クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

08-12 No.7-1

2008年12月10日 20時57分31秒 | Weblog
★オルフェオ・セール2008★
前回好評でしたオルフェオ・レーベルの特価セールを、年末限定で行います。
年内入荷分までのセールとなります。品切れの場合はご注文はキャンセルと
なりますので、お早めにご注文下さい。
対象商品:http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/orf_sale2008.html

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※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<BIS>
BIS 1918/20 5枚組 \7140
日本語解説書付
シベリウス完全全集 その7 歌曲全集
セレナード JS167/セレナード JS167(初稿)/5つのクリスマスの歌 Op.1/
雪は深く積もって Op.1の5(作曲者による二重唱編曲)/アリオーソ Op.3/
クレルヴォの嘆き Op.7(作曲者によるピアノ伴奏版1917/8)/クレルヴォの嘆
き Op.7(原典版1892)/7つの歌 Op.13/キスの願い Op.13の2(初稿)/心のあ
けぼの Op.13の3(初稿)/夢 Op.13の5(初稿)/7つの歌 Op.17/あれ以来私は
Op.17の1(草稿)/夕べに Op.17の6(草稿)/愚者の蜘蛛の歌 Op.27の4(作曲
者によるピアノ伴奏版)/急流下りの名人の花嫁 Op.33(作曲者によるピアノ
伴奏版)/2つの歌 Op.35/テオドラ Op.35の2(初稿)/6つの歌 Op.36/5つの
歌 Op.37/5つの歌 Op.38/3人の盲目の姉妹 Op.46の4(作曲者によるピアノ
伴奏版)/6つの歌 Op.50/ユダヤ人の少女の歌 Op.51の2(作曲者によるピアノ
伴奏版)/ユダヤ人の少女の歌 JS48の2b(原典版)/8つの歌 Op.57/シェイク
スピアの「十二夜」による2つの歌 Op.60/8つの歌 Op.61/シェイクスピアの
「十二夜」による2つの歌 Op.60(オリジナル・ギター伴奏版)/8つの歌 Op.61
/暇を楽しむ Op.61の6(初稿)/大気の精 Op.70/4つの歌 Op.72/百の道
Op.72の6(初稿)/6つの歌 Op.86/6つの歌 Op.88/6つの歌 Op.90/昔々(田園
風情景 Op.96b/田園曲 Op.96b(作曲者による二重唱編曲)/ファーストキス
JS57(1891/2)/おいでおいで、いとしい人 JS211(1892)/喪失(1906)/タイス
への賛歌(1909年初版)/タイスへの賛歌(1948年改訂版)/帆走(1899)/泳げ、
青鴨よ(1899)/森の精 JS171(1889)/相似 JS120(1890)/ひとつの歌 JS71
(1888)/北風が荒れる間(1888)/水の精 JS138(1888)/世がまだ創られていな
かった頃 JS56(1888)/太陽が空を赤らめ(1888断片)/酒神祭 JS143(1888)/
秋の宵 JS71(1888断片)/乙女は冬の朝出て行った(1890/2断片)/俺はお前に
飽きずキスする(1889/91)/知恵は家なし(1890/1)/アンダンティーノ
変ホ短調 JS42(1900)/日の出 JS87(1902)/私がインドにいたならば(1903/4)
/友情の花 JS215(1909)/思い(1915)/おばあさんの誕生日の歌 JS136(1919)
/若い娘たち JS174(1920)/水仙 JS140(1925)
ヘレナ・ユントネン(Sop) アンネ=ソフィ・フォン・オッター、
モニカ・グロープ(Ms)
ダン・カルルストレム(Ten) ガブリエル・スオヴァネン、
ヨルマ・ヒュンニネン(Br)
フォルケ・グラスベック、ベングト・フォシュベリ、
ルーヴェ・デルヴィンエル(Pf)
ヤーッコ・クーシスト(Vn) マルコ・イーロネン、
ヨエル・ラークソ(Vc) ラッセ・ポイスティ(朗読)
シベリウスには驚くほど美しい歌曲が多く、当盤にも収められているオッター
のアルバムは1988年度レコード・アカデミー賞声楽部門を受賞しています。
当BOXは5枚組ですが3枚価格。さらに日本語解説まで付いています(*歌詞訳
は付いていません)。既発の盤だけでなく、多くの新録音が含まれているのが
注目です。それもすべてが世界初録音で、これを買わねば聴けません。演奏
もオッター、グロープ、ヒュンニネンといった北欧のベテラン揃い。冬の日
に静かで極上の時を与えてくれます。

