<韓国ローカルSONY BMG>
SONY S70658C 28枚組 ¥8100
Masterworks Heritage Limited
マスターワークス・ヘリテージ・リミテッド
クラムシェル・ボックス仕様、各CDはオリジナル・アート・ワーク仕様の紙
ジャケに収納されます。
※詳細は当店までメールでお問い合わせ下さい(Goodies)。
<QUERSTAND>
VKJK 1115(SACD-Hybrid) ¥2380 ※6月29日までのご注文特価 ¥1980
日本語オビ・解説付き
ブルックナー:交響曲第1番ハ短調
(リンツ稿ノヴァーク版)
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
録音:2011年6月16-17日ライプツィヒ・ゲヴァントハウスにおけるライヴ
革命的傑作の正統的解釈、ブロムシュテットのブルックナー:第1番。
いよいよ第7弾目のリリースとなる巨匠ブロムシュテットによるブルックナー
・ツィクルス。交響曲第1番の登場である。長年に渡る録音のキャリアの中で
もこの曲は初録音となる。演奏は、2012年に85歳を迎える人とは思えないほど
若々しい。この頃のブロムシュテットは定評ある緻密さに加え、以前は多少感
じられた、神経質さがうまく抑制され、なんとも温かみのある鄙びた音楽を奏
でるような気がしてならない。特に第一番という曲は、ブルックナーが音楽界
に名乗りを上げたかのような苛烈な名曲であり、晩年に至って到達した無制限
な広がりを持つ曲とは異なる魅力に満ちている。ゲヴァントハウス管はかつて
ヴァツラフ・ノイマンとの名録音を遺しているが、ブロムシュテットは明るく
てモダンで硬質な、あえて言えば知的な響き。オーケストラの洗練も特筆すべ
きものがある。緩徐楽章も深刻ぶらずに正に純音楽的で清清しく、その良好な
アンサンブルは当然スケルツォにも受け継がれる。フィナーレも豪快一辺倒に
押し切るのではなく、然るべき所に話が落ち着くといったまとまりのよさに今
更ながらブロムシュテットの誠実な姿勢に心打たれるのである。
VKJK 1128 ¥1680
「シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ全集」
ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 D384
ヴァイオリン・ソナタ イ短調 D385
ヴァイオリン・ソナタ ト短調 D408
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 D574
ゲルノート・ジュスムート(ヴァイオリン)
フランク=インモ・ツヒナー(ピアノ)
録音:2006年12月22、23日、ベルリン、DDD、73'04
シューベルトのヴァイオリン・ソナタ4曲を1枚に収めたCDは意外に少ない。
ジュスムートは現在シュターツカペレ・ワイマールの第1コンサートマイスタ
ーを務めている。2000年から2002年までシュターツカペレ・ベルリンのコンサ
ートマスターを務め、また1979年から2000年までの長きに渡ってペーターゼン
四重奏団のメンバーだったことでも知られている。ドイツ人ヴァイオリニスト
らしい手堅さと、同時に柔らかく美しい音色の持ち主で、シューベルトのヴァ
イオリン曲によく合っている。
VKJK 1204 ¥1680
「ヒストリカル・トロンボーンVol.2」
-バロック・トロンボーン1553-1837
アルビノーニ:5声の協奏曲第2番
テレマン:ソナタ第1番,ソナタ,ソナタ第4番-ラルゴ,アレグロ
マルチェッロ:ソナタ第2番,ソナタ第3番
D.ガブリエッリ:リチェルカール第2番
エルコレ・ニシーニ(バロック・トロンボーン)
インストルメンタ・ムジカ
録音:2011年10月22-26日、ドレスデン
「ルネッサンス・トロンボーン(VKJK1012)」に続くバロック・トロンボーンの
名手エルコレ・ニシーニによる、バロック時代の音楽のトロンボーン演奏。大
半は他の楽器のための曲を編曲して演奏している。インストルメンタ・ムジカ
は2004年にニシーニによって創設されたピリオド楽器アンサンブル。
VKJK 1207 ¥1680
「聖アンネ教会オルガン・コンサート」
ギルマン:オルガン・ソナタ 第1番 ニ短調
ラインベルガー:オルガン・ソナタ第4番 イ短調
フランク:前奏曲、フーガと変奏曲 ロ短調 Op.18
レーガー:コラール「私たちの神は堅牢な砦」による幻想曲 Op. 27
マティアス・ジュース(オルガン)
録音:2011年10月、アンナベルク=ブフホルツ
19世紀後半のオルガン作品を集めたCD。(フェリックス=)アレクサンドル・ギ
ルマン(1837-1911)は、フランス最北部のブローニュ・シュル・メール出身。
名オルガニストとして活躍し、作曲活動も盛んだったほか、マルセル・デュプ
レの師匠としても名高い。マティアス・ジュースは1957年生まれ。1980年の
J.S.バッハ国際コンクールのオルガン部門で第5位に入賞している。2004年か
ら、ドイツ東部のチェコ国境に近い町、アンナベルク=ブフホルツの教会の音
楽監督を務めている。
VKJK 1218 ¥1680
「マクデブルグ大聖堂のオルガンによるバッハ作品集」
前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.547
パルティータ「おお神よ、善なる神よ」BWV.767
コラール「天から大勢の天使がやって来た」BWV.607
コラール「私たちはキリストを讃えましょう」BWV.611
コラール「あなたに喜びがある」BWV.615
コラール「おお罪のない神の小羊よ」BWV.618
コラール「私たちがこの上なく大きな悩みにある時」BWV.641
コラール「目覚めよと、声が私たちを呼ぶ」BWV.645
コラール「私はどこへ逃れるべきなのか」BWV.646
コラール「ただ愛する神の力に委ねる者は」BWV.647
コラール「私の魂は主を崇め」BWV.648
コラール「ああ私たちの許に留まってください、主イエス・キリストよ」
BWV.649
コラール「イエスよ、今こそ天から降りて来てください」BWV.650
トッカータとフーガ ヘ長調 BWV.540
バリー・ジョーダン(Org)
録音:2012年3月4日、マクデブルク
バリー・ジョーダンは1957年南アフリカ生まれのオルガニスト。1990年代から
ドイツ、マクデブルク大聖堂のオルガニスト兼合唱指揮者として活動を続けて
いる。前作(VKJK1101)ではニーデルンドデレーベンのオルガンを使用していた
が、今回は本拠地マクデブルク大聖堂のオルガンを弾いている。
<Sony Classical>
8872542176-2(2CD+DVD) ¥2480
Best of Glenn Gould's Bach
EU盤未定ハードカヴァー・ブック仕様 完全生産限定盤
DISC1
・ゴールドベルク変奏曲BWV988よりアリア-第7変奏[1955年録音]
・パルティータ第1番変ホ長調BWV825[1959年]
・半音階的幻想曲とフーガニ短調BWV903-幻想曲[1979年]
・イギリス組曲第2番イ短調BWV807[1971年]
・トッカータホ短調BWV914[1963年録音]
・インヴェンションとシンフォニアBWV771-801より
インヴェンション第1番、シンフォニア第1番、インヴェンション第8番、
シンフォニア第8番、
インヴェンション第11番、シンフォニア第11番[1964年]
・フランス組曲第5番ト長調BWV816より 第1、4、7曲[1971年]
・ゴールドベルク変奏曲BWV988より第30変奏、アリア・ダ・カーポ
[1981年録音]
