クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

10-12 No.4-1

2010年12月02日 19時18分27秒 | Weblog
<Chandos>
CHAN 10627 \2180
グレッグソン:
トロンボーン協奏曲*
チェロと室内オーケストラのための協奏曲《クリスのための歌》**
室内オーケストラのための音楽/弦楽オーケストラのための《2つの風景》
ピーター・ムーア(トロンボーン)*、ガイ・ジョンストン(チェロ)**、
ブランウェル・トヴェイ(指揮)、BBCコンサート・オーケストラ
「剣と王冠」や「王は受け継がれゆく」、「フェスティーヴォ」などの吹奏楽
作品やブラスバンド作品で日本でも人気の高いイギリスのリーディング・コン
ポーザー、エドワード・グレッグソン(1945-)。
須川展也をソリストに迎えての「サクソフォン協奏曲」を収録した協奏曲集
"Vol.2"(CHAN 10478)の続編となるこの"Vol.3"では、なんと1996年生まれ!
イギリスの天才少年トロンボニスト、ピーター・ムーアが衝撃の初登場!
すでにトロンボーン関係者の間で話題となっている現在14歳のスーパー天才少
年ピーター・ムーアは、1996年、北アイルランドの首都ベルファスト出身。
2008年にはイギリスの若手演奏家たちの登竜門、BBCヤング・ミュージシャン
・オヴ・ザ・イヤーをなんと弱冠12歳で制覇。
英国内外に特大のインパクトをもたらしたピーター・ムーアは、同年トマジの
トロンボーン協奏曲でウィグモア・ホール・デビューを飾るなど、桁外れの才
能を持つイギリスの若き天才トロンボーン奏者なのである!
美しくリリカルなメロディとテクニカルなフレーズを持つ難曲グレッグソンの
「トロンボーン協奏曲」を威風堂々と奏でるピーター・ムーア。凄すぎるイギ
リスの天才少年の演奏は、トロンボーン関係者必聴です!
録音:2010年3月1日-3日、ワトフォード・コロッセウム(イギリス)




<Rondeau>
ROP 4034/35 2枚組 \4600
J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオBWV.248
ライプツィヒ聖トーマス教会少年合唱団、
ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)、
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、
パウル・バーネヴィッツ(ボーイソプラノ)、
フリードリヒ・プレトリウス(ボーイソプラノ)、
インゲボルク・ダンツ(アルト)、マルティン・ペッツォルト(テノール)、
クリストフ・ゲンツ(テノール)、パナヨティス・イコノム(バス)
1212年にライプツィヒ聖トーマス教会に設置された修道会と学校をルーツとし、
約800年という長き歴史を持つライプツィヒ聖トーマス教会少年合唱団。
J.S.バッハが第15代カントール(音楽監督)を27年間務めたことでも知られるド
イツの名門少年合唱団が、現在のカントール、ゲオルク・クリストフ・ビラー
と共に世界へと響かせる大バッハの音楽は「クリスマス・オラトリオ」!
ソプラノの代わりとなる聖トーマス教会のボーイソプラノ2人の起用、また世
界有数のソリストたち、ゲヴァントハウス管の参加も大バッハと関係の深い聖
トーマス教会少年合唱団ならではの強みと言えるだろう。
録音:2009年12月、ライプツィヒ聖トーマス教会(ライヴ)




<Aeolus>
AE-10176(SACD-Hybrid) \2850
中世&ルネサンスのクリスマス音楽 ――
作曲者不詳(14世紀):めでたき暁の星よ
シャイト:イエス・キリストよ、讃美を受けたまえ
ノン・パパ:天使たちは降り来たる/作曲者不詳(14世紀):眠れ、眠れ
ビクトリア:おお、天の王/作曲者不詳(16世紀):幼子は生まれ
作曲者不詳(ハモンド編):甘き歌/作曲者不詳(16世紀):甘き歌
M・プレトリウス:
スンモ・パレンティ・グローリア、賛歌《豊かな恵みの創始者よ》
J・プレトリウス:我らキリストをたたえまつる
セーヴ:羊飼たちよ汝ら見たものを語れ/ノン・パパ:天使ガブリエル
アグリーコラ:マニフィカト/作曲者不詳(15世紀):ノウェル、ノウェル
フランダース・リコーダー四重奏団、
ヴォーカル・アンサンブル《エンカンタール》、
セシル・ケンペナース(ソプラノ)
1987年の創設以来、世界最高峰のリコーダー・アンサンブルとして大成功を収
めてきたフランダース・リコーダー四重奏団と、2006年に結成された古楽大国
ベルギーの新しい古楽系ヴォーカル・アンサンブル、エンカンタールがコンビ
を組んだ"リコーダー"と"声楽"の共演による中世、ルネサンス時代のクリスマ
ス音楽集。
フランダース・リコーダー四重奏団が吹くリコーダーは、ローセンブルク・ソ
プラノからサブ・コントラバスまでなんと21本!4人のリコーダー奏者たちが
繰り出す幅広いレンジの音色と表現力、エンカンタールの神秘的なハーモニー
が、格調高きクリスマスの音世界へと誘う――。
録音:2010年1月&3月、アミューズ(アントワープ)

ROP 6036 \2300
テレマン:オラトリオ《最後の審判の日》TWV6:8
ゴットホルト・シュヴァルツ(バス&指揮)、
シーリ・カロリーン・ソーンヒル(ソプラノ)、
スザンネ・クラムビーゲル(アルト)、トビアス・フンガー(テノール)、
バッハ・コンソート・ライプツィヒ
バッハ・コンソート・ライプツィヒは、ライプツィヒ聖トーマス教会少年合唱
団の出身で、ペーター・シュライアーから声楽を学んだドイツのバス、ゴット
ホルト・シュヴァルツが創設したピリオド・アンサンブル。
古楽演奏の経験も豊富なシュヴァルツが率いるバッハ・コンソート・ライプ
ツィヒは"ドイツ・バロック"をレパートリーのメインとしており、テレマン
晩年の大作「最後の審判の日」では、絶妙のバランス、タイミングでソリスト
とオーケストラの"対話"が繰り広げられている。2009年11月21日-23日の録音。

