1番)変ホ長調Op.18 
(4)華麗なるワルツ(ワルツ第4番)へ長調Op.34-3 
(5)ワルツ第12番ヘ短調Op.70-2 
(6)小犬のワルツ(ワルツ第6番変ニ長調)Op.64-1 
(7)英雄ポロネーズ(ポロネーズ第6番変イ長調)Op53 
(8)ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調「葬送行進曲付」Op.35
[CD1]パヴロス・ハッツォプロス(P) [CD2]ウラジミール・ブーニン(P)
録音:[CD1]2003年9月30日-10月2日、シュトゥットガルト音楽演劇大学 
[CD2]1999年6月18日、モスクワ放送
「プレミアム・コンポーザーズ」シリーズ、パヴロス・ハッツォプロスとウラ
ジミール・ブーニンそれぞれの名盤を1つにまとめた2枚組アルバムが、お買い
得価格で再発売されます。控え目かつ落ち着きのある優しい音運びが印象的な
ハッツォプロスと、力強い活気さと優雅さを兼ね備えたブーニン。二人の演奏
を続けて聴くことで個々の魅力がさらに際立って感じられることでしょう。ド
イツとロシア、二つの国の名手が集った豪華なお買い得盤です!

94 613 2枚組 ¥1980
プレミアム・コンポーザーズVol.12-モーツァルト交響曲&セレナード集
[CD1](1)交響曲第33番 変ロ長調KV.319 
(2)セレナード第9番 ニ長調「ポストホルン」KV.320
[CD2](1)交響曲第35番 ニ長調「ハフナー」KV.385 
(2)セレナード第7番 ニ長調「ハフナー・セレナード」KV.250
アイオナ・ブラウン(指揮)、
アカデミー室内管弦楽団(聖マーティン・イン・ザ・フィールズ教区アカデミー)
録音:1997年4月、ヘンリー・ウッドホール(ロンドン)
ヴァイオリニストおよび指揮者として活躍し、2004年に惜しまれながらも亡く
なったアイオナ・ブラウン女史。このたび、haensslerの名盤再発シリーズ
「プレミアム・コンポーザーズ」より、ブラウン率いるアカデミー室内管弦楽
団が過去にリリースした2つの名盤が、特別価格の2枚組アルバムとしてリリー
スされました!交響曲第35番とセレナード第7番という2曲の「ハフナー」を収
録したアルバム(旧品盤:98 173)は既に廃盤となってしまっており、現在では
入手困難な状況であるだけに、今回の再発は嬉しい限り!1974年にネヴィル・
マリナーから首席指揮者の席を引き継ぎ、亡くなるまでこのオーケストラを牽
引してきたブラウン。ブラウンのモーツァルトといえばノルウェー室内管との
演奏も名高いですが、マリナー時代よりモーツァルトを十八番とするアカデミ
ー室内管弦楽団による本アルバムの演奏も素晴らしいもの。上品かつまろやか
なハーモニーと、活気あふれる爽やかなアンサンブルが絶品の名盤です。