DISC2
・イタリア協奏曲ヘ長調BWV971[1959年]
・イタリア風アリアと変奏イ短調BWV989[1971年]
・協奏曲ニ短調BWV974(A.マルチェッロのオーボエ協奏曲による)[1979年]
・平均律クラヴィーア曲集第1巻より
前奏曲とフーガ第1番ハ長調BWV846、第5番ニ長調BWV850[1962年]
・平均律クラヴィーア曲集第2巻より
前奏曲とフーガ第14番嬰ヘ短調BWV883、第17番変イ長調BWV886
[1966、67,71年]
・BACHの名による前奏曲とフーガ変ロ長調BWV898[1980年]
・フーガの技法BWV1080より
コントラプンクトゥス第7番、第8番、第9番(抜粋)[1962年]
・ピアノ協奏曲第5番ヘ短調BWV1056[1958年]
ウラディミール・ゴルシュマン指揮コロンビア交響楽団
DISC3 (DVD)
『ゴールドベルク変奏曲』
[1981年4月-5月、ニューヨーク、30丁目スタジオで収録/1983年10月17日放映]
・イントロダクション:ブルーノ・モンサンジョンとの対話
・ゴールドベルク変奏曲BWV988(全曲)
・エンディング・クレジット
[エクゼクティヴ・プロデューサー]ヘルベルト・G・クロイバー
[ディレクター]ブルーノ・モンサンジョン
[音声]サム・カーター、リチャード・エインホーン
・字幕:フランス語・ドイツ語
グールドの録音の中でも最も大きな割合を占めるバッハの録音。録音史におけ
るバッハ演奏の金字塔として、没後30年が経った今もその独自性と魅力を失っ
ていません。この3枚組は、グールドによるバッハ演奏のエッセンスをCD2枚DVD
1枚に凝縮したもので、ピアノ独奏のみならずオルガンによる「フーガの技法」
やコンチェルトまでをまんべんなく網羅したCD部分の収録曲の充実ぶりに加え
て、何と1981年の「ゴールドベルク変奏曲」の全曲映像が付いているのがなん
とも豪華です。このDVDは、1979年から1981年にかけて、グールドがブルーノ・
モンサンジョンとのコラボレーションで最晩年に精力を傾注した『バッハ・シ
リーズ(グレン・グールド・プレイズ・バッハ)』三部作の最後を飾るもので、
2度目の「ゴールドベルク変奏曲」の録音と並行して収録された映像です。ここ
で示されているグールドの演奏の深遠さは言語を絶するほど。バッハ演奏史上
に輝く永遠の名演です。
8869197115-2 10枚組 ¥2780
レオポルド・ストコフスキー/ザ・コロンビア・ステレオ・レコーディングズ
CD1
ファリャ:バレエ『恋は魔術師』(全曲)
-シャーリー・ヴァーレット(Ms)-フィラデルフィア管弦楽団
〔録音:1960年2月〕
ワーグナー:
楽劇『トリスタンとイゾルデ』より「愛の音楽」(ストコフスキー編)
-フィラデルフィア管弦楽団〔録音:1960年2月〕
CD2
J・S・バッハ:『ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV.1050』
-アンシェル・ブルシロウ(Vn), ウィリアム・キンケイド(Fl),
フェルナンド・ヴァレンティ(Cemb), フィラデルフィア管弦楽団
〔録音:1960年2月〕,
J・S・バッハ(ストコフスキー編):
『コラール前奏曲「イエスよ、私は主の名を呼ぶ」BWV.645』
『コラール前奏曲「来れ異教徒の救い主よ」BWV.659』
『コラール前奏曲「我ら唯一の神を信ずる」BWV.680』
-フィラデルフィア管弦楽団〔録音:1960年2月〕,
CD3
ベートーヴェン:『ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」』
-グレン・グールド(P), アメリカ交響楽団 〔録音:1966年3月〕,
CD4
アイヴズ:『交響曲第4番』
-アメリカ交響楽団, デイヴィッド・カッツ&ホセ・セレブリエール
(Associate Conductor), ニューヨーク・スコラ・カントールム合唱団
〔録音:1965年4月〕,
アイヴズ:
『民衆』『ゼイ・アー・ゼア!(新しい自由な世界のための戦い)』『選挙』
『リンカーン』
-グレッグ・スミス・シンガーズ, イサカ大学合唱団, アメリカ交響楽団
〔録音:1967年11月〕
CD5
ビゼー:『「カルメン」第1&2組曲』『「アルルの女」第1&2組曲』より
-ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1976年8月〕
CD6:ストコフスキー編曲によるアンコール!
『R=コルサコフ:熊蜂の飛行』『ドビュッシー:月の光』
『ショパン:マズルカ第17番変ロ短調Op.24-4』
『ドビュッシー:グラナダの夕べ』『ノヴァチェック:無窮動Op.5-4』
『チャイコフスキー:ユーモレスクOp.10-2』
『アルベニス:セビーリャの聖体祭』『ショスタコーヴィチ:前奏曲変ホ短調』
『R=コルサコフ:イワン雷帝』『ショパン:前奏曲ニ短調Op.28-24』
-ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1976年7月〕,
CD7
シベリウス:『交響曲第1番ホ短調Op.39』『トゥオネラの白鳥』
-ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1976年11月〕,
CD8
チャイコフスキー:
『オーロラ姫の婚礼』(「眠れる森の美女」の第三幕、オーロラ姫の結婚式の
場面を中心に組み立てられたディアギレフによる短縮版)
-ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1976年5月〕,
CD9:ラスト・レコーディング
メンデルスゾーン:『交響曲第4番イ長調Op.90「イタリア」』
-ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1977年6月〕,
ビゼー:『交響曲 ハ長調』
-ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1977年6月〕,
CD10
ブラームス:『交響曲第2番ニ長調Op.73』『悲劇的序曲Op.81』
-ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1977年4月〕,
【演奏】
レオポルド・ストコフスキー(指揮)
20世紀の演奏・録音史に輝かしい業績を残した巨匠レオポルド・ストコフスキ
ー(1882-1977)。その生誕130年を記念して、ストコフスキーが1960年から1977
年にかけてCBSコロンビアにステレオで残した全録音を集成したボックス・セッ
トです。これまでさまざまな形でCD化されていましたが、オリジナルLPのカッ
プリングでまとめて発売されるのは今回が初めてです。1960年にフィラデル
フィア管弦楽団へ約20年ぶりに復帰した演奏会と並行して録音されたファリャ、
ワーグナー、そしてバッハは、戦前の実験的な試みやライヴ録音を除けばこの
名門オーケストラとの唯一のステレオ録音となったもの。自ら創設したアメリ
カ交響楽団と作曲から半世紀を経て初演したアイヴズの「交響曲4番」の世界初
録音も貴重な名演。個性的なグールドのピアノにぴったりと寄り添ったベート
ーヴェンの「皇帝」の気宇壮大な演奏もストコフスキーならでは。
そしてなんといってもこのボックスのハイライトは、1976年、ストコフスキー
が94歳の時にCBSと結んだ100歳までの録音契約によって制作されたLP5枚分の演
奏でしょう。ロンドン在住の名奏者を集めて結成された録音用のオーケストラ、
ナショナル・フィルと録音されたこれらのアルバムは、90歳を超えても全く衰
