クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

10-12 No.27-1

2010年12月30日 19時16分03秒 | Weblog
<EMI CLASSICS>
CDCW-9485362 \1580
愛のレッスン
1.バルコム:Waitin
3.ヴォルフ:少女
4.リスト:愛し合うことはすばらしいことだろう
5.ドビュッシー:出現
6.ヴォルフ:もしあなたの家がガラスのように透明だったら
7.ヴォルフ:おとめの初恋の歌
8.シューベルト:糸を紡ぐグレートヒェン D118
9.シューベルト:たゆみなき恋 作品5の1 D138
10.トスティ:口づけに
11.カントルーブ:しっ、しっ静かに-オーヴェルニュの歌
12.ブリッジ:Love went a riding
13.コープランド:Pastorale
14.ビーチ:ああ恋よ、いつの日か 作品44の2
15.シューマン:母よ、母よ(花嫁の歌 I)
16.シューマン:私を彼の胸によりかからせて(花嫁の歌 II)
17.ラヴェル:花嫁の歌ー花嫁の目覚め-5つのギリシャ民謡
18.フォーレ:それは夏の明るい日-やさしき歌 作品61の7
19.R.シュトラウス:婚礼の歌-6つの歌 作品37の6
20.デュパルク:恍惚
21.ブラームス:日曜日の朝に-5つのリート 作品49の1
22.シューベルト:男は人が悪い-4つのリフレインの歌 D866-4
23.シューベルト:汝はわれを愛さず 作品59の1 D756
24.トラディショナル/ブリテン:おお悲しい-イギリスの歌
25.ヴォルフ:深い淵が恋人の小屋をのみ込めばよい-ハイゼによるイタリア歌曲集
26.コープランド:Heart we will forget him
27.トラディショナル/ウェザリー:ダニー・ボーイ
28.ヒューズ編:I will walk with my love
29.バルコム:Waitin
ケイト・ロイヤル(ソプラノ)
マルコム・マルティヌー(ピアノ)
ジュエル・ケース 32Pブックレット(含歌詞:英/独/仏)


<EMI FRANCE>
CZS-0950032 4枚組 \2380
マディ・メスプレ/80歳記念ボックス(初回生産限定盤)
20世紀を代表するフランスのコロラトゥーラ・ソプラノ、メスプレの主要作品
の集大成
クラムシェル・ボックス 32Pブックレット(仏文)
3月7日で80歳を迎えるメスプレの1968年-1987年のEMIへの録音をまとめたスペ
シャル・ボックス。オペラ、オペレッタ、歌曲による4CD、ブックレットには’
ルチア’、’ラクメ’、’ジルダ(リゴレット)’、’ロジーナ(セビーリャの
理髪師)’、’オランピア(ホフマン物語)’、’夜の女王(魔笛)’、’ツェル
ビネッタ(ナクソス島のアリアドネ)’など彼女の当たり役の写真などをふんだ
んに収録。本国フランスはもちろん、USA(メト/シカゴ・リリックO)、UK(エ
ディンバラ・フェス/ウィグモアH)、モスクワ(ボリショイ)、スイス、ベルギ
ーなどで絶大な人気を誇っています。
CD1
オペラ・アリア集
ドリーブ:ラクメ
1.鐘の歌
2.Les fleurs me paraissent plus belles…pourquoi dans les grands bois
以上w/ロジェ・ソワイエ、オペラ・コミーク国立劇場合唱団&管弦楽団、
アラン・ロンバール指揮
3.Tu m'as donne le plus doux reve
4.マスネ:ウェルテル-Frere, voyez!...Du gai soliel, plein de flamme
w/ニコライ・ゲッダ、ロジェ・ソワイエ、パリ管弦楽団、
ジョルジュ・プエートル指揮
5.トマ:ミニョン-私はティターニアよ
w/パリ・オペラ国立劇場管弦楽団、ジャン=ピエール・マルティ指揮
6.ラロ:イスの王-二重唱:Cher Mylio…A l'autel j'allais rayonnant
w/ニコライ・ゲッダ、パリ・オペラ国立劇場管弦楽団、
ピエール・デルヴォー指揮
7.オッフェンバック:ホフマン物語-Les Oiseaux dnas la Charmille
パリ・オペラ国立劇場管弦楽団、ジャン=ピエール・マルティ指揮
8.ロッシーニ:泥棒かささぎ-喜びで心が踊っているわ
w/パリ・オペラ国立劇場管弦楽団、ジャンフランコ・マシーニ指揮
9.ドニゼッティ:
連隊の娘-C'en est donc fait…Par le rang…Salut a la France
w/パリ・オペラ国立劇場合唱団&管弦楽団、
ジャンフランコ・マシーニ指揮(初発売)
10.ドニゼッティ:ランメルモールのルチーア-狂乱の場:香炉はくゆり
w/パリ・オペラ国立劇場管弦楽団、ジャンフランコ・マシーニ指揮
CD2
オペレッタ・アリア集
1.マッセ:ジャネットの結婚-Au bord du chemin…Voix legere
w/モンテ=カルロ・フィルハーモニー管弦楽団、ピエール・デルヴォー指揮
2.メサジェ:
お菊さん-Le jour sous le soleil beni…Ecoutez c'est le chant
des cigales…
w/モンテ=カルロ・フィルハーモニー管弦楽団、ピエール・デルヴォー指揮
メサジェ:ヴェロニク
3.-Petite dinde!
4.-二重唱:Poussez, poussez l'escarpolette
以上w/ミシェル・ダン、コンセール・ラムルー協会管弦楽団、
ジャン=クロード・アルトマン指揮
ガンヌ:サルタンバンク
5.-C'est la premiere fois
6.-La Bergere Colinette
以上w/コンセール・ラムルー協会管弦楽団、ジャン=ピエール・マルティ指揮
アーン:シブレット
7.-Y'a des arbres
8.-Nous avons fait un beau voyage
以上w/ジョゼ・ヴァン・ダム、モンテ=カルロ・フィルハーモニー管弦楽団、
チリル・ディードリヒ指揮
オッフェンバック:パリの生活
9.-Je suis veuve d'un coonel
10.-On va courir, on va sortir
以上w/トゥールーズ・カピトール管弦楽団、マヌエル・ロザンタール指揮
11.オッフェンバック:Pomme d'Api-J'en prendrai un, deux, troi
w/モンテ=カルロ・フィルハーモニー管弦楽団、マヌエル・ロザンタール指揮
12.オッフェンバック:
シュフルリ氏は…日には在宅でしょう-Pedro possede une guitare
w/シャルル・ブルレ、モンテ=カルロ・フィルハーモニー管弦楽団、
マヌエル・ロザンタール指揮
13.ルコック:Les cent vierges-O Paris gai sejour
w/モンテ=カルロ・フィルハーモニー管弦楽団、ピエール・デルヴォー指揮
14.レハール:メリー・ウイドウ-La-bas dans nos rudes vallees
w/モンテ=カルロ・フィルハーモニー管弦楽団、ピエール・デルヴォー指揮
15.ヨハン・シュトラウスII:ウィーンの森の物語(編:プールセル)
w/管弦楽指揮 フランク・プールセル
歌曲集
ジャン=バティスト・ヴェケルランの編纂による:
16.Maman dites-moi
17.Non, je n'irai plus au bois
18.Jeunes fillettes
19.グノー:おお、私の美しい反逆者(初CD化)
20.フォーレ:アルペッジョ 作品76の2
以上w/ジャニーヌ・ライス(ピアノ)
21.リスト:Bist Du!
w/ガブリエル・タッキーノ(ピアノ)(初発売)
CD3
アーン:
1.クロリスに
2.離れ家に閉じ込められたとき
3.不実
4.いみじき時
以上w/ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)
ドビュッシー:
5.パントマイム
6.月の光
7.ピエロ
8.出現
以上w/ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)
ラヴェル:
9.5つのギリシア民謡
10.愛に死せる女王のためのバラード
11.花のマント
以上w/ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)
12.ルーセル:ロンサールの2つの詩
w/パトリック・ガロワ(フルート)
プーランク:
13.気まぐれな婚約(6曲)
14.セー
15.ギターに寄せる
16.愛の小道
以上w/ガブリエル・タッキーノ(ピアノ)
サティ:
17.帽子屋
18.伊達男
19.エンパイア劇場のプリマ・ドンナ
20.ジュ・トゥ・ヴ
以上w/アルド・チッコリーニ(ピアノ)
CD4
現代音楽、モテット、シャンソン
1.ベツィ・ジョラス:
クァラトゥールII(ソプラノ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための)
2.シャルル・シェイン:4つのサフォーの詩
以上w/フランス弦楽三重奏団
3.ヴィヴァルディ:正しい怒りの激しさに
w/トゥールーズ室内管弦楽団、ルイ・オーリアコンブ指揮
4.ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番:アリア
w/パリ管弦楽団、パウル・カポロンゴ指揮
5.プーランク:モンテ=カルロの女
w/モンテ=カルロ・フィルハーモニー管弦楽団、ジョルジュ・プレートル指揮
6.ロドリーゴ:4つの愛のマドリガル-お母さん、ポプラの林へ行ってきた
w/ジャニーヌ・ライス(ピアノ)
7.マルセル・ムールージ-ジョルジュ・ヴァン・パリス:Un jour, tu verras
w/レオ・ショーリアク(ピアノ)
8.ジャン・フェリーヌ-パウル・ミスラキ:Chez moi
w/レオ・ショーリアク(ピアノ)
9.クライスラー:美しきロスマリン
w/ミシェル・ルグラン(ピアノ)
10.ドリーブ:カディスの娘
w/ガブリエル・タッキーノ(ピアノ)(初CD化)