BIS SA 1712(SACD-Hybrid) \2500
ラフマニノフ:
(1)交響曲第2番ホ短調 Op.27
(2)ヴォカリーズ Op.34の14
ラン・シュイ(指)
シンガポールSO
チェレプニンやリムスキー=コルサコフのシリーズで注目されたシンガポー
ル交響楽団。予想外の巧さと熱い爆演が魅力です。今回は甘美なメロディと
エネルギーに満ちた傑作を、シンガポール響の輝かしい音色でたっぷり堪能
させてくれます。

BIS 1137 \2380
シマノフスキ:
(1)ピアノソナタ第3番 Op.36
(2)仮面劇 Op.34
(3)メトープ Op.29
(4)2つのマズルカ Op.62
(5)マズルカ Op.50より第9-12番
ローランド・ペンティネン(P)
シマノフスキのピアノ曲は、独特のひんやりとした感触と神秘的な響きが特
徴ですが、技法的には複雑で、その演奏には恐ろしく高度な技巧を要求され
ます。そのシマノフスキにピッタリなピアニストはペンティネンをおいて考
えられないほど。余裕の技巧、いつも冷静で計算され尽くした造形美、理想
的演奏を味わうことができます。

BIS 1675 \2380
アリオスティ:ストックホルム・ソナタ集 Vol.3
(1)ソナタ第15番ヘ短調 (2)第16番ト長調 (3)第17番変ロ長調 
(4)第18番ニ短調 (5)第19番イ短調 (6)第20番ト短調 (7)第21番イ短調 
(8)カンタータ「やさしいアルフィンに」
トマス・ゲオルギー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ルーカス・ハリス (アーチリュート、バロックギター)、
ミメ・ヤマヒロ・ブリンクマン(Vc) エマ・カークビー(Sop)
イタリア出身でロンドンで活躍した作曲家アッティリオ・アリオスティ
(1666-1729)。彼の「ストックホルム・ソナタ集」も今回で完結です。イマジ
ネーションと生気に富む音楽は非常な見つけ物。カークビーの登場によるソ
プラノとヴィオラ・ダ・ガンバのためのカンタータが絶品です。

BIS 1630 \2380
日本の恋歌
(1)夏田昌和:良寛による二つの詩(2005)
(2)細川俊夫:恋歌I-III(2004)
(3)伊福部昭:アイヌの叙事詩に依る対話体牧歌(1956)
(4)棚田文紀:デュオ-メゾソプラノとサクソフォンのための
(5)野田燎:インプロヴィゼーションI(1971-3)
(6)野平一郎:舵手の書(2003)
(7)ハセン・ラルビ:松風(2006)
(8)ベルトラン・デュブドゥ:それを起動させると、開始されます(2004)
(9)島崎藤村:君が心は(日本語朗読)
小林真理(Ms) クロード・ドゥラングル(Sax) ジャン・ジオフロワ(打楽器)
小林真理は東京藝術大学卒業後フランスで活躍するメゾソプラノ歌手。彼女
が日本オタクのフランス人サクソフォン奏者・ドゥラングルと組んで邦人及
びジャポニスム作品に挑戦。ティンパニーのみで伴奏する伊福部昭の名作、
和泉式部の詩による細川俊夫作品、超絶技巧の要求される野平一郎作品まで
盛りだくさん。最後に島崎藤村の片思いの詩を朗読しているのも聴きものです。



<Medici arts>~Euro arts
20 51849(DVD-Video) \2900
「舞踏への勧誘-
バレンボイム&ベルリン・フィル、ジルヴェスター・コンサート2001」
(1)J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番BWV.1068よりガヴォットI&II
(2)モーツァルト:ディヴェルティメントK.334よりメヌエット
(3)同:ピアノと管弦楽のためのロンドK.382
(4)ヴェルディ:「アイーダ」第2幕第1場より若いムーアの奴隷たちの踊り
(5)ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第8番ト短調Op.46-8
(6)チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」Op.71より花のワルツ
(7)シベリウス:悲しいワルツOp.44
(8)J.シュトラウス2世:皇帝円舞曲Op.437
(9)コダーイ:ガランタ舞曲
(10)オラシオ・サルガン / ホセ・カルリ編:ア・フエゴ・レント
(11)ゼキーニャ・ジ・アブレウ / アロイジオ・オリヴェイラ編:
ティコ・ティコ
(12)J.シュトラウス2世:ポルカ「雷鳴と電光」Op.324
(13)ホセ・カルリ:タンゴ「エル・フィルレテ」
(14)ブラームス:ハンガリー舞曲第1番ト短調
ダニエル・バレンボイム(指&(2)P)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
収録:2001年12月31日ベルリン(ライヴ)
大晦日恒例行事のベルリン・フィルによるジルヴェスター・コンサート。巨匠
バレンボイムが振った2001年のテーマは“ダンス”。バッハからアルゼンチン
・タンゴまで、ヨーロッパの音楽史を彩るヴァラエティ豊かな舞曲の数々。ふ
だんのベルリン・フィルでは聴けないタンゴもムード満点。世界最高のオケが
奏でる極上の名曲アルバムに仕上がっています。