ROP 6035 \2300
愛する魂よ ――
シューマン:
狩人の楽しさOp.91-2、ロスマリンOp.91-1、青白き女の夜の歌Op.91-5、
水の精Op.91-8、初めての出会いOp.74-1、便りOp.74-8、愛の悲しみOp.74-3、
トリオレットOp.114-2、悲歌Op.114-1、タンブリンの響きOp.69-1、
兵士の花嫁Op.69-4、海の女神Op.69-5、聖堂Op.69-6、修道女Op.69-3
メンデルスゾーン:
舟旅、日曜の朝Op.77-1、夕べの歌、恋人よ打ち明けておくれOp.63-1
ブラームス:12の歌とロマンスOp.44
グートルーン・シュレーフェル(指揮)、
ハノーファー女声合唱団、
アニア・フェグリー(ソプラノ)、マライケ・モール(メソ・ソプラノ)、
ニコラス・リンマー(ハンマーフリューゲル)
18世紀初期から続くドイツの女声合唱の伝統を受け継ぐハノーファー女声合唱
団が歌うドイツ・ロマン派の合唱作品集。
結成から約半世紀という歴史を持つハノーファー女声合唱団の気品あふれる歌
声、情感豊かな表現力は、ドイツ屈指と評されている。女声合唱の指揮者とし
て高名なグートルーン・シュレーフェルの優れた手腕が光る。
2009年5月&2010年5月の録音。

ROP 7008/09 2枚組 \4600
ヴァイス:レクイエム
ダニエル・ビュール(ボーイソプラノ)、
ゲリット・ハルスト(ボーイソプラノ)、ドロテー・ミールズ(ソプラノ)、
アンドレアス・カラシアク(テノール)、
イェルク・ブライディング(指揮)、
ハノーファー少年合唱団、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー
1950年にハインツ・へニッヒ教授によって創設された北ドイツの名門ハノー
ファー少年合唱団が、スペインのマジョルカ島に住むドイツの現代作曲家ハラ
ルト・ヴァイス(1949-)の「レクイエム」を歌う。
ミニマル、ジャズ、ロックなど様々なジャンルやスタイルを取り入れたヴァイ
ス。ハノーファー少年合唱団のために作曲された「レクイエム」は、カラフル
で神秘的なサウンドスケープが浮かび上がる野心作である。ドロテー・ミール
ズやハノーファー北ドイツ放送フィルなど共演陣も強力。
2009年10月30日-31日のライヴ録音。




<Christophorus>
CHR 77336 \2300
ロシアのクリスマス ―― ロシア正教会のクリスマスの夕べの祈り
ドン・コサック合唱団、マルセル・ニコラエヴィチ・ヴェルホフ(指揮)
セルゲイ・ジャーロフが結成、率いたロシアの伝説的合唱団、ドン・コサック
合唱団が歌う「クリスマスの夕べの祈り」。オランダ人の現首席指揮者ヴェル
ホフとドン・コサック合唱団の重厚で力強い歌声は、広大なロシアの大地を思
い起こさせる。西欧の合唱団とは全く別物の存在感、迫力は圧倒的。ちなみに
ロシア正教会はユリウス暦を採用しているため、クリスマスは"12月25日"では
なく"1月7日"となる。2008年10月22日-26日録音。

CHR 77335 \2300
吟遊詩人のクリスマス - ストラスブールの賛美歌集(1697)より
シュピーレイト
1697年にストラスブールで編纂された賛美歌集から選りすぐられた聖歌と舞曲
を、ドイツ、フライブルクの古楽アンサンブル、シュピーレイトが当時のスタ
イルで蘇演。17世紀の吟遊詩人たちによって歌われ、奏でられたクリスマスの
ための音楽が21世紀に響く。2010年6月11日-13日の録音。

CHE 0155-2 \1250
フルートのためのクリスマス音楽 ――
コレット:ノエル・アルマン/C.P.E.バッハ:牧歌
アルビノーニ:フルート協奏曲
J.S.バッハ(コダーイ編):フルートとギターのための前奏曲
バンツァー:きよしこの夜/シューベルト:アヴェ・マリアD.839
バンツァー:天使たち/マイヤーズ:カヴァティーナ
バンツァー:いざ歌え/作曲者不詳:マリアの子守歌/テレマン:4声の協奏曲
ファン・エイク:イギリスのナイチンゲール
ボワモルティエ:協奏曲第2番イ短調
ジャン=クロード・ジェラール(フルート)、
ティエリー・フィッシャー(フルート)、クラウス・ホレ(フルート)、
ミヒャエル・バルデリ(フルート)、
ジョセリーヌ・フィリオン(フルート)、他
ジャン=クロード・ジェラール、ハンブルク州立歌劇場管、バイロイト祝祭管
の首席奏者、ハンブルク国立音楽大学の教授を務めた欧州フルート界の重鎮。
2008年から名古屋フィルの常任指揮者として活躍するティエリー・フィッシャ
ーもフルート奏者として参加!1984年5月の録音。

CHE 0156-2 \1250
プレモントレ会のクリスマス・イヴのグレゴリオ聖歌集
スコラ・グレゴリアーナ・プラジェンシス、
ルパート・ゴットフリート・フリーベルガー(指揮)
ローマの伝統とは別に独自のスタイルを持っていたプレモントレ会でクリスマ
ス・イヴに歌われたグレゴリオ聖歌集。プレモントレ会は、西暦1125-26年頃、
クサンテンの聖ノルベルトゥスによってフランスのプレモントレで創設された
修道会。1995年6月15日-17日の録音。

