クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

08-12 No.8-1

2008年12月11日 17時55分01秒 | Weblog
★オリジナル・ジャケット・コレクション 特価セール★
メーカーの協力により下記の2商品を、期間限定特価でご提供いたします。
締切り以後は通常価格になりますので、よろしくご検討ください。
●ご注文締切り:12月12日(月)

<RCA RED SEAL>
88697316192 10枚組 通常価格 \5400 ★セール特価 \3750
ルービンシュタイン・オリジナル・ジャケット・コレクション
(ショパン・ソロ・レコーディングズ)

88697316232 10枚組 通常価格 \5400 ★セール特価 \3750
ホロヴィッツ・・オリジナル・ジャケット・コレクション
(RCAレコーディング編)

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※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<Gimell>
CDGIM 042
ジョスカン・デ・プレ(c.1440-1521):
ミサ曲《不幸が私を襲い》(ミサ・マルール・ム・バ)
ミサ曲《絶望的な運命の女神》(ミサ・フォルトゥーナ・デスペラータ)
ピーター・フィリップス(指揮)、タリス・スコラーズ
1987年の英グラモフォン賞年間最優秀賞獲得という快挙を達成した永遠の名唱
「ミサ・パンジェ・リングァ」(CDGIM 009)に代表されるように、アレグリの
「ミゼレーレ」と並ぶタリス・スコラーズの代名詞でもあるジョスカンのミサ
曲。2007年の来日時のインタビューでは「キャリアを終えるまでにはジョスカ
ンのミサ曲全曲録音を完成させたい」と語るなど、ジョスカンのミサ曲全曲録
音に並々ならぬ意欲を見せていたピーター・フィリップス。
そして「ミサ・パンジェ・リングァ」、「ミサ・ロム・アルメ」(CDGIM 019)か
ら長い月日を経て遂にリリースされた全集第3弾、「無名のミサ&フーガによる
ミサ」(CDGIM 039)での完璧なハーモニーがこれまで以上に絶大な反響を巻き起
こすなど、タリス・スコラーズの歌う"ジョスカン"への評価はさらなる高まり
を見せている。
「無名のミサ&フーガによるミサ」に続いてリリースされるタリス・スコラー
ズのジョスカンのミサ曲全集第4弾は、枢機卿アスカニオ・スフォルツァのため
に作曲されたという説を持つ「ミサ曲《不幸が私を襲い》」、「ミサ曲《絶望
的な運命の女神》」の2作品。
「ミサ曲《不幸が私を襲い》」は、オケゲムやマルティーニの作品とも伝えら
れている3声の世俗歌曲「不幸が私を襲い」に基づいた通作ミサ曲であり、「ミ
サ曲《絶望的な運命の女神》」ではビュノワの作と言われる3声の世俗歌曲「絶
望的な運命の女神」が用いられている。
独特の書法と多様な工夫が散りばめられたジョスカンのミサ曲の真の姿を、タ
リス・スコラーズの完璧なハーモニーが鮮明に浮かび上がらせる。




