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発売の遅れておりました下記商品ですが、メーカーよりコメントがあり
ましたので、ご案内いたします。商品は近日入荷予定です。
88697082812(SACD-Hybrid) \1550
マーラー:「大地の歌」
モーリン・フォレスター(Ms) リチャード・ルイス(T)
フリッツ・ライナー(指揮)
シカゴ交響楽団
【録音:1959年11月9日シカゴ・オーケストラ・ホール [3トラック録音]】
1959年11月7日と9日の録音された、ライナー指揮シカゴ響による「大地の歌」
をSACDハイブリッド用にリマスターする過程で、われわれはコントラルトの
フォレスターが歌う楽章と、テノールのルイスが歌う楽章とで、オーケスト
ラのサウンドが異なることに気がついた。オリジナル・マスターを綿密に視
聴した結果、録音時に、3チャンネルのうちの一つのチャンネルが、誤って逆
の位相で録音されていたことが判明した。このミスは11月7日の初日のセッ
ション後に発見されたようで、2日後に行われた2回目のセッションでは正し
く修正された。
ソリストの歌は、ソロ用のマイクでセンター・チャンネルに収録されたため、
このような問題はなかったが、その背後に広がるオーケストラのサウンド・
イメージが初日のテイクと2日目のテイクとは異なることとなったわけである。
これは、問題のチャンネルの位相を再度逆にすれば簡単に解決する。しかし
この録音で大きな問題だったのは、一つの楽章間で両日のテイクが繋ぎあわ
されている箇所があったことで、結果として全曲を通じて間歇的にオーケス
トラの音が変化することになってしまった。
そのため、オリジナル・マスターの編集点を一つ一つ確認し、各テイクがど
ちらの日に収録されたのかを見極めて、初日のテイクが使われた箇所のみ位
相を正常に戻す必要があった。そうやって新たに再構成した3チャンネルの
マスターから新たに2チャンネル・ステレオ用にミックスダウンを行い、CD
層とSACDステレオの音声を完成させたのである。
【マーク・ドナヒュー(マスタリング・エンジニア)】
=================================
<CSO・RESOUND>
CSOR 901704 \2700
CSOR 901706(SACD-Hybrid) \3250
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(1885年ハース原典版)
ベルナルド・ハイティンク(指)シカゴ交響楽団
録音:2007年5月10、11、12 & 15日
シカゴ、シンフォニーセンター、
オーケストラ・ホール(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:クリストファー・ウィリス
アシスタント・エンジニア:ジョン・ニュートン
昨年10月の首席指揮者就任コンサートからほぼ7ヶ月ぶりにCSOに復帰した巨
匠ハイティンク。マーラーの第3番(CSOR.901701)でここに華々しいスタート
を切ったCSOリザウンド・シリーズ第2弾は、ことし5月に行なわれたブルック
ナーの第7番ライヴ。はたして新たなシェフとわれらがCSOとの結びつきがど
れほどのものかと高い関心を集め、今シーズン前半最大の目玉となったプロ
グラムです。
ベートーヴェンの「コリオラン」序曲、ルトスワフスキのチェーン2(ヴァイ
オリン独奏はコンマスのロバート・チェン)のあと、休憩をはさんで後半に置
かれたメインのブルックナー第7番。これまでにハイティンクが振った3種の
正規録音はすべてRCOとのものでしたが、年とともに演奏時間が拡大する傾向
がみられ、最新のCSOとのライヴではついに最長となり、より細部に至るまで
目の行き届いた表現となっているのが特徴です。
ショルティ、バレンボイム時代を通じて、すっかり世界屈指のブルックナー
・オケに成長したCSO。もともと、めいめいが黙っていてもモノスゴイ音を出
すオケにあって、いかなる誇張表現をも排して、終始自然な流れを大切にす
るハイティンク。このうえなくデリケートな弦のトレモロから、深く静かに
浮かび上がる息の長いフレーズで開始される第1楽章。冒頭の部分を聴いただ
けでもこの演奏がただものではないことを予感させるに十分ですが、曲が進
むにつれてその予感は確信へと変わってゆくのがわかります。各声部のバラ
ンス処理とブレンド具合、遅すぎず速すぎずのテンポ設定、全曲のみごとな
構成力。どの瞬間も無機的にならないのは78歳、これこそ巨匠の境地という
べきでしょうか。
暖かくやわらかで、ホルンより低いバリトンの音域をもたらす四本のワーグ
ナー・チューバ。アダージョではオーケストラ全体から極上の響きが生み出
されるなか、とりわけブラス・セクションの健闘が光ります。さらにフィナ
ーレも、まさに音による大聖堂のような拡がりを形づくって圧巻というほか
ありません。
5月12日付のシカゴ・トリビューン紙は「白熱の、説得力ある演奏。ハイティ
ンクとCSOは力強く成長している。」と評し、シカゴ・サン・タイムズもまた
「ハイティンクはリズムにしたがってわたしたちの注意を強く求め、そして
釘付けにするのだ。マエストロとCSOはほとんど感覚を超越したむすびつき
