★OEHMSレーベル特価商品入荷のご案内★
OEHMSレーベルの製造中止商品から、数量限定で特価商品が入荷しました。
詳細は当店HPをご覧下さい。
http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/oehms.html
====================================
※コメントはメーカー案内書より抜粋です。
<NAXOS>
NYCC-27251-27254 4枚組 \3050
シベリウス:交響曲集[国内盤仕様]
DISC1:交響曲第1番/第3番
DISC2:交響詩「タピオラ」/交響曲第2番
DISC3:交響曲第4番/5番
DISC4:交響曲第6番/第7番/フィンランディア
(録音:1996-2000年、レイキャヴィーク)
ペトリ・サカリ
アイスランド交響楽団
活火山と氷河、この2つの相反する地形に覆われた島アイスランド。人口わずか
30万人のこの島が有するアイスランド交響楽団は、その演奏もまた驚くほど熱
くてクールです。指揮はフィンランドの俊英ペトリ・サカリ。丁寧に細部を磨
きあげながらも決してリリシズムを失わない音楽作りが高く評価されています。
この全集には、交響曲第1番から第7番、サカリが愛してやまない「タピオラ」、
そして音詩「フィンランディア」も収録。シベリウスの魅力がぎっしり詰まっ
ています。
特製書き下ろしオリジナルブックレットを同梱。
不織布包装でCD4枚を収めた国内盤仕様オビ付きのボックスに、津田忠亮氏によ
る解説書を同梱。アイスランドの歴史や文化、音楽について詳しく言及した
「氷島のバイブル」です。また、このスペシャルボックスのために津田氏が書
き下ろしたシベリウスの作品別解説つき。
<SALZBURGER FESTSPIELDOKUMENTE>
SF 018 2枚組 \1980
モノラル
ヴェルディ:レクイエム
ヒルデ・ツァデク(S) マルガレーテ・クローゼ(A)
ヘルゲ・ロスヴェンゲ(T) ボリス・クリストフ(Bs)
ウィーン楽友協会合唱団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1949年8月14日ザルツブルク、音楽祭ライヴ
[ロート・ヴァイス・ロート放送グループによる収録 / ORFアーカイヴからの
正規復刻]
毎夏恒例のザルツブルク音楽祭ドキュメント・エディションに、ことしは生誕
100周年を迎えたカラヤンが登場します。なんと、内容は1949年のザルツブルク
音楽祭におけるヴェルディのレクイエム。そう、まったく同一の演奏が先だっ
てauditeより復刻されたばかり。違いはあちらがベルリンRIASの収録、ドイチュ
ラントラジオ・クルトゥーアのオリジナル・マスターよりの復刻(AU.23415)で
あったのに対して、こちらはロート・ヴァイス・ロート放送グループ収録、
ORFアーカイヴのオリジナル・マスターからの復刻となっています。もちろん、
ともに正規の発売であり、ファンなら両方ともおさえておきたいところでしょ
う。なお、本アルバムはスリップ・ケース仕様となっており、1992年から2008
年7月1日現在までの、これまでのSFタイトルほか、ORFEO、DGG、EMIなどレー
ベルを越えたザルツブルク音楽祭関連のDVD&CDリリース・リスト(全48ページ)
が付属します。
<RCO Live>
RCO 08006(SACD-Hybrid) \2280
R.シュトラウス:
(1)交響詩「ドン・ファン」Op.20
(2)アルプス交響曲Op.64
マリス・ヤンソンス(指)ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
録音:(1)2007年10月18&21日、2008年1月16&17日
(2)2007年9月19, 20, 21 & 23日
アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)
記念すべき2004年9月4日首席指揮者就任記念コンサートの「英雄の生涯」
(RCO.04005 / DVDはRCO.04103)以来となる、ヤンソンス&RCOによるシュトラウ
ス第2弾。組み合わせは、大管弦楽のための最後の大曲「アルプス交響曲」と
交響詩第1作目の「ドン・ファン」。これまでRCOとはレパートリーの再録を重
