クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

07-08 No.29

2007年08月29日 17時45分45秒 | Weblog
<haenssler>
98 501 \2180
ドミニク・ヴィス / 武満徹を歌う
(1)さようなら(日本語) (2)小さな部屋で(日本語) (3)うたうだけ(英語) 
(4)恋のかくれんぼ(英語) (5)○と△の歌(英語) (6)小さな空(英語) 
(7)雪(フランス語) (8)雲に向かって起つ(英語) (9)見えないこども(英語)
(10)素晴らしい悪女(スペイン語) (11)三月のうた(日本語) 
(12)死んだ男の残したものは(英語) (13)ワルツ(ドイツ語) 
(14)めぐり逢い(日本語) (15)燃える秋(日本語) (16)翼(英語) 
(17)島へ(日本語) (18)明日ハ晴レカナ、曇リカナ(英語) 
(19)ぽつねん(英語) (20)昨日のしみ(英語)
ドミニク・ヴィス(カウンターテナー)、フランソワ・クトゥリエ(Pf)
録音:2001年11月28/30日 パリ
弊社「たまゆらレーベル」制作で、2002年7月にリリースされたアルバムが、
ヘンスラー社から全世界へ向けて発売となります。現代音楽の雄ながら、武
満の歌曲は全く現代的でなく、極上のポップスのようにオシャレ。これをク
レマン・ジャヌカン・アンサンブルのリーダーにして古楽界の大スター、ド
ミニク・ヴィスがカウンターテナーで歌うという斬新な発想、発売当時大き
な話題となりました。ヴィスは、ロック歌手になりそこねたカウンターテナ
ーと自称するほどポップなものはお手のものですが、ここでは歌詞を日本語、
英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語で歌い分け、いずれも驚くほどの
センスの良さを見せてくれます。





<Profil>
PH 08002 \2180
シュニトケ:チェロとピアノのための作品集
(1)チェロソナタ第1番
(2)同第2番
(3)ムジカ・ノスタルジカ
(4)バレエ音楽「ペール・ギュント」のエピローグ
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)、タチヤナ・ゲリンガス(Pf)
シュニトケはロストロポーヴィチをはじめ、グートマン、イワシキンなど優
れたチェロ奏者の友人に恵まれたためか、素晴らしいチェロ作品を多く残し
ています。ロストロポーヴィチの愛弟子ゲリンガスもシュニトケの親しい友
人のひとりでした。技巧的にはかなりの難曲ぞろいですが、ゲリンガスの完
璧なテクニックと闇を垣間見せる深い音楽性に唖然とさせられます。





<ORFEO D'OR>
ORFEOR 690074 4枚組 \6240
MONO
ワーグナー:「パルジファル」
トーマス・スチュワート(Br アンフォルタス)
ハンツ・ハーゲナウ(Bs ティトゥレル)
ハンス・ホンター(Br グルネマンツ)
ジョン・ヴィッカーズ(T パルジファル)
グスタフ・ナイトリンガー(Bs クリングゾル)
バルブロ・エリクソン(Ms クンドリー)
ほか
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
バイロイト祝祭管弦楽団,合唱団
録音:1964年8月13日
ORFEO D'ORのバイロイト・エディション、2007年のリリースは、ハンス・ク
ナッパーツブッシュ最後のバイロイト出演となった、1964年の「パルジファ
ル」です。さらに言えば、この時が彼の最後の指揮でした。まさにクナの白
鳥の歌。演奏は、最晩年のクナの深い世界が遺憾なく発揮されており、高名
な1962年のPHILIPS録音よりもさらに深く大きくなっているのには驚かされ
ます。特に第1幕の場面転換の音楽の巨大さには思わず畏怖の念を感ずるほ
ど。歌手は、ホッター、ナイトリンガーといったバイロイトの常連に、カナ
ダの偉大なテノール、ヴィッカーズや、スウェーデンのメッゾ、バルブロ・
エリクソンなど新鮮なメンバーを加えたもの。ヴィッカーズのパルジファル
はこれが唯一の録音。もちろん正規盤初発売。バイエルン放送協会蔵出し音
源で、音質は驚くほど新鮮になりました!