に達している」とこの模様を絶賛しています。
最強の手兵CSOの圧倒的な合奏能力を武器に、おそらくは巨匠ハイティンクの
総決算となるであろうブルックナー第7番。あいにく当アルバムには収められ
ていませんが、伝え聞く終演後の長く大きな喝釆が、何よりも演奏内容の素
晴らしさを物語っています。
なお、今回はオーディオファイルからの熱い要望にこたえて、通常盤と同時
に新たにSACDハイブリッド盤も用意されています。
<K617>
K617 194 \2250
マシュー・ロック(1622-1677):
付随音楽「テンペスト」抜粋、ファンタジー、クーラント、シンフォニア、
サラバンド、
現在の私の喜び(ジョヴァンニ・バッティスタ・ドラーギ)、
夢の神…汝はどこに(ジョヴァンニ・バッティスタ・ドラーギ)
ヘンリー・パーセル(1659-1695):
「ゴルディウスの結び目はほどかれた」、「予言者,またはダイオクリオー
ジャン」、「インドの女王」、「真似事の結婚」「ドン・キホーテの滑稽な
物語」、「結婚の悲運、知らずに不貞を働くことに」抜粋、遺作として-偉大
なるマシュー・ロックの死に捧げる歌(1677)
ラ・レヴーズ、ベンジャミン・ペロ(指)
1660年代のイギリスは急速に経済、芸術、音楽が発展。1642年の劇場封鎖か
ら活動を再開した劇場や居酒屋、賭博場などで街が賑わっていた王政復古期。
まさに17世紀のイギリスを生きた、破天荒な劇作家の生涯を描いたジョニー
・デップ主演の映画「リバティーン」の時代。(リバティーン・サウンドト
ラックMNRCD.104)
王政復古時代のイギリス文学を支配し「英国批評文学の父」と呼ばれるジョ
ン・ドライデンやトマス・シャドウェルなど著名な劇作家たちは有能な音楽
家と手を組み次々と作品を発表していきました。このアルバムは、その時代
に代表される作曲家マシュー・ロックとヘンリー・パーセルの劇音楽を集め
た1枚。マシュー・ロックはトマス・シャドウェルの台本による《テンペスト》
に音楽を担当。そのなかの「序幕の音楽(カーテン・チューン)」でロックは
クレシェンドを音楽史上初めて使用し、話題を呼びました。またロックは重
要な出版人ジョン・プレイフォードとも親交があり、このアルバムでも彼の
出版からいくつかの作品が収録されています。
K617 196 \2250
フランシスコ・ゲレーロ(1528-1599):
モテット集「霊的なカンシオンとビリャネスカ」
ラ・コロンビーナ〔ケル・アンドゥエサ(S) ホセ・エルナンデス・パスト
ール(A) ホセ・ベネット(T) ホセ・カブレ(Br)〕
16世紀後半スペイン教会音楽を代表する作曲家ゲレーロのモテット集。この
曲集「霊的なカンシオンとビリャネスカ」は17世紀以降の和声法を予感させ
る手法で作曲されています。歌いやすい旋律線、進歩的な和声構造で時代を
先取りしていたものと思われます。彼はこの時代の作曲家の中では最も多く
旅行をし、エルサレムへの巡礼も行い、また2度も海賊に襲われるなど各地
を飛び回っていました。しかし、その時代の作曲家たちの多くがそうであっ
たように、故郷セビーリャで多くを暮らし、生涯を閉じています。また彼の
死後、肖像画や伝記が発表されるなどスペインでの名声の高さを物語ってい
ます。
<ACCENT>
ACC 24189 \2300
D.スカルラッティ:ソナタ集
変ホ長調K474、変ホ長調K.193、ヘ短調K.238、ヘ短調K.239、ヘ長調K.438、
ニ短調K.396、ハ長調K.487、ト長調K.424、ト長調K.235、ホ短調K.198、
ニ長調K.436、嬰ヘ短調K.447、嬰ヘ短調K.448、イ長調K.208、イ長調K.209
エヴァルト・デマイヤー
(Cemb:使用楽器1756年製パリのアンリ・エムシュ複製)
エヴァルト・デマイヤーはアントワープ音楽院にてジョス・ファン・インマ
ゼール氏に師事し、これまでACCENTレーベルよりW.F.バッハ(ACC 23157)、
トーマス・アーン(ACC 21145)など数枚をリリース。自由奔放な手法のスカ
ルラッティの作品を、確かな技巧と躍動感溢れたリズムでスカルラッティの
楽しげな音楽性を表現しています。
<SUPRAPHON>
SU 3881 \1780
ショパン:チェロ作品全集
(1)チェロ・ソナタ ト短調Op.65
(2)マイアベーアの歌劇「悪魔のロベール」の主題による大二重奏曲ホ長調
(3)序奏と華麗なるポロネーズOp.3
(4)ピアノ三重奏曲ト短調Op.8
イジー・バールタ(Vc) マルティン・カシーク(P) ヤン・ターリヒ(Vn)
「ピアノの詩人」と云われるだけに、ショパンといえばなにをおいてもまず
ピアノ曲。じっさいあまりに素晴らしすぎるためでしょうか。ほかの作品が
かすんでしまうほど。それでも、チェリストのフランショームに献呈された
ソナタのほか、その彼との合作になる大二重奏曲と、ピアノ・パートはもち
ろんチェロにも技術的に豊かな内容が与えられており、知らずにおくのは惜
しいものです。バールタが駆る愛器は1785年製作ガリアーノ。
<haenssler>
98 504 2枚組 \3500
J.S.バッハ:
(1)トッカータとフーガ ニ短調BWV.565
(2)いと高きところでは、神にのみ栄光あれBWV.676
(3)幻想曲とフーガ ト短調BWV.542 (4)目覚めよと呼ぶ声ありBWV.645