<2L>
2L 077SABD(SACD Hybrid+Pure Audio Blu-ray) \3650
DXD録音(24/352.8kHz)
[SACD]
5.1 surround/stereo
[Blu-ray]
5.1 surround DTS HD MA(24bit/192kHz),
2.0 LPCM(24bit/192kHz)+mShuttle
harmOrgan - ハーモニカとオルガンによるデュオ作品集
シーグムン・グローヴェン:グローリア、アリア
J.S.バッハ:フルートソナタ 変ホ長調 BWV1031
ヘッダールの伝承曲/シーグムン・グローヴェン編:天つみ国に
コラール本の旋律/イーヴェル・クライヴェ編:
夜警の歌、つねに待ち望む心を、高きところより雨よ降れ、
クリスティーネ、みんなで探そう、さあ、われらイェルサレムに行こう
ルードヴィーグ・マティアス・リンデマン/イーヴェル・クライヴェ編:
復活祭の朝
シーグムン・グローヴェン:あこがれ
伝承曲/シーグムン・グローヴェン編:ミュッラルグーテンの婚礼行列の曲
イーヴェル・クライヴェ:
トッカータ「偉大なる神よ、われら汝をたたえ」、プロヴァンス組曲
ヘンデル:リコーダーソナタ ヘ長調 HWV369よりシチリアーナとジグ
シーグムン・グローヴェン:驚異、追悼
ヘンニング・ソンメッロ:春風の口笛に雪解けの水
シーグムン・グローヴェン(ハーモニカ/使用楽器:Polle Concert Harmonica)
イーヴェル・クライヴェ(オルガン)
録音:2010年9月 ウラニエンボルグ教会(オスロ、ノルウェー)
制作・録音:モッテン・リンドベルグ
世界で一番小さな楽器ハーモニカと世界で一番大きな楽器オルガンのデュオが
演奏するバロックの小品とノルウェーの民俗音楽。仕様は、このタイトルで
10枚目となるSACDハイブリッド盤とBDオーディオ盤のセット発売。SACDハイ
ブリッド盤ではデュオの響きのまろやかさが増し、BDオーディオ盤ではハーモ
ニカ、オルガンそれぞれの楽器の立体的な音響効果を得られます。
演奏はハーモニカをシーグムン・グローヴェンとオルガンをイーヴェル・クラ
イヴェ。30年以上に渡って共演してきたふたりが初めてデュオとして録音した
アルバムです。J・S・バッハとヘンデルのソナタ、グローヴェンとクライヴェ
の自作曲と編曲によるプログラム。アルバムの最後に収録されている作品は、
美しい旋律のヘンニング・ソンメッロの《春風の口笛に雪解けの水》。ノール
モーレのスルナダール生まれの詩人ハンス・ヒルバクの詩にソンメッロが曲を
書いたこの歌は、原詩の人気とあいまって、ノルウェーの人たちに愛されてき
ました。
グローヴェンと親しいビートルズのプロデューサーとして知られるサー・ジョ
ージ・マーティンは、彼をこう評しています。「ハーモニカは、適切な人の手
にかかると、際だって美しく優雅な楽器となることができる。シーグムン・グ
ローヴェンは、先達のトミー・ライリーやラリー・アドラーと同様、ハーモニ
カに可能な広い音域と音による表現力をいっぱいに使って演奏する。際だって
優れた感覚と才能にめぐまれ、彼は今、間違いなく、もっとも洗練されたハー
モニカ演奏家のひとりとして世界に君臨している」。グローヴェンは録音も積
極的に行い、2007年のグリーグ・イヤーにリリースされた『グリーグ・アルバ
ム』(Grappa GRCD4264)は、ハーモニカ演奏の美しさと楽しさをあらためて印
象づけるアルバムとして人気を集めました。今回使用している楽器は伝説的ハ
ーモニカ奏者トミー・ライリーが開発したPolle Concert Harmonica。
オルガニストのイーヴェル・クライヴェは、オスロとミュンヘンで学び1978年
にオスロのコンサートホールでデビューコンサートを行いました。オルガンと
宗教音楽を中心に演奏し、ジャンルを超えた活動をしています。