ねてきたヤンソンスですが、ともに初録音となります。
シュトラウスもまた、長い伝統を誇るRCOとはたいへんゆかりの深い作曲家。
1897年から翌98年にかけて作曲された「英雄の生涯」がRCO第2代首席指揮者メ
ンゲルベルクと当楽団に捧げられたことも少なからず関係してのことでしょう
か。1915年10月の作曲者指揮による世界初演の翌年には、早くもメンゲルベル
クの指揮で当RCOによるオランダ初演が行なわれた「アルプス交響曲」。さらに
この成功を受けて、一週間後には作曲者の指揮でもRCO再演が果たされています。
こうした歴史的背景にも拘わらず、ここに至るまで録音といえばわずかにハイ
ティンクによるただ一度きり(1985年)。作品の内容から考えて、天性の語り口
のうまさで鳴らすヤンソンスによる新録となれば、これは期待しないわけには
ゆきません。
眼下に拡がる壮大なる音のパノラマ。日の出を迎えてのまばゆいばかりの輝き
や、刻一刻と姿を変えゆく山の姿を、陰影ゆたかに、かつ破格のスケールで描
いてゆきます。ヤンソンス自身は「アルプス交響曲」をウィーン・フィルとの
実演などでも幾度となく取り上げてはいますが、こと録音に関して、ほかなら
ぬRCOを起用したことは演奏の伝統を踏まえての納得の選択といえるでしょう。
そして「ドン・ファン」。こちらもたくみなドラマづくりでライセンス・トゥ
ー・スリルの異名をとるヤンソンスの独壇場。匂い立つような弦に、甘美なオ
ーボエ・ソロ。ホルンによって力強く歌われるテーマ。その魅力を挙げてゆけ
ばきりがありませんが、どんな場面においても磨き抜かれたRCOのひびきは雄
弁このうえなく、たっぷりと酔わせてくれます。
先ごろ一時は体調不良が伝えられたヤンソンスですが、その懸念を吹き飛ばす
ように手兵RCOとともに絶好調にあることを示すシュトラウス。このアルバム
を聴くと、いよいよ今秋11月の来日が待ち遠しくてなりません。
<Altus>
ALT 154 \2250
モノラル
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1944年12月16-20日(19日)ウィーン楽友協会大ホール(ウラニアのエロイカ)
演奏のすごさ、音の良さで有名の43年の運命がさらに良く!
3楽章から4楽章の壮絶なクレシェンドが空前絶後の迫力で復刻!
ALT 155 \2250
モノラル
ベートーヴェン:(1)交響曲第5番「運命」(2)コリオラン序曲
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1943年6月27-30日(19日)ベルリン、フィルハーモニーザール
レーザーレコードプレイヤーはエルプ社の特許商品でレコード針を使わずレー
ザー方式でレコードを読み取る画期的なもの。針では拾い上げられなかった情
報も再生可能となっています。国会図書館など業務用で知られておりますが、
扱いや再生が大変難しいことでも有名で、当盤復刻者の中山実氏はその第1人
者。狂おしいほどの情熱で再生しております。
★制作者より
「今回の2点の復刻に共通しているのはダイナミックレンジの広さです。1940年
代の録音にもかかわらずフルトヴェングラーの極限のピアニッシモが体感でき
るうえ、運命の3楽章から終楽章への壮絶なクレシェンドも恐らく今回の復刻
で初めての体験できるのではないでしょうか。御期待下さい。」 中山実
<AUDITE>
AU 95597 \2280
シューベルト:「冬の旅」
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
クラウス・ビリング(P)
録音:1948年1月19日ベルリン、クライストザール
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウは、生涯に渡って「冬の旅」を歌
い、録音が残されました。ライヴも含めるとなんと十種類以上。その最初を飾
るのが、この録音。1948年1月の録音と言われていますので、当時フィッシャ
ー=ディースカウは22歳。戦前のドイツリートの伝統を受け継ぎつつ、自分の
スタイルを模索しながら、既に後年の偉大さがあちこちから発せられている演
奏です。海賊盤では極めて有名な録音でしたが、AUDITEによってついに正規盤
が登場。蔵出し音源で、1948年とは思えない優れた録音で、若き日のF-Dの
「冬の歌」が楽しめます!
