734367(DVD-Video) 2枚組 \6450
モーツァルト:歌劇《魔笛》全曲
マッティ・サルミネン
クリストフ・ストレール
ユーリア・クライター
エレーナ・モスク
ルーベン・ドローレ 他"
チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:ニコラウス・アーノンクール
近年のザルツブルク音楽祭の顔として、ウィーン・フィルを指揮して何度か
モーツァルトのオペラを手掛けていたアーノンクール。クシェイの演出によ
る《ドン・ジョヴァンニ》や《皇帝ティートの慈悲》の他、昨年のモーツァ
ルト・イヤーにも、同音楽祭で新演出の《フィガロの結婚》(と、一昨年の演
出である《皇帝ティートの慈悲》)を上演していたことは記憶に新しいことで
しょう。DGからリリースされているDVDシリーズ「モーツァルト22」にも収録
されているのでご覧になった方も多いと思います。今回リリースされるのは、
それ以前にチューリヒ歌劇場でモーツァルトのオペラを手掛けていた頃の映
像になります。アーノンクールは、大御所となった今でも常に問題提起を続
け世界の注目を集め続けていますが、この《魔笛》は、現在のアーノンクー
ル芸術にいたるプロセスを物語るひとつの証言としてきわめて貴重です。さ
らに、当盤にはメイキング映像も収録されているので、彼の音楽作りの秘密
の一端に触れることが出来ます。今年はケネス・ブラナーの映画版『魔笛』
も公開されたばかり。マッティ・サルミネンら、当時の充実した歌手陣の歌
唱と共に、映画とオペラを比べてみるのもいかがでしょう。
734269(DVD-Video) 2枚組 \6450
「ベートーヴェン/ピアノ協奏曲全集」
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲
DVD 1
第1番ハ長調作品15
第2番変ロ長調作品19
DVD 2
第3番ハ短調作品37
第4番ト長調作品58
第5番変ホ長調作品73《皇帝》
クリスティアン・ツィマーマン(Pf)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:レナード・バーンスタイン
クリスティアン・ツィマーマンとレナード・バーンスタイン指揮ウィーン・
フィルハーモニー管弦楽団による名盤の誉れ高いベートーヴェンのピアノ協
奏曲がDVDセットで再登場。この組み合わせでは、先月ブラームスのピアノ
協奏曲全集でもリリースされています。バーンスタインは当初ツィマーマン
との共演に必ずしも積極的ではなかったらしいが、蓋を開けたところ意気投
合し、結果としてベートーヴェンとブラームスというドイツ音楽の神髄とも
言うべき両作曲家の協奏曲をすべて録音完成させるにいたりました。精緻な
ツィマーマンのピアノと、音楽に没入するバーンスタインの指揮、そして絶
妙な音色で艶やかに歌うウィーン・フィルの3者の魅力が渾然一体となり、
圧倒的な名演を生み出しています。第4番冒頭のツィマーマンの繊細さや、
ダイナミックでスケールの豊かな第5番はもちろん、バーンスタインの急逝
によりツィマーマン自身による弾き振りとなった第1、第2番も聴き応え十分。
映像監督はブラームスと同じく、ハンフリー・バートンが務めています。
734376(DVD-Video) \3350
「グルダ:ポートレイト/《SO WHAT -!》」
バッハ、ドビュッシー、モーツァルト
シューベルト、グルダなどのピアノ作品を
広く集めたTV用ドキュメンタリー
フリードリヒ・グルダ(Pf)
収録:1986年(インタビュー)
クラシックからジャズまで、多彩な才能を発揮した20世紀を代表する個性派
ピアニスト、フリードリヒ・グルダ初のポートレイト映像作品。ここではグ
ルダの演奏するバッハからドビュッシーにいたるコアなクラシック作品や、
グルダ自身による編曲作品、さらには彼本人の自作(クラシック、およびジャ
ズ)など幅広く収録されています。なおこの映像は、以前に放送で発表され
たことこそあるものの、それ以外では如何なるフォーマットでも世に出たこ
とがない超レアな作品であり、グルダを知る映像資料としてきわめて貴重な
ものです。収録されている作品は数多く、たとえばバッハの《平均律》、
シューベルトの《即興曲》《楽興の時》《さすらい人》、モーツァルトのピ
アノ協奏曲第26番やソナタ第11番《トルコ行進曲付き》、ベートーヴェンの
