クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

12-06 No.23

2012年06月22日 15時45分03秒 | Weblog
<LSO Live>
LSO 0720(SACD-Hybrid) ¥2180
ディミトリ・ティオムキン:
・「シラノ・ド・ベルジュラック」(1951)-序曲
・組曲「アラモ」(1960)
・「老人と海」(1958)-メイン・テーマ、クバーナ&フィナーレ
・「4枚のポスター」(1952)-序曲
・組曲「ジャイアンツ」(1956)
・「ローマ帝国の滅亡」(1964)-愛の翳り[インストゥルメンタル・テーマ]
・「真昼の決闘」(1952)より主題歌「Do Not Forsake Me, Oh My Darlin'」※
・「ローハイド」(1959)-テーマ ※
・組曲「紅の翼」(1954)
・ヒッチコック組曲:「ダイヤルMを廻せ!」(1954)&「見知らぬ乗客」(1951)
・「野性の息吹」(1958)-主題歌 #
・「サンダウナーズ」(1960)-テーマ
・「サーカスの世界」(1964)-ジョン・“デューク”・ウェインのマーチ
・「ピラミッド」(1955)-主題歌&ファラオの行進 #
・「友情ある説得」(1956)-フェア
・「友情ある説得」-主題歌「Thee I Love」 ※#
ホイットニー・クレア・カウフマン(ボーカル)# 
アンドルー・プレイフット(ボーカル)※
ロンドン・ヴォイセズ
リチャード・カウフマン(指揮)ロンドン交響楽団
録音:2011年10月27日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ジョナサン・ストークス&ニール・ハッチンソン
LSO Liveの最新アルバムは、ディミトリ・ティオムキンの映画音楽集。LSO
Liveがあらたに随時お届けする、史上最も偉大な映画音楽の作曲家たちのシリ
ーズ第1弾となります。
【R=コルサコフの弟子グラズノフに学んだティオムキン】
ロシアのサンクトペテルベルクに生まれたディミトリ・ティオムキン(1894-
1979)は、もっとも高い評価を受けるハリウッド映画の作曲家のひとり。ペテ
ルブルク音楽院で、R=コルサコフの弟子ブルメンフェリトとグラズノフに学
び、ベルリンでエゴン・ペトリとブゾーニに師事しています。
ロシア革命を経て、第1次大戦後に、ティオムキンはベルリンでプロのコンサ
ート・ピアニストとしてデビュー。1928年にはパリ・オペラ座でガーシュウィ
ンのピアノ協奏曲ヘ調のヨーロッパ初演を行ってもいます。
【西部劇からサスペンスまで、多彩な作風で人気を博したティオムキン】
1925年には初の訪米を果たしますが、今日、映画音楽に偉大な足跡を残すティ
オムキンに最大の転機が訪れるのは、1929年に妻とともにハリウッドに移って
から。西部劇の音楽のスタイルを確立した「真昼の決闘」「アラモ」や、「紅
の翼」「ローマ帝国の滅亡」のようなスペクタクル巨編、そして「サスペンス
の神様」ヒッチコックの「ダイヤルMを廻せ!」「見知らぬ乗客」と、ジャンル
を問わず、ティオムキンは、140本ともいわれる数多くの映画音楽を手掛けま
した。さらに、クリント・イーストウッド出演で知られるテレビ・ドラマ・シ
リーズ「ローハイド」の主題歌もティオムキンの仕事で、天賦のソングライタ
ーでもあったティオムキンはまた、「野性の息吹」や、アカデミー賞で主題歌
賞を獲得した「真昼の決闘」といったスタンダード・ナンバーを書いています。
【“フルオケによるオリジナル・サウンドトラックのパイオニア”LSO】
最近では「ハリー・ポッター」シリーズをはじめ、ジョン・ウィリアムズ作曲
の「スター・ウォーズ」シリーズ、「スーパーマン」や「レイダース-失われた
アーク」といった大ヒット超大作のオリジナル・サウンドトラックを担当した
ことで有名なLSO。LSOと映画産業との関わりは、1936年のアーサー・ブリス作
曲「来るべき世界」の時代まで遡ることができ、オーケストラというものが映
画のサウンドトラックをレコーディングした走りでした。
【映画音楽の第一人者リチャード・カウフマン】
ロサンジェルス生まれで、MGM映画の音楽部門に在籍していたキャリアを持つ、
グラミー賞受賞指揮者のリチャード・カウフマンは、幾多のコンサート・ホー
ルでの映画音楽、クラシック音楽の演奏活動だけでなく、映画音楽ならびにテ
レビ番組の音楽の指揮と監督に、その音楽人生の大半を捧げてきた第一人者。
ダラス響の桂冠ポップス指揮者であるカウフマンは、やはり首席ポップス指揮
者を務めるパシフィック・シンフォニーのほか、現在、「Friday Night at
the Movies」というシリーズでシカゴ交響楽団に定期的に出演しています。
カウフマンはまた、ジョン・デンバー、アンディ・ウィリアムズ、ダイアナ・
クラール、クリス・ボッティ、ビーチ・ボーイズ、パティ・オースティン、
アート・ガーファンクルといったアーティストのために指揮をしてきたことで
も有名。
先だってもLSOとは、“飛行”にまつわる古今の映画音楽を集めた最新アルバ
ム「紅の翼」を発表したばかりのカウフマンが、いままた「サントラの心得あ
るオーケストラ」LSOを指揮して、ティオムキンの作品を取り上げたアルバム
は、映画ファンのみならず、クラシック音楽のファンにもあらためて、ティオ
ムキンの魅力を気付かせてくれるものといえるでしょう。