AU 95601 \2280
ベートーヴェン:
五月の歌 Op. 52-4
モルモット Op. 52-7
君を愛す WoO.123
この暗い墓のうちに WoO.133
追憶 WoO 136
新しき愛、新しき人生 Op.75-2
ゲーテのファウストから Op.75-3
寂しさの喜び Op.83-1
あこがれ Op.83-2
希望に寄せて Op.94
ブラームス:
帰郷 Op.7-6
あるソネット Op.14-4
夜更けて私は起き上がり Op.32-1
便り Op.47-1
たそがれ Op.49-5
私は夢を見た Op.57-3
さようなら、さようなら Op.59-6
あなたの青い瞳は Op.59-8
夏の夕べ Op.85-1
月の光 Op.85-2
セレナード Op.106-1
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ヘルタ・クルースト(P)
録音:1951,52年ベルリン、RIASフンクハウス、第7スタジオ
大好評のAUDITEのフィッシャ=ディースカウ・シリーズ、ベートーヴェンとブ
ラームスの歌曲集が登場!1951,52年に、ベルリンRIAS放送ニ録音したもので、
両作曲家の人気歌曲が選ばれています。今回は復刻にあたり、ほとんどの録音
でオリジナルのマスターテープを使用、優良な音質で楽しめることが出来ます。
<ORFEO>
=ORFEO D'OR=
ORFEOR 773084 4枚組 \8000
モノラル
「カラヤン / 1957年ザルツブルク音楽祭オーケストラ・コンサート」
[CD 1]
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調
[CD 2]
モーツァルト:
交響曲第35番ニ長調KV.385「ハフナー」
ピアノ協奏曲第21番ハ長調KV.467
交響曲第41番ハ長調KV.551「ジュピター」
[CD 3]
ブラームス:ドイツ・レクイエム
[CD 4]
テーオドル・ベルガー:シンフォニア・パラボリカ[*初演]
アイネム:ピアノ協奏曲Op.20
オネゲル:交響曲第3番「典礼風」
[CD 1]ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1957年7月28日祝祭劇場(ライヴ) [ORFによる収録]
[CD 2]ゲザ・アンダ(P) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1957年7月29日モーツァルテウム(ライヴ) [ORFによる収録]
[CD 3]リーザ・デラ・カーザ(S)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ウィーン楽友協会合唱団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1957年8月22日フェルゼンライトシューレ(ライヴ)[ORFによる収録]
[CD 4]ゲルティ・ヘルツォーク(P) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1957年8月13日モーツァルテウム(ライヴ)[ORFによる収録]
以上、すべてヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
毎夏にオルフェオが放つ、ファン期待のザルツブルク音楽祭シリーズ。ことし
カラヤン生誕100周年アニヴァーサリーに打ち出す大物は、1957年のコンサート
・ライヴ集成。
1957年は、前年のザルツブルク音楽祭芸術総監督就任から、本格的にカラヤン
が改革に乗り出した最初のシーズンで、手兵ベルリン・フィルが初めて音楽祭
に登場したのもこの年。期間中に行なわれた4つのコンサートを網羅した当セッ
トでは、このうちCD2のモーツァルト、CD3のブラームスが過去にそれぞれDGG
とEMIより復刻されているものの、ほかはすべて初出という大注目の内容となっ
ています。
祝祭劇場におけるウィーン・フィルとのブルックナーの第8番は、いつにもまし
て自信と覇気に満ちたアプローチが大きな魅力。次第に高揚してゆくアダージョ
も切に訴えかけるものがあります。カラヤンとウィーン・フィルは同年4月17日
にムジークフェラインザールでも同じ第8番を取り上げていますが(ANDANTE廃
盤)、ふたつの演奏時間はほぼ同じ(80分半)。後年の録音(1979年や1988年)と
の比較では全体で3分ほど早いという結果が出ています。
さらに興味深いのが、ベルリン・フィルを率いての8月13日モーツァルテウムに
おけるライヴ。得意のオネゲルがまず、これがカラヤン?ベルリン・フィル?
