クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

08-08 No.14-1

2008年08月20日 18時58分03秒 | Weblog
<RCA RED SEAL>
88697312792 \1680
カンタービレ-ソル・ガベッタ・プレイズ・オペラ・アリア&ソングス
グノー:歌劇「ロメオとジュリエット」より「私は夢に生きたい」
オッフェンバック:
喜歌劇「ペリコール」より「ああ、何というお食事(ほろ酔いの唄)」、
手紙の歌「いとしい人よ」
ビゼー:
歌劇「カルメン」より「何を恐れることがありましょう」
「セビリャの城壁の近くに」
ドリーブ:「カディスの娘たち」
トーマ:歌劇「ミニョン」より「君よ知るや南の国」
チャイコフスキー:
歌劇「エフゲニ・オネーギン」より「青春は遠く過ぎ去り」、
「6つの歌曲Op.6」より「ただあこがれだけを知る人だけが」Op.6-6
カントルーブ:「オーヴェルニュの歌」、
アーン:「クローリスへ」、
フォーレ:「パヴァーヌOp.50」
フランシス・ロペス:
コメディー・ミュージカル映画「皇帝のヴィオレッタ」より「すみれの花束に
こめた愛」
ロッシーニ(マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ編):
歌劇「セビリャの理髪師」より「私は町のなんでも屋」*
ソル・ガベッタ(チェロ)  
シャルル・オリヴィエリ=ムンロ(指揮) 
プラハ・フィルハーモニー管弦楽団
ミハエラ・ウルズリーサ(ピアノ *14のみ)
21世紀を担う若き女流チェリストの新星、ソル・ガベッタのサード・アルバム
は、チェロが奏でるフランス&ロシアのオペラ・アリア&ソングスのカンタービ
レな歌の世界!
このディスクはソル・ガベッタのサード・アルバムとなるもので、フランスと
ロシアのオペラ・アリアや歌曲をソルのチェロがオーケストラをバックに歌手
のように歌います。ソルの演奏は、数々のコンサートを制覇してきたキャリア
を裏付けるかのように、高い演奏技術に支えられた、叙情性と歌心あふれる情
熱的かつ知的な表現が聴くものを魅了するもので、名器グァダニーニの素晴ら
しい音色もその演奏に艶と陰影を映し、新鋭らしいフレッシュな感性が飛び切
り魅力的な演奏が身上ですが、このアルバムのような「カンタービレ」なレパ
ートリーで最良の成果をもたらします。ソルの出自に繋がるフランスとロシア
のオペラ・アリアや歌曲を、両言語を母国語としている彼女がチェロで歌う、
ユニークかつ説得力あふれるアルバムとなりました。最も人の声に近い音色を
奏でるチェロを縦横無尽に操り、名アリアを次々と聴かせる彼女の歌心を心行
くまで堪能してください。もちろん男声、女声の区別はありません。狂おしい
女心も、切ない男心も全て思うがまま。まさにため息ものの「歌の饗宴」です。
マニアの方には、ボーナストラックに収められた「フィガロのアリア」をオス
スメします。カステルヌォーヴォ・テデスコによる一風変わった編曲は、大変
ユーモラスで凝ったもの。これは一度聴いたら、必ずや耳に残ること間違いあ
りません。
【録音】 2008年5月7-9日: プラハ、Domovinaスタジオ

88697342612 \1680
ショスタコーヴィチ:
チェロ協奏曲第2番ト長調Op.126
チェロ・ソナタ ニ短調Op.40*
ソル・ガベッタ(チェロ)
マルク・アルブレヒト(指揮) 
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
ミハエラ・ウルズリーサ(ピアノ*)
21世紀を担う若き女流チェリストの新星、ソル・ガベッタの十八番(おはこ)の
ショスタコーヴィチ!
数々のコンクールやゲルギエフ指揮ウィーン・フィルとの共演で弾いてきた彼
女が最も得意とするショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第2番とチェロ・ソナタ
のカップリング。第2チェロ協奏曲は第1協奏曲と同様にロストロポーヴィチの
ために心臓発作の直前に作曲された。チェロのソロで始まり陰影の深いアイロ
ニーに満ちた世界を繰り広げる。ショスタコーヴィチ60歳の誕生日に記念演奏
会で初演された。チェロ・ソナタはショスタコーヴィチ唯一のチェロ・ソナタ
であり、初期と中期を結ぶ、悲劇とパロディと抒情が渾然一体となった名曲で、
プロコフィエフ、ミヤコフスキーのソナタとともにロシア・チェロ曲の代表的
な作品のひとつである。ソル・ガベッタの演奏は、数々コンクールやオーケス
トラとの共演で何度も演奏し自家薬籠中のレパートリーだけあって、ロストロ
ポーヴィチ(2種)をはじめとして数ある名盤に伍する、彼女の「今」が聴ける
密度の濃い名演で、素晴らしい音響で知られるミュンヘン・ガスタイクでのラ
イヴ・レコーディング(協奏曲のみ)で収めた必聴のアルバム。力強さと繊細さ
を兼ね備えた彼女だからこそできた、この究極の演奏を聴けば、今の彼女がな
ぜ高く評価されているのかが理解できるだろう。緩徐楽章から始まるチェロ協
奏曲第2番。この冒頭での彼女は驚くばかりの緊張感で聴き手をこの深遠なる
世界へと導く。不安に満ちたメロディでも、彼女が奏すると、悲しいまでに美
しく響くのだ。打楽器を駆使し、ユニークな響きと楽想を備えた第2楽章、第3
楽章では、彼女の妙技が炸裂。いかなるショスタコ好きでも大満足間違いなし。
【録音】 2008年1月11日-13日、ミュンヘン、ガイスタイク・フィルハーモニ
ーでのライヴ[協奏曲]、
2008年5月29日-31日、チューリヒ、ラディオシュトゥデイオ1[ソナタ]

88697290312 \1680
The Voice of Bach-ダニエル・テーラー、バッハを歌う
『カンタータ第4番よりシンフォニア』、 
『マタイ受難曲よりアリア「神よ、哀れみたまえ」』、
『カンタータ第78番よりデュエット「われは急ぐ」』、 
『モテットBWV118b「おおイエス・キリスト、わが命の光」』、
『カンタータ第12番よりシンフォニア』、
『ヨハネ受難曲よりアリア「成し遂げられた」』、
『カンタータ第23番よりデュエット「まことの神でありダビデの子である」』、
『コラール「汝の御座の前に、われ進み出で」BWV.668」』、
『クリスマス・オラトリオよりアリア『抱け、私の心.よ、この聖なる奇蹟を」』
『カンタータ第21番よりシンフォニア』、
『クリスマス・オラトリオよりアリア「備えよシオン、 優しい心で」』
ダニエル・テイラー (C-T&指揮)
シアター・オブ・アーリー・ミュージック・オーケストラ&合唱団
世界中の古楽コンサートだけでなく、歌劇場でも絶賛をあびるカウンターテナ
ー歌手、ダニエル・テイラー。自然な声と、知的な歌い方は、ヘレヴェッヘや
ガーディナーも絶賛!
1969年にカナダ生まれの、現在最も実力と人気を持つカウンター・テナーのひ
とり。モントリオール、マルギ大学と大学院で哲学と音楽を学ぶ。マイケル・
チャンスに認められイギリスに留学し、1997年のグラインドボーン音楽祭でヘ
ンデルの歌劇「テオドーラ」(ピーター・セラーズ演出)でセンセーショナルな
デビューを飾った。またジョナサン・ミラーのヘンデルの歌劇「ロデリンダ」
の録音にも出演。主にヘンデルやモンテヴェルディのオペラに出演し、絶賛を
浴びている。オペラだけでなく現代音楽まで広いレパートリーを持ち、バーン
スタインや坂本龍一の「Life」(ダライラマ、カレーラスと共演)などが特筆に
価する。最近では、バッハのカンタータに多く出演し、ガーディナーやヘレヴェ
ッヘのバッハのカンタータ・シリーズにも多く出演・録音に参加している。
鈴木雅明のカンタータ受難曲シリーズのコンサートや録音(第25巻)にも出演し
ており、彼の出演しているアルバムはすでに80枚以上にもあがる。
【録音】 2007年8月  モントリオール、マギル大学マルチメディア・ルーム

88697358992(SACD-Hybrid) \1780
ピアノ編曲版による、チャイコフスキー/「眠れる森の美女」
ミハイル・プレトニョフ編曲による、「眠れる森の美女」コンサート用組曲
テオドール・キルヒナー編曲による、「眠れる森の美女」からの小品
(世界初録音)
レフ・ヴィノクール編曲による、「眠れる森の美女」よりフィナーレ
レフ・ヴィノクール(p)
2006年にMDGレーベルからチャイコフスキーのアルバムをリリースし話題になっ
ていましたが、この人と言えばやはりARTE NOVAのJ・シュトラウス
(74321770722)とプロコフィエフのアルバム(74321636362)が印象的というもの
でしょう。どちらもバリバリの編曲物で、こういう音楽が好きなファンにとっ
てはまさに神のような存在。とりわけプロコフィエフの方は、「ロメオとジュ
リエット」の音楽が流行した際、「ピアノで演奏した」ということで一層話題
になったものでした。さて、今回のアルバムでも編曲物王ヴィノクールのセン
スは冴え冴えとしています。曲は彼が最も得意とするチャイコフスキー。「眠
りの森の美女」2パターンという意欲的なプログラムです。なかでもプレトニョ
フによる編曲は、ある意味伝説的とも言える作品で、これをメインに持ってき
た今回のアルバムにかけるヴィノクールの意気込みと言ったらもう言葉には尽
くせません。彼自身のトランスプリクションによるフィナーレも収録。一度は
聴いておいて損はない、この晩夏オススメの1枚です。
【録音】 2008年6月3-7日 デュッセルドルフ・トーンハレ

88697341022 \1250
プッチーニ:歌劇「修道女アンジェリカ」(全曲)
カーティア・リッチャレッリ
フィオレンツァ・コッソット
マリア・グラツィア・アッレグーリ
アンナ・ディ・スターシオ  
ロザンナ・リッピ  
マルゲリータ・ベネッティ 
松本美和子
ブルーノ・バルトレッティ(指揮) 
ローマ・サンタ・チェチーリア音楽院管弦楽団
1970年代から1980年代にかけてイタリア屈指の名ソプラノとして一世を風靡し、
今なお現役のソプラノ歌手として活躍を続けるカーティア・リッチャレッリ。
録音面では、カラヤン、アバドやデイヴィスとのドイツ・グラモフォンやフィ
リップス・レーベルへのオペラ全曲盤で知られていますが、そのキャリアのご
く初期にイタリアRCAに、ヴェルディ・アリア集、ドミンゴとの二重唱集などい
くつかの注目すべき録音を残しています。このプッチーニ「修道女アンジェリ
カ」もその1枚で、今回が世界初CD化となります(リッチャレッリがイタリア
RCAに残したオペラ全曲盤は、このほかにカプチッリらと共演したヴェルディ
「シモン・ボッカネグラ」があります)。1969年にマントヴァでミミを歌って
デビューし、1971年のイタリア国営放送から「ヴェルディの声」賞を受賞し、
欧米の歌劇場に出演しはじめた時期の録音で、持ち前のシルキーな美声に加え、
その若々しい表現力が大きな魅力。公爵夫人役に絶頂期のフィロレンツァ・
コッソット、指揮に練達のブルーノ・バルトレッティを得た当盤は、ガルデッ
リ指揮のデッカ盤と並ぶアナログ期の名盤の一つです。ローマ歌劇場デビュー
直後の松本美和子が端役で出演しています。なお、先頃発売したRCA+ソニー・
クラシカル音源の「プッチーニ:オペラ全集」には、1976年録音のマゼール盤
が採用されているのでダブりません。
※冊子による解説及び歌詞は付いておりません。エンハスド機能により、パソ
コンにて閲覧可能です。(日本語によるものはございません)
【録音】 1973年 ローマ、イタリアRCAスタジオ
[オリジナル・レコーディング・エンジニア] フランコ・フィネッティ
[リマスタリング・エンジニア] フィリップ・ネーデル(B sharp)
[初出LP]伊RCA  MLDS-20261
[初出国内盤LP]日本ビクター SRA-2914 (1973年3月発売)




<DHM(ドイツ・ハルモニア・ムンディ)>
88697362132 \1780
暗闇に私は住みたい-ダウランド作品集
「はかない希望のファンシー」「昔の涙」「溢れよ、わが涙」「エセックス伯
爵のガリアード」「静かな夜から」「新・昔の涙」「時間は静止して」「愛す
る者の涙」「晴れても曇っても」「艦長ディゴリー・パイパーのガリアード」
「悲しみよ、とどまれ」「いつもダウランド、いつも悲しく」「来たれ、深
き眠り」「真実の涙」「暗闇に住まわせておくれ」
ヒレ・パール(gamb) リー・サンタナ(リュート) 
ドロテー・ミールズ(Sp)
現在最高のガンバ奏者、ヒレ・パールを中心としたアンサンブルによる素晴ら
しいダウランドの作品集です。リュートを奏するのはリー・サンタナ。彼女た
ちによる演奏はすでにマラン・マレやテレマンなどでもおなじみ。息のあった
やりとりは、聞き手を幽玄な世界へと導いてくれます。今回、魅力的な歌を聞
かせるのは1971年生まれのソプラノ、ドロテー・ミールズ。バッハのカンター
タやヘンデルのオラトリオなどのアルバムも既にリリースされており、彼女の
名前は古楽好きには広く知れ渡っているはずです。くせのない柔らかい声、ビ
ブラートをかけずとも伝わる豊かな感情表現。簡素な中に盛り込まれたダウラ
ンドの強烈なメッセージを、さりげなく、しかし的確に伝えてくれるのです。
ヒレ・パールの姉妹たちも、ヴィオール・アンサンブルとして参加。このアル
バムを盛り上げています。
【録音】2007年11月ゼンクヴァルデン、聖ゲオルク教会

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08-08 No.14-2

2008年08月20日 18時57分34秒 | Weblog
88697026202 \1680
LA HACHA -メキシコのファンダンゴ
ロス・オトロス (ヒレ・パール(gamb&ギター)
リー・サンタナ(リュート&ギター) 
スティーヴ・プレーヤー(リュート&ギター&パーカッション)&フレンズ
『メキシコに「ウァバンゴ」という舞曲が残っています。これはスペインの舞
曲「ファンダンゴ」がメキシコに伝えられて、ベラクルス地方を中心に広がり、
変化していったものです。しかし19世紀メキシコでは、カトリック教会によっ
てこれらの音楽は不道徳で無作法な音楽と非難され、更に演奏をしたものは刑
罰と罰金が課せられました。しかしながらベラクルスの一部では隠れながらそ
の音楽の伝統は、当時のまま残されていることが判りました。これはもともと
のバロック・スペイン音楽を研究にとって、非常に貴重な情報源です。私たち
Los Otrosの3人は、メキシコの伝統音楽演奏者6人と一緒に演奏することによっ
て、ルーツを見つけ出し、2つの音楽を関係を見付け出し、当時の「ファンダン
ゴ」の本質を発見することができました。単なる静かに始まり盛り上がって終
わるというものではく、「文化の傲慢と永遠の無関心」「啓発の暗黒を通して、
私たちに誘導する喜び、自由、希望」といった深い意味があったのです。』

88697367912 \1680
ヘンデル:「王宮の花火の音楽 HWV351」   
「二重合奏体のための協奏曲第1-3番 HWV.332-334」
アルフレード・ベルナルディーニ(指揮) アンサンブル・ゼフィロ
「王宮の花火の音楽」は、ヘンデルは弦楽器付オーケストラでの作曲を要望し
たが、ジョージ2世は壮大な音楽を作曲すべきと主張し、管楽器と打楽器のみの
大編成での改編を要望した。ヘンデルは、オーボエ24、ファゴット12、コント
ラ・ファゴット1、トランペット9、ホルン9、ティンパニ3での編成指定で作曲
した(自筆譜からは弦楽器パートが削除された)。この曲のリハーサルにはロン
ドン中から人々が集まり、3時間以上にわたって交通麻痺が起きた。初演は100
人以上の演奏者によって行われたが、途中花火で火災が発生したため、聴衆は
音楽どころではなかったらしい。その後ヘンデルは、彼が本来望んだ弦楽器付
の小編成オーケストラ版に戻し、孤児院、病院、彼の関係を持っていた団体の
ために多くの野外コンサート(病院や修道院の中庭など)を行った。またこうし
たコンサートでは、オラトリオやカンタータ、歌劇のアリアや合唱などから編
曲された「二重合奏体のための協奏曲」も演奏されたようで、カップリングと
して収録されました。また、実際ヘンデルが野外で演奏するために想定して作
曲したと編成によって、野外で録音を行ったものです。
ヘンデルのオペラの修行は、イタリアでした。ヘンデルの音楽の元にあるのは、
イタリア様式にあります。また、歌劇のカストラート歌手を探すために何回も
イタリアへ渡って連れて来ています。つまりイタリア奏法とは切っても切れな
い関係となります。ヘンデルのオペラには、驚異的なテンポとコロラトゥーラ
が必要です。これらを管楽器(特にオーボエとホルン)パートに置き換えた「二
重合奏体のための協奏曲」は、もちろん驚異的なテクニックが必要で、古楽器
では以前ピノックとガーディナーが一部を録音してましたが、このイタリア・
スーパー管楽器軍団の自由な発想、強弱をはげしく付けたスパークリング感覚
的な演奏は、楽しさ100%です。
【録音】 2006年8月 Chiostro del Collegio dei Gesuiti, Catania

88697367922 \1680
ファッシュ父子の協奏曲集
ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ:
「クラリーノ・トランペット、2つのオーボエ、ファゴット、弦楽と通奏低音
のための序曲 ニ長調」
「オーボエ協奏曲 ト短調」
「ファゴットと2つのオーボエのための協奏曲 ハ短調」
「トランペット、2つのオーボエ、ファゴットのための協奏曲 ニ長調」
カール・フリードリヒ・クリスティアン・ファッシュ:
「クラリーノ・トランペット、ヴァイオリン、オーボエ・ダ・モーレと通奏低
音のための協奏曲 ホ長調」
アルフレード・ベルナルディーニ(指揮) 
アンサンブル・ゼフィロ
鬼才ベルナルディーニが率いる18世紀管楽の専門集団ゼフィロの独壇場! 後期
バロックの壮麗な作風から古典派への架け橋となるマンハイム楽派の先駆者で
あるファッシュ父子の管楽のための協奏曲集! ファッシュは、特に器楽作曲
家として当時から有名で、彼らの曲はバッハにも愛されたという。ここに収録
された作品は、後期バロックの壮麗なスタイルを示す傑作で、様々な管楽器ソ
ロがそれぞれの音色の美しさを示しつつ、調和のとれた世界を生み出していま
す。バロック・トランペットを吹くガブリエーレ・カッソーネの、遊び心と勢
いは絶品です。
【録音】 2005年4月ロデンゴ=サイアーノ、サン・サルヴァトーレ教会
【アンサンブル・ゼフィロ】…ギリシア神話に登場するゼルフィスは優しい西
風の神(イタリア語でゼフィロ)。1989年、ヨーロッパ屈指のオーボエ奏者のア
ルフレード・ベルナルディーニとパオロ・グラッツィ、ファゴット奏者のアル
ベルト・グラッツィがピリオド楽器オーケストラの卓越したプレイヤーに声を
かけて設立されました。18世紀音楽の、特に管楽器のレパーリーを中心とした
アンサンブルとして活躍を続けています。創立以来、ゼフィロはヨーロッパの
主要な音楽祭をはじめ各国で演奏を続け、聴衆からもマスコミからも高評を得
ており、またゼレンカのソナタ全曲、モーツァルトの管楽作品全集、ヴィヴァ
ルディの管の協奏曲集(いずれもアストレ・レーベル)のレコーディングでグラ
ン・プリ・デュ・ディスク(ディアパゾン)など数々の国際的な賞を受賞し、ピ
リオド管楽アンサンブルの世界のトップと評価されています。2005年1月に初
来日し、モーツァルトの13管楽器のためのセレナード「グラン・パルティータ」
の驚異的な演奏で熱狂的な賞賛を得ました。




<OEHMS CLASSICS>
※OEHMS CLASSICS レーベルは、現地価格や為替レートの関係などで、これま
でのミッドプライス価格帯からフルプライス価格に変更となります。旧譜も
すべて価格変更となりますので、ご了承下さい。

OC708 \1680
シューマン:交響曲第2番&第3番「ライン」
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮) 
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・
ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
このディスクはベートーヴェンの交響曲全集を完結後、スクロヴァチェフスキ
自身の以前からの要望で取り上げたプロジェクトで、シューマンの交響曲全集
の第2弾、読売日本交響楽団とのコンサートで取り上げる第2番、と第3番「ライ
ン」。84歳とは思えないエネルギッシュで若々しい生命力と熱い表現意欲溢れ
る名演が感動を呼び覚ます!
前作の交響曲第1番「春」と第4番()のディスクはレコード芸術特選盤。宇野功
芳氏評「4番の濃密なひびきと激しい気迫も聴きものだが、ぼくは1番もしびれ
た。音質の良さを加味すれば、往年のフルトヴェングラーやクレンペラーの名
演を凌ぐだろう。第1楽章冒頭の有機的・内容的な立派さもさることながら、
主部のテンポは今までの誰よりも速く、リズムはきびきびと弾み、まことに
若々しい。春のエネルギーや生気が飛び出してくる。凄い演奏だと思う」
(Monthly Orchestra, 2008 April「いいたい“芳”題」より)
【演奏時間】 
第2番;12:13 6:58 10:55 8:18
第3番; 9:24 6:34 5:23 6:13 5:14
【録音】:2007年11月19日-23日、ザールブリュッケン、ザールラント放送大
ホール

OC712 \1680
ミュージック・アット・ナイト
-スクロヴァチェフスキ・コンダクツ・スクロヴァチェフスキ
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ作曲:
『ミュージック・アット・ナイト(1949/1977年改訂版)』 
『シンフォニー(2003)』
『フルートとオーケストラのためのファンタジー(2007)』
 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮) 
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー
管弦楽団
スクロヴァチェフスキは4歳でピアノの練習を始めたが、7歳の時に早くも最初
の作品「序曲」をモーツァルトと同じ2管編成・古典派スタイルで作曲。ピアニ
ストを目指していたが、第2次世界大戦中のドイツ爆撃で手を負傷し、1947年
からパリで名教師ナディア・ブーランジェに師事し始めてから本格的に作曲を
行うようになる。その後指揮活動の傍ら、作曲も意欲的に行い、協奏的作品も
含むオーケストラ曲15曲、室内楽曲4曲を作曲している。その中でも「管弦楽の
ための協奏曲」はNHK交響楽団、読売日本交響楽団に客演した際に自ら指揮し、
聴衆に大きな感銘を残している。
このディスクは、そのスクロヴァチェフスキの作品ばかりを自作自演したもの
で、昨年読売日本交響楽団と日本初演した初期の傑作「ミュージック・アット
・ナイト」(1977年改訂版)をはじめとした管弦楽曲を中心とした作品集。スク
ロヴァチェフスキが卓越した指揮者であるばかりでなく、素晴らしい作曲家で
あることを認識させられる1枚。
【録音】 2005年10月29-30日(Music at night)、
2008年6月14日(Fantasie for flute and orchestra)  
以上、ザールブリュッケン・コングレスホール
2006年1月14-14日(Symphonie)   
ザールブリュッケン、ザールラント放送大ホール

OC632(SACD-Hybrid) \1780
ムソルグスキー:「展覧会の絵」(H・アルブレヒト:オルガン編曲版)
ラフマニノフ:交響詩「死の島」(アレックス・ラングマン:オルガン編曲版)
ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカからの
3つの舞曲」(H・アルブレヒト:オルガン編曲版)
ハンスイェルク・アルブレヒト(編曲&org)
毎回大好評の、ハンスイェルク・アルブレヒトのオルガン編曲版SACD第3弾!
「ワーグナー:指輪(OC612)」「バッハ:ゴルトベルク(OC625)」の独自な編曲で
楽しませてくれたハンスイェルク・アルブレヒト。今回は「展覧会の絵」に挑
戦です。すでにこの曲のオルガン版は、様々なオルガニストによって演奏録音
されてきていますが、SACDで初めての盤でしょうか。今回のカップリングでは、
アレックス・ラングマンによるオルガン編曲版の「死の島」が追加されていま
す。この教会にある大小の2つのロマンティック様式に改修されたオルガンは、
最近更に電子的な改造が施され、同時に2台を鳴らすことができるようになっ
たという画期的なもの。ここで聴ける3つの作品も、「えっ?こんなのあり?」
と耳を疑うこと間違いなし。メインの「展覧会の絵」はもちろんのこと、「ペ
トルーシュカ」に至っては、まるで別の作品?オルガンだけに、原曲の持つリ
ズミカルさは若干不足気味ではありますが、ここまで重厚な音の響きに彩られ
てしまえば、もう何もいうことはないでしょう。もう一つの「死の島」での不
気味な音の連続も、ぞくぞくするような快感をもたらしてくれることでしょう。
【録音】 2008年4月21-27日、 キール、聖ニコライ教会、ドイツ

OC825 \1780
ドイツのクリスマス-ジンガー・プーア
[01] In dulci jubilo  [02] Christnacht  [03] Adventsruf  
[04] Maria durch ein’ Dornwald ging
[05] Es ist ein Ros entsprungen  [06] Kommet, ihr Hirten
 [07] Der Heiland ist geboren
[08] Schlaf wohl, du Himmelsknabe du  [09] Es wird scho glei dumpa  
[10] Ein Kindlein in der Wiegen
[11] Schlaf, mein Kindlein  [12] Vom Himmel hoch, ihr Englein kommt  
[13] Still, still, still  [14] O Jesulein zart  
[15] Ich lag in tiefer Todesnacht  [16] Lieb Nachtigall, wach auf   
[17] Drei Schiffe sah ich segeln  
[18] Wisst ihr noch, wie es geschehen?  
[19] Stille Nacht, heilige Nacht
[20] Es wird scho glei dumpa (Dreigesang)
ピュアな声で私たちの心を清らかにさせてくれる、ドイツのスーパー声楽グル
ープ「ジンガー・プーア」の最新アルバム。 今回は、ドイツ人の奥底に埋も
れている、賛美歌や民謡のクリスマスの音楽をよみがえさせてくれます。この
アルバムには、日本人にとってなじみ深い曲はほとんどありません。しいて言
うなら第19曲「きよしこの夜」くらい。(かなり現代風な味付けがされていま
す)それなのに、全編に渡って感じられるクリスマスらしい、くつろいだ雰囲
気がすばらしいのです。彼らが本当に楽しんで、また自分たちのルーツとして、
これらの歌を歌っているのが伝わってくるのです。静かな曲は静かに、そして
楽しい曲は活発に。どんな時でも歌をくちずさむ…そんな彼らの心からのメッ
セージをお楽しみください。
【録音】 
2008年1月19-23日 フォラルルベルク、聖ゲロルト教会、オーストリア

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08-08 No.13

2008年08月18日 18時42分08秒 | Weblog
★鈴木秀美オ&ーケストラ・リベラ・クラシカ 特別セール★
10月より年末まで特価セールを行います。ご注文は随時お受け致します。
1点\1050(2枚組も同価格)の特価セールです。

http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/suzuki_sale2008.html

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★アンダンテ・レーベル売切御免大特価セール 最終受注のご案内★
好評をいただいております掲題のセールですが、8月25日ご注文分をもって、
セール終了とさせていただきます。最終日までにご注文いただいたものは、
レーベル在庫がなくならない限り、セール価格での入荷となりますが、それ
以降は通常価格となりますので、よろしくご検討ください。

http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/andante.html

●キャンペーン対象タイトルはこちら。
AN 1010(4CD)夢のメンバーによるシューベルト室内楽の饗宴
AN 1090(3CD)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集
AN 1100(3CD)ストラヴィンスキー自作自演第 2集
AN 1140(3CD)ストラヴィンスキー自作自演第 3集(1945-1950)
AN 1180(4CD)ハイドン:交響曲&協奏曲名演集(1929-47)
AN 1190(4CD)ショパン:ピアノ作品集/往年の巨匠ピアニスト
AN 1200(4CD)ドビュッシー:管弦楽名演集(1929-1951)
AN 2070(4CD)涙の人格芸。エドウィン・フィッシャー、名演集
AN 2090(4CD)音色の魔術師、ギーゼキング名演集(1934-1949)
AN 2130(2CD)クレンペラー/ケルン・イヤーズ VOL.1
AN 2160(2CD)往年の名四重奏団、アマデウス SQの貴重な録音
AN 2180(2CD)ジョージ・セル、白熱のザルツブルク・ライヴ
AN 2966(3CD)ウィレム・メンゲルベルクの芸術(1927-1942)
AN 3050(2CD)ベルク歌劇「ルル」2幕版/ベーム
AN 3060(2CD)巨匠ベームによる「ヴォツェック」
AN 3070(2CD)ツェムリンスキー:歌劇「カンダウレス王」/ベーム(指)
AN 3090(4CD)ウィーン国立歌劇場の「フィデリオ」1944& 53年
AN 3100(2CD)ビゼー:「カルメン」(全曲)/カラヤン
AN 4030(4CD)LSO&ベームの白熱ライヴ
AN 4060(4CD)ベイヌム&コンセルトヘボウの芸術

●レーベル在庫終了につき受注不可のタイトル
AN 1030(4CD)ブラームス:交響曲全集/ワルター(指)ウィーン・フィルほか
AN 1951(3CD)モーツァルト、室内楽名演集/スメタナSQ、ハーゲン SQほか
AN 3080(4CD)「ファルスタッフ」1937& 57年
AN 4996(4CD)ウィーン・フィル(1957-1963)/カラヤン他
AN 4100(4CD)LSO創立 100周年記念セット(1914-1999)