えることのなかったストコフスキーの若々しいエネルギーに満ち、純粋無垢で
融通無碍な境地を描き出しています。生涯最後のスタジオ録音は亡くなる3か月
前に収録されたメンデルスゾーン「イタリア」とビゼーの交響曲でしたが、
セッションの最終日に収録されたビゼーの交響曲の終楽章は通しのワン・テイ
クでOKとなったという奇跡的な名演です。
ストコフスキー研究家のエドワード・ジョンソン氏書き下ろしによるライナー
ノーツ入り32ページ・オールカラー・ブックレット付き。各アルバムは初出LP
のジャケットデザインを採用しています
8872542311-2 ¥1550
ヴォーン=ウィリアムズ:
『2台のピアノのための協奏曲』*、『交響曲第5番ニ長調』
タール & グロートホイゼン(ピアノ・デュオ)*
ダグラス・ボイド(指揮)
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム
〔録音〕2012年2月、ヴィンタートゥール・シュタットハウス
(デジタル:セッション)
「2台のピアノのための協奏曲」は、もともとハリエット・コーエンのために
1931年に作曲された「ピアノ協奏曲ハ長調」で、ブゾーニのバッハ編曲に刺激
されたものといわれています。しかし非常に難曲なため、1946年にJ・クーパー
の助力を得て2台ピアノ用の協奏曲に改作され、ここに収録されています。この
版で入手できる録音はごくわずかなので、タール&グロートホイゼンによる新
録音は歓迎されるところでしょう。「交響曲第5番」は、田園交響曲のスタイル
に立ち返った明るく牧歌的で古典的な作品。元ヨーロッパ室内管弦楽団のオー
ボエ奏者だったダグラス・ボイドは、このところMDGからのシューベルトやベー
トーヴェン、SONYからのモーツァルト等、スイスの室内オーケストラ、ヴィン
タートゥール・ムジークコレギウムとの録音を積極的にリリースしています。
ヴォーン・ウィリアムズの交響曲第5番は、彼の交響曲の中では最も編成が小さ
く、室内オーケストラでの演奏に向いている作品といえるでしょう。小編成の
引き締まった響きを生かした明瞭なテクスチュアによって、作品の新たな魅力
を引き出したボイドの手腕が見事です。タール & グロートホイゼン1985年に
結成されたピアノ・デュオ。イスラエル出身の女性ピアニスト、ヤアラ・ター
ルと、ドイツ出身のアンドレアス・グロートホイゼンの2人。タールはテル・ア
ヴィヴの音楽院を経てドイツに留学し、ともにペーター・ホイフトヴァンガー
やルートヴィヒ・ホフマンに学ぶ。このデュオは、高い芸術性を持つピアノ連
弾曲、あるいはピアノ二重奏曲の発掘と紹介に務め、均質な音色と完璧にタイ
ミングの一致した演奏は高く評価されています。
8872540489-2 2枚組 ¥1550
『グラナドス:歌劇「ゴイェスカス」より間奏曲』
『グリーディ:10のバスクの旋律』
『アルベニス:ナバーラ』
『ファリャ:「三角帽子」第2組曲』
『ブレトン:サパテアード』
『トゥリーナ:幻想的舞曲』
『チャピ:「ファンタジア・モリスカ」よりセレナータ』
『ファリャ:火祭りの踊り』
『トゥリーナ:闘牛士の弔辞』
『アルフテル:メヌエット』
『ロドリーゴ:「アランフェス協奏曲」より第2楽章』*
『ファリャ:ペドロ親方のシンフォニア』
『チャピ:サルスエラ「人騒がせな娘」より前奏曲』
『グリーディ:サルスエラ「農場」より前奏曲』
『ソウトゥーリョ:サルスエラ「くちづけの伝説」より間奏曲』
『ヘロニモ・ヒメネス:サルスエラ「ルイス・アロンソの結婚式」より間奏曲』
『チャピ:サルスエラ「狂った王(犬に噛まれた王様)」より夜想曲』
『ブレトン:サルスエラ「パロマの前夜祭」より前奏曲』
『ビベス:サルスエラ「ドニャ・フランシスキータ」よりファンダンゴ』
『ブレトン:ホタ・デ・ラ・ドローレス』
『チャピ:サルスエラ「擲弾兵の太鼓」より前奏曲』
『ルナ:サルスエラ「ユダヤの子」より前奏曲』
『チュエカ:サルスエラ「ずぶぬれの年」より前奏曲』
『ヘロニモ・ヒメネス:サルスエラ「ルイス・アロンソの結婚式」よりアロンソ
のボレロ』
『チュエカ:サルスエラ「果樹園の愉しみ」より前奏曲』
『ビベス:サルスエラ「ボヘミオス」より間奏曲』
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
スペイン国立管弦楽団, マドリード交響楽団, マドリード室内管弦楽団,
グラン・オーケストラ・シンフォニカ, 他、 ナルシソ・イエペス(G)*
〔録音〕1950年代
44歳の若さで亡くなったスペインの名指揮者アルヘンタ(1913-1958)。このア
ルバムは彼の祖国スペインにちなんだ作品を集めたもので、前半はスペイン作
曲家のクラシックの名曲を。後半は有名なオペラ歌手を起用して、スペイン・
コロンビアに録音した50曲近いサルスエラの中から前奏曲や間奏曲を中心に収
録したものです。アルヘンタの精気に満ちた色彩豊かな演奏をお聴きいただけ
ます。
8869197900-2 3枚組 ¥1550
ベッリーニ:歌劇『ノルマ』(全曲)
モンセラート・カバリエ(Sp:ノルマ), プラシド・ドミンゴ(T:ポリオーネ),
フィオレンツァ・コッソット(Ms:アダルジーザ),
ルッジェーロ・ランモンディ(Bs:オロヴェーゾ),
カルロ・フェリーチェ・チラーリオ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団,
アンブロジアン・オペラ・コーラス,
〔録音〕1972年9月 ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール
(ステレオ:セッション)
ベル・カントの極致ともいえる「ノルマ」。若々しく豊麗なカバリエのノルマ、
ドラマティックなコッソットのアダルジーザ、そして情熱的なドミンゴのポリ
オーネ。それぞれに適役をそろえたアナログ時代の名盤です。
8869197901-2 2枚組 ¥1450
ドニゼッティ:歌劇『愛の妙薬』(全曲)
ドニゼッティ:歌劇『愛の妙薬』(全曲)
プラシド・ドミンゴ(Tノモリーノ), イレアナ・コトルバス(Sp:アディーナ),
ジェライント・エヴァンス(Bs:ベリコーレ),
イングヴァル・ヴィクセル(Br:ドゥルカ
マーラ), リリアン・ワトソン(Spジャンネッタ)、他
ジョン・プリッチャード(指揮)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
〔録音〕1977年、ロンドン (ステレオ:セッション)
ドニゼッティの絶妙なコミック・オペラの優れた録音です。ドミンゴのネモリ
ーノは珍しく、生真面目ながらも、この役にふさわしいとぼけた味わいがあり
ます。コトルバスが歌うアディーナは従来にない内気なイメージ。プリッチャ
ードの熟練の棒が、ドニゼッティとは思えない立派な響きを出しています。
8869197902-2 ¥1250
マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』(全曲)
ユッシ・ビョルリンク(Tトゥリッドウ), ロバート・メリル(Br:アルフィオ),
ジンカ・ミラノフ(S:サントゥッツア), キャロル・スミス(A:ルチア),
ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(Sp:ローラ)
レナート・チェリーニ(指揮)
RCAビクター交響楽団, ロバート・ショウ合唱団
〔録音〕1953年 ニューヨーク、マンハッタン・センター
(モノラル:セッション)
ビョルリンクのトゥリッドゥのリリックな魅力。そしてミラノフの充実感のあ