<naive>
V 5297 ¥2280
オペラ・ファンタジー
(1)ベッリーニの『ノルマ』による主題と変奏
(エリアス・パリッシュ=アルヴァース(1808-1849))
(2)チャイコフスキーの『エフゲニー・オネーギン』によるファンタジア
(エカテリーナ・カルター・キューネ(1870-1930))
(3)ビゼーの『カルメン』によるパラフレーズ(セイソン(b.1984))
(4)メユール:
「私は再び春に生き」による変奏曲 op.36(シュポーア(1784-1859))
(5)グノーの『ファウスト』による変奏曲(A.ザベル(1834-1910))
(6)オッフェンハックの『ホフマン物語』によるファンタジア
(ジャン=ミシェル・ダマス(b.1928))
(7)ドニゼッティの『ランメルモールのルチア』によるファンタジア
(アルヴァース)
エマニュエル・セイソン(ハープ/ライオン&ヒリー、サルセード・モデル
(2010年)(シカゴ製))
録音:2012年1月、パリ、マナン寺院
フランスが生んだハープの天才、エマニュエル・セイソンの注目ソロ・デビュ
ー盤の登場です!セイソンは1984年生まれ。2006年からパリ国立オペラ座管弦
楽団の首席ソロ奏者を務めています。彼がピットで奏でるハープの音色はオペ
ラ批評家達にもしばしば絶賛され、ハープ界の「恐るべき子供」とも呼ばれて
います。コンクールでも、難関ミュンヘン国際コンクールで優勝(2009年)した
ほか、USA国際ハープコンクール(ブルーミントン、2004年)、ニューヨークのヤ
ング・コンサート・アーティスト・オーディションでも優勝(2006年)。3つの主
要なコンクールを制覇した初めてのハープ奏者です。若くしてロンドンの王立
アカデミーの客員教授も務めています。
卓越した技巧、溢れるエネルギーとともに醸し出される豊かな詩情は圧倒的。
パワフルなタッチから繰り出されるグリッサンドはなんともゴージャス。そし
て弱音でも幻想的かつ魅惑的な世界を展開しています。セイソンの魅力がたっ
ぷりと味わえる極めつけのプログラムとなっています。なお、オペラ三昧のこ
の1枚、セイソン自身オペラ座管弦楽団の団員ということもあり、ジャケット
の写真でセイソンがまとっているマントは実際にパリのオペラ座でも使用され
たことのあるものだそうです。オペラ座の怪人ならぬ、天才ハーピスト・セイ
ソン、注目です!




<KII>
KKC 5228(SACD-Hybrid) ¥3000
[BIS] BIS SA 1621
輸入盤・日本語解説&対訳付
J.S.バッハ:カンタータ全集Vol. 37
(1)第169番「神にのみ、わが心を捧げん」BWV 169
(2)第170番「満ち足りた安らぎ、魂の歓び」BWV 170
(3)第35番「霊魂は乱れ迷います」BWV 35
(4)第200番「告白します、あの方の御名を」BWV 200
ロビン・ブレイズ(アルト)
鈴木雅明(指揮)バッハ・コレギウム・ジャパン

KKC 5229(SACD-Hybrid) ¥3000
[BIS] BIS SA 1631
輸入盤・日本語解説&対訳付
J.S.バッハ:カンタータ全集Vol. 38
(1)第52番「偽りの世よ、われは汝に頼まじ」BWV 52
(2)第82番「われは足れり」BWV 82
(3)第55番「われ哀れなる人、われ罪の下僕」BWV 55
(4)第58番「ああ神よ、いかに多き胸の悩み」BWV 58
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)(1)(4)
 ペーター・コーイ(バス)(2)(4)
 ゲルト・テュルク(テノール)(3)
鈴木雅明(指揮)バッハ・コレギウム・ジャパン

KKC 5230(SACD-Hybrid) ¥3000
[BIS] BIS SA 1641
輸入盤・日本語解説&対訳付
J.S.バッハ:カンタータ全集Vol. 39
(1)第68番「げに神はかくまで世を愛して」BWV 68
(2)第175番「彼はおのれの羊の名を呼びて」BWV 175
(3)第28番「神は頌むべきかな!いまや年は終り」BWV 28
(4)第183番「人々汝らを除名すべし」BWV 183
(5)第85番「われは善き牧者なり」BWV 85
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)、ロビン・ブレイズ(カウンターテノール)、
ゲルト・テュルク(テノール)、ペーター・コーイ(バス)
コンチェルト・パラティーノ
ディミトリー・バディアロフ(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)
鈴木雅明(指揮)バッハ・コレギウム・ジャパン