===================================

※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<SVETLANOV FOUNDATION (速報)>
※ご予約締切日:8月21日

SVET 21-26/18 6枚組 \7000
【特別価格】
グラズノフ(1856-1936):管弦楽作品集 Vol.1
交響曲第1番ホ長調「スラヴ」Op.5
交響曲第5番変ロ長調 Op.55
交響曲第2番嬰ヘ短調 Op.16
交響曲第3番ニ長調 Op.33
交響曲第4番変ホ長調 Op.48
交響曲第6番ハ短調 Op.58
交響曲第7番ヘ長調「田園」Op.77
交響的絵画「クレムリン」Op.30
交響曲第8番変ホ長調 Op.83
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1989-1900年

SVET 27-32/18 6枚組 \7000
【特別価格】
グラズノフ(1856-1936):管弦楽作品集 Vol.2
ギリシャの主題による序曲第1番 Op.3/同第2番 Op.6
悲歌「ある英雄の記念に」Op.8/抒情詩 Op.12
交響詩「ステンカ・ラージン」Op.13/性格的組曲 Op.9
セレナード第1番イ長調 Op.7/同第2番ヘ長調 Op.11/2つの小品 Op.14
マズルカ ト長調 Op.18/性格的舞曲ト長調 Op.68/ヴォルガのフ舟歌
幻想曲「森」Op.19/幻想曲「海」Op.28/東洋的狂詩曲 Op.29
婚礼の行列 Op.21/スラヴの祝日 Op.26a/凱旋行進曲 Op.40
謝肉祭 Op.45/荘厳な行列 Op.50/幻想曲「闇から光へ」Op.53
ショピニアーナ Op.46/演奏会用ワルツ第1番 Op.47/同第2番 Op.51
ワルツ/ワルツ/ポロネーズ/ワルツ/バレエ「お嬢様女中」Op.61
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1961-1900年

SVET 33-41/18 6枚組 \7000
【特別価格】
グラズノフ(1856-1936):管弦楽作品集 Vol.3
バレエ「ライモンダ」Op.57/バレエ「四季」Op.67
ロマンティック間奏曲 Op.69/荘厳序曲 Op.73
ロシアの主題による行進曲 Op.76/バラード Op.78
組曲「中世より」Op.79/占いと踊り
交響的プロローグ「ゴーゴリの記念に」Op.87/フィンランド幻想曲 Op.88
フィンランドのスケッチ Op.89/序奏とサロメの踊り Op.90
荘厳な行列 Op.91/主題と変奏 Op.97/カレリアの伝説 Op.99
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団 他?
録音:1961-1900年

SVET 93-96/4 4枚組 \5250
【特別価格】
セルゲイ・タネーエフ(1856-1915):
ヴァイオリンと管弦楽のための協奏組曲ト短調 Op.28
交響曲第4番ハ短調 Op.12(1898)
オペラ「オレステイア」から 間奏曲「デルフォイのアポロ神殿」
カンタータ第2番「詩篇の朗読」Op.36
レクサンドル・カスターリスキー(1856-1926):
死者のための親身なる祈り(1915)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団 他
録音:1977-1900年




<MYTO>
MDCD0011 2枚組 \3050
初出
ヴェルディ:歌劇「群盗」
ボナルト・ジャイオッティ(マッシミリアーノ)、
ガストーネ・リマリッリ(カルロ)
マリオ・ペトリ(フランチェスコ)、
リタ・オルランディ=マラスピーナ(アマーリア)
フランコ・マンニーノ指揮
RAIトリノ交響楽団、合唱団 1971年6月11日 ライヴ
音質はとても良いです。

MDCD0012 2枚組 \3050
初出
ヴェルディ:歌劇「レニャーノの戦い」
リタ・オルランディ=マラスピーナ(リーダ)、
マリオ・リナウド(フェデリーコ)
マリオ・セレーニ(ロランド)、ジャンフランコ・チェッケーレ(アッリーゴ)
ジュゼッペ・モレーシ(マルコヴァルド)
マウリツィオ・リナルディ指揮 
RAIミラノ交響楽団、合唱団 1973年11月14日
リタ・オルランディ=マラスピーナ(ソプラノ)の特集です。




<MYTO HISTRICAL>
作曲家・作品名・演奏家
MYTO 143 4枚組 \3380
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
ヒルデ・シェッパン(エーヴァ)、
ルートヴィヒ・ズートハウス(ワルター)
パウル・シェフラー(ハンス・ザックス)、
フリデリック・ダルバーグ(ポーグナー)
エーリッヒ・クンツ(ベックメサー)
ヘルマン・アーベントロート指揮 
バイロイト祝祭劇場管弦楽団、合唱団
1943年8月16日ライヴ録音
以前、PREISEレーベルから発売あり。
音質は1943年代とは思えぬほど、とても良いです。

MYTO 172 2枚組 \1750
マルシュナー:歌劇「ハンス・ハイリング」(ドイツ語)
エルナ・シュリーター(地霊の女王)、
ルドルフ・ゴンサール(ハンス・ハイリング)
ハンナ・クラウス(アンナ)
ヴィンフリート・ツィリヒ指揮
ヘッセン州立放送交響楽団、合唱団 1951年12月
音質はとても良いです。放送用スタジオ録音。




<WALHALL>

WLCD0238 2枚組 \1750
初出
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」
エルンスト・コツーブ(フロレスタン)、モード・クーニッツ(レオノーレ)
(ドン・ピツァロ)、ゴットローブ・フリック(ロッコ)、
エリカ・ケート(マルツェリーネ)
オットー・マッツェラート指揮
フランクフルト交響楽団 1957年11月
音質はとても良いです。放送用スタジオ録音。

WLCD0239 2枚組 \1750
初出
ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」(ドイツ語)
テオドール・ホラント(ウィリアム・テル)、ゲルト・ルッツェ(アルノルト)
Annelies Schubert-Heuhaus(マティルデ)、Helmuth Kaphan(メルクタール)
ヘルベルト・ケーゲル指揮
ライプツィッヒ放送 1953年7月ライプツィッヒ
音質はとても良いです。放送用スタジオ録音。

WLCD0241 3枚組 \2780
初出
プフィッツナー:歌劇「パレストリーナ」
マックス・ローレンツ(パレストリーナ)、
ヘルムート・メルヒャルト(ベルナルド)
エリーザベト・ゼーダーシュトレーム(イギーノ)、
ジーン・マデイラ(シッラ)
ゴットローブ・フィリック(法王ピオ4世)、
フェルディナント・フランツ(ジョバンニ)
ルドルフ・ケンペ指揮
ウィーン・フィル、ウィーン国立歌劇場合唱団
1955年8月1日 ザルツブルク・ライヴ
全体的に耳障りな雑音や電子的なノイズが聴かれます。しかし、声やオーケス
トラの音はバランス良くクリアに聴こえ臨場感を感じさせます。
ケンペの初出録音として話題性あるアルバムと存じますが、一般的にお勧めで
きる音質ではございません。




<ANDROMEDA>
ANDRCD5130 \1050
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」(ハンガリー語:抜粋)
ジョルジ・ロゾンツィ(ドン・ジョバンニ)、
ユーリア・オシュヴァート(ドンナ・アンナ)
エンドレ・レスラー(ドン・オッタヴィオ)
オットー・クレンペラー指揮
ハンガリー国立歌劇場管弦楽団、合唱団 
1948年ライヴ録音
HUNGAROTONレーベルから発売あり。
アセテート盤からの復刻で音質は貧弱です。コレクターズ・アイテムです。

ANDRCD5131 2枚組 \1750
グレゴール・ピアティゴルスキー(チェロ) 名演奏集
(1)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 op.104
シャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団 1958年
(2)サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番 イ短調 op.33
フリッツ・ライナー指揮RCAビクター交響楽団 1952年
(3)チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出」 イ短調 
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)、
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ) 1957年
(4)小品集:サン=サーンス:「白鳥」 他6曲 
ラルフ・ベーコウィツ(ピアノ) 1950年代
以上、チェロは全て グレゴール・ピアティゴルスキー
音質は、良いです。
甘くまろやかな美しい音、ロマンテックで懐の深い演奏をするドイツで生まれ
アメリカで活躍したピアティゴルスキー(1903-1976)の名演奏集。
Gregor Piatigorsky Cello plays Dvorak, Saint Saens, Tchikovsky,

ANDRCD5132 3枚組 \2150
ゲオルグ・クーレンカンプ(ヴァイオリン)協奏曲集1935-41 ベルリン
CD.1
(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮ベルリン・フィル 1936年
(2)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮ベルリン・フィル 1935年
CD.2
(3)シューマン:ヴァイオリン協奏曲 二短調 
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮ベルリン・フィル 1937年
(4)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 op.26
ヨゼフ・カイルベルト指揮ベルリン・フィル 1941年
CD.3
(5)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
アルトゥール・ローター指揮ベルリン国立歌劇場管弦楽団 1939年
(6)ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 op.53
オイゲン・ヨッフム指揮ベルリン・フィル 1937年
※第2次世界大戦前のドイツを代表する名ヴァイオリニストであった
クーレンカンプ(1898-1948)によるテレフンケンへの録音を含む名演奏集。
いずれも年代的に古い録音のものばかりですが、聴きやすい音質に仕上がって
います。

ANDRCD5136 2枚組 \1750
ベートーヴェン:
CD.1
(1)(2)ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 op.101 (2種の録音)
1949年11月21日ザールブリュッケン / 1937年ロンドン(コロムビアへの録音)
(3)ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィア」 変ロ長調 op.106
1949年11月22日ザールブリュッケン
CD.2
(4)ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 op.109
1939年ベルリン(コロムビアへの録音)
(5)ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 op.110
1949年11月23日ザールブリュッケン
(6)(7)ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 op.111 (2種の録音)
1949年11月23日ザールブリュッケン / 1947年4月フランクフルト
ワルター・ギーゼキング(ピアノ)
いずれも年代的に古い録音のものばかりですが、聴きやすい音質に仕上がって
います。興味深い選曲です。

ANDRCD9041 2枚組 \1750 
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」
マリアーノ・スタービレ(アルマヴィーヴァ伯爵)、
エツィオ・ピンツァ(フィガロ)
エステル・レティ(スザンナ)、
アウリッキ・ラウタラーヴァ(伯爵夫人)
ブルーノ・ワルター指揮
ウィーン・フィル、国立歌劇場合唱団 1937年ライヴ
EKLIPSEレーベルから発売あり。
エネルギッシュなワルターの指揮が印象的な名盤の復刻です。
セッコはピアノ伴奏です。
尚、音質は決して良いとは言えず一般的にお勧めできるものではありません。

ANDRCD9042 2枚組 \1750
初出
バッハ:ロ短調ミサ 1956年11月30日ライヴ
アントニア・ファーベルク(ソプラノ)、ヘルタ・テッパー(アルト)
ゲルト・ルッツェ(テノール)、フランツ・ケルヒ(バス)
カール・リヒター指揮
ミュンヘン・バッハ管弦楽団、合唱団 
1956年11月30日 ミュンヘンでのライヴ
音質はとても良いです。残念ながらマスターに起因する傷としてCD.2のトラッ
ク14後半に欠落及び音の揺れが聴かれます。ご了承ください。

ANDRCD9043 \1050
初出
バッハ:
(1)カンタータ第23番「汝まことの神にしてダヴィデの子」 BWV.23
ロッテ・シェードレ(ソプラノ)、ベアトリス・クレブス(アルト)
カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団、合唱団 
1957年2月10日 ミュンヘンでのライヴ
(2)カンタータ第70番「目覚めよ、祈れ、祈れ、目覚めよ」 BWV.70
(3)カンタータ第56番「われ喜びて十字架をになわん」 BWV.56
ロッテ・シェードレ(ソプラノ)、ヘルタ・テッパー(アルト)
ヘルムート・クレッチュマー(テノール)、キート・エンゲン(バス)
カール・リヒター指揮
ミュンヘン・バッハ管弦楽団、合唱団 
1957年10月19日 ミュンヘンでのライヴ
音質は良いです。


<OPUS ARTE>
OABD7006D(Blu-ray Disc) \5480
ヴェルディ作曲:歌劇《イル・トロヴァトーレ》(Blu-ray Disc)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場2002
マンリーコ:ホセ・クーラ
ルーナ伯爵:ディミトリ・フヴォロストフスキー
レオノーラ:ヴェロニカ・ヴィッラロエル
アズチェーナ:イヴォンヌ・ネフ
フェランド:トマス・トマッソン
イネス:グウェネス=アン・ジェファーズ
ルイス:エドガラス・モントヴィダス
ジプシーの老人:トーマス・バーナード
使者:ダグラス・テルファー
指揮:カルロ・リッツィ
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
演出:イライジャ・モシンスキー
装置:ダンテ・フェレッティ 衣裳:アン・ティルビー
2002年5月3日コヴェント・ガーデン王立歌劇場(ロンドン)におけるライヴ収録
全プログラム173分(本編136分)
字幕本編:英・仏・独・西
[日本語解説書付]
2008年8月に当社より発売の国内盤DVD《イル・トロヴァトーレ》(TDBA-5028-9)
と同一映像。こちらは直輸入盤につき日本語字幕はついておりません。
※本ディスクはブルーレイ専用プレイヤー以外では再生できません。

OABD7007D(Blu-ray Disc) \5480
プッチーニ作曲:歌劇《ラ・ボエーム》
マドリッド王立劇場2006
ミミ:インヴァ・ムーラ
ムゼッタ:ラウラ・ジョルダーノ
ロドルフォ:アキレス・マチャード
マルチェッロ:ファビオ・マリア・カピタヌッチ
ショナール:ダビド・メネンデス
コッリーネ:フェリペ・ボウ
パルピニョール:ゴンサロ・フェルナンデス・デ・テラン
ベノア:フアン・トマス・マルティネス
アルチンドーロ:アルフレード・マリオッティ
指揮:ヘスス・ロペス=コボス
マドリッド王立劇場管弦楽団・合唱団(マドリッド交響楽団・合唱団)
演出:ジャンカルロ・デル・モナコ
装置&衣裳:マイケル・スコット
照明:ヴォルフガング・フォン・ツォウベク
2006年3月20、23、25日 マドリッド王立劇場(スペイン)におけるライヴ収録
全プログラム148分(本編116分)
字幕本編:英・仏・独・西・伊
[日本語解説書付]
2008年6月に当社より発売の国内盤DVD《ラ・ボエーム》(TDBA-5020)と同一映
像。こちらは直輸入盤につき日本語字幕はついておりません。
※本ディスクはブルーレイ専用プレイヤー以外では再生できません。

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08-08 No.12-1

2008年08月17日 18時24分52秒 | Weblog
<BMG>
※ご案内が遅れておりましたが、お早めのご注文をお願いいたします。

●RCAレッド・シールXRCD発売10周年アニヴァーサリー
SHM-CDエディション 限定生産で発売!
XRCD マスタリング・エンジニア 杉本一家セレクションによる全20タイトル。
高音質CDとして評価の高いXRCDと、CD素材として脚光を浴びる SHM-CDとが融合!
史上最高・究極の高音質CDがここに誕生!!

第1回発売 2008年8月29日発売予定

JMCXR0001S \3800
ベルリオーズ:幻想交響曲[1962年録音]
シャルル・ミュンシュ(指揮)/ボストン交響楽団
[録音]1962年4月9日、ボストン、シンフォニー・ホール
[マスター]オリジナル3チャンネル・マスター使用
[オリジナル・プロデューサー]リチャード・モア
[オリジナル・レコーディング・エンジニア]ルイス・レイトン
[リマスタリング・エンジニア]瀧口博達
[LP初出] LSC-2608[August 1962]
[国内LP初出] SHP-2164[December 1962]
杉本一家による選定コメント:
ミュンシュがボストン響とRCAに録音した「幻想」は2種類ありますが、これは
後の方の録音です。どちらがいい演奏か、というのはLP時代から議論がありま
すが、録音に関していえば、ステレオ録音試運転期の奇跡的な名録音である
1954年盤、ロバート・レイトンに代表されるRCAのエンジニアが試行錯誤を重
ねてたどりついた3チャンネル録音の完成形である1962年盤、いずれも聴き応
え十分と思っています。SHM-CD化によって、低域の輪郭がはっきりとし、各パ
ートの分離がさらによくなりました。全曲にわたって活躍する金管の華やかさ
・伸びやかさ、弦の高域のシルキーな質感や歪感のない美しさなど、オリジナ
ル録音の長所がより明解になりました。第4楽章、第5楽章のドラマティックな
部分はもちろんですが、第3楽章や第1楽章序奏部の静かな部分での雰囲気感が
聴きものです。

JMCXR0002S \3800
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン」
シャルル・ミュンシュ(指揮)/ボストン交響楽団
ベルイ・ザムコヒアン(オルガン)
バーナード・ジゲラ、 レオ・リトウィン(ピアノ)
シャルル・ミュンシュ(指揮)
ボストン交響楽団
[録音]1959年4月5日&6日、ボストン、シンフォニー・ホール
[マスター]オリジナル3チャンネル・マスター使用
[オリジナル・プロデューサー]リチャード・モア
[オリジナル・レコーディング・エンジニア]ルイス・レイトン
[リマスタリング・エンジニア]瀧口博達
[LP初出] LSC-2262[March 1960]
[国内LP初出] SHP-2117[June 1962]
杉本一家による選定コメント:
これは、XRCDの新譜が出るたびに売り上げが伸びるロングセラーです。1959年
時点で、パイプ・オルガンや2台のピアノを含む大編成のオーケストラを録音
する場所としては、ボストン・シンフォニー・ホールは理想的な空間だったと
思います。録音に際しては平土間の客席を取り払い、そこにオーケストラを座
らせたようですが、過度になり過ぎない美しい残響感が見事です。SHM-CD化に
よって、オルガンの重低音(特にトラック[4]で顕著ですが、[2]冒頭の静か
なパッセージでの存在感も素晴らしい)の輪郭や分離が明快になりました。
[3]の中間部で活躍する2台のピアノの粒立ちも美しいし、[4]のクライマッ
クスで響き渡る金管も歪感が少なく、よりストレートに聴こえるようになりま
した。

JMCXR0006S \3800
ベートーヴェン:交響曲第7番&「フィデリオ」序曲
フリッツ・ライナー(指揮)/シカゴ交響楽団
[録音]1955年10月24日(1)、12月12日(2)、シカゴ、オーケストラ・ホール
[マスター]オリジナル2チャンネル・マスター使用
[オリジナル・プロデューサー]リチャード・モア
[オリジナル・レコーディング・エンジニア]ルイス・レイトン
[リマスタリング・エンジニア]瀧口博達
[LP初出] LSC-1991[September 1956]
剛直でしかも繊細。細部まで緻密に配慮された巨匠ならではのベートー
ヴェン。ライナー=シカゴ響初期の充実を音として刻み込んだ名録音。
杉本一家による選定コメント:
シカゴのオーケストラ・ホールは、ボストン・シンフォニー・ホールよりも録
音に向いていたようで、このホールで収録された1950年代・1960年代のライナ
ー=シカゴ響の録音はいずれも高いクオリティに仕上がっており、オーケスト
ラのトゥッティの響きと各パートのバランスの明晰さが両立した名録音が多い
です。この1955年の録音の2曲は、ステレオで収録されたライナー初のベートー
ヴェン作品となったものですが、SHM-CD化によってホールの残響感が増し、低
域を支えるコントラバス・パートの輪郭がさらにはっきりしました。交響曲
第7番第1楽章コーダ部分の低域のオスティナートが、左チャンネルのコントラ
バスと右チャンネルのチェロとスピーカーの両方から強力に聴こえてくる録音
は、このライナー盤以外にはあまりないと思います。

■RCAレッド・シールXRCD発売10周年アニヴァーサリーSHM-CDエディション
9月以降の発売予定タイトル(毎月2.3タイトル発売予定)
*2008年8月時点での情報です。発売 変更・中止の可能性もございます。
ご了承下さい。
●バルトーク:管弦楽のための協奏曲
フリッツ・ライナー(指揮)/シカゴ交響楽団
●バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
フリッツ・ライナー(指揮)/シカゴ交響楽団
●ドヴォルザーク:交響曲 第9番「新世界より」
フリッツ・ライナー(指揮)/シカゴ交響楽団
●リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
フリッツ・ライナー(指揮)/シカゴ交響楽団
●ムソルグスキー.ラヴェル編:組曲「展覧会の絵」
フリッツ・ライナー(指揮)/シカゴ交響楽団
●ベートーヴェン:交響曲 第3番「英雄」
シャルル・ミュンシュ(指揮)/ボストン交響楽団
●チャイコフスキー:
「ロメオとジュリエット」&R.シュトラウス:「ティル-」
シャルル・ミュンシュ(指揮)/ボストン交響楽団
●チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番
ヴァン・クライバーン(ピアノ) キリル・コンドラシン(指揮)
●チャイコフスキー:序曲「1812年」 リスト:メフィスト・ワルツ他
フリッツ・ライナー(指揮)/シカゴ交響楽団
●ラプソディーズ
レオポルト・ストコフスキー(指揮)/RCAビクター交響楽団
●ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
ピエール・モントゥー(指揮)/ロンドン交響楽団
●ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 リスト:ピアノ協奏曲 第1番
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
●美しき青きドナウ.ウィンナ・ワルツ名演集
フリッツ・ライナー(指揮)/シカゴ交響楽団
●ベートーヴェン:交響曲 第5番、 シューベルト:交響曲 第8番「未完成」
シャルル・ミュンシュ(指揮)/ボストン交響楽団
●メンデルスゾーン:交響曲 第4番「イタリア」&第5番「宗教改革」
シャルル・ミュンシュ(指揮)/ボストン交響楽団
●ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」
ジャン=フランソワ・パイヤール(指揮) パイヤール室内管絃楽団
●トッカータとフーガニ短調.J.S.バッハ:オルガン名曲集
ジグモント・サットマリー(オルガン)

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08-08 No.17-2

2008年08月17日 18時24分33秒 | Weblog
<MELODIYA>
MELCD 1000188 \1780
スクリャービン(1872-1915):交響曲第1番ホ長調 Op.26
ラリーサ・ アフデーエワ(メゾソプラノ)
アントン・グリゴリエフ(テノール)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
ロシア共和国合唱団
録音:1963年

MELCD 1001240 \1780
タネーエフ(1856-1915):ピアノ五重奏曲ト短調 Op.30
メンデルスゾーン(1809-1847):ピアノ四重奏曲ロ短調 Op.3(*)
ティグラン・アリハーノフ(ピアノ)
モスクワ弦楽四重奏団
エフゲニア・アリハノワ(第1ヴァイオリン)
ワレンチナ・アリコワ(第2ヴァイオリン(*))
タチアナ・コハノフスカヤ(ヴィオラ)
オリガ・オルガノヴィチ(チェロ)

MELCD 1001292 \1780
レオニード・コーガン イタリアとスペインの音楽を弾く
ピエトロ・アントニオ・ロカテッリ(1695-1764)/イザイ編曲:
ヴァイオリン・ソナタヘ短調「墓前にて」Op.6 No.7(+)
ピエトロ・ナルディーニ(1722-1793):アダージョ(+)
ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841-1914):
ナポリのセレナード Op.24 No.4(##)
ニコロ・パガニーニ(1782-1840):
ヴァイオリンとギターのためのソナティネ イ長調/同ロ短調
イサーク・アルベニス(1860-1909)/ハイフェッツ編曲:
「イベリア」から 港にて(+)/スペイン組曲 から セビーリャ(#)
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946)/コハンスキ編曲:
スペイン民謡組曲(7つのスペイン民謡 から 6曲)(++)
エンリケ・グラナドス(1867-1916):スペイン舞曲ホ短調 Op.37 No.5(##)
パブロ・サラサーテ(1844-1908):
アンダルシアのロマンス Op.22 No.1(##)/サパテアード Op.23 No.1(**)
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
アンドレイ・ムイトニク(ピアノ(+/#))
ナウム・ヴァリテル(ピアノ(**/++))
アンレクサンドル・イワーノフ=クラムスコイ(ギター(*))
録音:1951年(*)/1952年(+)/1953年(#)/1963年(**)/1964年(++)/
1971年(##)

MELCD 1001360 \1780
フョードル・シャリアピンの芸術 Vol.1 歌曲集 Vol.1
ミハイル・ストローキン(1832-1887):主よ、今こそ御身の僕を(*)
アルテミー・ヴェーデリ(1767-1806):悔悛の扉よ、わがために開け(*)
アレクサンドル・アルハンゲリスキー(1846-1924):われ信ず(*)
アレクサンドル・グレチャニノフ(1864-1956):大連祷(*/+)
グリンカ(1804-1857):疑い(#/**)/真夜中の閲兵(++)
アレクサンドル・ダルゴムイシスキー(1813-1869):年老いた下士官(++)
ムソルグスキー(1839-1881):
蚤の歌(++)/「死の歌と踊り」から トレパーク(++)
ロシア民謡:マシェンカ/さらば、わが喜びよ(#)/甘美な夜(#)
昇れ、赤き太陽よ(*/##)/十二人の盗賊の歌(*)
フョードル・シャリアピン(バス)
合唱伴奏(*) オルガン伴奏(+) ピアノ伴奏(#) チェロ伴奏(**)
管弦楽伴奏(++) バラライカ楽団伴奏(##)
録音:1926、1929-1931、1937年

VVCD 00159 \1780
ロシアの指揮者たち Vol.9 ニコライ・ゴロワーノフ
ムソルグスキー(1839-1881):
禿山の一夜 〔1948〕/オペラ「ソロチンツィの定期市」から ゴパーク〔1950〕
オペラ「ホヴァンシチーナ」から 前奏曲「モスクワ川の夜明け」〔1947〕
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
オペラ「ムラダ」から 公たちの行進 〔1941〕
オペラ「見えざる都市キテジと乙女フェヴローニャの物語」から
ケルジェネツの戦い(*) 〔1949〕
オペラ「金鶏」から 前奏曲と行進曲 〔1950〕
オペラ「サルタン皇帝の物語」からの音画 〔1952〕
第1幕前奏曲「サルタン皇帝の行進」,第2幕前奏曲,
第4幕第2場前奏曲「三つの不思議」
オペラ「サルタン皇帝の物語」から 熊蜂の飛行 〔1952〕
オペラ「サトコ」から 前奏曲「青い海」(*) 〔1952〕
バラキレフ(1836-1910):交響詩「タマーラ」 〔1946〕
グリンカ(1804-1857):
劇付随音楽「ホルムスキー公」から 第2幕間奏曲 〔1937〕
ニコライ・ゴロワーノフ(指揮)
モスクワ放送交響楽団(*以外)
ボリショイ劇場交響楽団(*)
録音:〔年〕

VVCD 00160 \1780
ロシアの指揮者たち Vol.10 ワシーリー・ネボリシン
ラフマニノフ(1873-1943):詩曲「鐘」Op.35(*)
スクリャービン(1872-1915):交響曲第2番ハ短調 Op.29(+)
N・クリャギナ(ソプラノ(*))
D・ウズーノフ(テノール(*))
A・ボリシャコフ(バリトン(*))
ワシーリー・ネボリシン(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団(*)
ロシア共和国合唱団(*) ボリショイ劇場交響楽団(+)
録音:1954年1月25日(*)、1950年6月27日(+)、モスクワ音楽院大ホール、
ライヴ

VVCD 00161 \1780
モーツァルト(1756-1791):ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595(*)
シューマン(1810-1856):ピアノ協奏曲イ短調(+)
エミール・ギレリス(ピアノ、指揮(*))
ウラディーミル・ヴェルビツキー(指揮(+))
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1974年12月28日(*)、1976年2月15日(+)、モスクワ音楽院大ホール、
ライヴ

VVCD 00162 \1780
ロシアの指揮者たち Vol.11 アレクサンドル・ガウク
グリンカ(1804-1857):
ホタ・アラゴネーサ(#)/ワルツ幻想曲(*)/カマリンスカヤ(**)
マドリードの夜の思い出(#)
チャイコフスキー(1840-1893)/アレクサンドル・ガウク編曲:「四季」(+)
アレクサンドル・ガウク(指揮)
モスクワ放送交響楽団
録音:1951年(*)/1953-1954年(+)/1955年(#)/1958年(**)

VVCD 00163 \1780
ロシアの指揮者たち Vol.13 サムエル・サモスード
モーツァルト(1756-1791):
交響曲第38番ニ長調「プラハ」K.504(*)
交響曲第40番ト短調 K.550(+)
オペラ「イドメネオ」K.366 から バレエ音楽(*)
サムエル・サモスード(指揮)
モスクワ放送交響楽団
録音:1950年(*)/1950年6月23日(+)

VVCD 00164 \1780
ウラディーミル・ソフロニツキー Vol.13
シューマン(1810-1856):幻想曲ハ長調 Op.17
リスト(1811-1886):
ダンテの読後に(幻想曲風ソナタ;「巡礼の年 第2巻 イタリア」から)
ショパン(1810-1849):
夜想曲嬰ハ短調 Op.27 No.1/同変ニ長調 Op.27 No.2
即興曲変ト長調 Op.51/マズルカ嬰ハ短調 Op.30 No.4
バラード第3番変イ長調 Op.47
ドビュッシー(1862-1918):
枯葉(前奏曲集第2巻 から)/夜想曲変ニ長調 Op.27 No.2
人形のセレナード(「子供の領分」から)
リャードフ(1855-1914):音楽玉手箱
ウラディーミル・ソフロニツキー(ピアノ)
録音:1952年1月28日、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、ライヴ