るドラマティック・ソプラノ。ロス・アンヘレスなど錚々たる顔ぶれをそろえ
た「カヴァレリア・ルスティカーナ」は、モノラル期の歴史的名演です。
8869197906-2 3枚組 ¥1550
モーツァルト:歌劇『魔笛』K.620(全曲)
マルッティ・タルヴェラ(Bs:ザラストロ),
ズディスラヴァ・ドナート(Sp:夜の女王),
イレアナ・コトルバス(Sp:パミーナ), エリック・タピー(T:タミーノ),
クリスティアン・ベッシュ(Br:パパゲーノ), 他
ジェイムズ・レヴァイン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団, テルツ少年合唱団員
〔録音〕1980年ウィーン、ムジークフェラインザール (デジタル:セッション)
1978年のプレミエ以来8年にわたって、ザルツブルク音楽祭を代表する名舞台と
して知られた「魔笛」。輝くような生気にみちたレヴァイン&ウィーン・フィ
ルの演奏も当時大絶賛され、あまりの評判に1980年にムジークフェラインザー
ルでスタジオ録音されたのが当盤。コトルバスのパミーナ、ベッシュのパパゲ
ーノも、そのハツラツとした演技と歌唱が話題を呼んだ演奏です。
8869197907-2 2枚組 ¥1450
プッチーニ:歌劇『ボエーム』(全曲)
モンセラ・カバリエ(S:ミミ), プラシド・ドミンゴ(T:ロドルフォ),
ジュディス・ブレゲン(S:ムゼッタ), シェリル・ミルンズ(Br:マルチェッロ),
ルッジェーロ・ライモンディ(B:コルリーネ)、他
ゲオルク・ショルティ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
〔録音〕1973年 ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール
(ステレオ:セッション)
ショルティというと、どうしても「筋肉質」なイメージが先行してしまいプッ
チーニの音楽の持つ叙情性とは程遠いのでは?と思われる向きも多いかもしれ
ませんが、これを聴けばそんな考えは一掃されるに違いありません。哀愁より
も刺激的。いかにもショルティらしい元気な前半部と、抒情におぼれず毅然と
した後半部が鮮明なコントラストをみせる隠れた名盤で、刺激的なボエームで
もあります。「お涙頂戴」的になりやすいこのオペラの悲劇的な格調を明確に
描いているあたりは、極めて現代的な「ボエーム」と言えるでしょう。カバリ
エ、ドミンゴ、ミルンズ、この3人の見事な歌唱も聴き所。
8869197909-2 2枚組 ¥1450
プッチーニ:歌劇『トスカ』(全曲)
レオンタイン・プライス(Sp:トスカ),
プラシド・ドミンゴ(T:カヴァラドッシ),
シェリル・ミルンズ(Br:スカルピア), ポール・プリシュカ(B:堂守)、他
ズービン・メータ(指揮)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
〔録音〕1972年 ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール
(ステレオ:セッション)
このオペラを3回もレコーディングしているスペシャリスト、メータにとって最
初の「トスカ」録音。そして、レオンタイン・プライスの円熟のトスカ。彼女
の同役は62年のカラヤンとの共演が有名ですが、円熟味と陰影をを増したこの
再録音は、より強く聴き手に訴えかけてきます。そして堂々たるドミンゴのカ
ヴァラドッシ、ミルンズの憎らしいほどのワルぶりにも惚れ惚れ。メータのエ
ネルギッシュで華麗な音作りも魅力的です。
8869197911-2 3枚組 ¥1550
ヴェルディ:歌劇『アイーダ』(全曲)
ユッシ・ビョルリンク(T:ラダメス), ジンカ・ミラノフ(Sp:アイーダ),
フェドーラ・バルビエリ(Ms:アムネリス),
レナード・ウォーレン(Br:アモナスロ)プリニオ・
クラバッシ(Bs:エジプト王), ボリス・クリストフ(Bs:ランフィス)
ブルーナ・リッツォーリ(S:巫女), マリオ・カルリン(T:使者),
ジョネル・ペルレア(指揮) ローマ歌劇場管弦楽団&合唱団
〔録音〕1955年 ローマ歌劇場 (モノラル:セッション)
モノラル時代にトスカニーニ盤と並び称された「アイーダ」の名盤。何といっ
ても聴きものはスウェーデンの名テノール、ユッシ・ビョルリンクの知的で気
品のある表現、しなやかで、透き通るように美しい歌声でしょう。惜しくも49
歳という若さで他界しましたが、その叙情の深さと表現の見事さは今も語り継
がれています。ビョルリンクの最盛期の輝きが刻印されたラダメスのほか、ミ
ラノフのアイーダ、バルビエリのアムネリス、ウォーレンのアモナスロなど、
1950年代メトの舞台を飾った名歌手が勢ぞろいしています。
8869197913-2 2枚組 ¥1450
ヴェルディ:歌劇『椿姫』(全曲)
モンセラ・カバリエ(Sp:ヴィオレッタ),
カルロ・ベルゴンツィ(T:アルフレード),
シェリル・ミルンズ(Br:ジェルモン)、他
ジョルジュ・プレートル(指揮)
RCAイタリア・オペラ管弦楽団&合唱団
〔録音〕1967年、ローマRCAスタジオ (ステレオ:セッション)
若かりしカバリエの美しい声がなにより魅力的な録音で、彼女の安定した歌唱
はいかなる時でも崩れることはなく、第3幕での最期の時でも余裕すら感じられ
ます。ベルゴンツィの少々オーバーアクションな歌がいかにも田舎貴族的で、
このオペラの本質がわかりやすい表現されています。プレートル独特の熱っぽ
い音楽造りも生気に満ちた演奏で、まさにシャンデリアの煌きを思わせてくれ
ます。
8869197915-2 2枚組 ¥1450
ヴェルディ:歌劇『リゴレット』(全曲)
ロバート・メリル(Br:リゴレット),
アルフレード・クラウス(T:マントヴァ公), アンナ・モッフォ(Sp:ジルダ),
エツィオ・フラジェッロ(Bs:スパラフチーレ),
ロザリント・エリアス(Ms:マッダレー
デイヴィッド・ウォード(B-Br:モンテローネ伯爵),
アンナ・ディ・スタシオ(Ms:ジョヴァンナ), ピエロ・デ・パルマ(T:ボルサ),
ロバート・カーンズ(Br:マルッロ), マリオ・リナウド(Bs:チェプラーノ伯爵),
コリンナ・ヴォッツァ(Ms:チェプラーノ伯爵夫人),
ティナ・トスカーノ(Sp:小姓),エンツォ・ティッタ(Bs:衛兵)
ゲオルク・ショルティ(指揮)
RCAイタリア・オペラ管弦楽団&合唱団
〔録音〕1963年6月、ローマRCAスタジオ (ステレオ:セッション)
1950-60年代にRCAがローマで制作した一連のオペラ全曲盤の中でも屈指の名盤
とされるショルティ指揮の「リゴレット」です。ともすれば単調になりがちな
ヴェルディの音楽をここまで鮮烈に聴かせてくれる指揮者はなかなかいないか
も。そしてクラウスの格調高きマントヴァ公と芸達者なメリルのリゴレットの
息詰まる心理戦も見事。モッフォの暖かな歌声が華を添えています。
8869197922-2 2枚組 ¥1450
ドニゼッティ:歌劇『ランメルモールのルチア』(全曲)
ロバータ・ピータース(Sp), ピーター・ピアーズ(T),
フィリップ・マエロ(Br), ジョルジョ・トッツィ(Bs),
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)
ローマ歌劇場管弦楽団&合唱団
〔録音〕1958年、ローマ(ステレオ:セッション)
リビング・ステレオ期の名盤の一つ。若きロバータ.ピーターズの新鮮で、絶品
のコロラトゥーラが聴きものです。ピアーズの情熱的な名唱も素晴らしく、こ
の悲劇的なオペラの劇性を強調したラインスドルフの指揮が全体を完璧にまと