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10-12 No.27-2

2010年12月30日 19時15分29秒 | Weblog
<Nightingale>
NC 000100 2枚組 \4600
ドニゼッティ:「ルクレツィア・ボルジア」
エディタ・グルベローヴァ(S ルクレツィア・ボルジア)
ホセ・ブロス(T ジェンナーロ)
フランコ・ヴァッサッロ(Br ドン・アルフォンソ)
シルヴィア・トロ・サンタフェ(Ms マッフィオ・オルジーニ)
ベルナルド・キム(T イェッポ・リヴェロット)
トーマス・ラスケ(Br アポストロ・ガゼッラ)
イル・ホン(Br アスカーニオ・ペトルッチ)
タンゼル・アクツェイベク(T オロフェルノ・ヴィテッロッツォ)
ゼバスティアン・ガイアー(Br グベッタ)
トマス・ブロンデル(T ルスティゲッロ)
シャディ・トルベイ(Bs アストルフォ)
アンドリー・ユルケヴィッチ(指)
ケルンWDR放送管弦楽団,ケルン歌劇場合唱団
録音:2010年6月,ケルン
グルベローヴァン・ファンの皆様、お待たせいたしました!NIGHTINGALEから
の新録音は、ドニゼッティの傑作「ルクレツィア・ボルジア」です。ルクレツ
ィア・ボルジア(1480-1519)は実在の人物で、15世紀末から16世紀初頭にかけ
て活躍したチェーザレ・ボルジアの妹。政治に利用された波乱万丈の人生で知
られています。ドニゼッティは1833年、スカラ座のために「ルクレツィア・ボ
ルジア」を作曲。オペラではルクレツィアは、邪魔者を暗殺する冷酷な女であ
る一方、離れ離れになっていた息子ジェンナーロを愛する母という二面性で描
かれています。1960年代からモンセラート・カバリエ、ジョン・サザランド、
レイラ・ゲンチャーと優れたプリマドンナがたびたび歌って、ドニゼッティの
人気作の一つになりました。グルベローヴァは近年、ルクレツィアを頻繁に歌
って好評を博しています。今回の録音は2010年6月にケルンで行われた演奏会
形式上演のライヴ録音。グルベローヴァが絶好調なのに加え、ジェンナーロ役
のテノール、ホセ・ブロスや、男装役のシルヴィア・トロ・サンタフェと、優
れた歌手が揃っています。指揮者のアンドリー・ユルケヴィッチはウクライナ
のズボリフ出身。アルベルト・ゼッダとジャンルイジ・ジェルメッティに学び
、イタリアオペラを得意にしています。ウクライナ国立歌劇場の音楽監督を務
めるほか、ドイツ語圏を中心に大きな活躍しています。ここ数年、グルベロー
ヴァはユルケヴィッチを重用してますますの注目を浴びています。




<Bel Air>
BAC 063(DVD-Video) \4950
字幕:英仏独西
ドニゼッティ:「劇場での都合と不都合」
ヴィンチェンツォ・タオルミーナ(Bs マンマーガタ)
ジェシカ・プラット(S ダリア)
サイモン・ベイリー(Br プローコロ)
アウローラ・ティロッタ(S ルイージャ)
アスデ・カラヤウス(Ms ピペット)
レオナルド・コルテッラッツィ(T グリエルモ)
クリスティアン・セン(Br ビスクローマ)
イム・チェジョン(Bs 台本作家チェーザレ)
パク・ジョンミン(Br 興行主)
エフゲニー・スタミニロフ(Bs 演出家)
リッカルド・マッシ(T 警部)
マルコ・グイダリーニ(指)
スカラ座アッカデミア管弦楽団,合唱団
演出:アントーニオ・アルバネーゼ
装置:レイラ・フテイタ
衣装:エリザベッタ・ガッビオネータ
収録:2009年10月,ミラノ,スカラ座
オペラのリハーサルのドタバタを描いた抱腹絶倒の喜劇、ドニゼッティの「劇
場での都合と不都合」の映像です。バリトンが女装して暴れまわる姿はまるで
ばってん荒川、面白くないはずがありません。このDVDに収録されているのは、
近年優秀な歌手を多数輩出している、スカラ座の研修機関アッカデミアによ
る上演。歌手は皆若い人たちで、将来のスターがいるかもしれません。アッカ
デミア公演とはいえ、そこはスカラ座、指揮には、ニース歌劇場の首席指揮者
を務めたマルコ・グイダリーニ、演出にはイタリアの高名な喜劇役者にして演
出家のアントーニオ・アルバネーゼという、かなり豪華な顔ぶれ。しかもHDD
収録でたいへん美しく収録されています。
なお、先にBONGIOVANNIからもDVDが発売されており(AB 20016)、どちらもロ
ジャー・パーカーとアンダース・ウィクルンド校訂のクリティカル・エディ
ションに基づいていますが、スカラ座アッカデミアの上演は版の選択が若干異
なっており、マニアなら二つ持っていて損はありません。
YouTubeにてサンプル映像が視聴できます。
http://www.youtube.com/user/BelAirClassiques




<FARAO>
B 108059 \2180
メンデルスゾーン:カンタータ「最初のワルプルギスの夜」 Op.60
ブラームス:哀悼の歌 Op.82
シューマン:王の息子 Op.116
ジモーネ・シュレーダー(A)
ブルクハルト・フリッツ(T)
デトレフ・ロート(Br)
フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ(Bs)
ケント・ナガノ(指)バイエルン国立管弦楽団
アウディ青年合唱アカデミー
録音:2010年5月30日、ミュンヘン(ライヴ)
バイエルン国立歌劇場音楽監督のケント・ナガノが、歌劇場のオーケストラで
あるバイエルン国立管弦楽団を指揮してメンデルスゾーン、ブラームス、シュ
ーマンの合唱曲を録音しました。メインはメンデルスゾーンの「最初のワルプ
ルギスの夜」。原作はゲーテのバラード。少年時にゲーテと知り合ったメンデ
ルスゾーンは、同名のゲーテのバラードを1831年にカンタータとして作曲、さ
らに十年以上経ってから改訂して完成させています。メンデルスゾーンならで
はの語り口の上手い音楽なのですが、「パウル」や「エリア」ほど知名度が高
くありません。今回のナガノの演奏では、ジモーネ・シュレーダー、ブルクハ
ルト・フリッツ、デトレフ・ロート、フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒと、ワーグ
ナーなどで活躍する優れた歌手を四人起用し、作品の醍醐味をたっぷり味あわ
せてくれます。カップリングに、ブラームスの渋い「哀悼の歌」と、シューマ
ンの「王の息子」を収録。合唱のアウディ青年合唱アカデミーは、2007年創立
で、16歳から27歳までの若く才能のある歌手による団体です。

B 108064 \2180
メンデルスゾーン:
鎌が音をたて、麦穂が落ちる
あなたを思う
私は夜に包まれ
孤独な涙は何を望むという?
優しく柔らかなまどろみ
泡立つ流れが流れ落ち
さらに進め、休みなく、息をつかず
かわいらしい花が
いつでもここからあそこへと
さようなら、愛する人、泣かないでくれ
私は天高くにおられる神に感謝する
可愛い人よ、僕らは一緒に座っていた
私は暗い国へと馬を駆る
ああ、君のもとへと飛んで行けたら
ある娘を覚えている
なぜばらがこんなに青ざめているのか
無言歌 変ホ長調 Op.30-1
無言歌 イ長調 Op.53-6
無言歌 ト長調 Op.62-1
無言歌 イ短調 Op.85-2
性格的な小品 ホ短調 Op.7-1
ほか
クラウス・メルテンス(Br)
ギッティ・ピルナー(P)
録音:2010年1月、プラネッグ
CDにメンデルスゾーンの「忘れられた歌」とあるように、このCDには、メンデ
ルスゾーンが作曲したものの、何らかの事情であまり知られていない歌曲が多
く収録されています。またメンデルスゾーンの有名な無言歌などを添えている
のも特徴です。ドイツのベテランのバス=バリトンとして知られるクラウス・
メルテンスが、ミュンヘン音楽・劇場高等学院の教授として高名なギッティ・
ピルナーの伴奏で、味わい深い歌唱を聞かせてくれます。