<ALIA VOX>
AVSA 9863(SACD-Hybrid) 2枚組 \4750
「エルサレム-2つの平和の都市:天上の平和と地上の平和」
[CD1]
1ジョルディ・サヴァール:
「エリコ(ジェリコ)のファンファーレ」(紀元前1200年頃)
<I天上の平和:黙示録と最後の審判の預言者たち>
2「シビュラの預言」(紀元前3世紀、ユダヤ起源のギリシャ語テキストとアラム
の音楽)
3導入曲[ネイ・アンブン]
4「コーラン-ビ=スミ=ッ=ラーヒ=ッ=ラフマーニ=ッ=ラヒーム(慈愛あま
ねく慈悲深きアッラーの御名において)」(7世紀、コーラン第1章「アル=ファ
ーティハ(開扉)」第2-7節「慈悲深く慈愛あまねき御神・・・」)(スーフィ起源)
5後奏曲[カヌーン]
6「聞け、おお、海よ・・・」(ラス・ウエルガス写本)(「ヨハネの黙示録」
第6章第12-3節(12世紀)[カタリ派の、偽ヨハネの福音書第5章第4節に基づく])
7後奏曲[中世ハープ]
<IIエルサレム、ユダヤの都市、紀元前1000年-紀元後70年-ダヴィデ王が、
ユダ・イスラエル統一王国の首都、エルサレムを作った>
8「ショーファルの音」
9「エルサレムへの祈り」(詩篇第121番第1-4節「目を上げて、わたしは山々を
仰ぐ」)
10舞曲(器楽曲)[ウードと打楽器][紀元前164年:マカベアのユダによるエル
サレム奪還]
11「エルサレムの平和」(詩篇第122番第6-9節「エルサレムの平和を求めよう」)
12「ラビ・アキバ・ベン・ヨセフは、エルサレムに行った」(タルムードより
マッコート24b「かつて、ラビ・アキバは・・・」、ヘブライ語による朗読)
13「流浪の歌」(詩篇第137番第5-6節「エルサレムよ、もしも、わたしがあなた
を忘れるなら」)[紀元70年:寺院の破壊と民族離散]
14ラメント(器楽曲)[ショーファル]
<IIIエルサレム、キリスト教の都市、326-1244年-ローマ皇帝コンスタンティ
ヌスの母、ヘレナ女王のエルサレム訪問(326年)>
15伝東ローマ皇帝レオーン6世(賢帝)(在位886-912年):「スタヴロテオトキア
(十字架生神女讃詞)」(十字架の下の処女(聖母マリア)への讃歌)
16ファンファーレ「平安あれ、主の御名のもとに」
17「教皇ウルバヌス2世、十字軍への最初の呼びかけ」(1095年、フランス語に
よる朗読)
18マルカブリュ(1100―50年):十字軍の歌「平安あれ、主の御名のもとに」
[第1回十字軍]
19作曲者不詳(12世紀):十字軍の歌「騎士たちよ、全て請合え」(1146年)[第2
回十字軍]
20作曲者不詳(13世紀):コンドゥクトゥス「おお、全アジアの栄光、アレクサン
ドリアの王の娘」
21プランクトゥス「平安あれ、主の御名のもとに」(器楽曲)[1187年、十字軍
はサラディンにエルサレムを奪還される]
<IVaエルサレム、巡礼の都市、383-1326年>
22「岩のドーム(ウマル・モスク)」(イブン・バットゥータ(1304-77頃)著「大
旅行記」第2章シリアより)
23「シオニーダ」(イェフダ・ベン・シェムエル・ハ=レヴィ(1075-1141年):
「イェフ・ノフ(美しい都市、世界の喜び、偉大なる王の都市)」)
[CD2]
<IVbエルサレム、巡礼の都市、383-1326年(承前)>
1アルフォンソ10世賢王(1121-84年)編:聖母マリアのカンティガ集より383番
「おお、とても平らな海の底は」(CSM383)
<Vエルサレム、アラビアとオスマン・トルコの都市、1244-1917年>
[アラビアの都市、1244-1516年]
2前奏曲[ウードと打楽器]
3「コーラン-ムハンマド(マホメット)は山上の寺院(岩のドーム)から昇天し」