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12-08 No.21

2012年08月20日 19時30分54秒 | Weblog
<Nimbus Alliance>
(Nimbus Allianceはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 6141 ¥2080
J.S.バッハ:鍵盤楽器のための協奏曲集 ――
協奏曲第4番イ長調BWV.1055/協奏曲第7番ト短調BWV.1058
協奏曲第3番ニ長調BWV.1054/協奏曲第2番ホ長調BWV.1053
協奏曲第5番ヘ短調BWV.1056
ニック・ヴァン・ブロス(ピアノ)、
デイヴィッド・パリー(指揮)、イギリス室内管弦楽団
ヨンティ・ソロモン、ベンジャミン・カプランの下で研鑽を積み、その演奏を
聴いたタチアナ・ニコラーエワから「ピアニストとして完成品」と激賞された
イギリスのピアニスト、ニック・ヴァン・ブロス。
1994年6月を最後に15年間ピアノ演奏から遠ざかっていたヴァン・ブロスは、
2008年のレコーディング開始、2009年のカムバック・コンサートで劇的な復帰
を飾り、その独特の感性、スタイルは英国内外で注目を集めている。
「ゴルトベルク変奏曲(NI 6136)に続く「協奏曲集」でも、内面から湧き出る
アイディア、桁外れの才能が随所で輝きます。2008年7月18日-20日の録音。

NI 6162 ¥2080
チャイコフスキーへのトリビュート ――
チャイコフスキー:
主題と変奏イ短調Op.19/夜想曲Op.10-1/ロマンス ヘ短調Op.5
ロマンス ヘ長調Op.51-5/感傷的なワルツ ヘ短調Op.51-6
とぎれた夢Op.40-2/カプリッチョ変ト長調Op.8/対話Op.72-8
子守歌Op.72-2/やさしいとがめOp.72-3/瞑想Op.72-5/悲歌Op.72-14
ウラディミール・フェルツマン(ピアノ)
孤高の天才ピアニスト、ウラディミール・フェルツマンの"ラフマニノフ"続く
トリビュート・アルバムは、母国ロシアの大作曲家"チャイコフスキー"。
フェルツマンがチャイコフスキーへのトリビュートのために選んだ音楽は、ピ
アノ協奏曲やピアノ・ソナタなどの大規模な作品ではなく"12曲の小品"。
2011年6月4日-5日、ニューヨークでの録音。

NI 5876 ¥2080
ハンス・フォン・ビューロー:ピアノ作品集 ――
バラードOp.11/ミラノの謝肉祭Op.21/ラ・チェトラOp.27/英雄行進曲
マーク・アンダーソン(ピアノ)
ベルリン・フィルの常任指揮者として高名なハンス・フォン・ビューロー
(1830-1894)の「ピアノ作品集」。
優れたピアニストでもあった往年の名指揮者フォン・ビューローの「ピアノ作
品」は、その実力が反映された華麗で技巧的な作風が特徴。フォン・ビューロ
ーの"作曲家"としての手腕を楽しめる好企画。2011年4月&8月の録音。

NI 5874 ¥2080
フレスコバルディ:鍵盤作品集Vol.4 ――
トッカータ第6番/カンツッォーナ第6番/トッカータ第3番
オルガンのためのトッカータ/トッカータ第5番
聖体奉挙のための半音階的トッカータ/トッカータ第8番/ファンタジア第6番
トッカータ第4番/カンツォーナ第2番/聖体奉挙のためのトッカータ
ファンタジア第9番/カンツォーナ第9番/聖体奉挙のためのトッカータ
フォリアのアリアによるパルティータ*/カンツォーナ第3番*
リチャード・レスター(オルガン&チェンバロ*)
ニンバス(Nimbus)でスカルラッティの鍵盤作品全集を完成させたイギリス、サ
イレンスター古楽音楽祭の音楽監督リチャード・レスターのフレスコバルディ
第4巻は"オルガン"がメイン。
イタリア、アルメンノ・サン・サルヴァトーレのサン・ニコラ教会に設置され
ているコスタンツォ・アンテニャーティ1588年製作のヒストリカル・オルガン、
ジョヴァンニ・バッティスタ・ボーニ1619年頃製作のチェンバロという貴重な
楽器の響きを聴くことが出来る。