<ORFEO>
ORFEO 858121 ¥2450
R.シュトラウス:
4つの最後の歌
「アラベッラ」-ほんとに良かったわ、マンドリカ(第3幕幕切れの二重唱)
「カプリッチョ」-明日の昼11時に
「薔薇の騎士」-マリー・テレーズ!
アンネ・シュヴァーネヴィルムス(S)
レギーナ・リヒター(Ms)
ユッタ・ベーネルト(S)
マルクス・シュテンツ(指)
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
録音:2011年2月2-4日、ケルン
今やドイツを代表するシュトラウス・ソプラノであるアンネ・シュヴァーネ
ヴィルムスが、ついにR.シュトラウス・アルバムを発売。現在の彼女の公式サ
イトでは、レパートリーとして、ワーグナーはエルザとエリーザベト、モー
ツァルトでも「フィガロの結婚」の伯爵夫人と「イドメネオ」のエレットラし
かないのに、R.シュトラウスだと、アラベラ、アリアドネ、クリソテミス、
「影のない女」の皇后、ダナエ、そして日本でも歌った元帥夫人と、6役もあ
ります。それだけ彼女はシュトラウスで高く評価され、自信を持っているとい
うことです。今年で45歳、まさに絶頂期のシュヴァーネヴィルムス、このCDも
素晴らしい出来上がりです。透明感がありながら柔らかさと潤いのある声は非
常に美しく、しかも気品ある憂いが浮かぶシュヴァーネヴィルムスの歌は、
シュトラウスの豊潤かつ繊細な音楽との愛称は抜群、比類ない美しさを醸しま
す。
マルクス・シュテンツの指揮もたいへんに素晴らしいものです。彼は2002年か
らケルンのギュルツェニヒ管弦楽団の首席指揮者、及び同オーケストラがピッ
トに入るケルン歌劇場の音楽総監督を務めています。両者の息の合ったコンビ
が、明晰で響きの美しい新時代のR.シュトラウスを聞かせてくれます。





<EIGENART>
EIGENARTはTACETレーベルのグループレーベルです。若いアーティストの作品
を中心に発売しています)
10440 ¥2380
海浜独唱-日本歌曲の新たなる響き 
1. 富士山見たら (詩:久保田宵二、曲:橋本国彦)
2. 牡丹 (詩:北原白秋、曲:橋本国彦)
3. 鴉(からす) (詩:清水重道、曲:信時潔) チェンバロ伴奏
4. なめいし (詩:北原白秋、曲:清瀬保二)
5. 城ヶ島の雨 (詩:北原白秋、曲:梁田貞)
6. ゆくはるの宵 (詩:八木重吉、曲:浦田健次郎)
7. きずつけずあれ (詩:しゃく・ちょうくう、畑中良輔)
八木重吉による五つの歌 (詩:八木重吉、曲:畑中良輔)
8. I 秋の空 
9. II 素朴な琴
10. III 秋
11. IV 雨
12. V 夕焼
13. 海浜独唱 (詩:室生犀星、曲:畑中良輔)
14. 花林 (詩:杉浦伊作、曲:畑中良輔)
15. 百姓唱 (詩:北原白秋、曲:橋本国彦)
16. 沙羅 (詩:清水重道、曲:信時潔) チェンバロ伴奏
17. 春の鳥 (詩:北原白秋、曲:団伊玖麿)
18. 追分 (詩:北原白秋、曲:平井康三郎)
19. 石と光 (詩:谷川俊太郎、曲:寺嶋陸也)
吉原輝(バリトン)
重岡麻衣(フォルテ・ピアノ:ハンマーフリューゲル/チェンバロ) 
収録された19内、3と16以外はフォルテ・ピアノ演奏です。
2011年録音
解説は日本語、ドイツ語、英語。歌詞は日本語とドイツ語表記。
畑中良輔氏による本アルバム発売に寄せた推選文章を収録。
装丁には全てに日本語が表記されております。
美しい日本語を、溢れる情感で現す吉原輝のバリトンと、筝の音色に似たチェ
ンバロと独特の丸く柔らかい懐かしい響きをフォルテ・ピアノから引き出す卓
越した技巧を持つ、重岡麻衣の伴奏が見事に調和された美しい歌曲アルバム
です。
※吉原輝(バリトン) 東京芸術大学、同大学院卒業後、ミラノ音楽院留学後
シュトゥットガルト国立音楽大学院リート科及びオペラ科卒業。
第7回奏楽堂日本歌曲コンクール第1位入賞後、多くの演奏会に出演。
1997年より畑中良輔氏の構成による日本歌曲シリーズをはじめドイツを中心に
日本歌曲の演奏会を多数出演。シュトゥットガルト国立音楽大学、ルードヴィ
クスブルク国立教育大学講師。



<TACET>
TACET 197 ¥2380
ブラームス:練習曲集
(1)パガニーニの主題による変奏曲(第1部:14曲) op.35
(2)左手のための練習曲(練習曲第5番)「シャコンヌ」(J.S.バッハ作品の編曲)
(3)パガニーニの主題による変奏曲(第2部:14曲) op.35
(4)ピアノのための練習曲第3/4-「プレスト」(J.S.バッハ作品の編曲)
(5)左手のための練習曲から「即興曲 op.90-2」 (シューベルト作品の編曲)
(6)ピアノのための練習曲第1番-「練習曲」(ショパン作品の編曲)
(7)ピアノのための練習曲第2番-「ロンド」(ウェーバー作品の編曲)
エリカ・ハーゼ(ピアノ) Erika Haase
2012年録音
1935年ドイツのダルムシュタット生まれのエリカ・ハーゼはその優れた技巧と
音質の透明感において多くの現代曲の演奏を手がけ、特に1963-67年において
イギリスBBC主催のブーレーズとの一連の演奏で素晴らしい実績を残しました。
現在はハノーヴァー他の各大学で後進を育てるかたわら音の良さに定評ある
TACETレーベルを中心に教育的且つ学術的なアルバムを録音、発表し続けてい
ます。