(コーラン第17章「夜の旅」第1節「(アッラーは)ムハンマド(マホメット)を連
れて夜(空)を逝き、メッカの神殿から、かの、(アッラーに)一帯を浄められた
エルサレムの神殿まで旅して」)
4「ソマの踊り」[ドゥドゥクと打楽器]
5「サラートゥ・アッラー(アッラーへの祈り)」(アラビア伝承曲)
[オスマン・トルコの都市、1517-1917年]
6.「鶴」(マカーム「ウザル・サキル」)(オスマン・トルコ、カンテミルオウル
手稿譜(17世紀)より)
7「スレイマン大帝の夢」(1520年、オスマン・トルコの伝説、トルコ語による
朗読)
8「戦士の行進」(作曲者不詳、オスマン・トルコ)[1517年、オスマン・トルコ
のエルサレム征服]
<VIエルサレム、避難と流浪の地、15-20世紀>
9「美しく聖なるパレスティナ」(セファルディ伝承曲、サラエボ)
10「パレスティナ人の嘆き」(パレスティナ伝承曲)
11「古都アニへの嘆き」(アルメニア伝承曲)
12「エル・マレ・ラハミム(天にまします慈悲深き神よ)」(アウシュヴィッツの
犠牲者への讃歌、1941年)[1950年、シュロモ・カッツによる歴史的録音]
13葬送行進曲(器楽曲)[ショーファル・アンサンブル]
<VII地上の平和:義務と希望>
[平和の誓願]
14楽器による対話[プサルテリウムとウード]
15アラビア語での平和の誓願「主の御名の下・・・」
16ヘブライ語での平和の誓願「アドナイ(主よ)」
17アルメニア語での平和の誓願
18ラテン語での平和の誓願「平安を与えたまえ」(グレゴリオ聖歌)
[歌の対話(作曲者不詳の伝承された旋律)]
19「アポ・クセノ・メロス(遠く離れた異国の地より)」(ギリシャ語)
20ガザル「おお、愛しき」(アラビア語)
21ガザル「トーラーを賛美するため」(ヘブライ語)
22ガザル「おお、神の預言」(アラビア語パレスティナ方言)
23「シエンテ・エルモーサ(愛しき人よ、私のギターの音をお聞き)」
(ラディノ語)
24「アポ・クセノ・メロス(遠く離れた異国の地より)」(ギリシャ語)[サヴァ
ールによる合唱版]
25「ドゥルメ、エルモーサ・ドンセッラ(眠れ、眠れ、麗しき処女)」
(ラディノ語)
26ガザル(アラビア語、ギリシャ語、ヘブライ語)
27ガザル(器楽曲、モロッコ伝承曲)
28最後のアンサンブル(総奏)
29ジョルディ・サヴァール:最後のファンファーレ「精神の障壁に抗して」
(2008年)
録音:2007年11月22-24日、2008年3月30日-4月4日、27日、28日
カタルーニャ自治州カルドーナ城参事会教会、
4月9-10日モーゼル県メス、サン=ピエール・オ・ノナン教会、およびメス海軍
工廠、
8月5日オード県フォンフロワ修道院
毎年恒例のブックCD、今年のテーマはエルサレムです。3大宗教の伝統を背負い、
対立と融和の歴史を重ねてきた都市エルサレム。このエルサレムを主題として、
それに関連する音楽や文章によって構成された録音です。一見関係のなさそう
に見える「スレイマン大帝の夢」も、エルサレムの城壁再建に関連する文章。
歴史という縦糸と、瞑想的探求を感じさせるサヴァールの演奏という横糸が組
み合わさり、知識ではなく耳に触発された思考が、平和への希求へと無理なく
繋がって行く。そこに音楽の力の奥深さを感じます。
最初と最後に置かれたサヴァール作曲の、ショーファル(角トランペット)を中
核としたファンファーレは、この録音に荘重さを与えており、また、ナチスの
親衛隊員たちがその歌声に感動したことで、生き残ることになったアウシュヴィ
ッツの捕囚、シュロモ・カッツによる1950年の歴史的録音が収録されているこ
とは、現実の底知れない重みについて考えさせてくれます。

