クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

08-12 No.18

2008年12月22日 19時54分47秒 | Weblog
<WEITBLICK>
SSS0096-2 \1980
ブルックナー: 交響曲第8番(ノヴァーク版)
ジョルジュ・プレートル指揮
ウィーン交響楽団
録音:2008年2月20,21日ムジークフェラインザール・ウィーン、
デジタル・ライヴ録音
今やブレイク中のマエストロ、プレートル。ついに世界中の交響曲の中で聳え
立つ傑作ブル8の登場です。プレートルはマーラーと同様にブルックナーにつ
いても並々ならぬ意欲を見せており、ウィーン響とは第1番、第4番、第5番、
第9番を取り上げておりますがディスクは無論初登場です。ニューイヤーコン
サートで沸かせに沸かせたムジークフェラインに一ヶ月をおいて戻ってきた
プレートルが、頻々とテンポを動かし、ドラマを楽想に抽入しアグレッシヴ
なブルックナーを聴かせます。火の玉のようなプレートルの情熱には脱帽で
す。ウィーン響の献身的な演奏もこの名演の大きな魅力と申せましょう。




<Edition HST>
HST-055 \2500
ヴァンハル(1739 ‐1813):フルート四重奏曲集(ca.1770)
フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、バスと2つのホルン(任意)のためのノッ
テュルノ集
(1)ニ長調W. III:D4
(2)ニ長調W. deest.
(3)へ長調W. III:F4
丸田悠太(フルート)
福本 牧(ヴァイオリン)、ほか
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
録音:2008年4月、川崎市多摩市民会館にて録音
ヴァンハルが作曲したフルートを含む室内楽曲は、 カッサシオン、ノッテュ
ルノ(フルート四重奏曲);13曲 Weinmann. III: フルート四重奏曲;19曲
Weinmann.Vb: フルート三重奏曲;7曲 Weinmann. VI:c: 計39曲がヴァインマ
ン・カタログ(1986)に記載されている。(交響曲、協奏曲、ソナタを除く) さ
らに今年編者がプラハで発見したニ長調を含めると40曲になる。
作曲年代は、ブライトコプフ・カタログから1770年前後と推定される。 プラ
ハでは6曲セットのノッティルノ集として写筆譜の形で保存されている。
20才代でヴィーン・デビューした若きヴァンハルの意欲的な作品集として位
置づけられる。




<PROPRIUS>
PRCD 2045 \2180
地球の人間
クヌート・ニューステット(1915-):
私は平和をあなたがたに残し Op.43 No.2/叫び声をあげ(1955)
エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):アヴェ・マリス・ステラ EG150
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1540-1611):おお、大いなる神秘
スヴェン=エーリク・ユーハンソン(1919-1997):
地球の人間とは何だ?/思考/雨だれ/秋の葉
ヒルドル・ルンドヴィーク(1885-1951):
ヴェルレーヌの気分で/花咲くアーモンドの木のように
オーケ・マルムフォシュ(1918-1951):枝垂れ柳
オスカル・リンドベリ(1887-1955):君の瞳は星のきらめき
ペーテル・ニューグレン:ざくろの香り
マッティン・バッゲ(1958-):
小さなマドリガル/夕暮の二つの月/ぼくの妹の友だち、ラウリータへ
ぼくの妹、イザベリータへ/娘の耳の中に
トロン・クヴェルノ(1945-):聖体拝領のキャロル
ヘンニング・ソンメッロ(1955-):
3つのグレゴリオの思い/アヴェ・マリア
見よ、乙女は身ごもって/天よ、露をしたたらせ
マッティン・ユンストランド:地に咲く花
オスカル・リンドベリ(1887-1955):聖霊降臨祭
スールヴィグ・オーグレーン(指揮)
ステッラ(スールヴィグ・オーグレーン室内合唱団)
録音:スウェーデン、レンゲブルー、イェーンブオース、テュスリンゲの教会
スールヴィグ・オーグレーン率いる室内合唱団ステッラのセカンドアルバム。
ルネサンスから現代まで幅広いレパートリーから、「ヨハネによる福音書」、
「イザヤ書」、「雅歌」にテクストを求めた宗教的内容の曲、ガルシア・ロル
カの詩による歌を中心とするプログラム。本拠とするオレブルー大学のペーテ
ル・ニューグレンマッティン・ユンストランド

PRCD 2046 \2180
ヴァリエーションズ
ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー(1644-1704):ガリアルダ
Hook:Polonesse
トマス・モーリー(1557-1602):手をつなごう/おお、わが愛しの女よ
クリストファー・シンプソン(1605頃-1669):ディヴィジョン・CS
不詳:リュートのガヴォット
Höök:Serra Kö:ningsberg
ジョン・プレイフォード(1623-1686)編纂:ノーフォーク公
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):メヌエット
M・S・スヴェノニウス:Polonesse - Proportio - Serra
伝承曲/エードルンド:愉快な夜
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
アッフェトゥオーソ/ヴィヴァーチェ
ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764):タンブラン
民謡:O'Mary's
トマス・モーリー:蛙のガリアード
民謡/バッハ/エードルンド:Rebens Opfer
マリア・リンダル(指揮)
REバロック
録音:2008年2月7-9日、ストックホルム、スウェーデン・ラジオ・スタジオ3
ルネサンス・バロック音楽と民俗音楽の境目を探究したアルバム。REバロック
は1998年にストックホルム・バロック管弦楽団として創設され改称したピリオ
ド楽器オーケストラ。

PRCD 2050 \2180
十二月
スウェーデン民謡/ペール=ヘンリク・ホルゲション編曲:
Mitt Hjerte Altlid Vanker
ジェイムズ・ピアポント/エーリク・ヴェストリング編曲:ジングル・ベル
ヨアキム・ホルゲション編曲:冬の国(*)
B・リンデボリ:Hej Mitt vinterland -
F・コーリング:Nej se det snöar -
ウォルター・ロリンズ&スティーヴ・ネルソン:雪だるまのフロスティ -
ルロイ・アンダーソン:そりすべり
ウェールズ民謡/ジーン・プアリング編曲:ひいらぎ飾ろう
伝承曲/A・エクダール編曲:Staffansvisan
ペギー・リー、ソニー・バーク/ヨアキム・ホルゲション編曲:
ベラ・ノッテ(*)-
リー・ハーライン/ヨアキム・ホルゲション編曲:星に願いを(*)
ジョン・ラター:降誕のキャロル
A・ニーベア:Den Signade Dag
ミヒャエル・プレトリウス/ヨアキム・ホルゲション編曲:エサイの根より(*)
ジョン・ラター:キャンドルライト・キャロル
フランツ・グルーバー/アニタ・ケール編曲:聖しこの夜
シロンスク民謡/アンドレアス・フリッフェト編曲:Harlig Ar Jorden
ヨアキム・ホルゲション編曲:Nu Tändas Tusen Juleijus(*)
ハンナ・ホルゲション(ソプラノ(*))
ペール=ヘンリク・ホルゲション(指揮)
ラウデス(合唱)
様々な器楽奏者
録音:2007-2008年、スウェーデン、トーンゾーン・スタジオ、オーデンサラ
教会
1990年代初めに指揮者ペール=ヘンリク・ホルゲションによって創設された混
声合唱団。現在ストックホルムを本拠地としており、当録音では団員43名。
ややポップな味付けが施され、楽しく聴けるクリスマス・アルバムに仕上がっ
ています。



<SWEDISH SOCIETY>
SCD 1140 \2180
ニルス・リンドベリ(1933-):
組曲「ダーラナ反映」(ダーラナの旋律による管弦楽のための変奏曲)(*)
レークサンドの歌,フルーダの旋律,踊りのゲーム,
マールングのバラード,ガグネフの婚礼歌,
トゥーン・エーリクのポルスカ,モックフィエードの結婚の調べ
組曲「神話の肖像」(ソプラノサクソフォンと管弦楽のための協奏曲)(+)
プロローグ,家のトムテ、トムプカル,森の女ランダ,
水の精フォスカル,エピローグ
アンデシュ・パウルソン(ソプラノサクソフォン(+))
ビャッテ・エンゲセット(指揮)
ダーラナ・シンフォニエッタ
オーショッタ・シンフォニック・ウィンドアンサンブル(+)
録音:2007年9月20日-21日、スウェーデン、ファールン、
クリスティーネ・ホール(*)
2005年9月29日、スウェーデン、リンショーピング、コンサートホール(+)
ニルス・リンドベリはスウェーデンのジャズピアニスト・作曲家。(+)はリン
ドベリが生まれ育ったダーラナ地方の民謡を基に作曲、ビャッテ・エンゲセッ
ト(1958-)とダーラナ・シンフォニエッタが初演した作品。民話から得たイン
スピレーションによる協奏曲(+)は、スウェーデンを代表するソプラノサック
ス奏者、アンデシュ・パウルソン(1961-)のために書かれた作品で、トムテの
トムプカル、森の女ランダ、水の精フォスカルは、ダーラナ地方の子どもた
ちがよく知っている妖精たち。ファールンでの初演に続き、スウェーデン・
ノルウェー連合解消(ノルウェー独立)100周年を記念して、同じメンバーに
よりスウェーデンとノルウェーの都市で演奏されました。