CHE 0157-2 \1250
クリスマスの伝承曲 ――
伝承曲:羊飼いのキャロル/シュメルツァー:ソナタ ト長調《牧歌》
アウフシュナイター:コンチェルト・デッラ・プロスペリタ
ヴェルナー:牧歌I&II/ガスマン:夜想曲変ロ長調/グルーバー:きよしこの夜
/他
クルト・エクヴィルツ(テノール)、マンフレッド・エクヴィルツ(テノール)、
コンシリウム・ムジクム・ヴィーン、パウル・アンゲラー(指揮)
オーストリアのピリオド・アンサンブル、コンシリウム・ムジクム・ヴィーン
をバックに、同じくオーストリアの名テノール、クルト・エクヴィルツとマン
フレッド・エクヴィルツが歌うクリスマスの音楽。
1989年頃、ウィーンでの録音。





<Centaur>
CRC 3087 \2080
クリスマス・アラウンド・ザ・ワールド ――
キャロル・オブ・ザ・ベル/ウェックスフォード・キャロル
ア・ホーリー・アンド・アイヴィ・ガリプソ/ベツレヘムの日
眠れ、幼子イエス/ファースト・ノエル/ナニータ・ナナ
リウ・リウ・チウ/コヴェントリー・キャロル/冬のさなかに
ア・ラ・メディア・ノーチェ/クリスマスの鐘/きよしこの夜
ごらん、バラの花咲くさまを/クリスマス・コルヌコピア
ウェスト・エッジ弦楽四重奏団
アメリカのシュリーブポート交響楽団の首席奏者たちで結成された弦楽四重奏
団によるクリスマス・アルバム。スペインのクリスマス音楽を組み込むなど、
オリジナリティあふれる選曲も好印象。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10-12 No.4-2

2010年12月02日 19時17分56秒 | Weblog
<ACOUSENCE>
ACOCD21610 \2380
北ドイツの名門デッサウ・アンハルト・フィルによるスペイン音楽集
(1)シャブリエ:狂詩曲「スペイン」
(2)トゥーリナ(Joaquin Turina 1882-1949 スペイン):
交響詩「幻想舞曲集」 op.22
(3)ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
(4)ラヴェル:「道化師の朝の歌」
(5)ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」からダンス
(6)マルケス(Arturo Marquez 1955- メキシコ) :ダンゾン第2番
アントニー・ヘルムス指揮 Antony Hermus
デッサウ・アンハルト・フィルハーモニー管弦楽団 
Anhaltische Philharminie Dessau
2010年7月1,2日デッサウ劇場でのライヴ録音
北のバイロイトとも呼ばれるデッサウ・アンハルト劇場のオーケストラである
デッサウ・アンハルト・フィルハーモニー管弦楽団による、その豊かな音楽性
やアンサンブルの質の高さを知らしめるアルバムです。

ACOCD21710 \2380
(1)ドビュッシー:「海」-3つの交響的スケッチ
2010年2月3,4日デュイスブルグ・メルカトル・ホールでのライヴ録音
(2)ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
2009年9月9,10日デュイスブルグ・メルカトル・ホールでのライヴ録音
ジョナサン・ダーリントン指揮
デュイスブルグ・フィルハーモニカ
ACOUSENCEレーベルの主役、ダーリントン指揮のデュイスブルグ・フィルが
その実力を問う、大型作品2曲を収録した注目のアルバムです。




<TACET>
TACET 189 2枚組 \4650
ハイドン:弦楽四重奏曲集 Vol.10
ハイドン:
(1)弦楽四重奏曲第63番 ハ長調 op.64-1 Hob III-65
(2)弦楽四重奏曲第64番 ロ短調 op.64-2 Hob III-68
(3)弦楽四重奏曲第65番 変ロ長調 op.64-3 Hob III-67
(4)弦楽四重奏曲第66番 ト長調 op.64-4 Hob III-66
(5)弦楽四重奏曲第67番「ひばり」 ニ長調 op.64-5 Hob III-63
(6)弦楽四重奏曲第68番 変ホ長調 op.64-6 Hob III-64
アウリン弦楽四重奏団
2009年録音

TACET 190 2枚組 \4650
ハイドン:弦楽四重奏曲集 Vol.3
ハイドン:
(1)弦楽四重奏曲第19番 ハ長調 op.9-1 Hob III-19
(2)弦楽四重奏曲第20番 変ホ長調 op.9-2 Hob III-20
(3)弦楽四重奏曲第21番 ト長調 op.9-3 Hob III-21
(4)弦楽四重奏曲第22番 二短調 op.9-4 Hob III-22
(5)弦楽四重奏曲第23番 変ロ長調 op.9-5 Hob III-23
(6)弦楽四重奏曲第24番 イ長調 op.9-6 Hob III-24
アウリン弦楽四重奏団
2010年録音



<CARUS>
83.345 \2380
ジョスカン・デ・プレ:
モテトゥス「おお、乙女の中の乙女よ」 O virgo virginum
モテトゥス「めでたし、いとも高貴なる創造」 Ave Nobilissima creatura
モテトゥス「アヴェ・マリア」 Ave Maria
モテトゥス「御身ただひとり奇蹟をなす者」 Tu solus qui facis mirabilia
ミサ「パンジェ・リングァ」 Pange Lingua
他 全9曲
ルートヴィヒ・ベーメ指揮 Ludwig Bohme
ジョスカン・デ・プレ室内合唱団 Kammerchor Josquin des Prez
2010年9月23-24日、10月1-3日 録音
ルネサンス時代最高の作曲家の1人でフランドル学派のジョスカン・デ・プレ
(Jusquin des Prez : 1450または1455-1521)による最晩年の傑作「パンジェ・
リングァ」はグレゴリオ聖歌の「パンジェ・リングァ(いざ歌え、わが舌よ)」
の旋律に基づき、当時としては複雑な作曲技法の中からきわめて美しくこの
旋律が浮かび上がる名作です。
このアルバムではグレゴリオ聖歌の「パンジェ・リングァ」の演奏も含まれて
おり聴くものを新たな発見に導いてくれます。