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08-12 No.8-2

2008年12月11日 17時54分32秒 | Weblog
<DOREMI>
DHR 7955/58(3CD+DVD) \5950
「セゴビアとその同時代人たち第11集 / バリオス、リョベート、セゴビア他」
[CD 1]
バリオス:
ロマンス / パラグアイ民謡の調べ / 妖しき光 / パラグアイ舞曲 / クエカ
/ アコンキーハ / ワルツ第2番(おまえの魂とともに)/ マヒーへ / サリータ
(マズルカ)/ 夢の思い出
J.S.バッハ:ルール
タレガ:アラビア風奇想曲
ベートーヴェン:メヌエット
シューマン:トロイメライ
コンセイソン:タランテラ
アグスティン・バリオス(g)
収録:1928年(オデオン原盤)
ジェロニモ・ビアンキ・ピネロ:カルナバリート
マヌエル・アコスタ・ビジャファーニェ:エル・ボラチート(バイレシート)
[酔っ払い]
ソル:メヌエット
タレガ:ムーア風舞曲(第1稿)/ ムーア風舞曲(第2稿)/ アラビア風奇想曲
ロス:サパテアード
ホアキン・マラツ:スペインのセレナード
ネリー・エスカライ(g)
収録:1941-1944年(ビクター、RCAビクター原盤)
P.キハーノ:アルゼンチン民謡エスティーロ
ポンセ:2つの歌
ミゲル・リョベート(g)
収録:1925年(オデオン原盤)
[CD 2]
アルベニス:アストゥーリアス
フリアン・アギーレ:悲歌第4番(コルドバ)
ラモー:メヌエット
ウリセス・カシネッリ:Gato
グラナドス:ゴヤのマハ
サンス:パバーナス
ロドリーゴ:小麦畑にて
マリア・ルイーザ・アニード(g)
収録:1950年頃(オデオン原盤)、ビクター原盤(1930年代)
フリアン・アギーレ:ウエジャ
マリア・ルイーザ・アニード&ミゲル・リョベート(g)
収録:1929年(オデオン原盤)
フェデリコ・モレノ=トローバ:セレナータ・ブルレスカ
ショパン:前奏曲Op.28-7
ショパン:マズルカ
ヴィラ=ロボス:前奏曲第3番
グリーグ:アニトラの踊り
ポンセ:メキシコ民謡第3番
J.S.バッハ:パルティータ第1番BWV.1002よりドゥブル
マリア・アンへリカ・フュネス(g)
収録:1950年頃(オデオン原盤)
アルベニス:朱色の塔
タレガ:アラールの華麗なる練習曲
ラリータ・アルミロン(g)
収録:1931年(オデオン原盤)
カステルヌオーヴォ=テデスコ:タランテラ
バリオス:練習曲「みつばち」
ヴィラ=ロボス:練習曲第1番ホ短調
アベル・カルレバーロ(g)
収録:1940年代後半(パルロフォン オデオン原盤)
パガニーニ:ソナチネ
J.S.バッハ:
組曲ホ短調BWV.996よりブーレ / アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽
帳よりミュゼッタ
ヒラルド・ヒラルディ:ビダーラ(ビダリータ)
アベル・フロウリー:Mudanzas
ラモン・アジェスタラン(g)
収録:1955年(ソンドル原盤)
ヴィラ=ロボス:練習曲第7番ホ長調 / ヴィラ=ロボス:練習曲第1番ホ短調
ホルヘ・ゴメス=クレスポ:ノルテーニャ(夜想曲)
アンドレス・セゴビア(g)
収録:1949年(コロムビア原盤)
[CD 3]
A.シノポリス:ペリコン / ビダリータ
アベル・フロウリー:エスティーロ・パンペアーノEstilo Pampeano
オヤングレン:ホタ
ファン・アライス:刹那Un momento
フリオ・マルティネス・オヤングレン(g)
収録:1932年(ビクター原盤)、1940年代(オルフェオ原盤)
アルフォンソ・ガリアーノ:Cortas Olvidados
ジェローム・カーン:Quien
R.M.マッフィア:十二夜
パルド:ビダリータ・ポルテーニャ
エドゥアルド・アローラス:デレーチョ・ビエホ(わき目もふらず)
アルベニス:グラナダ
マリオ・パルド(g)
収録:1920年代-1930年代(オデオン原盤)
チャサレータ:Pampa Taquella / Siete de Abril / バルガスのサンバ
アンドレス・チャサレータ(g)
収録:1920年代中盤(オデオン原盤、ディスコ・エレクトラ原盤)
アギラール:Las Madreselvas / Manos Brujas
アギラール&ペイジ・デュオ(g)
収録:1920年代中盤(ビクター原盤)
R.ペソア:サンバCarinitos
A.ロセンド:エル・エントレリアーノ / Pericon por Maria
イリアルテ&ペソア・デュオ(g)
収録:1920年代中盤(ビクター、オデオン原盤)
ギジェルモ・アギラール:ガウチョ・リンド
スピーナ&バウディーノ・デュオ(g)
収録:1930年代初頭(ビクター原盤)
R.イリアルテ、R.ペソア & A. ページ:De Rompe y Roja
トリオ・オデオン[R.イリアルテ、R.ペソア & A.ページ]
収録:1928年頃(オデオン原盤)
アベル・フロウリー:Pajaros en el Monte / Sobretarde(悲歌)
アベル・フロウリー(g)
収録:1947年(オデオン原盤)
アタウアルパ・ユパンキ:La Churquena / Vidala del Silencio
アタウアルパ・ユパンキ(g)
収録:1946年(ビクター原盤)
DV.ロンバルディ(アンドレス・チャサレータ編):バルガスのサンバ
エドゥアルド・ファルー(g)
収録:1950年代初頭(TK原盤)
パスクァーレ・タラッフォ:プロスペロ / ソナチネ
パスクァーレ・タラッフォ(g)
収録:1929年(コロムビア原盤)
【DVD】
アギラール:Anoranzas
ホセ・マリア・アギラール(g)[カルロス・ガルデル(Vo)、
バルビエーリ&リヴェロール(g)]
収録:1930年
O.キロセッティ(編曲):
前奏曲 / ビアンカ・フィオーレ / 踊り / ガリアルダ / カンツォーネ /
サルタレッロ
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第6番BWV.1012よりガヴォットI&II
ソル:ソナタ(グラン・ソロ)Op.14よりアレグロ
ボッケリーニ(カサド編):チェロ協奏曲第2番よりアンダンテ・カンタービレ
アンドレス・セゴビア(g)
“祝祭弦楽四重奏団”
フェリックス・ガリミール、マーヴィン・モルゲンシュタイン(Vn)、
ヤコブ・バーンスタイン(Vc)、アルテュール・ガニック(Va)
収録:1962年
O.キロセッティ(編曲):サルタレッロ / カンツォーネ / 踊り
アルベニス:グラナダ
モーツァルト:メヌエット
アニード(?):踊り
タレガ:夢
マリア・ルイーザ・アニード(g)
収録:1982年
ピアニストのリヒテルとならぶDOREMIの看板シリーズのひとつ、セゴビアとそ
の同時代人たち。前作に引き続いて第11集もDVDつきとなっている点がギター・
ファンには見逃せません。CDパートではお目当てのセゴビアはわずかに3曲なが
ら、DVD映像のほうではセゴビアの演奏姿をしっかりと楽しむことができます。
まさに当セットはギター演奏の百科事典。往年の名手たちによる歴史的録音を
よくぞこれだけと言うほかないほどに収めています。