NI 6164 ¥2080
ワーグナー:
楽劇《トリスタンとイゾルデ》より 前奏曲と愛の死
歌劇《タンホイザー》序曲
楽劇《ワルキューレ》より 魔の炎の音楽、ワルキューレの騎行
楽劇《ラインの黄金》より ヴァルハラ城への神々の入城
楽劇《神々のたそがれ》より ジークフリートのラインへの旅、
ジークフリートの死と葬送音楽
ヨンダニ・バット(指揮)、ロンドン交響楽団
ニンバス(Nimbus)に登場以降、ブラームス、ベートーヴェンを振ってきたヨン
ダニ・バットが次に取り上げてきたのはワーグナー!
旧ASV時代はゴルトマルクやリムスキー=コルサコフ、グラズノフなど、レアな
レパートリーを中心としていただけに、大作曲家たちの名作へと舵を切ったヨ
ンダニ・バットの行き先が気になるところ。中でも「タンホイザー」序曲と
バットのスタイルの相性は上々。2011年6月9日-10日の録音。

NI 6172 ¥2080
祈り - スペインの印象 ――
アルベニス(ワット編):組曲《スペインの歌》Op.232/ロドリーゴ:祈りと踊り
ホセ:ギター・ソナタ/ファリャ:ドビュッシーの墓に捧げる讃歌
タレガ:アラビア風奇想曲
イアン・ワット(ギター)
ニンバス・アライアンス(Nimbus Alliance)と英国王立スコットランド音楽院の
コラボレーションによる新シリーズのリリース第1弾は、2005年11月にデビュー
を飾ったギタリスト、イアン・ワットのスパニッシュ・アルバム。
ギターの主要レパートリーだけでなく現代作品も得意とするワットは、ピータ
ー・マックスウェル・デイヴィスの75歳記念コンサート・シリーズにも招かれ、
歌曲集「黒い天使たち」の演奏に参加するなど、英国内外で注目を集めるギタ
ー界の俊英である。2011年5月&8月の録音。

NI 6170/1 2枚組 ¥3180
この見えざる世界 - フルート作品集 ――
ボニス:フルート・ソナタ/ヒンデミット:フルート・ソナタ
ジョンゲン:フルート・ソナタOp.77/ウィット:この見えざる世界
スタンコヴィチ:セレナーデのソナタ
ボウスタニー:...そして風がささやいた.../フーリー:夢のあとに
シベリウス:スカラムーシュOp.71
ウィザム・ボウスタニー(フルート)、
アレクサンドル・シュラム(ピアノ)
中東レバノン出身のフルーティストで、現在マンチェスターのロイヤル・ノー
ザン・カレッジ・オヴ・ミュージックでフルート科の教授を務めているウィザ
ム・ボウスタニー。
ヒンデミットやジョンゲンから自作、現代作曲家の作品など、レパートリーの
新規開拓に一役買ってくれそうだ。シベリウスの小品「スカラムーシュ」も収
録!

NI 6161 ¥2080
ブラックフォード:ノット・イン・アワー・タイム
ギャヴィン・カー(指揮)、
ボーンマス交響楽団、ボーンマス交響合唱団&ユース合唱団、
ポール・ナイロン(テノール)、スティーヴン・ガッド(バリトン)
2011年にボーンマス交響合唱団からの委嘱によって作曲されたリチャード・ブ
ラックフォードの「ノット・イン・アワー・タイム」。
ジョージ・ブッシュやバラク・オバマのスピーチ、第1回十字軍の遠征のテキス
トなどを用いたこの作品は、アメリカ同時多発テロで失われた命への鎮魂歌で
あり平和への祈りの音楽である。2011年9月18日-19日の録音。

NI 6159 2枚組 ¥3180
ショーソン:ピアノ三重奏曲ト短調Op.3/ドビュッシー:ピアノ三重奏曲ト長調
ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲ニ短調Op.9《悲しみの三重奏曲》
ウィーン・シューベルト・トリオ〔ボリス・クシュニール(ヴァイオリン)、
マルティン・ホルンシュタイン(チェロ)、
クラウス=クリスティアン・シュスター(ピアノ)〕
1985年から1993年の8年間という短い活動期間の中でモーツァルトのピアノ三重
奏曲全集など、優れた録音を残したウィーン・シューベルト・トリオ。
結成の翌年にオランダのハーレムで収録された3作品では、特にショーソンでの
繊細な表情が美しい。1986年の録音。