(5)前奏曲とフーガ ハ長調BWV.545
(6)ああ我らのもとにとどまりたまえ、主イエス・キリストよBWV.649
(7)‘来れ、精霊よ’によるファンタジアBWV.651 (8)前奏曲BWV.552/1
(9)フーガBWV.552/2 (10)パッサカリア ハ短調BWV.582
(11)ただ愛する神の摂理に任せBWV.647 (12)トリオ・ソナタ第5番BWV.529
(13)我が魂は主をほめまつるBWV.648
(14)イエスよ、汝は今ぞ天より下りてBWV.650
(15)キリストよ、汝は明るい日BWV.766
(16)我いずこに逃れ行かんBWV.646 (17)前奏曲とフーガ ホ短調BWV.548
(オルガン)
カイ・ヨハンセン(1)(2)(3)(8)(9)(12)
ビーネ・カトリーネ・ブリンドルフ(4)(6)(7)(11)(13)(14)(16)
アンドレア・マルコン(5)(10) ヴォルフガング・ツェラー(15)
マルティン・リュッカー(17)
ヘンスラー社の大看板「バッハ作品大全集」から、選りすぐられたオルガン
名曲集。入門編としても最適です。
<Soli Deo Gloria>
SDG 134 2枚組 \3950
[CD1]
(1)「わが魂よ、主を頌めまつれ」BWV 69a
(2)「霊と心は驚き惑う」BWV 35
(3)「主を頌めまつれ、力つよき栄光の王をば」BWV 137
[CD2]
(1)「汝の主なる神を愛すべし」BWV 77
(2)「汝ら、キリストの者と名のるともがら」BWV 164
(3)「ただ汝にのみ、主イエス・キリストよ」BWV 33
ギリアン・キース(Sp) ナタリー・シュトゥッツマン(At)
クリストフ・ゲンツ(Tn) ヨナタン・ブラウン(Bs)
モンテヴェルディ合唱団、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
録音:2000年9月10&17日 ケーテン、フランクフルト
カンタータ69a番は、1723年にかかれましたが、当時のバッハのカンタータの
中では規模の大きいもの。のちに改作され市参事会の交代式の音楽としても
用いられました。トランペット3本を含む冒頭の合唱曲から、華やかな魅力に
溢れています。33番は、3曲目のアルトのアリアが傑出した作品。イエスを信
頼する強い気持ちに満ち溢れた歌詞を、シュトゥッツマンが堂々と歌い上げ
ます。
SDG 137 \3050
J.S.バッハ:
モテット「主にむかいて新しき歌をうたえ」BWV225
カンタータ「出で立て、信仰の道に」BWV 152
カンタータ「新たに生まれし嬰児」BWV 122
カンタータ「神は頌むべきかな!いまや年は終わり」BWV 28
カンタータ「主にむかいて新しき歌を歌え」BWV 190
ギリアン・キース、キャサリン・フーグ、ジョアンヌ・ルン(Sp)
ダニエル・テイラー(At)
ジェームス・ギルクリスト(Tn) ピーター・ハーヴェイ(Bs)
モンテヴェルディ合唱団、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
録音:2000年12月31日 ニューヨーク
モテットの中でもよく演奏される、「主にむかいて新しき歌をうたえ」を含
む、人気カンタータ集。この2000年12月31日のコンサートは、SDGのこの「巡
礼シリーズ」の最終録音というだけあって思いいれもひとしお、モテットの
歌詞の一語一語が心にしみる名演奏となっています。※録音自体は最終日に
行われましたが、このCDシリーズ自体はまだ続きます。
<ALIA VOX>
AV 9854 \2280
AVSA 9854(SACD-Hybrid) \2750
ハイドン:「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」(1785)[管弦楽版]
(1)導入部 (2)福音書朗読「父よ、彼らをお赦し下さい」(ルカ福音書第23章
第34節) (3)ソナタ第1番 (4)福音書朗読「あなたは今日わたしと一緒に楽
園にいる」(ルカ福音書第23章第43節) (5)ソナタ第2番(6)福音書朗読「婦人
よ、御覧なさい。あなたの子です」(ヨハネ福音書第19章第26節) (7)ソナタ
第3番(8)福音書朗読「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったので
すか」(マタイ福音書第27章第46節) (9)ソナタ第4番 (10)福音書朗読「渇
く」(ヨハネ福音書第19章第28節) (11)ソナタ第5番 (12)福音書朗読「成
し遂げられた」(ヨハネ福音書第19章第30節) (13)ソナタ第6番 (14)福音
書朗読「父よ、わたしの霊を御手にゆだねます」(ルカ福音書第23章第46節)
(15)ソナタ第7番 (16)「地震」プレスト・コン・トゥッタ・ラ・フォルツァ
ジョルディ・サヴァール(指)
ル・コンセール・デ・ナシォン
レクイエムの調性であるニ短調の序章で始まり、昇天の際の地震を表す曲で
終わる、この管弦楽曲は、キリストの7つの言葉(ラテン語)が朗読された後、
瞑想する時間のために作曲された7つのソナタが中心となっています。カディ
スのサンタ・クエバ信徒会からの依頼によって作曲され、1786年に、サンタ
・クエバ教会で初演されたこの版以外に、1787年に弦楽四重奏曲版が、1796