ピアノ・ソナタ第14番《月光》や第32番、ドビュッシー《映像》、あるいは
グルダの《リコへ》や《パラダイス・アイランド》からチェロ協奏曲、他と、
それぞれ抜粋ながら存分に堪能できることでしょう。
734371(DVD-Video) \3350
ヨハン・シュトラウス:喜歌劇《こうもり》全曲
グンドゥラ・ヤノヴィツ(ロザリンデ)
エーバーハルト・ヴェヒター(アイゼンシュタイン)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(オルロフスキー)
ヴァルデマール・クメント(アルフレート)
ハインツ・ホレチェク(ファルケ)
エーリヒ・クンツ(フランク)
オットー・シェンク(フロッシュ)"
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カール・ベーム
オペラ専門のウィーン国立歌劇場で上演される貴重なオペレッタといえば、
言うまでもなく《こうもり》。当盤は、70年代前半に、当時オーストリアの
代表的指揮者だったカール・ベームがウィーン・フィルと遺したこのオペレ
ッタの映像作品です。ウィーン社交界の洒脱で華やかな味わいを表現するの
に、ウィーン・フィルはまさに最適。今と比べ一時代前のメンバーによる演
奏における、馥郁たる香り高い音と、彼らにしか不可能な息遣いを味わって
いただきたい。キャストには、ヤノヴィツやヴェヒター、ヴィントガッセン、
クメントらワーグナーまで手掛ける名歌手と、ウィーンの歌手として味わい
深いクンツといった強力な布陣が組まれているのも圧巻。なお、当作品で演
出及び映像監督を務めているオットー・シェンクがフロッシュ役で出演もし
ています。
734370(DVD-Video) \3350
R.シュトラウス:歌劇《ナクソス島のアリアドネ》全曲
グンドゥラ・ヤノヴィツ(アリアドネ)
ルネ・コロ(バッカス)
エディタ・グルベローヴァ(ツェルビネッタ)
トルデリーゼ・シュミット(作曲家)
ヴァルター・ベリー(音楽家) 他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カール・ベーム
収録:1978年5、6月、ウィーン映画スタジオ
《ナクソス島のアリアドネ》は、オペラ制作のドタバタと、出来上がったオ
ペラとの二重構造を持つユニークな作品。このDVD作品では、ヤノヴィツ、
コロといった当時全盛のキャストも素晴らしいが、さらに喜ばしいのはコロ
ラトゥーラ・ソプラノの聴かせどころがあるツェルビネッタ役に、当時、彼
女の右に出る者はいないと言われたグルベローヴァが出演していること。脇
を固める役にもシュミットやベリーら豪華なメンバーが配されています。
ジャケット写真にも見られるように、衣装や照明の色合いも見事。指揮は作
曲家と親交のあったカール・ベーム、オーケストラはシュトラウスが度々指
揮したウィーン・フィルというオーセンティックな組み合わせが伴奏を務め
ている。
734362(DVD-Video) \3350
「ニューイヤー・コンサート1991年」
ロッシーニ:歌劇「泥棒かささぎ」
ヨーゼフ・シュトラウス:
フランス風ポルカ《踊るミューズ》作品266
シューベルト:
ポルカD735
ギャロップD735
ランナー:ワルツ「求婚者」
J.シュトラウス I:ギャロップ《ため息》作品9
J.シュトラウス II:喜歌劇《くるま馬草》序曲
モーツァルト:
コントルダンス第1番K609-1
コントルダンス第3番K609-3
ドイツ舞曲K605-3
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ《水彩画》作品258
J.シュトラウス:ポルカ《百発百中》作品326
エドゥアルド・シュトラウス:カドリーユ《カルメン》作品134
J.シュトラウス :皇帝円舞曲作品437
J.シュトラウス I:フランス風ポルカ《ピーフケとプーフケ》作品235
J.シュトラウス :
狂乱のポルカ作品260
ポルカ・シュネル《恋と踊りに熱中》作品393
ワルツ《美しく青きドナウ》作品314
J.シュトラウス I:ラデツキー行進曲作品228
ウィーン国立歌劇場バレエ団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
録音:1991年1月 オーストリア、ムジークフェライン
クラウディオ・アバドの指揮した1991年のニューイヤー・コンサートのライ