<ARS PRODUKTION>
ARS 38037(SACD-Hybrid) \2700
オリヴィエ・メシアン(1908-1992):
天上の宴(聖餐式)
主の降誕
ヴォルフガング・ジーバー(オルガン)
録音:2007年12月23日、ドイツ、エッセン・フィルハーモニー、アルフリート
・クルップ・ザール
使用楽器:2004年、キューン製

ARS 38438 \2180
バルトーク(1881-1945):ヴァイオリン協奏曲第2番(*)
ベートーヴェン(1770-1827):ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61(+)
ノラ・チャステイン(ヴァイオリン)
リュディガー・ボーン(指揮(*))
シンフォニエッタ・テュービンゲン(*)
ルドルフ・ルッツ(指揮(+))
ザンクトガレン室内アンサンブル(+)
(P)1991(*)/2006(+)

ARS 38812 \2180
プレイエル博物館の珍曲コンサート Vol.2
ヨハン・バプティスト・ヴァンハル(1739-1813):
交響曲ハ短調 Bryan c2(1764/1767)
イグナツ・ヨゼフ・プレイエル(1757-1831):
交響曲ニ長調 Benton126(1785)
交響曲変ホ長調 Benton152(ロンドン、1792)
クリスティアン・ビルンバウム(指揮)
ウィーン・コンツェルト=フェライン(ウィーン交響楽団員)
録音:2007年6月10日、
イグナツ・プレイエル協会(IPG)主催プレイエル生誕250年記念演奏会、
ライヴ



<ARTA>
F 10152 \2080
赤い死の仮面 打楽器のための音楽
スヴァトプルク・ハヴェルカ(1925-):312 Azusa Street L.A.(*)
イヴァナ・ロウドヴァー(1941-):荒野の声(+)
ミッコ・ヘイニオ(1948-):冬(#)
フリオ・ロロフ(1951-):打楽器奏者のための変奏曲(**)
ルボシュ・フィシェル(1935-1999):E・A・ポーへのオマージュ(++)
ラデク・クランプル(マリンバ、ヴィブラフォン(*))
トマーシュ・モフル(ドラム(+))
トマーシュ・コウベク(ドラム(+/**))
カテジナ・ウレフロヴァー(ハープ(#))
マルケータ・マゾウロヴァー(マリンバ、ヴィブラフォン(#))
ダナ・ヘゲロヴァー(フルート(++))
ダニエル・ミコラーシェク、マルチン・ヒブネル、
イヴォ・ヘルマノフスキー、ヤン・ホルヴァト(ドラム(++))
録音:2004年11月22日、2006年4月27-28日、6月26日、2007年4月14日、
プラハ芸術アカデミー音楽学部音響スタジオ

F 10165 4枚組 4160
J・S・バッハ(1685-1750):
平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV846-869(*)
平均律クラヴィーア曲集第2巻 BWV870-893(+)
ヤロスラフ・トゥーマ(クラヴィコード)
録音:2000年1月(*)、2002年8月(+)、Studénky u Jihlavy
使用楽器:
1999年、マルティン・ケーター[Martin Kather]製
(ダーヴィト・タンネンベルクが1761年頃に記した手書き図面による)(*)
1997年、マルティン・ケーター製(モデル:ドイツの製作家のフレンチ・スタイル
作品)(+)
チェコを代表するオルガニスト・歴史的鍵盤楽器奏者の一人でありアルタ・レー
ベルの顔でもあるトゥーマが、クラヴィコードで聴かせる「平均律」。(*)はス
プラフォンからのライセンス音源。4枚組で2枚分の価格です。

F 10169 \2080
暗闇に私は住みたい
ジョン・ダウランド(1563-1626):今こそ別れねば(*)
チェコ語訳詩朗読:流れよ、わが涙
ジョン・ダウランド:流れよ、わが涙(+)
ジョン・ダウランド:さあもう一度、愛が呼んでいる(*)
チェコ語訳詩朗読:行け、透明な涙よ
ジョン・ダウランド:行け、透明な涙よ(+)
ジョン・ダウランド:もし私の嘆きが
チェコ語訳詩朗読:私は見た、あの人が泣くのを
ジョン・ダウランド:私は見た、あの人が泣くのを(+)
ジョン・ダウランド:愛に望みを託す者は
チェコ語訳詩朗読:彼女は許してくれようか
ジョン・ダウランド:彼女は許してくれようか(*)
民謡:グリーンスリーヴズ(チェコ語訳詩)
民謡:Vím ja jeden hájecek
チェコ語訳詩朗読:騒ぎ立つ思いよ
ジョン・ダウランド:騒ぎ立つ思いよ
チェコ語訳詩朗読:悲しみよ、とどまれ
ジョン・ダウランド:悲しみよ、とどまれ
フランシス・ピルキントン:眠れ、うるわしのニンフらよ
チェコ語訳詩朗読:暗闇に私は住みたい
ジョン・ダウランド:暗闇に私は住みたい
ヤナ・レヴィトヴァー(歌、朗読、ヴィオラ、ハープ)
ウラディミール・メルタ(歌、朗読、リュート、バロック・ギター、
12弦ギター、ヴィオラ・ダ・ガンバ、フルート、打楽器)
ズデンカ・コペチナ(歌(*))
ハナ・フレコヴァー(ヴィオラ・ダ・ガンバ(+))
録音:2007年夏、チェコ、ホテツ、聖カテジナ教会
2008年冬(初頭?)、ウラディミール・メルタ・スタジオ
ダウランドのリュート歌曲のチェコ語訳詩朗読(BGM付き)を交えたユニークなア
ルバム。

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08-12 No.18-1

2008年12月22日 19時54分14秒 | Weblog
<NAXOS> 各1枚 \1000
8.572095
トヴェイト: 管楽合奏のための音楽集
1-3.シンフォニア・ディ・ソフィアトーリ
4.クリスティアン・フレデリック王子の名誉行進曲
5.ブルックの古いミル/6.自由への賛歌
7-11 .シンフォニエッタ・ディ・ソフィアトーリ Op.203
12-20.ハルダンゲルの 100の旋律 Op.151より(ノードハゲン編)
〈第2組曲「15の山の歌」より/第4組曲「結婚組曲」より/第5組曲「トロール」
より〉
演奏:ノルウェー王国海軍軍楽隊/ビャルテ・エンゲセト(指揮)
2008年はノルウェーの作曲家トヴェイト(1908-1981)の生誕100年でもありま
した。あまり知られていないですが、かなり気の毒なエピソードの多い人で
積雪によって書斎が倒壊し、その10年後、今度は自宅火事で焼失、書きため
た多くの作品が燃え尽きてしまったという悲運の作曲家です。 NAXOSでは彼
の作品を積極的に復興、録音していますが、このアルバムはそれらを吹奏楽
で演奏するというちょっと変わり種。夢のように儚くて美しい曲が、新たな
装いで甦る瞬間にぜひお立ち会いください。

8.570027
モーツァルト:管楽合奏による「魔笛」と「ティート」
1-18.魔笛…J.ハイデンライヒ(1753-1821)による管楽合奏版(序曲/私たちは
逃げましょう/私は鳥刺し/フム・フム・フム/可愛い子よ、お入りなさい/恋
を知る男たちは/何と美しい絵姿/この道はあなたを目的へと導いていく/何と
言う不思議な笛の音/ああ、何と美しい音色/徳と正義が/おお、イシスとオシ
リスの神よ/どうしたの?どうしたの?どうしたの?/誰でも恋の喜びを知っ
ている/再びようこそ/愛しい人よ、もうあなたにお会いできないのですか?/
娘か女か、パパゲーノはどちらがほしい/パ、パ、パ、パパゲーナ)
19-26.皇帝ティートの慈悲(抜粋)…J.トリーベンゼーによる管楽合奏版(序曲
/私を喜ばせるなら/ああ、やさしく抱き合おう/行進曲/この至高な帝位のた
だ一つの/ああ、これまでの愛に免じて/ああ、もし皇帝の座のまわりに/どう
か保たせたまえ、神々よ)
演奏:ザキソニアン・管楽アカデミー
1782年、時の皇帝ヨーゼフ2世によって設立されたウィーン王立吹奏楽団。そ
の高度な合奏能力に触発されて、当時流行のオペラの名アリアなどが数多く
編曲され、貴族たちの耳を楽しませたのです。その代表作がこれらの編曲集。
美しく巧妙につくられたアンサンブルスコアは、聴く喜びだけでなく、奏で
る楽しみをも促すのでしょう。どの曲も溌剌とした雰囲気がたまりません。