めあげています。
SONY S70658C 28枚組 ¥8100
Masterworks Heritage Limited
マスターワークス・ヘリテージ・リミテッド
クラムシェル・ボックス仕様、各CDはオリジナル・アート・ワーク仕様の紙
ジャケに収納されます。
※詳細は当店までメールでお問い合わせ下さい(Goodies)。
<QUERSTAND>
VKJK 1115(SACD-Hybrid) ¥2380 ※6月29日までのご注文特価 ¥1980
日本語オビ・解説付き
ブルックナー:交響曲第1番ハ短調
(リンツ稿ノヴァーク版)
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
録音:2011年6月16-17日ライプツィヒ・ゲヴァントハウスにおけるライヴ
革命的傑作の正統的解釈、ブロムシュテットのブルックナー:第1番。
いよいよ第7弾目のリリースとなる巨匠ブロムシュテットによるブルックナー
・ツィクルス。交響曲第1番の登場である。長年に渡る録音のキャリアの中で
もこの曲は初録音となる。演奏は、2012年に85歳を迎える人とは思えないほど
若々しい。この頃のブロムシュテットは定評ある緻密さに加え、以前は多少感
じられた、神経質さがうまく抑制され、なんとも温かみのある鄙びた音楽を奏
でるような気がしてならない。特に第一番という曲は、ブルックナーが音楽界
に名乗りを上げたかのような苛烈な名曲であり、晩年に至って到達した無制限
な広がりを持つ曲とは異なる魅力に満ちている。ゲヴァントハウス管はかつて
ヴァツラフ・ノイマンとの名録音を遺しているが、ブロムシュテットは明るく
てモダンで硬質な、あえて言えば知的な響き。オーケストラの洗練も特筆すべ
きものがある。緩徐楽章も深刻ぶらずに正に純音楽的で清清しく、その良好な
アンサンブルは当然スケルツォにも受け継がれる。フィナーレも豪快一辺倒に
押し切るのではなく、然るべき所に話が落ち着くといったまとまりのよさに今
更ながらブロムシュテットの誠実な姿勢に心打たれるのである。
VKJK 1128 ¥1680
「シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ全集」
ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 D384
ヴァイオリン・ソナタ イ短調 D385
ヴァイオリン・ソナタ ト短調 D408
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 D574
ゲルノート・ジュスムート(ヴァイオリン)
フランク=インモ・ツヒナー(ピアノ)
録音:2006年12月22、23日、ベルリン、DDD、73'04
シューベルトのヴァイオリン・ソナタ4曲を1枚に収めたCDは意外に少ない。
ジュスムートは現在シュターツカペレ・ワイマールの第1コンサートマイスタ
ーを務めている。2000年から2002年までシュターツカペレ・ベルリンのコンサ
ートマスターを務め、また1979年から2000年までの長きに渡ってペーターゼン
四重奏団のメンバーだったことでも知られている。ドイツ人ヴァイオリニスト
らしい手堅さと、同時に柔らかく美しい音色の持ち主で、シューベルトのヴァ
イオリン曲によく合っている。
VKJK 1204 ¥1680
「ヒストリカル・トロンボーンVol.2」
-バロック・トロンボーン1553-1837
アルビノーニ:5声の協奏曲第2番
テレマン:ソナタ第1番,ソナタ,ソナタ第4番-ラルゴ,アレグロ
マルチェッロ:ソナタ第2番,ソナタ第3番
D.ガブリエッリ:リチェルカール第2番
エルコレ・ニシーニ(バロック・トロンボーン)
インストルメンタ・ムジカ
録音:2011年10月22-26日、ドレスデン
「ルネッサンス・トロンボーン(VKJK1012)」に続くバロック・トロンボーンの
名手エルコレ・ニシーニによる、バロック時代の音楽のトロンボーン演奏。大
半は他の楽器のための曲を編曲して演奏している。インストルメンタ・ムジカ
は2004年にニシーニによって創設されたピリオド楽器アンサンブル。
VKJK 1207 ¥1680
「聖アンネ教会オルガン・コンサート」
ギルマン:オルガン・ソナタ 第1番 ニ短調
ラインベルガー:オルガン・ソナタ第4番 イ短調
フランク:前奏曲、フーガと変奏曲 ロ短調 Op.18
レーガー:コラール「私たちの神は堅牢な砦」による幻想曲 Op. 27
マティアス・ジュース(オルガン)
録音:2011年10月、アンナベルク=ブフホルツ
19世紀後半のオルガン作品を集めたCD。(フェリックス=)アレクサンドル・ギ
ルマン(1837-1911)は、フランス最北部のブローニュ・シュル・メール出身。
名オルガニストとして活躍し、作曲活動も盛んだったほか、マルセル・デュプ
レの師匠としても名高い。マティアス・ジュースは1957年生まれ。1980年の
J.S.バッハ国際コンクールのオルガン部門で第5位に入賞している。2004年か
ら、ドイツ東部のチェコ国境に近い町、アンナベルク=ブフホルツの教会の音
楽監督を務めている。
VKJK 1218 ¥1680
「マクデブルグ大聖堂のオルガンによるバッハ作品集」
前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.547
パルティータ「おお神よ、善なる神よ」BWV.767
コラール「天から大勢の天使がやって来た」BWV.607
コラール「私たちはキリストを讃えましょう」BWV.611
コラール「あなたに喜びがある」BWV.615
コラール「おお罪のない神の小羊よ」BWV.618
コラール「私たちがこの上なく大きな悩みにある時」BWV.641
コラール「目覚めよと、声が私たちを呼ぶ」BWV.645
コラール「私はどこへ逃れるべきなのか」BWV.646
コラール「ただ愛する神の力に委ねる者は」BWV.647
コラール「私の魂は主を崇め」BWV.648
コラール「ああ私たちの許に留まってください、主イエス・キリストよ」
BWV.649
コラール「イエスよ、今こそ天から降りて来てください」BWV.650
トッカータとフーガ ヘ長調 BWV.540
バリー・ジョーダン(Org)
録音:2012年3月4日、マクデブルク
バリー・ジョーダンは1957年南アフリカ生まれのオルガニスト。1990年代から
ドイツ、マクデブルク大聖堂のオルガニスト兼合唱指揮者として活動を続けて
いる。前作(VKJK1101)ではニーデルンドデレーベンのオルガンを使用していた
が、今回は本拠地マクデブルク大聖堂のオルガンを弾いている。
<Sony Classical>
8872542176-2(2CD+DVD) ¥2480
Best of Glenn Gould's Bach
EU盤未定ハードカヴァー・ブック仕様 完全生産限定盤
DISC1
・ゴールドベルク変奏曲BWV988よりアリア-第7変奏[1955年録音]
・パルティータ第1番変ホ長調BWV825[1959年]
・半音階的幻想曲とフーガニ短調BWV903-幻想曲[1979年]
・イギリス組曲第2番イ短調BWV807[1971年]
・トッカータホ短調BWV914[1963年録音]
・インヴェンションとシンフォニアBWV771-801より
インヴェンション第1番、シンフォニア第1番、インヴェンション第8番、
シンフォニア第8番、
インヴェンション第11番、シンフォニア第11番[1964年]
・フランス組曲第5番ト長調BWV816より 第1、4、7曲[1971年]
・ゴールドベルク変奏曲BWV988より第30変奏、アリア・ダ・カーポ
[1981年録音]
DISC2