ヴ映像。ヨハン親子、ヨーゼフ、エドゥアルトらシュトラウス一族、あるい
はその関連で組まれるこの名物コンサートで、モーツァルトやシューベルト、
果てはお国もののロッシーニをフィーチャーした凝ったプログラミングは如
何にもアバドらしいもの。近年のニューイヤー・コンサートでは、シュトラ
ウス一族の秘曲をはじめ、これまでなかなか演奏されなかった作品が披露さ
れることが定番となっているが、そのアイディアの先駆けとなったとも言っ
ても過言ではないでしょう。挿入されるウィーン国立歌劇場バレエ団の華麗
な踊りも毎回の楽しみのひとつ。ここではゲルリンデ・ディルによる振り付
け。映像監督はお馴染み、ブライアン・ラージ。
734372(DVD-Video) \3350
「ウィンナ・ワルツの調べにのせて」
ヨハン・シュトラウス I:ラデツキー行進曲 作品228
ヨハン・シュトラウス II:ワルツ《加速度》 作品234
ヨーゼフ・シュトラウス:
ポルカ=マズルカ《おしゃべり女》 作品144
カール・ミヒャエル・ツィーラー:
シェーンフェルト行進曲 作品422
ヨハン・シュトラウス II:
ワルツ《ウィーン気質》作品354
ヨーゼフ・シュトラウス:
ポルカ=シュネル《休暇旅行で》作品133
ワルツ《オーストリアの村燕》作品164
ヨハン・シュトラウス II:ピツィカート・ポルカ
ヨーゼフ・シュトラウス:フランス風ポルカ《鍛冶屋のポルカ》作品269
ツィーラー:ワルツ《ウィーン市民》作品419
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ=シュネル《騎手》作品278
ヨハン・シュトラウス II:
トリッチ=トラッチ・ポルカ作品214
ワルツ《美しく青きドナウ》作品314
ツィーラー:ワルツ《ヘラインシュパツィールト》作品518
ヨーハン・シュトラウス II:ポルカ=シュネル《観光列車》作品281
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ=シュネル
《おしゃべりなかわいい口》作品245
カール・コムザーク:ワルツ《バーデン娘》作品257
ヨーハン・シュトラウス II:フランス風ポルカ
《クラップフェンの森で》作品336
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ《うわごと》作品212
ヨーハン・シュトラウス II:
取り壊しポルカ作品269
フランス風ポルカ《歌い手の喜び》作品328
フランツ・フォン・ズッペ:《美しきガラテア》序曲
ヨーゼフ・シュトラウス:フランス風ポルカ《水車》作品57
ヨーハン・シュトラウス II:
シャンペン・ポルカ作品211
皇帝円舞曲作品437
ウィーン少年合唱団 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヴィリー・ボスコフスキー
収録:1973 ウィーン
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを長く務め、ニュ
ーイヤー・コンサートの代名詞的な存在でもあったヴィリー・ボスコフスキ
ー。このDVDは、シュトラウス一族と同じく、指揮とヴァイオリン独奏を兼ね
た古きよき時代を彷彿させるボスコフスキーの懐かしい映像を集めた作品で
す(近年ではロリン・マゼールがこのスタイルを行うことがありますが、ウィ
ーン情緒を表現し得るヴァイオリンは、やはりボスコフスキーの独擅場でしょ
う)。さらに当盤では演奏シーンのみならず、ウィーンの名所旧跡の映像も収
められ、この街の姿とこの街が生んだ音楽の双方をたっぷりと堪能できるの
も嬉しいところ。ウィーン・フィルの艶やかな音と独特の歌い回しに加え、
天使の声と讃えられたウィーン少年合唱団の歌も収録されています。
734381(DVD-Video) \3350
「ロストロポーヴィチ/人生と芸術」
ブロッホ:シェロモ
シューマン:チェロ協奏曲イ短調作品129
R.シュトラウス:交響詩《ドン・キホーテ》作品35*
"ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
フランス国立管弦楽団 指揮:レナード・バーンスタイン
(*)ウルリヒ・コッホ(Va)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
今年4月、惜しまれつつこの世を去ったスラーヴァこと、ロストロポーヴィ