年にオラトリオ版が作られています。
サヴァールにとって、この曲は2回目の録音となります。音楽祭での収録だっ
た前回とは異なり、今回は、初演場所である、サンタ・クエバ教会での録音。
前回同様、ラテン語による7つの言葉の朗読も収録されています。解説は、
1998年のノーベル文学賞受賞者ホセ・サラマーゴと神学者ライモン・パニッ
カルによって書かれています。コンセール・デ・ナシォンは、作品が持つ重
厚さや深遠さを、的確に、そして、情熱を込めて演奏しています。
<harmonia mundi>
HMX 2908214 \4850
〔2CD(2h33')+1DVD VIDEO (NTSC)59'30〕
ルネ・ヤーコプス/Rene Jacobs by himself(1977-2007)
ハルモニアムンディ録音開始30周年スペシャルボックス
[CD 1]
(1)シャルパンティエ:「聖水曜日のルソン・ド・テネブル」より、レポン
(2)モンテヴェルディ:O quam pulchra es a voce sola
(3)ランベール:暗い砂漠
(4)シュッツ:「神よ,とく来たりてわれを救いたまえ」SWV 282
(5)チェスティ:オロンテーアよりアリア「Adorisi sempre」第2幕第1場
(6)モンテヴェルディ:西風がもどり
(7)F.クープラン:聖水曜日の第3のルソン・ドゥ・テネブル
(8)J.S.バッハ:「マタイ受難曲」よりNo.39アリア「憐れみたまえ」
(9)カヴァッリ:「セルセ」より第1幕17場アリア「慕わしい御名」
(10)ヘンデル:
「フラーヴィオ」より第1幕第1場アリア「Ricordati, mio ben」
(11)モンテヴェルディ:
「ポッペアの戴冠」より第3幕第7場「さらば、ローマよ」
(12)ブクステフーデ:「われらがイエスの四肢」より「顔について」
(13)ヘンデル:「ジューリオ・チェーザレ」より第1幕第9場「Va tatito」
(14)アルメイダ:「ジュディッタ」より第1幕序曲
[CD 2]
(1)カヴァッリ:「カリスト」より第1幕14場のアリア「Piante ombrose」
(2)モンテヴェルディ:
「聖母マリアの夕べの祈り」より“Nigra sum a voce sola”
(3)カルダーラ:
「キリストの足下のマグダレーナ」より第47番アリア「I Per il mar del
pianto mio」
(4)テレマン:「オルフェウス」より「甘き死よ、きたれ!」
(5)J.S.バッハ:クリスマスオラトリオより「備えなさい、シオンよ」
(5)モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」より第1幕第5場
(6)モーツァルト:
「コジ・ファン・トゥッテ」より第8番合唱とドン・アルフォンソのレチタ
ティーヴォ
(7)モーツァルト:
「コジ・ファン・トゥッテ」より第9番「毎日手紙を書いてね」(五重唱)
(8)パーセル:
「ディドーとエネアス」より第2幕合唱「Chorus In our deep vaulted cell」
(9)カイザー:
「クロイソス」第2幕第8場アリア「Liebe, sag’, was f ngst du an?」
(10)モンテヴェルディ:戦いと愛のマドルガルより「ニンファのなげき」
(11)グルック:
「オルフェオとエウリディーチェ」より第2幕第2場「Che puro ciel!」
(12)ポルポラ:「オルフェオ」よりアリア「Dall’amor pi sventurato」
(13)ヘンデル:「リナルド」より第2幕第10場レチタティーヴォとアリア」
(14)モーツァルト:
「フィガロの結婚」より六重唱「お母さんをよく見ておくれ」
(15)ハイドン:「四季」より“Hier treibt ein dichter Kreis”
(16)ヘンデル:
「サウル」より81番アリア“Brave Jonathan his bow never drew”、82番
合唱“Eagles were not so swift as they”
(17)モーツァルト:
「皇帝ティートの慈悲」より第1幕第2場のアリア“Deh se piacer mi vuoi”
[DVD-VIDEO]
(1)ルネ・ヤーコプス-厳格さと自由な創造性の間で-“Ren? Jacobs, entre
rigueur et fantaisie”
(2)ルネ・ヤーコプス-ポートレイト(ドイツ語による自身の語りも含む)
映像監督:Pierre Barr , AThierry Loreau (RTBF, 2004)
※英語字幕つき
モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」の録音が間もなく日本上陸する、今
まさに飛ぶ鳥を落す勢いのヤーコプス。思えば彼がハルモニアムンディに初
めて録音したのはシャルパンティエのルソン・ド・テネブル、1977年のこと
でした。その後70ほどの画期的な演奏を次々と世に送り出してきたヤーコプ
ス。このセットでは、ヤーコプスの活動初期の歌唱録音から、最新のオペラ
の録音まで、彼の足跡をダイジェストで追えるものとなっています。ヤーコ
プスは録音の際、演奏者たちに対して非常に厳しいことで知られていますが、
DVDでは、貴重な録音シーンやオペラのリハーサル風景を見ることができ、