ORFEOR 730071 \2080
STREO
ユリア・ヴァラディ ウィーン国立歌劇場ライヴ
(1)ワーグナー:「さまよえるオランダ人」
ヴェルディ:(2)「運命の力」,(3)「アイーダ」,(4)「トロヴァトーレ」,
(5)「オテッロ」
ユリア・ヴァラディ(S)
(1)フランツ・グルントヘーバー(Br),ウルフ・シルマー(指)
(2)ジュゼッペ・ジャコミーニ(T),マルチェッロ・ヴィオッティ(指)
(3)マリヤーナ・リポヴシェク(Ms),フランツ・グルントヘーバー(Br),
クリスティアン・バデア(指)
(4)ジュゼッペ・ジャコミーニ(T),シュテファン・ショルテス(指)
(5)ジュゼッペ・ジャコミーニ(T),ドナルド・ラニクルズ(指)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
録音:(1)1993年1月18日,(2)1993年5月5日,(3)1993年6月5日,
(4)1996年2月24日,(5)1996年5月9日
バイエルン国立歌劇場で活躍したユリア・ヴァラディは、1993年から96年ま
でウィーン国立歌劇場でも歌っていました。ここに収録されているのはその
時期のライヴ録音。いずれも彼女の得意とした役だけに、ドラマティックな
声と表現力が楽しめます。このCDのお楽しみはもう一つ、ジュゼッペ・ジャ
コミーニとの共演。時間的にはあまり多くないとはいえ、「オテッロ」第3幕
のデズデーモナとの場面が収録されているのは、ファンには要注目です。

ORFEOR 744071 \2080
MONO
チェーザレ・シエピ 1956年ザルツブルク音楽祭ライヴ
リュリ:「アマディス」,「アルセスト」
ボーイト:「メフィストーフェレ」
ヴェルディ:「シチリアの晩鐘」,「シモン・ボッカネグラ」
ロッシーニ:「アルジェのイタリア女」,「セビリアの理髪師」
ゴメス:「サルヴァトール・ローザ」
からのアリア
シューマン:君は花のように Op.25-24,私は恨まない Op.48-7
ブラームス:
おお、ぼくが帰り道を知っていたら Op.63-8,甲斐なきセレナード Op.84-4
モーツァルト:アリア「この美しい手と瞳のために」 K.612
ラヴェル:ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ
チェーザレ・シエピ(Bs),レオ・タウプマン(P)
録音:1956年7月27日
チェーザレ・シエピの伝説的ライヴが、ついにORFEOから正規盤で発売です。
1956年7月27日、モーツァルテウム大ホールで行われたリサイタルです。シエ
ピの深々としたバスの美しさは例えようもないもの。イタリアオペラのアリ
アが素晴らしいのは当然!ここではシエピの別の顔がたくさん。リュリの格
調の高さ!ドン・ジョヴニのセレナードを思わせる誘惑の魔力に満ちたモー
ツァルト、そして孤独の苦味が走るラヴェル、どれもこれも絶品。これこそ
シエピの全録音の中でもとりわけ優れたものに間違いありません。オリジナ
ルのテープを使用した音源によって、モノラルながら驚くほど新鮮な音で楽
しむことができます。





<naive>
OP 30439 2枚組 \5000
モンテヴェルディ:「オルフェオ」
フリオ・ザナージ(Br オルフェオ)
アンナ・シンボーリ(S エウリディーチェ,プロセルピナ)
サラ・ミンガルド(A 使者,希望)
モニカ・ピッチニーニ(S 音楽)
セルジョ・フォレスティ(Bs カロンテ)
アントーニオ・アベーテ(Bs プルトーネ)
ルカ・ドルドロ(T アポッロ)
リナルド・アレッサンドリーニ(指)コンチェルト・イタリアーノ
録音:2007年2月,ローマ
2007年は、モンテヴェルディの「オルフェオ」がマントヴァで初演されてか
らちょうど400年。各地で記念公演が催され、新録音も登場しています。その
中にあって最も注目されているのが、このアレッサンドリーニの待望の録音!
マドリガーレでの豊かな経験を駆使し、劇的でありながら、隅々まで考え抜
いた知性が行き渡り、そして心を揺さぶる「オルフェオ」を作り上げていま
す。アレッサンドリーニの指揮による「オルフェオ」は、来年スカラ座でも
上演されることになっています。キャストも充実。フリオ・ザナージは近年
オルフェオ役として最も信頼されている歌手。テノールで歌われることの多
いオルフェオ役、しかしザナージのような柔らかい気品と情熱を兼ね備えた
バリトンで歌われてこそ、神の血を引いた者の気高さが感じられます。重要
な役どころである使者の女には、サラ・ミンガルドを配し、冥界の王プルト
ーネにはアントーニオ・アベーテ、幕切れを引っ張るアポッロにはルカ・ド
ルドロと、磐石です。多数の図版を含む160ページを越す豪華なハードカバ
ー仕様(縦横はCDと同じサイズ)、この形では限定販売です。