VVCD 00165 \1780
ザーラ・ドルハノワ Vol.2 ロシア歌曲集
チャイコフスキー(1840-1893):
私の心を運んでおくれ(1873)/もう窓の灯は消えていた Op.63 No.5
ご覧、あそこに雲が Op.27 No.2/飾らない言葉 Op.60 No.5
眠れ、悲しむ友よ Op.47 No.4/悩ましくもまた美しく Op.6 No.3
話して、木陰であったことを Op.57 No.1/真夜中(1862)
地上に闇は下りて Op.47 No.3/昼の光が満ちようと Op.47 No.6
私から離れないで Op.27 No.3/ゼムフィーラの歌(1865)
それは早春のことだった Op.38 No.2/セレナード Op.63 No.6
聞かないで Op.57 No.3/最初の出会い Op.63 No.4
ラフマニノフ(1873-1943):
ミューズ Op.34 No.1/朝 Op.4 No.2/ああ、悲しまないで Op.14 No.8
この夏の夜 Op.14 No.5/祈り Op.8 No.6/夢 Op.38 No.5
ライラック Op.21 No.5
スクリャービン(1872-1915):ロマンス
ニコライ・メトネル(1880-1951):
冬の夕べ Op.13 No.1/バラはもうしおれ Op.36 No.3
あの甘美な瞬間を忘れられようか Op.32 No.5
スペインのロマンス Op.36 No.4
ザーラ・ドルハノワ(メゾソプラノ)
B・コゼル、A・ドルハニアン、N・スヴェトラノワ(ピアノ)
録音:1948、1950-1953、1958年

VVCD 00166 \1780
シェーンベルク(1874-1951):ピアノ作品全集
3つのピアノ曲 Op.11/6つの小品 Op.19/5つのピアノ曲 Op.23
組曲 Op.25/ピアノ曲 Op.33a/ピアノ曲 Op.33b/ピアノ協奏曲 Op.42(*)
アレクセイ・リュビーモフ(ピアノ)
ネーメ・ヤルヴィ(指揮(*))
エストニア国立交響楽団(*)
録音:1975年3月6日、ライヴ(*)/1975-1976年(*以外)

VVCD 00167 \1780
スクリャービン(1872-1915):
ピアノ協奏曲嬰ヘ短調 Op.20(*)
交響曲第1番ホ長調 Op.26(+)
ゲンリフ・ネイガウス(ピアノ(*))
リュドミラ・レゴスタエワ(ソプラノ(+))
アナトーリー・オルフィオノフ(テノール(+))
ニコライ・ゴロワーノフ(指揮)
モスクワ放送交響楽団
録音:1946年

VVCD 00168 \1780
スクリャービン(1872-1915):
夢 ホ短調 Op.24
交響曲第3番ハ短調「神聖な詩」Op.43
交響曲第5番「プロメテウス、火の詩」op.60(*)
アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル(ピアノ(*))
ニコライ・ゴロワーノフ(指揮)
モスクワ放送交響楽団
モスクワ放送合唱団(*)
録音:1946-1947年




<M&A>
M&A 1211 2枚組 \3960
ストラヴィンスキー指揮
ストラヴィンスキー自作自演ヨーロッパ・ライヴ
モノラル
ヴァイオリン協奏曲(ハインツ・スタンスケ:Vn)、妖精の口付け、
四つの練習曲、弦楽合奏のための協奏曲
(以上、南西ドイツ放響、1955年4月22日)、
ペトルーシュカ(南西ドイツ放響、1951年10月14日)、
アゴン(南西ドイツ放響、1957年10月19日)、
プルチネッラ組曲(ルガノ放送響、1954年4月29日)
貴重なストラヴィンスキーのヨーロッパ・ライヴ。指揮は下手の一言で片付け
られてしまうこともありますが、独特のギクシャクした味わいはひょうきんな
諧謔も感じます。

M&A 1212 \1980
ブルックナー:交響曲第9番、
ワーグナー:ジークフリート牧歌(1957年2月10日ライヴ)
モノラル
ワルター指揮
ニューヨークフィル
全世界初出。ワルターのブル9の1957年ライヴです。やはりライヴのワルター
ならではのアクティヴな演奏で、59年のコロンビア響とのスタジオ盤とは様相
が異なります。テンポを頻々と動かし、緩急をつけるやり方は、一昔前なら
「ブルックナーには禁忌」と眉をひそめられたかもしれませんが、多用な演奏
を受容できる現代ではむしろ超個性的な演奏で、ワルターが上品、温厚なだけ
ではないことの証左と申せましょう。音質も決して悪くないです。

M&A 1213 4枚組 \5940
ミトロプーロス指揮
ミトロプーロスの芸術第1集
モノラル
CD1
ベルク:ヴァイオリン協奏曲(NBC、シゲティ:Vn、1945年12月11日)、
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番(NYP、カサドシュス:P、1957年2月23日)
CD2
ヴォーン=ウィリアムズ:タリス幻想曲、
ショーソン:交響曲、
ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲(以上、NYP、1943年8月29日)
CD3
シューマン:交響曲第1番「春」(NYP、1953年11月15日)、
シュトラウス:アルプス交響曲(NYP、1947年11月23日)
CD4(ブゾーニ讃)
モーツァルト=ブゾーニ編:イドメネオ序曲、
ブゾーニ:インディアン幻想曲(エゴン・ペトリ:P)、
ブゾーニ:ファウスト博士より2つのスケッチ、
ブゾーニ:ヴァイオリン協奏曲(シゲティ:Vn)
(以上、NYP、1941年12月28日)、
シゲティ、ブゾーニを回顧する(1965年のインタビュー)
ミトロプーロス・ファン狂喜乱舞のセットが2タイトル同時発売です。そのスト
イックと言われた私生活から、演奏にもそういうイメージを持たれがちですが、
実際は華麗壮麗な音楽作りでニューヨークフィルからグラマラスな音響を引き
出した指揮者なのです。ベルクのヴァイオリン協奏曲を聴けば、その官能性と
耽美は明らかになること請け合いです。偏愛したアルプス交響曲なども大袈裟
さにピッタリはまっております。録音いずれも良好でマスタリングも鮮やかな
手並みです。

M&A 1214 4枚組 \5940
ミトロプーロス指揮
ミトロプーロスの芸術第2集
モノラル
CD1
マーラー:交響曲第6番(NYP、1955年4月10日ライヴ)
CD2
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番
(NBC、ミトロプーロス:ピアノ、ミシャ・ミシャコフ=Vn、カルミネ・コッ
ポラ=Fl)、
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番(NBC、ミトロプーロス=P)、
以上、1945年12月16日、
ラロ:スペイン交響曲(NYP、フランチェスカッティ=Vn、1955年4月3日)
CD3
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番
(NYP、ピエトロ・スカルピーニ:P、1953年4月5日)、
ヴォーン=ウィリアムズ:交響曲第4番(NYP、1953年4月5日)
CD4
シェーンベルク(自編):弦楽四重奏曲第2番=弦楽合奏版
(NBC弦楽合奏団、アストリッド・ヴァルナイ:S、1945年12月13日)、
期待(NYP、ドロシー・ドウ=S、1951年11月18日)
かつてAS DISCがミトロプーロスのライヴをムキに出しいた時期がありました
が、それが欧米ファンの本心なのでしょうか。アメリカでは、凝ったプログラ
ミングに批判があったと言われますが、大規模管弦楽曲が得意で、結構派手な
音楽作りは聴衆を魅了したのではないでしょうか。注目は欧州を熱狂させたと
言われる、ミトロプーロスの弾き振り、プロコフィエフが聴ける!録音いずれ
も良好でマスタリングも鮮やかな手並みです。

M&A 1215 \1980
ゴドフスキー・エディション第6集 バロック名曲編曲集
Sarabande in E maj; Rigaudon in E maj.; Menuet in A min.;
Menuet in G min.; Elegie (deux gigues) in E min.; Tambourin in E min.;
Sarabande in A min; Menuet en Rondeau in E maj; Gavotte in A min-
SCHOBERT Menuet in Eb; LULLY Sarabande & Courante in E min -
DANDRIEU Capriccio (Le Caquet) in E maj - CORELLI Pastorale (Angelus)
in G maj; LOEILLY Gigue in E min - SCARLATTI Allegro in A
カルロ・グランテ(P)
好評のゴドフスキー・エディションの第6集。


<WEST HILL RADIO ARCHIVES>
WHRA 6020 4枚組 \7920
プッチーニ:ラ・ボエーム全曲
(ミミ:ビドウ・サヤオ、ロドルフォ:ユシ・ビョルリンク、ムゼッタ:ミミ
・ベンゼル他)1948年12月25日メト、アントニチェリ指揮
プッチーニ:マノン・レスコー全曲
(マノン:リチア・アルバンセ、ド・グリュー:ユシ・ビョルリンク、レスコ
ー:フランク:グアレラ他)1956年3月31日メト、ミトロプーロス指揮
メトロポリタン・オペラの名演から、復刻をマーストン氏が担当しており、聴
く環境は万全です。

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08-08 No.11-1

2008年08月17日 17時38分37秒 | Weblog
<東武レコーディングズ>
TBRCD0001-2 2枚組 \4200
(1)グラズノフ:交響曲第8番
(2)チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
(3)リャードフ:8つのロシア民謡より「愁いの歌」
朝比奈隆指揮 新星日本交響楽団
録音:
(1)1992年1月18日サントリーホールライヴ、
(2)1992年1月26日東京芸術劇場ライヴ
原盤:東京フィルハーモニー交響楽団、
プロデューサー&エンジニア:山崎達朗
この度、弊社は東武レコーディングズ(Tobu Recordings)レーベルを立ち上げ
ました。内外の名演をご紹介すべくこれからも果敢に挑戦して参ります。
第1弾は、生誕100年を迎える巨匠朝比奈隆と新星日本交響楽団の最後の共演と
なったコンサート・ライヴです。グラズノフは、コンサート自体も非常な名演
として絶賛を博しました。かつて新星日響自主制作盤として発売され、市場
に出回ったものの、その数は少なく、すぐに廃盤となったこともあり、正に
幻の名盤としてファンは血眼になって探しているものです。演奏は朝比奈な
らではのスケール雄大なもので、品格ある響きには感動を禁じ得ません。当日
のメインプログラムは、十八番の「悲愴」でした。こちらは26日の演奏が採用
されております。極限まで遅いテンポで、綿密に描写されるチャイコフスキー
の悲劇的なメロディには最初から最後まで身を委ねるしかありません。その
凄絶な演奏ゆえに第3楽章が終わると拍手が起きています。つくづくこんな
大曲を2曲も熱演する朝比奈の情熱とパワーには驚かされます。90年代後半か
ら没年までの枯れた味わいとは異なる「プレ晩年期」とも言える92年の名演
は、壮年期の魅力に満ちております。嬉しいことにアンコールとして愛奏し
たリャードフの「愁いの歌」が含まれており、ロマンチスト朝比奈の面目躍
如の美演です。いずれも新星日響の熱演には特筆すべきものがあり、技術的
にも申し分なく艶やかな音色や迫力ある轟音など素晴らしい出来と申せま
しょう。





<Edition HST>
HST-036 \2500
ヴァンハル(1739-1813):弦楽四重奏曲集op.4 (1779)
第2番ハ長調Weinmann Va: C6
第3番変ロ長調Weinmann Va: B10
第5番イ長調Weinmann Va: A3
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
【福本牧(Vn)、加藤世理有(Vn)、
中村紀代子(Va)、小原圭太郎(VC)】
録音:2006年6月ライヴ録音
1771年イタリア留学後30才代になって、本格的の弦楽四重奏曲の作曲を開始
したヴァンハル。この曲集op.4は、1779年独フンメル社より出版された。 
ヴァンハルの九番目の出版された弦楽四重奏集となる、一つの曲集が6曲セッ
トであるから、49-54番となる。(当時の作品番号op.は出版社が勝手に付けた
整理番号であり、強いて言えばフンメル社のヴァンハル作品第四番を意味す
る。)ヴァンハル自身100曲の弦楽四重奏曲を作曲したと伝記作家へ伝えてい
る事から、op.4は中期の傑作集と位置づけられる。




<NMC>
NMC D134 \1980
ジョー・カットラー(1968b):作品集
(1)バートルブース/(2)アーカイエ/
(3)Sal’s Sax(塩のサックス)/
(4)夢の賞賛のなかで/
(5)チェロと弦楽のための音楽/
(6)クラヴィノーバ・ミュージック
(1)A.スパーリング(Cl),(2)D.モーガン(Vn)
(1)(2)(5)R.マイケル(Vc),(1)(2)(6)M.デュレア(Pf)
(3)オルケスト・デ・エレプリース
(4)S.レオナルド(Sop)、S.グートマン(Pf)
(5)C.ヘイズルウッド指揮BBCコンサート・オーケストラ
録音:1996-2007年
カットラーは1968年ロンドン生まれの作曲家で室内アンサンブル、オルケスト
・デ・エレプリースのメンバーとしても活動、日本のピアニスト向井山朋子
と共演したこともある。作風はストラヴィンスキーとクラスター技法にジャ
ズ、パンク・ロックの要素を加えたような変化に富んだ音楽で、同じイギリ
スの作曲家マーク=アンソニー・タネジの流れに属するといえよう。

NMC D136 \1980
ARCHIVE SERIES
「ザ・エオリアン・カンパニー」
-ピアノラ(自動ピアノ)のためのオリジナル作品と編曲作品
J.S.バッハ:前奏曲とフーガBWV541/グレインジャー:2つのイギリス民謡/
ストラヴィンスキー:ピアノラのためのエチュード/
グーセンス:リズミック・ダンス/ハウエルズ:ファンタジー・ミニュエット/
カゼルラ:ピアノラのための3つの即興曲/カウエン:序曲、蝶々の玉/
パリー:カエル/バックス:スケルツォ/ギル:奇想曲/
ラヴェル:フロンティスパイス/スタンホープ:3つの民謡/
ウォーカー:ハリファックス
レックス・ローソン(ピアノラ)
録音;2007年
ピアノラとは19世紀末にアメリカのエオリアン社で開発された自動演奏ピア
ノの登録商標で、ロール・ピアノと同じものと考えてよいが、現在ではピア
ノラといえば自動演奏ピアノといえるほど、この名前が定着している。この
CDはピアノラのために作曲されたオリジナル曲と編曲物が集められ、グレイ
ンジャーの名作《岸辺のモリー》からラヴェルの知られざる小品まで多彩な
作品が聴ける。特にラヴェルの小品は彼としては珍しい無調的な様式で一聴
に値する。

NMC D141 \1980
ジョナサン・ハーヴェイ(1939):管弦楽曲集
(1)静かな滞在/(2)身体曼荼羅(Body Mandala)/
(3)タイム・ピーセス(時の小品)/(4)ジャスミンの白/
(5)純粋な土地にむかって…
(1)アヌ・コムシ(Sop)
(4)ステファン・ソリオム(Vn)
(1)-(5)イラン・ヴォルコフ指揮BBCスコティッシュ響,
録音:2007年
いまや現代イギリス作曲界の重鎮ハーヴェイの主要な管弦楽曲を収録。ハー
ヴェイは初期にはシェーンベルク、ベルク、メシアンの影響を受けていたが、
やがてシュトックハウゼンの影響を受け、ブーレーズの招きでIRCAMで電子音
響を研究を行ったことが今の作風を大きく決定づけた。それはスペクトル楽
派にも繋がる音響音楽で、《静かな滞在》では倍音に基づく調性的音響によ
る潮の満ちひきのような変化が美しく、《身体曼荼羅》はチベット仏教の読
経にインスピレーションを得た重低音が鳴り響くダイナミックな作品。

NMC D146 \1980
エドワード・ラッシュトン(1972b):
歌劇《店》(The Shops)
パトリック・ベイリー指揮ジ・オペラ・グループ
録音:2007年、BBC第3放送との共同制作
1972年生まれのラッシュトンは舞台作品を中心に作品を発表しており、2007
年には権威ある英国作曲賞を受賞している。無調による正統的現代オペラ。

NMC D148 \1450
ANCORA SERIES
「シークレット・シアター」-ハリソン・バートウィッスル作品集
(1)カルメン・アルカディア・メカニカ・ペルペトゥム/
(2)シルバリー・エア/(3)シークレット・シアター
エルガー・ハワース指揮
ロンドン・シンフォニエッタ
録音:1987年
Etceteraレーベルで出ていたもの
イギリス現代作曲界の大御所、バードウィッスルの代表的な管弦楽曲を収録。
カルメン・アルカディア-は短いなかに多様な変化が詰め込まれた点描的な音
楽でパウル・クレーの絵にインスパイアされたという。シークレット・シア
ターはブーレーズ/アンサンブル・アンテル・コンタンポランの演奏でも出て
いたバードウィッスルの代表作。

NMC D149 \1450
ANCORA SERIES
「ディヴェルティメント」-コリン・マシューズ:室内楽作品集
(1)2重弦楽四重奏のためのディヴェルティメント/
(2)オーボエ四重奏曲第1番/(3)トリプティーク/
(4)木管五重奏のための5つのコンチェルティーノ/
(5)弦楽四重奏曲第2番
(1)オリヴァー・ナッセン指揮
(1)(2)ディヴェルティメンティ・アンサンブル
(2)メリンダ・マックスウェル(Ob)
(3)シューベルト・アンサンブル
(4)ハフナー・ウィンド・アンサンブル
(5)ブランディス四重奏団
録音:1985年
ホルストの「惑星」の補作として「冥王星」を作曲したり、デリック・クッ
クと共にマーラーの交響曲第10番の全曲版を完成させたことで知られる作曲
家コリン・マシューズの作品集。彼の作風は表現主義ありウェーベルンばり
の点描主義あり、また擬古典的ありと、かなり多様な様式と技術を持った作
曲家であることがわかる。





<LONDON SINFONIETTA>
SINFCD 1-2008 \1700
The jerwood SeriesII
(1)ウィリアム・アトウッド(1972b):タワーの上で
(2)ジョアンナ・ベイリー(1973b):5つの有名なアダージョ
リチャード・コーストン(1971b):(3)スリープ、(4)フェニックス
ニコラス・コク指揮
ロンドン・シンフォニエッタ
(3)セバスティアン・ベル(Fl)
録音:2005/2007年
いずれも30歳代半ばのイギリスの作曲家たちの作品。アトウッドはマイケル
・フィニシーの弟子でリゲティに似た音群的作曲法を行う。ジョアンナ・ベ
イリーの「5つの有名なアダージョ」はバッハの管弦楽組曲BWV1067、ブラン
デンブルク協奏曲第1番、第6番、オーボエ協奏曲BWV1056、BWV1055からそれ
ぞれの緩徐楽章を素材として使っているが、ほとんど原型をとどめないほど
デフォルメされている。コーストンはエヴリン・グレニーにも作品を提供し
ている作曲家で、しなやかなメロディ・ライン、ガリガリとした低音、クラ
イマックスへの期待感など、つぼを押さえた書法が聴き手を飽きさせない。




<KAIROS>
12742KAI \2250
オリヴィエ・メシアン(1908-1992):
《彼方の閃光》(1992)
インゴ・メッツマッヒャー指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2008年1月20日
ウィーン楽友協会大ホールにおけるライヴ。
ニューヨーク・フィル創立150年記念に委嘱されたメシアン最後の管弦楽曲。
メシアンは曲の初演を待たずに世を去りました。チョン・ミュン・フン、ラ
トル、カンブルラン盤と既に何種類ものCDが出ていることからもオーケスト
ラの人気レパートリーになっていることがわかりますが、ここではウィーン
・フィルが演奏していることが何よりうれしい驚き。
メシアン独特の神秘的な和音はウィーン・フィルのしなやかな音色にピッタ
リでメシアンがドビュッシーよりもワーグナー、ブルックナーの末裔であっ
たことがあらためてわかります。ぜひ試聴機にいれてみて下さい。

12802KAI 3枚組 \6750
サルヴァトーレ・シャリーノ(1947b):
管弦楽作品集
CD1)
(1)チェロと管弦楽ための変奏曲(1974)
(2)ヴァイオリンと管弦楽ための《アレゴリーの夜》(1985)
(3)フルートと管弦楽のための《断章とアダージョ》(1991)
CD2)
(4)管弦楽と語り手のための《ボロミーニの死》(1988)
(5)管弦楽のための《論理を越えた炎》(1997)
CD3)
(6)ピアノと管弦楽のための《暗い叙述》(1999)
(7)管弦楽のための《音と沈黙》(2004)
(8)管弦楽のための《音の影》(2005)
ティート・チェッケリーニ指揮
RAI国立交響楽団
(1)フランチェスコ・ディロン(Vc)
(2)マルコ・ロリアーノ(Vn)
(3)マリオ・カローリ(Fl)
(4)モニ・オヴァディア(語り手)
(6)ダニエレ・ポリーニ(Pf)
録音:2006年
ラッヘンマンにも勝るとも劣らないほど特殊奏法、特異な音色が大好き、常
に静寂のなかに広がる神秘の響きを作曲するイタリアの現代作曲家シャリー
ノの主要な管弦楽曲を3枚組のBOX CDで一度にリリース。(8)の「音の影(シャ
ドウ・オヴ・サウンド)」は2005年サントリーホール国際作曲委嘱シリーズの
委嘱作で、このCDの指揮者チェッケリーニと東京フィルで初演されました。
2011年には武満徹作曲賞の審査員として来日が予定され、まさに今が旬のシャ
リーノ。これだけまとまってCDが発売されるのはおそらく初めてでしょう。




<NEOS>
NEOS10821 \2500
「第43回ダルムシュタット現代音楽祭2006」
(1)ロビン・ホフマン(1970b):魅惑(2006)
-7人のパフォーマーのための
(2)ディーター・マック(1954b):室内音楽第4番(2004)
-17人の奏者のための
(3)マルク・アンドレ(1964b):…ALS…(2001)
-バス・クラリネット、チェロとピアノのための
(4)クラウス・フーバー(1924b):
「-彼の馬から抜け出た魂と進み続ける絹のような足-」
(マフムード・ダーウィッシュの詩による断章)-チェロ、バリトン、アルト、
アコーディオンと打楽器のための室内協奏曲(2004)
(1)H.ペーターマン、A.ナジー、K.ケレマンス、K.ラナン、P.クロスランド、
L.カルミヒャエル、T.ヨハネス
(2)A.ルツ(Sop)、B.ルブマン指揮
アンサンブル・モデルン
(3)インターナショナル・アンサンブル・モデルン・アカデミー、
R.C.クレゴ(Cl)、W.ツァマスティル(Vc)、U.ヴィゲット(Pf)
(4)R.d.サラム(Vc)、M.エンゲル(Br)
K.リクス(Alt)、T.アンツェロッティ(アコーディオン)、中村功(打楽器)、
L.ヴィス指揮
録音:2006年ライヴ
近年、日本の若手作曲家が最もよく訪れ、学んでいるダルムシュタット夏期現
代音楽講習会における2006年の演奏会ライヴからセレクト。戦後、現代音楽の
中心的役割を担ったこの講習会もいまや数ある音楽トレンドのひとつとして、
ひとつのジャンルと化した感がある。常に指導的立場にあるクラウス・フーバ
ーと次の世代に属する若手作曲家の作品が取り上げられている。ホフマンの
《魅惑》はヤスリをこするような、シューシュー、シャカシャカした摩擦音だ
けで構成されたへんてこな曲。フーバー作品ではヨーロッパで活躍する日本の
打楽器奏者、中村功が参加。




<TELOS>
TLS075 \2180
ステファン・リトウィン・プログラムVol.4/「鐘」
(1)ドビュッシー:沈める寺
(2)ミヒャエル・ギーレン:鐘のリサイクル-7つのピアノ小品
(3)ラヴェル:鐘の谷間
(4)ステファン・リトウィン:
鐘-エドガー・アラン・ポーにもとづくメロドラマと死の舞踏(語りとピアノの
ための)
(5)リスト:鐘(カリヨン)
ステファン・リトウィン(Pf)
録音:2007年
久々の発売となりリトウィン・プログラム・シリーズ第4集。鐘に因んだ近現代
のピアノ作品を収録。著名な指揮者ミヒャエル・ギーレンの《鐘のリサイクル》
は鐘の音を模したピアノの低音が終始響くなか、高音が時折きらめく。リト
ウィンは1960年メキシコ・シティ生まれのピアニストで現代作品のスペシャリ
ストとしてドホナーニ、ギーレン、準メルクルらと共演している。ここでは語
りが入ったシアトリカルな自作を披露している。

TLS108 3枚組 \6540
ヴォルフガング・リーム:
ピアノ作品集1966-2000全曲
CD1)
ピアノ曲第1番(1970)/
3つのピアノ小品(1966-67)/、
4つのピアノ小品《エレジー》/
対談(1999)/ピアノ曲第2番(1971)
CD2)
5つのピアノ小品(1969)/
ピアノ曲第4番(1974)/
追加の習作(1992-94)/、
ピアノ曲第5番《トンボー》(1975)
CD3)
6つの前奏曲(1967)/レントラー(1979)/
もう1枚の紙の上で(2000)/
ブラームスの愛のワルツ(1985)/
ピアノ曲第6番《バガテル》(1977/78)/
ピアノ曲第7番(1980)
ウド・ファルクナー(Pf)
録音:2004年(スタジオ録音)
500曲を越える多作家として知られるリームの多様な作風をピアノ曲で俯瞰する
アルバム。最近もNEOSレーベルよりリームの2枚組のピアノ作品集がリリース
されたが、こちらは3枚組の完全全集版。フォルクナーはワイセンベルクにピア
ノを、シュトックハウゼンのもとで現代音楽の演奏法を学んだ。

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08-08 No.11-2

2008年08月17日 17時38分05秒 | Weblog
<EINSATZ RECORDS>
EZCD 018 \2300
ハイドン:弦楽四重奏曲第82番 Op.77-2
モーツァルト:弦楽四重奏曲第17番K.458「狩」
ドロルツ四重奏団
ドイツ屈指のカルテットであるドロルツ四重奏団は、主にカラヤン時代を支え
たベルリン・フィルの主要メンバーから成っており、この録音におけるチェリ
ストのリーバウ以外の3人は同オケの初来日公演にも同行、その後もカラヤン
と共に数回来日を果たしている。ドイツのカルテット特有の重厚さ、そして耽
美的といえる深みを感じさせるこの演奏は、ドイツ古典派音楽の理想的な音楽
造りとなっており、多くのマエストロたちを支えた彼らならではの世界を繰り
広げている。
原盤:独COLUMBIA 33WSX503からの復刻。録音:1950年初頭
国内盤仕様…日本語帯付、裏面の曲目トラックリストも日本語併記 簡単な解
説も封入しております