チ。チェリストとしては、カザルスやフォイアマン、ピアティゴルスキー、
フルニエらの歴史的演奏家に名を連ねる存在であることは言うまでもなく、
今後、彼の音楽的偉業はますます高く評価されていくことでしょう。ユニ
バーサル・クラシックスでは、先月彼の録音(珍しい音源も含まれている)
を集めた追悼シリーズを国内リリースしているが、さらに当DVDも加わるこ
ととなります。60年の長きにわたってチェリスト、指揮者、ピアニストとい
う多岐にわたる活動を繰り広げたこの音楽家の遺した名演の一端として、
当盤には、バーンスタインやカラヤンとのブロッホ、R.シュトラウスという、
ロストロポーヴィチの十八番として知られていた作品ばかりが収められてい
ます。またその他に、人間ロストロポーヴィチの姿が垣間見られるドキュメ
ンタリーも収録。まさにタイトルの通り、彼の「人生と芸術」を知るための
映像作品であるといえるでしょう。
734380(DVD-Video) 2枚組 \6450
ヴェルディ:歌劇《マクベス》全曲
シャーリー・ヴェレット(マクベス夫人)
レオ・ヌッチ(マクベス)
サミュエル・レイミー(バンコ:歌唱)
ヴェリアーノ・ルケッティ(マクダフ)
アントニオ・バラソルダ(マルコム) 他
ボローニャ市立歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:リッカルド・シャイー
ヴェルディお気に入りのシェイクスピアの戯曲に題材をとったオペラ《マク
ベス》。挿入されているバレエ・シーンも有名で、ヴェルディのオペラの中
でも重要な位置を占めるものです。当DVDでは、タイトル・ロールには名歌手
にして名優のレオ・ヌッチ、そしてマクベス以上に重要な役回りと言えるマ
クベス夫人にはシャーリー・ベレットがキャスティングされ、リアリティの
高い迫力ある映像作品に仕上げらています。カラヤンの《ドン・ジョヴァン
ニ》に起用されるなど、当時勢いに乗っていたサミュエル・レイミーが参加
しているのも嬉しいところ。指揮は、デッカにチャイコフスキーの交響曲第
5番でデビューしていたリッカルド・シャイー。なお、Disc2にはメイキング
・ドキュメンタリー「マクベスの秘密」を収録。
モーツァルト:歌劇《魔笛》全曲
マッティ・サルミネン
クリストフ・ストレール
ユーリア・クライター
エレーナ・モスク
ルーベン・ドローレ 他"
チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:ニコラウス・アーノンクール
近年のザルツブルク音楽祭の顔として、ウィーン・フィルを指揮して何度か
モーツァルトのオペラを手掛けていたアーノンクール。クシェイの演出によ
る《ドン・ジョヴァンニ》や《皇帝ティートの慈悲》の他、昨年のモーツァ
ルト・イヤーにも、同音楽祭で新演出の《フィガロの結婚》(と、一昨年の演
出である《皇帝ティートの慈悲》)を上演していたことは記憶に新しいことで
しょう。DGからリリースされているDVDシリーズ「モーツァルト22」にも収録
されているのでご覧になった方も多いと思います。今回リリースされるのは、
それ以前にチューリヒ歌劇場でモーツァルトのオペラを手掛けていた頃の映
像になります。アーノンクールは、大御所となった今でも常に問題提起を続
け世界の注目を集め続けていますが、この《魔笛》は、現在のアーノンクー
ル芸術にいたるプロセスを物語るひとつの証言としてきわめて貴重です。さ
らに、当盤にはメイキング映像も収録されているので、彼の音楽作りの秘密
の一端に触れることが出来ます。今年はケネス・ブラナーの映画版『魔笛』
も公開されたばかり。マッティ・サルミネンら、当時の充実した歌手陣の歌
唱と共に、映画とオペラを比べてみるのもいかがでしょう。
734269(DVD-Video) 2枚組 \6450
「ベートーヴェン/ピアノ協奏曲全集」
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲
DVD 1
第1番ハ長調作品15
第2番変ロ長調作品19
DVD 2
第3番ハ短調作品37
第4番ト長調作品58
第5番変ホ長調作品73《皇帝》
クリスティアン・ツィマーマン(Pf)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:レナード・バーンスタイン