8.570544
バス・トロンボーンと吹奏楽のための作品集
1-3.ジェローム・ノーレ(1951-):深淵に光る星(マルク・リュース編)
4-12.マルク・リュース(1963-):めまい
13-15.エリック・エワゼン(1954-):
バス・トロンボーン協奏曲(ヴァージニア・アレン編)
16-18.マーク・ステッカー(1935-):2歩下がって
演奏:イヴ・バウアー(バス・トロンボーン)/フランス空軍軍楽隊/
クロード・ケメッケル(指揮)
これぞバス・トロンボーンの名技炸裂!のアルバムです。その深すぎる響き
のため、あまりソロとして用いられることのない楽器ですが、4人の作曲家に
よるこれらの曲を聴いてみると、とにかく凄すぎて眩暈さえ覚えるほどです。
ジャズっぽいノーレの曲、遊び心たっぷりのステッカーの曲(タイトルは彼の
名前のコラージュになっているとか)など多彩。この楽器についてはまだまだ
可能性は無限にありそうです。

8.559247
スーザ:吹奏楽曲作品集 第7集
1.アメリカ第一/2.大統領ポロネーズ/3.ライフル銃連隊/4.コングレス・
ホール/5.エル・カピタン/6.インタリオ・ワルツ/7.五十年祭/8.選ばれ
た花嫁/9.リヴァイヴァルの音色/10.いかさま師/11.シェリダンの旅行/
12.黒馬騎兵中隊/13.海軍予備役
演奏:ロイヤル・アーティレリー・バンド/キース・ブライオン(指揮)
「行進曲の王」として世界に君臨するジョン・フィリップ・スーザ(1854-1932)
は19世紀と20世紀の変わり目のアメリカに横溢する溌剌たるエネルギーを擬人
化することに成功した作曲家です。彼の作品はアメリカを代表するだけではな
く地球上のあらゆるものを元気にしてくれます。この第7集には、あまり聴く
機会のない「大統領ポロネーズ」や、まるでJ.シュトラウスの作品のように
洒落た「インタリオ・ワルツ」、スーザの自信作「50年祭」が収録されてい
ます。

8.570296
ウェーバー:序曲集
1.「オイリアンテ」序曲/ 2.「ペーター・シュモルとその隣人たち」序曲/
3.「オベロン」序曲/ 4.「幽霊の支配者」序曲/5.付随音楽「トゥーラン
ドット」のための序曲と行進曲より序曲と第2幕の行進曲/6.「プレチオーザ」
序曲/ 7.「シルヴァーナ」序曲/ 8.「歓呼」序曲/ 9.「アブ・ハッサン」
序曲/ 10.「魔弾の射手」序曲
演奏:ニュージーランド交響楽団/アントニ・ヴィト(指揮)
ロマン派初期の偉大なる作曲家ウェーバー。彼は生涯に数多くのオペラを作
曲しましたが、現在では「魔弾の射手」「オイリアンテ」「オベロン」など
の数曲ほどしか耳にする機会がありません。ここで聴ける序曲はどれも新鮮
で興味深いもの。とりわけトラック5の「トゥーランドット」の付随音楽の楽
しさと言ったら!元気一杯、名指揮者ヴィトの指揮でどうぞ。


8.570763
シベリウス:交響詩集
1.交響詩「夜の騎行と日の出」 Op.55/2.舞踏間奏曲第3番「パンとエコー」
Op.53a/3-6.「ベルシャザール王の饗宴」より組曲 Op.51〈東洋風の行列
/孤独/夜曲/カドラの踊り〉/7-8.2つの管弦楽作品集〈森の精/舞踏間奏曲〉
/ 9-12.付随音楽「死」 Op.44&62〈悲しきワルツ Op.44-1/鶴のいる風景
Op.44-2/カンツォネッタ Op.62a/ロマンティックなワルツ Op.62b〉
演奏:ニュージーランド交響楽団/ピエタリ・インキネン(指揮)
日本でも人気急上昇。インキネン得意のシベリウス(1865-1957)作品集です。
日本での演奏会に於いてアンコールで奏され大好評だった「悲しきワルツ」
のスタイリッシュな表現を聴くだけでもこの指揮者の並々ならぬ才能が伺い
知れるというものでしょう。どことなくエキゾチックな「ベルシャザール王
の饗宴」、神話の世界、北欧の夜明けなど表現力豊かなシベリウスの音楽が
生き生きと目の前に立ち現れます。

8.572076
ブレトン:アンダルシアの情景他
1-4.アンダルシアの情景〈ボレロ /ポロ/行列へのサエタ /サパテアード〉/
5.「グスマン・エル・ブエノ」より前奏曲/ 6.「ドロレス」より前奏曲/
7.「ガリン」より前奏曲とサルダナ/8.「テルエルの恋人たち」より前奏曲
/9.アルハンブラにて
演奏:マドリッド・コミュニティ管弦楽団/ミゲル・ロア(指揮)
現在ではほとんど忘れ去られてしまったサルスエラの巨匠、ブレトン(1850-
1923)の音楽。あまりにも親しみやすい音楽だったから、却って嫌われてしま
ったのでしょうか?1875年から 1896年(彼が最も名声を得ていた時期)に書か
れた4つの序曲もさることながら「アンダルシアの情景」の、いかにも。とい
ったスペイン臭さにまみれる楽しさと言ったら!これはもう「スペインのア
ンダーソン」とでも呼ぶ他ありません。トラック2がオススメです。

8.570798
ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲全集第5集
1-3.ファゴット協奏曲イ短調 RV497/4-6.ファゴット協奏曲ハ長調 RV473/
7-9.ファゴット協奏曲ヘ長調 RV491/10-12.ファゴット協奏曲ハ長調 RV466
13-15.ファゴット協奏曲ハ長調 RV469
16-18.ファゴット協奏曲ト短調 RV496
演奏:タマーシュ・ベンコーチ(ファゴット)/
ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア/ベーラ・ドラホシュ(指揮)
イタリアにおける協奏曲の発展の中で、500もの作品を書いたヴィヴァルディ
(1678-1741)。その中のおよそ39がファゴット向けに書かれています。聴き手
には心地よいスリルをもたらすこれらの曲は、ソリストには優雅さと想像力と
恐ろしいまでの超絶技巧を要求するのです。オーケストラの中のファゴットの
音色は、まるで熱い鍋に香る柚子こしょうのような鋭いアクセントとなって
います。

8.570925
ロージャ:ヴィオラ協奏曲他
1-4.ヴィオラ協奏曲 Op.37/5-9.ハンガリー風セレナーデ Op.25〈行進曲/セ
レナーデ/スケルツォ /ノットゥルノ/ダンス〉
演奏:ギラド・カルニ(ヴィオラ)/ブダペスト交響楽団/
マリウス・スモリジ(指揮)
55年にも渡るハリウッド映画との関係にあってもロージャ(1907-1995)の「ハ
ンガリー精神」は全く消耗することはありませんでした。それはこの2作を聴
けば全ての人が思うでしょう。ヴィオラ協奏曲は1979年に若きズッカーマン
のために書かれた作品で、しなやかで収斂性のある楽想に満ちています。
「ハンガリー風セレナーデ」は特徴的なメロディを持ち、伸びやかで生き生
きとした音楽です。

8.570486
ハイドン:鍵盤楽器のための協奏曲集
1-3.オルガン協奏曲ハ長調 Hob.XVIII:1
4-6.ハープシコード協奏曲ハ長調 Hob.XVIII:5
7-9.オルガン協奏曲ハ長調 Hob.XVIII:8
10-12.ハープシコード協奏曲ヘ長調 Hob.XVIII:7
13-15.オルガン協奏曲ハ長調 Hob.XVIII:10
演奏:ハラルド・ヘーレン(オルガン)
ケティル・ハウサンド(ハープシコード)
ケルン室内管弦楽団/ヘルムート・ミューラー=ブリュール(指揮)
ハイドン(1732-1809)の協奏曲の中でもとびっきりの多彩さを有しているのが、
これらの鍵盤楽器のための作品でしょう。同時代の J.C.F.バッハのロココ風
趣味を併せ持つもの、モーツァルトのピアノ協奏曲に比肩する規模の大きい
ものなど汲めど尽きぬ魅力のある曲ばかりです。ここではハープシコード協
奏曲とオルガン協奏曲を収録しました。第5番を除いては、どちらの楽器で演
奏しても良いと指定されているこれらの曲ですが、オルガンをここまで軽や
かに演奏するのは難易度が高いだろうな。と想像してしまいます。