・イタリア協奏曲ヘ長調BWV971[1959年]
・イタリア風アリアと変奏イ短調BWV989[1971年]
・協奏曲ニ短調BWV974(A.マルチェッロのオーボエ協奏曲による)[1979年]
・平均律クラヴィーア曲集第1巻より
前奏曲とフーガ第1番ハ長調BWV846、第5番ニ長調BWV850[1962年]
・平均律クラヴィーア曲集第2巻より
前奏曲とフーガ第14番嬰ヘ短調BWV883、第17番変イ長調BWV886
[1966、67,71年]
・BACHの名による前奏曲とフーガ変ロ長調BWV898[1980年]
・フーガの技法BWV1080より
コントラプンクトゥス第7番、第8番、第9番(抜粋)[1962年]
・ピアノ協奏曲第5番ヘ短調BWV1056[1958年]
ウラディミール・ゴルシュマン指揮コロンビア交響楽団
DISC3 (DVD)
『ゴールドベルク変奏曲』
[1981年4月-5月、ニューヨーク、30丁目スタジオで収録/1983年10月17日放映]
・イントロダクション:ブルーノ・モンサンジョンとの対話
・ゴールドベルク変奏曲BWV988(全曲)
・エンディング・クレジット
[エクゼクティヴ・プロデューサー]ヘルベルト・G・クロイバー
[ディレクター]ブルーノ・モンサンジョン
[音声]サム・カーター、リチャード・エインホーン
・字幕:フランス語・ドイツ語
グールドの録音の中でも最も大きな割合を占めるバッハの録音。録音史におけ
るバッハ演奏の金字塔として、没後30年が経った今もその独自性と魅力を失っ
ていません。この3枚組は、グールドによるバッハ演奏のエッセンスをCD2枚DVD
1枚に凝縮したもので、ピアノ独奏のみならずオルガンによる「フーガの技法」
やコンチェルトまでをまんべんなく網羅したCD部分の収録曲の充実ぶりに加え
て、何と1981年の「ゴールドベルク変奏曲」の全曲映像が付いているのがなん
とも豪華です。このDVDは、1979年から1981年にかけて、グールドがブルーノ・
モンサンジョンとのコラボレーションで最晩年に精力を傾注した『バッハ・シ
リーズ(グレン・グールド・プレイズ・バッハ)』三部作の最後を飾るもので、
2度目の「ゴールドベルク変奏曲」の録音と並行して収録された映像です。ここ
で示されているグールドの演奏の深遠さは言語を絶するほど。バッハ演奏史上
に輝く永遠の名演です。
8869197115-2 10枚組 ¥2780
レオポルド・ストコフスキー/ザ・コロンビア・ステレオ・レコーディングズ
CD1
ファリャ:バレエ『恋は魔術師』(全曲)
-シャーリー・ヴァーレット(Ms)-フィラデルフィア管弦楽団
〔録音:1960年2月〕
ワーグナー:
楽劇『トリスタンとイゾルデ』より「愛の音楽」(ストコフスキー編)
-フィラデルフィア管弦楽団〔録音:1960年2月〕
CD2
J・S・バッハ:『ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV.1050』
-アンシェル・ブルシロウ(Vn), ウィリアム・キンケイド(Fl),
フェルナンド・ヴァレンティ(Cemb), フィラデルフィア管弦楽団
〔録音:1960年2月〕,
J・S・バッハ(ストコフスキー編):
『コラール前奏曲「イエスよ、私は主の名を呼ぶ」BWV.645』
『コラール前奏曲「来れ異教徒の救い主よ」BWV.659』
『コラール前奏曲「我ら唯一の神を信ずる」BWV.680』
-フィラデルフィア管弦楽団〔録音:1960年2月〕,
CD3
ベートーヴェン:『ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」』
-グレン・グールド(P), アメリカ交響楽団 〔録音:1966年3月〕,
CD4
アイヴズ:『交響曲第4番』
-アメリカ交響楽団, デイヴィッド・カッツ&ホセ・セレブリエール
(Associate Conductor), ニューヨーク・スコラ・カントールム合唱団
〔録音:1965年4月〕,
アイヴズ:
『民衆』『ゼイ・アー・ゼア!(新しい自由な世界のための戦い)』『選挙』
『リンカーン』
-グレッグ・スミス・シンガーズ, イサカ大学合唱団, アメリカ交響楽団
〔録音:1967年11月〕
CD5
ビゼー:『「カルメン」第1&2組曲』『「アルルの女」第1&2組曲』より
-ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1976年8月〕
CD6:ストコフスキー編曲によるアンコール!
『R=コルサコフ:熊蜂の飛行』『ドビュッシー:月の光』
『ショパン:マズルカ第17番変ロ短調Op.24-4』
『ドビュッシー:グラナダの夕べ』『ノヴァチェック:無窮動Op.5-4』
『チャイコフスキー:ユーモレスクOp.10-2』
『アルベニス:セビーリャの聖体祭』『ショスタコーヴィチ:前奏曲変ホ短調』
『R=コルサコフ:イワン雷帝』『ショパン:前奏曲ニ短調Op.28-24』
-ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1976年7月〕,
CD7
シベリウス:『交響曲第1番ホ短調Op.39』『トゥオネラの白鳥』
-ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1976年11月〕,
CD8
チャイコフスキー:
『オーロラ姫の婚礼』(「眠れる森の美女」の第三幕、オーロラ姫の結婚式の
場面を中心に組み立てられたディアギレフによる短縮版)
-ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1976年5月〕,
CD9:ラスト・レコーディング
メンデルスゾーン:『交響曲第4番イ長調Op.90「イタリア」』
-ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1977年6月〕,
ビゼー:『交響曲 ハ長調』
-ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1977年6月〕,
CD10
ブラームス:『交響曲第2番ニ長調Op.73』『悲劇的序曲Op.81』
-ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団〔録音:1977年4月〕,
【演奏】
レオポルド・ストコフスキー(指揮)
20世紀の演奏・録音史に輝かしい業績を残した巨匠レオポルド・ストコフスキ
ー(1882-1977)。その生誕130年を記念して、ストコフスキーが1960年から1977
年にかけてCBSコロンビアにステレオで残した全録音を集成したボックス・セッ
トです。これまでさまざまな形でCD化されていましたが、オリジナルLPのカッ
プリングでまとめて発売されるのは今回が初めてです。1960年にフィラデル
フィア管弦楽団へ約20年ぶりに復帰した演奏会と並行して録音されたファリャ、
ワーグナー、そしてバッハは、戦前の実験的な試みやライヴ録音を除けばこの
名門オーケストラとの唯一のステレオ録音となったもの。自ら創設したアメリ
カ交響楽団と作曲から半世紀を経て初演したアイヴズの「交響曲4番」の世界初
録音も貴重な名演。個性的なグールドのピアノにぴったりと寄り添ったベート
ーヴェンの「皇帝」の気宇壮大な演奏もストコフスキーならでは。
そしてなんといってもこのボックスのハイライトは、1976年、ストコフスキー
が94歳の時にCBSと結んだ100歳までの録音契約によって制作されたLP5枚分の演
奏でしょう。ロンドン在住の名奏者を集めて結成された録音用のオーケストラ、
ナショナル・フィルと録音されたこれらのアルバムは、90歳を超えても全く衰