<VENEZIA>
CDVE04407 2枚組 ¥1650
レニングラード・フィルハーモニー大ホールでのライヴ録音集
CD. 1
(1)バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ、パルティータ第2番から「シャコンヌ」
アイザック・スターン(ヴァイオリン)
1956年5月 レニングラード・フィルハーモニー大ホールでのライヴ
第二次世界大戦後の初のアメリカ人アーテイストとしてヴァイオリニスト、メ
ニューインと共にソビエトを訪問。
1956年5月3日から30日までに行われたモスクワを中心に6都市18回の
ソビエト・ツアーからレニングラードでの演奏会の一部。
(2)シューベルト:交響曲第9番「グレイト」
オトマール・スイットナー指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
1963年1月 レニングラード・フィルハーモニー大ホールでのライヴ
1961年のプラハの春に続いて行われたソビエト・ツアー(1963年)からレニング
ラードでの演奏会の一部。
CD. 2
(1)ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」ホ短調 op.95
エミール・チャカロフ指揮
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
1987年6月 レニングラード・フィルハーモニー大ホールでのライヴ
ブルガリア出身のチャカロフ(1948-1991)はソフィアで学び、ベルリンでカラ
ヤンに学んだ後、多くの西側のオーケストラを指揮しました。若い時期からブ
ルガリア政府の後押しでソビエトに演奏旅行を行っています。特にレニングラ
ード・フィルとの結びつきは強く、度々客演しています。
若くして亡くなったチャカロフの実力を示す熱演です。
(2)ファリャ:バレエ音楽「恋は魔術師」
イリーナ・アルヒーポワ (メゾ・ソプラノ)
レオポルド・ストコフスキー指揮
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
1958年 レニングラード・フィルハーモニー大ホールでのライヴ
1935年から度々ソビエトを訪れているストコフスキーが1958年にソビエトを訪
れ、モスクワではショスタコーヴィチの交響曲第11番等を演奏しています。そ
のツアーの際のレニングラードでの演奏会の一部。
上記4曲共に、レニングラード(ペテルブルグ)放送局のアーカイブから。
録音年月日に統一感が無く、音質もそれぞれで且つ、ライヴ特有の傷が聴かれ
ますが、それぞれ良好な音質です。全てモノラル録音。

CDVE04342 9枚組 ¥3780
ハイドン:ピアノ・ソナタ全集(54曲)
リューボフ・チモフェーエワ(ピアノ)
1951年ソビエトのゴーリキで生まれ。8歳でデビューリサイタルを開いた後9歳
でオーケストラと共演。モスクワ音楽院でヤコブ・ザークに学び15歳でパリ国
際コンクールで入賞し18歳でロン=ティボー国際コンクールで優勝。技巧的に
も優れ、リリシズム溢れる女流ピアニストとして国際的に活躍しています。
1977-1982年録音
VENEZIAレーベル2008年に発売されたものの価格を下げての再発売となります。
尚、限定生産との連絡が入っております。




<RADIOSERVIS>
CR 0599-2 ¥1850
ベルリオーズ(1803-1869):劇的交響曲「ロミオとジュリエット」Op.17(1839)
ヴィエラ・クリロヴァー(メゾソプラノ)
ベノ・ブラフト(テノール)
ラディスラフ・ムラース(バス)
チェコ・フィルハーモニー合唱団
ヨセフ・ヴェセルカ(合唱指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ロリン・マゼール(指揮)
録音:1960年5月19日、「プラハの春」音楽祭、ライヴ、
プラハ市民会館スメタナ・ホール、
チェコ
モノラル録音の可能性があります。

CR 0545-2 ¥1850
チェコ・モダニズムの夜明け
スメタナ(1824-1884):弦楽四重奏曲第2番ニ短調
マルチヌー(1890-1959):ピアノ五重奏曲 H.35(*)
ノヴァーク(1870-1949):ピアノ五重奏曲イ短調 Op.12
大滝美知子(ピアノ(*))
グラッフェ弦楽四重奏団
シュチェパーン・グラッフェ、ルカーシュ・ベドナジーク(ヴァイオリン)
ルカーシュ・ツィブルスキ(ヴィオラ) ミハル・フレニョ(チェロ)
録音:データ未詳

CR 0554-2 ¥1850
ヴァーツラフ・ベドナーシュ オペラ・リサイタル
スメタナ(1824-1884):
「悪魔の壁」から ヴォクのアリア(第1幕) 録音:1955年
「リブシェ」から プシェミスルのアリア(第2幕) 録音:1952年
「ダリボル」ヴラディスラフのアリア(第3幕) 録音:1952年
「秘密」から カリナのアリア(第2幕) 録音:1951年
「口づけ」から トメシュとルカーシュの二重唱(第2幕)(+) 録音:1952年
フィビフ(1850-1900):
「シャールカ」から プシェミスルのアリア(第1幕) 録音:1954年
ドヴォルジャーク(1841-1904):
「ジャコバン党員」から ボフシュとユリエの二重唱(第2幕)(*) 録音:1947年
イジー・パウエル(1919-2007):「ズザナ・ヴォイージョヴァー」から
ペロル・ヴォクのアリア(第3幕)(#) 録音:1963年
チャイコフスキー(1840-1893):
「スペードの女王」から エレツキーのアリア(第2幕) 録音:1951年
ボロディン(1833-1887):
「イーゴリ公」から イーゴリ公のアリア(第2幕) 録音:1952年
ビゼー(1838-1875):
「カルメン」から エスカミーリョのアリア(第2幕) 録音:1955年
グノー(1818-1893):
「ファウスト」から ヴァランタンのアリア(第2幕) 録音:1951年
レオンカヴァッロ(1857-1919):「道化師」から プロローグ 録音:1953年
ワーグナー(1813-1883):
「タンホイザー」から ヴァルフラムのアリア(第3幕) 録音:1951年
ヴァーツラフ・ベドナーシュ(バリトン)
ルドミラ・チェルヴィンコヴァー(ソプラノ(*))
ベノ・ブラフト(テノール(+))
シュテファ・ペトロヴァー(ソプラノ(*))
カレル・フルシュカ、アントニーン・ヴォタヴァ(テノール(*))
プラハ放送交響楽団
フランチシェク・ディク(指揮(#以外))
イジー・スタレク(指揮(#))
録音場所:チェコスロヴァキア放送スタジオ
1945年から1972年までプラハ国民劇場のソリストを務めたヴァーツラフ・ベド
ナーシュ(1905-1987)の放送録音集。歌唱はすべてチェコ語。