83.357 \2380
W.F. バッハ:コンチェルトとトリオ集
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ Wilhelm Friedmann Bach
(1)チェンバロ協奏曲 第1番 ニ長調 BR-WFB C 9 / Fk 41
(2)トリオ・ソナタ ロ長調 BR-WFB B-Inc. 19 / Fk unsicher
(3)チェンバロ協奏曲 ト短調 BR-WFB B-Inc. 17 / Fk unsicher 
(4)トリオ・ソナタ 変ロ長調 BR-WFB B 16 / Fk 50 (オリジナル版)
アンネ・カタリーナ・シュライバー(ヴァイオリン)
Anne Katharina Schreiber
マルティナ・グラウリッヒ(ヴァイオリン) Martina Graulich
ヴェルナー・サラー(ヴィオラ) Werner Saller
Ute Petersilge (チェロ)
Sebastian Wienand (チェンバロ)
2010年8月24-27日録音
1曲目を除いて全て世界初録音です。




<ARCHIPEL>
ARPCD0510 \880
若き、ポリーニ(ピアノ) ワルシャワ・ライヴ
ショパン:
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 op,35
マズルカ 嬰ハ短調 op.50-3、ハ長調 op.33-3、嬰へ短調 op.59-3
前奏曲 ロ短調 op.28-2、嬰へ短調 op.28-8、二短調 op.28-24
練習曲 ロ短調 op.25-10、イ短調 op.25-11、ハ長調 op.10-1、
変イ長調 op.10-10
夜想曲 ハ短調 op.48-1、ポロネーズ 嬰へ短調 op.44
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
多種レーベルから発売されていた名演奏をまとめた名盤の復刻です。

ARPCD0511 \880
モーツァルト:レクイエム 二短調 K.626
レオンタイン・プライス(ソプラノ) Leontyne Price
ヒルデ・レッスル=マイダン(アルト) Hilde Rossel-Majdan
フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール) Fritz Wunderlich
ヴァルター・ベリー(バス) Walter Berry
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ウィーン・フィル、ウィーン楽友協会合唱団
1960年8月24日 ザルツブルグでのライヴ
現在、現役盤が確認できない名演奏の復刻です。

ARPCD0512 \880
マーラー:「大地の歌」
モーリン・フォレスター(アルト) Maureen Forrester
リチャード・ルイス(テノール) Richard Lewis
ブルーノ・ワルター指揮
ニューヨーク・フィル 
1960年4月16日 ニューヨーク・カーネギーホールでのでのライヴ
現在、現役盤が確認できない名演奏の復刻です。
良い音質です。

ARPCD0513 \880
(1)ベートーヴェン:ミサ ハ長調 op.86
クララ・エバース(ソプラノ) Clara Ebers
ローレ・フィッシャー(アルト) Lore Fischer
フランツ・フェーリンガー(テノール) Franz Fehringer
カール・ヴォルフラム(バス) Karl Wolfram
ケルン放送交響楽団、合唱団 1954年ケルン
ボーナス・トラック として (2)シューマン:ピアノ協奏曲 ロ短調 op.54
ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ) Walter Gieseking
ケルン放送交響楽団 1951年ケルン
以上 指揮は ギュンター・ヴァント指揮 Gunter Wand
ベートーヴェンは初出かと思われます。
すばらしい音質です。圧倒的な名演奏です。



<ANDROMEDA>
ANDRCD9064 \1050
(1)チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」から
(2)プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」から
(3)ワーグナー:歌劇「ローエングリーン」から
(4)シベリウス:歌曲「6つの歌」op.36 から「そよげ葦」「黒いばら」
(5)アルヴェーン:
歌曲「7つの詩」op.28 から「森は眠り」「君に想いこがれて」
ユッシ・ビョルリンク(テノール) Jussi Bjorling
ニルス・グレヴィリウス指揮 Nils Grevillius
エーテボリ交響楽団 Goteborg Symphony Orchestra
エーテボリ・コンサート・ホールでの1960年8月5日ライヴ
とても良い音質です。
美しい声が魅力的なビョルリンクの素晴らしいアルバムです。

ANDRCD9077 3枚組 \2180
モーツァルト:歌劇「魔笛」
ゴットローブ・フリック(ザラストロ) Gottlob Frick
フリッツ・ヴンダーリヒ(タミーノ) Fritz Wunderlich
エリカ・ケート(夜の女王) Erika Koth
リゼロッテ・フェルザー(パミーナ) Lieselotte Folser
グラツィエッラ・シュッティ(パパゲーナ) Graziella Sciutti
ヴァルター・ベリー(パパゲーノ) Walter Berry
ヨゼフ・カイルベルト指揮 Joseph Keilberth
ウィーン・フィル、ウィーン国立歌劇場合唱団
1960年8月12日ザルツブルグでのライヴ
とても良い音質です。
初出かと思われます。

ANDRCD9079 5枚組 \2780
ベートーヴェン:
(1)交響曲第1番 ハ長調 op.21   1960年6月7日
(2)交響曲第2番 ニ長調 op.36   1960年5月29日
(3)交響曲第3番 変ホ長調「英雄」 op.55   1960年5月29日
(4)交響曲第4番 変ロ長調 op.60   1960年5月31日
(5)交響曲第5番 ハ短調「運命」 op.67   1960年5月31日
(6)交響曲第6番 ヘ長調「田園」 op.68   1960年6月2日
(7)交響曲第7番 イ長調 op.92   1960年6月2日
(8)交響曲第8番 ヘ長調 op.93   1960年6月4日
(9)交響曲第9番 二短調「合唱」 op.125    1960年6月7日
(10)「エグモント」序曲 op.84    1960年5月31日
(11)バレエ音楽「プロメテウスの創造物」序曲 op.43 1960年6月2日
(12)序曲「コリオラン」 op.62 1960年6月4日
ヴィルマ・リップ(ソプラノ) Wilma Lipp
ウルズラ・ベーゼ(アルト) Ursula Boese
フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール) Fritz Wunderlich
フランツ・クラス(バス) Franz Crass
ウィーン楽友協会合唱団
フィルハーモニア管弦楽団
以上、指揮は全て オットー・クレンペラー Otto Klemperer
名盤の復刻です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10-12 No.3-1