えることのなかったストコフスキーの若々しいエネルギーに満ち、純粋無垢で
融通無碍な境地を描き出しています。生涯最後のスタジオ録音は亡くなる3か月
前に収録されたメンデルスゾーン「イタリア」とビゼーの交響曲でしたが、
セッションの最終日に収録されたビゼーの交響曲の終楽章は通しのワン・テイ
クでOKとなったという奇跡的な名演です。
ストコフスキー研究家のエドワード・ジョンソン氏書き下ろしによるライナー
ノーツ入り32ページ・オールカラー・ブックレット付き。各アルバムは初出LP
のジャケットデザインを採用しています
8872542311-2 ¥1550
ヴォーン=ウィリアムズ:
『2台のピアノのための協奏曲』*、『交響曲第5番ニ長調』
タール & グロートホイゼン(ピアノ・デュオ)*
ダグラス・ボイド(指揮)
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム
〔録音〕2012年2月、ヴィンタートゥール・シュタットハウス
(デジタル:セッション)
「2台のピアノのための協奏曲」は、もともとハリエット・コーエンのために
1931年に作曲された「ピアノ協奏曲ハ長調」で、ブゾーニのバッハ編曲に刺激
されたものといわれています。しかし非常に難曲なため、1946年にJ・クーパー
の助力を得て2台ピアノ用の協奏曲に改作され、ここに収録されています。この
版で入手できる録音はごくわずかなので、タール&グロートホイゼンによる新
録音は歓迎されるところでしょう。「交響曲第5番」は、田園交響曲のスタイル
に立ち返った明るく牧歌的で古典的な作品。元ヨーロッパ室内管弦楽団のオー
ボエ奏者だったダグラス・ボイドは、このところMDGからのシューベルトやベー
トーヴェン、SONYからのモーツァルト等、スイスの室内オーケストラ、ヴィン
タートゥール・ムジークコレギウムとの録音を積極的にリリースしています。
ヴォーン・ウィリアムズの交響曲第5番は、彼の交響曲の中では最も編成が小さ
く、室内オーケストラでの演奏に向いている作品といえるでしょう。小編成の
引き締まった響きを生かした明瞭なテクスチュアによって、作品の新たな魅力
を引き出したボイドの手腕が見事です。タール & グロートホイゼン1985年に
結成されたピアノ・デュオ。イスラエル出身の女性ピアニスト、ヤアラ・ター
ルと、ドイツ出身のアンドレアス・グロートホイゼンの2人。タールはテル・ア
ヴィヴの音楽院を経てドイツに留学し、ともにペーター・ホイフトヴァンガー
やルートヴィヒ・ホフマンに学ぶ。このデュオは、高い芸術性を持つピアノ連
弾曲、あるいはピアノ二重奏曲の発掘と紹介に務め、均質な音色と完璧にタイ
ミングの一致した演奏は高く評価されています。
8872540489-2 2枚組 ¥1550
『グラナドス:歌劇「ゴイェスカス」より間奏曲』
『グリーディ:10のバスクの旋律』
『アルベニス:ナバーラ』
『ファリャ:「三角帽子」第2組曲』
『ブレトン:サパテアード』
『トゥリーナ:幻想的舞曲』
『チャピ:「ファンタジア・モリスカ」よりセレナータ』
『ファリャ:火祭りの踊り』
『トゥリーナ:闘牛士の弔辞』
『アルフテル:メヌエット』
『ロドリーゴ:「アランフェス協奏曲」より第2楽章』*
『ファリャ:ペドロ親方のシンフォニア』
『チャピ:サルスエラ「人騒がせな娘」より前奏曲』
『グリーディ:サルスエラ「農場」より前奏曲』
『ソウトゥーリョ:サルスエラ「くちづけの伝説」より間奏曲』
『ヘロニモ・ヒメネス:サルスエラ「ルイス・アロンソの結婚式」より間奏曲』
『チャピ:サルスエラ「狂った王(犬に噛まれた王様)」より夜想曲』
『ブレトン:サルスエラ「パロマの前夜祭」より前奏曲』
『ビベス:サルスエラ「ドニャ・フランシスキータ」よりファンダンゴ』
『ブレトン:ホタ・デ・ラ・ドローレス』
『チャピ:サルスエラ「擲弾兵の太鼓」より前奏曲』
『ルナ:サルスエラ「ユダヤの子」より前奏曲』
『チュエカ:サルスエラ「ずぶぬれの年」より前奏曲』
『ヘロニモ・ヒメネス:サルスエラ「ルイス・アロンソの結婚式」よりアロンソ
のボレロ』
『チュエカ:サルスエラ「果樹園の愉しみ」より前奏曲』
『ビベス:サルスエラ「ボヘミオス」より間奏曲』
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
スペイン国立管弦楽団, マドリード交響楽団, マドリード室内管弦楽団,
グラン・オーケストラ・シンフォニカ, 他、 ナルシソ・イエペス(G)*
〔録音〕1950年代
44歳の若さで亡くなったスペインの名指揮者アルヘンタ(1913-1958)。このア
ルバムは彼の祖国スペインにちなんだ作品を集めたもので、前半はスペイン作
曲家のクラシックの名曲を。後半は有名なオペラ歌手を起用して、スペイン・
コロンビアに録音した50曲近いサルスエラの中から前奏曲や間奏曲を中心に収
録したものです。アルヘンタの精気に満ちた色彩豊かな演奏をお聴きいただけ
ます。
8869197900-2 3枚組 ¥1550
ベッリーニ:歌劇『ノルマ』(全曲)
モンセラート・カバリエ(Sp:ノルマ), プラシド・ドミンゴ(T:ポリオーネ),
フィオレンツァ・コッソット(Ms:アダルジーザ),
ルッジェーロ・ランモンディ(Bs:オロヴェーゾ),
カルロ・フェリーチェ・チラーリオ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団,
アンブロジアン・オペラ・コーラス,
〔録音〕1972年9月 ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール
(ステレオ:セッション)
ベル・カントの極致ともいえる「ノルマ」。若々しく豊麗なカバリエのノルマ、
ドラマティックなコッソットのアダルジーザ、そして情熱的なドミンゴのポリ
オーネ。それぞれに適役をそろえたアナログ時代の名盤です。
8869197901-2 2枚組 ¥1450
ドニゼッティ:歌劇『愛の妙薬』(全曲)
ドニゼッティ:歌劇『愛の妙薬』(全曲)
プラシド・ドミンゴ(Tノモリーノ), イレアナ・コトルバス(Sp:アディーナ),
ジェライント・エヴァンス(Bs:ベリコーレ),
イングヴァル・ヴィクセル(Br:ドゥルカ
マーラ), リリアン・ワトソン(Spジャンネッタ)、他
ジョン・プリッチャード(指揮)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
〔録音〕1977年、ロンドン (ステレオ:セッション)
ドニゼッティの絶妙なコミック・オペラの優れた録音です。ドミンゴのネモリ
ーノは珍しく、生真面目ながらも、この役にふさわしいとぼけた味わいがあり
ます。コトルバスが歌うアディーナは従来にない内気なイメージ。プリッチャ
ードの熟練の棒が、ドニゼッティとは思えない立派な響きを出しています。
8869197902-2 ¥1250
マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』(全曲)
ユッシ・ビョルリンク(Tトゥリッドウ), ロバート・メリル(Br:アルフィオ),
ジンカ・ミラノフ(S:サントゥッツア), キャロル・スミス(A:ルチア),
ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(Sp:ローラ)
レナート・チェリーニ(指揮)
RCAビクター交響楽団, ロバート・ショウ合唱団
〔録音〕1953年 ニューヨーク、マンハッタン・センター
(モノラル:セッション)
ビョルリンクのトゥリッドゥのリリックな魅力。そしてミラノフの充実感のあ