CR 0555-2 2枚組 ¥2450
ミロスラフ・ランゲル 放送録音集
メンデルスゾーン(1809-1847):無言歌集 から(#)
Op.19 No.1 / Op.30 No.3 / Op.30 No.6 / Op.62 No.5 / Op.67 No.3
Op.38 No.6 / Op.53 No.2 / Op.30 No.2 / Op.19 No.3 / Op.19 No.5
シューベルト(1797-1838):ピアノ・ソナタ第18番ト長調 Op.78 D.894(*)
ラモー(1683-1764):ガヴォットと6つの変奏曲イ短調
ハイドン(1732-1809):ピアノ・ソナタ ロ短調 Hob.XVI:32
モーツァルト(1756-1791):
デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲ニ長調 K.573
リスト(1811-1886):(+)
3つの演奏会用練習曲 から ため息
コンソレーション第3番変ニ長調/コンソレーション第4番変ニ長調
幻影/パガニーニによる練習曲第4番ホ長調
パガニーニによる練習曲第5番ホ長調/ペトラルカのソネット第123番
ウィーンの夜会(シューベルトのワルツ・カプリス第9番)
スクリャービン(1872-1915):左手のための2つの小品 Op.9
ミロスラフ・ランゲル(ピアノ)
録音:1981年(無印)、1982年(*)、1986年(+)、1989年(#)、チェコ放送
チェコのピアニスト、ミロスラフ・ランゲル(1945-2010)の追悼盤と思われま
す。外装に「MONO」と誤表示されています。

CR 0564-2 ¥1850
スク(1874-1935):ヴァイオリンとピアノのための4つの小品 Op.17(1900)
ルボシュ・スルカ(1928):ヴァイオリン・ソナタ(1970)
プロコフィエフ(1891-1953):
ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.94bis(1942-1943/1944)
ヴラスティミル・コブルレ(ヴァイオリン)
マルチン・フィラ(ピアノ)
録音:2010年6月7日、10月6、12日、マルティーネク・スタジオ、プラハ、
チェコ

CR 0566-2 ¥1850
ヤン・クシュチテル・ヴァンハル(1739-1813):スターバト・マーテル(*)
ペトル・フィアラ(1943-)/ズザナ・ノヴァーコヴァー台本:
修道女アネシュカと聖フランチシェクの歌(+)
ハナ・シュカルコヴァー(ソプラノ(*))
ルツィエ・ヒルシェロヴァー(アルト(*))
ブルノ・チェコ・フィルハーモニー合唱団(女声合唱(*)、男声合唱(+))
チェコ室内ソロイスツ(*)
イヴァナ・ヴァレショヴァー(朗読(+))
レア・ヴィートコヴァー(ソプラノ(+))
マルチン・ヤクビーチェク(オルガン(+))
ペトル・フィアラ(指揮)
録音:2011年2月、フス派教会、ブルノ、チェコ(*)
/1992年4月、聖アウグスティン教会(+)

CR 0568-2 ¥1850
ヤロスラフ・レジェク(1906-1942):ピアノ作品集
ソナティナ(1928)/小組曲(1928)(*)/練習曲(1933)(*)
バガテル集(1933)(*)/狂詩曲(1938)/トッカータ(1939)/ソナタ(1941)
ヤン・ノヴォトニー(ピアノ)
録音:1975年(無印)/1985年(*)、プラハ、チェコ 原盤、
ライセンサー:Panton
ヤロスラフ・レジェクはプラハ音楽院でヨセフ・スク、アロイス・ハーバに師
事したチェコの作曲家。プラハ解放劇場付き作曲家兼指揮者として活躍、また
ジャズ・オーケストラを組織し人気を得ましたが、ナチスによるチェコスロ
ヴァキア占領を逃れた亡命先のニューヨークで30代半ばの若さで病死しました。

CR 0569-2 ¥1850
ボヘミアとモラヴィアのルネサンス&バロック・オルガン
[インドジフーフ・フラデツ城内礼拝堂](*)
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):アリア「バレット」
ヨハン・カスパル・ケルル(1627-1693):カプリッチョ「かっこう」
ヨハン・パッヘルベル(l653-1706):
「アポロの六弦琴」(1699)から アリア第4番
[ポルナー参事会教会](+)
マティアス・ヴェクマンン(1616頃-1674):
前奏曲によるトッカータ第1旋法/カンツォン ハ短調
アントン・ツぃンマーマン(1741-1781):前奏曲
ザムエル・マルクフェルナー(1621-1674):
前奏曲/前奏曲第1旋法/4声の前奏曲/主に感謝せよ
ファンタジア第8旋法
[ネトリツェ、ヴァーツラフ教会](#)
ヨゼフ・フェルディナント・ノルベルト・ゼーガー(1716-1782):
2つの主題によるフーガ/フーガ ハ長調
不詳:フーガ ハ長調
ジャン・フィリップ・ラモー(1683-1764):雌鶏
J・S・バッハ(1685-1750):
ああ、罪人である私は何をすべきか BWV770(コラール・パルティータ)
パヴェル・コホウト(オルガン)
録音:2001年8-10月、インドジフーフ・フラデツ城内礼拝堂、チェコ(*)
2004年11月、ポルナー参事会教会、チェコ(+)
2009年8-9月、ヴァーツラフ教会、ネトリツェ、チェコ(#)