8.570788
ブルックナー:弦楽五重奏曲、弦楽四重奏曲他
1-4.弦楽五重奏曲ヘ長調(1878-79)/5.間奏曲ニ短調(1879)
6-9.弦楽四重奏曲ハ短調(1862)/10.ロンドハ短調(1862)
演奏:ファイン・アーツ四重奏団
ウィーンの著名なヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヘルメスベルガーの提案に
より書かれた弦楽五重奏曲は、あの第5番と第6番の交響曲と同じ時期に書か
れました。編成こそ小さいものの、これは紛れもなく「交響曲」の様相を呈
しています。何しろ第1主題を全部聴くまでもなく「ああ、これはブルックナ
ーだな」と心から感じる事ができるはずですから。ちなみに第2楽章のスケル
ツォはトラック5の間奏曲に置き換えて演奏してもいいのだそうです。もう少
し初期に書かれた弦楽四重奏曲はシューベルト風。

8.559306
コリリアーノ:ヴァイオリンとピアノのための作品集
1-4.ヴァイオリン・ソナタ/ 5.レッド・ヴァイオリンより「シャコンヌ」/
6.オスティナートによる幻想曲/7-12.レッド・ヴァイオリン奇想曲
演奏:イダ・ビーラー(ヴァイオリン)…1-4.5.7-12
ニーナ・ティックマン(ピアノ)…1-4.5.6
様々なジャンルの作品を発表し、そのどれもが高水準のクオリティを保持する
コリリアーノ(1938-)。彼の心の原点ともいえる「レッド・ヴァイオリン」の
一連の作品を含むヴァイオリン作品集です。若い頃の躍動的で力強い「ヴァ
イオリン・ソナタ」、ベートーヴェンの交響曲の1節とおぼしきメロディが素
晴らしい変容を遂げていく「幻想曲」も聴きものです。

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08-12 No.17-2

2008年12月22日 19時53分36秒 | Weblog
8.559351
スミス: 室内楽作品集
1-3.ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ(1952-53)/
4-7.4つの練習曲(1952)/8-11.無伴奏ヴァイオリンのための組曲 (1948)/
12-13.インテルメッツォとカプリッチョ(1952)/14-16.ヴィオラとピアノの
ためのソナタ(1953)/17-22.6つのバガテル(1964)/23-25.ピアノ・ソナタ
(1954)/26.ヴァイオリンとピアノのための演奏会用小品
演奏:ジェフリー・グロスマン(ピアノ)…1-7.12-26/
サラ・ダーリング(ヴァイオリン )…1-3.26(ヴィオラ)…8-11.14-16
パソコンにおける最初の記譜法ソフトウェア・プログラム「SCORE」の開発者
として知られるリーランド・スミス(1925-)は、関心がコンピューターへ向く
以前には「普通の」音楽作品を書いていました。11歳より音楽を始め、ミヨ
ーやメシアンに学び、木管楽器奏者として長年活動し、並行して作曲もして
いたのです。とはいえ、1964年作の「6つのバガテル」のスコアは完全にコン
ピューターによって作成されたもの。常人には計り知れない頭の構造・・・
と感嘆しましょう。

8.559602
アドラー:音楽における詩、芸術および愛他
1-3.ピアノのための3つの前奏曲/ 4-9.音楽における詩、芸術および愛/
10-13.4つの作曲家の肖像/ 14-16.フルートとピアノのためのソナタ/
17.水深/18.パシファエ/19.ピアノ協奏曲第3番
演奏:ローラ・メルトン(ピアノ)…1-19/エリザベス・ファルナム(ソプラノ)
…4-9/キャロル・ウィンセンス(フルート)…4-9.14-16/ジョン・サンペン
(アルト・サクソフォン )…17/ロジャー・シュップ(パーカッション)…18
/ボーリング・グリーン・フィルハーモニー/エミリー・フリーマン・ブラ
ウン(指揮)
ドイツ生まれの作曲家、指揮者サミュエル・アドラー(1928-)。彼の名前はど
ちらかというとユダヤ音楽をアメリカ国内に広めた功績で知られているよう
です。しかし、ここで聴ける彼のオリジナル作品の多彩さは一言ではとても
語り尽くせません。躍動的で多動的なピアノ音楽、神秘的でしなやかな歌や
フルート・ソナタ。思わず身震いしたくなる雄大なピアノ協奏曲。聴けば必
ず心に衝撃が残るでしょう。

8.559614(CD+DVD) \2000
カーター:作品集
1.モザイク/2.風に書く/3.ゲーム/4.魔法にかけられた前奏曲/
5.スティープ・ステップス/6.フィガメント第1番/7.4つの感謝第2番「ゴッ
フレード・ペトラッシへの感謝」/ 8.フィガメント第2番「アイヴズ氏への
思い出」/ 9.4つの感謝第3番「ラプソディック・ミューシングス」/ 10.
ダイアローグドキュメンタリー「 2006年、トロントのエリオット・カータ
ー」(付属DVD)
録音風景…22'06"/モザイク… 12'48"/ダイアローグ… 15'13"
演奏:ニューミュージック・コンサート・アンサンブル
ロバート・エイトケン(指揮)
2008年12月に100歳のお誕生日を迎える驚異の作曲家エリオット・カーター
(1908-)。2007年にも7曲(!)の新作を発表するなど、生涯現役を謳歌してい
ます。そんなカーターの様々な年代の作品を集めたCDと、2006年に収録した
ドキュメンタリーの映像 DVDをセットにしたすぐれものがこれ。聴くだけで、
観るだけで元気になりそうなアルバムです。

8.570314
ラインベルガー:オルガン作品集第7集
1-3.ソナタ第17番変ロ長調 Op.181「幻想ソナタ」/ 4-5.前奏曲とフーガニ
短調 JWV10/6-11.モノローグ Op.162(第1番コン・モートハ長調 /第2番ポコ
・アジタートイ短調 /第3番アンダンテ・トランクィロホ長調 /第4番アンダ
ンティーノ変ホ短調 /第5番アンダンテ・アマービレト長調 /第6番ラルゴ・
エスプレッシーヴォ変ロ短調 )/12-15.ソナタ第18番イ長調 Op.188
演奏:ヴォルフガンク・リュプサム(オルガン)
19世紀のオルガン音楽の大作曲家、ラインベルガー(1839-1901)のオルガン曲
シリーズの第7集。今回は後期の傑作、第17番「幻想」と第18番を中心に収録
しています。第17番の冒頭は何やら結婚行進曲を思わせる音の動きで始まり
ますが、曲が進むにつれその独創性に圧倒されることでしょう。深い情緒を
たたえた第18番の導入部も美しさの極みです。そしてオススメは Op.162のモ
ノローグ。暗闇にともる温かい炎のような音楽とでも言いましょうか。じん
わり浸み入る小さな曲集です。

8.570492-93 2枚組
ローマン:12のフルート・ソナタ集
CD1:
1-5.ソナタ第1番ト長調/ 6-9.ソナタ第2番ニ長調/
10-14.ソナタ第3番ハ短調/ 15-20.ソナタ第4番ト長調/
21-27.ソナタ第5番ホ短調/ 28-32.ソナタ第6番変ロ短調
CD2:
1-4.ソナタ第7番ト長調/ 5-9.ソナタ第8番イ長調/
10-14.ソナタ第9番ハ長調/ 15-19.ソナタ第10番ホ短調
20-23.ソナタ第11番ト短調/ 24-27.ソナタ第12番ト長調
演奏:ヴェレーナ・フィッシャー(フラウト・トラヴェルソ )/
クラウス=ディーター・ブラント(バロック・チェロ )/
レオン・バーデン(ハープシコード)
ヘンデルと同時代のスウェーデンのヴァイオリニスト、作曲家ローマン(1694
-1758)(ルーマンとも表記される)のフルート・ソナタ集です。彼は若い頃と
壮年期にイギリスとオーストリア、ドイツに旅行し、ヘンデルのオーケスト
ラでヴァイオリンを弾くなど当時のヨーロッパの音楽を学んだ人です。帰国
後は宮廷楽団を指揮、ヘンデルの影響を受けた音楽を数多く作曲、演奏しま
した。この12曲のフルートソナタは極めて優美で洗練された様式美を持った
美しい作品です。