2010年12月02日 19時14分24秒 | Weblog
<ATMA>
ACD2 2533 \1850
A.スカルラッティ(1660-1725):聖母マリアの夕べの祈り
主が私の主に言った(109詩篇)、ほめたたえよ、神のしもべたちよ(112詩篇)、
われ,喜びに満てり(121詩篇)、
主が建てたもうのでなければ(126詩篇)、
エルサレムよ、主をほめたたえよ(147詩篇)、めでたし海の星、マニフィカト
オランダ室内合唱団 ハリー・ヴァン・デル・カンプ(指)
ロベルト・フェルナンデス・デ・ラリノア(Vn)メノ・ファン・デルフト(Org)
録音:2007年6月6-8日聖アウグスティヌス教会、アムステルダム
世界初録音となるA.スカルラッティの「聖母マリアの夕べの祈り」はA.スカル
ラッティ生誕350周年を記念してリリースされました。A.スカルラッティはイ
タリア・ナポリの大家として知られていますが録音は多くなく、カンタータ、
オラトリオやモテットなどの宗教曲、器楽曲などごく一部。「聖母マリアの夕
べの祈り」といえばモンテヴェルディの傑作がありますが、A.スカルラッティ
はまとまった形では残しておらず、ヨーロッパ各地の図書館に分散していた楽
譜を収集し録音されました。そのため正確な作曲年月日はわかりませんが、
だいたい彼が43歳から60歳の間に書かれたと考えられています。5つの詩篇は、
それぞれ定旋律に基づいて構成されています。静謐な美しさ、真摯な音楽は
彼独特の旋律に満ちた、素晴らしい作品になっています。

ACD2 2528 2枚組 \3380
A.スカルラッティ:鍵盤作品集 第2集
CD1:トッカータ ニ長調、トッカータ・アペルタ イ短調、
オブリガートによるパルティータ変奏曲 ハ長調、
トッカータ イ短調、トッカータ ハ長調、トッカータ ハ長調、
トッカータ イ長調、パルティータ変奏 ハ長調
CD2:トッカータ ニ短調、トッカータ ニ長調、トッカータ ト長調、
トッカータ イ短調、トッカータ ニ短調、
トッカータ イ長調、トッカータ ト長調
アレクサンダー・ワイマン(Org)
録音:2007年4月25-27日モントリオール、カナダ
アレクサンダー・ワイマンはカナダを中心に活動する鍵盤奏者、指揮者。第1集
(ACD2.2321)に続くシリーズ。偉大なイタリアの作曲家A・スカルラッティ生誕
350周年を記念して、彼の鍵盤作品をすべて録音するというプロジェクトを続行
しています。この第2集の作品の一部は、図書館のコレクションとして眠ってお
り、これまで録音されてきませんでした。
アレクサンダー・ワイマンは鍵盤作品の中でも最も困難なプロジェクトに果敢
に挑み、真の芸術性を捉えています。

ACD2 2622 \1850
ジャコモ・カリッシミ(1605-1674):オラトリオ
「ヨナの物語」、「イェフタの物語」、「エゼキアの物語」、「ヨブの物語」
レ・ヴォワ・バロック
マシュー・ホワイト(芸術監督)、アレクサンダー・ワイマン(音楽監督)
スージー・ルブラン(S)マリア・ケオハナ(S)キャスリーン・ウェブスター(S)
ジョゼ・ラロンド(A)マシュー・ホワイト(CT)ローレンス・ウィルフォード(T)
コリン・バルザー(T)サムナー・トンプソン(Br)タイラー・ダンカン(Br)
録音:2009年1月6-8日ケベック、カナダ
ジャコモ・カリッシミはオラトリオの確立者として名高く17世紀中期にイタリ
アで活躍しています。ローマの聖アポリナリス教会の楽長として、生涯その地
位にありました。このアルバムには代表作「イェフタの物語」を含む4つの重
要なオラトリオを収録。イェフタは「旧約聖書」士師記に見える勇者の名。そ
の物語をもとに劇的な表現で作曲されています。
演奏はアレクサンダー・ワイマンが音楽監督、カウンター・テナーのマシュー
・ホワイトが芸術監督を務めるレ・ヴォワ・バロック。ソリスト陣も豪華でス
ージー・ルブラン、キャスリーン・ウェブスターなどが華を添えています。

ACD2 2656 \1850
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
ストラヴィンスキー:ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ
ガーシュイン:ピアノ協奏曲ヘ長調
イアン・パーカー(P)
ロンドン交響楽団 ミシェル・フランシス(指)
録音:2009年7月15-17日
華々しく協奏曲アルバムでデビューしたイアン・パーカーはバンクーバーのピ
アニスト一家に生まれ、ピアニストである父エドワード・パーカーの手ほどき
でピアノをはじめる。ジュリアード音楽院ではヨヘベド・カプリンスキー女史
のもと研鑽を積み、在学中カナダ芸術評議会で「最も優秀なカナダ人アーティ
スト」に選出されるなど、今カナダで注目されているピアニストです。
彼の音色は魅惑的で、音楽は非常に明晰で、広い視点で作品全体を見据え、落
ち着いた演奏を聴かせてくれます。

ACD2 2598 \1850
ヴェニスの商人
サラモーネ・ロッシ:ルッジェーロのアリアによるソナタ、
ソロモンの雅歌になぞらえて、ラ・ヴィエネによる対話風ソナタ、
バレエのアリアによるソナタ、フランスのアリアによるソナタ、
四重奏のためのソナタ、ベルガマスカによるソナタ
ジョヴァンニ・バッサーノ:8声のリチェルカータ、3声のリチェルカータ、
2声のリチェルカータ、
ディミニューション「別れの時」(チプリアーノ・デ・ローレ原曲)、
ディミニューション「陽気な羊飼い」(トーマス・クレキヨン原曲)、
ディミニューション「元気溌剌」(クレメンス・ノン・パパ原曲)、
ディミニューション「恋は憔悴なしには」(トーマス・クレキヨン原曲)
アウグスティン・バッサーノ:幻想曲第2番、パヴァンとガリアード
モントリオール・バロック エリック・ミルンズ(指)
録音:2008年6月24-26日ケベック、カナダ
モントリオール・バロック音楽祭とATMAレーベルとの共同企画アルバム「ヴェ
ニスの商人」。
イタリア・ルネサンス音楽から初期バロック音楽への過渡期に活躍した作曲家、
サラモーネ・ロッシ、ジョヴァンニ・バッサーノ、アウグスティン・バッサー
ノの作品を収録。サラモーネ・ロッシは1570年ころ学者一家に生まれ、名ヴァ
イオリニストとして名をはせ、1589年にマントヴァの宮廷楽師として任命。ユ
ダヤ教徒であり「ソロモンの雅歌になぞらえて」はユダヤ教の典礼音楽として
作曲されました。コルネットの名手として類い稀なる即興演奏をしたジョヴァ
ンニ・バッサーノは1585年から1617年に亡くなるまでヴェネツィアのサン・マ
ルコ寺院の主要な演奏者として活躍していました。即興の技法ディミニュー
ションのための手引きを残したことでも知られています。アウグスティン・
バッサーノはイギリスの宮廷の音楽家として54年間務め、ヴィオールや舞曲な
どのための作品を残しています。