<RELIEF>
CR 1917 2枚組 \3780
ロルツィング:「刀鍛冶」
ハンナ・ショル(S マリー)
ヘティ・プリュマッハー(Ms イルメントラウト)
ゴットロープ・フリック(Bs ハンス・シュタディンガー)
ヘルマン・プライ(Br リーベナウ伯爵)
ベンノ・クッシェ(Br 騎士アデルホフ)
フリードリヒ・レンツ(T ゲオルク)
ほか
ヤン・クーツィール(指)
バイエルン放送交響楽団,バイエルン放送合唱団
録音:1958年、ミュンヘン
1830、40年代にドイツで絶大な人気を誇ったアルベルト・ロルツィング(1801-
1851)。「ロシア皇帝と船大工」や「密猟者」が代表作で、「刀鍛冶」はそれ
らに次ぐ人気作でした。このCDに収録されているのは1958年のバイエルン放送
による録音で、当時オイゲン・ヨッフムの下で第一楽長を務めていたオランダ
の指揮者、ヤン・クーツィールが指揮したもの。ゴットロープ・フリック、ベ
ンノ・クッシェらドイツの名歌手に加え、当時まだ20代の新進だったヘルマン
・プライが参加しているのが目を引きます。

CR 3009 \1980
プッチーニ:「ボエーム」,「修道女アンジェリカ」,「トゥーランドット」
ビゼー:「カルメン」
モーツァルト:「フィガロの結婚」(ドイツ語)
からのアリア
ヴェルディ:レクイエム-リベラ・メ
R.シュトラウス:万霊節,子守歌,明日に,セレナード
モーツァルト:「フィガロの結婚」第2幕の一部
イルムガルト・ゼーフリート(S)
カール・ベーム(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,ウィーン国立歌劇場合唱団
レオポルト・ルートヴィヒ(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,ウィーン国立歌劇場合唱団
マックス・シェーンヘル(指)ウィーン大放送管弦楽団
シャルル・ミュンシュ(指)ボストン交響楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)ミラノ・スカラ管弦楽団
録音:1944-1954年
モーツァルト・ソプラノとして一世を風靡したイルムガルト・ゼーフリート
(1910-1988)の珍しい録音を集めています。ヴェルディのレクイエムからリベ
ラ・メは、カール・ベームの指揮、1944年の大戦中の録音です。プッチーニ
「修道女アンジェリカ」は、同じく1944年、レオポルト・ルートヴィヒの指
揮。たっぷり20分弱収録で、若きゼーフリートの魅力がたっぷり味わえます。
シュトラウスの歌曲は、なんとシャルル・ミュンシュ&ボストン交響楽団との
共演。スカラ座での「フィガロの結婚」は、マリア・チェボタリの伯爵夫人、
セーナ・ユリナッチのケルビーノ、ジュゼッペ・タッデイのフィガロに、カラ
ヤンの指揮!第2幕からの8分ほどですが、たいへんに貴重な録音です。




<PRO MUSICA CAMERATA>
PMC 4151 11枚組 \5180
コンパクト・ボックス仕様化、大幅値下げ!
ヴィヴィアナ・ソフロニツキーが弾く
モーツァルト(1756-1791):ピアノ協奏曲全集
第9番変ホ長調「ジュノム」K.271/第14番変ホ長調 K.449
第11番ヘ長調 K.413/第15番変ロ長調 K.450/第19番ヘ長調 K.459
第25番ハ長調 K.503/第26番ニ長調「戴冠式」K.537/ロンド イ長調 K.386
第12番イ長調 K.414/第13番ハ長調 K.415/第21番ハ長調 K.467
第5番ニ長調 K.175/第10番(2台のピアノのための)変ホ長調 K.365(*)
第7番(3台のピアノのための)ヘ長調「ロドロン」K.242(*/+)
第22番変ホ長調 K.482/第24番ハ短調 K.491/ロンド ニ長調 K.382
第6番変ロ長調 K.238/第20番ニ短調 K.466/第23番イ長調 K.488
第8番ハ長調 K.264「リュツォウ」/第16番ニ長調 K.451
第17番ト長調 K.453
第18番変ロ長調 K.456/第27番変ロ長調 K.595
第1番へ長調 K.37/第2番変ロ長調 K.39/第3番ニ長調 K.40
第4番ト長調 K.41
ニ長調 K.107 No.1/ト長調 K.107 No.2/変ホ長調 K.107 No.3
ヴィヴィアナ・ソフロニツキ(フォルテピアノ)
リンダ・ニコルソン(フォルテピアノ(*))
マリオ・アシュナウアー(フォルテピアノ(+))
ムジケ・アンティケ・コレギウム・ヴァルソヴィエンセ
タデウシュ・カロラク(指揮)
録音:2004-2006年、ワルシャワ
使用楽器:ポール・マクナルティ製(モデル:1795年頃、ワルター製)
ロシアの大ピアニスト、ウラディーミル・ソフロニツキー(1901-1961)の娘ヴィ
ヴィアナは、モスクワ音楽院ピアノ科を卒業後オランダの王立ハーグ音楽院で
チェンバロと時代ピアノを学びました。
ムジケ・アンティケ・コレギウム・ヴァルソヴィエンセは1957年、古楽を演奏
するポーランドで最初の声楽・器楽アンサンブルとして創設され、奏者たちは
1961年、ワルシャワ室内歌劇場の創設メンバーも兼ねました。当初はモダーン
楽器を使用していましたが、1991年以降はピリオド楽器を専門としています。
タデウシュ・カロラク(1954年生まれ)は2003年よりムジケ・アンティケ・コレ
ギウム・ヴァルソヴィエンセとワルシャワ室内歌劇場の指揮者を兼任していま
す。



<DUX>
DUX 0792 \1800
ショパン(1810-1849):ピアノ作品集
幻想曲ヘ短調 Op.49/バラード第3番変イ長調 Op.47
2つの夜想曲 Op.27; ハ短調,変ニ長調
4つのマズルカ Op.30; ハ短調,ロ短調,変ニ長調,ハ短調
ソナタ第2番変ロ短調 Op.35/ポロネーズ変イ長調 Op.53
マレク・シュレゼル(ピアノ)

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10-12 No.26-1

2010年12月30日 19時15分14秒 | Weblog
<MEMBRAN>
●Membran 4CD series 各4枚組 \1050
※曲目詳細は当店HPにございます
http://www.ne.jp/asahi/goodies/home/membran2011_01.html