ヤーコプスの音楽に対する真摯な態度を見ることができます。
発売の遅れておりました下記商品ですが、メーカーよりコメントがあり
ましたので、ご案内いたします。商品は近日入荷予定です。
88697082812(SACD-Hybrid) \1550
マーラー:「大地の歌」
モーリン・フォレスター(Ms) リチャード・ルイス(T)
フリッツ・ライナー(指揮)
シカゴ交響楽団
【録音:1959年11月9日シカゴ・オーケストラ・ホール [3トラック録音]】
1959年11月7日と9日の録音された、ライナー指揮シカゴ響による「大地の歌」
をSACDハイブリッド用にリマスターする過程で、われわれはコントラルトの
フォレスターが歌う楽章と、テノールのルイスが歌う楽章とで、オーケスト
ラのサウンドが異なることに気がついた。オリジナル・マスターを綿密に視
聴した結果、録音時に、3チャンネルのうちの一つのチャンネルが、誤って逆
の位相で録音されていたことが判明した。このミスは11月7日の初日のセッ
ション後に発見されたようで、2日後に行われた2回目のセッションでは正し
く修正された。
ソリストの歌は、ソロ用のマイクでセンター・チャンネルに収録されたため、
このような問題はなかったが、その背後に広がるオーケストラのサウンド・
イメージが初日のテイクと2日目のテイクとは異なることとなったわけである。
これは、問題のチャンネルの位相を再度逆にすれば簡単に解決する。しかし
この録音で大きな問題だったのは、一つの楽章間で両日のテイクが繋ぎあわ
されている箇所があったことで、結果として全曲を通じて間歇的にオーケス
トラの音が変化することになってしまった。
そのため、オリジナル・マスターの編集点を一つ一つ確認し、各テイクがど
ちらの日に収録されたのかを見極めて、初日のテイクが使われた箇所のみ位
相を正常に戻す必要があった。そうやって新たに再構成した3チャンネルの
マスターから新たに2チャンネル・ステレオ用にミックスダウンを行い、CD
層とSACDステレオの音声を完成させたのである。
【マーク・ドナヒュー(マスタリング・エンジニア)】
=================================
<CSO・RESOUND>
CSOR 901704 \2700
CSOR 901706(SACD-Hybrid) \3250
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(1885年ハース原典版)
ベルナルド・ハイティンク(指)シカゴ交響楽団
録音:2007年5月10、11、12 & 15日
シカゴ、シンフォニーセンター、
オーケストラ・ホール(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:クリストファー・ウィリス
アシスタント・エンジニア:ジョン・ニュートン
昨年10月の首席指揮者就任コンサートからほぼ7ヶ月ぶりにCSOに復帰した巨
匠ハイティンク。マーラーの第3番(CSOR.901701)でここに華々しいスタート
を切ったCSOリザウンド・シリーズ第2弾は、ことし5月に行なわれたブルック
ナーの第7番ライヴ。はたして新たなシェフとわれらがCSOとの結びつきがど
れほどのものかと高い関心を集め、今シーズン前半最大の目玉となったプロ
グラムです。
ベートーヴェンの「コリオラン」序曲、ルトスワフスキのチェーン2(ヴァイ
オリン独奏はコンマスのロバート・チェン)のあと、休憩をはさんで後半に置
かれたメインのブルックナー第7番。これまでにハイティンクが振った3種の
正規録音はすべてRCOとのものでしたが、年とともに演奏時間が拡大する傾向
がみられ、最新のCSOとのライヴではついに最長となり、より細部に至るまで
目の行き届いた表現となっているのが特徴です。
ショルティ、バレンボイム時代を通じて、すっかり世界屈指のブルックナー
・オケに成長したCSO。もともと、めいめいが黙っていてもモノスゴイ音を出
すオケにあって、いかなる誇張表現をも排して、終始自然な流れを大切にす
るハイティンク。このうえなくデリケートな弦のトレモロから、深く静かに
浮かび上がる息の長いフレーズで開始される第1楽章。冒頭の部分を聴いただ
けでもこの演奏がただものではないことを予感させるに十分ですが、曲が進
むにつれてその予感は確信へと変わってゆくのがわかります。各声部のバラ
ンス処理とブレンド具合、遅すぎず速すぎずのテンポ設定、全曲のみごとな
構成力。どの瞬間も無機的にならないのは78歳、これこそ巨匠の境地という
べきでしょうか。
暖かくやわらかで、ホルンより低いバリトンの音域をもたらす四本のワーグ
ナー・チューバ。アダージョではオーケストラ全体から極上の響きが生み出
されるなか、とりわけブラス・セクションの健闘が光ります。さらにフィナ
ーレも、まさに音による大聖堂のような拡がりを形づくって圧巻というほか
ありません。
5月12日付のシカゴ・トリビューン紙は「白熱の、説得力ある演奏。ハイティ
ンクとCSOは力強く成長している。」と評し、シカゴ・サン・タイムズもまた
「ハイティンクはリズムにしたがってわたしたちの注意を強く求め、そして
釘付けにするのだ。マエストロとCSOはほとんど感覚を超越したむすびつき
に達している」とこの模様を絶賛しています。