るドラマティック・ソプラノ。ロス・アンヘレスなど錚々たる顔ぶれをそろえ
た「カヴァレリア・ルスティカーナ」は、モノラル期の歴史的名演です。
8869197906-2 3枚組 ¥1550
モーツァルト:歌劇『魔笛』K.620(全曲)
マルッティ・タルヴェラ(Bs:ザラストロ),
ズディスラヴァ・ドナート(Sp:夜の女王),
イレアナ・コトルバス(Sp:パミーナ), エリック・タピー(T:タミーノ),
クリスティアン・ベッシュ(Br:パパゲーノ), 他
ジェイムズ・レヴァイン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団, テルツ少年合唱団員
〔録音〕1980年ウィーン、ムジークフェラインザール (デジタル:セッション)
1978年のプレミエ以来8年にわたって、ザルツブルク音楽祭を代表する名舞台と
して知られた「魔笛」。輝くような生気にみちたレヴァイン&ウィーン・フィ
ルの演奏も当時大絶賛され、あまりの評判に1980年にムジークフェラインザー
ルでスタジオ録音されたのが当盤。コトルバスのパミーナ、ベッシュのパパゲ
ーノも、そのハツラツとした演技と歌唱が話題を呼んだ演奏です。
8869197907-2 2枚組 ¥1450
プッチーニ:歌劇『ボエーム』(全曲)
モンセラ・カバリエ(S:ミミ), プラシド・ドミンゴ(T:ロドルフォ),
ジュディス・ブレゲン(S:ムゼッタ), シェリル・ミルンズ(Br:マルチェッロ),
ルッジェーロ・ライモンディ(B:コルリーネ)、他
ゲオルク・ショルティ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
〔録音〕1973年 ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール
(ステレオ:セッション)
ショルティというと、どうしても「筋肉質」なイメージが先行してしまいプッ
チーニの音楽の持つ叙情性とは程遠いのでは?と思われる向きも多いかもしれ
ませんが、これを聴けばそんな考えは一掃されるに違いありません。哀愁より
も刺激的。いかにもショルティらしい元気な前半部と、抒情におぼれず毅然と
した後半部が鮮明なコントラストをみせる隠れた名盤で、刺激的なボエームで
もあります。「お涙頂戴」的になりやすいこのオペラの悲劇的な格調を明確に
描いているあたりは、極めて現代的な「ボエーム」と言えるでしょう。カバリ
エ、ドミンゴ、ミルンズ、この3人の見事な歌唱も聴き所。
8869197909-2 2枚組 ¥1450
プッチーニ:歌劇『トスカ』(全曲)
レオンタイン・プライス(Sp:トスカ),
プラシド・ドミンゴ(T:カヴァラドッシ),
シェリル・ミルンズ(Br:スカルピア), ポール・プリシュカ(B:堂守)、他
ズービン・メータ(指揮)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
〔録音〕1972年 ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール
(ステレオ:セッション)
このオペラを3回もレコーディングしているスペシャリスト、メータにとって最
初の「トスカ」録音。そして、レオンタイン・プライスの円熟のトスカ。彼女
の同役は62年のカラヤンとの共演が有名ですが、円熟味と陰影をを増したこの
再録音は、より強く聴き手に訴えかけてきます。そして堂々たるドミンゴのカ
ヴァラドッシ、ミルンズの憎らしいほどのワルぶりにも惚れ惚れ。メータのエ
ネルギッシュで華麗な音作りも魅力的です。
8869197911-2 3枚組 ¥1550
ヴェルディ:歌劇『アイーダ』(全曲)
ユッシ・ビョルリンク(T:ラダメス), ジンカ・ミラノフ(Sp:アイーダ),
フェドーラ・バルビエリ(Ms:アムネリス),
レナード・ウォーレン(Br:アモナスロ)プリニオ・
クラバッシ(Bs:エジプト王), ボリス・クリストフ(Bs:ランフィス)
ブルーナ・リッツォーリ(S:巫女), マリオ・カルリン(T:使者),
ジョネル・ペルレア(指揮) ローマ歌劇場管弦楽団&合唱団
〔録音〕1955年 ローマ歌劇場 (モノラル:セッション)
モノラル時代にトスカニーニ盤と並び称された「アイーダ」の名盤。何といっ
ても聴きものはスウェーデンの名テノール、ユッシ・ビョルリンクの知的で気
品のある表現、しなやかで、透き通るように美しい歌声でしょう。惜しくも49
歳という若さで他界しましたが、その叙情の深さと表現の見事さは今も語り継
がれています。ビョルリンクの最盛期の輝きが刻印されたラダメスのほか、ミ
ラノフのアイーダ、バルビエリのアムネリス、ウォーレンのアモナスロなど、
1950年代メトの舞台を飾った名歌手が勢ぞろいしています。
8869197913-2 2枚組 ¥1450
ヴェルディ:歌劇『椿姫』(全曲)
モンセラ・カバリエ(Sp:ヴィオレッタ),
カルロ・ベルゴンツィ(T:アルフレード),
シェリル・ミルンズ(Br:ジェルモン)、他
ジョルジュ・プレートル(指揮)
RCAイタリア・オペラ管弦楽団&合唱団
〔録音〕1967年、ローマRCAスタジオ (ステレオ:セッション)
若かりしカバリエの美しい声がなにより魅力的な録音で、彼女の安定した歌唱
はいかなる時でも崩れることはなく、第3幕での最期の時でも余裕すら感じられ
ます。ベルゴンツィの少々オーバーアクションな歌がいかにも田舎貴族的で、
このオペラの本質がわかりやすい表現されています。プレートル独特の熱っぽ
い音楽造りも生気に満ちた演奏で、まさにシャンデリアの煌きを思わせてくれ
ます。
8869197915-2 2枚組 ¥1450
ヴェルディ:歌劇『リゴレット』(全曲)
ロバート・メリル(Br:リゴレット),
アルフレード・クラウス(T:マントヴァ公), アンナ・モッフォ(Sp:ジルダ),
エツィオ・フラジェッロ(Bs:スパラフチーレ),
ロザリント・エリアス(Ms:マッダレー
デイヴィッド・ウォード(B-Br:モンテローネ伯爵),
アンナ・ディ・スタシオ(Ms:ジョヴァンナ), ピエロ・デ・パルマ(T:ボルサ),
ロバート・カーンズ(Br:マルッロ), マリオ・リナウド(Bs:チェプラーノ伯爵),
コリンナ・ヴォッツァ(Ms:チェプラーノ伯爵夫人),
ティナ・トスカーノ(Sp:小姓),エンツォ・ティッタ(Bs:衛兵)
ゲオルク・ショルティ(指揮)
RCAイタリア・オペラ管弦楽団&合唱団
〔録音〕1963年6月、ローマRCAスタジオ (ステレオ:セッション)
1950-60年代にRCAがローマで制作した一連のオペラ全曲盤の中でも屈指の名盤
とされるショルティ指揮の「リゴレット」です。ともすれば単調になりがちな
ヴェルディの音楽をここまで鮮烈に聴かせてくれる指揮者はなかなかいないか
も。そしてクラウスの格調高きマントヴァ公と芸達者なメリルのリゴレットの
息詰まる心理戦も見事。モッフォの暖かな歌声が華を添えています。
8869197922-2 2枚組 ¥1450
ドニゼッティ:歌劇『ランメルモールのルチア』(全曲)
ロバータ・ピータース(Sp), ピーター・ピアーズ(T),
フィリップ・マエロ(Br), ジョルジョ・トッツィ(Bs),
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)
ローマ歌劇場管弦楽団&合唱団
〔録音〕1958年、ローマ(ステレオ:セッション)
リビング・ステレオ期の名盤の一つ。若きロバータ.ピーターズの新鮮で、絶品
のコロラトゥーラが聴きものです。ピアーズの情熱的な名唱も素晴らしく、こ
の悲劇的なオペラの劇性を強調したラインスドルフの指揮が全体を完璧にまと
めあげています。