MEMBRAN 222049 4枚組
ウィンナ・ワルツ名曲集
ヴァリアスアーティスツ

MEMBRAN 223482 4枚組
Clara Haskil Portrait
クララ・ハスキル(pf)名演奏集 

MEMBRAN 223657 4枚組
Die schoensten Maersche
行進曲集

MEMBRAN 224078 4枚組
Prestigious recordings ラヴィ・シャンカール名演奏集

MEMBRAN 231645 4枚組
David Oistrach Portrait
ダヴィッド・オイストラフ(Vln)名演奏集

MEMBRAN 231646 4枚組
フェレンツ・フリッチャイ(Cond)名演奏集

MEMBRAN 231660 4枚組
キャスリーン・フェリア(Alt)名唱集

MEMBRAN 231661 4枚組
ゲザ・アンダ(pf)名演奏集

MEMBRAN 231664 4枚組
Adrian Boult Portrait
エイドリアン・ボールト(Cond)名演奏集

MEMBRAN 231668 4枚組
Rafael Kubelik Portrait
ラファエル・クーベリック(Cond)名演奏集

MEMBRAN 231671 4枚組
Pierre Monteux Portrait
ピエール・モントゥー(Cond)名演奏集

MEMBRAN 231675 4枚組
Giuseppe Di Stefano Portrait
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(Ten)名唱集

MEMBRAN 232476 4枚組
Verstummte stimmen 沈黙した歌声
ヴァリアスアーティスツ




<NEOS>
NEOS11060 6枚組 \10000
ダルムシュタット・ドキュメントBOX.1「作曲家=指揮者(自作自演集)」
【CD1】
(1)アール・ブラウン(1926-2002):可能な様式I(1961)★
ムジーク・ファブリク 録音:1996年
(2)ルネ・レイボヴィッツ(1913-1972):
12楽器のための室内交響曲(1946-1948)★☆
ダルムシュタット劇場室内管弦楽団、録音:1948年
(3)ヴォルフガング・フォルトナー(1907-1987):生命の中心(1951)★
I.シュタイングルーバー(S)、クルト・レーデル(fl)、
ルドルフ・コーリッシュ(Vn)、
F.ヴィルトガンス(バスcl)、R.クラマンド(Hr)、ローゼ・シュタイン(Hrp)
録音:1953年
(4)エルンスト・クシェネク(1900-1991):戦時のカンタータ(1944)★
カルラ・ヘニウス(S)、フランクフルト放送交響楽団&女声合唱団
録音:1956年
(5)ブルーノ・マデルナ(1920-1973):ピアノ協奏曲(1959)★☆
デヴィッド・テュードア(Pf)、フランクフルト放送交響楽団、録音:1959年
【CD2】
(1)カールハインツ・シュトックハウゼン(1928-2007):
クロイツシュピールIII(1951)
A.シュヴァインフルター(Ob)、ヴォルフガング・マルクス(バスcl)、
D.テュードア(Pf)、
Cカスケル&H.ヘッドラー&M.ヴェーナー(Perc)、録音:1959年
(2)ハンス・オッテ(1926-2007):比率-概念(1960)★☆
J.エリカー(S)、S.ガッツェローニ(fl)、
アルフォンス・コンタルスキー(Pf)、C.カスケル(Perc)、
録音:1960年
(3)アンリ・プッスール(1929-2009):7人の奏者のためのレポン(1960)★☆
S.ガッツェローニ(fl)、F.ピエール(Hrp)、
アロイス&アルフォンス・コンタルスキー(Pf,ハーモニウム&チェレスタ)、
C.カスケル(Perc)、K.アスマン(Vn)、W.タウベ(Vc)、録音:1960年
(4)ブルーノ・マデルナ(1920-1973):オーボエ協奏曲第1番(1962/1963)
ローター・ファーバー(Ob)、国際ダルムシュタット室内アンサンブル、
録音:1963年
(5)マウリチオ・カーゲル(1931-2008):濁音(1960)
K-H.ベートナー(スパニッシュ&エレキG)、D.メーテルマン(Hrp)、
G.ノートドルフ(Cb)、
M.カーゲル&ロックシュトロー(メンブラフォン楽器)、録音:1964年
【CD3】
(1)ブルーノ・マデルナ(1920-1973):局面IV(1964)☆
S.ガッツェローニ(fl)、国際ダルムシュタット室内アンサンブル、
録音:1964年
(2)ピエール・ブーレーズ(b.1925):ドゥブル(1957-1958)(ドイツ初演)
ハーグ・レジデンティ管弦楽団、録音:1965年
(3)ヘルベルト・ブリュン(1918-2000):ソノリフェロウス・ループス(1965)★
E.ブルム(fl)、P.ポリン(Trp)、J.カゾーラン(Cb)、
ヘッドラー&ロスマン(Perc)、録音:1965年
(4)アンドラーシュ・ミハーイ(1917-1993):
室内アンサンブルのための3つの楽章(1968)★☆
ブダペスト・ハンガリー室内アンサンブル、録音:1968年
(5)ブルーノ・マデルナ(1920-1973):オーボエ協奏曲第2番(1967)
ローター・ファーバー(ob)、ハーグ・レジデンティ管弦楽団、録音1968年
【CD4】
(1)マウリチオ・カーゲル(1931-2008):「1898」(1972-1973)
H.ダインツァー(Cl)、A.バウアー(Trp)、K.シュヴェルツィク(Hr)、
A.ロシン(Trb)、
R.トッツィ(Tuba)、B.シルヴェストレ(Hrp)、アロイス・コンタルスキー(Pf)、
C.カスケル(Perc)、
サシュコ・ガヴリロフ(Vn)、S.パルム(Vc)、G.ノートドルフ(Cb)、
録音:1974年
(2)エルンスタルブレヒト・シュテーブラー(b.1934):
コンティヌオ(1974)★☆
H.ダインツァー(Cl)、K.トゥーネマン(Fg)、K.シュヴェルツィク(Hr)、
A.ロシン(Trb)、
フーベルト・マイアー(Va)、G.シューマッハー(Vc)、録音:1974年
【CD5】
(1)マンフレート・トロヤーン(b.1949):室内協奏曲(1973)★
C.レッドマン(fl)、M.ディーステル(アルトfl)、R.ディリー(cl)、
H.ハーゼ(バスcl)、S=ニッテル(Vn)、F.ガウヴェルキー(Vc)、
Y.アッペンハイマー(Cemb)、D.アーデン(Pf)、録音1976年
(2)カルメン・マリア・カルネッチ(b.1957):マド・ソングズ(1988)★
ブリギッタ・ショーク(A)、M.ハラー(G管fl)、A.マルコム(イングリッシュHr)、
W.イフリム(バスcl)、C.ディールシュタイン(ヴィヴラフォン、マリンバ)、
録音:1988年
(3)ロベルト・HP・プラッツ(b.1951):雷、夢の恐怖から・・・(1987)★
アンサンブル・ケルン、録音:1990年
(4)マイケル・フィニシー(b.1946):ピアノ協奏曲第3番(1978)★
ジェイムズ・クラッパートン(Pf)、イクシオン・アンサンブル、録音:1990年
【CD6】
(1)ベアト・フラー(b.1954):失われた瞬間を待つ(1990)
クラングフォルム・ウィーン、録音:1994年
(2)マウリチオ・カーゲル(1931-2008):オーケストリオン通り(1995/1996)★
ムジーク・ファブリク、録音:1996年
(3)ヨハネス・カリツケ(b.1959):クラキシフィケイションII(1999)☆
ベルリン交響楽団、録音:2000年
(4)ゲルハルト・ミュラー=ホルンバッハ(b.1951):内部トラック(2002)☆
ムターレ・アンサンブル、録音:2002年
全曲作曲者が指揮(ダルムシュタット夏季現代音楽講習会ライヴ)、
★世界初リリース音源/☆世界初演時の録音
これは現代音楽愛好家には垂涎の貴重な音源集です。ダルムシュタット夏季現
代音楽講習会は、第二次世界大戦直後の1947年にメシアンやレイボヴィッツら
を講師にして始められた現代音楽の老舗ともいうべきセミナー&音楽祭です。
戦後の前衛音楽シーンはここから始まったといっても過言ではありません。
ブーレーズ、シュトックハウゼン、ノーノら前衛三羽烏はここから巣立ってゆ
きました。またその後、それぞれの時代を作った作曲家のほとんどがこの門を
くぐっています。そんな音楽祭の未発表音源を含む貴重なライヴ録音を一挙に
リリース。しかも全て作曲者自身による指揮で、作曲家の意図を後世に正確に
伝える結果となりました。ブルーノ・マデルナのピアノ協奏曲をデヴィッド・
テュードアが弾くなど、歴史的セッションも忘れがたいもの。録音はモノラル
からデジタルまでまちまちですが、音質は大変良好です。音の向こうから新し
い時代のみずみずしくも尖った空気が伝わってきます。