8.570504
ヴィラ=ロボス:ピアノ曲集第8集
1-6.実用の手引き X/7-12.実用の手引き XI/13.イベリカラーベ/14-18.
子どもの組曲第1集(1912)/19-22.子どもの組曲第2集(1913)/23-24.サント
ス侯爵夫人の嘆き(ピアノ編曲版)…世界初録音/25-51.実用の手引きIより
抜粋
演奏:ソニア・ルビンスキ(ピアノ)
ヴィラ=ロボス(1887-1959)のピアノ作品全集もいよいよ大詰め。あと2巻を
残すのみとなりました。中心となる収録曲は「実用の手引き」です。すでに
第5集(8.570008)でその一部が紹介され大好評を得た、彼のいわば「心の故郷」
の曲集とでも言いましょうか。子どもたちが歌うような単純な楽想の中に計
り知れないほどの深さを秘めた、独創性と愛に満ちた小品が「これでもか」
とばかりに詰まっています。まさにヴィラ=ロボスの最高傑作です。

8.570838
シューベルト:ドイツ語歌曲集第29集 さまざまな詩人たちへの歌曲
1.彼女が顔を赤らめるのを見たとき D.153/2.ミノーナ D.152/3.うずらの
さえずり D.742/4.指物師の歌 D.274/5.アーデルヴォルトとエンマ D.211
/6.朝の歌 D.381/7.夕べの歌 D.382/8.なぐさめ D.523/9.父親殺し D.10
演奏:フェルディナント・フォン・ボスマー(テノール)
ウルリッヒ・アイゼンロール(ピアノ)
シューベルト(1797-1828)歌曲集、今回のアルバムはあまり耳にすることのな
い作品が目白押しです。中でも注目したいのは、「アーデルヴォルトとエン
マ」でしょう。この608小節からなる長大なバラードに関しては、「あまりに
も説明的で長すぎる」という意見も出てきそうですが、至るところに散りば
められた劇的な表現と美しい対話は、やはり一聴に値するものでしょう。端
正な歌い口が魅力的なテノール、ボスマーの品の良い歌唱が魅力的です。

8.570741
レスピーギ:カンタータ「春」他
1-7.カンタータ「春」/ 8-11.アルメニアの詩人の語る4つの詩(アドリアーノ
による室内楽伴奏版)〈いいえ、お前の息子は死んでいない/お母さんは焼き
たてのパンのように/私は母、永遠の友/朝の輝き、公平な太陽〉/12-21.バ
レエ音楽「魔法の鍋」
Marco Polo 8.223595(1-11)、8.223346(12-21)より移行盤
演奏:リヒャルト・ハーン(バリトン)…1-7/ミロスラフ・ドヴォルスキー(テ
ノール)…1-7/ヤナ・ヴァラスコヴァ(ソプラノ)…1-7/ウラディミール・ク
ボウツィク(バス)…1-7/デニサ・スレプコウスカ(メゾソプラノ)…8-12/
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団…1-7
スロヴァキア放送交響楽団… 1-7.12-21
スロヴァキア放送交響楽団のメンバー… 8-11
アドリアーノ(指揮)
ここに収録された3つの作品はそれぞれ独自の特色を持った興味深い作品です。
古代アルメニアの旋律を効果的に用いた、カンタータ「春」、こちらもアル
メニアの詩を用いつつも古い教会旋法のおかげで不思議な雰囲気を有してい
る連作歌曲、そしてロシアの作曲家たちに敬意を払った「魔法の鍋」。どれ
もが大胆な管弦楽法と色彩豊かな音色で聴き手を魅了します。「ローマ三部
作」だけがレスピーギ(1879-1936)ではありません。


8.501042 10枚組 \6000
ハイドン:ピアノソナタ全集
演奏:イェネ・ヤンドー

8.502400 25枚組 \12150
ハイドン:弦楽四重奏曲全集
演奏:コダーイ・クワルテット

8.503400 34枚組 \14580
ハイドン:交響曲全集
演奏:パトリック・ガロワ/ニコラス・ウォード/ヘルムート・ミュラー=
ブリュール/ケヴィン・マロン/ベーラ・ドラホシュ/
バリー・ワーズワース

8.111303 \1000
1-4.ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55「英雄」
5.「レオノーレ」序曲 第1番ハ長調 Op.138
6.「レオノーレ」序曲 第3番 Op.72a
録音: 1955年 10月 5-6日、12月 17日…1-4/1954年 11月 17日…5/
1954年 11月 18日…6 ロンドンキングスウェイ・ホール
演奏:フィルハーモニア管弦楽団/オットー・クレンペラー(指揮)
名演として名高いクレンペラーの“英雄”1955年録音の復刻です。彼の演奏
の特徴として「ゆったりとしたテンポ」が挙げられますが(晩年になるほどそ
の傾向は強い)この壮年期の録音でも、ハイテンションな音楽の作りのなかに
音の一つ一つを噛みしめるような表現は見てとれます。いつものことながら
オーバート=ソーンの復刻は見事な限り。もともと状態の良い音が更にくっ
きりと立ち現れます。

8.112011 \1000
グレート・ピアニスト・シリーズ/パデレフスキ 彼自身が選曲したアメリカ
・ビクター録音集 1914-1941年
1.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」より第1楽章/2.シューベ
ルト:4つの即興曲 Op.142より第3番変ロ長調/3.シューベルト=リスト:歌曲
編曲集第9番「セレナーデ」/ 4.ショパン:ワルツ第5番変ホ長調 Op.42/5.
ショパン:夜想曲第5番嬰ヘ長調 Op.15-2/6.ショパン:マズルカ第37番変イ長
調 Op.59-2/7.ショパン:マズルカ第38番嬰へ短調 Op.59-3/8.ショパン:エ
チュード第19番嬰ハ短調 Op.25-7/9.ショパン:エチュード第20番変ニ長調
Op.25-8/10.ショパン:エチュード第21番変ト長調 Op.25-9「蝶々」/ 11.メ
ンデルスゾーン:無言歌第6集 Op.67より「紡ぎ歌」/ 12.シューマン:幻想小
曲集 Op.12より第3番「どこへ」/13.リスト:3つの演奏会用練習曲より第2番
「軽やかさ」/ 14.ワーグナー=リスト:さまよえるオランダ人より「紡ぎ歌」
/ 15.ワーグナー(シェリング編):トリスタンとイゾルデ第1幕への前奏曲/
16.ラフマニノフ:幻想的小品集より前奏曲嬰ハ短調 Op3-2/17.ラフマニノフ:
前奏曲嬰ト短調 Op.32-12/18.ドビュッシー:前奏曲集第1巻より第12番「ミ
ンストレル」/ 19.パデレフスキ:旅人の歌 Op8より第3番「メロディ変ロ長
調」/20.パデレフスキ:古風なメヌエット/21.1941年、アメリカ・デビュー
50周年の記念挨拶
演奏:イグナツィ・パデレフスキ(ピアノ)
ポーランドのピアニスト、そして偉大なる政治家として知られるパデレフス
キ。ピアニストとしての彼は半世紀以上も、その華麗なる演奏で世界中を魅了
しました。人によっては、その過剰ともいえるルバート(テンポの揺れ)が悪
趣味と感じられることもあるようですが、注意深く聴いてみると、それがど
れほどまでに曲に微妙な陰影を与えているかが理解できるでしょう。
貴重な彼のキャリア初期の録音も含まれています。

8.112018 \1000
グレート・シンガーズ・シリーズ
マッコーマック第7集 1916-1918年アコースティック録音集
1.マッテイ:それは真実ではない/2.ラフ:セレナーデ/3.オッフェンバック:
舟歌/4.ワーグナー:朝はきらめき/5.クライスラー:子守歌 1915/6.バル
フェ:ボヘミアの娘より/7.レイ:君の微笑みは輝く/8.サイレス:愛、私の心
はここに/9.マーゲットスン:若いトミー/10.ボール:アイルランドの瞳ほほ
笑む時/11.フォーレ:十字架/12.アメリカ国歌/13.ハーバート:アイルラン
ド、わが父なる国/14.ガーバート:アイリーン/15.サンダーソン:ラッパを
吹き鳴らせ/16.ノヴェッロ:炉の火を絶やさず/17.エリオット:長い長い道
/18.ローア:あなたさえいれば、どこでも天国/ 19.フェラーリ:愛の虹/
20.フォーレ:十字架/ 21.ピアンタドーシ:微笑みで私を送って(1)/22.ピア
ンタドーシ:微笑みで私を送って(2)/23.メユール :父の土地/24.アリット
セン:神はわが光/25.サンダーソン:神は今宵わが息子たちと共に/26.ドレ
ル:あなたを我が家と呼ぼう
演奏:ジョン・マッコーマック(テノール)
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)…2.3/他様々なアーティストたち
アイルランド生まれの大歌手マッコーマック・エディションの第7集です。有
名なマイスタージンガーの「朝はきらめき」(英語訳)を含むこの録音集から
は彼の愛国精神や、人の心を動かす感情表現の全てが伝わってきます。