ACD2 2661 \1850
デニス・プランテ:「タンゴ・ボレアル」
-バンドネオン、ギター、コントラバスのための作品集
PAMPA BLUES/ LA MUSIQUE(d'aprs Schubert)/ RONDES/JARDIN D’HIVER/
TANGO ROMANCE/PRLUDE/FLORES DE NACAR/VALSE POUR LAURA/VALLE DE LA LUNE
/ONIROS/RUE ABERDEEN/HABANERA/EL ZORZAL/EL TIGRE/DANZA/L’TOILE DU
NORD/AVE MARIA
デニス・プランテ(バンドネオン) ジャック・ダヴィッド(G) 
イアン・シンプソン(コントラバス)
録音:2010年3月25、26日
バンドネオン奏者のデニス・プランテが12年間書きためた彼自身の作品の中か
ら選び、このアルバムを録音しました。彼は1998年のアイス・ストームの影響
を受けたケベックに住んでおり、家族で地下室に避難し、幾つかの作品を作曲
しました。新しいタンゴ分野を確立すべく、ギターとコントラバスとトリオを
組み、精神的支柱に巨匠ピアソラを置き、作品を発表してきました。彼の情熱
が凝縮されたアルバムです。




<PREISER>
PRCD 90788(SACD-Hybrid) \2080
シューマン:「マンフレッド」
マルティン・シュヴァプ(語り)
ジークリット・プルンドリヒ(S) ミシェル・ブリート(Ms) 
ヨハネス・クム(T) フロリアン・ベッシュ(Br) ほか
ブルーノ・ヴァイル(指)
ニーダーイースターライヒ・トンキュンストラー管弦楽団
ウィーン・ジンクフェライン
2010年4月11日、ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)
シューマンの「マンフレッド(マンフレート)」といえば、その序曲はシューマ
ンの代表作の一つで、盛んに演奏され、録音もたくさん。ところが本来の劇音
楽の全体像となると、録音すらチラホラとしかありません。ベートーヴェンの
「エグモント」同様、序曲ばかりが有名な作品です。今回PREISER社がリリース
する録音は、ブルーノ・ヴァイルがニーダーイースターライヒ・トンキュンス
トラー管弦楽団を指揮した演奏会のライヴ録音。序曲と15の音楽、そして語り
を含めて26トラック、68分超たっぷり収録。ヴァイルの指揮は序曲から意欲に
満ち満ちたもので、バイロンの原作に触発されたシューマンの色濃いロマン
ティシズムを見事に音楽にしています。重要な役割を担う語りには、1986年
以来ブルク劇場で活躍するウィーン演劇界の重鎮、マルティン・シュヴァプ。
さらにメッゾソプラノのミシェル・ブリート、バリトンのフロリアン・ベッ
シュなど、優れたソリストが加わって充実した演奏になっています。

PRCD 90789 \2080
シューベルト:「美しき水車小屋の娘」D.795
ミヒャエル・シャーデ(T)
ルドルフ・ブーフビンダー(P)
録音:2008年8月24日、グラーフェネク
このところ日本での人気も高いテノールのミヒャエル・シャーデの新録音、
シューベルトの「美しい水車小屋の娘」です!シャーデは、元々ドイツ西部
のゲルゼンキルヒェンの出身ですが、父親の仕事の関係でカナダのトロント
に移住、ここで育ち音楽を学びました。カナダで名声を高めた後、ヨーロッ
パに戻り、ウィーンやザルツブルクを中心にドイツ語圏でモーツァルト・テ
ノールとして人気を博すようになりました。オペラだけでなくリートも得意
としており、2010年4月には、東京・春・音楽祭でリサイタルが予定されてい
たものの、体調不良で直前キャンセル、「残念」な思いをされた方も多いこ
とでしょう。
このCDに収録されているのは、ウィーンから北西50kmほどの小さな村で行わ
れる夏の音楽祭での演奏会のライヴ録音。伴奏を務めるのは、なんとウィー
ンの名ピアニスト、ルドルフ・ブーフビンダーというから驚きです。大成功
に終わった演奏会の興奮をCDでお楽しみください!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10-12 No.3-2

2010年12月02日 19時14分03秒 | Weblog
<Alba>
ABCD 298(SACD-Hybrid) \1980
フィンランドのオルガン作品
アルマス・マーサロ(1885-1960):
主題と変奏作品35(1936)、ソナタ ハ短調 作品5(1915)
ヴァイノ・ライティオ(1891-1945):
カンツォネッタ(1935)、伝説曲 作品20-1(c.1922-23)
ヨン・グランルンド(1888-1962):
パッサカリア(1915)、オルガンソナタ変ロ短調(1917/1920?)
ヴィッレ・ウルポネン(Org)
19世紀フィンランドのオルガン曲は、そのほとんどが典礼目的で作曲されまし
た。芸術作品としてのオルガン曲が書かれるようになったのは1910年代の初頭。
このアルバムでヴィッレ・ウルポネンが弾いているのは、1910年代から1940年
代に作られた、音楽史的にも価値のある作品です。主に宗教声楽曲で知られる
アルマス・マーサロの今なおフィンランドのオルガン音楽を代表すると言われ
る《主題と変奏》。「音楽は色彩」と考えたヴァイノ・ライティオの2つの小
品。ヨン・グランルンドの《パッサカリア》とオルガンソナタは、マーサロの
ソナタとともにこれが初めての録音です。