NEOS 51005(Blu-ray) \5280
ヴァインベルク(1919-96):歌劇「乗客」Op.97(1967-68)
ミシェル・ブリート(MS,リーザ)/ロベルト・サッカ(T,ヴァルター)/
エレナ・ケレシディ(S,マルタ)/アルトゥール・ルチンスキ(Br,タデウシュ)
ヴェトラーナ・ドネヴァ(S,カーチャ)
エルジュビエタ・ウロブレスカ(MS,ブラスタ)/ほか
テオドール・クレンツィス(指揮)
ウィーン交響楽団、プラハ・フィルハーモニー合唱団
演出:デイヴィッド・パウントニー
録音:2010年7月ブレゲンツ音楽祭
(ユニテル、ORF、ブレゲンツ音楽祭、クラシカの共同制作)
字幕:独英仏波露
ポーランド出身のソ連の作曲家、ミエチスワフ(モイセイ)・ヴァインベルク
(1919-96)は、ユダヤ人であるがゆえに第二次世界大戦の勃発によってポーラン
ドを離れ、しかも亡命したソ連でもユダヤ人嫌いのスターリンから迫害を受け
処刑直前まで至ったという、過酷な生涯を送った人物。そのヴァインベルクが
心血を注いだオペラがこの「乗客」である。1960年代初頭、ドイツの外交官
ヴァルターとその妻リーザは、ブラジルに向かう客船に乗っていた。リーザは
その時、見覚えのある、しかし死んだとばかり思っていた乗客を見かける。実
は第二次世界大戦中、リーザはアウシュヴィッツでナチス親衛隊として収容者
の監視人をしており、彼女が船内で目撃した「乗客」は、リーザが親しく接し
たポーランド女性マルタにそっくりだった。ここから物語は現在と過去を行き
交う。この力作は1968年に作曲されたものの上演されず、ようやく2006年にな
ってスタニスラフスキー&ネミロヴィチ=ダンチェンコ記念国立モスクワ音楽
劇場で簡易舞台上演で初演が行われた。2010年のブレゲンツ音楽祭は、本格的
な舞台上演として初のもので、英国の著名な演出家、D.パウントニーが舞台を
作り上げ、ミシェル・ブリート、ロベルト・サッカといった優れた歌手、ギリ
シャ出身の若い指揮者で、ロシアのノヴォシビルスク国立歌劇場の音楽監督を
務めるクレンツィスによって、ヴァインベルクの名作がついに真の姿を現した。
HDD収録をBlue-Rayの鮮明画像で見ることができる。

NEOS 11051(SACD-Hybrid) \2650
「ドナウエッシンゲン音楽祭2009ライヴVol.1」
(1)シャリーノ(b.1947):叫びの夜の書(2009)
(2)ベアト・フラー(b.1954):アポン(2009)
-管弦楽と話し声のための
(3)ジミー・ロペス(b.1978):夢魔III(2009)
(1)(2)ベアト・フラー指揮SWRバーデン=バーデン・フライブルク響
(1)マリオ・カローリ(Fl)、
(3)カール・ロスマン(Cl)、D.ロスリュスト(Perc)、
SWRエクスペリメンタルスタジオ
録音:2009年10月ライヴ
2009年ドナウエッシンゲン音楽祭ライヴ。今回の呼び物は30分に及ぶシャリー
ノの新作《叫びの夜の書》。ほぼ全編をppで通し、フルートのむら息、特殊奏
法がオーケストラを奇妙なやり取りを繰り広げ、さながら日本の書を思わせる
空間を作る。フラーの《アポン》はオーストリアの劇作家H.クラウスの作品を
テキストとするもので、ブーレーズを思わせる鮮やかな音響が魅力。ジミー・
ロペスの《夢魔》はポウル・ウィリアムスの詩に基づくアイデア満載の佳作。

NEOS 11052(SACD-Hybrid) \2650
「ドナウエッシンゲン音楽祭2009ライヴVol.2」
(1)フランク・ベドロシアン(b.1971):スウィング(2009)
(2)ラファエル・チェンド(b.1975):
闇への導入(黙示録の3つのテキストによる)(2009)
(3)クリストファー・トレビュー・ムーア(b.1976):奇妙な誘惑者(2009)
(1)(2)ジョルジュ=エリー・オクトール指揮イクトゥス・アンサンブル
(3)IRCAM(電子音響)、アレクサンドル・フォルティエ
(サウンド・ディレクター)
(3)ソロイスツ・サウンドファブリーク、SWRエクスペリメンタルスタジオ
録音:2009年10月ライヴ
70年代生まれの若手作曲家の作品集。いずれも器楽アンサンブルとライヴ・エ
レクトロニクスのために書かれている。ベドロシアンはパリ出身でグリゼイ、
ストロッパ、マヌリ、ミュライユ、ラッヘンマンに師事しスペクトル技法と
ラッヘンマンの特殊音響を融合した作風。チェンドはマヌリ、ファーニホウに
師事しIRCAMで研鑽を積んだ。器楽の特殊奏法に電子音響が絡む目も眩む色彩
の変化が聴きもの。ムーアはスタンフォード大学でファーニホウに師事。複雑
極まる音響の渦。

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10-12 No.26-2

2010年12月30日 19時14分40秒 | Weblog
NEOS 11053(SACD-Hybrid) \2650
「ドナウエッシンゲン音楽祭2009ライヴVol.3」
マノス・ツァンガリス(b.1956):《バチェバ、歴史を食らえ!》
-俳優、歌手、合唱、管弦楽とライヴ・エレクトロニクスのためのラジオ演劇
(2008/2009)
シルヴァイン・カンブルラン(指揮&俳優)、デニス・コンテ(指揮)、
SWRバーデンバーデン・フライブルク交響楽団、
SWRヴォーカル・アンサンブル、
シモン・シュトックハウゼン(電子音響監督)、
アルブレヒト・レウ(サウンド・スーパービジョン)他
ヨハンナ・ヴィンケル(Sop)、エルヴィラ・ビル(Alt)、
ジュリアン・ポッジャー(Ten)、
アンドレアス・ヴォルフ(Br)、クリストフ・グルント(Org)、
ケイト・ストリング(俳優)ほか
録音:2009年10月ドナウエッシンゲン音楽祭ライヴ
ツァンガリスはデュッセルドルフ出身の中堅作曲家で作曲をカーゲルに師事、
ヨーロッパの名だたる作曲賞を数多く受賞している。本作は旧約聖書に題材を
取ったシアター・ピースで、俳優の語り、ポルタメントを多く含む歌唱、打楽
器を含むノイジーな音響、電子音、サウンド・モンタージュ、オルガンのクラ
スターなど、現代音楽のおよそ考えられる技法が全て注ぎ込まれている。