20 57238(DVD-Video) \2900
J.S. バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
エフゲニー・コロリオフ(P)
収録:2008年6月20日(ライプツィヒ・バッハ音楽祭ライヴ)
偉大な作曲家リゲティが「無人島の一枚」に選んだエフゲニー・コロリオフ。
2008年春待望の来日を果たし、ゴルトベルク変奏曲を演奏し聴衆を熱狂させ
ました。この映像は彼がライプツィヒ・バッハ音楽祭で行ったライヴの模様。
装飾音の的確な扱い、躍動感あふれたリズムと音色の豊かさは、近年のピア
ノ演奏の中でも群を抜いています。コロリオフの持つ多彩なパレット、各声
部は立体的に、飾りすぎない装飾音は洗練されおり、その知的で幾何学的な
演奏にやみつきになるでしょう。

20 55798(DVD-Video) \2900
ワールド・オブ・ザ・ピアノ 「レガート」-ピエール・ローラン・エマール-
J.S.バッハ:「フーガの技法」から 12度のカノン(2声)、コントラプンクトゥ
ス3、コントラプンクトゥス4、反行と拡大によるカノン(2声)、コントラプン
クトゥス 12-1(転回形)、コントラプンクトゥス 12-2(転回形)、コントラプ
ンクトゥス 10
エリオット・カーター:マトリビュート、「2つのディヴァージョン」から 
第1、2番、カテネール
ジョージ・ベンジャミン :「シャドウラインズ」から 第1、2、3、4、5&6番
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
ピエール・ローラン・エマール(P)
収録:2008年3月5日バイエルン芸術アカデミー  75分
ドキュメンタリー(ポートレート) 30分
ボーナス:エマールのインタビュー(ジャン・シュミット・ガレとの対話) 73分
字幕:英、独、仏、西
鬼才ピエール・ローラン・エマールによるドキュメンタリー付きコンサート映
像。2008年来日コンサートの演目とほぼ同様の曲で、2008年3月にドイツで行
われたコンサートのライヴです。今回は現代中心ではなくカーター、ベンジャ
ミンを挟みバッハ、ベートーヴェンを組み入れたプログラム。音楽作品を深く
研究しそれを表現する力は現代最高のエマール。自身を「通訳者」と絶妙な言
葉で表しているように、エマールの解釈と試みは聴くものを強烈に圧倒します。
フーガの技法では作品を咀嚼しながら食い入るように演奏し、ベートーヴェン
31番のソナタは自由に響かせ激しく聴かせます。




<EGEA>
SCA 138 \2180
ODUSIA-オデュシア-
即興演奏/ODUSIA
ジョヴァンニ・ソッリマ:SPASIMO
ヘブライの歌/EL MOLE RAHAMIM
即興演奏/EL MIDA
ファリャ:7つのスペイン民謡-第5曲「ナナ」
トルコ民謡/11’LI
アナ・ソコロヴィチ:VEZ
即興演奏/ODUSIA
マリオ・ブルネロ(Vc)
オーケストラ・ダルキ・イタリアーナ
北イタリアに住むブルネロが現在最も興味をそそられている事は、音楽と自然
を融合させる「チェロ・トレッキング」。富士山頂で演奏するなどユニークな
活動を行っているブルネロの今回のアルバムはサハラ砂漠で演奏したもの。タ
イトルのODUSIAはオデュッセイアのラテン語。「オデュッセイア」は英雄オ
デュッセウスの10年にもおよぶ長い放浪・冒険の旅の話ですが、ブルネロはこ
のシリーズを長い音楽の旅と位置付けスタートさせました。ブルネロの盟友、
ジョヴァンニ・ソッリマはチェリスト兼作曲家で地中海周辺の地域の音楽を取
り入れた独自の様式で世界中の様々なジャンルのアーティストからも注目を集
める存在。「SPASIMO」は彼の故郷パレルモのテアトロ・マッシモからの委嘱
作品。またユーゴスラヴィア出身のアナ・ソコロヴィチの作品や、トルコ民
謡、ヘブライの歌など地中海、中東地域の音楽要素を取り入れた意欲的な内容
となっています。