と耳を疑うほど冒頭から思いのほか過激。当時のカラヤンの凄さを伝える最高
のサンプルといえます。そして、ともにカラヤン唯一の録音である珍品、作曲
家ブラッハー夫人ヘルツォーク独奏のアイネムとベルガー世界初演が、音で聴
けるのもファンにはまた無上の喜び。
ベルリン・フィル芸術監督、ウィーン国立歌劇場総監督、さらにはザルツブル
ク音楽祭芸術総監督とつぎつぎにポストを掌中に収めてゆく、この時期のカラ
ヤン。これこそはまさに「帝王」時代の幕開けを告げる栄光のドキュメントで
あり、同時にリリースされる7月27日の「フィデリオ」(ORFEOR.771082)、
8月10日の「ファルスタッフ」(ORFEOR.772082)とともに、アニヴァーサリー・
イヤーを飾る最高の一組といえるでしょう。
OEHMSレーベルの製造中止商品から、数量限定で特価商品が入荷しました。
詳細は当店HPをご覧下さい。
http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/oehms.html
====================================
※コメントはメーカー案内書より抜粋です。
<NAXOS>
NYCC-27251-27254 4枚組 \3050
シベリウス:交響曲集[国内盤仕様]
DISC1:交響曲第1番/第3番
DISC2:交響詩「タピオラ」/交響曲第2番
DISC3:交響曲第4番/5番
DISC4:交響曲第6番/第7番/フィンランディア
(録音:1996-2000年、レイキャヴィーク)
ペトリ・サカリ
アイスランド交響楽団
活火山と氷河、この2つの相反する地形に覆われた島アイスランド。人口わずか
30万人のこの島が有するアイスランド交響楽団は、その演奏もまた驚くほど熱
くてクールです。指揮はフィンランドの俊英ペトリ・サカリ。丁寧に細部を磨
きあげながらも決してリリシズムを失わない音楽作りが高く評価されています。
この全集には、交響曲第1番から第7番、サカリが愛してやまない「タピオラ」、
そして音詩「フィンランディア」も収録。シベリウスの魅力がぎっしり詰まっ
ています。
特製書き下ろしオリジナルブックレットを同梱。
不織布包装でCD4枚を収めた国内盤仕様オビ付きのボックスに、津田忠亮氏によ
る解説書を同梱。アイスランドの歴史や文化、音楽について詳しく言及した
「氷島のバイブル」です。また、このスペシャルボックスのために津田氏が書
き下ろしたシベリウスの作品別解説つき。
<SALZBURGER FESTSPIELDOKUMENTE>
SF 018 2枚組 \1980
モノラル
ヴェルディ:レクイエム
ヒルデ・ツァデク(S) マルガレーテ・クローゼ(A)
ヘルゲ・ロスヴェンゲ(T) ボリス・クリストフ(Bs)
ウィーン楽友協会合唱団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1949年8月14日ザルツブルク、音楽祭ライヴ
[ロート・ヴァイス・ロート放送グループによる収録 / ORFアーカイヴからの
正規復刻]
毎夏恒例のザルツブルク音楽祭ドキュメント・エディションに、ことしは生誕
100周年を迎えたカラヤンが登場します。なんと、内容は1949年のザルツブルク
音楽祭におけるヴェルディのレクイエム。そう、まったく同一の演奏が先だっ
てauditeより復刻されたばかり。違いはあちらがベルリンRIASの収録、ドイチュ
ラントラジオ・クルトゥーアのオリジナル・マスターよりの復刻(AU.23415)で
あったのに対して、こちらはロート・ヴァイス・ロート放送グループ収録、
ORFアーカイヴのオリジナル・マスターからの復刻となっています。もちろん、
ともに正規の発売であり、ファンなら両方ともおさえておきたいところでしょ
う。なお、本アルバムはスリップ・ケース仕様となっており、1992年から2008
年7月1日現在までの、これまでのSFタイトルほか、ORFEO、DGG、EMIなどレー
ベルを越えたザルツブルク音楽祭関連のDVD&CDリリース・リスト(全48ページ)
が付属します。
<RCO Live>
RCO 08006(SACD-Hybrid) \2280
R.シュトラウス:
(1)交響詩「ドン・ファン」Op.20
(2)アルプス交響曲Op.64
マリス・ヤンソンス(指)ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
録音:(1)2007年10月18&21日、2008年1月16&17日
(2)2007年9月19, 20, 21 & 23日
アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)