CR 0570-2 ¥1850
モーツァルト(1756-1791):
弦楽四重奏曲第19番ハ長調「不協和音」D.465(1785)(*)
シュールホフ(1894-1942):弦楽四重奏曲第1番(1924)(+)
マルチヌー(1890-1959):弦楽四重奏曲第2番(1925)(#)
ヤナーチェク弦楽四重奏団
ミロシュ・ヴァツェク(第1ヴァイオリン)
ヴィチェスラフ・ザヴァディリーク(第2ヴァイオリン)
ヤン・ジェズニーチェク(ヴィオラ) ブジェチスラフ・ヴィビーラル(チャロ)
録音:2009年12月16日(#)、2010年4月8日(+)、2010年4月29日(*)、
ブルノ放送スタジオ

CR 0572-2 2枚組 ¥2450
アントニーン・レイハ[アントン・ライヒャ](1770-1836):交響曲集
変ホ長調 Op.41(1797)/ハ短調(1808以前)
ヘ短調(1808以前)/ト長調(1808)
プラハ放送交響楽団
オンドジェイ・クカル(指揮)
録音:2010年3、11月、2011年5月、ドモヴィナ・スタジオ、プラハ、チェコ

CR 0577-2 ¥1850
ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァー(1915-1940):
ピアノ協奏曲ニ短調 Op.7(*)/3つのピアノ小品 Op.9
聖エティエンヌ・デュ・モン教会のカリヨンによる変奏曲 Op.16
ソナタ・アッパッショナータ Op.6
アリツェ・ライノホヴァー(ピアノ)
ボフスラフ・マルチヌー・フィルハーモニー管弦楽団(*)
トマーシュ・ハヌス(指揮)
録音:2010年11月、芸術館、ズリーン、チェコ
2011年6月、コングレス・センター、ズリーン、チェコ
ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァーはヤナーチェク門下の作曲家ヴァーツ
ラフ・カプラールの娘。作曲をヴィレーム・ペトルジェルカ、ヴィーチェスラ
フ・ノヴァーク、ボフスラフ・マルチヌー(パリ)、ナディア・ブーランジェ
(パリ)に、指揮をズデニェク・ハラバラ、ヴァーツラフ・タリフ、シャルル・
ミュンシュ(パリ)に師事。1937年にはチェコ・フィルハーモニー管弦楽団を
指揮して自作を演奏。ナチスのチェコスロヴァキア占領によりフランスに留ま
り、チェコの画家アルフォンス・ムハ[ミュシャ]の息子イジーと結婚しまし
たが、その後2ヶ月足らずで結核のため25歳の若さで亡くなりました。短命な
がら多くの作品を残しています。

CR 0578-2 ¥1850
チェコのヴァイオリン音楽
ヤン・ノヴァーク(1921-1984):
ソナタ・ソリス・フィディブス(無伴奏ヴァイオリンのための)
ヤナーチェク(1854-1928):ヴァイオリン・ソナタ
スク(1874-1935):バラード Op.3b
スメタナ(1824-1884):わが故郷から
ヤロスラフ・コチアン(1883-1950):ユモレスク Op.17
オタカル・シェフチーク(1852-1934):チェコ舞曲集 Op.10 から 青い瞳の少女
フランチシェク・ノヴォトニー(ヴァイオリン)
ヴラディミール・ホリー(ピアノ)
録音:1994年5月、1998年2月、2000年2月、チェコ放送ブルノ支局スタジオ・
ドゥルカ

CR 0581-2 ¥1850
フランチシェク・クサヴェル・リフテル(1709-1789):フルート協奏曲ホ短調
フランチシェク・ベンダ(1709-1786):フルート協奏曲イ長調
ヤン・ヴァーツラフ・スタミツ(1717-1757):フルート協奏曲ハ長調
ロマン・ノヴォトニー(フルート)
プラハ室内管弦楽団
イジー・ポスピーハル(コンサートマスター)
アレシュ・バールタ(チェンバロ)
録音:2010年9、11月、聖シモン&ユダ教会、プラハ、チェコ

CR 0596-2 ¥1850
ドラホミーラ・チカロヴァー オペラ・リサイタル
スメタナ(1824-1884):「売られた花嫁」(#)、「口づけ」(*)、「悪魔の壁」、
ヴェルディ(1813-1901):「アイーダ」、
マイアベーア(1791-1864):「アフリカの女」、
プッチーニ(1858-1924):「修道女アンジェリカ」、
G・シャルパンティエ(1860-1956):「ルイーズ」、
モニュシュコ(1819-1872):「ハルカ」、
ワーグナー(1813-1883):「トリスタンとイゾルデ」(**)、
ドヴォルジャーク(1841-1904):「ルサルカ」から(*/+)
ドラホミーラ・チカロヴァー(ソプラノ)
ベノ・ブラフト(テノール(*))
カレル・カラシュ(バス(+))
プラハ放送交響楽団(+以外)
フランチシェク・ディク(指揮(+/#/**以外))
ヨセフ・フルンチーシュ(指揮(#))
ヴァーツラフ・イラーチェク(指揮(**))
フェルディナント・ポフルレイフ(ピアノ(+))
録音:1951-1959年、モノラル/1968年、ステレオ(+)
1943年から1984年までプラハ国民劇場のソリストを務めたドラホミーラ・チカ
ロヴァー(1915-1997)の放送録音集。歌唱はすべてチェコ語。

CR 0004-3 ¥1850
甘きフランスの歌
Bubenik / Svarny tambor / Tri princezny / Plavovlaska / Bojacna
Pastyrka / Kral Dagobert / Matej Tuhy / Necita / Drevacky / Cestar
Krasna lod / Tri namornici / Lod s obilim aneb Osizena pani
Byla jednou lodka mala / Na svateho Jana / Kral Louis
アルフレト・ストレイチェク、ハナ・マツィウホヴァー(朗読)
ハイレー・プシーブラム(声楽&ピリオド楽器アンサンブル)
ヨセフ・クルチェク(アーティスティック・ディレクター)
録音:2009年7月、ヴァルドルフ学校、プシーブラム、チェコ
チェコの詩人ハヌシュ・イェリーネク(1887-1944)のチェコ語訳による13-14世
紀フランスの歌。