<United Archives>
UAR 020 2枚組
モノラル
モーツァルト:
[CD1]
(1)ピアノ協奏曲第11番ヘ長調KV.413
(2)ピアノ協奏曲第12番イ長調KV.414
[CD2]
(1)ピアノ協奏曲第16番ニ長調KV.451★
(2)ピアノ協奏曲第17番ト長調KV.453★
ルドルフ・ゼルキン(P)
[CD1](1)、(2)ともにアレクサンダー・シュナイダー(指)
マールボロ音楽祭管弦楽団
[CD2](1)アレクサンダー・シュナイダー(指)
コロンビア交響楽団 
(2)ジョージ・セル(指)
コロンビア交響楽団
録音:[CD1](1)1957年8月28日(2)1956年8月30日 
[CD2](1)1955年11月10日(2)1955年11月20-21日
★は初CD化
こぼれ落ちる美から極上の喜悦と評されるゼルキンのモーツァルト。コンチェ
ルトは1980 年代のアバドとの再録も世評が高いなか、やはりファンの間で
「ゼルキンのモーツァルト」との呼び声を決定づけたのは50年代米Columbia
に行なった一連の録音でしょう。ライヴ(BBCL.4157)もすばらしいシュナイダ
ーとのコンビは、バックのオケからもわかるように自ら提唱、芸術監督を務
めた音楽祭つながり。盤石なるセルとの顔合わせも申し分ありません。この
たびのユナイテッド・アーカイヴスのリリースでは、未復刻のままだったも
のも含まれており、定評ある良好な音質とあわせてうれしいかぎりです。な
お、[CD2]に収録の2曲は初CD化、[CD1]に関しては、(1)の第11番は海外初CD
化、(2)の第12番はCD化されてはいましたが、現在では入手困難となっている
ものです。




<独SONY CLASSICS>
CB 82876 77718 \2300
チャイコフスキー:
ピアノ協奏曲第1番、交響曲4番
(2005年10月収録)
イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)
バイエルン放送交響楽団
マリス・ヤンソンス(指揮)

CB 88697 12363 \2300
バルトーク:
管弦楽のための協奏曲
中国の不思議な役人 組曲
ラヴェル:ダフニスとクロエ 第2組曲
(2004年10月収録)
バイエルン放送交響楽団
マリス・ヤンソンス(指揮)




<WEST HILL RADIO ARCHIVES>
WHRA6015 7枚組 \9900
シャルル・ミュンシュ+ボストン響 初期ライヴ集(モノ)
CD1
ドビュッシー:イベリア(1953年10月30日)、
ラヴェル:クープランの墓(1953年10月17日)、
オネゲル:死の舞踏(1952年12月19日)
CD2
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死(1952年10月11日)、
シューベルト:
交響曲第5番(1952年10月11日)、交響曲第8番「未完成」(1952年12月13日)
CD3
オーベール:「ポルティチの唖娘」序曲(1953年12月26日)、
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」(1952年11月1日)、
シューマン:交響曲第2番(1955年11月12日)
CD4
ワーグナー:「名歌手」第3幕より(1953年1月24日)、
モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」(1952年12月26日)、
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(1952年10月18日、P:レリア・グソー)
CD5
ベートーヴェン:
交響曲第2番(1953年10月17日)、交響曲第3番「英雄」(1953年10月30日)
CD6
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン」(1954年1月1日)、
ラロ:スペイン交響曲(1953年12月11日、Vn:ルス・ポセル)、
イベール:フルート協奏曲(1954年1月9日、Fl:ドロワ・アンソニー)
CD7
ワーグナー:「ファウスト」序曲(1954年2月26日)、
ブラームス:
ハイドン変奏曲(1953年11月21日)、
ピアノ協奏曲第2番(1953年1月9日、P:クラウディオ・アラウ)
全て初出音源。就任直後の凄絶なライヴ集。美麗BOX
ボストン時代のライヴ録音がここまでまとまったのは、初めてです。アラウ
との協奏曲や珍しいモーツァルトなど、どれも新鮮!ライヴで燃え上がる一
発芸的な天才指揮者ミュンシュの本領が余すことなく納められております。
秋には何と「ベートーヴェン・ライヴ」も発売されます。

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