NEOS11044 \2500
ペーター・ルジツカ(b.1948):ピアノ作品集
(1)5つの情景(2009)
(2)パレルゴン-ヘルダーリンの6つのスケッチ(2006/2007)
(3)前奏曲集(全6曲)/(4)「時間の内部摘出」-3つの夜想曲(1969)
(5)補償-ピアノのための回想(1966/2009)
ゾフィ=マユコ・フェッター(Pf)
録音:2009年12月
ルジツカは現代ドイツ作曲界の重鎮的存在。ヘンツェ、ハンス・オッテに作曲
を師事した彼は堅実でアカデミックな様式を保ちつつ色彩的な音楽を作りあげ
る。激しい音の塊やすばやいパッセージなど正統的な前衛音楽様式といえる。
ピアノを弾くフェッターは日本でも度々リサイタルを開き、絶賛されているド
イツの若手ピアニスト。大阪万博にシュトックハウゼンのアンサンブルで来日
した父と当時通訳にあたった日本人を母に持ち、マユコ自身も後にシュトック
ハウゼンの演奏に関わっている。レパートリーは現代曲にとどまらず、ショパ
ン、モーツァルトなども得意としザルツブルク音楽祭にも出演している。

NEOS11042 \2500
ジョン・ケージ(1912-1992):ASLSP(1985)
(第1番、第7番(2番目のピースとして)、第2番、第3番、第4番、第5番、第6番、
第7番、第8番)
ザビーネ・リープナー(Pf)
録音:2009年
ASLSPとはas slow as possible(できるだけ遅く)の略であり、奏者は文字通り
極めてゆっくりと弾くことを要求される。ケージは指示をas slow as
possibleとしか書いておらず、どれくらいの速さで弾くかは奏者に委ねられる。
何の脈絡もないように並べられた協和音、不協和音、単音が不規則な強さ、感
覚で延々と続く音空間は日本庭園の「ししおどし(鹿威し)」か「水琴窟(すい
きんくつ)」を聴くようでもあり、まさにケージ・ワールド。このディスクは
CD1枚に収まる良心的(?)な作りだが、本作のオルガン版は2001年5月に演奏が
開始され、演奏終了は2639年の予定とか。演奏はアメリカ実験音楽を得意とし、
目の覚めるようなクリアな音が持ち味。お休み(zzz)ミュージックにもおすすめ。

NEOS11043 \2500
ジョン・ケージ(1912-1992):
ONE-ピアノのための(1987)
ONE?(1の2乗)-1-4台のピアノのための(1989)
ONE?(1の5乗)-ピアノのための(1990)
ザビーネ・リープナー(Pf)
録音:2009年
上記のASLSPとほぼ同時期に作曲されたケージ晩年の作品。ナンバー・ピース
と呼ばれるシリーズの最初の作品。ONEはソロを意味する。ピアノの単音、
和音、内部奏法が間をおいてぽつりぽつりと連なってゆく静謐で美しいピアノ
作品。

NEOS11035 \2500
コンスタンティア・グルズィ(b.1962):作品集
(1)イラティキ・ポリシ(修道士の詩)(2007/2009)
(2)火炎Op.44(2009)/(3)南風-物語IOp.43(2009)
(4)サッフォーの歌-クルタークへのオマージュOp.12(1995/2009)
(5)南風-物語IIOp.43(2009)/(6)化合物Op.32(2007/2009)
(7)カスタリアOp.35(2008/2009)
※全曲世界初録音
コンスタンティア・グルズィ((1)(7)指揮、(4)(6)Pf)
(1)(7)アポロン・ミュサゲート四重奏団
(1)(2)(4)(6)ヴァシリス・アグロコスタス(ビザンチン詩篇朗唱)、
(1)-(3)(5)-(7)ミカリス・コレバス(タルフー、サズ、ネイ)
(1)(2)C.エルゼッサー(Pf)、
録音:2009年
コンスタンティア・グルズィは1962年ギリシャ生まれの作曲家。作曲のみなら
ず指揮、教育、コンサート・プロデュースなど多方面に渡って活動している。
また2009年にベルリン・ドイツ・オペラのために楽譜が断片しか残されていな
いハイドンの歌劇《フィレモンとバチウス》の補作・校訂も行っている。彼女
の音楽はギリシャ正教の伝統的な朗唱や民族音楽と現代音楽の語法を対立させ
るのではなく、むしろそれら双方を生かすように作られており、新しいタイプ
のワールド・ミュージックのように聴こえる。ビザンチン聖歌の神秘的でメリ
スマティックな朗唱に斬新な響きがつけ加えられ、濃厚な香りと麻薬のような
魅力を放つ。(3)(5)はペルシャの葦笛「ネイ」の独奏曲。他にもヴァイオリン
系の民族楽器「タルフー」や、ギター系の民族楽器「サズ」が使用されている。

NEOS10906(SACD-Hybrid) \2650
アルトゥーロ・フエンテス(b.1975):作品集
(1)モジュラー(2009)-ヴァイオリンとバス・クラリネットのための
(2)先行詞X(2006)-テナー・サックス、ピアノと打楽器のための
(3)光(2009)-ヴァイオリンとライヴ・エレクトロニクスのための
(4)パッサテンポ(2009)-アンサンブルのための/
(5)プレクサス(2009)-テナー・サックスとライヴ・エレクトロニクスのための
(6)フォルマンテス(2008)-フルート、バス・クラリネットとピアノのための
アンサンブル・アンテグラル
録音:2009年
フエンテスは地元メキシコ・シティで学んだ後、パリのIRCAMで電子音響を学
んだ。その後ミラノでドナトーニに師事しポルトガルのムジカ・ヴィヴァ現代
音楽祭の第8回エレクトロ・アコースティック作曲コンクールに優勝。以後多く
の賞を受賞。作品はアコースティックな楽器のための作品でも電子音響の影響
が感じられ、劇的要素を排除した禁欲的な音響の中に独自のユーモアが感じら
れる。