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12-06 No.22

2012年06月22日 15時44分45秒 | Weblog
<cpo>
777759-1(アナログLP) ¥2950
アントニオ・ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」
管楽を加えたドレスデン版
ラルテ・デラルコ/フェデリコ・グリエルモ(独奏ヴァイオリン&指揮)
LP ヴァージン・ビニール,180g重量盤
一度はCDに取って変わられたかに思えたLPレコードですが、一部のファンの強
い要望のため決して市場から姿を消すことはありませんでした。今回cpoレー
ベルから発売となる「四季」のLPも、一度でも耳にした方は、その驚くべき高
音質に息を飲むことでしょう。これまでも、高音質を追求し、数多くのSACD盤
をリリースしてきたレーベルですが、このLPの登場は、更に「良い音」への飽
くなき挑戦と言えるのではないでしょうか。演奏するのは、おなじみフェデリ
コ・グリエルモの独奏ヴァイオリンとラルテ・デラルコのコンピです。通常は
管楽器なしのヴァージョンで演奏されますが、今回は音の多彩さを存分に楽し
んでいただけるように、管楽器を加えた「ドレスデン版」が選択されていて、
より充実した音色を堪能できるようになっています。リコーダー、オーボエ、
ホルン、ファゴットなどの名技は、曲のそれぞれに、花たちの揺れる風景や、
鳥の声、狩りの合図、そして冷たい風が吹きすさぶ様子を見事に表現している
ではありませんか!この衝撃体験をぜひ。(SACD版 777037-2)

777658-2 2枚組 ¥4900
ドミトリー・カバレフスキー:ピアノと管弦楽のための作品全集
〈CD1〉
1.ピアノ協奏曲 第1番 イ短調 Op.9/2.ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 Op.23
〈CD2〉
1.ピアノ協奏曲 第3番 ハ長
調 Op.50/2.シューベルト(カバレフスキー編):幻想曲ヘ短調 D.940
3.歌曲「学生時代」の主題による狂詩曲 Op.75
4.ピアノ協奏曲 第4番「プラハ」Op.99
ミヒャエル・コルスティック(ピアノ)
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
アラン・フランシス(指揮)
録音 2010年3月22-26日,10月4-8日Groser Sendesaal, NDR Hannover,
ロシアの作曲家カバレフスキー(1904-1987)は、ショスタコーヴィチとほぼ同
世代の人ですが、彼は当時のソヴィエト政府とうまく折り合いをつけたため、
例の「ジダーノフ批判」もうまくかわし、生涯ソ連の音楽界の重鎮として数多
くの名誉を受けた人です。ここでは彼が生涯に渡って書いたピアノ協奏曲を全
て収録。ラフマニノフやショスタコーヴィチの影響が感じられる第1番から、
独自の作風を切り開いた第2番、彼が力を注いだ「青少年育成のための音楽」
である第3番、スネアドラムが炸裂する第4番と、あのギレリスの伝説的爆演で
知られる「シューベルトの幻想曲、カバレフスキー編」、そしていかにもカバ
レフスキーらしい「狂詩曲」。コルスティックの超真面目な演奏が曲の真価を
引き出しています。

777667-2 ¥2450
アントニオ・カシミール・カルテッリエリ:交響曲全集
1.交響曲 第1番/2.交響曲 第2番/3.交響曲 第3番/4.交響曲 第4番
エヴァーグリーン交響楽団/ゲルノート・ シュマルフス(指揮)
録音 2011年1月25-27日Taiwan, Keelung City Cultural Center,
Keelung City, Taipei,
ポーランドの地方都市グダニスク(ドイツ語ではダンツィヒ)で生まれたカル
テッリエリ(1772-1807)。オペラ歌手であった両親から初期の音楽教育を受け
ましたが、13歳の時に両親が離婚、彼は母と共にベルリンに移住し、同時期に
作曲を学びはじめます。その後ベルリンへ行き、サリエリの弟子となりました。
ベートーヴェンの熱心なプロモーターでパトロンであったロブコヴィッツ侯爵
が主催したコンサートで、オラトリオ「ユダヤの王ジョアス」を演奏(その時
のコンサートではベートーヴェンも演奏しています)、大好評を得たことでも
知られています。ベートーヴェンの親友でもあり、しばしば初演の手伝いをし
たとも伝えられます。そんなカルテッリエリによる交響曲は、古典派の形式を
遵守しながらも、流麗で、一筋縄ではいかない力強さを秘めています。

777345-2(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥5900
北ドイツのバロック・オルガン 第9集
ヒエロニムス・プレトリウス:オルガン作品集
(マニフィカトからの作品全集)
1第1旋法から第8旋法のマニフィカト
2.マニフィカト・ゲルマニセ/(その他のオルガン作品集)
1.わが死の時に臨みて/2.恵み深き光の創り主よ
3.来たり給え、創造主なる聖霊よ/4.いざ来ませ、異邦人の救い主よ
5.われらの主キリスト、ヨルダンの川に来れり
6.キリエ・スンムム/荒野の果てに/7.サンクトゥス・スンムム
8.セクエンツァ/9.聖霊の恵みは、私たちと共に
10.エジプトのイスラエルからの解放
フリードヘルム・フランメ(1624年製 ドイツ、タンゲルムンデ,
聖シュテファン教会 シェーラー・オルガンを演奏)
録音 2007年8月1-4日St. Stephanskirche, Tangermunde,
大好評シリーズの最新作は、北ドイツ、後期ルネサッンス期に活躍した作曲家
ヒエロニムス・プレトリウス(1560-1629)の作品集です。彼はハンブルクに生ま
れ生涯のほとんどをその地で過ごしました。数多くの宗教曲を書き、また、オ
ルガン伴奏による「四声のコラール集」を編集した最初の作曲家であり、この
作品はプロテスタント教会の基準ともなっています。彼のオルガン作品のうち、
9曲はマニフィカトからの編曲で、これらは既存のメロディ=定旋律を用い、
精緻な手法によって書かれているもので、オルガン独奏に置き換えることで、
一層磨き抜かれた対位法が味わえます。歴史あるオルガンの響きにも圧倒され
ます。