<4 EVER MUSIC>
4EVERMUSIC 042 20枚組 \17500
ショパン:作品全集
[CD 1] 特別盤 ポーランド人ピアニストの黄金時代
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860-1941)
ポロネーズ変ホ短調 Op.26 No.2〔1930〕
マズルカ嬰へ短調 Op.59 No.3〔1924〕
アレクサンデル・ミハウォフスキ(1851-1938)
マズルカ イ短調 Op.67 No.4〔1910〕/ワルツ変ニ長調 Op.64 No.1〔1910頃〕
ユゼフ・ホフマン(1876-1957)
夜想曲嬰ヘホ長調 Op.15 No.2〔1935〕/ワルツ変イ長調 Op.42〔1935〕
イグナツィ・フリードマン(1882-1948)
夜想曲変ホ長調 Op.55 No.2〔1936〕/マズルカ嬰ハ短調 Op.41 No.4〔1930〕
練習曲ハ短調 Op.10 No.12〔1931〕/同ハ長調 Op.10 No.7〔1931〕
マウリツィ・ロセンタル[ローゼンタール](1862-1946)
練習曲変ト長調 Op.10 No.5〔1930〕/マズルカ ト長調 Op.67 No.1〔1930〕
ラウル・コチャルスキ(1885-1948)
ワルツ変ホ長調 Op.18〔1939〕
ゾフィア・ラプツェヴィチョヴァ(1870-1947)
ワルツ嬰ハ短調 Op.64 No.2〔1932〕/マズルカ嬰ハ短調 Op.63 No.3〔1932〕
イェジ・ジュラフレフ(1887-1980)
ワルツ変ニ長調(A・ミハウォフスキ編曲)〔1955〕(*)
イェジ・シミドヴィチ(1881-1962)
マズルカ ヘ長調 Op.68 No.3〔1948〕/前奏曲ト長調 Op.28 No.3〔1948〕
アルトゥール・ルビンステイン[ルービンシュタイン](1886-1982)
ポロネーズ嬰へ短調 Op.44〔1936〕/マズルカ ホ長調 Op.6 No.3〔1939〕
ヴィトルト・マウツジンスキ[マルクジンスキー](1914-1977)
練習曲ホ長調 Op.10 No.3〔1949〕(*)/マズルカ ハ長調 Op.24 No.2〔1951〕(*)
録音:〔年〕
1995年の全集CD化にあたって編集された歴史的録音集。(*)はLP、他は78回転
盤からの起こし音源。
[CD 2] ソナタ
ピアノ・ソナタ第1番ハ短調 Op.4
チェロ・ソナタ ト短調 Op.65(*)
マリア・ヴィウコミルスカ(ピアノ)
カジミエシュ・ヴィウコミルスキ(チェロ(*))
録音:1960年、ワルシャワ
[CD 3] ソナタ
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
ヤン・エキエル(ピアノ)
録音:1960年、ワルシャワ
[CD 4] ワルツ
変ホ長調 Op.18「華麗な大ワルツ」/変イ長調 Op.34 No.1「華麗な大ワルツ」
イ短調 Op.34 No.2「華麗な大ワルツ」/へ長調 Op.34 No.3「華麗な大ワルツ」
変イ長調 Op.42「大ワルツ」/変ニ長調 Op.64 No.1「小犬」
嬰ハ短調 Op.64 No.2/変イ長調 Op.64 No.3/変イ長調 Op.69 No.1「告別」
ロ短調 Op.69 No.2/変ト長調 Op.70 No.1/へ短調 Op.70 No.2
変ニ長調 Op.70 No.3/イ短調/変ホ長調/ホ短調 Op.posth.
ホ長調 Op.posth./変イ長調 Op.posth./変ホ長調 Op.posth.
レギナ・スメンジャンカ(ピアノ)
録音:1959、1961年、ワルシャワ
[CD 5] 前奏曲
24の前奏曲 Op.28(*)/前奏曲嬰ハ短調 Op.45(+)
プレスト・コン・レッジェレッツァ変イ長調 Op.posth.(#)
ハリナ・チェルニ=ステファンスカ(ピアノ(*))
ボレスワフ・ヴォイトヴィチ(ピアノ(+))
バルバラ・ヘッセ=ブコフスカ(ピアノ(#))
録音:1959年(*/+)/1961年(#)
[CD 6] 練習曲
12の練習曲 Op.10/12の練習曲 Op.25/3つの新しい練習曲
ボレスワフ・ヴォイトヴィチ(ピアノ)
録音:1959年
[CD 7] 協奏曲
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11(*)
ピアノ協奏曲第2番へ短調 Op.21(+)
ハリナ・チェルニ=ステファンスカ(ピアノ(*))
レギナ・スメンジャンカ(ピアノ(+))
ヴィトルト・ロヴィツキ(指揮)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
録音:1959年、ワルシャワ
[CD 8] ポロネーズ (1)
ト短調(*)/変ロ長調(*)/変イ長調(*)/嬰ト短調(#)
変ロ短調「別れ」(#)/変ト長調(#)/二短調 Op.71 No.1(+)
変ロ長調 Op.71 No.2(+)/へ短調 Op.71 No.3(#)
ハリナ・チェルニ=ステファンスカ(ピアノ(*/+))
ルドヴィク・ステファンスキ(ピアノ(#))
録音:1959年(+)、1960年(*/#)、ワルシャワ
[CD 9] ポロネーズ (2)
アンダンテ・スピアナートと大ポロネーズ変ホ長調 Op.22(*)
嬰ハ短調 Op.26 No.1/変ホ短調 Op.26 No.2
イ長調 Op.40 No.1/ハ短調 Op.40 No.2/嬰へ短調 Op.44
変イ長調 Op.53/幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61
ハリナ・チェルニ=ステファンスカ(ピアノ)
ヴィトルト・ロヴィツキ(指揮(*))
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団(*)
録音:1959年、ワルシャワ
[CD 10] 夜想曲
変ロ短調 Op.9 No.1(*)/変ホ長調 Op.9 No.2(*)/ロ長調 Op.9 No.3(*)
へ長調 Op.15 No.1(+)/嬰へ長調 Op.15 No.2(+)/ト短調 Op.15 No.3(+)
嬰ハ短調 Op.27 No.1(*)/変ニ長調 Op.27 No.2(*)/ロ長調 Op.32 No.1(*)
変イ長調 Op.32 No.2(*)
ヘンリク・シュトンプカ(ピアノ(*))
ズビグニェフ・ドジェヴィエツキ(ピアノ(+))
録音:1959年、ワルシャワ
[CD 11] 夜想曲
ト短調 Op.37 No.1(*)/ト長調 Op.37 No.2(*)/ハ短調 Op.48 No.1(*)
嬰へ短調 Op.48 No.2(*)/へ短調 Op.55 No.1(*)/変ホ長調 Op.55 No.2(*)
ロ長調 Op.62 No.1(*)/ホ長調 Op.62 No.2(*)/ホ短調 Op.posth.(+)
ハ短調 Op.posth.(#)/嬰ハ短調(+)/子守歌 Op.57(**)
ヤン・エキエル(ピアノ(*/+))
リディア・グリフトウヴナ(ピアノ(#))
レギナ・スメンジャンカ(ピアノ(**))
録音:1959年(*/**)、1960年(+/#)、ワルシャワ
[CD 12] 管弦楽を伴なう作品
「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」による変奏曲変ロ長調 Op.2(*)
ポーランドの歌による大幻想曲イ長調 Op.13(*)
クラコヴャク風ロンド ヘ長調 Op.14(*)
アンダンテ・スピアナートと大ポロネーズ変ホ長調 Op.22(+)
ヴワディスワフ・ケンドラ(ピアノ(*))
ハリナ・チェルニ=ステファンスカ(ピアノ(+))
ヴィトルト・ロヴィツキ(指揮)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
録音:1959年(+)、1960年(*)、ワルシャワ
[CD 13] 室内楽作品
ピアノ三重奏曲ト短調 Op.8(*)
チェロとピアノのための序奏と華麗なポロネーズ(+)
マイアベーアの「悪魔ロベール」の主題による
チェロとピアノのための協奏的大二重奏曲ホ長調(+)
ヴワディスワフ・シュピルマン(ピアノ)
タデウシュ・ヴロンスキ(ヴァイオリン(*))
アレクサンデル・チェハンスキ(チェロ(*))
ハリナ・コヴァルスカ(チェロ(+))
録音:1961年、ワルシャワ
ヴワディスワフ・シュピルマンは映画「戦場のピアニスト」の主人公の実名モ
デルとなったピアニスト。
[CD 14] ロンド
ロンド ハ短調 Op.1(*)/マズルカ風ロンド ヘ長調 Op.5(*)
ロンド変ホ長調 Op.16(*)/2台のピアノのためのロンド ハ長調 Op.73(*/+)
演奏会用アレグロ イ長調 Op.46(#)
ルドヴィク・ステファンスキ(ピアノ(*))
ハリナ・チェルニ=ステファンスカ(ピアノ(+))
バルバラ・ヘッセ=ブコフスカ(ピアノ(#))
録音:1960年(*)、1961年(+)、ワルシャワ
[CD 15] 様々な作品
ボレロ イ短調 Op.19(*)/タランテラ変イ長調 Op.43(+)
華麗な変奏曲 Op.12(#)/変奏曲ホ長調(#)
変奏曲イ長調「パガニーニの思い出」(*)/ヘクサメロン変奏曲変ホ長調(#)
3つのエコセーズ(++)/カンタービレ変ロ長調(**)
コントルダンス変ト長調(**)/モデラート ホ長調「アルバムの綴り」(**)
葬送行進曲ハ短調(**)/ラルゴ変ホ長調(**)/フーガ イ短調(#)
リディア・グリフトウヴナ(ピアノ(*))
レギナ・スメンジャンカ(ピアノ(+/++))
バルバラ・ヘッセ=ブコフスカ(ピアノ(#))
ハリナ・チェルニ=ステファンスカ(ピアノ(**))
録音:1959年(+)、1960年(*/**/++)、1961年(#)、ワルシャワ
[CD 16] スケルツォ、即興曲
スケルツォ;ロ短調 Op.20/変ロ短調 Op.31/嬰ハ短調 Op.39/ホ長調 Op.54
幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66
即興曲;変イ長調 Op.29/嬰へ長調 Op.36/変ト長調 Op.51
リディア・グリフトウヴナ(ピアノ)
録音:1960年、ワルシャワ
[CD 17] マズルカ (1)
嬰へ短調 Op.6 No.1/嬰ハ短調 Op.6 No.2/ホ長調 Op.6 No.3
変ホ短調 Op.6 No.4/ハ長調 Op.6 No.5/変ロ長調 Op.7 No.1
イ短調 Op.7 No.2/へ短調 Op.7 No.3/変イ長調 Op.7 No.4
変ロ長調 Op.17 No.1/ホ短調 Op.17 No.2/変イ長調 Op.17 No.3
イ短調 Op.17 No.4/ト短調 Op.24 No.1/ハ長調 Op.24 No.2
変イ長調 Op.24 No.3/変ロ短調 Op.24 No.4/ハ短調 Op.30 No.1
ロ短調 Op.30 No.2/変ニ長調 Op.30 No.3/嬰ハ短調 Op.30 No.4
嬰ト短調 Op.33 No.1/ハ長調 Op.33 No.2/ニ長調 Op.33 No.3
ロ短調 Op.33 No.4/ホ短調 Op.41 No.1/ロ長調 Op.41 No.2
変イ長調 Op.41 No.3/嬰ハ短調 Op.41 No.4
ヘンリク・シュトンプカ(ピアノ)
録音:1959年、ワルシャワ
[CD 18] マズルカ (2)
ト長調 Op.50 No.1/変イ長調 Op.50 No.2/嬰ハ短調 Op.50 No.3
ロ長調 Op.56 No.1/ハ長調 Op.56 No.1/ハ短調 Op.56 No.3
イ短調 Op.59 No.1/変イ長調 Op.59 No.2/嬰へ短調 Op.59 No.3
ロ長調 Op.63 No.1/へ短調 Op.63 No.2/嬰ハ短調 Op.63 No.3
イ短調 Op.posth./イ短調「現代」/ト長調 Op.67 No.1
ト短調 Op.67 No.2/ハ長調 Op.67 No.3/イ短調 Op.67 No.4
ハ長調 Op.68 No.1/イ短調 Op.68 No.2/へ長調 Op.68 No.3
へ短調 Op.68 No.4/変ロ長調(1826)/ト長調(1826)/ニ長調(1832)
変ロ長調(1832)/ハ長調(1833)/変イ長調(1834)
ヘンリク・シュトンプカ(ピアノ)
録音:1959年、ワルシャワ
[CD 19] バラード
バラード(*);ト短調 Op.23/へ長調 Op.38/変イ長調 Op.47/へ短調 Op.52
幻想曲へ短調(+)/舟歌 嬰へ長調 Op.60(*)
ヤン・エキエル(ピアノ(*))
イェジ・ジュラフレフ(ピアノ(+))
録音:1959年(*)、1960年(+)、ワルシャワ
[CD 20] 歌曲
17のポーランドの歌 Op.74/魅惑/ドゥムカ
ステファニア・ヴォイトヴィチ(ソプラノ)
アンジェイ・バフレダ(テノール)
ワンダ・クリモヴィチ(ピアノ)
録音:1960年、ワルシャワ
ポーランド放送(Polskie Radio)レーベル PRCD 580-599(廃盤)からのレーベル
移行再発売。

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08-08 No.10-1

2008年08月17日 17時36分41秒 | Weblog
<SLOVART>
SR 0056 \2180
ドヴォルジャーク:
交響曲第9番ホ短調「新世界より」Op.95
スラヴ舞曲集 から
第1番ハ長調 Op.46 No.1/第3番変イ長調 Op.46 No.3
第8番ト短調 Op.46 No.8
第10番ホ短調 Op.72 No.2/第15番ハ長調 Op.72 No.7
林千尋(指揮)
スロヴァキア放送交響楽団
録音:2004年4月、ブラチスラヴァ、スロヴァキア放送スタジオ1
SR-DV 0056(DVD-Audio)と同一音源。
ウィーンを本拠に活躍する日本の指揮者、林千尋(はやしちひろ)はスロヴァ
キアの首都ブラチスラヴァの2つのオーケストラ、スロヴァキア・フィルハー
モニー管弦楽団とスロヴァキア放送交響楽団との関係も深く、2004年11月には
前者と共演したベートーヴェンの交響曲第9番のハイブリッドSACDが東芝EMIか
ら国内発売されました。
林千尋は1952年に生まれ、東京芸術大学を卒業後、ウィーン国立音楽大学でオ
トマール・スイトナーに師事、オーストリア文化教育省賞を授与され、その後
はオーストリア、スロヴァキア、ポーランド、ドイツ等のオーケストラを指揮、
もちろん日本国内でも活躍しています。

SR 0061 \2180
壮麗な城のための壮麗な音楽
ペトル・エベン(1929-):3つの祝賀(*)
「われに注ぎたまえ」[Asperges me]による前奏曲,コラール,
「イテ・ミサ・エスト」[Ite missa est]による後奏曲
フロール・ペーテルス(1903-1986):祝典前奏曲[Entrata Festiva](*)
ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):オルガン交響曲第2番ホ短調 から アレグロ
ヘンデル(1685-1759)/ロバート・ホビー(1962-):
オラトリオ「ユダス・マカベウス」から Thine is the Glory(*)
オディール・ピエール(1932-):ナポリの2つのノエルによるカノン変奏曲
ルイ・ヴィエルヌ:凱旋行進曲(*)
アーロン・コープランド(1900-1990)
/ヴァージル・フォックス(1912-1980)編曲:
シンプル・ギフト[Simple Gifts](*)
マーティン・ショー(1875-1958)/デイル・ウッド(1934-2003):
大行列聖歌[Grand Processional](*)
ダヴィド・デル・フィオーレ(オルガン)
イ・フィオーリ・ムジカーリ・ブラス・オヴ・ブラチスラヴァ(*)
録音:2004年10月、スロヴァキア、クレムニツァ、聖カタリーナ教会

SR 0063 \2180
Luminiscence 無伴奏フルートのための音楽
ドビュッシー(1862-1918):シリンクス
ピエール・アンドレ・ボヴェイ(1942-):
その時、薄暗闇から彼は現れた(2001)
マルチン・スモルカ(1959-):アーデルハイト(2003)
マルチン・マレク(1956-):ニワムシクイ(2005)
イヴァン・パリーク(1936-2005):一般公開日のための音楽(1967)
ヤン・ドゥシェク(1985-):スケルツォ・ソナタ
イヴァン・パリーク:ソナタ(1962)
ヴラディミール・ボケス(1946-):
ハイドンのロンドン交響曲の主題による変奏曲 Op.57
ジャチント・シェルシ(1905-1988):PWYLL
エドガール・ヴァレーズ(1883-1965):密度 21.5
ペトラ・オリヴェイラ・バフラター(1975-):Lumuniscencia(2001/2006)
モニカ・ドゥアルテ・シュトレイトヴァー(フルート)
録音:2005年7月9-11日、ポルトガル、アヴェイロ大学スタジオ
モニカ・ドゥアルテ・シュトレイトヴァーはオストラヴァ・ヤナーチェク音楽
院、ブラチスラヴァ音楽アカデミーで学んだチェコのフルート奏者で、現代音
楽に積極的に取り組んでいます。ボヴェイはフランス、スモルカ、マレク、
ドゥシェクはチェコ、パリーク、ボケス、オリヴェイラ・バフラターはスロ
ヴァキアの作曲家。「Luminiscencia / Luminiscence」はおそらく「光」と
「回想」を合わせた造語。

SR 0064 \2180
シューベルト(1797-1828):ピアノ・ソナタ第14番 Op.143 D.784
リスト(1811-1886):ダンテの読後に(ソナタ風幻想曲)
エフゲニー・イルシャイ(1951-):運動の慣性(2002)
ラヴェル(1875-1937):亡き王女のためのパヴァーヌ/ラ・ヴァルス
ズザナ・シュティアスナ=パウレホヴァー(ピアノ)

●旧譜のご案内
SR-0002 \2180
ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・ビーバー(1644-1704):
食卓の音楽 第4部
ペテル・ザイーチェク(指揮)
ムジカ・エテルナ
録音:1992年3月6-7日、ブラチスラヴァ、スロヴァキア・フィルハーモニー・
モイゼス・ホール
ピリオド楽器使用。
ムジカ・エテルナ(・ブラチスラヴァ)は1973年にスロヴァキアにおける古楽研
究のパイオニアであったヤーン・アルブレヒト教授によって創設されました。
1986年にスロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団の傘下団体となり、1989年
からはピリオド楽器を採用、音楽監督ペテル・ザイーチェクのもと、スロヴァ
キアを代表するピリオド楽器アンサンブルとして国際的に活躍しています。

SR-0003 \2180
J・S・バッハ:
カンタータ第209番「悲しみを知らぬ者」BWV209
テレマン:
カンタータ「女子修道会」
ペテル・ザイーチェク(指揮)
ムジカ・エテルナ ほか
録音:1993年1月日、ブラチスラヴァ、スロヴァキア・フィルハーモニー・モイ
ゼス・ホール
ピリオド楽器使用。

SR-0004 \2180
バロック・クリスマス
コレッリ:合奏協奏曲 Op.6 No.8「クリスマス協奏曲」
トレッリ:合奏協奏曲 Op.8 No.6「クリスマス協奏曲」
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」から ピファとアリア
ジュゼッペ・サンマルティーニ:クリスマス協奏曲 Op.5 No.6
ペテル・ザイーチェク(指揮)
ムジカ・エテルナ
録音:1993年11月、ブラチスラヴァ、スロヴァキア・フィルハーモニー・モイ
ゼス・ホール
ピリオド楽器使用。

SR-0008 \2180
セバスティアーノ・ボディーノ(1700-1760):
ソナタ第1番
ソナタ第2番
ムジカ・エテルナのメンバー
録音:スロヴァキア、トンキ城
ピリオド楽器使用。

SR-0009 \2180
ダルムシュタット宮廷の音楽
クリストフ・グラウプナー(1683-1760):
組曲変ホ長調
(2つのフルート、2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェンバロのための)
テレマン(1681-1767):
2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェンバロのための協奏曲 変ロ長調
ヤン・クレインプシンク(指揮)
ムジカ・エテルナ
ピリオド楽器使用。

SR-0010 \2180
モーツァルト:
アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.525
ディヴェルティメント ニ長調 K.136
交響曲第40番ト短調 K.550
パヴォル・セレツキー(指揮)
フィルハーモニック・ソロイスツ・ブラチスラヴァ
録音:1996年12月、ブラチスラヴァ、スロヴァキア・フィルハーモニー・ホール

SR-0011 \2180
ヨハン・ネーポムク・フンメル(1778-1837):
弦楽三重奏曲ト長調
クラリネット四重奏曲(*)
ヨゼフ・ルプターチク(クラリネット(*))
ブラチスラヴァ弦楽三重奏団
録音:1995年6月、ブラチスラヴァ、スロヴァキア・フィルハーモニー・モイゼ
ス・ホール

SR-0012 \2180
ロマンティック・セレナード集
グリーグ:ホルベア組曲 Op.40
エルガー:弦楽セレナード ホ短調 Op.20
チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調 Op.48
ブラチスラヴァ室内ソロイスツ

SR-0013 \2180
ゲオルク・ベンダ(1722-1795):
交響曲第1番/交響曲第2番
スケルツォ・ノットゥルノ第2番
ペテル・ザイーチェク(指揮)
ムジカ・エテルナ
録音:1995年4月、6月、ブラチスラヴァ、スロヴァキア・フィルハーモニー・
モイゼス・ホール
ピリオド楽器使用。

SR-0014 \2180
ヤコブ・ハンドル・ガルス(1550-1591):ミサ「サンクタ・マリア」
クリシュトフ・ハラント(1564-1621):
マリア・クロン/主をいかに信頼しているか/ミサ「悲しき苦しみ」(5声)
ヤン・ロゼーナル(指揮)
カメラータ・ブラチスラヴァ
録音:1995年7月、8月、スヴェティー・ユル、聖ゲオルク教会

SR-0015 \2180
マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):
大序曲 Op.61
ロッシニアーナ第1番 Op.119
ロッシニアーナ第2番 Op.120
ヤーン・ラバント(ギター)

SR-0016 \2180
アマラウ・ヴィエイラ(1952-;ブラジル):
スターバト・マーテル Op.240/死者のためのミサ Op.187
コフートコヴァー、シュレプコフスカー、ショモリャイ、
ベニャチカ、コボフチク(独唱)
マリアン・ヴァフ、ヤン・ロゼフナル(指揮)
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
録音:1995年1月、ブラチスラヴァ、スロヴァキア・フィルハーモニー・コンサ
ート・ホール
1996年12月、ブラチスラヴァ、スロヴァキア・フィルハーモニー・モイゼス・
ホール

SR-0017 \2180
アマラウ・ヴィエイラ(1952-;ブラジル):
テ・デウム Op.181/レクイエム・イン・メモリアム Op.203
コフートコヴァー、シュレプコフスカー、
ショモリャイ、コボフチク(独唱)
マリアン・ヴァフ(指揮)
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
録音:1995年、ブラチスラヴァ、スロヴァキア・フィルハーモニー・コンサート
・ホール

SR-0018 \2180
ヴラディミール・ゴダール(1956-):
リチェルカール(ピアノ四重奏のための;1977)
秋の瞑想(弦楽四重奏のための;1979/1990)
護符(ピアノ三重奏のための夜想曲;1979-1983)
傷つきやすさ(弦楽四重奏のための;1991)
ヴィトルド・ロヴィツキの死に寄せる哀歌(ピアノ四重奏のための;1994)
エンメレイア(弦楽四重奏のための;1994/1995)
アルブレヒト弦楽四重奏団 ほか

SR-0019 \2180
ヤーン・シンバリツキー(1600頃-1657):ラテン語の教会音楽集
Domine ad adjuvandum me festina / Omnes gentes plaudite
Magnificat sexti toni / Angelis suis mandavit de te / Ecce mulier
cananaea
Extollens vocem / O Domine Jesu Christe / Plaudite mortales
Gaudent in coelis animae sanctorum / Congregati sunt inimici nostri
Missa super omnes gentes / Factum est silentium in coelo
ヤン・ロゼフナル(指揮)
カメラータ・ブラチスラヴァ合唱団&プレイヤーズ
ピリオド楽器使用。

SR-0020 \2180
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲集「四季」 Op.8 No.1-4
イゴル・カルシュコ(ヴァイオリン)
コシツェ室内ソロイスツ

SR-0021 \2180
ラロ(1823-1892):スペイン交響曲 ニ短調 Op.21
グラズノフ(1856-1936):ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.82
オクムラ・トモヒロ(ヴァイオリン)
キンボ・イシイ=エト(指揮)
スロヴァキア・フォルハーモニー管弦楽団
1996年12月、ブラチスラヴァ、スロヴァキア・フィルハーモニー・ホール

SR-0022 \2180
シューベルト:歌曲集
シルヴィアに D.891/悩む男 D.432/私のクラヴィーアに寄せて D.342
至福 D.433/蝶々 D.633/ばら D.745/鳥たち D.691/焦燥 D.795 No.5
郵便馬車 D.795 No.3/孤独な男 D.800/糸を紡ぐグレートヒェン D.119
恋をする者のさまざまな姿 D.558/休みない愛 D.138/秘めごと D.719
遊びに溺れて D.715/ミューズの息子 D.764
フジコ・オオシマ=ガリンスキ(ソプラノ)
インゴマール・ライナー(フォルテピアノ)
ピリオド楽器使用。

SR-0023 \2180
ブラス・バロックの楽しみ
ヴィヴァルディ:2つのトランペットのための協奏曲ハ長調
レオポルト・モーツァルト:
トロンボーン協奏曲ニ長調/トランペット協奏曲ニ長調
フランティシェク・トゥーマ(1704-1774):
2つのトロンボーンのためのソナタ ホ短調
タルティーニ:トランペット協奏曲ニ短調
アルビノーニ:トロンボーン協奏曲変ロ短調
マンフレディーニ:2つのトランペットのための協奏曲ニ長調
ブラチスラヴァ室内ソロイスツ
録音:1997年、ブラチスラヴァ、スロヴァキア・フィルハーモニー・モイゼス
・ホール

SR-0024 \2180
わが故郷より
スメタナ:わが故郷より(ヴァイオリンとピアノのための)
ドヴォルザーク:ヴァイオリンとピアノのためのソナティナ ト長調 Op.100
スーク:ヴァイオリンとピアノのための4つの小品 Op.17
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
パヴェル・ボカチ(ヴァイオリン)
ダナ・シャシノヴァー=サトゥリョヴァー(ピアノ)
録音:1997年8月、ブラチスラヴァ、スロヴァキア・フィルハーモニー・モイゼ
ス・ホール

SR-0025 \2180
アマラウ・ヴィエイラ(1952-;ブラジル):
バロック様式によるテ・デウム Op.213
ミサ・コラリス Op.282(合唱、ピアノと2つのホルンのための)
マリオ・コシク(指揮)
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
録音:1997年5月、ブラチスラヴァ、スロヴァキア・フィルハーモニー・コンサ
ート・ホール

SR-0027 \2180
ヴラディミール・ゴダール(1956-):
ビキート・ギルガメシュ(チェロのための;1998)
エンメレイア(チェロとピアノのための;1994)
バルカトラ(チェロ、弦楽合奏、ハープとチェンバロのための;1993-1995)
ヨゼフ・ルプターク(チェロ) ほか

SR-0028 \2180
アマラウ・ヴィエイラ(1952-;ブラジル):
オルガン作品(全)集
トッカータ Op.208/イントロイトゥス Op.195
組曲「十字架上のキリストの最後の七つの言葉(1991)
プロローグ、フーガとフィナーレ Op.193
アマラウ・ヴィエイラ(ピアノ)
録音:1995年、ブラチスラヴァ、スロヴァキア・フィルハーモニー・コンサー
ト・ホール

SR-0032 \2180
ペテル・ザガル(1961-):黙示録
ビデオのための音楽(*)
クラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲(+)
弦楽のための4つの小品(#)
クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための五重奏曲(+)
ヨハネの黙示録(**)
アントン・ポポヴィチ(指揮(*/#/**))
VENI・アンサンブル(*)
ブラチスラヴァ室内ソロイスツ(#/**)
オペラ・アペルタ・アンサンブル(+)
ヤナ・パスコルトヴァー(ソプラノ(**))
ペトラ・ノスカイオヴァー(メゾソプラノ(**))
カメラータ・ブラチスラヴァ(**)
録音:1998年7月、ブラチスラヴァ、ルター福音教会大聖堂

SR-0033 \2180
ミロ・バーズリク:スペクトラ
ブラチスラヴァ放送エレクトロアコースティック&コンピューター・ミュー
ジック・センター
ペテル・ヤニーク ヤーン・バックストゥベル、ユライ・デュリシュ

SR-0034 \2180
アグスティーン・バリオス(1885-1944):ギター作品集
フリア・フロリダ(バルセロナ)/糸紡ぎ娘の歌/ワルツ Op.8 No.3
ワルツ Op.8 No.4/郷愁のショーロ/パラグアイ舞曲第1番
告白(ロマンス)/君の心と/マシーシャ/ディノーラ/古風なガヴォット
サリータ/Pais de Abanico/神の愛に免じて施しを/情熱的マズルカ
マドリガル(ガヴォット)/クリスマスのビリャンシーコ/大聖堂
ヤーン・ラバント(ギター)
録音:1995年8月

SR-0036 \2180
ヴィヴァルディ:
グローリア RV.589
マニフィカト RV.610
ブラニスラフ・コストカ(指揮)
録音:1998年1月21-23日、ブラチスラヴァ城、コンサート・ホール

SR-0037 \2180
カレル・スタミツ(カール・シュターミッツ;1745-1801):
ヴァイオリン協奏曲 ト長調(ラディスラフ・クプコヴィチ作カデンツァ)(*/**)
協奏交響曲第11番(*/+/++)
チェロ交響曲第1番ト長調(+/**)
パヴェル・ボガチ(ヴァイオリン(*))
ペテル・バラン(チェロ(+))
ヤナーチェク室内管弦楽団(**)
フィルハーモニア・ソロイスツ・ブラチスラヴァ(++)

SR-0038 \2180
カンターテ・ドミノ 合唱曲集
ハスラー、パレストリーナ、ジョスカン・デプレ、ビクトリア、ラッスス、
ガルス、モンテヴェルディ、ザレヴティウス、ヴィアダーナ、ガスパリーニ、
A・スカルラッティ、ブルックナー、シュナイダー=トルナフスキー、ビーブル、
トゥチャプスキー、デュリュフレ、ライター、アグィラルの作品
ドゥシャン・ビル(指揮)
アドレムス(合唱)
録音:ブラチスラヴァ、ルター福音教会大聖堂

SR-0039 \2180
ベル&ブラスのためのファンタジー
ヨス・レリンクス:ベル&ブラスのためのファンタジー(+)
J・S・バッハ/ヴィヴァルディ/
カール・ファン・エイントホーフェン編曲:協奏曲 イ短調(*)
伝承曲/ファン・エイントホーフェン編曲:スウィング・ロー(*)
ムソルグスキー/ヴェルナー・ファライン編曲:ムソルグスキーの展覧会(+)
ガーシュウィン/ファン・エイントホーフェン編曲:霧深い日(+)
ガーシュウィン/エビー・ハウス編曲:べル&ブラスのための4つのヒット曲(+)
伝承曲/リック・ゲスクワイア編曲:ロンドンデリーのエア(ダニー・ボーイ)(+)
バーンスタイン/ファン・エイントホーフェン編曲:
ウェストサイド・ストーリー(*)
ルネ・ヨンカー/フレディ・サンダー編曲:スコーピオン(*)
ショーンバーグ/ヨハン・ファヴォレール編曲:「レ・ミゼラブル」組曲(*)
アンドレ・フェルガウエン: Fanfare voor Kopers en Klokken(+)
カール・ファン・エイントホーフェン(カリヨン(*))
エディー・マリーン(カリヨン(+))
使用楽器:オランダ、モル、聖ピーター&パウル教会の塔のカリヨン(*)
オランダ、メヘリン、聖ロンバウツ教会の塔のカリヨン(+)。

SR-0041 \2180
ファゴット協奏曲集
ペーター・デ・ヴィンター:ファゴット協奏曲 ハ長調
モーツァルト:ファゴット協奏曲 変ロ長調 K.191
ヤン・クシチテル・イジー・ネルダ(1707-1780):ファゴット協奏曲 ハ長調
ヤン・アントニーン・コジェルフ(1747-1818):ファゴット協奏曲 ハ長調
パトリク・デ・リティス(ファゴット)
ミヒャエル・ディトリヒ(指揮)
ブラチスラヴァいつナイ管弦楽団
録音:2000年9月28-30日、ブラチスラヴァ、ルター福音教会大聖堂
ピリオド楽器使用。