クリスティアン・ツィマーマンとレナード・バーンスタイン指揮ウィーン・
フィルハーモニー管弦楽団による名盤の誉れ高いベートーヴェンのピアノ協
奏曲がDVDセットで再登場。この組み合わせでは、先月ブラームスのピアノ
協奏曲全集でもリリースされています。バーンスタインは当初ツィマーマン
との共演に必ずしも積極的ではなかったらしいが、蓋を開けたところ意気投
合し、結果としてベートーヴェンとブラームスというドイツ音楽の神髄とも
言うべき両作曲家の協奏曲をすべて録音完成させるにいたりました。精緻な
ツィマーマンのピアノと、音楽に没入するバーンスタインの指揮、そして絶
妙な音色で艶やかに歌うウィーン・フィルの3者の魅力が渾然一体となり、
圧倒的な名演を生み出しています。第4番冒頭のツィマーマンの繊細さや、
ダイナミックでスケールの豊かな第5番はもちろん、バーンスタインの急逝
によりツィマーマン自身による弾き振りとなった第1、第2番も聴き応え十分。
映像監督はブラームスと同じく、ハンフリー・バートンが務めています。
734376(DVD-Video) \3350
「グルダ:ポートレイト/《SO WHAT -!》」
バッハ、ドビュッシー、モーツァルト
シューベルト、グルダなどのピアノ作品を
広く集めたTV用ドキュメンタリー
フリードリヒ・グルダ(Pf)
収録:1986年(インタビュー)
クラシックからジャズまで、多彩な才能を発揮した20世紀を代表する個性派
ピアニスト、フリードリヒ・グルダ初のポートレイト映像作品。ここではグ
ルダの演奏するバッハからドビュッシーにいたるコアなクラシック作品や、
グルダ自身による編曲作品、さらには彼本人の自作(クラシック、およびジャ
ズ)など幅広く収録されています。なおこの映像は、以前に放送で発表され
たことこそあるものの、それ以外では如何なるフォーマットでも世に出たこ
とがない超レアな作品であり、グルダを知る映像資料としてきわめて貴重な
ものです。収録されている作品は数多く、たとえばバッハの《平均律》、
シューベルトの《即興曲》《楽興の時》《さすらい人》、モーツァルトのピ
アノ協奏曲第26番やソナタ第11番《トルコ行進曲付き》、ベートーヴェンの
ピアノ・ソナタ第14番《月光》や第32番、ドビュッシー《映像》、あるいは
グルダの《リコへ》や《パラダイス・アイランド》からチェロ協奏曲、他と、
それぞれ抜粋ながら存分に堪能できることでしょう。
734371(DVD-Video) \3350
ヨハン・シュトラウス:喜歌劇《こうもり》全曲
グンドゥラ・ヤノヴィツ(ロザリンデ)
エーバーハルト・ヴェヒター(アイゼンシュタイン)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(オルロフスキー)
ヴァルデマール・クメント(アルフレート)
ハインツ・ホレチェク(ファルケ)
エーリヒ・クンツ(フランク)
オットー・シェンク(フロッシュ)"
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カール・ベーム
オペラ専門のウィーン国立歌劇場で上演される貴重なオペレッタといえば、
言うまでもなく《こうもり》。当盤は、70年代前半に、当時オーストリアの
代表的指揮者だったカール・ベームがウィーン・フィルと遺したこのオペレ
ッタの映像作品です。ウィーン社交界の洒脱で華やかな味わいを表現するの
に、ウィーン・フィルはまさに最適。今と比べ一時代前のメンバーによる演
奏における、馥郁たる香り高い音と、彼らにしか不可能な息遣いを味わって
いただきたい。キャストには、ヤノヴィツやヴェヒター、ヴィントガッセン、
クメントらワーグナーまで手掛ける名歌手と、ウィーンの歌手として味わい
深いクンツといった強力な布陣が組まれているのも圧巻。なお、当作品で演
出及び映像監督を務めているオットー・シェンクがフロッシュ役で出演もし
ています。
734370(DVD-Video) \3350
R.シュトラウス:歌劇《ナクソス島のアリアドネ》全曲
グンドゥラ・ヤノヴィツ(アリアドネ)
ルネ・コロ(バッカス)
エディタ・グルベローヴァ(ツェルビネッタ)
トルデリーゼ・シュミット(作曲家)
ヴァルター・ベリー(音楽家) 他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カール・ベーム
収録:1978年5、6月、ウィーン映画スタジオ
《ナクソス島のアリアドネ》は、オペラ制作のドタバタと、出来上がったオ