NI 6146 ¥2080
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125《合唱付き》
レベッカ・エヴァンス(ソプラノ)、
ウィルケ・テ・ブルンメルストローテ(メゾ・ソプラノ)、
スティーヴ・デイヴィスリム(テノール)、ニール・デイヴィス(バス)、
ヨンダニ・バット(指揮)、ロンドン交響楽団&合唱団
指揮者と科学者という2つの姿を持つマカオ出身の名物指揮者、ヨンダニ・バッ
トとロンドン交響楽団のベートーヴェン・チクルス第3弾は「第九」!オーケス
トラ、合唱の自主性に委ねたかのような緩やかな空気、随所に現れるバットの
アイディアが特徴的。

NI 6157 ¥2080
密度21.5 - フルート、アルト・フルート、ピッコロ、バリトン・サクソフォン
のための無伴奏作品集 ――
スコット:KBM(世界初録音)/ヴァレーズ:密度21.5
ナイマン:トニーへの歌(バリトン・サクソフォン版/世界初録音)
イールズ:11番目の戒律(世界初録音)/J.S.バッハ:パルティータ イ短調
スコット:18(世界初録音)/ナイマン:カンツォーナ(世界初録音)
ヒース:コルトレーン(世界初録音)
カレン:無伴奏フルート・ソナタ(世界初録音)
ナイマン:永遠なるヤマモト第5番&第9番(Yamamoto Perpetuo/世界初録音)
ナイマン:トニーへの歌(フルート版/世界初録音)
アンディ・フィンドン(フルート&アルト・フルート&ピッコロ&バリトン・
サクソフォン)
マイケル・ナイマン・バンドで活躍したマルチプレーヤー、アンディ・フィン
ドンがフルートやバリトン・サクソフォンを駆使しての無伴奏作品集。10曲が
世界初録音となるこのプログラムでは、持ち前の超絶技巧を余すことなく発揮。
フィンドン独自の空間を創り上げている。

NI 6156 ¥2080
バッド・テンパード・フルート - スコット:フルート作品集 ――
スリー・レター・ワード/ネメスルス
アンド・エブリシング・イズ・スティル/マイ・マウンテン・トップ
フルートとピアノのためのソナタ/フルートとハープのためのソナタ
地の塩/18/フジコ/パキート
ポール・エドムンド=デイヴィス(フルート&アルト・フルート)、
クレア・サウスワース(フルート)、アンディ・フィンドン(フルート)、
クレイグ・オグデン(ギター)、ローレン・スコット(ハープ)、
ティム・ケイリー(ピアノ)、ピーター・ローソン(ピアノ)
イギリスのコンポーザー=サクソフォニスト、アンディ・スコットのフルート
作品集。スコットは「ダブル・サクソフォン・コンチェルト」で2006年にブリ
ティッシュ・コンポーザー・アウォードを獲得しており、特に管楽器の作品で
高い評価を受けている。

NI 6152 ¥2080
ローマのレリークVol.1 ――
ロッシ:パッサカリア/マラッツォーリ:エレーナ・インヴェッキアータ
ロッシ:流れるため息/マラッツォーリ:アルテミジアの哀歌
ロッシ:ピアント・デッラ・マッダレーナ
パスクァリーニ:ポルチェ・ドルチェ・バンビーノ
マッツォッキ:泣けよ目よ、泣け
ロッシ:罪を犯したるわれを、オラトリオ《聖週間》より 終曲
アタランテ、エリン・ヘッドリー(ディレクター)、
ナディーヌ・バルベイジ(ソプラノ)、テオドーラ・バカ(メゾ・ソプラノ)
ローマで活躍したモンテヴェルディの次世代の音楽家たち、ルイジ・ロッシ
(1597-1653)やマルコ・マラッツォーリ(1602-1662)の作品集。ローマのバチカ
ン図書館に所蔵されている17世紀イタリアのカストラート、マルカントニオ・
パスクァリーニの作品も収録。2010年11月の録音。