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08-12 No.16-1

2008年12月22日 19時53分14秒 | Weblog
★変更のご案内
CZSW-2427432 5枚組 \3450(予定)
ラトル/ブリテン(限定盤)
★CD3の中で夜が静まったとき-「ルイーザ・ミラー」/コレッリ は収録され
ておりません。
CD3
1.イリュミナシオンOp.18
2.セレナードOp.31
3.ノクターンOp.60
3.夜が静まったとき-「ルイーザ・ミラー」/コレッリ
イアン・ボストリッジ(テナー)
ラデク・バボラク(ホルン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
以上 サイモン・ラトル指揮

===================================

※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<EGEA/LIMEN>
CDE08 C009 \2080
ショパン:
マズルカ イ短調Op.59-1、変イ短調Op.59-2、嬰へ短調Op.59-3 
舟歌 嬰ヘ長調Op.60
夜想曲 ヘ短調Op.55-1、変ホ長調Op.55-2
バラード第4番 へ短調Op.52
即興曲第3番 変ト長調Op.51
ポロネーズ第6番 変イ長調Op.53「英雄」
ワルツ イ短調Op.34-2
吉川隆弘(Pf)
2008年ミラノ録音。11月下旬から12月上旬にかけて帰国し各地のコンサートが
評判になった吉川隆弘のショパン録音。吉川は1973年西宮生まれ。1999年東京
藝術大学大学院修士課程終了。イタリアではアルフレッド・コルトーやアル
トゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリの高弟のアニタ・ポリーニ女史に師
事する傍ら、ミラノ・スカラ座アカデミーにおいてスカラ座フィルハーモニー
の首席奏者たちに室内楽を学ぶ。現在ではミラノを拠点に、ヨーロッパ、アメ
リカ、日本においてソロ・室内楽で活躍中。




<CSO・RESOUND>
CSOR 901902 \2700
CSOR 901904(SACD-Hybrid) \3250
マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
ベルナルド・ハイティンク(指)シカゴ交響楽団
録音:2008年5月1、2 & 3日シカゴ、シンフォニーセンター、オーケストラ・
ホール(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:クリストファー・ウィリス
首席指揮者ハイティンクと最強の手兵シカゴ響(CSO)によるマーラー・シリー
ズ第3弾。CSOリザウンド最新アルバムは、第6番「悲劇的」より半年あまりを
経た2008年5月、前作ショスタコーヴィチ第4番(CSOR.901814)にわずか1週間ほ
ど先立っておこなわれた第1番「巨人」ライヴ。
円熟の巨匠が導く世界最強のオケという、厚い信頼に結ばれた理想的な関係性。
首席指揮者就任より3シーズン目に入り、つい先ごろ11月にもマーラー「復活」
の公演で圧倒的な成功を収め、いよいよ2009年2月にはマーラー「悲劇的」を携
えての来日公演が待望されるハイティンクとCSOとの相性の良さはいまさら申し
上げるまでもないでしょう。
「ほかの数多くの指揮者は、われわれにシカゴ響をただヴィルトゥオーゾ・オ
ケというものとして提示してきた。ハイティンクは彼ら全員がどんなに立派な
音楽家であるかということをわたしたちに教えてくれるのだ。」(フィナンシャ
ル・タイムズ)
「ハイティンクの解釈は、あたたかく開放的でみごとなものだった。」(シカ
ゴ・トリビューン)
「ハイティンクとシカゴ響は、確信と活力とゆとりをみせつけ、(中略)満員の
聴衆を5分間にもおよぶスタンディング・オべーションさせるに十分だった。」
(シカゴ・サン・タイムズ)
ハイティンクにとって、またCSOにとっても6種目となるマーラー「巨人」。
完璧とまで騒がれた第3番、とてつもなく長大なスケールで描かれ深い味わい
を残した第6番と、前2作の出来栄えを踏まえると当然の流れといえそうですが、
各誌レビューが伝える当夜の模様からも、演奏内容はおおいに期待の持てるも
のといえそうです。



<CALLIOPE>
CAL 3703 15枚組 \10800
J.S.バッハ:オルガン作品集大成
アンドレ・イゾワール(Org)
カリオペの至宝オルガニスト、イゾワールが遺したバッハの作品の集大成ボッ
クス。




<harmonia mundi>
HMU 807460(SACD-Hybrid) \2500
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集
(1)弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 op.74「ハープ」
(2)弦楽四重奏曲第11番へ短調op.95「セリオーソ」
東京クヮルテット
録音:2007年11月
場所:アカデミー・オブ・アーツ&レターズ(ニューヨーク)
東京クヮルテットによるベートーヴェン・ツィクルス第3弾。ベートーヴェン
中期と後期の狭間に書かれた名曲「ハープ」と、「セリオーソ」二曲を収録。
「ハープ」の題名の由来ともなったピツィカートも、東京クヮルテットのメン
バーが使用している、かのパガニーニが四重奏用にと組み合わせたというスト
ラディヴァリの銘器で聴くとひときわ印象的です。「セリオーソ」でも、冒頭
のユニゾンでの息の合い方、集中はものすごいものがあります。ハルモニアム
ンディレーベルでのベートーヴェン全集の完成を間近に控え、ますますこの
クヮルテットが円熟の極みにあることを存分に感じさせる、見事な出来栄えで
す。

HMU 907436 2枚組 \3780
(KDC 5035の直輸入盤)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集作品18
[CD1]第1番ヘ長調op.18-1、第2番ト長調op.18-2、第3番ニ長調op.18-3
[CD2]第4番ハ短調op.18-4、第5番イ長調op.18-5、第6番変ロ長調op.18-6
東京クヮルテット
録音:2006年5月、2007年2月
BMGの全集から15年の時を経ての、ベートーヴェンの初期四重奏曲集の再録盤。
ボルテージの驚くべき高さと円熟で奇跡の演奏となっています。


HMX 2968302 2枚組 \2960
ハイドン・セレブレーション1809-2009
[CD1](1)交響曲第6番「朝」よりアダージョ-アレグロ/
ミュレヤンス(指)フライブルク・バロック・オーケストラ
カンタータHob.XXIV1:3/シュペリング(指)
ファンタジー ハ短調Hob.XVI:4/プラネス(Pf)
弦楽四重奏曲op.33-2よりスケルツォ・アレグロ/カザルス弦楽四重奏団
チェロ協奏曲第2番ニ長調より第2楽章/ケラス
ピアノ三重奏曲第38番ニ長調より/コワン、ヘーバルト、コーエン
ピアノ協奏曲ニ長調Hob.XVIII:11シュタイアーほか
[CD2]弦楽四重奏曲「ひばり」/エルサレム弦楽四重奏団(第1,2,4楽章)
ピアノ・ソナタ第61番ニ長調/プラネス
「四季」より夏/ヤーコプス
交響曲第92番「オックスフォード」/ヤーコプスほか
ハイドンの生涯と彼の作品についての美しいフルカラーブック+彼の音楽の聴
きどころがぎゅっと集まった2枚CDから成る、スペシャル・エディション。

HMX 2961829 2枚組 \2960
ハイドン:オラトリオ「四季」
マルリス・ペーターゼン(Sp) ヴェルナー・ギュラ(Tn)
ディートリヒ・ヘンシェル(Br) 
ルネ・ヤーコプス(指)フライブルク・バロック管弦楽団,RIAS室内合唱団
録音:2003年8月、インスブルック
ハイドンの傑作オラトリオ「四季」。ハイドン自身が「天地創造」の方が優れ
ているなどという言葉を残したもので、今日まで評価が今一つ…しかしさすが
ヤーコプス、誰が聞いても「四季」が傑作であることを納得させる大名演をや
ってくれました!時代楽器オーケストラをフル稼働させ、晩年のハイドンの恐
るべき旨み成分たっぷりの表現力を万全に引き出しています。特に狩の場面
(鉄砲炸裂!)とワイン祭のある「秋」の大胆かつユーモアたっぷりの音楽!
これでこそハイドン!!加えて歌手も素晴らしいです。要のシモンは男っぷり
もかっこいいヘンシェル!当代最高美声テノールのギューラに、バロックから
ルルまで幅広く大活躍のソプラノ、ペーターゼン!実にいい!