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08-08 No.10-2

2008年08月17日 17時36分12秒 | Weblog
SR-0042 \2180
トレンチーン城の音楽
ヴィジリオ・ブラシオ・ファイテッロ(1710-1768):
De Beatissimae virginae Maria (Op.2-モテットI)(*)
F・マリアヌス・ケーニヒスペルガー(1708-1769):交響曲 ト短調 Op.16 No.7
ニコラ・ポルポラ(1686-1768):「瞳」-アリア(*)
ヴァーツラフ・ピフル(1741-1805):三重奏曲 ニ長調 Op.7 No.6
ジャン・アントニーン・コジェルフ(1738-1814):
アヴェ・マリス・ステッラ(アリア)(*)
カール・ディッタース・フォン・ディッタースドルフ(1739-1799):
カッサシオン
カミラ・ザイチコヴァー(ソプラノ(*))
ペテル・ザイーチェク(指揮)
ムジカ・エテルナ
録音:2002年2月、ブラチスラヴァ城、コンサート・ホール

SR-0043 \2180
マルティヌー(1890-1959):
ピアノのための3つのチェコ舞曲
クラリネットとピアノのためのソナティナ
ヴァイオリンとピアノのための即興曲
ヴァイオリン、チェロとピアノのための牧歌集
ダヴィド・ダニエル(ヴァイオリン)
ルカーシュ・ノヴォトニー(チェロ)
イゴル・フランティサーク(クラリネット)
エリシュカ・ノヴォトナー(ピアノ)

SR-0045 \2180
ツィンバロンのための現代音楽
ヤーノシュ・ヴァイダ:グレゴリアンソング
ジョルジ・クルターグ:
クラリネットとツィンバロンのための3つの小品とその他の小品(1996)(*)
破片 Op.6c
ヴィトルドに捧げるヒースの芽(ヴィトルド・ルトスワフスキの思い出に)
ゾルターン・イェネイ:削りくず(+)
ユライ・ベネシュ:
俳句/ホワイト・ラビットがピンク色の目で時計とアリスを見て
ミハル・コシュト:印象(+)
エニコ・ジンゼリ(ツィンバロン)
チャバ・クレニャーン(クラリネット(*))
ヒガノ・ナオ(ソプラノ(+))

SR-0046 \2180
クレムニツ、聖カタリーン教会の大オルガン
作曲者不詳:
Almande Poussinghe/スキャラズーラ・マラズーラ/イギリス風バッロ
サルタレッロ/ハンガリー風/サルタレッロ/ミラノ風バッロ
第1ブランル・ド・ゲイ/ブランル2/ブランル5/Almande Poussinghe
ジャン・フランセ(1912-1997):組曲「カルメル派修道女」
ユリウス・ロイプケ(1834-1858):詩篇第94篇
ジョルト・ガルドニ(1946-):モーツァルト・チェンジズ
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):交響的習作
ダヴィド・ディ・フィオーレ(オルガン)

SR-0047 \2180
ヴォラディミール・ゴダール(1956-):
舟歌(ヴァイオリン独奏、弦楽、ハープとチェンバロのための;1993)(**)
シークエンス(ヴァイオリンとピアノのための;1987)(*)
2つのヴァイオリンのための組曲(1981)(#)
瞑想(ヴァイオリン、弦楽とケトル・ドラムのための;1984/1995)(**)
平易な変奏曲(ヴァイオリン、チェロとピアノのための;2001)(*/+)
ユライ・チジマロヴィチ(ヴァイオリン)
ズザナ・チジマロヴィチコヴァー(ピアノ(*))
エウゲン・プロハーツ(チェロ(+))
ペテル・ハマル(ヴァイオリン(#))
マルティン・マイクート(指揮(**))
ジリナ・スロヴァキア・シンフォニエッタ(**)
世界初録音。

SR-0048 \2180
グラーツ大聖堂のオルガン
ヨハン・ゴトフリート・ヴァルター(1684-1748):協奏曲 ロ短調
J・S・バッハ:
愛するイエスよ、われらここにあり BWV731
幻想曲とフーガ ト短調 BWV542
ヤナーチェク:アダージョ
アレクサンドル・ギルマン(1837-1911):大オルガンのためのソナタ Op.42
スタニスラフ・シュリン(オルガン)

SR-0049 \2180
プラスティシティ(可塑性) 現代のアコーディオン音楽
ガイ・クルセヴェク:バンドネオンズ・ベイジル・アンド・ベイ・リーヴズ
マウリシオ・カーゲル:
Rrrrrrr...3つのオルガン小品/ラーガ/ラグタイム=ワルツ/ロザリー
ハワード・スケンプトン:
スモール・チェンジ/ホーム・アンド・アブロード/サマー・ワルツ
ディープリー・シェイデッド/ケイクス・アンド・エール
ロイス・V・ヴィエルク:ブルース・ジェット・レッド・スプライツ
ルボミール・ブルグル:タイトル
ピーター・ゼイガー:アコーディオンのための2つの小品
ジョン・ソーン:ロード・ランナー
ペア・ノアゴー:夢遊の舞踏会
マレク・ピアチェク:
Piekna mialas twarz... (ale juz nie masz)/サンシャイン
ボリス・レンコ(アコーディオン)
アコーディオンという楽器の可塑性(柔軟性、多様な形への適応性)を追求し
た、プログレッシヴにしてヴィルトゥオジックなアルバム。アコーディオン・
ファン、現代音楽ファン必聴です。

SR-0050 \2180
マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
ワーグナー:ジークフリート牧歌
林千尋(指揮)
ポーランド国立放送カトヴィツェ交響楽団
録音:1989年9月、カトヴィツェ、ヴォスプリト・ホール
林千尋、30代でのマーラー。意外な機能性の高さで知られるオーケストラを巧
みにコントロールした演奏です。

SR-0051 \2180
ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調「田園」Op.68
ドヴォルザーク:序曲「自然の中で」Op.91
林千尋(指揮)
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2002年11月、スロヴァキア・フィルハーモニー・ホール
林千尋は1952年に生まれ、東京芸術大学を卒業後、ウィーン国立音楽大学でオ
トマール・スイトナーに師事、オーストリア文化教育省賞を授与され、その後
はオーストリア、スロヴァキア、ポーランド、ドイツ等のオーケストラを指揮、
もちろん日本国内でも活躍しています。当盤は、これまで現地で、また日本で
数々の共演を重ねてきたスロヴァキア・フィルを振って、「自然」をテーマと
した2作品に取り組んだ最新録音。正攻法の指揮と、ほどよく牧歌風なオーケ
ストラのカラーがあいまって、聴き応えじゅうぶんで味わいも深い演奏が繰り
広げられています。これからが楽しみなコンビです。

SR-0052 \2180
クレムニツァ、聖カトリーン教会の大オルガン Vol.2
チャールズ・アイヴズ(1874-1954):「アメリカ」による変奏曲
セザール・フランク(1822-1890):交響的大作品
オリヴィエ・メシアン(1908-1992):栄光の御体 から 喜びと明るさ
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1757)/ディ・フィオーレ編曲:
オラトリオ「サムソン」から 輝けるセラフィムたちを
アンリ・ミュレ(1878-1967):ばら窓
ジャン・ラングレ(1907-1991):フレスコバルディの主題によるエピローグ
ダヴィド・ディ・フィオーレ(オルガン)
録音:2003年、スロヴァキア、クレムニツァ、聖カトリーン教会

SR-0053 \2180
フレデリク・ショパン(1810-1849):
ピアノ作品集
バラード第1番ト短調 Op.23/華麗な大ワルツ変イ短調 Op.34 No.1
夜想曲ハ短調 Op.48 No.1/スケルツォ第1番ロ短調 Op.20
前奏曲嬰ハ短調 Op.45/ソナタ第3番ロ短調 Op.58
ルイス・ムニョス(ピアノ)
録音:2000年、ザルツブルク、フローンブルク城

SR-0054 \2180
20世紀スロヴァキアの合唱音楽
イヴァン・フルショフスキー、オト・フェレンチ、
ミクラーシュ・シュナイダー=トルナフスキー、エウゲン・スホニュ、
ペテル・ツォーン、イリヤ・ゼリェンカの作品、ほか
アンドレイ・ラパント(指揮)
ティルナヴィア混声合唱団

SR 0060 \2180
ジュン・ジヨン オペラ・アリア集
モーツァルト:「魔笛」から
おお震えるな、わがいとしい息子よ/復讐の心は地獄のように胸に燃え
モーツァルト:「後宮からの逃走」から どんな拷問が私を待ちうけていようと
ベッリーニ:「清教徒」から あなたの優しい声が
ドニゼッティ:「シャモニーのリンダ」から この心の光
ドニゼッティ:「ドン・パスクァーレ」から 騎士はあの眼差しを
グノー:「ロメオとジュリエット」から 私は夢に生きたい
ヨハン・シュトラウス II:「こうもり」から 侯爵様、あなたのようなお方は
バーンスタイン:「キャンディード」から 着飾ってきらびやかに
ジュン・ジヨン[Ji-Young Jun](ソプラノ)
マッシミリアーノ・ムッラーリ(指揮)
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2005年3月19-23日、ブラチスラヴァ、スロヴァキア放送コンサートホール
韓国生まれのジュン・ジヨンは延世大学を卒業後ミュンヘン音楽演劇大学で声
楽の勉強を終え、ドイツ、スイス、韓国で活躍しています。1999年に「魔笛」
の夜の女王を初めて演じて以来、この役を世界各国で300回以上こなしている
そうです。

SR 0062 \2180
クラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲集
ルドルフ大公(1788-1831):三重奏曲
ミハイル・グリンカ(1804-1857):悲愴三重奏曲
ニーノ・ロータ(1911-1979):三重奏曲
ビルバオ・トリオ
ルイス・アルベルト・レケホ(クラリネット)
リチャード・バンドラ(チェロ)
フローラ・ゴメス(ピアノ)
録音:2005年、ジリナ、ファトラ芸術館
ベートーヴェンのパトロンで「大公トリオ」等を献呈されたことで知られるオ
ーストリアのルドルフ大公は作曲家でもありましたが、当アルバムでは「大公
のトリオ」を聴くことができます。映画音楽で知られ近年ではクラシカル作品
の再評価も著しいロータの作品にもご注目を。ビルバオ・トリオはスペイン、
バスク地方の都市ビルバオに本拠を置くアンサンブルです。



<Diskant>
DK 0094-2 \2180
ヴィジョン チェロとアコーディオンのためのスロヴァキア音楽
マレク・ピアチェク(1972-):フェーン現象(2006)
ミラン・ノヴァーク(1927-):タトラの3つの牧歌(2004)
イリヤ・ゼリェンカ(1932-2007):
シュテファーンカ(チェロとアコーディオンのためのスロヴァキア風タンゴ;
2005)
ヨゼフ・ガヘール(1934-):
伝説(使徒ユダの書簡による、チェロとアコーディオンのための;2005)
ユライ・ハトリーク(1941-):
ヴィジョン(チェロ、ギターと2つのギター・エントリーのための
メゾンセン;2005)(*)
リュビカ・サラモン=チェコフスカー(1976-):会話で(2006)
ダニエル・マテイ(1963-):
ナイス(チェロ独奏またはチェロ二重奏または任意の数の楽器のための;2006)
マリアーン・レヤヴァ(1976-):夜想曲第6番「乏しい類似」(2006)
エウゲン・プロハーツ(チェロ)
ライムント・カーコニ(アコーディオン)
ヨゼフ・ザプカ(ギター(*))
録音:2006年7-10月、ブラチスラヴァ、フルボカー通りの学校の礼拝堂

DK 0096-2 \2180
モーツァルト(1756-1791):ピアノ作品集
ソナタ ヘ長調 K.533(アレグロとアンダンテ)/ロンド K.494
転調する前奏曲(ヘ長調-ハ長調)K.624(626a)(*)
前奏曲ハ長調 K.284a(395/300g)
前奏曲(幻想曲)とフーガ ハ長調 K.394(383a)/組曲 K.399(385i)
幻想曲ニ短調 K.397(385g)/ロンド ニ長調 K.485/同イ短調 K.511
アダージョ ロ短調 K.540/メヌエット ニ長調 K.355(594a)/
ジーグ ト長調 K.574
ラディスラフ・ファンゾヴィツ(ピアノ)
録音:2006年7-10月、スロヴァキア、ジリナ、ファトラ芸術館
1980年生まれのスロヴァキアのピアニスト、ファンゾヴィツは「大ピアニスト
たちのピアノ作品集」(DK 0085-2)、「ベストセラーズ・オヴ・マスターズ
Vol.4」(DK 0092-2)で好評を博しています。(*)の曲名は商品の表記を直訳し
たものです。

DK 0097-2 \2180
ブラームス(1833-1897):
チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
ピアノ、クラリネットとチェロのための三重奏曲 Op.114(*)
ヤーン・スラーヴィク(チェロ)
ダニエラ・ヴァリーンスカ(ピアノ)
ブラニスラフ・ドゥゴヴィチ(クラリネット(*))
録音:2006年8月、スロヴァキア、ジリナ、ファトラ芸術館
ヤーン・スラーヴィクは当レーベルを代表するチェリストで、すでにJ・S・
バッハとベートーヴェンのチェロ作品集(各3枚)を録音しています。

DK 0098-2 \2180
イリヤ・ゼリェンカ(1932-2007):弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第7番「ベートーヴェンに捧ぐ」(1992)
弦楽四重奏曲第6番「魔術」
(レナータ・パンドゥロヴァーの詩による、メゾソプラノを伴う;1988)(*)
弦楽四重奏曲第10番(2000)
ムジカ・スロヴァカ[スロヴァキアの音楽](1975)
モイゼス弦楽四重奏団
スタニスラフ・ムハ(第1ヴァイオリン) 
フランチシェク・テレク(第2ヴァイオリン)
アレクサンデル・ラカトシュ(ヴィオラ) ヤーン・スラーヴィク(チェロ)
マルタ・ベニャチコヴァー(メゾソプラノ(*))
録音:2006年9月、ブラチスラヴァ、フルボカー通りの学校の礼拝堂

DK 0099-2 \2180
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ協奏曲第13番ハ長調 K.415
ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503
ヤクプ・チジマロヴィチ(ピアノ)
ユライ・チジマロヴィチ(指揮)
スロヴァーク・シンフォニエッタ・ジリナ
録音:2006年10月、スロヴァキア、ジリナ、ファトラ芸術館
ヤクプ・ツィジマロヴィツはスロヴァキアでは有名な音楽家一族で、ヤクプ
(1985年生まれ)とユライ(1962年生まれ)も親戚関係にあります。ユライ・チジ
マロヴィチはソロ・ヴァイオリニストとして当レーベルに録音したヴィヴァル
ディの「四季」(DK 0102-2)で好評を博しました。

DK 0100-2 \2180
スロヴァキアの歴史的オルガン Vol.3
レオポルト・モーツァルト(1719-1787)&
ヨハン・エルンスト・エーベルリン(1702-1762):
「朝と晩」(自動オルガンのための12の小品)(*)
ジュゼッペ・ゲラルデスキ(1759-1815):ヴェルセット・コンチェルターティ(*)
ヨハン・ネポムク・フンメル(1778-1837):リチェルカーレ(*)
ヨゼフ・ガブリエル・ラインベルガー(1839-1901):
12の性格的小品 Op.156 から 間奏曲,幻視,パストラーレ,パッサカリア(+)
雑集(12のオルガン小品)Op.174 から スケルツォーゾ,2つの歌,フィナーレ(+)
ヤーン・ヴィラディミール・ミハルコ(オルガン)
録音:2006年9月、スロヴァキア、ヤロヴツェ、聖ミクラーシュ・ローマカト
リック教区教会(*)
2006年9月、スロヴァキア、モドラ、聖王シュテファン・ローマカトリック教
区教会(+)
使用楽器:19世紀初め、不詳作者製(*)/1875年、F.Rieger & Soehne製(+)

DK 0104-2 \2180
マテイ・アレンダーリク
エウゲン・スホニュ(1908-1993):小組曲とパッサカリア Op.3
イリャ・ゼリェンカ(1932-2007):トッカータ(J・S・バッハの記念に)
ヤナーチェク(1854-1928):ソナタ「1905年10月1日」
ブラームス(1833-1897):幻想曲集 Op.116
リスト(1811-1886):ダンテの読後に(ソナタ風幻想曲)
マテイ・アレンダーリク(ピアノ)
録音:2007年8月、スロヴァキア、ジリナ、ファトラ芸術館
マテイ・アレンダーリク(1982年生まれ)はスロヴァキアのピアニスト。
2004年の第56回「プラハの春」国際コンクール・ピアノ部門で日本の山本貴志
と3位を分け合いました。

DK 0106-2 \2180
トランペットとオルガンのための作品集
トマーゾ・アルビノーニ(1671-1751):
サン・マルク(聖マルコ)協奏曲イ長調/協奏曲ニ短調/アダージョ
マックス・レーガー(1873-1916):トランペットとオルガンのための3つの小品
アンリ・トマジ(1901-1971):
クスコの聖週間/「サルヴェ・レジナ」によるグレゴリオ聖歌風変奏曲
リュビカ・サラモン=チェコフスカー(1976-):暗闇の中の光
ユライ・バルトシュ(トランペット)
ヤーン・ヴィラディミール・ミハルコ(オルガン)
録音:2007年9月、ブラチスラヴァ
ユライ・バルトシュはクラシックとジャズの両ジャンルで活躍するスロヴァキ
アのトランペット奏者。

DK 0107-2 \2180
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ全集 Vol.3
第5番ハ短調 Op.10 No.1/第4番変ホ長調 Op.7/第20番ト短調 Op.49 No.2
第19番ト短調 Op.49 No.1/第27番ホ短調 Op.90
ダニエラ・ヴァリーンスカ(ピアノ)
録音:2007年7月、スロヴァキア、ジリナ、ファトラ芸術館

DK 0109-2 \2180
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ全集 Vol.4
第12番変イ長調 Op.26/第13番変ホ長調 Op.27 No.1
第14番嬰ハ短調「月光」Op.27 No.2/第30番ホ短調 Op.109
ダニエラ・ヴァリーンスカ(ピアノ)
録音:2007年7月、スロヴァキア、ジリナ、ファトラ芸術館

DK 0111-2 \2180
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ全集 Vol.5
第1番ヘ短調 Op.2 No.1/第15番ニ長調「田園」Op.28
第22番ヘ長調 Op.54/第28番イ長調 Op.101
ダニエラ・ヴァリーンスカ(ピアノ)
録音:スロヴァキア、ジリナ、ファトラ芸術館
ダニエラ・ヴァリーンスカはブラチスラヴァ音楽院、サンクトペテルブク
(レニングラード)音楽院、ブラチスラヴァ音楽演劇アカデミーで学んだスロ
ヴァキアのピアニスト。バロック(彼女はチェンバロも演奏)から現代スロヴァ
キア作曲家の新作に至る幅広いレパートリーを持ち、社会主義チェコスロヴァ
キア時代から西欧や北米に進出、1991年からは母校ブラチスラヴァ音楽演劇
アカデミー教授を務めています。

DK 0110-2 \2180
スロヴァキアの歴史的オルガン Vol.4
ヨハン・クーナウ(1660-1722):聖書ソナタ第3番「ヤコブの婚礼」(*)
ヨゼフ・フェルディナント・ノルベルト・ゼーガー(1716-1782):
8つのトッカータとフーガ から 第5-8番(*)
ベートーヴェン(1770-1828):音楽時計のための3つの小品
ブラームス(1833-1897):11のコラール前奏曲 Op.122 から 第5-8曲
ヨハン・クリスティアン・ハインリヒ・リンク(1770-1846):
前奏曲とフーガ Op.55 No.12
ヤーン・ヴィラディミール・ミハルコ(オルガン)
録音:2007年9月、ブラチスラヴァ、大主教宮、聖ラディスラフ・ローマカトリ
ック礼拝堂(*)
2007年9月、スロヴァキア、グベリ、大天使聖ミハル・ローマカトリック教区
教会(+)
使用楽器:1781年頃、不詳作者製(*)/1844-1853年、ヨゼフ・ロイプ製(+)/





<SLOVAK RADIO (RADIO BRATISLAVA)>
RB 0314-2 \2180
BC: 8585014223147エウゲン・スホニュ(1908-1993):
ヴァイオリンと大管弦楽のための幻想曲とブルレスク Op.7(1933/1948)(*)
交響的幻想曲「BACH」(オルガン、弦楽合奏と打楽器のための;1972)(+)
田舎風シンフォニエッタ(1956)(#)
ボリス・クハルスキー(ヴァイオリン(*))
イムリフ・サボー(オルガン(+))
シュテファン・ローブル(指揮(*))
ローベルト・スタンコフスキー(指揮(+/#))
スロヴァキア放送交響楽団
20世紀のスロヴァキアにおける傑出した作曲家の一人であるスホニュの、管弦
楽のための代表的作品集。後期ロマン派的作風に民族音楽と20世紀的技法を取
り入れた、スロヴァキア民族主義音楽の真髄を鑑賞できます。

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08-08 No.9

2008年08月16日 16時17分24秒 | Weblog
<ORFEO>
ORFEOR 753084 4枚組 \8000
STEREO
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
テオ・アダム(Br ザックス) ギネス・ジョーンズ(S エファ)
トーマス・ヘムズリー(Bs ベックメッサー) 
ワルデマール・クメント(T ワルター・フォン・シュトルツィング)
ジャニス・マーティン(Ms マグダレーネ) 
ヘルミン・エッサー(T ダーヴィット)
カール・リッダーブッシュ(Bs ポーグナー) 
ゲルト・ニーンシュテット(Bs コートナー)
クルト・モル(Bs 夜番)

カール・ベーム(指)
バイロイト祝祭管弦楽団,合唱団
録音:1968年7月25日,バイロイト音楽祭
ついに幻の上演が登場!この公演は「マイスタージンガー」生誕100年を記念
したもので、ベームが指揮に当たり、大変な話題となったものでした。とこ
ろが、ドレスリハーサルの後になってザックス役のワルター・ベリーが降板、
急遽ダブルで予定されていたテオ・アダムが全日ザックスを歌い、大喝采を
受けました。あくまで噂ですが、この時の「マイスタージンガー」は某社が
録音を予定していたものの、この主役の交代によって不可能になってしまい、
ベームは「マイスタージンガー」全曲の録音を残さず終いになってしまった
そうです。ベームらしい硬質の響きのワーグナーは「マイスタージンガー」
でも素晴らしいものです。モーツァルトやバッハの名テノールとして知られ
るワルデマール・クメントが意外に素晴らしいワルター。世代交代時期のよ
うで、エファにはギネス・ジョーンズ、夜番にはクルト・モルといった、後
のバイロイトの大歌手が登場しています。ちなみにツォルン役にギュンター
・トレプトウが出演しています。音質の劣悪な海賊盤は出ていましたが、こ
れは見事なステレオ。祝祭劇場の響きを自然に捉えた音は、雑音を嫌ってマ
イクを近づけすげた音より好ましいでしょう。40年前のバイロイトの興奮を、
ぜひ!

ORFEOR 771082 2枚組 \4160
MONO
ベートーヴェン:「フィデリオ」
クリステル・ゴルツ(S レオノーレ) 
ジュゼッペ・ザンピエーリ(T フローレスタン)
オットー・エーデルマン(Bs ロッコ) 
セーナ・ユリナッチ(S マルツェリーネ)
パウル・シェフラー(Br ドン・ピツァロ) 
ワルデマール・クメント(T ヤキーノ)
ニコラ・ザッカリア(Br ドン・フェルナンド) 
エーリヒ・マイクート(T 囚人1)
ヴァルター・ベリー(Bs 囚人2)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,
ウィーン国立歌劇場合唱団
録音:1957年7月27日,ザルツブルク,フェルゼンライトシューレ
1956年、カラヤンはザルツブルク音楽祭の音楽監督に就任、1957年の音楽祭は
カラヤン色が急速に広まったものでした。この「フィデリオ」はその年の開幕
公演のライヴ。1950年代のカラヤンの特徴である颯爽としてダイナミックな演
奏が存分に生かされた演奏です。サロメやエレクトラ役で知られるクリステル
・ゴルツのレオノーレ、当時のカラヤンのお気に入りテノールとして活躍した、
ジュゼッペ・ザンピエーリのフローレスタン、さらにオットー・エーデルマン
のロッコ、セーナ・ユリナッチのマルツェリーネ、パウル・シェフラーのドン
・ピツァロは当時のウィーンのベスト・キャスト。帝王カラヤンの全盛期を偲
ぶに最適なライヴでしょう。音質もモノラルながら、1957年としては上々の部
類ではないでしょうか。

ORFEOR 772082 2枚組 \4160
MONO
ヴェルディ:「ファルスタッフ」
ティト・ゴッビ(Br ファルスタッフ) ローランド・パネライ(Br フォード)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(S フォード夫人) 
アンナ・モッフォ(S ナンネッタ)
アンナ・マリア・カナリ(Ms ページ夫人)
ジュリエッタ・シミオナート(Ms クィックリー夫人)
ルイジ・アルヴァ(T フェントン)他
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,
ウィーン国立歌劇場合唱団
録音:1957年8月10日,ザルツブルク,祝祭劇場
これまた1957年のザルツブルク音楽祭で大きな話題になった公演。カラヤンは
トスカニーニが指揮した「ファルスタッフ」に痛く感激し、ことのほか思い入
れのあるオペラだったそうです。そしてザルツブルク音楽祭で取り上げたのが
この上演でした。前年にEMIへ録音したキャストとは、ゴッビ、シュヴァルツ
コップ、パネライ、モッフォ、アルヴァなどが共通しており、アンサンブルは
見事に出来上がっています。後年に取り上げた時に比べ、若々しく張りのある
音楽が《ファルスタッフ》の生命力を生かしているように思われます。これま
た、帝王カラヤンの全盛期を実力を見せつける名演です。

ORFEOR 776082 2枚組(1枚価格) \2080
シューベルト:
ズライカ1 D.720
ズライカ2 D717
話せと命じないで下さい D.726
ただあこがれを知る者だけが D.310
このままの姿でいさせて下さい D.727
君よ知るや南の国 D.321
ブラームス:
アルトのための2つの歌 Op.91
ジプシーの歌 Op.103(8曲)
ムソルグスキー:歌曲集(6曲)
チャイコフスキー:
なぜ? Op.28-3
彼はとても私を愛していた Op.28-4
セレナード Op.63-6
灼熱の灰のあるごとく Op.25-2
狂おしい夜 Op.60-6
昼の光が満ちようと Op.47-6
アンコール
シュトラウス:夜 Op.10-3
ブラームス:僕の恋は新緑だ Op.63-5
シューベルト:至福 D.433
マリヤーナ・リポヴシェク(Ms)
エリザーベト・レオンスカヤ(P)
録音:1987年8月5日
スロヴェニアのリュブリャナに生まれたマリヤーナ・リポヴシェクは、
1980,90年代にドイツ語圏で活躍したメッゾソプラノ。ワーグナーのメッゾ役
や、シュトラウスの「影のない女」の乳母役として知られました。一方で歌曲
も得意としており、ここではドイツ・リートからシューベルトとブラームスを、
ロシア歌曲からムソルグスキーとチャイコフスキーを取り上げています。どち
らも全盛期の歌手の充実感の感じられるもの。伴奏がレオンスカヤというのも
驚きです。

ORFEO 740081 \2450
クラッシミラ・ストヤノヴァ アリア集
ヴェルディ:
「レニャーノの戦い」,「ルイーザ・ミラー」,「シモン・ボッカネグラ」
プッチーニ:「レ・ヴィッリ」
ゴメス:「フォスカ」,「グァラニー族」
マイヤベーア:「ユグノー」
アレヴィ:「ユダヤの女」
オッフェンバック:「ホフマン物語」
マスネ:「エロディアート」
からのアリア
クラッシミラ・ストヤノヴァ(S)
フリードリヒ・ハイダー(指)ミュンヘン放送管弦楽団
録音:2007年6月20-24日,9月25日
2006年3月、東京のオペラの森公演、ヴェルディ《オテロ》で一番評判だった
のは、デズデーモナ役のソプラノ、クラッシミラ・ストヤノヴァでした。ブル
ガリア出身で、1998年からウィーン国立歌劇場と契約を結び、活躍しています。
ドラマティックな役を得意としつつ、声には独特の透明な美しさがあるのが特
徴。このアリア集では、ヴェルディ、プッチーニですらマイナーなオペラから
アリアを採用、さらにゴメス、マイヤベーア、アレヴィなど、マニアックな選
曲に、彼女の意欲が表れています。




<BIS>
BIS SA 1816(SACD-Hybrid) \2500
ベートーヴェン:
(1)交響曲第2番ニ長調 Op.36
(2)同第7番イ長調Op.92
オスモ・ヴァンスカ(指)
ミネソタ管弦楽団
ヴァンスカとミネソタ管によるベートーヴェンの交響曲シリーズ最後の2曲が
登場し、ついに完成となりました。今回は陽性な2番と7番ですが、一聴して感
心させられるのはリズムの良さで、ヴァンスカならではのボルテージの高い推
進とあいまって、驚くほど生気にあふれたベートーヴェンとなっています。

BIS 1386 \2380
クリストファー・ラウス:
(1)イスカリオテ (1989)
(2)クラリネット協奏曲 (2001)
(3)交響曲第1番 (1986)
マルティン・フレスト(Cl)(2)、
アラン・ギルバート(指)
ロイヤル・ストックホルム・フィル
現在最も精力的なアメリカの作曲家のひとりクリストファー・ラウス (1949-)。
大きな管弦楽曲が創作の中心で、アナログ的な作風が特徴。交響曲第1番はも
ちろん現代の作品ながら19世紀風要素たっぷりで、主要主題がブルックナーの
7番のアダージョに由来していたり、ワーグナーチューバ4本使用など時代錯誤
ぶりがオシャレ。スウェーデンの名手フレストのクラリネットと、日本でもお
なじみのアラン・ギルバートの好演が光ります。