777678-2(SACD-Hybrid) ¥2950
シャルル=マリー・ウィドール:オルガン交響曲 第2集
1-2.オルガンと管弦楽のための交響曲 第3番 ホ短調 Op.69
3-8.オルガン交響曲 第7番 イ長調 Op.42-3
クリスチャン・シュミット(オルガン)/バンベルク・シンフォニカー
シュテファン・ショーヨム(指揮)
録音 2008年10月9-12日Bamberger Konzerthalle…1,
2010年10月11-14日Abteikirche Saint-Ouen in Rouen(France)…2
フランス有数のオルガン奏者で、作曲家でもあったウィドール(1844-1937)は、
わずか25歳でサン・シュルピス教会の終身オルガニストに就任し、以降64年間
の長きに渡って、このオルガンを演奏し続けました。彼はバッハの作品を愛し、
フランス国内にバッハ作品を普及させることに力を注いだことでも知られてい
ます。自身の作品もドイツ音楽の影響を受けたものが多く、10曲あるオルガン
交響曲(これは全てオルガンソロ)も、極力転調や半音階使用を抑えた、聴きや
すい音楽となっています。このアルバムで注目したいのでは、Op.69の「オル
ガンと管弦楽のための交響曲」。あまり演奏されることはありませんが、これ
こそ完全無欠の音響とも言えるべき華やかな作品で、ウィドールの目指した世
界が理解できるような気がします。

777514-2 ¥1700
コンスタンティノ・ガイト:ピアノと弦楽器のための室内楽作品集
1.ピアノ三重奏曲 Op.25/2.チェロとピアノのためのソナタ Op.26
3.2台のヴァイオリンとヴィオラ、チェロ、ピアノのための五重奏曲 Op.24
ザラストロ四重奏団
アグスティーナ・エレーラ(ピアノ)
録音 2009年3月14-16日Radiostudio Zurich
アルゼンチン、ブエノスアイレスに生まれたコンスタンティノ・ガイト(1878-
1945)は、イタリア移民であった父からヴァイオリンを学び、その後、フリア
ン・アギーレからピアノの教えを受けました。政府より奨学金を得て、父の祖
国であるイタリアに留学し、22歳までナポリ王立音楽院で学んでいます。その
後は、「アルゼンチン音楽の創始者」として活躍し、数多くの作曲家を育て、
また自身も多くの作品を残しています。オペラから室内楽、歌曲に至るまで多
岐に渡りますが、ここに収録されている室内楽は、1916年から1918年頃に書か
れたもので、流麗な表現が魅力的です。ここでピアノを演奏しているエレーラ
は作曲家の曾孫にあたり、この演奏に際しても「曾祖父に対して最大の敬意を
払い、その作品を知ってもらいたい」と意気込みを述べています。

777623-2 ¥1700
「美しきアーモンド」
スクアルチャルーピ写本よりバッラータ、カッチャ、マドリガーレ集
アンサンブル「パラティノ87」(メンバー)マリア・ヨナス(ヴォーカル)
ジャン・アクトマン(ヴィエール)
マルク・レウォン(リュート/クィンテルネ/ヴィオラ・ダルコ/ヴォーカル)
マイク・ヘルツィヒ(リコーダー/ポルタティフ・オルガン)
録音 2010年9月17-20日Deutschlandfunk Kammermusiksaal, Koln,
15世紀のフィレンツェで編纂されたイタリアの豪華装飾写本の一つである「ス
クアルチャルーピ写本」は、14世紀のイタリア「トレチェント音楽(イタリア最
初の多声音楽文化で名前は1300年代を表す)」を伝える資料として貴重なもの
です。ここに含まれているのは353曲の世俗歌曲で、各々の作曲家は、ロレン
ツォ・ダ・フィレンツェ、フランチェスコ・ランディーニ、ドナート・デ・
フィレンツェ、ヴィンツェンツォ・ダ・リミニ、ジョヴァンニ・ダ・カッシャ、
バルトリノ・ダ・パドヴァ、ヤコボ・ダ・ボローニャ、そしてニコラ・ダ・ペ
ルージャとなります。宗教作品とはまた違った、とてもシンプルでメロディア
スな作品は、当時の文学と密接な関係を保ち、また上流階級の人々の暮らしを
そのまま伝えてくれるものです。「パラティノ87」のきわめて親密なアンサン
ブルで、この贅沢な気分を味わってください。





<SibaRecords>
シベリウス・アカデミーの自主制作レーベル「SibaRecords」です。設立は2009
年で、アカデミーの学生、卒業生の演奏で構成されています。ジャンルはクラ
シックだけでなく、教会音楽、民謡からジャズまでと多岐にわたります。高音
質のサウンドが特徴で、SACDハイブリッド盤としてリリースされています。

SACD-1001(SACD-Hybrid) ¥2080
ハイドン:
1-3.バリトン三重奏曲第63番ニ長調Hob.XI:63
4-6.バリトン三重奏曲第87番イ短調Hob.XI:87
7-9.バリトン三重奏曲第32番ト長調Hob.XI:32
10-12.バリトン三重奏曲第66番イ長調Hob.XI:66
13-19.バリトン三重奏曲第97番ニ長調Hob.XI:97
フィンランド・バリトン三重奏団
録音2008年2月28日-3月1日Konserttihovi of Imatra
ここで言う「バリトン」とは、声楽ではなく、18世紀頃まで使われていた弦楽
器の一種(Baryton)です。ヴィオールの一種であり、大きさはチェロと同じく
らいで、6本、もしくは7本のガット弦と、9本から24本の共鳴弦が張られた低音
充実の楽器で、演奏はとても困難であったため、現在ではほとんど演奏される
機会がありません。ハイドン(1732-1809)はこの楽器のために175曲の作品を書
きましたが、それは彼のパトロンであったエステルハージ公が、この楽器を愛
用していたためだったようです。ふくよかで艶やかなこの音色は一度聴くと病
みつきになること間違いありません。