最強の手兵CSOの圧倒的な合奏能力を武器に、おそらくは巨匠ハイティンクの
総決算となるであろうブルックナー第7番。あいにく当アルバムには収められ
ていませんが、伝え聞く終演後の長く大きな喝釆が、何よりも演奏内容の素
晴らしさを物語っています。
なお、今回はオーディオファイルからの熱い要望にこたえて、通常盤と同時
に新たにSACDハイブリッド盤も用意されています。
<K617>
K617 194 \2250
マシュー・ロック(1622-1677):
付随音楽「テンペスト」抜粋、ファンタジー、クーラント、シンフォニア、
サラバンド、
現在の私の喜び(ジョヴァンニ・バッティスタ・ドラーギ)、
夢の神…汝はどこに(ジョヴァンニ・バッティスタ・ドラーギ)
ヘンリー・パーセル(1659-1695):
「ゴルディウスの結び目はほどかれた」、「予言者,またはダイオクリオー
ジャン」、「インドの女王」、「真似事の結婚」「ドン・キホーテの滑稽な
物語」、「結婚の悲運、知らずに不貞を働くことに」抜粋、遺作として-偉大
なるマシュー・ロックの死に捧げる歌(1677)
ラ・レヴーズ、ベンジャミン・ペロ(指)
1660年代のイギリスは急速に経済、芸術、音楽が発展。1642年の劇場封鎖か
ら活動を再開した劇場や居酒屋、賭博場などで街が賑わっていた王政復古期。
まさに17世紀のイギリスを生きた、破天荒な劇作家の生涯を描いたジョニー
・デップ主演の映画「リバティーン」の時代。(リバティーン・サウンドト
ラックMNRCD.104)
王政復古時代のイギリス文学を支配し「英国批評文学の父」と呼ばれるジョ
ン・ドライデンやトマス・シャドウェルなど著名な劇作家たちは有能な音楽
家と手を組み次々と作品を発表していきました。このアルバムは、その時代
に代表される作曲家マシュー・ロックとヘンリー・パーセルの劇音楽を集め
た1枚。マシュー・ロックはトマス・シャドウェルの台本による《テンペスト》
に音楽を担当。そのなかの「序幕の音楽(カーテン・チューン)」でロックは
クレシェンドを音楽史上初めて使用し、話題を呼びました。またロックは重
要な出版人ジョン・プレイフォードとも親交があり、このアルバムでも彼の
出版からいくつかの作品が収録されています。
K617 196 \2250
フランシスコ・ゲレーロ(1528-1599):
モテット集「霊的なカンシオンとビリャネスカ」
ラ・コロンビーナ〔ケル・アンドゥエサ(S) ホセ・エルナンデス・パスト
ール(A) ホセ・ベネット(T) ホセ・カブレ(Br)〕
16世紀後半スペイン教会音楽を代表する作曲家ゲレーロのモテット集。この
曲集「霊的なカンシオンとビリャネスカ」は17世紀以降の和声法を予感させ
る手法で作曲されています。歌いやすい旋律線、進歩的な和声構造で時代を
先取りしていたものと思われます。彼はこの時代の作曲家の中では最も多く
旅行をし、エルサレムへの巡礼も行い、また2度も海賊に襲われるなど各地
を飛び回っていました。しかし、その時代の作曲家たちの多くがそうであっ
たように、故郷セビーリャで多くを暮らし、生涯を閉じています。また彼の
死後、肖像画や伝記が発表されるなどスペインでの名声の高さを物語ってい
ます。
<ACCENT>
ACC 24189 \2300
D.スカルラッティ:ソナタ集
変ホ長調K474、変ホ長調K.193、ヘ短調K.238、ヘ短調K.239、ヘ長調K.438、
ニ短調K.396、ハ長調K.487、ト長調K.424、ト長調K.235、ホ短調K.198、
ニ長調K.436、嬰ヘ短調K.447、嬰ヘ短調K.448、イ長調K.208、イ長調K.209
エヴァルト・デマイヤー
(Cemb:使用楽器1756年製パリのアンリ・エムシュ複製)
エヴァルト・デマイヤーはアントワープ音楽院にてジョス・ファン・インマ
ゼール氏に師事し、これまでACCENTレーベルよりW.F.バッハ(ACC 23157)、
トーマス・アーン(ACC 21145)など数枚をリリース。自由奔放な手法のスカ
ルラッティの作品を、確かな技巧と躍動感溢れたリズムでスカルラッティの
楽しげな音楽性を表現しています。
<SUPRAPHON>
SU 3881 \1780
ショパン:チェロ作品全集
(1)チェロ・ソナタ ト短調Op.65
(2)マイアベーアの歌劇「悪魔のロベール」の主題による大二重奏曲ホ長調
(3)序奏と華麗なるポロネーズOp.3
(4)ピアノ三重奏曲ト短調Op.8
イジー・バールタ(Vc) マルティン・カシーク(P) ヤン・ターリヒ(Vn)
「ピアノの詩人」と云われるだけに、ショパンといえばなにをおいてもまず
ピアノ曲。じっさいあまりに素晴らしすぎるためでしょうか。ほかの作品が
かすんでしまうほど。それでも、チェリストのフランショームに献呈された
ソナタのほか、その彼との合作になる大二重奏曲と、ピアノ・パートはもち
ろんチェロにも技術的に豊かな内容が与えられており、知らずにおくのは惜
しいものです。バールタが駆る愛器は1785年製作ガリアーノ。
<haenssler>
98 504 2枚組 \3500
J.S.バッハ:
(1)トッカータとフーガ ニ短調BWV.565
(2)いと高きところでは、神にのみ栄光あれBWV.676
(3)幻想曲とフーガ ト短調BWV.542 (4)目覚めよと呼ぶ声ありBWV.645
(5)前奏曲とフーガ ハ長調BWV.545