SCA 147 \2180
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集
チェロ協奏曲 ニ短調 RV.405
チェロ協奏曲 イ短調 RV.419
チェロ協奏曲 ヘ長調 RV.412
チェロ協奏曲 ハ長調 RV.400
チェロ協奏曲 ホ短調 RV.409
チェロ協奏曲 変ロ長調 RV.547
マリオ・ブルネロ(Vc) ラルテ・デラルコ
録音:2007年4月12-14日
豊かな音楽と独創的な演奏で熱狂的なファンを持つマリオ・ブルネロが気鋭
のアンサンブル、ラルテ・デラルコを率いてのヴィヴァルディのチェロ協奏
曲集。チェロのソロで奏でられる美しい旋律は、改めてヴィヴァルディのバ
ラエティ豊かな音楽性を発見させてくれます。ブルネロが作り出す音世界に
包み込まれる快感を味わうことができる1枚。




<NIFC>
NIFCD 008 \2700
ショパン:
(1)マズルカ イ短調Op.17の4 
(2)同嬰ハ短調Op.30の4 
(3)同ト短調Op.24の1 
(4)同ハ長調Op.24の2 
(5)同ホ短調Op.41の1
(6)ピアノソナタ第2番変ロ短調Op.35「葬送」
(7)ノクターン ホ短調Op.72 
(8)同嬰ハ短調(遺作)
(9)スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
(10)ワルツ ホ長調(遺作) 
(11)同第7番嬰ハ短調 Op.64の2
ヤヌシュ・オレイニチャク(フォルテピアノ:1849年製エラール)
[録音:2007年9月]
アンジェイ・ジュワフスキ監督の映画「ソフィ・マルソーの愛人日記」で、役
者としてショパン役を演じたヤヌシュ・オレイニチャク。そのなかでショパン
時代のピアノを奏し、ショパン・ファンたちを驚愕させました。当アルバムで
は葬送行進曲付ソナタや嬰ハ短調のワルツなど人気作を1848年製エラールの
フォルテピアノで披露してくれます。聴きものは凄まじい速さと軽さによるソ
ナタのフィナーレ。ショパンの頭に響いていた世界を実感させてくれます。

NIFCD 010 \2700
ショパン:
(1)前奏曲嬰ハ短調Op.45/同変イ長調
(2)4つの即興曲
(3)スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39
(4)2つのノクターン Op.32
(5)ポロネーズ ハ短調 Op.40の2
(6)3つのマズルカ Io.59
ケヴィン・ケナー(フォルテピアノ:1848年製プレイエル)
[録音:2008年3月]
1990年に行なわれた第12回ショパン・コンクールで、1位なし2位に輝いたケ
ヴィン・ケナー。彼が古楽器に挑戦した驚きのアルバム。幻想即興曲ももちろ
ん含む即興曲全4曲をはじめ、こだわりの選曲で、繊細極まりない世界を創り
あげています。




<Profil>
PH 08031 \2180
チェロ・フィエスタ!
(1)ハイドン:チェロ協奏曲ハ長調
(2)チャイコフスキー:奇想的小品 Op.62
(3)アザラシヴィリ:チェロと室内管弦楽のための協奏曲
(4)ヒナステラ:パブロ・カザルスの主題による注解 Op.46
(5)チック・コリア:ラ・フィエスタ
マリー=エリザベート・ヘッカー(1)(5)、
ギオルギ・ハラーゼ(2)(3)(4)(5)(Vc)、クレメラータ・バルティカ
ギドン・クレーメルがその才能を愛でている若手チェロ奏者ふたり、ヘッカー
とハラーゼの協奏作品アルバム。古典派のハイドンから現代ジャズまで驚異的
な懐の深さを示しています。聴きものはグルジアの作曲家アザラシヴィリとチ
ック・コリア作品。溌剌としたフレッシュな音楽性が輝いています。