<Halle>(Halleはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
CDHLL 7529 ¥1780
ヴォーン・ウィリアムズ:
交響曲第2番《ロンドン交響曲》/オーボエ協奏曲イ短調
マーク・エルダー(指揮)、
ハレ管弦楽団、ステファヌ・ランクール(オーボエ)
特にイギリス音楽の演奏が絶大な評価を受けているエルダー&ハレ管弦楽団と
って、「すずめばち」(CDHLD 7510)以来となるヴォーン・ウィリアムズのレコ
ーディングは「ロンドン交響曲」!
ロンドンの多様な風景が音化されたヴォーン・ウィリアムズの傑作でも、黄金
期にあるエルダー&ハレ管弦楽団の充実振りは目覚ましい。ロンドンの街並み
が目に浮かぶような素晴らしい演奏を聴かせてくれています。
2010年6月&10月の録音。

CDHLD 7532 4枚組 ¥4350
イングリッシュ・クラシックス ――
〔CD1〕
バターワース:
狂詩曲《シュロプッシャーの若者》、2つのイギリス田園詩曲、青柳の堤
ディーリアス:
歌劇《イルメリン》より 前奏曲、楽園への道、
イギリス狂詩曲《ブリッグの定期市》
グレインジャー:ブリッグの定期市
伝承曲:ブリッグの定期市(歌:ジョセフ・テイラー/1908年の録音-約40秒)
〔CD2〕
バックス:交響詩《ティンタジェル城》
ディーリアス:春初めてのかっこうを聞いて、河の上の夏の夜
エルガー:夏の急流/フィンジ:落ち葉/アイアランド:丘
ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり、ノーフォーク狂詩曲第1番
〔CD3〕
バックス:春の炎/ディーリアス:春の牧歌、春の訪れ/ブリッジ:春の訪れ
〔CD4〕
エルガー:
序曲《コケイン》、夢見るの子供たちOp.43、弦楽セレナード ホ短調Op.20
ヴォーン=ウィリアムズ:劇音楽《すずめばち》より
アイアランド:忘れられた儀礼*、エピック・マーチ*
マーク・エルダー(指揮)、ジョン・ウィルソン(指揮)*、ハレ管弦楽団
マーク・エルダーとハレ管弦楽団が自主レーベル"Halle"にレコーディングを
行ったイギリス音楽のボックス・セット。まさにイギリス一色!「ブリッグの
定期市」は下敷きになった伝承曲の、20世紀初頭の貴重な音源が付加されてい
る。2002年-2010年の録音。

NI 1542(CD Single/特別価格) ¥550
シュトラウス2世:オープン・ロード(《ジプシー男爵》より)
ジョン・チャールズ・トーマス(バリトン)、
フランク・ツアーズ(指揮)、ビクター交響楽団
アウディのコマーシャルで使用されたアメリカのバリトン、ジョン・チャール
ズ・トーマスが歌う"オープン・ロード"。1939年8月24日の録音。紙ケース仕様。






<EM Records>(EM Recordsはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
EMR CD004 ¥2180
ホルスト:
付随音楽《キリストの来臨》H.170/2つの詩編H.117
ヌンク・ディミッティスH.127/我が恋人を愛すH.136
ヒラリー・デイヴァン・ウェットン(指揮)、
シティ・オヴ・ロンドン合唱団、
ホルスト・オーケストラ、セント・ポール女学校室内合唱団、
ロバート・ハーディ(朗読)
1927年にカンタベリー大聖堂の首席司祭からの委嘱により作曲され、2010年の
イングリッシュ・ミュージック・フェスティヴァルで蘇演が実現した付随音楽
「キリストの来臨」を収録。
「吹奏楽のための第2組曲」の第2楽章でもある「我が恋人を愛す」の合唱版も、
吹奏楽版とはまた違った深い味わいがある。2011年101月の録音。

EMR CD003 ¥2180
ホルブルック&バントック ――
ホルブルック:ヴァイオリン・ソナタ第2番ヘ長調《グラスホッパー》(原典版)
バントック:ヴィオラ・ソナタ ヘ長調《コーリン》(世界初録音)
ルパート・マーシャル=ラック(ヴァイオリン&ヴィオラ)、
マシュー・リッカード(ピアノ)
「ヘブリディーズ交響曲」や「ケルティック交響曲」、ヘブリディーズ諸島の
伝承曲や旋律を採り入れた作風が再評価を受けているバントックの世界初録音
となるヴィオラ・ソナタ「コーリン」を収録。
年の差は10歳ながらロマン派的な作風を持ち味としたホルブルックの「ヴァイ
オリン・ソナタ」とのコントラストにも注目したい。2011年8月の録音。