(6)ああ我らのもとにとどまりたまえ、主イエス・キリストよBWV.649
(7)‘来れ、精霊よ’によるファンタジアBWV.651 (8)前奏曲BWV.552/1
(9)フーガBWV.552/2 (10)パッサカリア ハ短調BWV.582
(11)ただ愛する神の摂理に任せBWV.647 (12)トリオ・ソナタ第5番BWV.529
(13)我が魂は主をほめまつるBWV.648
(14)イエスよ、汝は今ぞ天より下りてBWV.650
(15)キリストよ、汝は明るい日BWV.766
(16)我いずこに逃れ行かんBWV.646 (17)前奏曲とフーガ ホ短調BWV.548
(オルガン)
カイ・ヨハンセン(1)(2)(3)(8)(9)(12)
ビーネ・カトリーネ・ブリンドルフ(4)(6)(7)(11)(13)(14)(16)
アンドレア・マルコン(5)(10) ヴォルフガング・ツェラー(15)
マルティン・リュッカー(17)
ヘンスラー社の大看板「バッハ作品大全集」から、選りすぐられたオルガン
名曲集。入門編としても最適です。
<Soli Deo Gloria>
SDG 134 2枚組 \3950
[CD1]
(1)「わが魂よ、主を頌めまつれ」BWV 69a
(2)「霊と心は驚き惑う」BWV 35
(3)「主を頌めまつれ、力つよき栄光の王をば」BWV 137
[CD2]
(1)「汝の主なる神を愛すべし」BWV 77
(2)「汝ら、キリストの者と名のるともがら」BWV 164
(3)「ただ汝にのみ、主イエス・キリストよ」BWV 33
ギリアン・キース(Sp) ナタリー・シュトゥッツマン(At)
クリストフ・ゲンツ(Tn) ヨナタン・ブラウン(Bs)
モンテヴェルディ合唱団、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
録音:2000年9月10&17日 ケーテン、フランクフルト
カンタータ69a番は、1723年にかかれましたが、当時のバッハのカンタータの
中では規模の大きいもの。のちに改作され市参事会の交代式の音楽としても
用いられました。トランペット3本を含む冒頭の合唱曲から、華やかな魅力に
溢れています。33番は、3曲目のアルトのアリアが傑出した作品。イエスを信
頼する強い気持ちに満ち溢れた歌詞を、シュトゥッツマンが堂々と歌い上げ
ます。
SDG 137 \3050
J.S.バッハ:
モテット「主にむかいて新しき歌をうたえ」BWV225
カンタータ「出で立て、信仰の道に」BWV 152
カンタータ「新たに生まれし嬰児」BWV 122
カンタータ「神は頌むべきかな!いまや年は終わり」BWV 28
カンタータ「主にむかいて新しき歌を歌え」BWV 190
ギリアン・キース、キャサリン・フーグ、ジョアンヌ・ルン(Sp)
ダニエル・テイラー(At)
ジェームス・ギルクリスト(Tn) ピーター・ハーヴェイ(Bs)
モンテヴェルディ合唱団、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
録音:2000年12月31日 ニューヨーク
モテットの中でもよく演奏される、「主にむかいて新しき歌をうたえ」を含
む、人気カンタータ集。この2000年12月31日のコンサートは、SDGのこの「巡
礼シリーズ」の最終録音というだけあって思いいれもひとしお、モテットの
歌詞の一語一語が心にしみる名演奏となっています。※録音自体は最終日に
行われましたが、このCDシリーズ自体はまだ続きます。
<ALIA VOX>
AV 9854 \2280
AVSA 9854(SACD-Hybrid) \2750
ハイドン:「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」(1785)[管弦楽版]
(1)導入部 (2)福音書朗読「父よ、彼らをお赦し下さい」(ルカ福音書第23章
第34節) (3)ソナタ第1番 (4)福音書朗読「あなたは今日わたしと一緒に楽
園にいる」(ルカ福音書第23章第43節) (5)ソナタ第2番(6)福音書朗読「婦人
よ、御覧なさい。あなたの子です」(ヨハネ福音書第19章第26節) (7)ソナタ
第3番(8)福音書朗読「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったので
すか」(マタイ福音書第27章第46節) (9)ソナタ第4番 (10)福音書朗読「渇
く」(ヨハネ福音書第19章第28節) (11)ソナタ第5番 (12)福音書朗読「成
し遂げられた」(ヨハネ福音書第19章第30節) (13)ソナタ第6番 (14)福音
書朗読「父よ、わたしの霊を御手にゆだねます」(ルカ福音書第23章第46節)
(15)ソナタ第7番 (16)「地震」プレスト・コン・トゥッタ・ラ・フォルツァ
ジョルディ・サヴァール(指)
ル・コンセール・デ・ナシォン
レクイエムの調性であるニ短調の序章で始まり、昇天の際の地震を表す曲で
終わる、この管弦楽曲は、キリストの7つの言葉(ラテン語)が朗読された後、
瞑想する時間のために作曲された7つのソナタが中心となっています。カディ
スのサンタ・クエバ信徒会からの依頼によって作曲され、1786年に、サンタ
・クエバ教会で初演されたこの版以外に、1787年に弦楽四重奏曲版が、1796
年にオラトリオ版が作られています。