HMX 2961854 \1480
ハイドン:
クラヴィーア協奏曲 ト長調 Hob.XVIII-4、
クラヴィーアとヴァイオリンのための協奏曲ヘ長調 Hob.XVIII-6、
クラヴィーア協奏曲 ニ長調 Hob.XVIII-11
アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ)
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(指)
フライブルク・バロック・オーケストラ
録音:2004年3月、ベルリン
古典派以前のピアノ、いわゆるフォルテピアノを演奏したら並ぶもののいない
名手、アンドレアス・シュタイアーがハイドンの協奏曲を録音しました!1785、
ウィーンのワルター製ピアノのレプリカを使用、いわゆるウィーン式のメカニ
ズムだけが持つ細やかで木目の温もりのある音をシュタイアーは完璧に理解し
操り、ハイドンの音楽から今まで聞いたことのないような豊かな感受性、湧き
上がって止まらない霊感を奏でることに成功しています。知性的な演奏であり
ながら、全て感情表現に注がれているようで、森の奥の泉のように清鮮な音楽。
21世紀のハイドンの向かう方向を、フォルテピアノのあり方を明確に示した、
画期的な演奏の登場です。

HMX 2961765 \1480
ハイドン:エステルハージ家のためのカンタータ集
(1)世俗カンタータ「目覚めよ、我を信ずる者たち」Hob.XXIVa:2 
(2)同「主君の幸運の帰還を祝い」Hob.XXIVa:3 
(3)同「今やいかなる疑いが」Hob.XXIVa:4 
(4)交響曲第12番ホ長調Hob.I:12
(1)-(3)アンドラーシュ・シュペリング(指) 
スンハエ・イム、ヨハンナ・ストイコヴィチ(S)、マックス・チョレク(T)、
ケルン声楽アンサンブル、カペッラ・コロニエンシス(西ドイツ放送)、
(4)ニコラス・クレーマー(指)
ハイドンの声楽曲の中ではレアな存在のカンタータですが、大半はエステルハ
ージ家のために書かれており、なかなか興味深い仕上がりの曲です。今回録音
されたものは、63 年と64 年のニコラウス・エステルハージ侯命名日用のため
とみられる2 曲((1)(3))と67 年と思われるパリからの帰還を祝した1 曲((2))
です。演奏陣も曲の特徴をよく捉え、誠実に歌い込んでいます。

HMX 2968298 2枚組 \2960
ハイドン:ピアノ三重奏曲集
no.32、33、34、35、36、37
パトリック・コーエン(フォルテピアノ) エーリッヒ・ヘーバルト(Vn) 
クリストフ・コワン(Vc)
ハイドンのピアノ三重奏曲は、当時生まれて間もなかったこのジャンルの布石
となりました。楽器三種それぞれが独立し、そして美しく調和し、時代にあっ
た音楽言語で生き生きと語っています。作品が書かれてから200年余後、名手
三人がピリオド楽器でこれらの名曲を生き返らせています。

HMX 2961767 \1480
ハイドン:交響曲第6番「朝」、同第7番「昼」、同第8番「晩」
ペトラ・ミュレヤンス(コンサートマスター) 
フライブルク・バロック・オーケストラ
ハイドンのこれらの交響曲は、各曲ともソロの技巧的な聴かせ所が多く、メン
バー全員がソリスト級のフライブルク・バロック・オーケストラの面々が大活
躍。奏者一人一人が役者のように雄弁に主張していて、メリハリの効いた見事
な音楽が展開されています。

HMX 2961823 \1480
ハイドン:弦楽四重奏曲
(1)ニ長調Op.64-5「ひばり」 (2)ニ短調Op.76-2「五度」 
(3)ト長調Op.77-1
何度か来日も果たしており、玄人筋からの評判もよい、ユダヤ人演奏の真髄を
聴かせるイェルサレム四重奏団。美しい音色、弾むリズム。モダン楽器でなく
てはなし得ない素晴らしい表現でハイドンに迫ります。「ひばり」の最終楽章
など、ぴちぴちとしておりとても魅力的です。
イェルサレム弦楽四重奏団は1993年にイェルサレムで結成。グラ-ツ国際コン
クールで認められ、BBCより援助を受け、ブイトーニ・トラストよりも資金援
助。実に嘱望されている団体。




<MYTO HISTRICAL>
MYTO 185 3枚組 \2780
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」
ルートヴィヒ・ズートハウス(ジークムント)、
ゴットローブ・フリック(フンディング)
ハンス・ホッター(ヴォータン)、レオニー・リザネク(ジークリンデ)
ビルギット・ニルソン(ブリュンヒルデ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
1958年4月29日ミラノ・スカラ座でのライヴ
マスターに起因する欠落、多少の傷がございます。お気をつけください。
録音年代の古さを感じさせる音質です。

MYTO 186 4枚組 3380
初出!
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」
フィリッツ・ヴィントガッセン(トリスタン)、
ビルギット・ニルソン(イゾルデ)
ヨゼフ・グラインドル(マルケ王)、
カール・エルク・セデーン(クルヴェナール)
フリッツ・ウール(メロート)、グレース・ホフマン(ブランゲーネ)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1958年8月21日バイロイトでのライヴ
良い音質です。
マスターに起因する多少の傷が聴かれます。お気をつけください。

MYTO 187 4枚組 \3380
初出!
クリュイタンス指揮「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
オットー・ヴィーナー(ハンス・ザックス)、ハンス・ホッター(ポーグナー)
トニ・ブランケンハイム(ベックメッサー)、
ヨゼフ・トラクセル(シュトルツィンク)
ゲルハルト・シュトルツェ(ダヴィット)、
エリーザベト・グリュンマー(エヴァ)
アンドレ・クリュイタンス指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1958年バイロイトでのライヴ
※とても良い音質で、スケールの大きな演奏です。
マスターに起因する多少の傷が聴かれます。お気をつけください。

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08-12 No.16-2

2008年12月22日 19時52分43秒 | Weblog
<ACOUSENCE>
ACOCD10408 \2380
チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」(ナレーション付き)
Herbert Feuerstein(ナレーター)
カテリーネ・リュックヴァルト指揮マインツ州立管弦楽団
2007年12月18/20日ライヴ
ザルツブルグ・モーツァルテウムで音楽を学び後、ドイツでもっとも有名な
コメディアン、エンターテイナーとして知られるHerbert Feuersteinのナレー
ション(ドイツ語)に沿って演奏されます。
指揮は女性指揮者でハンス・ロット:交響曲第1番(ACOCD20104)の演奏で、曲の
持つ深層さや美しさを繊細、且つ表現豊かに演奏したリュックヴァルト。
解説書にナレーションの詳細が無いのは残念ですが、テンポ良く語られる
ナレーションと音楽は、それ自体ひとつの作品として楽しめるアルバムです。

ACOCD21108 2枚組 \2380(1枚分価格)
名演奏集:協奏曲+ピアノ・ソロ
CD.1
(1)ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲 ト短調 
ボリス・ブロック(ピアノ)
ジョナサン・ダーリントン指揮デュイスブルク・フィル 
CD.2
(2)ショパン:ピアノ作品集
即興曲第1番 変イ長調 op.29
即興曲第2番 嬰ヘ長調 op.36
即興曲第3番 変ト長調 op.51
幻想即興曲 嬰ハ短調 op.66
(3)チャイコフスキー:ピアノ作品集
ドゥムカ ハ短調 (ロシアの農村風景)
「ナタ・ワルツ」 6つの小品 op.51から第4曲
「夜想曲」 付随音楽「雪娘」 op.12から (A.シロティ編曲)
ボリス・ブロック(ピアノ) (スタジオ録音)
2008年8月27/28日録音 CD.1=ライヴ、CD.2=スタジオ
ボリス・ブロック(Boris Bloch ピアノ:1951-)はモスクワ音楽院でバシュキー
ロフに学び、1974年に西側に亡命。1978年ブゾーニ国際コンクールで1位に成
るなどの実力派ピアニスト。ブロックの名は日本ではあまり知られていません
が、強靭で確かなテクニックとスケールの大きさを感じさせる豊かな音楽性は、
必聴の価値ありです。
価格は1CD分の価格とお求め安くさせて頂きました。



<CARUS>
CARUS 27.076/99 \2380
クリストフ・シェーンヘル:ミサ(テノール独唱、合唱と管弦楽の為の)
Oliver Holzen(テノール)
クリストフ・シェーンヘル指揮
カペラ”NOVANTA"
インターナショナル合唱フェスティバル"C.H.O.I.R"
クリストフ・シェーンヘル(Christoph Schonherr 1952- ドイツ)
現代ドイツの作曲家。ハンブルク音楽大学で教鞭をとっています。
シェーンヘルの作品の特徴である、ジャズとオリエンタル音楽とクラシック音
楽の融合が顕著に現れ、多分にムード音楽的ですが、全体的にとても聴きやす
い作品と成っています。

CARUS 83.217(SACD-Hybrid) \2380
メンデルスゾーン:「主なる神よ、われら汝を讃えん」作品集IX
合唱曲集:
(1)詩篇95番「さあ、主に向かって礼拝しよう」 op.46
(2)カンタータ「ああ神よ、御空より見下ろしたまえ」
(3)賛歌「おお主よ、われを助けたまえ」 op.96
(4)詩篇98番「新しき歌を主に向かって歌え」 op.91
(5)「主なる神よ、われら汝を讃えん:Herr Gott, dich loben wir」
アンドレア・L・ブラウン(Andrea L. Brown:ソプラノ)
モニカ・グローブ(Monica Groop:アルト)
ヴェルナー・ギューラ(Werner Gura:テノール)
ミヒャエル・フォレ(Michael Volle:バス)
フリーダー・ベルニウス指揮ドイツ室内フィル・ブレーメン
シュトゥツトガルト室内合唱団
2008年6月2-7日