EMR CD002 ¥2180
クィルター:ピアノ作品全集 ――
3つの練習曲Op.4/3つの小品Op.16/2つの即興曲Op.19
4つのカントリー・ピースOp.27
《虹の終わる場所に》からの組曲(世界初録音)
デイヴィッド・オーウェン・ノリス(ピアノ)
歌曲の作曲家として高名なイギリスのロジャー・クィルター(1877-1953)が、
その生涯の中で作曲を行ったピアノ作品の全集。
歌曲と同じく美しい旋律が最大の魅力である。劇付随音楽「虹の終わる場所に」
からのピアノによる組曲はこれが世界初録音となる。2004年2月&8月の録音。





<Avie>
AV 2208(2CDs+DVD-Video/NTSC) ¥3250
ヘンデル:オラトリオ《メサイア》HWV.56
アポロズ・ファイア、アポロズ・シンガーズ、
ジャネット・ソレル(指揮)、
アマンダ・フォーサイス(ソプラノ)、
エリザベス・シャマッシュ(メゾ・ソプラノ)、
イアン・ハニーマン(テノール)、ロス・ハウク(テノール)、
ジェフリー・ストラウス(バリトン)
アムステルダムでグスタフ・レオンハルト、アメリカでロジャー・ノリントン、
レナード・バーンスタインに師事した才女ジャネット・ソレルとアメリカ、ク
リーヴランドのピリオド・オーケストラ、アポロズ・ファイアのヘンデル「メ
サイア」!
J.S.バッハの「ブランデンブルク協奏曲」(AV 2207)、モーツァルトの「交響曲
第40番」(AV 2159)での溌剌とした演奏、コンパクトな編成ながら豊潤な響きを
生み出したモンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」(AV 2206)の好演で、
アメリカから世界へと進出したアポロズ・ファイア。
アメリカ古楽界で育まれたオーケストラ、合唱の特徴を活かし、創意工夫に満
ちたヘンデルの「メサイア」も、アポロズ・ファイアの代表盤である。
2008年12月&2010年2月の録音。





<Signum Classics>
SIGCD 294 ¥2080
人形の館 - 打楽器のための新しい音楽 ――
フィトキン:シャード/スケンプトン:スリップ・ストリーム
モンタギュー:リムファイヤー/ベドフォード:バッシュ・ピース
ヘイズ:ダンス・プレイ/マガー:サウンド・アスリープ
S・コープランド:ブリーザー/リーチ:エコラリア
K・ティペット:トンボの踊り
アンサンブル・バッシュ
1992年結成のイギリスのパーカッション・クヮルテット、アンサンブル・バッ
シュが、多彩な種類の打楽器を駆使して繰り広げる現代のパーカッション・ワ
ールド!
2002年から2012年にかけてアンサンブル・バッシュのために作曲されたグレア
ム・フィトキンをはじめとする9作品は、パーカッション・アンサンブルのレ
パートリー拡大にも貢献してくれることだろう。2011年7月の録音。

SIGCD 290 ¥2080
リスト:ピアノ作品集 ――
タランテラ
巡礼の年第2年《イタリア》より サルヴァトール・ローザのカンツォネッタ、
ペトラルカのソネット第47番、ペトラルカのソネット第104番、
ペトラルカのソネット第123番、ソナタ風幻想曲《ダンテを読んで》
孤独の中からの神の祝福/イゾルデの愛の死
スィール・ウィリアムズ(ピアノ)
エジンバラのグレイフライヤーズ教会で2週間にわたって行われた「ベートー
ヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会」でサウス・バンク・スカイ・アーツ・ア
ウォードを受賞するなど、近年目覚ましい活躍を見せるスィール・ウィリアム
ズは1976年ウェールズ出身のピアニスト。
独特のカラーで描いた「展覧会の絵」(SIGCD 226)以来となるソロ録音第2弾は、
ウェールズ期待の実力派が選び抜いたオリジナリティに富んだリスト・プログ
ラムです。2011年5月の録音。

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