<VAI>
VAIA 1259 \1780
グレゴリー・クンデ、ロッシーニ・アリア集
ロッシーニ:
「アルジェのイタリア女」
「エルミオーネ」
「タンクレーディ」
「イタリアのトルコ人」
「湖上の美人」
「リッチャルドとゾライデ」
「セミラーミデ」
「チェネレントラ」
からのアリア
スターバト・マーテル-悲しみに沈む魂に
グレゴリー・クンデ(T)
マルコ・ザンベッリ(指)
プラハ・メトロポリタン交響楽団、プラハ・メトロポリタン合唱団
2008年11月のロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル来日公演で、「オテッ
ロ」のタイトルロールを歌って絶賛されたグレゴリー・クンデの、ロッシーニ
・アリア集です。クンデは1954年、米国イリノイ州カンカキー生まれ。1980年
代にメトロポリタン歌劇場など米国で成功を収めた後、1990年代にヨーロッパ
に進出し、ロッシーニやベッリーニなど19世紀前半のイタリアオペラでセンセ
ーションを巻き起こしました。50歳を越えた今日でも至難なロッシーニのテノ
ール役を歌う第一人者として極めて高い評価を受けています。活躍のわりにク
ンデの録音は少なく、これが始めてのアリア集。「タンクレーディ」のアルジ
ーリオ、「エルミオーネ」のオレステ、「セミラーミデ」のイドレーノのよう
に得意とする役のアリアだけでなく、「チェネレントラ」のドン・ラミーロ、
「アルジェのイタリア女」のリンドーロ、「イタリアのトルコ人」のナルチー
ゾのように、珍しい役のアリアまで収録しています。ハイCどころかハイDまで
輝かしく響かせる妙技がたっぷり味わえます。

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08-12 No.7-2

2008年12月10日 20時57分02秒 | Weblog
<Voice Factory>
VFCR 0002 \2100
「輝く日を仰ぐとき-ベー・チェチョル」
1.アヴェ・マリア(シューベルト)
2.主は我が羊飼い(聖歌・Woo Na Young作曲)
3.アメイジング・グレイス (讃美歌)
4.主の祈り(聖歌)
5.主は我が羊飼い(聖歌・Woo Na Young作曲)
6.アヴェ・マリア(カッチーニ)
7.輝く日を仰ぐとき(聖歌・韓国語歌唱)
8.ボーナストラック 輝く日を仰ぐとき(聖歌・日本語歌唱)
ベー・チェチョル(Tn)、1,2,6松崎充代(Pf)
人類史上例のない奇跡の復活を遂げて収録した「歴史的CD」。
ヨーロッパで目覚しい活躍を続け、「アジアのオペラ史上最高のテノール」と
まで評されながら、甲状腺がんに侵され、その摘出の際声帯と横隔膜の神経を
切断。歌声と共に片方の肺の機能を完全に失うという、音楽史上最も過酷な運
命を受けたオペラ歌手ベー・チェチョル。舞台復帰にかける彼の姿を追った
NHKのドキュメンタリーは、4度にわたる再放送の後、NHK「プレミアム10」と
してもオンエアーされ大きな反響を得ました。また韓国KBSが同番組を韓国内
でも放送、更に日韓両国の新聞などでも取り上げられ、関心が高まっていまし
た。そのなかで、まさに奇跡としか言いようのない回復を見せたベー・チェ
チョルが、この度歴史的にも例のないCDをリリースします。(ベー・チェチョ
ルの情報はvoicefactory HPに詳しく掲載しております
http://www.voice-factory.com)



<HUNGAROTON>
HCD 32555/56 2枚組 \4160
コダーイ:
(1)歌唱集-民俗伝承詞による16の連作歌曲集Op.1
(2)ベーラ・バラージュの詩による3つの歌曲、遺作
(3)4つの歌曲
(4)7つの遅れてきたメロディーOp.6
(5)ヒムフィの歌(詞:シャーンドル・キシュファルディ)
(6)2つの歌曲Op.5
(7)5つの歌曲Op.9
(8)3つの歌曲Op.14
(9)エピグラム-9つのヴォカリーズ(テクスト:メリンダ・キシュテーテーニ)
(10)ヨアンニシュ・フニャディの墓碑銘(ヤヌス・パンノニウス)
[※(1)-(4)、(9)ハンガリー語歌唱、(10)ラテン語歌唱]
アンドレア・メラート(Ms) アンナ・コロンディ(S) ジュラ・オレント(Br)
サボルチュ・ブリックネル(T) チャバ・セゲディ(Br) 
イシュトヴァーン・コヴァーチュ(Bs)
ユディト・ネーメト(Ms) イェネー・ヤンドー、エメシェ・ヴィラーグ(P)
録音:2007年11月21日-2008年9月1日フンガロトン・スタジオ
わずか4歳で即興的に歌を作ったといわれるコダーイ。のちにすぐれた合唱作
品を残すかれの本分は終生、声楽にありました。このアルバムでは、コダーイ
が創作活動の最初の20年間に、器楽による室内楽と並行して取り組んだ、ピア
ノ伴奏つきの芸術歌曲を収録しています。民俗詩による作品1のハンガリー語
原題Enekszo(エーネクジョー)は、強いて英訳するとSong-wordあるいは
Singing-wordとなることが象徴的なように、そしてまた詞をアラニ、モーリ
ツ、ベルジェニ、ケルチェイ、チョコナイ・ヴィテーズ、アディ、バラッシら
ハンガリー人による詩作に付曲していることから、じっさい、どのナンバーに
おいてもハンガリー語と、そこに根ざしたゆたかな旋律美の関係性を見て取る
ことができます。