BIS 1632 \2380
ヴァーレン:管弦楽作品集 Vol.2
(1)ネニア(嘆きの歌)Op.18の1 (2)希望に Op.18の2 (3)祝婚歌 Op.1
(4)交響曲第2番 Op.40 (5)交響曲第3番 Op.41
クリスチャン・エッゲン(指)スタヴァンゲルSO
近代ノルウェーの作曲家ファッテイン・ヴァーレン (1887-1952)は重要な存在
ながら、あまり録音に恵まれておらず、このBISのシリーズは北欧音楽ファン
を狂喜させています。好評の第1集(BIS.1522)に次ぐ今回には2篇の交響曲をは
じめ力作揃い。新ウィーン楽派の影響を受けながらも、北欧独特の透明感と優
しさに満ちた作風が独特です。

BIS 1731/33 15枚組 \7140
ハイドン:ピアノ曲全集
ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)
オランダの実力派ロナルド・ブラウティハムのハイドン・ピアノ曲全集がBOX
セットとなり超廉価発売いたします。何と15枚組3枚価格という驚異的お買い
得品です。ソナタはもとより、変奏曲や舞曲多数、さらに連弾曲から「十字架
上のキリスト最後の7つの言葉」のピアノ版まで収めるという徹底ぶり。さら
にさらにオリジナル楽器使用というのも魅力で、これさえ持っていればハイド
ンのピアノ曲は万全です。

BIS SA 1724(SACD) \2500
ダウランド:リュート曲全集
ヤコブ・リンドベルイ(リュート)
1995年にリリース以来、高い評価を受け続けてきたリンドベルイのダウランド
全集、全92曲、演奏時間4時間に及ぶ浩瀚なアルバムが、何とSACD1枚に収まっ
てしまいました。もちろん価格はSACD1枚分、信じ難いお買い得品です。
*このディスクは、SACD専用機でのみ再生可能です。通常のCDプレイヤーでは
再生できませんので、ご注意下さい。




<SUPRAPHON>
SU 3949 \1780
(1)チャイコフスキー:
ピアノ三重奏曲イ短調Op.50「ある偉大な芸術家の思い出のために」
(2)ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第2番ト短調Op.26
スメタナ・トリオ
イトカ・チェホヴァー(P)
ヤナ・ヴォナーシュコヴァー=ノヴァーコヴァー(Vn)
ヤン・パーレニーチェク(Vc)
録音:2008年4月24-30日、5月1-2日プラハ、ボヘミア・ミュージック・スタジオ
スメタナ・トリオによるドヴォルザーク完結篇。
第3番&「ドゥムキー」(SU.3872)、第1番ほか(SU.3927)ときて、このたびよう
やく4曲が揃いました。けれどもスゴイのはむしろカップリングのほう。ドヴォ
ルザークと同じくスラヴ系の血を引くチャイコフスキーだからということもあ
るのでしょう。濃厚で哀切な音楽で知られる傑作に、熱い共感を寄せています。

=アルヒーフ=
SU 3955 \1480
ステレオ(2)(3)
モノラル(1) 
(1)モーツァルト:オーボエ協奏曲ハ長調KV.314a
(2)マルチヌー:オーボエ協奏曲H 353
(3)R.シュトラウス:オーボエ協奏曲(1945)
フランティシェク・ハンターク(Ob)
(1)ミラン・ムンツリンゲル(指)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
(2)マルティン・トゥルノフスキー(指)(3)ヤロスラフ・フォーゲル(指)
ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1)1956年12月10-12日プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール
(2)(3)1962年6月22-25日ブルノ、ベセドニー・ドゥーム
1910年に生まれたフランティシェク・ハンタークはチェコを代表するオーボエ
奏者。1932年未だプラハ音楽院在学中に、ヴァーツラフ・ターリヒに見出され
てチェコ・フィルの第1オーボエ奏者に就任。同時にまた、チェコ九重奏団、
チェコ・フィル木管五重奏団、アルス・レディヴィヴァのメンバーとしても活
躍しました。さらにブルノ・フィルの首席奏者(1956-70)も務めています。
これは世界的にも有名なハンタークが残したオーボエ協奏曲の名作を集めたも
の。なかでも1955年に書かれたマルチヌーの曲は、権威筋に支配的だった不評
にもかかわらず、ハンタークが1960年にチェコスロヴァキア初演をおこなった
作品。もともとはチェコ・フィルのオーボエ奏者でイルジー・タンチブデクに
よって委嘱され、1950年にオーストラリアに移住したかれの手によりシドニー
で世界初演がなされ、以後ヨーロッパで数多く演奏されています。技巧的で速
いパッセージと幅広い音域を要求する難曲ですが、ここでもハンタークの驚異
的な腕前が確かめられます。




<MEDICI ARTS>
~EUROARTS
20 56948(DVD-Video) \2900
KDB 1(Blu-ray Disc) \3780※2008年12月までの特別価格 それ以降は\4850
「NYフィル・イン・平壌」
北朝鮮国歌「愛国歌」
アメリカ国歌
ワーグナー:「ローエングリン」第3幕前奏曲
ドヴォルザーク:交響曲9番「新世界より」
ガーシュウィン:「パリのアメリカ人」
ビゼー:組曲「アルルの女」第2番
バーンスタイン:「キャンディード」序曲
朝鮮民謡:アリラン(アンコール)
[ボーナス] ピョンヤンのアメリカ人
ロリン・マゼール(指)
ニューヨーク・フィルハーモニック
収録:2008年2月26日東平壌大劇場(平壌)
字幕:英、独、仏、西、日本語
2008年2月26日に平壌市内にある東平壌大劇場で行われたニューヨーク・フィル
&ロリン・マゼールによる平壌公演を収録した映像がリリースされます。しか
も、MEDICI ARTS初ブルーレイ&DVDディスクでの2タイトル同時発売。音楽はと
きとして政治の世界で大きな関わりを持つことがありますが、今回はこのNY
フィル平壌公演は久々に話題となりました。このコンサートのスポンサーは日
本人女性。ヴェネツィア在住の大富豪チェスキーナ・永江洋子氏だったという
ことも大きな注目を集めました。残念ながら金正日総書記は姿を見せませんで
したが、この公演が歴史的にも大きな意味を持つ公演だったことは言うまでも
ないでしょう。また、NYのメンバーの平壌滞在中の映像がふんだんに収録され
たボーナストラックも付いています(日本語字幕付き)。

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08-08 No.8-1

2008年08月14日 19時19分13秒 | Weblog
ブリテン:ピアノと管弦楽のための作品全集 ――
ピアノ協奏曲ニ長調Op.13(1945年版)
ピアノ協奏曲ニ長調Op.13(原典版)より 第3楽章「レチタティーヴォとアリア」
/若きアポロOp.16/左手のピアノと管弦楽のための《ディヴァージョンズ》
Op.21
スティーヴン・オズボーン(ピアノ)、
イラン・ヴォルコフ(指揮)、BBCスコティッシュ交響楽団
カプースチン、アルカン、リスト、ドビュッシー、メシアン、そしてティペッ
トなど、圧倒的なレパートリーを駆使した録音を発表してきたスコットランド
の風雲児スティーヴン・オズボーン。
去る2007年のプロムスでは、イラン・ヴォルコフ&BBCスコティッシュ響とのコ
ンビと共にブリテンのピアノ協奏曲を携えて出演。
このプロムスの公演でオズボーンは驚異的なパフォーマンスで聴衆を熱狂の渦
に巻き込み、「ブリテンのピアノ協奏曲」の存在と魅力を改めて示すことに成
功したのである。
プロムスの直後となる2007年9月に行われたレコーディングでは、「ピアノ協
奏曲」はもちろんのこと、「若きアポロ」、「ディヴァージョンズ」といった
ブリテンのピアノと管弦楽のための作品を収録。
左手のために書かれた「ディヴァージョンズ」(主題、10の変奏と終曲)はこれ
までにほとんど録音が行われなかっただけに、名手オズボーンの演奏による新
録音はイギリス音楽ファン要チェック。
また、1945年の改定の際に破棄されてしまったピアノ協奏曲(原典版/1938年)
の第3楽章も併せて収録するなど、文字通りオズボーンの手によってブリテン
の「ピアノと管弦楽のための作品全集」が完成!
ブリテンの「ピアノと管弦楽のための作品」の持つ魅力を世界中に伝えるとい
う重要な役割を持った録音の登場である。

CDA 67674 \2180
マルティヌー:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集Vol.4 ――
ヴァイオリン協奏曲第1番H.226/同第2番H.293
ボフスラフ・マトウシェク(ヴァイオリン)、
クリストファー・ホグウッド(指揮)、チェコ・フィルハーモニック管弦楽団
世界初録音となる作品や祖国チェコ以外では演奏機会に恵まれていない傑作な
ど豊富なレパートリーを取り上げてきたマルティヌーの「ヴァイオリンと管弦
楽のための作品全集」が完結!そして最終巻となるこの第4集ではシリーズのト
リを飾るに相応しい大本命、ヴァイオリン協奏曲の第1番と第2番を収録!
ポーランド生まれのアメリカ人ヴァイオリニスト、サミュエル・ダシュキンの
ために作曲されたマルティヌーのヴァイオリン協奏曲第1番。作品自体は1933
年に完成したものの第2次世界大戦の動乱に巻き込まれスコアを紛失。作曲者
の死後1968年にスコアが発見され、完成から40年後の1973年にようやく初演が
行われている。委嘱者サミュエル・ダシュキンの演奏を想定して書かれた協奏
曲第1番は、まばゆいばかりのエネルギーと技巧的な作風を持つ。
続く第2番は、ウクライナ出身のヴァイオリニスト、ミッシャ・エルマンのた
めに作曲が行われれ1943年に初演が行われた作品。民族的なカラーを持ち技巧
的な第1番とは対照的に、穏やかで美しいフレーズが印象に残り、どことなく
ロマン派の音楽を彷彿とさせるマルティヌーの秀作である。
もちろん第4集の演奏も、これまでの第1集から第3集で見事な演奏を聴かせて
くれたマトウシェクとホグウッド&チェコ・フィルのコンビ。ミルシテインの
門弟であり1970年代には読売日本交響楽団のコンサートマスターとしても活躍
したマトウシェクが、2つのヴァイオリン協奏曲でシリーズを劇的に締め括る。

CDA 67717 2枚組(1枚分価格) \2180
クレメンティ:ピアノ・ソナタ全集Vol.2 ――
ソナタ変ロ長調Op.9-1/同ハ長調Op.9-2/同変ホ長調Op.9-3/同イ長調Op.10-1
/同ニ長調Op.10-2/同変ロ長調Op.10-3/同変ホ長調Op.11-1/
トッカータ変ロ長調Op.11-2/ソナタ変ロ長調Op.12-1/同変ホ長調Op.12-2/
同へ長調Op.12-3/同変ホ長調Op.12-4
ハワード・シェリー(ピアノ)
前作第1集(CDA 67632)が自身の通算100枚目のアルバムとなったハワード・シェ
リーのピアノによる「クレメンティのピアノ・ソナタ全集」第2巻はOp.9から
Op.12までを収録。
シェリーの新しいプロジェクトである「クレメンティのピアノ・ソナタ全集」
は3年間の月日をかけて全6巻での完結が予定されており、年代順に沿って収録
&リリースが進められている。
幾分か明るく軽やかな作品が主となっていた第1集と比べ、第2集はシリアスで
重みを持った作品が1つの特徴。中でも「Op.12」のソナタは、傑作と言われる
「Op.13」へと続く優れた手法が発揮された隠れた傑作である。
ピアニスト、指揮者としてますます勢いを増しているハワード・シェリーが推
し進めるクレメンティの今後が非常に楽しみ。

CDA 67621 \2180
ニコラ・ポルポラ(1686-1768):ソプラノのためのカンタータ集 ――
Or si m'avveggio, oh Amore/Credimi pur che t'amo/Gia la notte
s'avvicina/Or che d'orrido Verno
エレーナ・チェッチィ・フェディ(ソプラノ)、
カルロ・イパータ(指揮)、アウセル・ムジチ
ハイペリオンからリリースされているボッケリーニのフルート五重奏曲
(CDA 67646)、リダルティのヴァイオリン協奏曲集(CDA 67685)の2タイトルが
古楽&バロック・ファンの間で話題を呼んでいるイタリアの古楽演奏団体アウ
セル・ムジチ。ハイペリオン移籍第3弾となる新譜は、ボッケリーニ、リダル
ティと同じ18世紀イタリアの作曲家ニコラ・ポルポラのカンタータ集!
18世紀イタリアにおけるオペラ、声楽の大家、声楽の教師として国際的な名声
を得ていたポルポラ。イギリスの「貴族オペラ」から招聘を受けて渡ったロン
ドンでのヘンデルとの覇権争いや、若きハイドンを育てた教育者としての優れ
た手腕は、ポルポラの有名なエピソードである。
名声楽教師として教育に携わり声楽を追求し続けたことにより生まれた美しい
旋律や華麗な装飾を持つポルポラのカンタータを歌うのは、イタリアのソプラ
ノ歌手エレーナ・チェッチィ・フェディ。アカデミア・モンティス・レガリス
との共演に代表されるように、特にバロックの分野で華々しい活躍ぶりを見せ
る今注目のソプラノである。

CDA 67639 \2180
パヴェウ・ウカシェフスキ(1968-):合唱作品集 ――
幸いなり、聖パウロ/幸いなり、聖アントニウス/幸いなり、聖マルティヌス/
四旬節の2つのモテット/アヴェ・マリア/交唱聖歌集/詩篇102番/ヌンク・ディ
ミティス
スティーヴン・レイトン(指揮)、
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団
ヘンデルの「デッティンゲン・テ・デウム」(CDA 67678)でベールを脱いだ新
音楽監督スティーヴン・レイトンが率いる新体制のケンブリッジ・トリニティ
・カレッジ合唱団。ヘンデルに続いてハイペリオンからリリースとなるのは、
合唱界を中心として急激に注目を集めているポーランドの作曲家パヴェウ・ウ
カシェフスキの合唱作品集。
ウカシェフスキは1994年のショパン音楽アカデミー・コンクール優勝を皮切り
にポーランド内外で実績を重ねており、1996年からはワルシャワのショパン音
楽アカデミーで作曲の指導を行っている。
スティーヴン・レイトンは逸早く美しく精神的なウカシェフスキの作品に取り
組み、2007年には「ヌンク・ディミティス」を提供されるなど作曲者から厚い
信頼を受けているだけに、ポーランドの新しい宗教合唱作品の解釈と演奏に
期待が懸かる。

CDA 67676 \2180
シューマン:詩人の恋とハイネの詩による歌曲 ――
悲劇Op.64-3/2人の擲弾兵Op.49-1/尼僧Op.49-3/憎しみ合う兄弟Op.49-2/
哀れなペーターOp.53-3/ベルサツァールOp.57/蓮の花Op.25-7/孤独な涙は何
を望むOp.25-21/君は花のごとくOp.25-24/君の頬を寄せたまえOp.142-2/私の
愛は輝くOp.127-3/君の顔Op.127-2/ぼくの馬車はゆるやかにOp.142-4/歌曲集
《詩人の恋》Op.48
世界中から引く手あまたのカナダ人バリトン歌手、ジェラルド・フィンリーと
名手ジュリアス・ドレイクのコンビによる4枚目のリリースはこれまでのアイ
ヴズ、バーバーから一転、シューマンの「詩人の恋」。
フィンリーのシューマン歌曲集は収録作品が非常にユニーク。名曲「詩人の
恋」とカップリングされているのは同じく「ハイネの詩」による歌曲であり、
「詩人の恋」に含まれるはずだった4つの歌曲(Op.142-2、127-3、127-2、
142-4)を「詩人の恋」の直前に配置しているというプログラミングからもフィ
ンリーの強いこだわりが窺える。
ハイペリオンの顔とも言える「歌曲シリーズ」にまた1つ光り輝くアルバムが
加わった!

CDA 67694 \2180
モラレス:マニフィカト、モテットと哀歌 ――
哀歌~Coph.Vocavi、Zai.Candidiores、Nun.Vigilavit/モテット~Gaude et
Laetare Ferrariensis Civitas、Sancta Maria, succurre miseris、
幸いなるかな女王、天の女王、スペム・イン・アリウム、
すべての者は幸いなり/マニフィカト~第1旋法によるマニフィカト
(全曲版世界初録音)
スティーヴン・ライス(指揮)、ブラバント・アンサンブル
これまでクレキヨン、マンシクール、ゴンベールの作品集をリリースしたきた
ブラバント・アンサンブルのハイペリオン第4弾は、スペインのレーベル「グ
ロッサ(Glossa)」から歴史に埋もれたままとなっていた作品などが続々と発表
されている16世紀スペインの作曲家モラレス。
国際的な名声を得た最初のスペイン人作曲家とも言えるモラレスは、同時代の
人々から「音楽におけるスペインの光」と称されるなどビクトリアが登場する
以前のスペイン音楽を発展させた人物である。音楽学者としても高名なライス
が率いるブラバント・アンサンブルの解釈も聴きどころ。
第1旋法によるマニフィカトの全曲録音は当盤が世界初録音となる。




<Helios>
CDH 55240 \1280
コレッリ:ラ・フォリアとソナタ ――
教会ソナタ ト長調Op.1-9/ヴァイオリン・ソナタ ハ長調Op.5-3/室内ソナタ
イ長調Op.4-3/ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ニ長調Op.5-11/室内ソナタ
第12番ト長調《シャコンヌ》Op.2-12/ヴァイオリン・ソナタ 二短調《ラ・
フォリア》Op.5-12/室内ソナタ ホ短調Op.2-4/教会ソナタ イ長調Op.3-12
パーセル・クヮルテット
「ラ・フォリア」シリーズに大本命コレッリが登場!ヴィヴァルディ、C・P・
E・バッハ、A・スカルラッティ、ジェミニアーニ、マレといった大作曲家た
ちの「ラ・フォリア」を録音してきたパーセル・クヮルテット。
ラ・フォリアのみならず、室内ソナタ「シャコンヌ」や教会ソナタなどコレッ
リの"ソナタ″の魅力が凝縮されている。
CDA 66226からの移行再発売。

CDH 55295 \1280
愛を学ぶ~14世紀フランスの歌曲とモテット ――
マショー:私に喜びの苦痛を与えているのは、やさしく美しく
ピカード:グローリア/ソラージュ:バラード
他、作曲者不詳の作品を収録
クリストファー・ペイジ(指揮)、ゴシック・ヴォイセズ
中世フランスの音楽家たちが生み出した「愛の歌」の数々――。マショーやソ
ラージュ、ピカードなど14世紀フランスを舞台として活躍した音楽家たちや、
名も知れぬ作者たちが生んだ「歌曲」と「モテット」を収録。
クリストファー・ペイジ&ゴシック・ヴォイセズの黄金コンビによる演奏は、
英グラモフォン誌や米ファンファーレ誌から絶賛を博した実績がある。
CDA 66619からの移行再発売。

CDH 55314 \1280
モーツァルト:教会ソナタ集 ――
教会ソナタ ハ長調K.329/ト長調K.274/変ロ長調K.68/ヘ長調K.224/
変ロ長調K.212/ニ長調K.245/ハ長調K.263/ヘ長調K.145/イ長調K.225/
ハ長調K.336/変ホ長調K.67/ト長調K.241/ハ長調K.328/ニ長調K.144/
ヘ長調K.244/ニ長調K.69/ハ長調K.278
ロバート・キング(指揮)、キングズ・コンソート
モーツァルトの知られざる名曲「教会ソナタ」が生命力豊かな響きを放つ。
ザルツブルク時代のモーツァルトが1766年(10歳!)から1780年にかけてミサの
合間に演奏される音楽として作曲を行った17曲の教会ソナタ集。
「教会ソナタ」は17曲全てが1楽章形式で書かれ、生命力豊かな曲想を持った
神童モーツァルトの知られざる傑作である。
CDA 66377からの移行再発売。




<APR>
APR 5661 \1880
20世紀中期のロシア・ピアニズム~アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル ――
チャイコフスキー:子供のアルバムOp.39(録音:1952年頃/モスクワ)
グリーグ:
抒情小曲集第7集Op.62(録音:1953年頃/モスクワ)、
同第8集Op.65より 青春の日々からOp.65-1、農民の歌Op.65-2、
バラード風にOp.65-5、トロルドハウゲンの婚礼の日Op.65-6
(録音:1953年頃/モスクワ)、抒情小曲集第9集Op.68(録音:1954年頃/モスクワ)
アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル(ピアノ)
貴重な歴史的録音の復刻や、トライオンなど現在も活躍しているピアニストの
録音でファンから絶大な支持を得ているAPRが掲げる最重要シリーズ『20世紀
中期のロシア・ピアニズム 』のシリーズ第3弾!
第1シリーズ「ネイガウス(ノイハウス)とその弟子たち」、第2シリーズ「イグ
ムノフとその弟子たち」に続く第3弾は、「ゴリデンヴェイゼル(ゴールデンワ
イザー)とその弟子たち」。
ラフマニノフやスクリャービン、メトネルの同世代で1875年生まれのゴリデン
ヴェイゼルは、1961年に他界するまでの55年という長期間にわたって母校モス
クワ音楽院で教鞭を執り、1922年から24年と1939年から42年にかけて院長を2
度務めている。
200人以上のピアニストを育てたゴリデンヴェイゼルは、フェインベルク、タ
マルキーナ、ニコラーエワ、ギンズブルク、ベルマン、バシュキロフ、ヴェ
ンゲーロフなど歴史に名を残す名手たちを輩出するなど、ネイガウス、イグ
ムノフと並び立つロシアン・スクールの重鎮である。
ゴリデンヴェイゼルの録音はキャリアの後期に放送用録音などが多く行われ
たが、商業録音は決して多くないだけに今回の復刻は歓迎されることだろう。

APR 5666 \1880
20世紀中期のロシア・ピアニズム~タチアナ・ニコラーエワ ――
チャイコフスキー:
ピアノ協奏曲第2番ト長調Op.44(録音:1951年頃/モスクワ)/
協奏的幻想曲ト長調Op.56(録音:1950年頃/モスクワ)*
タチアナ・ニコラーエワ(ピアノ)、
ニコライ・アノソフ(指揮)、キリル・コンドラシン(指揮)*、
ソヴィエト国立交響楽団
死の前年となる1992年にハイペリオンへ録音されたJ・S・バッハの「フーガ
の技法」など数々の名演を遺したロシアが生んだ伝説の女流ピアニスト、タ
チアナ・ニコラーエワも巨匠ゴリデンヴェイゼルの門下生の1人。
1950年に開催されたライプツィヒ・バッハ・コンクールでのニコラーエワの
演奏を聴いたショスタコーヴィチが「24の前奏曲とフーガ」の作曲を行い、
ニコラーエワに献呈したという逸話は有名。
APRから復刻される録音は「協奏的幻想曲」が世界初録音、「ピアノ協奏曲
第2番」は原典版世界初録音であり、前述のライプツィヒ・バッハ・コンクー
ル前後のニコラーエワのパフォーマンスを聞ける貴重な音源である。

APR 5667 \1880
20世紀中期のロシア・ピアニズム~グリゴリー・ギンズブルク ――
ベートーヴェン(ルビンシテイン編):
劇音楽《アテネの廃墟》より トルコ行進曲(録音:1930年頃/モスクワ)
リスト:ハンガリー狂詩曲第10番ホ長調《前奏曲》S.244-10(録音:1940年頃、
モスクワ)、同第11番イ短調S.244-11(録音:1942年頃/モスクワ)、
ジュネーヴの時計台S.160-9(録音:1942年頃/モスクワ)、
パガニーニによる超絶技巧大練習曲第3番嬰ト短調《ラ・カンパネッラ》
S.140-3(録音:1951年/モスクワ)、同第4番ホ長調《アルペッジョ》S.140-4、
同第5番ホ長調《狩り》(録音:1951年/モスクワ)、ゴンドラの漕ぎ手、
タランテラ(録音:1948年/モスクワ)、
ヴェルディの歌劇《リゴレット》による演奏会用パラフレーズS.434
(録音:1951年/モスクワ)
リスト(ブゾーニ編):
モーツァルトの歌劇《フィガロの結婚》からの2つの主題による幻想曲
(録音:1948年頃/モスクワ)
ロッシーニ(ギンズブルク編):
歌劇《セビリャの理髪師》より 私は町のなんでも屋(録音:1951年/モスクワ)
バラキレフ:東洋的幻想曲《イスラメイ》(録音:1942年頃/モスクワ)
グリゴリー・ギンズブルク(ピアノ)
ゴリデンヴェイゼルの高弟で20世紀を代表するピアニストの1人に数えられる
ギンズブルクの初期録音集が「20世紀中期のロシア・ピアニズム」から登場!
19世紀ロマン派の作品を得意とし、当時のロシアのピアニストの中でも指折り
の技巧派としてその名を轟かせたギンズブルク。このCDの演奏は1930年から
1951年にかけて録音が行われ、78回転SPレコードとして発売されていた珍しい
音源の数々が収められている。
得意としていたリスト、自らのアレンジを施した重要レパートリー、ロッシー
ニの「私は町のなんでも屋」、そしてアルバムの最後を締め括るバラキレフの
イスラメイなどファン要注目。




<Nimbus>(Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 5824/6 3枚組 \4360
ブリテン:歌劇《アルバート・ヘリング》
ピーター・ピアーズ(テノール)、ジョアン・クロス(ソプラノ)、
グラディス・パー(ソプラノ)、マーガレット・リッチー(ソプラノ)、
オタカール・クラウス(バリトン)、ロイ・アシュトン(テノール)、
ノーマン・ラムスデン(バス)、デニス・ダウリング(バリトン)、
ナンシー・エヴァンス(メゾ・ソプラノ)、
キャサリン・ローソン(メゾ・ソプラノ)、アン・シャープ(ソプラノ)、
アラン・トンプソン(トレブル)、
ベンジャミン・ブリテン(指揮)、
イギリス・オペラ・グループ室内管弦楽団
ギ・ド・モーパッサンの短編小説「ユッソン夫人のバラの樹」を題材として
1947年に作曲されたブリテンの室内喜歌劇「アルバート・ヘリング」のデン
マーク・ライヴ!
1947年6月20日の初演から約2年後となる1949年9月15日に行われたデンマーク
・コペンハーゲン王立歌劇場での公演を収録したテープが発見され、1964年
のスタジオ録音以前に収録された貴重な録音のリリースが実現となったので
ある。
ブリテンのオペラ、声楽作品には欠かせないテノールのピーター・ピアーズを
筆頭に、11人のオリジナル・キャストが引き続き参加しているというところも
ポイント。また英文ブックレット解説とは別に52ページの歌詞ブックレット
(英語)が封入されており、ニンバスの意気込みの高さが窺える。

NI 2513/4 2枚組 \2700
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ&ヴィオラ・ソナタ集 ――
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78《雨の歌》/第2番イ長調Op.100/
第3番ニ短調Op.108/ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1
/第2番変ホ長調Op.120-2
オスカー・シュムスキー(ヴァイオリン&ヴィオラ)、
レオニード・ハンブロ(ピアノ)
フェルツマンの「ゴルトベルク変奏曲」(NI 2507)やミンツの「ヴィヴァル
ディ」(NI 2500/4)などが早速反響を呼んでいるミュージック・マスターズ音
源の復刻シリーズからオスカー・シュムスキーが登場!オイストラフからは
「世界で最も偉大なヴァイオリニストの1人」と讃えられ、ストコフスキ、
クライスラーからも称賛されたシュムスキーだったがその生涯に遺した録音
の数は決して多くないだけに、円熟の境地に達した幻の巨匠がヴァイオリンと
ヴィオラを持ち替えて録音に望んだブラームスの復活は意義深いものがある。

NI 2512 \1780
ホヴァネス:
交響曲第2番Op.132《神秘の山》、
ピアノと管弦楽のための《ローソドゾク》Op.48
ルー・ハリソン:交響曲第2番《悲歌》
キース・ジャレット(ピアノ)、
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)、
アメリカン・コンポーザーズ・オーケストラ
これまでに500人近くの作曲家の作品を取り上げ100曲を超える世界初演を行っ
てきたアメリカ音楽の伝道者、アメリカン・コンポーザーズ・オーケストラと
リンツ・ブルックナー管とのコンビでスポットライトを浴びているデニス・
ラッセル・デイヴィスのコンビによるホヴァネス&ハリソン。
やはりこのアルバムの目玉はキース・ジャレットがソロを務めるホヴァネスの
「ローソドゾク」!最近は手堅いレパートリーが目立つデニス・ラッセル・デ
イヴィスだが、実は世界初演を数多く手懸けるなど近現代作品の演奏にも長け
ており、ホヴァネス&ハリソンでのタクト捌きも流石。

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08-08 No.8-2

2008年08月14日 19時17分02秒 | Weblog
<Linn>
CKD 292(SACD-Hybrid) \2580
悪魔のトリル ――
タルティーニ:
ソナタ ト短調Op.1-4《悪魔のトリル》、
同ト短調Op.1-10《捨てられしディドーネ》、同ホ短調Op.1-5、
同イ長調Op.1-13《パストラーレ》、グラーヴェ 二短調
ヴェラチーニ:ソナタ イ長調Op.1-7
パラディアンズ〔ロドルフォ・リヒター(ヴァイオリン)、
ザンヌ・ハインリヒ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
シラス・スタンデイジ(チェンバロ)、
ウィリアム・カーター(アーチリュート&バロック・ギター)〕
レイチェル・ポッジャー、パメラ・トービー、ジョアンナ・レヴァイン、ウィ
リアム・カーターの4人が集まり1991年にアンサンブルが結成され、瞬く間に
世界の檜舞台に駆け上ったパラディアン・アンサンブル。これまでに幾多の
名演を創り上げてきたパラディアン・アンサンブルは、2007年にパメラ・トー
ビーが新たな可能性を追求するためにアンサンブルを離れたことを1つの転機
として、アンサンブル名を“パラディアンズ”にリニューアル。
そして今回早速リリースとなる新体制でのレコーディング第1弾では、イタリ
ア・バロックの巨匠タルティーニの「悪魔のトリル」という新たな門出に相応
しいプログラムを披露!
演奏の鍵を握るヴァイオリンを担当するロドルフォ・リヒターは、モニカ・ハ
ジェットの門下生でありあのポッジャーの後任としてパラディアン・アンサン
ブルに迎えられた実力者なだけに期待も高まる。「悪魔のトリル」に挑むパラ
ディアンズに要注目!