NEOS11023(SACD-Hybrid) \2650
マルティーノ・トラヴェルサ(b.1960):作品集
(1)エコーの残り(2004)-7楽器のための
(2)白い広場、白い背景の上に(2000)-バス・クラリネットのための
(3)四重奏曲第2番(2007)-弦楽四重奏のための
(4)無伴奏ヴィオラのための四重奏曲(2007)-ヴィオラとテープ
(5)マンハッタン橋午前4時30分(2008)
(6)白く、しかし過ぎずに(1995-96)-バス・フルートとテープのための
(7)呼吸の後に(2003)-フルートのための
(1)(5)マルコ・アンギス指揮アンサンブル・アルゴリツモ
(2)R.ゴッタルディ(Cl)
(3)アルディティ四重奏団
(4)ガース・ノックス(Va)
(6)(7)マリオ・カローリ((6)バスFl、(7)Fl)
録音:2008年
マルティーノ・トラヴェルサはイタリアの作曲家で作曲、ジャズ、電子音楽を
学んだ後、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院で研鑽を積んだ。1987年か
ら89年までルイジ・ノーノに師事し影響を受けた。限られた素材をもとに静寂
な音を作り出す作法は典型的なポスト・セリエリズムといえよう。

NEOS11032(SACD-Hybrid) \2650
(1)W.リーム(b.1952):シュリフト・ウム・シュリフト
-2台ピアノと2人の打楽器奏者のための(1993/2007)
(2)バルトーク(1881-1945):2台のピアノと打楽器のためのソナタ(1937)
グラウ・シューマッハー・ピアノ・デュオ、
F.シンドルベック&ヤン・シュリヒテ(Perc)
録音:2008/2009年
2台ピアノと打楽器という編成での古典的傑作、バルトークのソナタに呼応す
る形で作曲されたリームの《シュリフト・ウム・シュリフト(フォントにフォ
ント)》はバルトークとは全く対照的な作風。フォントにフォントというタイ
トル通り、楽器間で点描的な音がやりとりされる静謐な作品。

NEOS11041 \2500
「シューマン変容とピアノ・ソナタ」
-ヘルマン・ケラー(b.1945):作品集
(1)胚葉-「シューマン変容」-ピアノのための(2001)
(2)「シューマン変容」-ヴァイオリンとピアノのための(1996)
(3)ピアノ・ソナタ第2番(2001)/(4)ピアノ・ソナタ第3番(2008)
(1)(2)(4)ヘルマン・ケラー(Pf)、
(2)A.メッサーシュミット(Vn)、
(3)トマス・ベーヒリ(Pf)
録音:2005-09年
ヘルマン・ケラーは1945年ドイツ生まれの作曲家、即興演奏家で、ジャズ・ベ
ーシストとして活動したこともある。ハインツ・ホリガー、ヴィンコ・グロボ
カール、インゴ・メッツマッヒャーらとともに現代音楽アンサンブルを度々組
んでいる。この作品集はタイトル通り、今年生誕200年を迎えたロベルト・シュ
ーマンの作品を素材にした一種のパラフレーズ。ピアノの内部奏法、クラスタ
ーありと殆ど原型を留めないほど素材はデフォルメされるが時折、もとの素材
がよみがえりそのアンバランス感に独自のシュール・レアリスティックな詩学
が聴き取れる。ピアノ・ソナタ第3番は2台の片方を四分音下に調律を変え、
2台のピアノを独りで弾く作品で、めまいのするような幻想的な雰囲気を作り
出す。

NEOS11047 \2500
「パサヘス(通路)」-メキシコの現代音楽
(1)ガブリエラ・オルティス(b.1964):トリフォリウム(2005)(ピアノ三重奏)
(2)アルトゥーロ・フエンテス(b.1975):ロワイン(2009)
-ヴィオラと予め録音されたCDのための
(3)アレハンドロ・カスタニョス(b.1978):交差点(2009)
-ヴァイオリン、アルト・サックス、打楽器とエレクトロニクスのための(2009)
(4)ジョルジーナ・デルベス・ロケ(b.1968):これ以上悲惨な(2009)
-ヴァイオリン、チェロ、テナー・サックスと打楽器のための
(5)フアン・ホセ・バルセナス(b.1982):ウン・レンコル・ヴィヴォ(2008)
-エレクトリックVn、Vc、テナーSax、打楽器とエレクトロニクスのための
(6)アレイダ・モレノ(b.1982):夜の音楽(2009)
-エレクトリック・ヴァイオリン、アルト・サックス、ピアノ、打楽器、
予め録音されたCDとライヴ・エレクトロニクスのための
アンサンブル・アンテグラル、
ヘンリー・ヴェガ(ライヴ・エレクトロニクス)
録音:2009年
メキシコの若い世代の作曲家の作品を収録。作曲家の殆どが地元で学んだ後、
ヨーロッパに留学しヨーロッパの前衛技法を学んでいる。オルティスはストラ
ヴィンスキーをポップな語法に組み替えた上で新しい音響を取り込んでゆく秀
作。そのほかの作品は楽器の新しい奏法が作る特殊な音響に電子音響が絡み、
アコースティックとも電子とも分かちがたい新たなアンサンブル作品を生み出
している。1970年代以降の出身の作曲家にこの傾向が強い。その中でもバルセ
ナスの《ウン・レンコル・ヴィヴォ》はエリオット・シャープらのアヴァン・
ポップのような都市の落書きを思わせるノイズ・ミュージックで際立った面白
さがある。

NEOS90902 \2500
メリー・クリスマス-クリスマスの伝統的な音楽と新しい音楽
(1)バッハ:「まぶねのかたえに我は立ちて」-クリスマス・カンタータ
(2)ウォーロック:ベツレヘムの夜明け/(3)パッヘルベル:カノン
(4)楽しいクリスマス(ドイツのクリスマス・キャロル)
(5)J.S.バッハ:G線上のアリア、永遠の父なる神よ
(6)清しこの夜(クリスマス・キャロル)/(7)A.コレルリ:クリスマス協奏曲
(8)アール・J.ライスドルフ(b.1958):幼子イエスのキャロル(2007/09)
(9)ローランド・ファッジ(b.1947):化身(2009)
(10)アンディ・エヴァンス(b.1962):そしてマリアは言われた(2009)
(11)デレク・スミス(b.1930):カロリンガ(2009)
ヘンシェル四重奏団、
テルツ児童合唱団ソロイスツ、
M.ショイリヒ=ヘンシェル(Cemb)、
フランク・ライネッケ(Cb)
録音:2009/2010年
硬派レーベルNEOSには珍しいクリスマス・アルバム。だからと言って斜に構え
た内容ではなく普通に楽しくクリスマス・アルバム(?)している。バッハ、パ
ッヘッルベル、コレルリは厳格な古楽スタイルの中に即興的な遊びの精神も宿
って楽しい。現代の作曲家のクリスマス音楽も現代曲的な硬い作品ではなく親
しみ易いもの。


●NEOSジャズ・シリーズ
NEOS41006/07(SACD-Hybrid) 2枚組 \5300
ドナウエッシンゲン音楽祭2005・SWR2 ナウ・ジャズ
「クァルテット」-大友良英、アクセル・ドルメル、サチコ・M、
マーティン・ブランドルマイヤー
CD1)誘惑1、誘惑2/CD2)誘惑3、誘惑4
大友良英(ターンテーブル、G、エレクトロニクス)、アクセル・ドルメル(Trp)、
サチコ・M(サインウェーブ)、マーティン・ブランドルマイヤー(Drms)
録音:2005年ライヴ、ドナウエッシンゲン
日本を代表する前衛ジャズ・ミュージシャン大友良英とその仲間によるセッ
ション。ノイズと喧騒と沈黙の交錯する幻覚的世界。

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