HCD 32588 \2080
「ヴァンハル:3つのピアノ五重奏曲Op.12」
(1)ソナタ第1番ト長調
(2)ソナタ第2番ニ短調
(3)ソナタ第3番変ロ長調
ミクローシュ・シュパーニ(フォルテピアノ;アントン・ワルターにもとづく、
2003年クリス・マーネ製作)
オーセンティック四重奏団(ピリオド楽器使用)
ジョルト・カッロー、バラージ・ボザイ(Vn) ガーボル・ラーツ(Va)、
チッラ・ヴァーリ(Vc)
録音:2008年2月21-24日フンガロトン・スタジオ
ボヘミア生まれでウィーン古典派の中心作曲家として、当時、人気を博したヨ
ハン・バプティスト・ヴァンハル(1739-1813)。当時のハンガリー領のポジョ
ニ(現在のブラチスラヴァ)に居住していたこともあるかれは、ウィーンに出た
モーツァルトの「小ト短調」交響曲成立に大きな影響をあたえたと云われてい
ます。
1784年にベルリンで出版された作品12は、別名“2つのヴァイオリン、ヴィオ
ラとチェロ伴奏つきの(任意指定)クラヴサンのためのトリオ・ソナタ集”とい
い、ここでの演奏はその弦楽四重奏を伴う形となっています。これにより表現
の幅も大きく拡がり、協奏曲風の趣きさえ感じさせます。また、心地よいハー
モニー、雄雄しく自由な様式はヴァンハルのほかの作品とおなじで、アダー
ジョの序奏つきで急-緩-急の3楽章形式というところが3曲に共通しています。
フォルテピアノはBISのC.P.E.バッハのシリーズでおなじみ、名手シュパーニ。

HCD 32585 \2080
シャーンドル・バラッシャ(b.1935):交響作品集
(1)ビハール県での旅Op.93(2005)
(2)デブレツェンのチヴィシュ町Op.91(2005)
(3)騎士道の誉れOp.100(2007)
アーダーム・メドヴェツキー(指)MR交響楽団(ハンガリー放送交響楽団)
録音:2008年2月28日フンガロトン放送第6スタジオ
1935年ブダペスト生まれ、ボストン響やクーセヴィツキー財団、BBC響などの
委嘱で作品を発表し、現代のハンガリーを代表する作曲家として知られるバラ
ッシャの管弦楽作品を収めたアルバム。2005年12月に完成した「ビハール県で
の旅」は、ヴァーラドとビハール県の風景に捧げられた曲。フルオケのための
4つの楽章からなる組曲で、ナジヴァーラド・フィルハーモニー管弦楽団のた
めにカルヴァン派の主教ラースロー・テーケーシュが委嘱し、2006年12月メド
ヴェツキーの指揮、ナジヴァーラド・フィルによって初演されました。現実の
時間における景色と、青春時代の記憶の中の心象風景とを旅するという、バラ
ッシャの自叙伝ともいうべき内容となっています。
ほかに、ビハール県の中心都市で、作曲者と長年に渡りゆかりの深いデブレ
ツェンを題材にした「デブレツェンのチヴィシュ町」、ティボル・エルケルに
献呈され、同時にまたハンガリー最初の大作曲家フェレンツ・エルケルへのオ
マージュでもある「騎士道の誉れ」を収録。