ABCD 313 \1980
変化はやってくる
ヨアヒム・ベルンハルト・ハーゲン(1720-1787)/ペトリ・クメラ編:
ロカテッリの主題による変奏曲
J・S・バッハ/ペトリ・クメラ編:
シャコンヌ(無伴奏パルティータ第2番 BWV1004)
フェルナンド・ソル:幻想曲第2番 作品7
ニコラス・モー(1835-2009):ミュージック・オブ・メモリー
ロッタ・ヴェンナコスキ(1970-):Balai(2009)
ジョン・ダウランド:別れ
ペトリ・クメラ(G)
フィンランドでもっとも多才のギタリストのひとり、ペトリ・クメラ。コンサ
ートやC・P・E・バッハのトランスクリプション集(ABCD244)で国際的にも知ら
れるようになりました。16世紀から今日まで、それぞれの世紀を代表するギタ
ーのための変奏曲を演奏するアルバム、「変化はやってくる」。ひとつの時代
から次の時代へ、さまざまに変化するスタイルと多様なハーモニーの景色。
現代の音楽に献身的に取り組むクメラがどういう世界を示してくれるのか、
興味のもたれるアルバムです。

ABCD 316(SACD-Hybrid) \1980
アルフレッド・コルデリンへのオマージュ(Hommage ? Alfred Kordelin)
テドル・デュボワ:葬送の行列
ジャン・シベリウス:フリーメーソンの儀式音楽作品113(1927年初稿)
オスカル・メリカント/オシアン・フォーストレム編:
ロマンス (ホルンとオルガンのための)
タネリ・クーシスト(1905-1988):間奏曲 作品18-1
エドゥアルド・アードルフ・トート(1839-1872):
アンダンテ・レリジョーゾ作品10(ホルンとオルガンのための)
アーレ・メリカント(1893-1958):間奏曲(初稿 1939)
ゲーオー・ヘーベア(1872-1950):アンダンテ(ホルンとオルガンのための)
ヴァイノ・ライティオ(1891-1945):間奏曲
アウグスト・シェールリング(1842-1919):
パストラーレ(ホルンとオルガンのための)
ナジ・ハキム(1955-):表現
テドル・デュボワ(1837-1924):天国にて
ヤン・レヘトラ(Org) ペトリ・コムラネン(Hrn)
録音:2010年5月17日-18日 コルデリン礼拝堂(ラウマ、フィンランド)
 [コルデリン礼拝堂(ラウマ、フィンランド)のカンガサラ・オルガン
(1921年製)]
フィンランドのオルガニスト、ヤン・レヘトラの「歴史的オルガンと作曲家」
シリーズ第3作。選ばれたオルガンは、フィンランド西海岸の町ラウマにある
アルフレッド・コルデリンの墓地礼拝堂に設置されたカンガサラ・オルガン
です。コルデリンはラウマ生まれの大実業家で慈善家。フィンランドが独立
した1917年に没しました。翌1918年、彼に遺志と遺言により基金が設立され、
科学、文学、芸術、公教育への貢献に対して奨学金と名誉賞が贈られること
になりました。奨学金の授与が始まったのは1921年。1923年には最初の名誉
賞がシベリウスに贈られました。芸術の分野ではロベルト・カヤヌス、ウーノ
・クラミをはじめとする作曲家が奨学金を与えられ、メリライネン、ラウタ
ヴァーラ、カレヴィ・アホ、パーヴォ・ヘイニネンが名誉賞を受賞してきま
した。1921年、基金はコルデリン礼拝堂を建立、堂内にカンガサラ製作の小
型オルガンが設置されました。ラウマ神学校の講師、献堂式でデュボワの
《葬送の行列》を演奏したマルッティ・ヘラは、「あらゆる点で第一級の礼
拝堂オルガンだ。おそらく、北欧の墓地礼拝堂に設置されたオルガンではこ
れに匹敵するものはないだろう」と日記に記しました。このアルバムのため
にレヘトラは、基金ゆかりの作曲家による作品とともに、この小さな楽器の
美点の活かされる曲を選びました。シベリウスの《フリーメーソンの儀式音
楽》の8曲は1927年の初稿、男声合唱をともなわない版が演奏されます。ラ
ハティ交響楽団の副首席ホルン奏者、ペトリ・コムラネンが4つの曲でレヘ
トラと共演しています。

NCD 42 \1980
スラヴォニック・トラクターの愛唱歌集
誰かがカヴァルを吹いている/ジューロが結婚する/ナイチンゲールが歌って
いる/男と出会って心変わり/お代をくれれば歌ってあげる/ポーチに座ってい
ると/月の光が庭を照らす/結婚(フリスト・トロロフ)/結婚(イヴァン・ヴァレ
フ)/酒の呪い/ビールの起源/苦痛の娘/少女が中庭を掃いている/ドラガーナと
ナイチンゲール/別れの時がきた/年老いた独り者
スラヴォニック・トラクター テュッティ・コヨラ(独唱、10弦カンテレ)
アンナ=マイヤ・イーハンデル(10弦カンテレ、ハーディガーディ) 
カイサ・ポンカ(15弦カンテレ、37弦カンテレ)
録音:2010年3月13日-14日、4月11日、5月8日-9日 
アスカイネン教会(トゥルク、フィンランド)
スラヴォニック・トラクターは女性10人のヴォーカルグループ。ブルガリアン
・ヴォイス(ブルガリア国立放送合唱団)に代表されるブルガリア伝統の女声合
唱の洗練を免れながらも美しい響きとブルガリア民謡の異例の和声に魅せられ、
2004年、フィンランドの旧都、トゥルクで結成されました。北アイルランドの
コールレイン国際合唱祭(2006年)、エストニアのパルヌ国際合唱祭(2008年)な
ど各地の国際的コンペティションに参加し、2009年のタンペレ・ヴォーカル
ミュージックフェスティヴァルでは、グランプリに次ぐ three golden stamps
を受賞しています。ブルガリア民謡とフィンランドの歌を集めたスラヴォニ
ック・トラクターの愛唱歌集。伝統の詩にリーサ・マトヴェイネンが作曲した
《苦痛の娘》は、このアルバムのための委嘱作です。