<haenssler>
98 536 \2080
メンデルスゾーン:
(1)弦楽のための交響曲第1番ハ長調
(2)弦楽のための交響曲第2番ニ長調
(3)弦楽のための交響曲第3番ホ短調
(4)弦楽のための交響曲第4番ハ短調
(5)弦楽のための交響曲第9番ハ長調
トーマス・ファイ(指)ハイデルベルク交響楽団
録音:(1)2008年6月2日(2)2008年1月22日(3)2008年5月29日
(4)2008年6月3日バート・ドュルクハイム、ナトゥールホルン・アカデミー
(5)2008年6月20、21日バルツフェルト、ルートヴィヒ=エングレルト=ハウス
ファイによるメンデルスゾーン第3弾は、すべて弦楽のためのシンフォニアばか
り5曲を収録しています。
13曲のシンフォニアは、第6番までがわずか12歳のときの作品で、神童メンデル
スゾーンの若い才気がほとばしります。これらはいずれも偉大なる先人の影響
がはっきりとあらわれており、たとえば第3番、第4番ではヘンデルとJ.S.バッ
ハの対位法の痕跡がみとめられます。そして、ほぼすべての面で完成の域に達
する第9番では、スイス民謡を題材にしたスケルツォ、つづくフィナーレに自作
「真夏の夜の夢」を先取りした音楽を聴くことができるのも興味深いところと
いえるでしょう。ファイとその手兵の奏でる音楽はいつもながら新鮮。ときに
過激に切り込み、またアンダンテの美しさにも心惹かれます。



<naive>
OP 30474 \2280
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集vol.3 「Il ballo-ザ・バレエ」
(1)RV 352イ長調 (2)RV 307ト長調 (3)RV 268ホ長調 (4)RV 333ト短調 
(5)RV 210ニ長調 (6)RV 312ト長調 (7)RV 350イ長調
ディエゴ・ファゾリス(指)イ・バロッキスティ
ドゥイリオ・M・ガルフェッティ(Vn)
録音:2007年11月、2008年1月
ヴィヴァルディ・エディションの人気シリーズ、ヴァイオリン協奏曲集第3弾の
登場。今回のソリストは、マンドリンも華麗に奏でるヴァイオリン弾き、ガル
フェッティ。冴え渡る華やかな技巧は胸がスッとする気持ちよさです。乗りの
よいリズム、そしてぶんぶんうなる低音は、ジャズかと思ってしまうほど。
ヴィヴァルディ自身も気に入っていたとされるRV 210(1725年頃の作)は、最近
まで出版されていなかった版を採用しての演奏。強弱のコントラストが鮮やか
であること、また、最後の部分にファンタジアが挿入されていることから、こ
こで採用された版は、オペラの幕間に演奏されたものではないかとされていま
す。大掛かりなヘミオラのリズムや特徴的なアクセントなど、リズムの要素が
非常に凝っているのが特徴で、耳に残ります。他にも、田舎のお祭り騒ぎを思
わせるにぎやかなRV312など、名曲ばかり。はっとさせられる即興、見事なリズ
ム。聴き所満載、実に楽しめる1枚となっています。録音もいつもながら瑞々し
く秀逸です。