<Metronome>
METCD 1083 \2300
グレース・ダヴィッドソン~ポートレート ――
ビンゲン:めでたし、気高き方
レオ:幸いなるかな女王
マンチーニ:Quanto dolce e quell'ardore
J・S・バッハ:復活祭オラトリオより
ダウランド:彼の金髪も時が銀色に変えてしまった
パーセル:メアリー女王の誕生日のためのオード《来たれ、汝ら芸術の子》より
コジェルフ:Sola digna tu fuisti
モーツァルト:モテット《踊れ、喜べ、幸いなる魂よ》K.165
グレース・ダヴィッドソン(ソプラノ)、ペネロペ・ラプソン(ディレクター)、
フィオーリ・ムジカーリ
スペインのグロッサ(Glossa)からリリースされている録音が高評価を集めてい
るマイケル・ヌーン&アンサンブル・プラス・ウルトラの中心メンバーであり、
シックスティーン、テネブレ、モンテヴェルディ合唱団、ポリフォニー、イン
グリッシュ・コンソート、エクス・カシドラといった世界に名立たる演奏団体
でメンバー、ソリストとして目覚しい活躍を見せるイギリスの古楽&バロック
・シーンに現れた美しき新星グレース・ダヴィッドソン。
メトロノーム・レーベルから登場する初のソロ・アルバムは、2003年の初共演
から今日まで素晴らしい関係を築いてきたフィオーリ・ムジカーリとのコンビ
によるアリアと宗教歌曲集。
ビンゲンからモーツァルトまでの700年を音楽で表現するというコンセプトを
持ったグレース・ダヴィッドソンのポートレートにはレオやコジェルフの珍し
い作品が取り入れられるなど、豊富なレパートリーと抜群の選曲センスが今後
のさらなる飛躍を予感させる。
包みこむような優しさと神々しさをも感じさせるグレース・ダヴィッドソンの
透明感のある澄んだ歌声が、古楽&バロック・シーンに新たな風を吹き込むこ
と必至!

METCD 1072 \2300
ロベール・ド・ヴィゼー(c.1660-b.1732):テオルボのための小品集 ――
テオルボのための小品集二短調/同ト長調/リュリの作品のテオルボ編曲/
テオルボのための小品集イ短調/嘆き~ヴィゼー嬢へのトンボー
フレッド・ヤコブス(フレンチ・テオルボ)
オランダの名門スヴェーリンク音楽院が輩出した世界有数のテオルボ奏者、
フレッド・ヤコブスのソロ・アルバムとなるロベール・ド・ヴィゼーの作品
集!
ヤコブスはオランダ・バッハ協会、ガブリエリ・コンソートなどのメンバー
として、またソリストとしての活躍も目覚しく、バロックのスペシャリスト
として定評のあるオランダのソプラノ歌手ヨハネッテ・ゾマーとの共演によ
る「レスプリ・ガラ」(CCSSA 24307)の演奏は記憶に新しい。
太陽王ルイ14世のギターの師でもあったロベール・ド・ヴィゼーの音楽はフ
ランス・バロックにおけるテオルボ、ギター作品の象徴とも称されており、
同時代の作品を得意とするヤコブスにとってこの上ないプログラム。ルイ14
世も聴いたであろうヴィゼーの音楽が持つ心地よい響きが安らぎを与えてく
れる。

METCD 1076 \2300
ピアース・ヘラウェル(1956-):犬と狼 ――
狩猟ラッパ/ウィーバー・オヴ・グラス/砂漠の漂流物/ビルディング・オヴ・
カーブ/犬と狼
マーク・オキーフ(トランペット)、ヨナス・ビルント(トロンボーン) 、
ピエール=アンドレ・ヴァラド(指揮)、
BBCスコティッシュ交響楽団、ヴァンブラ弦楽四重奏団、
シューベルト・アンサンブル
これまでに2枚の作品集(METCD 1029、1059)をリリースするなどメトロノーム
・レーベルが作品の紹介に大きな力を注いでいるピアース・ヘラウェルは、
イギリスをはじめとした欧米各国の放送局からの委嘱による作曲や、ヒリア
ード・アンサンブル、ストックホルム・チェンバー・ブラスなどに作品を提供
しているイギリスの作曲家。
冒頭の「狩猟ラッパ」では、BBCスコティッシュ響首席トランペット奏者オキ
ーフと北欧の名門オーケストラの首席奏者を歴任してきたビルントのスーパ
ープレイが炸裂!



<Chandos Classics>
CHAN 10481X 1780
プロコフィエフ:
交響組曲《キージェ中尉》Op.60/交響的絵画《夢》Op.6/アンダンテOp.50bis
/交響的スケッチ《秋》Op.8/バレエ音楽《石の花》Op.118からの組曲
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
ワーグナーの楽劇「ニーベルングの指輪」~オーケストラル・アドベンチャー
(CHSA 5060)の録音で名コンビ復活を強く印象付けたネーメ・ヤルヴィ&スコ
ティッシュ・ナショナル管。ヤルヴィ一族の長とスコットランドの名門オーケ
ストラのコンビによって、1980年代後半から1990年代初頭にかけて録音&リリ
ースが行われたプロコフィエフの管弦楽作品が6タイトル一挙に「Classicsシ
リーズ」から新装発売!しかも24-bit/96kHzデジタル・リマスターによる音質
向上とプライスダウンでさらに魅力アップ!
「キージェ中尉」、「石の花」といった代表的作品から初期の作品となる
「夢」、「秋」がバランスよく収められており、プロコフィエフのオーケスト
レーションの変化を父ヤルヴィのタクトで味わえる。
1985年12月10日&1989年8月21日~22日の録音。
24-bit/96kHzデジタル・リマスターによる新装再発売盤。

CHAN 10482X 1780
プロコフィエフ:
スキタイ組曲Op.20/バレエ音楽《鋼鉄の歩み》Op.41aからの組曲/
カンタータ《アレクサンドル・ネフスキー》Op.78
リンダ・フィニー(アルト)、
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、スコティッシュ・ナショナル管弦楽団&合唱団
「スキタイ組曲」の第2曲「チュジボーグと悪魔の踊り」での凄まじい勢いに
よる荒々しく凶暴なサウンドや、壮大なスケールで描かれる「アレクサンドル
・ネフスキー」は、まさしくネーメ・ヤルヴィの真骨頂。モソロフ、バラダの
作品と語られることの多い珍曲「鋼鉄の歩み」組曲も収録。
1988年9月28日~29日&1987年8月21日~23日の録音。
24-bit/96kHzデジタル・リマスターによる新装再発売盤。

CHAN 10483X 1780
プロコフィエフ:
バレエ音楽《道化師》Op.21aからの組曲/歌劇《3つのオレンジへの恋》
Op.33aからの組曲/組曲《ワルツ集》Op.110
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
特に「行進曲」が有名な組曲「3つのオレンジへの恋」や、ディアギレフのロ
シア・バレエ団のために書かれた「道化師」からの組曲をカップリング。
「戦争と平和」、「シンデレラ」、「レールモントフ」からのワルツが集めら
れた組曲「ワルツ集」Op.110は、プロコフィエフのワルツのダイジェストと
も呼ばれる作品である。
1985年8月18日&1984年8月25日~26日&1988年9月28日&29日の録音。
24-bit/96kHzデジタル・リマスターによる新装再発売盤。

CHAN 10484X 1780
プロコフィエフ:
組曲《ピーターと狼》Op.67/バレエ音楽《シンデレラ》Op.87からの組曲/
2つのプーシキン・ワルツOp.120/劇音楽《エフゲニー・オネーギン》Op.71より
/劇音楽《ボリス・ゴドゥノフ》Op.70bisより
リーナ・プロコフィエフ(語り)、
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
幅広く親しまれているプロコフィエフの「ピーターと狼」。このヤルヴィ盤で
ナレーションを務めているのは、プロコフィエフ夫人のリーナ・プロコフィエ
フ。亡き夫が遺した作品の語りを妻であるリーナ(録音後の1989年に他界)が担
当した貴重な記録と言えるだろう。「ロメオとジュリエット」に次ぐプロコ
フィエフ・バレエの傑作「シンデレラ」からの組曲や、プーシキンに関連する
作品集でもヤルヴィ節を堪能できる。
1985年19日~20日&1986年8月の録音。
24-bit/96kHzデジタル・リマスターによる新装再発売盤。

CHAN 10485X 1780
プロコフィエフ:
交響組曲《セミョーン・カトコ》Op.81bis/歌劇《賭博者》からの4つ肖像と
終曲Op.49
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
カターエフの小説を題材としたストーリーの歌劇「セミョーン・カトコ」は
1940年6月にミハイル・ジューコフの指揮で初演が行われた作品であり、ここ
に収録されている「組曲版」は1943年に初演されている。ヤルヴィのプロコ
フィエフの音楽に対する造詣の深さはもちろんのこと、スコティッシュ・ナ
ショナル管のハイ・パフォーマンスも特筆もの。
1989年8月12日~13日の録音。
24-bit/96kHzデジタル・リマスターによる新装再発売盤。

CHAN 10486X 1780
プロコフィエフ:
バレエ音楽《放蕩息子》Op.46/アンダンテOp.29bis/交響的な歌Op.57/
ディヴェルティメントOp.43
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
「ピアノ・ソナタ第4番ハ短調Op.29」をオーケストラ用に編曲した「アンダン
テOp.29bis」や冒頭のトロンボーンがズシリと響く「ディヴェルティメント」
などの珍しい作品や、ディアギレフからの委嘱により聖書の「放蕩息子」を
題材として作曲されたバレエ音楽「放蕩息子」を収録。
1988年9月27日~30日の録音。
24-bit/96kHzデジタル・リマスターによる新装再発売盤。




<Cala>
CACD 1017 2枚組(1枚分価格) 2180
木管楽器のためのフランス音楽集第1巻 ――
ドビュッシー:
コール・アングレのための狂詩曲、シランクス、狂詩曲第1番、
フルート,ヴィオラとハープのためのソナタ、小さな黒ん坊、
クラリネットとピアノのための小品、サクソフォンのための狂詩曲
サン=サーンス:
オデレットOp.162、クラリネット・ソナタOp.167、アルバムのページOp.81、
ファゴット・ソナタ ト長調Op.168、デンマークとロシアの旋律による奇想曲
Op.79、オーボエ・ソナタOp.166、ロマンス変ニ長調、タランテラOp.6
ウィリアム・ベネット(フルート)、ニコラス・ダニエル(オーボエ)、
ジェイムズ・キャンベル(クラリネット)、レイチェル・ゴフ(ファゴット)、
クリフォード・ベンソン(ピアノ)、ジュリアス・ドレイク(ピアノ)、
ジョン・ヨーク(ピアノ)、デイヴィッド・キャンベル(クラリネット)、
サイモン・ハラーム(サクソフォン)、エヴァン・ジョーンズ(ハープ)、
ロビン・ケナード(ファゴット)、ロバート・マスケル(ホルン)、
ロジャー・タッピング(ヴィオラ)、リチャード・ワトキンス(ホルン)
管楽器大国イギリスの一流奏者たちによる演奏でリリースから現在まで重宝
されてきたフランス音楽作品集がジャケット・デザインをリニューアルして
新装再発売!
第1巻はドビュッシー&サン=サーンス。両作曲家の作品はプロからアマチュア
まで演奏機会も非常に多いだけに、木管関係者必携&要チェック!
1994年1月12日~20日の録音。

CACD 1018 2枚組(1枚分価格) 2180
木管楽器のためのフランス音楽集第2巻 ――
ラヴェル:序奏とアレグロ、ハバネラ形式による小品
プーランク:
オーボエ・ソナタ、劇音楽《城への招待》、ヴィラネル、2本のクラリネット
のためのソナタ、ピアノ,オーボエとファゴットのための三重奏曲、ピアノと
管楽のための六重奏曲、クラリネットとファゴットのためのソナタ、ニグロ
狂詩曲、クラリネット・ソナタ、無窮動、フルート・ソナタ
ウィリアム・ベネット(フルート)、ニコラス・ダニエル(オーボエ)、
ジェイムズ・キャンベル(クラリネット)、レイチェル・ゴフ(ファゴット)、
クリフォード・ベンソン(ピアノ)、ジュリアス・ドレイク(ピアノ)、
ジョン・ヨーク(ピアノ)、アレグリ弦楽四重奏団、
デイヴィッド・キャンベル(クラリネット)、
ピーター・カーター(ヴァイオリン)、エヴァン・ジョーンズ(ハープ)、
ピーター・シドホム(バリトン)、リチャード・ワトキンス(ホルン)、
クリス・ウェスト(コントラバス)
同じく新装再発売となるフランス音楽作品集の第2巻は、ドビュッシー&サン=
サーンスと同等、もしくはそれ以上に木管奏者にとって重要な作曲家である
ラヴェル&プーランク。ソロ作品からアンサンブル作品までが幅広く網羅され
ており参考音源としても大活躍必至。1994年1月12日~20日の録音。




<Lyrita>(Lyritaはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
SRCD.301 2180
エルガー:
交響的習作《ファルスタッフ》Op.68/エニグマ変奏曲Op.36/
行進曲《威風堂々》第5番ハ長調Op.39-5
アンドルー・デイヴィス(指揮)、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
後にBBC交響楽団を率いてイギリス音楽のレコーディングに取り組むことにな
るアンドルー・デイヴィスが、デビューから数年後の1974年にウォルサムスト
ウ・アセンブリー・ホールを舞台としてニュー・フィルハーモニア管とのコン
ビで収録を行ったエルガーの作品集。
咆哮するブラス・セクション、豪快に鳴り響くパーカッション、色彩豊かな
弦楽セクションが3作品全てで大活躍。若かりし頃のアンドルー・デイヴィス
が既に備えていたイギリス音楽のスペシャリストの資質を決定付ける快演で
ある。録音も非常に優秀。1974年1月4日~5日の録音。

REAM.1103 2180
モーラン&ジェイコブ:ピアノ作品集 ――
モーラン:アイルランドの愛の歌、主題と変奏、5月の朝に、夏の谷、
3つのピアノ小品/ジェイコブ:ピアの・ソナタ
イリス・ラヴリッジ(ピアノ)
シャンドスやリリタからリリースされた録音などによって改めてその作品と存
在に注目が集まっているモーラン。アーノルドの師でもあり、日本では吹奏楽
作品の作曲家として知られるジェイコブのピアノ作品をカップリング。20世紀
イギリスの重要な音楽家である両者のピアノ作品はなかなか耳にする機会に恵
まれていないが、優れた作曲技法が発揮された見事なもの。
ノーフォーク州の民謡がふんだんに取り入れられノスタルジックな雰囲気を持
つモーランの小品や、高度な技巧を求められる華やかなパッセージと憂鬱なア
ダージョのコントラストが特徴的なジェイコブのピアノ・ソナタは、もっと取
り上げられて世に広まるべき作品と言っても過言ではないだろう。
1958年&1959年の録音(モノラル録音)。

REAM.3112 3枚組 4360
アイアランド:ピアノ作品集 ――
ロンドンの小品/グリーンウェイズ/ソナチナ/独り言/誕生日の朝に/エキノッ
クス/サルニア/2つの小品/バラード/2つの小品/ピアノ・ソナタ/引き船路/
影落ちた谷/狂詩曲/愛好/デコレーションズ/2つの小品/あの頃に/4つの前奏曲
/アーモンドの木/夏の夕べ/前奏曲変ホ長調/コロンビーヌ/メリー・アンドル
ー/3つのパステル/スプリング・ウィル・ノット・ウェイト/海の牧歌
アラン・ローランズ(ピアノ)
歌曲集(SRCD.2261)、室内楽作品集(SRCD.2271)、ピアノ作品集(SRCD.2277)な
ど、アイアランドの作品の醍醐味である小編成作品の録音を続々と復刻させ
てきたリリタ。ピアノ作品集は既にエリック・パーキンの録音がリリースさ
れているが、今回新たに1959年から1963年にかけて録音が行われたアラン・
ローランズによる演奏が復刻!
自身が28歳の時に78歳を迎えていたアイアランドと出会い作品についての教
えを受けたローランズの録音は、作曲家直伝の解釈による貴重な記録なので
ある。モノラル録音の素朴な響きがどこかアイアランドの音楽を際立たせて
いる。1959年~1963年の録音(モノラル録音)。

SRCD.307 2180
モー:シンフォニア*
アディソン:金管五重奏のためのディヴェルティメントOp.9
ガードナー:金管五重奏のための主題と変奏Op.7
ドッジソン:金管五重奏のためのソナタ
ノーマン・デル・マー(指揮)*、イギリス室内管弦楽団*、
フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル〔フィリップ・ジョーンズ
(トランペット)、エルガー・ハワース(トランペット)、アイファー・ジェイ
ムズ(ホルン)、ジョン・アイヴソン(トロンボーン)、ジョン・フレッチャー
(チューバ)〕
20世紀のイギリスで活躍したモー、アディソン、ガードナー、ドッジソンの
作品集では伝説の金管アンサンブル、フィリップ・ジョーンズ・アンサンブ
ル(PJBE)が登場!
映画音楽の作曲家として高名なアディソンの「ディヴェルティメント」など、
知られざる20世紀イギリスの金管作品をPJBEの演奏で楽しめるのもリリタな
らでは。演奏時間も10分前後となっており、新たなレパートリーの開拓にも
最適。ニコラス・モーの最初の管弦楽作品となった「シンフォニア」のみが
デル・マー&イギリス室内管の演奏。1970年&1974年の録音。

SRCD.264 2180
アレクサンダー・ゲール(1932-):
小交響曲Op.15/弦楽四重奏曲第2番Op.23/ピアノ三重奏曲Op.20
ノーマン・デル・マー(指揮)、
ロンドン交響楽団、アレグリ弦楽四重奏団、オリオン・トリオ
1932年にベルリンで生まれ、シェーンベルクの弟子ワルター・ゲールを父に持
つ現代イギリスの作曲家アレクサンダー・ゲール。マンチェスターのRNCMで出
会ったバートウィッスル、マックスウェル・デイヴィス、オグドンらと共に
「ニュー・マンチェスター・ミュージック・グループ」を結成。
1955年からはパリでメシアン、ロリオの下で作曲を学ぶなど、12音技法や独自
の和声法を駆使した作品を生み出している。ちなみに「ピアノ三重奏曲」は
メニューインからの依頼を受けて1966年に作曲され、同年のバース音楽祭で
初演が行われている。1964年の録音。

SRCD.306 2180
ハリソン・バートウィッスル(1934-):
フィールズ・オヴ・ソロウ/アンサンブルのためのヴァーシズ/ネニア~オル
フェウスの死
ジェーン・マニング(ソプラノ)、
デイヴィッド・アサートン(指揮)、
ロンドン・シンフォニエッタ、
アラン・ハッカー(ディレクター)、マトリックス
同世代のアレクサンダー・ゲールらとともにイギリスの現代音楽を牽引する
存在、ハリソン・バートウィッスルの作品集。
5つの木管楽器、5つの金管楽器、3つの打楽器の特殊奏法やサウンドの波が
次々と押し寄せる「ヴァーシズ」は演奏時間約30分という大作。ロンドン・
シンフォニエッタの研ぎ澄まされた集中力がバートウィッスルの音世界を見
事に表現している。1973年の録音。





<Prima Voce>(Prima Voceはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 7952/3 2枚組 2580
ヒルデ・ギューデン(1917-1988)~録音集(録音:1951年~1957年) ――
モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より ぶってよ,ぶってよ,いとしい
マゼット、恋人よ,さあこの薬で、歌劇《魔笛》より 愛の喜びは露と消え、
歌劇《フィガロの結婚》より さあひざをついて、恋人よ早くここへ、歌劇
《イドメネオ》より もしも父を失うなら、歌劇《羊飼いの王様》より あの
人を愛そういつまでも、モテット《踊れ、喜べ、幸いなる魂よ》K.165/ヴェ
ルディ:歌劇《椿姫》より ああ,そはかの人か…花から花へ、歌劇《リゴレッ
ト》より 慕わしき人の名は、祭りの日にはいつも、歌劇《ファルスタッフ》
より 軽やかな風に乗って、歌劇《ラ・ボエーム》より/プッチーニ:歌劇
《トゥーランドット》より お聴き下さい,王子様、氷のような姫君の心も
/R・シュトラウス:歌劇《ばらの騎士》より 第3幕のフィナーレ、13の歌曲
/他、カワード、ノヴェロの歌曲を収録。
ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)、
ヨーゼフ・クリップス(指揮)、カール・ベーム(指揮)、
エーリヒ・クライバー(指揮)、クレメンス・クラウス(指揮)、
アルベルト・エレーデ(指揮)、ウィーン・フィルハーモニック管弦楽団、
フリードリヒ・グルダ(ピアノ)、他
78回転のSP盤の演奏をマイクロフォンで拾い、デジタル化を行う復刻シリー
ズ「プリマ・ヴォーチェ」は往年の名歌手たちの歌声を堪能できる貴重な録
音。
フルトヴェングラーとウィーン・フィルによるベートーヴェンの第9(1952年
2月3日)でソプラノ独唱を務めた1917年9月15日ウィーン生まれのソプラノ歌
手ヒルデ・ギューデンの録音集。ギューデンの大きな存在感を物語るように
共演者陣も非常に豪華。

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08-08 No.7

2008年08月13日 18時50分07秒 | Weblog
<RCA RED SEAL>
88697321632 \1780
ジェームズ・ゴールウェイ & Tiempo Libre《O’Reilly Street》
クロード・ボーリング:
「フルートとジャズ・ピアノのための組曲」「Espiegle」
ホルヘ・ゴメス:
「General O'Reilly」「Tica-Tica」「Soncito」「Contradanza」
J.S.バッハ(ホルヘ・ゴメス編曲:「バディネリ(管弦楽組曲第2番より)」
James Galway(Fl & Alt-Fl)
Jorge Gomez(p)
Leandro Gonzalez(Percussion)
Tebelio Fonte(Bass Guitar)
Hilario Bell(Drums) 
【録音】 2008年5月 トロント、CBCスタジオ
フルート界の巨匠、ジェームズ・ゴールウェイがRCAに戻っての新録音!
今回は、キューバン・クラシック・ジャズ風に挑戦!
ウェルカム・バック、ゴールウェイ!それも、”チョイ悪オヤジ”風のイケ
てる風貌で、今までも取り組んでいたラテン・コンセプトの発展型!?とも
いえるサウンドを引っさげて!
もちろん、今回もその素敵な世界最高のフルートを聴かせてくれてます。
ゴールウェイの中では、クロスオーヴァーというとフランスの偉大な作曲家/
アレンジャーのクロード・ボーリン(グ)=Claude Bollingのイメージらしいの
ですが、今回のバンド・コンセプトは、以前にラティーナ・アルバムを作った
ときのものをさらに推し進めて、コンパクトにしたバンド・サウンドをめざし
たのでした。YouTubeで見ることが出来るPVのイメージでは、
http://www.youtube.com/watch?v=cJ7vBIe1K_0
ボーリングというよりも、ラテン・ジャズ系のサウンド。例えば、クレア・
フィッシャーとか、デイヴ・ヴァレンタイン、ヒューバート・ロウズみたいな
カンジでしょうか? PVの中でも、「シンコペーションしたアフロ・キュー
バン・リズム-云々」みたいなことを言っているのがその証拠。実際にキュー
バに行き、キューバの文化に触れ合ったゴールウェイのリズムは、ゴールウェ
イの故郷のアイルランド音楽との共通性も発見。ゴールウェイのフルートも毎
度のごとくお上品なのですが、もともとのクロード・ボーリングの楽譜よりオ
クターブあげて演奏したり、大きくリズムを崩したり、昔のように朗々とゴー
ジャスに歌い上げる、いわゆる極上のイージーリスニングな音色から、クロス
オーヴァーを意識してか、ハスキーでザラッとした肌触りの音色(乱暴に例え
れば、やはりH.ロウズ系でしょうか?)で吹きまくり。すっかり円熟-! 
やっとやりたかったラテンまでをも完熟の域に達してしまったのだ。「老いて
なお盛ん」なオヤジには、これだけで終わらずもっと×2チャレンジして欲し
いものです。
さて、今回ゴールウェイと競演しているマイアミを拠点としているキューバ
ン・バンド「Tiempo Libre」は、ボビー・カルカセース・グループなどで演
奏してきたピアニスト、ホルヘ・ゴメスを中心として2001年に結成され、
2005年&2007年度グラミー賞、トロピカル・ラテン部門でノミネートされた
バンドで、現在アメリカで最も注目されているティンバレス・バンドの筆頭
株でもあります。ラテン音楽マニアからも、非常に評価の高いグループで、
ゴールウェイも彼らのリズムの波に乗り込まれ、なんてなんやかんやいって
も、夏の終わりを堪能できる極上のラテン・サウンドには変わりナシ。オス
スメです。




<SONY>
8869734145-2 \1900
(1)ジャン=フィリップ・ラモー:
新クラヴサン組曲(第4組曲)より「ガヴォットと6つの変奏」
(2)ドビュッシー:アラベスク第1番
(3)ドビュッシー:ベルガマスク組曲より「月の光」
(4)ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
(5)ラヴェル:夜のガスパール(水の精/絞首台/スカルボ)
(6)フランク:
大オルガンのための6つの小品より「前奏曲、フーガと変奏曲」作品18
録音:2008年5月 ベルリン
ニコライ・トカレフ
ロシア生まれの若きヴィルトゥオーゾ、ニコライ・トカレフのソニー・クラシ
カルからの3作目にあたる新作は、ラモーからフランクを経てドビュッシー、
ラヴェルに至る、18世紀から20世紀にかけてのフランス音楽をとりあげたアル
バムです。トカレフの持ち味であるダイナミックなテクニック、カラフルな色
彩感が、ここではきわめて抑制された美しさに変換され、フランスのピアニズ
ムの変遷を美しく聞かせてくれています。





<EMI CLASSICS>
CDC-2372502 \1980
リーピン・ジャン(張 立平)/ARIAS(名オペラ・アリア集)
歌に生き、恋に生き(プッチーニ「トスカ」)
(ある晴れた日に(プッチーニ「蝶々夫人」)
恋はばら色の翼に乗って(ヴェルディ「トロヴァトーレ」)
清らかな女神よ(ベッリーニ「ノルマ」)
狂乱の場(ドニゼッティ「ランメルモールのルチア」)
ああ、そはかの人か・・・花から花へ(ヴェルディ「椿姫」)
ありがとう、愛する友よ(ヴェルディ「シチリア島の夕べの祈り」)
ドレッタのすばらしい夢(プッチーニ「つばめ」)
あの人はまだ帰ってこない・・・私の頭から暗い考えを(ヴェルディ「海賊」)
Polacca(ベッリーニ「清教徒」) 曲順未定
リーピン・ジャン(ソプラノ)
プラハ・フィルハーモニー管弦楽団、
ジョルダーノ・ベリンカンピ指揮
中国出身、コヴェント・ガーデン他で活躍する注目のソプラノ、ソロ・リサイ
タル第1作。2008年5月プラハで収録の最新録音。
コヴェント・ガーデン、パリ・オペラ、バルセロナ・リセウ劇場、メトロポリ
タン・オペラ、ベルリン・ドイツ・オペラ、ヴァレンシア・パラウ・デ・アル
テと契約し欧米で活躍中のソプラノ、ジャンの新録音。リュー(トゥーランド
ット)、蝶々さん、ルチア、ミミ、ミカエラ(カルメン)、ジルダ(リゴレット)
などの役柄で大絶賛を浴びています。旬のソプラノにご注目ください。
ジュエル・ケース 32Pブックレット

●RECOMMENDS
EMIクラシックス、Virginクラシックスのロング・セラーをミッド・プライス
でご案内。統一ジャケット、ジュエル・ケース、
(2CDはブリリアント・ケース)、8Pブックレット仕様

VM-2285392 \1450
シマノフスキ:
ピアノ・ソナタ第3番
メトープ(3曲)
仮面劇(3曲)
(Virgin原盤)
ピョートル・アンデルジェフスキ(ピアノ)

CDM-2285272 \1450
ハイドン:
ピアノ協奏曲第3、4、11番
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ、指揮)
ノルウェー室内管弦楽団

CDM-2285312 \1450
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1&3番
バルトーク:ピアノ協奏曲第3番
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
モントリオール交響楽団、シャルル・デュトワ指揮

CMS-2285182 2枚組 \1980
ブリテン:
弦楽四重奏曲第1-3番
3つのディヴェルティメント
ベルチャ四重奏団

CDM-2285372 \1450
シューマン:
クライスレリアーナOp.16
幻想曲ハ長調Op.17
アラベスク ハ長調Op.18
ジョナサン・ビス(ピアノ)

CMS-2285072 2枚組 \1980
バッハ:ミサ曲ロ短調
ヘレン・ドナート(ソプラノ)、ブリギッテ・ファスベンダー(メゾ・ソプラノ)、
クラエス・ハーコン・アーンスジェ(テナー)、ローラント・ヘルマン(バリトン)、
ロバート・ホル(バス)、
バイエルン放送合唱団、交響楽団、
オイゲン・ヨッフム指揮