記念すべき2004年9月4日首席指揮者就任記念コンサートの「英雄の生涯」
(RCO.04005 / DVDはRCO.04103)以来となる、ヤンソンス&RCOによるシュトラウ
ス第2弾。組み合わせは、大管弦楽のための最後の大曲「アルプス交響曲」と
交響詩第1作目の「ドン・ファン」。これまでRCOとはレパートリーの再録を重
ねてきたヤンソンスですが、ともに初録音となります。
シュトラウスもまた、長い伝統を誇るRCOとはたいへんゆかりの深い作曲家。
1897年から翌98年にかけて作曲された「英雄の生涯」がRCO第2代首席指揮者メ
ンゲルベルクと当楽団に捧げられたことも少なからず関係してのことでしょう
か。1915年10月の作曲者指揮による世界初演の翌年には、早くもメンゲルベル
クの指揮で当RCOによるオランダ初演が行なわれた「アルプス交響曲」。さらに
この成功を受けて、一週間後には作曲者の指揮でもRCO再演が果たされています。
こうした歴史的背景にも拘わらず、ここに至るまで録音といえばわずかにハイ
ティンクによるただ一度きり(1985年)。作品の内容から考えて、天性の語り口
のうまさで鳴らすヤンソンスによる新録となれば、これは期待しないわけには
ゆきません。
眼下に拡がる壮大なる音のパノラマ。日の出を迎えてのまばゆいばかりの輝き
や、刻一刻と姿を変えゆく山の姿を、陰影ゆたかに、かつ破格のスケールで描
いてゆきます。ヤンソンス自身は「アルプス交響曲」をウィーン・フィルとの
実演などでも幾度となく取り上げてはいますが、こと録音に関して、ほかなら
ぬRCOを起用したことは演奏の伝統を踏まえての納得の選択といえるでしょう。
そして「ドン・ファン」。こちらもたくみなドラマづくりでライセンス・トゥ
ー・スリルの異名をとるヤンソンスの独壇場。匂い立つような弦に、甘美なオ
ーボエ・ソロ。ホルンによって力強く歌われるテーマ。その魅力を挙げてゆけ
ばきりがありませんが、どんな場面においても磨き抜かれたRCOのひびきは雄
弁このうえなく、たっぷりと酔わせてくれます。
先ごろ一時は体調不良が伝えられたヤンソンスですが、その懸念を吹き飛ばす
ように手兵RCOとともに絶好調にあることを示すシュトラウス。このアルバム
を聴くと、いよいよ今秋11月の来日が待ち遠しくてなりません。
<Altus>
ALT 154 \2250
モノラル
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1944年12月16-20日(19日)ウィーン楽友協会大ホール(ウラニアのエロイカ)
演奏のすごさ、音の良さで有名の43年の運命がさらに良く!
3楽章から4楽章の壮絶なクレシェンドが空前絶後の迫力で復刻!
ALT 155 \2250
モノラル
ベートーヴェン:(1)交響曲第5番「運命」(2)コリオラン序曲
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1943年6月27-30日(19日)ベルリン、フィルハーモニーザール
レーザーレコードプレイヤーはエルプ社の特許商品でレコード針を使わずレー
ザー方式でレコードを読み取る画期的なもの。針では拾い上げられなかった情
報も再生可能となっています。国会図書館など業務用で知られておりますが、
扱いや再生が大変難しいことでも有名で、当盤復刻者の中山実氏はその第1人
者。狂おしいほどの情熱で再生しております。
★制作者より
「今回の2点の復刻に共通しているのはダイナミックレンジの広さです。1940年
代の録音にもかかわらずフルトヴェングラーの極限のピアニッシモが体感でき
るうえ、運命の3楽章から終楽章への壮絶なクレシェンドも恐らく今回の復刻
で初めての体験できるのではないでしょうか。御期待下さい。」 中山実
<AUDITE>
AU 95597 \2280
シューベルト:「冬の旅」
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
クラウス・ビリング(P)
録音:1948年1月19日ベルリン、クライストザール
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウは、生涯に渡って「冬の旅」を歌
い、録音が残されました。ライヴも含めるとなんと十種類以上。その最初を飾
るのが、この録音。1948年1月の録音と言われていますので、当時フィッシャ
ー=ディースカウは22歳。戦前のドイツリートの伝統を受け継ぎつつ、自分の
スタイルを模索しながら、既に後年の偉大さがあちこちから発せられている演
奏です。海賊盤では極めて有名な録音でしたが、AUDITEによってついに正規盤
が登場。蔵出し音源で、1948年とは思えない優れた録音で、若き日のF-Dの
「冬の歌」が楽しめます!