ペラとの二重構造を持つユニークな作品。このDVD作品では、ヤノヴィツ、
コロといった当時全盛のキャストも素晴らしいが、さらに喜ばしいのはコロ
ラトゥーラ・ソプラノの聴かせどころがあるツェルビネッタ役に、当時、彼
女の右に出る者はいないと言われたグルベローヴァが出演していること。脇
を固める役にもシュミットやベリーら豪華なメンバーが配されています。
ジャケット写真にも見られるように、衣装や照明の色合いも見事。指揮は作
曲家と親交のあったカール・ベーム、オーケストラはシュトラウスが度々指
揮したウィーン・フィルというオーセンティックな組み合わせが伴奏を務め
ている。
734362(DVD-Video) \3350
「ニューイヤー・コンサート1991年」
ロッシーニ:歌劇「泥棒かささぎ」
ヨーゼフ・シュトラウス:
フランス風ポルカ《踊るミューズ》作品266
シューベルト:
ポルカD735
ギャロップD735
ランナー:ワルツ「求婚者」
J.シュトラウス I:ギャロップ《ため息》作品9
J.シュトラウス II:喜歌劇《くるま馬草》序曲
モーツァルト:
コントルダンス第1番K609-1
コントルダンス第3番K609-3
ドイツ舞曲K605-3
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ《水彩画》作品258
J.シュトラウス:ポルカ《百発百中》作品326
エドゥアルド・シュトラウス:カドリーユ《カルメン》作品134
J.シュトラウス :皇帝円舞曲作品437
J.シュトラウス I:フランス風ポルカ《ピーフケとプーフケ》作品235
J.シュトラウス :
狂乱のポルカ作品260
ポルカ・シュネル《恋と踊りに熱中》作品393
ワルツ《美しく青きドナウ》作品314
J.シュトラウス I:ラデツキー行進曲作品228
ウィーン国立歌劇場バレエ団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
録音:1991年1月 オーストリア、ムジークフェライン
クラウディオ・アバドの指揮した1991年のニューイヤー・コンサートのライ
ヴ映像。ヨハン親子、ヨーゼフ、エドゥアルトらシュトラウス一族、あるい
はその関連で組まれるこの名物コンサートで、モーツァルトやシューベルト、
果てはお国もののロッシーニをフィーチャーした凝ったプログラミングは如
何にもアバドらしいもの。近年のニューイヤー・コンサートでは、シュトラ
ウス一族の秘曲をはじめ、これまでなかなか演奏されなかった作品が披露さ
れることが定番となっているが、そのアイディアの先駆けとなったとも言っ
ても過言ではないでしょう。挿入されるウィーン国立歌劇場バレエ団の華麗
な踊りも毎回の楽しみのひとつ。ここではゲルリンデ・ディルによる振り付
け。映像監督はお馴染み、ブライアン・ラージ。
734372(DVD-Video) \3350
「ウィンナ・ワルツの調べにのせて」
ヨハン・シュトラウス I:ラデツキー行進曲 作品228
ヨハン・シュトラウス II:ワルツ《加速度》 作品234
ヨーゼフ・シュトラウス:
ポルカ=マズルカ《おしゃべり女》 作品144
カール・ミヒャエル・ツィーラー:
シェーンフェルト行進曲 作品422
ヨハン・シュトラウス II:
ワルツ《ウィーン気質》作品354
ヨーゼフ・シュトラウス:
ポルカ=シュネル《休暇旅行で》作品133
ワルツ《オーストリアの村燕》作品164
ヨハン・シュトラウス II:ピツィカート・ポルカ
ヨーゼフ・シュトラウス:フランス風ポルカ《鍛冶屋のポルカ》作品269
ツィーラー:ワルツ《ウィーン市民》作品419
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ=シュネル《騎手》作品278
ヨハン・シュトラウス II:
トリッチ=トラッチ・ポルカ作品214
ワルツ《美しく青きドナウ》作品314
ツィーラー:ワルツ《ヘラインシュパツィールト》作品518
ヨーハン・シュトラウス II:ポルカ=シュネル《観光列車》作品281
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ=シュネル
《おしゃべりなかわいい口》作品245
カール・コムザーク:ワルツ《バーデン娘》作品257
ヨーハン・シュトラウス II:フランス風ポルカ
《クラップフェンの森で》作品336