サヴァールにとって、この曲は2回目の録音となります。音楽祭での収録だっ
た前回とは異なり、今回は、初演場所である、サンタ・クエバ教会での録音。
前回同様、ラテン語による7つの言葉の朗読も収録されています。解説は、
1998年のノーベル文学賞受賞者ホセ・サラマーゴと神学者ライモン・パニッ
カルによって書かれています。コンセール・デ・ナシォンは、作品が持つ重
厚さや深遠さを、的確に、そして、情熱を込めて演奏しています。
<harmonia mundi>
HMX 2908214 \4850
〔2CD(2h33')+1DVD VIDEO (NTSC)59'30〕
ルネ・ヤーコプス/Rene Jacobs by himself(1977-2007)
ハルモニアムンディ録音開始30周年スペシャルボックス
[CD 1]
(1)シャルパンティエ:「聖水曜日のルソン・ド・テネブル」より、レポン
(2)モンテヴェルディ:O quam pulchra es a voce sola
(3)ランベール:暗い砂漠
(4)シュッツ:「神よ,とく来たりてわれを救いたまえ」SWV 282
(5)チェスティ:オロンテーアよりアリア「Adorisi sempre」第2幕第1場
(6)モンテヴェルディ:西風がもどり
(7)F.クープラン:聖水曜日の第3のルソン・ドゥ・テネブル
(8)J.S.バッハ:「マタイ受難曲」よりNo.39アリア「憐れみたまえ」
(9)カヴァッリ:「セルセ」より第1幕17場アリア「慕わしい御名」
(10)ヘンデル:
「フラーヴィオ」より第1幕第1場アリア「Ricordati, mio ben」
(11)モンテヴェルディ:
「ポッペアの戴冠」より第3幕第7場「さらば、ローマよ」
(12)ブクステフーデ:「われらがイエスの四肢」より「顔について」
(13)ヘンデル:「ジューリオ・チェーザレ」より第1幕第9場「Va tatito」
(14)アルメイダ:「ジュディッタ」より第1幕序曲
[CD 2]
(1)カヴァッリ:「カリスト」より第1幕14場のアリア「Piante ombrose」
(2)モンテヴェルディ:
「聖母マリアの夕べの祈り」より“Nigra sum a voce sola”
(3)カルダーラ:
「キリストの足下のマグダレーナ」より第47番アリア「I Per il mar del
pianto mio」
(4)テレマン:「オルフェウス」より「甘き死よ、きたれ!」
(5)J.S.バッハ:クリスマスオラトリオより「備えなさい、シオンよ」
(5)モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」より第1幕第5場
(6)モーツァルト:
「コジ・ファン・トゥッテ」より第8番合唱とドン・アルフォンソのレチタ
ティーヴォ
(7)モーツァルト:
「コジ・ファン・トゥッテ」より第9番「毎日手紙を書いてね」(五重唱)
(8)パーセル:
「ディドーとエネアス」より第2幕合唱「Chorus In our deep vaulted cell」
(9)カイザー:
「クロイソス」第2幕第8場アリア「Liebe, sag’, was f ngst du an?」
(10)モンテヴェルディ:戦いと愛のマドルガルより「ニンファのなげき」
(11)グルック:
「オルフェオとエウリディーチェ」より第2幕第2場「Che puro ciel!」
(12)ポルポラ:「オルフェオ」よりアリア「Dall’amor pi sventurato」
(13)ヘンデル:「リナルド」より第2幕第10場レチタティーヴォとアリア」
(14)モーツァルト:
「フィガロの結婚」より六重唱「お母さんをよく見ておくれ」
(15)ハイドン:「四季」より“Hier treibt ein dichter Kreis”
(16)ヘンデル:
「サウル」より81番アリア“Brave Jonathan his bow never drew”、82番
合唱“Eagles were not so swift as they”
(17)モーツァルト:
「皇帝ティートの慈悲」より第1幕第2場のアリア“Deh se piacer mi vuoi”
[DVD-VIDEO]
(1)ルネ・ヤーコプス-厳格さと自由な創造性の間で-“Ren? Jacobs, entre
rigueur et fantaisie”
(2)ルネ・ヤーコプス-ポートレイト(ドイツ語による自身の語りも含む)
映像監督:Pierre Barr , AThierry Loreau (RTBF, 2004)
※英語字幕つき
モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」の録音が間もなく日本上陸する、今
まさに飛ぶ鳥を落す勢いのヤーコプス。思えば彼がハルモニアムンディに初
めて録音したのはシャルパンティエのルソン・ド・テネブル、1977年のこと
でした。その後70ほどの画期的な演奏を次々と世に送り出してきたヤーコプ
ス。このセットでは、ヤーコプスの活動初期の歌唱録音から、最新のオペラ
の録音まで、彼の足跡をダイジェストで追えるものとなっています。ヤーコ
プスは録音の際、演奏者たちに対して非常に厳しいことで知られていますが、
DVDでは、貴重な録音シーンやオペラのリハーサル風景を見ることができ、
ヤーコプスの音楽に対する真摯な態度を見ることができます。