AU 95601 \2280
ベートーヴェン:
五月の歌 Op. 52-4
モルモット Op. 52-7
君を愛す WoO.123
この暗い墓のうちに WoO.133
追憶 WoO 136
新しき愛、新しき人生 Op.75-2
ゲーテのファウストから Op.75-3
寂しさの喜び Op.83-1
あこがれ Op.83-2
希望に寄せて Op.94
ブラームス:
帰郷 Op.7-6
あるソネット Op.14-4
夜更けて私は起き上がり Op.32-1
便り Op.47-1
たそがれ Op.49-5
私は夢を見た Op.57-3
さようなら、さようなら Op.59-6
あなたの青い瞳は Op.59-8
夏の夕べ Op.85-1
月の光 Op.85-2
セレナード Op.106-1
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ヘルタ・クルースト(P)
録音:1951,52年ベルリン、RIASフンクハウス、第7スタジオ
大好評のAUDITEのフィッシャ=ディースカウ・シリーズ、ベートーヴェンとブ
ラームスの歌曲集が登場!1951,52年に、ベルリンRIAS放送ニ録音したもので、
両作曲家の人気歌曲が選ばれています。今回は復刻にあたり、ほとんどの録音
でオリジナルのマスターテープを使用、優良な音質で楽しめることが出来ます。
<ORFEO>
=ORFEO D'OR=
ORFEOR 773084 4枚組 \8000
モノラル
「カラヤン / 1957年ザルツブルク音楽祭オーケストラ・コンサート」
[CD 1]
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調
[CD 2]
モーツァルト:
交響曲第35番ニ長調KV.385「ハフナー」
ピアノ協奏曲第21番ハ長調KV.467
交響曲第41番ハ長調KV.551「ジュピター」
[CD 3]
ブラームス:ドイツ・レクイエム
[CD 4]
テーオドル・ベルガー:シンフォニア・パラボリカ[*初演]
アイネム:ピアノ協奏曲Op.20
オネゲル:交響曲第3番「典礼風」
[CD 1]ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1957年7月28日祝祭劇場(ライヴ) [ORFによる収録]
[CD 2]ゲザ・アンダ(P) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1957年7月29日モーツァルテウム(ライヴ) [ORFによる収録]
[CD 3]リーザ・デラ・カーザ(S)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ウィーン楽友協会合唱団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1957年8月22日フェルゼンライトシューレ(ライヴ)[ORFによる収録]
[CD 4]ゲルティ・ヘルツォーク(P) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1957年8月13日モーツァルテウム(ライヴ)[ORFによる収録]
以上、すべてヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
毎夏にオルフェオが放つ、ファン期待のザルツブルク音楽祭シリーズ。ことし
カラヤン生誕100周年アニヴァーサリーに打ち出す大物は、1957年のコンサート
・ライヴ集成。
1957年は、前年のザルツブルク音楽祭芸術総監督就任から、本格的にカラヤン
が改革に乗り出した最初のシーズンで、手兵ベルリン・フィルが初めて音楽祭
に登場したのもこの年。期間中に行なわれた4つのコンサートを網羅した当セッ
トでは、このうちCD2のモーツァルト、CD3のブラームスが過去にそれぞれDGG
とEMIより復刻されているものの、ほかはすべて初出という大注目の内容となっ
ています。
祝祭劇場におけるウィーン・フィルとのブルックナーの第8番は、いつにもまし
て自信と覇気に満ちたアプローチが大きな魅力。次第に高揚してゆくアダージョ
も切に訴えかけるものがあります。カラヤンとウィーン・フィルは同年4月17日
にムジークフェラインザールでも同じ第8番を取り上げていますが(ANDANTE廃
盤)、ふたつの演奏時間はほぼ同じ(80分半)。後年の録音(1979年や1988年)と
の比較では全体で3分ほど早いという結果が出ています。
さらに興味深いのが、ベルリン・フィルを率いての8月13日モーツァルテウムに
おけるライヴ。得意のオネゲルがまず、これがカラヤン?ベルリン・フィル?
と耳を疑うほど冒頭から思いのほか過激。当時のカラヤンの凄さを伝える最高
のサンプルといえます。そして、ともにカラヤン唯一の録音である珍品、作曲
家ブラッハー夫人ヘルツォーク独奏のアイネムとベルガー世界初演が、音で聴
けるのもファンにはまた無上の喜び。
ベルリン・フィル芸術監督、ウィーン国立歌劇場総監督、さらにはザルツブル
ク音楽祭芸術総監督とつぎつぎにポストを掌中に収めてゆく、この時期のカラ
ヤン。これこそはまさに「帝王」時代の幕開けを告げる栄光のドキュメントで
あり、同時にリリースされる7月27日の「フィデリオ」(ORFEOR.771082)、
8月10日の「ファルスタッフ」(ORFEOR.772082)とともに、アニヴァーサリー・
イヤーを飾る最高の一組といえるでしょう。