CDM-2285152 \1450
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調Op.106「ハンマークラフィーア」
11のバガテルOp.119
ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.26「告別」
スティーヴン・コヴァセヴィチ(ピアノ)

CDM-2285292 \1450
マーラー:交響曲第8番変ホ長調「千人の交響曲」
クリスティン・ブリュワー(ソプラノ)、ソイレ・イソコスキ(ソプラノ)、
ユリアネ・バンゼ(ソプラノ)、ビルギット・レンメルト(メゾ・ソプラノ)、
ジェイン・ヘンシェル(メゾ・ソプラノ)、ジョン・ヴィラーズ(テナー)、
デイヴィド・ウィルソン=ジョンソン(バリトン)、
ジョン・レリア(バス・バリトン)
トロント児童合唱団、ロンドン交響合唱団、
バーミンガム市交響ユース合唱団
バーミンガム市交響合唱団、管弦楽団
サイモン・ラトル指揮

CDM-2285332 \1450
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サイモン・ラトル指揮

CDM-2285252 \1450
ブリテン:ヴァイオリン協奏曲
ウォルトン:ヴィオラ協奏曲
マキシム・ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン&ヴィオラ)
ロンドン交響楽団、
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ指揮




<ARCHIPEL>
ARPCD0388 \1050
初出を含む!チェリビダッケ指揮 チャイコフスキー:作品集
(1)チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 ロ短調 op.74
WDR交響楽団 1957年10月21日ライヴ
(2)幻想序曲「ロメオとジュリエット」(初出かと思われます)
RAIトリノ交響楽団 1956年5月12日ライヴ
チェリビダッケ指揮
「悲愴」は年代の古さを感じさせる音。
「ロメオとジュリエット」はとても、良い音質で美しい演奏です。

ARPCD0404 \1050
初出!
ショルティ指揮 バルトーク:作品集
(1)バレエ音楽「中国の不思議な役人」
ヘッセン州立放送交響楽団 1956年5月11日 フランクフルト
(2)管弦楽の為の協奏曲
ケルン放送交響楽団 1955年8月9日 ケルン
以上、指揮はゲオルグ・ショルティ
音質はとても良いです。




<MYTO HISTARICAL>
MYTO 145 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「椿姫」
マリア・カラス(ヴィオレッタ)、チェーザレ・ヴァレッティ(アルフレード)
マリオ・ザナージ(ジョルジュ)
ニコラ・レッシーニョ指揮CG王立歌劇場管弦楽団、合唱団 1958年6月ライヴ
以前、ARKADIAレーベルから発売あり。
カラスの素晴らしい歌唱に定評ある名演。音質も良いです。

MYTO 163 2枚組 \1750
作曲者生誕80周年ライヴ
R.シュトラウス:歌劇「ナクソス島のアリアドネ」
マリア・ライニング(アリアドネ)、アルダ・ノーニ(ツェルビネッタ)
イルムガルト・ゼーフリート(作曲家)、マックス・ローレンツ(ノバッカス)
パウル・シェフラー(音楽教師)
カール・ベーム指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団、合唱団 1944年6月ライヴ
以前、PREISERレーベルから発売あり。
全体的な音質の古さは否めませんが、ベームの力のこもった指揮のもと
ドラマテックな熱演が魅力的なアルバムです。

MYTO 167 \1050
ピエトリ:オペレッタ「マリステッラ」
リーナ・ジーリ(メリステッラ)、ジャンナ・ガッリ
リナ・コルシ、アゴスティーノ・ラッザーリ(ジョヴァンニ)
アルトゥーロ・バジーレ指揮RAIトリノ交響楽団、合唱団 1956年7月
Giuseppe Pietri(1886-1946イタリア)の残した18曲のオペレッタの中で唯一有
名な作品。特にテノールのアリア「私はある庭を知っている」が良く知られて
います。
音質は古めかしいく、万人にお勧めするものではありませんが貴重なこの作品
を鑑賞するに堪えられる音質です。

MYTO 173 2枚組 \1750
初出!
R.シュトラウス:歌劇「エレクトラ」
インゲ・ボルク(エレクトラ)、ヒルデ・ツァデク(クリソテミス)
エリーザベト・ヘンゲン(クリテムネストラ)、ハーバート・ハンド(エギスト)
トミスラフ・ネラリッチ(オレスト)
フェルナンド・プレヴィターリ指揮
RAIローマ交響楽団、合唱団 1957年10月
良い音質です。
エレクトラを得意としたインゲ・ボルクの熱演です。




<TRITO>
TD 0048 \2450
リカルド・ビニェス 歴史的録音集
D・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ 二長調 K.29 L.461
〔1929年6月17日/Columbia D13102(WL1742)〕
グルック(1714-1787)/ブラームス編曲:
「オーリードのイフィジェニー」Wq.40 から ガヴォット
〔1929年6月17日/Columbia D13102(WL1741)〕
マヌエル・ブランカフォルト(1897-1987):「遊園地」から
メリーゴーランドのオルガン,軽業師のポルカ
〔1929年11月4日/Columbia LFX73(WLX 1146)〕
アルベニス(1860-1909):12の性格的小品 から 朱色の塔
〔1929年11月4日/Columbia D14245(WLX 1147)〕
トゥリーナ(1882-1949):スペインの物語 第1集 Op.20 から
ミラマール、バレンシア 〔1929年11月13日/Columbia LF12(WL1889)〕
ムルシアの庭園で 〔1929年11月13日/Columbia LF12(WL1888)〕
ドビュッシー(1862-1918):
版画 から グラナダの夕べ 〔1929年11月7日/Columbia D15245(WLX1150)〕
映像 第2集 から 金色の魚 〔1930年6月/Columbia LF41(WL2203-3)〕
ボロディン(1833-1887):小組曲 から スケルツォ変イ長調
〔1930年4月23日/Columbia LF41(WL2204-1)〕
アルベニス:スペインの歌 から
オリエンタル 〔1930年6月6日/Columbia LF42(WL2330-1)〕
セギディーリャ 〔1930年6月6日/Columbia LF42(WL2331-1)〕
アルベニス:スペイン組曲第1番 から グラナダ(セレナード)
〔1930年6月7日/Columbia LX73(WLX1416-1)〕
ファリャ(1876-1946):「恋は魔術師」から
静かに、神秘的に-幽霊,恐怖の踊り,魔方陣(漁夫のロマンセ)
〔1930年6月/Columbia LFX72(WLX1166-3)〕
真夜中に-占い,火祭りの踊り
〔1930年6月/Columbia LFX72(WLX1167-3)〕
アルベニス:2つのスペイン舞曲 から タンゴ イ短調
〔1936年7月22日/Grammophone DA4884(OLA1208-1)〕
アルベニス:スペインのセレナード(スペイン組曲第1番 から カディス)
〔1936年7月22日/Grammophone DA4884(OLA1209-1)〕
ペドロ・ウンベルト・アリェンデ(1885-1959):
チリ民謡の特徴による2つのトナーダ
〔1936年7月22日/Grammophone DA4910(OLA1210-1)〕
カルロス・ロペス・ブチャルド(1881-1948):Bailecito
〔1936年7月22日/Grammophone DA4910(OLA1211-1)〕
カイェタノ・トロイアーニ(1873-1942):アルゼンチンのリズム から ミロンガ
〔1936年7月22日/Grammophone DA4910(OLA1211-1)〕
[ボーナス・トラック]
リカルド・ビニェス、ドビュッシーについて語る
〔1938年3月18日、パリ、ラジオ放送のための録音〕
リカルド・ビニェス(ピアノ)
録音:〔年月日/原盤〕
パリで活躍しドビュッシー、ラヴェルらの作品の初演も手がけたスペイン、
カタルーニャ生まれのピアニスト、リカルド・ビニェス(1875-1943)の1929年
から1936年までの全録音を盤起こし復刻。




<VOICE OF LYRICS>
VOL GR 011 \2300
【再発売・旧譜】
コントラバスのためのヴィルトゥオーゾ・トランスクリプション集
サン=サーンス:アレグロ・アパッショナート
シューベルト:音楽に/春/シルヴィアに
ブラームス:愛のまこと/調べのように私を通りぬける
シューマン:3つの幻想的小品集 Op.37
ストラヴィンスキー:ロシアの歌
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ Op.19
クライスラー:シンコペイション
フォーレ:夢のあとに
ブロッホ:ニグーン
ショパン:夜想曲嬰ハ短調
プーランク:愛の小径
ダニエル・マリイエ(コントラバス)
エマニュエル・バルトリ(ピアノ)
録音:2000年11月、フランス、パサヴァン、スピダム・スタジオ
キングレコードから発売されていた『ダニエル・マリイエ/夢のあとに-ロマ
ンティック・コントラバス」(KICC 323)の原盤。




<DELTA CLASSICS>
DCCA-0051 \2415
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
(7,Dec,1952 rec)
ベートーヴェン:大フーガ作品133(*)
(30,Aug,1954 rec)
フルトヴェングラー
ベルリン・フィル/ウィーン・フィル(*)
弊社のフルトヴェングラー復刻はだいぶ数が増えてきましたが、エロイカはウ
ラニア(DCCA-0031)とローマ(DCCA-0039)の2種類しかなく、フルトヴェングラ
ーのエロイカでも録音が多い1952年のものは一つも手がけていませんでした。
今回、エアチェックと思われるテープを聞いたところ、多少のヒスノイズはあ
るものの十分演奏がわかるものに出会えたので復刻となりました。演奏につい
ては既に昔から、著名な先生方をはじめ良いの悪いのと人それぞれれぞれ感じ
方が違ってとれるものです。個人的に聞いた感想では、せわしい感じはなく肺
炎で倒れた後の演奏だけに一音、一音、確かめる様に進めた結果、スケールも
大きなエロイカに仕上がったという感じです。聴き所は第ニ楽章の葬送行進曲
でしょう。葬送なので早すぎると表現が浅く、かといって、遅すぎれば単に重
いだけのさじ加減の難しい部分を極限まで求め、その効果かむせび泣く様な雰
囲気が十分伝わる名演といえるでしょう。フルトヴェングラーで音が良い、
悪いというよりも、どれだけ当時の演奏をCDという媒体で疑似体験しその演奏
を触れられるかという方が重要に思え、このエロイカは十分その価値がある演
奏だと思います。フルトヴェングラーはこの12月7日の翌日8日にもベルリン・
フィルとのエロイカがあり、11月末にもウィーン・フィルと2種類録音があり
ます。これらをいろいろ聞いて、自分の好きな演奏を探すのも面白いかもしれ
ません。
録音日は一般的に知られている日を明記しております。ご了承下さい。




<Serenade(CD-R)>
SEDR-5021-22 2枚組 \2700
演奏会再現シリーズ
1952年3月7日、フルトヴェングラー指揮、トリノ・イタリア放送響との公演
交響曲第1番は世界で唯一のLPより復刻
2008年11月末日までの限定制作です
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
Disc 1
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調、作品77
Disc 2
交響曲 第1番 ハ短調、作品68
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮、
トリノ・イタリア放送交響楽団
ジョコンダ・デ・ヴィート(ヴァイオリン)
Recorded: 7th March 1952, Torino
Source: Disc 1 Fonit Cetra(Italy)FE 3
Disc 2 Rococo(Canada)2017
制作:平林 直哉
*LPからの復刻ですので、LP特有のノイズが混入します。
このディスクは1952年3月7日、フルトヴェングラーがトリノ・イタリア放送交
響楽団を指揮した全公演である。まず、ヴァイオリン協奏曲の方は1972年頃、
カナダ・ロココから2027として出たLPが最初で、同一原盤による国内盤LPは
1973年1月に日本コロムビア(現コロムビア・ミューッジックエンタテインメ
ント)よりDXM-159として発売された。復刻に使用したのはチェトラのLPである。
ロココ原盤は同じくデ・ヴィート/フルトヴェングラーのメンデルスゾーン
のヴァイオリン協奏曲が組み合わされているが、このチェトラ盤はブラーム
スのみ1枚のLPにカッティングされており、溝に余裕が感じられる。しかも、
嬉しいことに入手したのは未開封盤であった。 交響曲第1番の方はカナダ・
ロココより2017として出たLPが世界で唯一のものである(CDは複数のレーベル
より発売)。しかし、宇野功芳著『フルトヴェングラーの全名演名盤』(講談社
+α文庫/絶版)でこの演奏は「フルトヴェングラーの数多いディスクの中で
も最も録音の劣悪なものの一つで、音量も著しく弱く、オケも良くなく、採る
べき何ものもない」と評されているように、一般的にも決して評判は良くない。
だが、問題はもともとのLPの極端に低い出力レベルにある。これを正常に戻し、
相性の良いカートリッジで再生すれば、お聴きにようにかなり印象が変わって
くる。従来、この演奏をさほど重要視していない人にこそ聴いて欲しいもので
ある。なお、イタリア・ウラニア URN22.224のCDでは第3楽章の冒頭にわずか
ではあるが音の欠落があるが、このディスクにはそのような瑕疵はない。また、
復刻に使用したLPはヴァイオリン協奏曲同様、新品の未開封盤である。 
(平林 直哉)

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08-08 No.6

2008年08月08日 21時28分16秒 | Weblog
★夏季休業のお知らせ★
8月9日-12日、15日-17日 は夏季休業となります。
メールのお返事等は差し上げられませんので、ご了承下さい。


<RELIEF>
CR 991081 \2300
ショスタコーヴィチ:交響曲第13番「バービイ・ヤール」
ウラジーミル・フェドセーエフ(指)
チャイコフスキー記念モスクワ放送交響楽団
モスクワ室内合唱団 セルゲイ・ アレクサーシキン(B)
録音:2006年10月14日(ライヴ)
RELIEFレーベルで着実にリリースを続けているフェドセーエフのショスタコ
ーヴィチ交響曲チクルスの第5弾は、ショスタコーヴィチ最大の問題作交響曲
第13番「バービイ・ヤール」です。ユダヤ人虐殺問題を扱ったエフトゥシェン
コの詩にもとづいて、バス独唱と合唱を含む5楽章の交響曲を1962年に作曲。
独唱にはロシアの名バス、セルゲイ・アレクサーシキンをむかえ、壮絶な音
圧と爆発寸前のフェドセーエフの狂演を体感できる。

CR 991094 2枚組 \4600
イラリオン・アルフェエフ(1966-):マタイ受難曲
ウラジーミル・フェドセーエフ(指)
チャイコフスキー記念モスクワ放送交響楽団
国立トレチャコフ合唱団
ヴィクトル・シロフスキー(福音使者B) オルガ・シャラエヴ(S)
イリーナ ロミシェフスカヤ(Ms) アンドレイ・ネムザー(T) 
アレクセイ・チホミーロフ(Bs)
録音:2007年3月27日 (ライヴ)
イラリオン・アルフェエフはモスクワ総主教庁のもとにあるウィーン及びオ
ーストリアの主教。聖職者でもあり神学者、歴史学者また教父学、教会史な
どいくつかの著書もある高官。宗教弾圧を行っていたソビエト政権崩壊後、
聖歌作曲も活発化しイラリオン・アルフェエフなどの聖歌作曲家が現れてき
ました。イラリオン・アルフェエフは、モスクワ音楽学校などで10年間作曲
を勉強。多くの宗教曲を作曲。そのほとんどはロシア正教会の基本原則通り
無伴奏声楽曲です。このマタイ受難曲は、オーケストラと合唱と独唱者とい
う構成で書かれ、ロシア正教会の通例通りロシア語で歌われます。キリスト
の受難を題材にレチタティーヴォ、フーガ、コラールそしてアリアによって
構成された作品。

CR 1919 2枚組 \3780
ウンベルト・ ジョルダーノ: 歌劇「アンドレア・シェニエ」(ドイツ語)
*ボーナス・トラック:「アンドレア・シェニエ」(30分間の抜粋)
ヘルゲ・ロスヴェンゲ(T)テオ・バイレ(B) エリーザベト・ヘンゲン(Ms)
ヒルデ・ツァーデク(S)
ルドルフ・モラルト(指) ウィーン国立歌劇場管弦楽団、合唱団
1955年2月26日 ウィーン国立歌劇場
*ボーナス・トラック:1942年6月25日 ドイツ帝国放送局




<INTEGRAL>
INTEG 221335 \2350
エネスコ:ヴィオラとピアノのための演奏会用小品
フランセ:ラプソディ
ミヨー:
4つの顔【カリフォルニア娘/ウィスコンシン娘/ブリュッセル娘/パリ娘】
ミヨー:ヴィオラ・ソナタ第1番
ミヨー:ヴィオラ・ソナタ第2番
ピエール・レネール(Va) 
使用楽器:1865年ジャン=バティスト・ヴュイヨーム製
セドリック・ティベルギアン(P)
録音:2006年3月
3ヴィオラ音楽の発展に大きく貢献したモーリス・ヴューに捧げられたアルバ
ム。彼はヴィオラのソロ楽器としての地位を確立させ、優秀なヴィオラ奏者を
育て、レパートリーを増やした功労者の一人といって良いでしょう。エネスコ
はモーリス・ヴューと同世代、多くのヴィオラ作品を残したミヨー、フランセ
とヴィオラの魅力を堪能できる1枚です。
パリ国立オペラ座管弦楽団のスーパー・ソリスト、ヴィオラの貴公子ピエール
・レネールと1998年ロン・ティボー国際コンクール優勝し数々の有名オーケス
トラと共演、ハルモニア・ムンディ・フランスの録音も高い評価を得ている、
こちらもピアノの貴公子セドリック・ティベルギアンのフランス音楽界注目の
二人による演奏。




<SKARBO>
DSK 1072 \2300
J.S.バッハ:
ソナタ第1番BWV1001ト短調、
第2番BWV10003イ短調、
第3番BWV1005ハ長調
ジャン・ジョフロワ(マリンバ)
録音:2006年12月30日、2007年7月6日
バッハ演奏を得意とするマリンバ奏者ジャン・ジョフロワ。その実力は無伴
奏組曲(DSK 1015)で実証済み。現フランス国立リヨン高等音楽院の教授。数々
の音楽祭などに出演。もちろんバッハ演奏以外にも現代作曲家の新作演奏に
も意欲的に取り組んでいます。




<COVIELLO>
COV 50805 \2350
ゲサ・フリード(1905-1989):弦楽四重奏曲集
第1番Op.2、第2番Op.21「フーガ」、第3番Op.30「ファンタジア・トロピカ」、
第4番Op.50a
アマリリス弦楽四重奏団
録音:2007年10月
ゲサ・フリードはハンガリー生まれのオランダの作曲家。1912年から24年まで
リスト音楽院でピアノをバルトークに、作曲をコダーイに学ぶ。彼の音楽はハ
ンガリー民俗音楽の伝統的な様式に影響を受けています。今回アマリリスQ.が
ゲサ・フリードの世界初録音の4つの弦楽四重奏曲を録音。
アルバムのタイトルにもなっている第3番「ファンタジア・トロピカ」は熱帯
日を表現し、各楽章の副題にも第1楽章la Sera(夕方)、第2楽章la Notte(夜)、
第3楽章il Giorno(昼)、第4楽章la Sera(夕方)と付いており第2&第3楽章はイ
ンドネシアの民俗音楽を引用しています。
アマリリスQ.はバーゼル音楽院でラサールQ.のワルター・レヴィンとアルバン
ベルクQ.に師事。忘れられた作曲家の再発見と現代作曲家の演奏に力を入れて
活動し、数々の音楽フェスティヴァルに出演しているドイツ/スイスの若手弦
楽四重奏団です。




<col legno>
WWE 20902 \2250
(1)前奏曲 21世紀-ショパン 前奏曲 ホ短調 Op.28-4
(2)ドン・ジョヴァンニのセレナーデ
(3)モーツァルトと21世紀のクレッツマー-クラリネット五重奏曲
(4)無限大-ブラームス 第4交響曲 第1楽章
(5)J.S.バッハ:カンタータ第106番「神の時は最上の時なり」
他全13曲
音響解放戦線{ジーン・ノイズパンク・プリスカー(Gt,rap,Pf) 
デイヴ・前科者チェロ・ゴテイ(Vc,rap) 鈴木・禅母・ミチオ(Cl) 
チャンダ・ルール(Vo) 
ダーヴィッド・まっぽ・ローゼンブラット(Perc) ペーター・クリサ(Vn) 
エドムンド・レミラス(sitar)他}
ショパンとバッハはのりのりで興味深く聴けます。ブラームスは有名なあの出
だしのメロディに英語の歌詞をのっけてラップでそのまんま歌ってしまう。笑
えるかも。モーツァルトはロックから一番遠いところにいるようです。

WWE 60012 \2250
アントニオ・ソレール(1729-1783):
(1)ファンダンゴ (2)ソナタ第90番嬰ヘ長調 (3)88番変ニ長調 
(4)21番嬰ハ短調 (5)84番ニ長調(6)117番 (7)6番ヘ長調 (8)15番ニ短調 
(9)18番ハ短調 (10)48番ハ短調 (11)24番ニ短調 (12)27番ホ短調
リベロ・ムレッドゥ(1975-):(13)ソレール・デリリウム(ソレール譫妄症)
ダヴィデ・カバッシ(Pf)
ピアノによるドメニコ・スカルラッティが好きという人なら絶対に楽しめる
1枚。美しく磨き抜かれた音と抜群のテクニック。現代のピアノを聴く喜び、
ここに極まれり!
アントニオ・フランシスコ・ハビエル・ホセ・ソレール・ラモスはカタルー
ニャの作曲家、オルガニスト。マドリードでD・スカルラッティに学び、スカ
ルラッティに匹敵する鍵盤曲を多数作曲しました。スカルラッティがチェン
バロのために作曲したのに対し、ソレールは常にピアノを念頭においていた
ようです。多彩なシンコペーション、オスティナートを多用したボレロやホ
タなどのイベリア的舞曲のリズムがソレールの魅力で、特に450小節、11分に
及ぶ第1曲目の「ファンダンゴ」はラヴェルの「ボレロ」のように徐々に興奮
の頂点に盛り上がっていく傑作です。
ダヴィデ・カバッシは1976年、ミラノ生まれ。レオン・フライシャー、ロザ
リン・トゥレックらに師事し、最近はグスタフ・クーンとcol legnoに積極的
に録音を開始しています。




<GRAND SLAM>
=フルトヴェングラー・シリーズ第20弾=
GS 2030 \2250
モノラル
(1)ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第2番 
(2)同:「フィデリオ」序曲
(3)ウェーバー:「魔弾の射手」序曲 
(4)同:「オイリアンテ」序曲
(5)シューベルト:劇音楽「ロザムンデ」序曲
(6)シューマン:劇音楽「マンフレッド」序曲
(7)スメタナ:交響詩「モルダウ」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
(1)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
(2)-(7)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1)1954年4月4、5日、ベルリン高等音楽院
(2)1953年10月13-17日、(3)1954年3月5、6日、(4)1954年3月6日、
(5)1951年1月17日、
(6)(7)1951年1月24日、以上、ウィーン、ムジークフェラインザール
使用音源:(1)英HMV ALP 1324、(2)英HMV ALP 1130、(3)(4)英EMI XLP 30090、
(5)英EMI XLP 30097、(6)(7)英HMV BLP 1009
制作:平林 直哉
おことわり:LPからの復刻ですので、LP特有のノイズが混入します。
「平林 直哉様
私の夫が指揮したCDを18枚送っていただき、喜びで一杯です。本当にありがと
うございました。これらは非常に素晴らしく、私は何時間も聴き入りました。
聴き終えて私は筆をとりました。フルトヴェングラーの愛好家にこのCDのこと
を話せば、彼らは我が家に聴きに来るでしょう。あなたのお仕事は立派であり、
私はあなたがフルトヴェングラーのことを理解なさっていると感じます。私は
本当にこれらのCDを気に入りました。もう一度感謝の言葉を捧げます。
敬具
エリザベート・フルトヴェングラー
2008年7月4日、クララン」
(※原文は英文)
■制作者より
今回はテープ録音期の中でも、演奏、録音ともに優れた序曲、管弦楽曲を1枚
にまとめました。たとえば、「レオノーレ」序曲第2番はすでに市販されてい
るCDの中にはマスター・テープの劣化によりゴースト(テープの転写により、
あとの音がかすかに聴こえる現象)が生じています。特にこの「レオノーレ」
第2番は序奏部にフルトヴェングラー独特の長い間があり、そのような箇所で
のゴーストはかなり気になります。さすがに録音されて日が浅いうちにカッ
ティングされた初期LPにはこのような瑕疵はなく、それから復刻したCDですと
演奏を心ゆくまで堪能出来ます。その他の曲目も、初期LP独特の目の覚める
ような新鮮な音質で蘇ります。なお、HMV(EMI)のシリーズは従来通りイギリ
スの初出盤を音源として使用しています。(平林 直哉)
■解説書の内容
制作者による、たいへん興味深い詳細な制作手記を掲載します。また、珍しい
プログラム、写真も併せて掲載します。毎回、音だけではなく、充実した解説
がこのシリーズの特色でもあります。

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08-08 No.5

2008年08月05日 20時00分36秒 | Weblog
<TUDOR>
TUDOR 7151(SACD-Hybrid) \2180
マーラー:交響曲第4番ト長調
ジョナサン・ノット(指揮)
バンベルク交響楽団
モイカ・エルドマン(ソプラノ)
録音:2006年12月18-22日,ヨーゼフ・カイルベルト・ザール,バンベルク 
ジョナサン・ノット&バンベルク交響楽団のマーラー第3作である。この演奏
は、前作の第1番「巨人」同様にかなりゆっくりとしたテンポが採用されてい
るせいもあるが、往年の名指揮者ブルーノ・ワルターの名演を想起させる、
叙情と空想に満ちたこれまた名演である。ノットはワルターに心酔している
のではないだろうか。
この演奏は、ヴァイオリンを左右両翼に配し、低弦を左側に振るという古典
配置によっており、その音響の見通しの良さは無類である。第3楽章の止まる
寸前まで遅く設定されたテンポなど、ワルターにそっくりである。冒頭の鈴
なども優秀すぎる録音のせいか、あまりにも柔らか過ぎるとも言えるが、そ
の精妙さは、特筆ものである。第4楽章は、ハンブルク生まれの名花モイカ・
エルドマンのソプラノを得て、メルヘンティックな趣で透徹しており、これ
ぞリリシズムと言った満足を得られる。
この不況下に、5日間を掛けて、スタジオセッションを組んで録音されており、
仕上がりの良さには、正直頭が下がる。あまりにもミスのない美しい演奏ゆ
えに、芸術に本来求められる切羽詰った緊張感や空気を一変させるような奇
跡的瞬間には欠ける。ただし、レコードとコンサートは別物と判断するファ
ンは多かろうし、何よりも丁寧な仕事振りに好感を覚えるファンは多いと思
われる。安心して聴ける名演と言えよう。

●TUDORレーベル再プレスのご案内
TUDOR 771 \1550
タックウェルの名盤が復活!
ブラームス:ホルン三重奏曲変ホ長調Op.40
シャルル・ケクラン(1867-1950):4つの小品
ドン・バンクス(1923-):ホルン三重奏曲(1962)
バリー・タックウェル(Hr)
ブレントン・ラングバイン(Vn)
モーリーン・ジョーンズ(Pf)
録音:1987年4月
名ホルン奏者バリー・タックウェルの名盤が待望の再プレス。ホルン奏者に
とって最も重要なレパートリーの一つブラームスのトリオに、フランス近代
の佳品ケクランの小品集、今回演奏している3人のために作られたバンクスの
トリオとバラエティにとんだ内容です。ちなみにバンクスと演奏している3人
は全員オーストラリア出身です。




<ミッテンヴァルト・レーベル>
MTWD99035 \3000
「日本のギター作品 第1集」
(1)原田 甫(1930-1993):ソナタ第1楽章/
(2)田中 修一(1966-):バラード、タンブラン・ネプタ/
(3)眞鍋 理一郎(1924-):ファンタジア/
(4)三木 稔(1930-):芽生え/
(5)有間 礼子:「花鳥風月」より「大和路」「花野」/
(6)堀井 友徳(1973-):ギターのためのモノローグ/
(7)伊福部 昭(1914-2006):古代旋法による踏歌
哘崎考宏(ギター)
使用楽器:(1)-(6)ホセ・オリベ(1979)、(7)ラウテ(伊福部 昭氏 愛蔵品)
録音:2007年10月1日、11月29日、
かなっくホール,横浜市神奈川区民文化センター
2枚の伊福部昭ギター・アルバムが好評を得ている哘崎考宏(さそざきこうひろ)
の新録音。伊福部とその門下の作曲家達の作品を集めたという意欲作です。
(3)は哘崎が初演、(6)は哘崎が委嘱した作品です。また(7)では伊福部の遺品
のラウテ(リュートのようなボディを持ち番外絃を除く絃の数や指板がほぼギ
ターという楽器)を弾いています。
哘崎 考宏(ギター)
新堀ギターアンサンブルの一員として、またソリストとして国内外の数多くの
ステージで演奏。新堀寛己氏、松本俊夫氏、坂本巧氏の師事。1999年から伊福
部昭氏に師事。

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※収録年月日が分りましたので、再度ご案内いたします。

<MEMORIES>
MR2075/76 2枚組 \3380
モノラル
マーラー:交響曲第2番「復活」、さすらう若人の歌
シューリヒト指揮
フランス国立放送響、
エディト・ゼリヒ(S)、オイゲニア・ザレスカ
(1958年2月28日ライヴ)
シューリヒトとマーラーというと意外なようにも思えますが、実はかなり意欲
的に紹介していたようです。特に「復活」は得意の曲目で数種のライヴが確認
されております。ここで発売されるフランス国立放送響との「復活」は音質が
いまいち冴えないものが出回っておりましたが、今回の音質は既出盤を上回る
もので、スポーティーなシューリヒトの音楽を存分に味わえます。

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