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ《うわごと》作品212
ヨーハン・シュトラウス II:
取り壊しポルカ作品269
フランス風ポルカ《歌い手の喜び》作品328
フランツ・フォン・ズッペ:《美しきガラテア》序曲
ヨーゼフ・シュトラウス:フランス風ポルカ《水車》作品57
ヨーハン・シュトラウス II:
シャンペン・ポルカ作品211
皇帝円舞曲作品437
ウィーン少年合唱団 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヴィリー・ボスコフスキー
収録:1973 ウィーン
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを長く務め、ニュ
ーイヤー・コンサートの代名詞的な存在でもあったヴィリー・ボスコフスキ
ー。このDVDは、シュトラウス一族と同じく、指揮とヴァイオリン独奏を兼ね
た古きよき時代を彷彿させるボスコフスキーの懐かしい映像を集めた作品で
す(近年ではロリン・マゼールがこのスタイルを行うことがありますが、ウィ
ーン情緒を表現し得るヴァイオリンは、やはりボスコフスキーの独擅場でしょ
う)。さらに当盤では演奏シーンのみならず、ウィーンの名所旧跡の映像も収
められ、この街の姿とこの街が生んだ音楽の双方をたっぷりと堪能できるの
も嬉しいところ。ウィーン・フィルの艶やかな音と独特の歌い回しに加え、
天使の声と讃えられたウィーン少年合唱団の歌も収録されています。
734381(DVD-Video) \3350
「ロストロポーヴィチ/人生と芸術」
ブロッホ:シェロモ
シューマン:チェロ協奏曲イ短調作品129
R.シュトラウス:交響詩《ドン・キホーテ》作品35*
"ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
フランス国立管弦楽団 指揮:レナード・バーンスタイン
(*)ウルリヒ・コッホ(Va)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
今年4月、惜しまれつつこの世を去ったスラーヴァこと、ロストロポーヴィ
チ。チェリストとしては、カザルスやフォイアマン、ピアティゴルスキー、
フルニエらの歴史的演奏家に名を連ねる存在であることは言うまでもなく、
今後、彼の音楽的偉業はますます高く評価されていくことでしょう。ユニ
バーサル・クラシックスでは、先月彼の録音(珍しい音源も含まれている)
を集めた追悼シリーズを国内リリースしているが、さらに当DVDも加わるこ
ととなります。60年の長きにわたってチェリスト、指揮者、ピアニストとい
う多岐にわたる活動を繰り広げたこの音楽家の遺した名演の一端として、
当盤には、バーンスタインやカラヤンとのブロッホ、R.シュトラウスという、
ロストロポーヴィチの十八番として知られていた作品ばかりが収められてい
ます。またその他に、人間ロストロポーヴィチの姿が垣間見られるドキュメ
ンタリーも収録。まさにタイトルの通り、彼の「人生と芸術」を知るための
映像作品であるといえるでしょう。
734380(DVD-Video) 2枚組 \6450
ヴェルディ:歌劇《マクベス》全曲
シャーリー・ヴェレット(マクベス夫人)
レオ・ヌッチ(マクベス)
サミュエル・レイミー(バンコ:歌唱)
ヴェリアーノ・ルケッティ(マクダフ)
アントニオ・バラソルダ(マルコム) 他
ボローニャ市立歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:リッカルド・シャイー
ヴェルディお気に入りのシェイクスピアの戯曲に題材をとったオペラ《マク
ベス》。挿入されているバレエ・シーンも有名で、ヴェルディのオペラの中
でも重要な位置を占めるものです。当DVDでは、タイトル・ロールには名歌手
にして名優のレオ・ヌッチ、そしてマクベス以上に重要な役回りと言えるマ
クベス夫人にはシャーリー・ベレットがキャスティングされ、リアリティの
高い迫力ある映像作品に仕上げらています。カラヤンの《ドン・ジョヴァン
ニ》に起用されるなど、当時勢いに乗っていたサミュエル・レイミーが参加
しているのも嬉しいところ。指揮は、デッカにチャイコフスキーの交響曲第
5番でデビューしていたリッカルド・シャイー。なお、Disc2にはメイキング
・ドキュメンタリー「マクベスの秘密」を収録。