CARUS 83.422(SACD-Hybrid) 3枚組 \4600
ヘンデル:オラトリオ「エフタ」
マルクス・シェーファー(テノール)
ミリアム・メイヤー(ソプラノ)
ブリッタ・シュヴァルツ(アルト)
Matthias Grunert指揮ドレスデン・バロックオーケストラ
フラウエン教会室内合唱団
2008年6月22-28日ドレスデン・フラウエン教会でのライヴ

CARUS 83.423(SACD-Hybrid) 2枚組 \3450
ヘンデル:オラトリオ「エジプトのイスラエル」
ホルガー・スペック指揮
ラスタット・ヴォーカル・アンサンブル
古楽アンサンブル
2008年6/9月22-28日録音




<OPERA RARA>
ORC39 2枚組 \4400
メルカダンテ:歌劇「ヴァージニア:VIRGINIA」
スーザン・パターソン、ポール・チャールズ・クラーク
ステファノ・アントヌッチ
マウリツィオ・ベニーニ指揮ロンドン・フィル
ジェフリー・ミッチェル合唱団
メルカダンテの今では滅多に演奏されることのないオペラで、学術的にも意義
ある発売です。
いつもながらの丁寧な装丁と充実した解説書が付いています。








<CORO>
COR 16064 4枚組 \5080
ヒリアード・ライヴ ザ・コレクション
ペロティヌスとアルス・アンティクァ 〔COR 16046〕
不詳(13世紀):
Vetus abit littera/Deus misertus hominis/Veni Creator Spiritus
ペロティヌス(1200頃活躍):すべての人は見た[Viderunt omnes]
レオニヌス(1163-1190頃活躍):
わが贖い主に栄光あれ[Gloria, redemptori meo]
不詳(13世紀):
Hec dies/Stirps lesse/Mundus vergens/Procurans odium
不詳/ペロティヌス:Allelulia. Nativitas
グレゴリオ聖歌(13世紀):Christus surrexit
ペロティヌス:王たちは座り[Sederunt principes]
ヒリアード・アンサンブル
録音:1996年8月、ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ、ライヴ
初出:Hilliard Live, HL 1001
オケゲムに捧ぐ〔COR 16048〕
ヨハネス・オケゲム(1410頃-1497):
ミサ・ミ・ミ[ミサ「ほとんど死にかけて[Presque transi]」)から
キリエ,グローリア
アントワーヌ・ビュノワ(1430頃-1492):ヒュドラリウスに
ヨハネス・オケゲム:ミサ「次第に[De plus en plus]」から クレド
ロワゼ・コンペール(1445-1518):
あらゆる善きものに満ちた[Omnium bonorum plena]
ヨハネス・オケゲム:ミサ・カプト から サンクトゥス
ヨハネス・ルピ(1506頃-1539):Ergone continuit
ヨハネス・オケゲム:ミサ・プロラツィオヌム から アニュス・デイ
ヒリアード・アンサンブル
ボブ・ペック(朗読)
録音:1997年以前、ハムステッド・ガーデン、セント・ジュード=オン=ザ=ヒ
ル教会、ライヴ
初出:Hilliard Live, HL 1002
ブリュメル:ミサ「過越の生贄を讃美せよ」 〔COR 16052〕
アントワーヌ・ブリュメル(1460頃-1515頃):
ミサ「過越の生贄を讃美せよ」から キリエ,グローリア
不詳:「コルトーナのラウダ集」から おお、神の処女、花よ
アントワーヌ・ブリュメル:幸あれ、栄光に満てる処女
不詳:「コルトーナのラウダ集」から めでたし、慈悲深き処女
アントワーヌ・ブリュメル:父の御母/ミサ「過越の生贄を讃美せよ」から クレド
アントワーヌ・ブリュメル:喜びから誕生-あなたの誕生は、神の御母よ
不詳:「コルトーナのラウダ集」から 至上の元后よ
アントワーヌ・ブリュメル:
ミサ「過越の生贄を讃美せよ」から サンクトゥス,ベネディクトゥス
不詳:「コルトーナのラウダ集」から Oi me lasso
アントワーヌ・ブリュメル:おお、十字架、幸あれ、唯一の希望よ
アントワーヌ・ブリュメル:ミサ「過越の生贄を讃美せよ」から アニュス・デイ
ヒリアード・アンサンブル
録音:1997年6月、ロンドン、ブルック・ストリート、聖アルバン教会ライヴ
初出:Hilliard Live, HL 1003
デュファイ:ミサ「もしも顔が青いなら」 〔COR 16055〕
ギヨーム・デュファイ(1400頃-1474):
ミサ「もしも顔が青いなら」から キリエ,グローリア
花のなかの花[Flos florum](モテット)
ミサ「もしも顔が青いなら」から クレド
わが魂は萎え[Anima mea liquefacta est](アンティフォナ)
ミサ「もしも顔が青いなら」から サンクトゥス,ベネディクトゥス
美しい乙女[Vergene bella](カンツォン)
幸あれ、天の元后[Ave Regina celorum](モテット)
ミサ「もしも顔が青いなら」から アニュス・デイ
天はほめたたえ、喜び踊れ[Exultet celum laudibus](賛歌)
ヒリアード・アンサンブル
録音:1998年1月、ロンドン、ブルック・ストリート、聖アルバン教会、ライヴ
初出:Hilliard Live, HL 1004
既発売盤のセット化。




<STRADIVARIUS>
STR 33774 \2180
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
音楽の練習帳[Essercizi Musici]から
リコーダーと通奏低音のための独奏曲ハ長調
リコーダー、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ イ短調
リコーダー、チェンバロのオブリガートと通奏低音のためのトリオ・ソナタ
イ長調
ヴァイオリンと通奏低音のための独奏曲ヘ長調
チェンバロのための独奏曲ヘ長調
リコーダー、
チェンバロのオブリガートと通奏低音のためのトリオ・ソナタ変ロ長調
ステファノ・バリャーノ(リコーダー)
クラウディオ・アストロニオ(チェンバロ)
フェデリコ・グリエルモ(ヴァイオリン)
コレギウム・プロ・ムジカ
ピエトロ・ボスナ(チェロ) マルコ・ファッキン(チェンバロ)
ピエトロ・プロッセル(テオルボ)

STR 33811 \2180
ガブリエル・エルコレカ(1969-):独奏者と管弦楽のための作品集
Afrika(マリンバと管弦楽のための;2002)
Kantak(ピッコロと室内管弦楽のための;1996)
Jukal(ギターと室内管弦楽のための;2000)
Akorda(アコーディオンと管弦楽のための;1999)
ペドロ・カルネイロ(マリンバ)
ミヒャエル・シュミット(ピッコロ)
ネレケ・テル・ベルグ(ギター)
イニャキ・アルベルディ(アコーディオン)
ホセ・ラモン・エンシナル(指揮)
マドリード市立管弦楽団
ガブリエル・エルコレカはスペイン、バスク地方ビルバオに生まれ、英国でマ
イケル・フィニシー師事した作曲家。

STR 57009 \2180
ジャコモ・マンツォーニ(1932-):自画像
エミリー・ディッキンソンの10の詩句
(ソプラノ、弦楽四重奏、2つのハープと10の弦楽器のための;1988)
ファウストのための交響的情景(合唱と管弦楽のための;1984)
前奏曲-グラーヴェ-フィナーレ
(クラリネット、3つの弦楽器と女声のための;1956)
Percorso GG(クラリネットとテープのための;1979)
夜の音楽(5つの管楽器、ピアノと打楽器のための;1966)
ジョスカンへのオマージュ(女声と5つの楽器のための;1965)
リリア・ショメイ(ソプラノ)
ダニエル・パチッティ(指揮)
モルドヴィア国立フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
エミリオ・ポマリコ(指揮)
エコー・アンサンブル
「ジョスカンへのオマージュ」はジョスカン・デプレ(1450/1455-1520)の
「オケゲムの死を悼む挽歌」のトランスクリプション作品。

STR 57908 \2180
GATES TO EVERYWHERE
チック・コリア(1941-):チルドレンズ・ソングズ(1984)
カーラ・ブレイ(1936-):ロマンティック・ノーションズ(1989)
フレッド・ハーシュ(1955-):左手のためのノクターン(2001)
エマヌエーレ・アルチウリ(ピアノ)
ジャズ・ピアノの巨匠たちの作品集。

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