SACD-1002(SACD-Hybrid) ¥2080
オープン・ケース-ヤルノ・クッコネン:作品集
1.On the Radar/2.Enough Turmoil/3.Suite M.D.: Part I: Closed Case
4.Broken Mirror/5.Prelude/6.Panopticon/7.Decadence
8.Hot Shot/9.Suite M.D.: Part III: Lonely Child
ヤルノ・クッコネン(ギター)
ジョージ・コントラフォリス(ハモンド・オルガン)
ヤスカ・ルッカリネン(ドラムス)
録音2008年6月5-6日ヘルシンキトンミ・バイニカイネンフィンフォックス・
スタジオ
北欧ジャズ&ロック&フュージョン。1964年生まれのヤルノ・クッコネンは
1980年にラジオ・デビューし、フィンランド内外で広く活躍しています。
1988年以来、ビッグ・バンドを率い、別の芸名を持ち3枚のアルバムをリリー
スするなど、アクティヴに活動しています。

SACD-1003(SACD-Hybrid) ¥2080
J.S.バッハ:オルガン小曲集BWV599-644
マルック・ヘイキンヘイモ(オルガンa=468Hz)
バッハ(1685-1750)は、教会歴に従って164曲を作曲する予定をたて、先に譜面
に全てのタイトルを書きこみましたが、結局は46曲と1曲の断片が作曲された
だけで中断されただけでした。1-4は待降節、5-14はクリスマス、15-19は年末
と新年、20-26は受難節、27-32は復活祭、33-36は聖霊降臨祭(このアルバムで
は35を割愛)、37-38は教理問答、39-40は告白と回心、41は品行と体験、42-44
は苦難、45は死と埋葬、46は永遠の命のため、とされています。

SACD-1004(SACD-Hybrid) ¥2080
ストーン・ダンス - カレフ・ティーツ作品集
1.Vox numica I/2.Stan's Metal Works/3.Vox numica II
4.Terra non firma/5.Vox numica III/6.Abacus
カレフ・ティーツ(エレクトロニクス)
録音 2006年3月17日ヘルシンキ ココ劇場
説明不要、摩訶不思議な電子音の世界。

SACD-1005 ¥2080
アンッティ・パーラネン:BREATHBOX - アコーディオン作品集
1.Breathe/2.Permafrost/3.Tailspin/4.Boggler/5.Northern Wind
6.Winter's Dance/7.Mementos/8.gaza/9.Solitude
アンッティ・パーラネン(アコーディオン)
録音&mixed…Antti Murto 2010年6月.9月ヘルシンキ シーウォルフ・スタジオ
マスター…Pauli Saastamoinen
2010年10月ヘルシンキ フィンヴォックス・スタジオ
シベリウス・アカデミーで学び、卒業後は中国、ロシア、メキシコを始めヨー
ロッパ全土でツアーを行い人気を博しているアコーディオン奏者パーラネン。
この「BREATHBOX」は、フィンランドの名手キンモ・ポーヨーネンがプロデュー
スしたもので、フィンランドの民謡や風景からインスピレーションを受けた、
独特の作品。何とも言えない懐かしさが溢れた音の世界が広がります。

SACD-1006(SACD-Hybrid) ¥2080
ブラームス:ピアノ作品集
1.シューマンの主題による16の変奏曲 嬰ヘ短調 Op.9
2.創作主題による変奏曲 ニ長調 Op.21-1
3.ハンガリーの歌の主題による変奏曲 ニ長調 Op.21-2
4.ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op.24
テルヒ・ドスタル(ピアノ)
録音 2009年12月19-21日,28-30日,2010年6月5-10日
フィンランド、ヘルシンキ シベリウス・アカデミー・コンサート・ホール
ブラームス(1833-1897)は30歳までの若い頃にピアノ独奏曲を集中して作曲し
たものの(恐らくシューマンとクララの影響?)15年くらいの空白期間があり、
その後は大曲を書くことをせず、耽溺するが如くの小品を書きました。ここで
は、ドスタルが若き頃の作品である変奏曲を4曲演奏しています。フィンラン
ドのピアニスト、テルヒ・ドスタル(旧姓はヤースカライネン)は、5歳からピ
アノを始め、ゲルギエフ指揮、キーロフ歌劇場管弦楽団との共演で、その輝か
しいキャリアをスタートさせました。ヨーロッパ全土とアメリカで高い評価を
受けた彼女が心酔するのはブラームスの作品であり、大学での博士論文も「ブ
ラームスのピアノ曲」だった程の力の入れようです。

SACD-1007(SACD-Hybrid) ¥2080
コンペティション・ウィナーズ シビス・ビッグバンド・コンポージング・
コンテスト 2005-2009
1.ハッシネン:Karhunvartija/2.ヴァンネマー:One for Oatts
3.ロンカ:Wandering, Wondering/4.コソネン:グラン・ツーリスモ
5.ハルコサルミ:ソロ・ファイト
6.ヤラヴァ:Pluto? - It's Still Swinging There!
7.ランペラ:砂漠の砂/8.レヴァント:サマルカンドの金の馬
9.ハルコサルミ:カイク/10.ヒッレ:Odd Men Out
シビス・ビッグ・バンド/アンッティ・リッサネン(指揮)
フィンランド東部の町イマトラで、1年おきに開催される「ビッグバンドのた
めの作曲コンテスト」での入賞曲集です。2005年から開催され、数多くの作品
が生まれました。このアルバムは過去の受賞曲全てが収録されています。演奏
する「シビス・ビッグバンド」はシベリウス・アカデミーのジャズ音楽学科の
学生たちがメンバーの中心となる独自の楽団で、2007年に設立され、すでに高
い評価を受けています。

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