HCD 32586 \2080
「8+1 - フリジェシュ・ヒダシュ(1928-2007):管楽器のための室内楽曲集」
(1)8+1-8つの管楽器とコントラバスのための(2006)
(2)5つのミニアチュール-管楽器のための(1986)
(3)オクラバ-トリオ(2006)
(4)ゾゾのための絶望的な祈り(2004)[ゲーザ・フューケ編]
(5)ディヴェルティメント-木管八重奏のための(1985)
ラースロー・マロシ(指)ジェール・ボレロ・ウインド・アンサンブル
録音:2008年3月9-11日ジェール、リヒテル・ホール
管楽器のための協奏曲と吹奏楽作品の数々でとりわけ人気を集め、ハンガリー
国内にとどまらず、その名を海外にも知られたフリジェシュ・ヒダシュ(1928
-2007)。実力も認められて、2度(1959年、1980年)にわたり栄誉あるフェレン
ツ・エルケル賞を授与され、1993年にはバルトーク=パーストリ賞を授与され
ています。
楽器編成をそのまま表す「8+1」は、作曲家と特別な関係にあったボレロ・ウ
インド・アンサンブルの委嘱作。三部構成で単一楽章、スケルツォ風の作品で、
ヴィヴァーチェのあと、“ビッグ・バンド”音楽を思わす大きくアーチ状を描
くモデラートを経て、効果的なコーダで結ばれます。名手カールマン・ベルケ
シュのアンサンブルのために書かれた「ディヴェルティメント」は中央に緩徐
楽章、2つのスケルツォを有するブリッジ構造の5楽章形式の作品。そして、風
変わりなタイトルを持つ「オクラバ(Oclaba)」。このかろうじて自筆譜で残さ
れていた作品名はトリオを構成する楽器の、短縮された英語表記(oboe,
clarinet and bassoon)に由来します。20世紀前半のフランス新古典主義のミ
ヨー、フランセを思わせるディヴェルティメント風の内容で、7つの楽章間に
独奏楽器が交替するのも特色となっています。

HCD 32344 \2080
ジュラ・バーンケヴィ(1966):
(1)銀翅の蝶々(1999)-バーンケヴィ・ドモンコシュの詩によるサウンド・ファ
ンタジー
(2)ミゼレーレ(2001)
(3)地獄の門-オーギュスト・ロダンの彫刻による弦楽四重奏とエレクトロニク
のためのサウンド・フレスコ
(4)意識(Consciousness)-レーリンツ・サボーの詩による歌曲集
(5)アコーディオン協奏曲(Accord(ion)Concerto)
(1)イシュトヴァーン・マトゥズ(Fl)、バラージュ・カーントル(Vc)
(2)ヴォーチェス・エクァレス
(3)ベンチェ・ガズダ、バラージュ・ゲルゲイ(Vn) ジェルジ・グヤーシュ=
ナジ(Va)
バラージュ・カーントル(Vc) 
イシュトヴァーン・ホルヴァート(バランス・エンジニア)
(4)アーコシュ・アンブルシュ(Bs) 
ジョルト・シェレイ(指)
コンポナンサンブル
(5)エルニエイ・ラースロー(アコーディオン) 
ゲルゲイ・ヴァイダ(指)ハンガリー放送交響楽団
録音:2000-2002年(ハンガリー放送収録)
1966年ハンガリー中西部フェイェール県ドゥナウーィヴァーロシュに生まれた
ジュラ・バーンケヴィの作品集。彼は作曲をベーラ・バルトーク音楽院のミク
ローシュ・コチャール、フェレンツ・リスト音楽院のアッティラ・ボザイに学
び、2000年に「銀翅の蝶々」でベネデク・イシュトヴァーンフィ賞、2004年に
はエルケル賞を獲得しています。小編成の室内アンサンブルや合唱団、独奏楽
器から、バレエや大規模な交響楽団のためにも作品を書いており、その音楽世
界は広範囲に及びます。



<Ambroisie>
AM 182 2枚組 \2700
モーツァルト:交響曲集
[CD1](1)交響曲第31番 ニ長調 K297「パリ」 (2)第39番 変ホ長調 K543
[CD2](1)第40番 ト短調 K550 (2)第41番 ハ長調 K551「ジュピター」
ジョン・ネルソン(指)アンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリ
ベートーヴェンの交響曲集が好評だった、ジョン・ネルソン率いるオリジナル
楽器編成のアンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリによるモーツァルトの
有名交響曲を集めた2枚組の登場。ネルソンは、この演奏の中で、今まで惰性
的に継承されてきた悪しき演奏習慣を排除するよう心がけたといいます。第40
番の冒頭は、アッラ・ブレーヴェでありながら、モルト・ヴィヴァーチェと記
されており、矛盾のあるテンポ指定がなされています。これにどうネルソンが
アプローチしているかは注目。そして、「ジュピター」の終楽章のフーガでも、
音符たちがかつてないほど生き生きと語っています。ネルソンと楽団による最
後のコンサートと録音レパートリーとして選ばれたこれらの作品、指揮者と楽
団両者の特別な思いが込められた秀演です。