<col legno>
WWE 60015 3枚組 \6680
ブラームス:
(1)交響曲第1番ハ短調Op.68
(2)交響曲第2番ニ長調Op.73
(3)交響曲第3番ヘ長調Op.90
(4)交響曲第4番ホ短調Op.98
グスタフ・クーン(指)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団
録音:(1)2007年2月26日-3月1日(2)2007年3月6-29日
(3)2007年4月12、13、16 & 17日
(4)2007年5月14、15 & 17日以上、イタリア、ボルツァーノ、
ハイドン・オーディトリアム
プロデューサー:アンドレアス・ノイブロンナー(第1番-第3番)、
マルクス・ハイラント(第4番)[TORITONUS]
バランス・エンジニア:マルクス・ハイラント(第1番、第3番)、
ダグマル・ビルヴェ(第2番)、シュテファン・シェルマン(第4番)[TORITONUS]
クーンと手兵ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団がcol legnoと共同制
作で進める録音プロジェクト。ベートーヴェン全集(2005、2006年収録)は、な
により演奏と録音の質の高さに驚かされるものでしたが、なおもこのコンビに
よるプロジェクトは進行中で、こんどはブラームスの全集が登場します。
巨匠の道を着実に歩むクーンのもと、鍛え抜かれたこのオケの機能美は抜群で、
ベートーヴェン同様にこのブラームスでも全曲を通じて正攻法のアプローチが
特徴となっています。
このたび録音を手掛けたTORITONUSは、1987年にシュトゥットガルトで創設され
た録音製作チーム。所属する4人のトンマイスター(マルクス・ハイラント、シュ
テファン・シェルマン、アンドレアス・ノイブロンナー、ペーター・レンゲル)
は、メンバー全員がデトモルトの北西ドイツ音楽アカデミーでトンマイスター
の学位を修めた精鋭。これまでにメジャーからインディペンデントにいたる幅
広い録音に携わっているプロ集団の音作りは、美しいホールトーンもとらえた
プレゼンスで大きな魅力といえるでしょう。




<GOLDEN MELODRAM>
再プレスされた商品がCD-Rでしたが、CDプレス仕様で再々プレスされました!

GM1.0053 4枚組 \6600
ワーグナー:楽劇「パルジファル」
ハンス・ホッター(アンフォルタス)
テオ・アダム(ティトゥレル)
ヨーゼフ・グラインドル(グルネマンツ)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(パルジファル)
グスタフ・ナイトリンガー(クリングゾル)
マルタ・メードル(クントリー)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮 バイロイト 1954

GM4.0066 3枚組 \4950
フリードリヒ・グルダ/ライヴ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番
カイルベルト指揮 シュトゥットガルト放送響 1959
ハイドン:アンダンテと変奏Hob.XVII-6  1959
モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番
ショルティ指揮 フランス国立放送管 1956
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」
ベーム指揮 ミュンヘン放送響 1967
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番
カイルベルト指揮 ミュンヘン放送響 1962
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番  1959




<XCP>
XCP5038/39 2枚組 \3560
ニコラ・ドゥ・グリニー(1672-1703):
1曲のミサ曲と一年の主要祝日の賛歌を含むオルガン曲集第1巻
CD1: La Messe  全23トラック
CD2: Les Hymnes  全20トラック
演奏:オディル・バユ(Org)  1983年10月
ニコラ・ドゥ・グリニーはフランスの大聖堂のオルガニスト。
フランス・バロックのすぐれた作品を残し、J.S.バッハも彼の曲を手写して学
んだと言われています。オルガンのオディル・バユは1990年ごろERATOレーベル
にアラウホの作品を録音している。さらに前の1977年にノールトの作品をSTIL
レーベルに残しているが、未CD化。




<EDITION RZ>
RZ 1015/16 2枚組 \3650
イヤニス・クセナキス作品集
1.ST/48-1
2.Polytope de Montreal
3.Nomos Gamma
4.Terretektorh
5.Syymos
6.Achorripsis
1.Persepolis
2.Polytope de Cluny
オーケストラのグリッサンドや、クラスターの演奏技法で音空間を作り、クセ
ナキスの世界へと引き込まれていきます。

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