<naive>
OP 30410 3枚組 \5180
ヴィヴァルディ:歌劇「忠実な(貞節な)ニンファ」RV714
サンドリーヌ・ピオー(S,リコリ)
ヴェロニカ・カンヘミ(S,モラスト)
マリー=ニコル・ルミュー(コントラルト、エルピーナ)
ロレンツォ・レガッツォ(B、オラールト)
フィリップ・ジャルスキ(カウンターテナー、オズミーノ)
トピ・レーティプー(T、ナレーテ)
サラ・ミンガルド(コントラルト、ジュノーネ)
クリスティアン・セン(バス=バリトン、エオーロ)
ジャン=クリストフ・スピノージ(指)
アンサンブル・マテウス
録音:2008年4、5月
ヴィヴァルディ・エディション最新盤は、シリーズ9作目となるオペラ。なん
といっても歌唱陣の豪華さが目立ち、このヴィヴァルディ・エディションがい
よいよ音楽界の重要プロジェクトとなっていることを感じさせます。オズミー
ノ役のジャルスキの長大なオペラは思わず息をのんで聴き入ってしまいます。
スピノージの演奏は、エレガントさを失わず、しかし極めて鮮やかな見事な出
来栄えです。
このオペラの物語の舞台はナクソス島、海賊オラールトの領地。二人の兄弟オ
ズミーノとティルシは幼い頃に誘拐され、お互いが兄弟であることも知らぬま
ま海賊に育てられます。海賊オラールトが他の島から羊飼いのネレーテ、そし
て彼の娘リコリとエルピーナを新たな捕虜として連れてきます。若き男女の恋
の物語をはさみつつ、最後は二人が兄弟であることが判明、神々の助けをかり
て、海賊の支配からも逃れるといった内容です。




<Ambroisie>
AM 175 \2500
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ヨッシフ・イヴァノフ(ヴァイオリン)
ピンカス・スタインバーグ(指)ロイヤル・フランダース・フィル
使用ヴァイオリン:ストラディヴァリウス(ピアッティ、1717年)
太く歌う音色が魅力のイヴァノフ最新盤は、バルトークとショスタコーヴィ
チ。イヴァノフは16歳でモントリオールでの音楽コンクールで優勝、18歳でエ
リザベート国際コンクールで第2位、ならびに聴衆賞に輝きました。太い音色
で土臭さたっぷりで野生味もあるバルトーク、そしてショスタコーヴィチでみ
せる機転。スタインバーグが手堅い伴奏をつけています。

AM 163 \2500
EUROPA
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
シマノフスキ:神話op.30
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第3番
バルトーク:狂詩曲第1番
デイヴィッド・グリマル(ヴァイオリン)
ジョージ・プルーデルマッヒャー(ピアノ)
中央ヨーロッパで生み出されたヴァイオリン名曲集。ヴァイオリニストのセン
スと技量が問われる作品ばかりが並びます。ファンも多いヴィルトゥオーゾ・
ピアニスト、プルーデルマッヒャーが伴奏しているのも注目。

AM 173 \2500
From Shtetl to New York
A Yiddish mame/ベサラビ(ユダヤ伝統)/マイ・ファニー・ヴァレンタイン
(リチャード・ロジャース)/ラプソディー・イン・ブルー、アイ・ガット・
リズム(ガーシュウィン)ほか
ジルバ・オクテット
イザベル・ジョージ(歌)
ユダヤ人たちにとって、「アメリカ」という国は、すべての人々が皆平等な
チャンスを持つことができる、まさに「夢」の国でした。Schtetlとはユダヤ
系移民が最初に住んだアメリカの町の名前。環境が整備されていないところ
ではありましたが、夢の国アメリカに住んだという希望が満ちた場所でもあ
りました。ユダヤの伝統音楽と、アメリカに住んで活躍したユダヤ系作曲家
作品のミックスです。こうして聴いていると様々な思いが伝わってくるよう
です。



<col legno>
WWE 60014 \2250
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」KV271, 第27番KV595
グスタフ・クーン(指)
ボルツァーノ&トレント ハイドン管
ヤスミンカ・スタンツル(Pf)
11月のロッシーニ・フェスティヴァルの「オテッロ」で素晴らしい演奏を聴か
せてくれたクーンのこれまた素晴らしいモーツァルト!カップリングも極上!
ピアノのヤスミンカ・スタンツルはユーゴスラヴィア出身で1989年、ベートー
ヴェン国際ピアノ・コンクールで第一位。ちなみにこのコンクールの第3回
(69年)は内田光子が一位。
Col legno レーベルはグスタフ・クーンがレーベル運営に加わり始めてから、
現代音楽から徐々に後期ロマン派、ロマン派、古典派へと射程距離を延ばし日
本人にも親しみやすいレーベルへと変貌しつつあります。今後もブラームスの
交響曲全集は発売決定、ブルックナー、マーラーも一部、録音完了とのことで
ますます、目が離せなくなりました。

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