<Aurora>
ACD 5072 \2280
北海道の庭
クヌート・ヴォーゲ(1961-):管弦楽のための作品集
(1)北海道の庭(ピアノと管弦楽のための)
(2)キュークロープス(管弦楽のための)
(3)シャコンヌ(フルート、ハープと管弦楽のための)
(1)アイナル・ロッティンゲン(P) 
ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団 インガル・ベルグビ(指)
(2)ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団 アイヴィン・オードラン(指)
(3)グルー・サンヴィーク(Fl) トゥーリ・クニスキ(Hrp)
ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団 ウーレ・クリスチャン・ルード(指)
録音:(1)2005年10月 (2)2009年12月 (3)2000年10月 
グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)
エドヴァルド・グリーグとハーラル・セーヴェルーを生んだベルゲン。港町ベ
ルゲンは、首都オスロに次ぐ人口を擁し、ノルウェーの音楽文化を力強く支え
てきました。ピアニストのアイナル・ロッティンゲンも教えるベルゲン大学の
音楽学部グリーグ・アカデミー、グリーグホールを本拠とするベルゲン・フィ
ルハーモニックと現代音楽アンサンブル BIT20。5月から6月にかけて国際フェ
スティヴァルが毎年開催され、コンサートやステージアートや各国の言語で上
演されるイプセンの『ペール・ギュント』を目あてに多くの人がこの町を訪れ
ます。
ベルゲンで今、もっとも活発な活動をする作曲家のひとりがクヌート・ヴォー
ゲです。管弦楽曲、合唱曲、室内楽曲、器楽曲、オペラと幅広いジャンルを手
がけ、その作品は海外でも演奏されてきました。ベルゲン観光局が "世界遺産
都市ベルゲン" をプロモートするため2004年に制作したビデオの音楽を委嘱さ
れたのもヴォーゲです。彼の代表作のひとつ、オスロの現代音楽祭で上演され
たオペラ《誰かが来るだろう》(ACD5043)につづく、ノルウェー作曲家協会の
レーベル Aurora のアルバム。「ひとつの木が姿を消したと思うとすぐに新し
い木が視界に入ってくる」。東京から札幌に行く列車の旅からアイデアを得て、
「絶えず変化していながら、何も変化していない」ことを表現した、ピアノと
管弦楽のための《北海道の庭》。一つ目の巨人の登場するギリシャ神話の世界
をイメージし、「聴き手を混沌と凝集の綱引きに巻き込む」《キュークロープ
ス》。フルートとハープのソロが加わり、各セクションの対話が展開する変奏
曲《シャコンヌ》。ノルウェー音楽の最前線にいるヴォーゲにロッティンゲン、
ベルゲン・フィルハーモニック、トロンハイム交響楽団、サンヴィーク、クニ
スキが委嘱した作品がベルゲン・フィルハーモニックの演奏で収録されました。




<LSO Live>
LSO 0537(SACD-Hybrid) \2180
シベリウス:交響曲第5番変ホ長調op.82
録音:2003年12月10 & 11日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
シベリウス:交響曲第6番ニ短調op.104
録音:2002年9月28 & 29日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ジョナサン・ストークス(第5番)&トニー・フォークナー(第6番)
LSO Live屈指の人気を誇る巨匠デイヴィスによるシベリウスの交響曲シリーズ。
2003年収録の第3番と第7番のリリースよりスタートし、2008年におこなわれた
第4番の収録をもって、すでに全集の完成をみていますが、ファンの方々から
の熱いご要望にお応えして、ここに第5番と第6番がSACDハイブリッド盤でのリ
リースの運びとなりました。
第2弾としてリリースされたこのカップリング、第5番は2003年12月10、11日、
第6番は2002年9月28、29日、いずれもロンドンのバービカン・センターにお
けるライヴで、順にジョナサン・ストークス、トニー・フォークナーと、名う
てのエンジニアが収録にあたっています。もともと、この2曲もオリジナル・
マスターはほかの交響曲と同じくDSDフォーマットで収録されているため、そ
の点でもSACDによるリリースは意義と必然性のあるものとなっており、これに
て正真正銘、シリーズは真の完結を迎えたといえるでしょう。
★LSO.0037は廃盤となります。




<harmonia mundi>
HMC 902063 \2450
シューベルト:歌曲集
(1)夜と夢 D827 (2)盲目の少年 D833 (3)あこがれ D637 
(4)墓堀人の歌 D869 (5)私はすべての安らぎを奪われて D876 
(6)老年の歌 D778 (7)墓掘り人の郷愁 D842 (8)月に寄す D193 
(9)5月の夜 D194 (10)シルヴィアに D891 (11)セレナード D889 
(12)羊飼と騎馬の人 D517 (13)夏の夜 D289 (14)収穫の歌 D434 
(15)秋の歌 D502 (16)愛らしい星 D861 (17)恋人に D303
マティアス・ゲルネ(バリトン)
アレクサンダー・シュマルツ(ピアノ)
録音:2008年9月
知的なバリトン、ゲルネ待望のシューベルト新譜。ヴィブラートは控えめなが
らも振幅に富んだよく響いた声で、冒頭の「夜と夢」から魅了されます。ビロ
ードのようにつややかな声で、静かに静かにシューベルトが描いた世界を私た
ちの目の前に立ち昇らせてくれます。言葉の一つ一つに明確なイメージを感じ
させる歌唱は、さすがとしか言いようがありません。シューマン音楽大学で教
鞭をとる傍ら、世界各地でマスタークラスを開講する、シューベルトなどのリ
ートを伴奏させたら世界一のシュマルツのピアノが、ゲルネにぴたっと寄り添
い、ゲルネが語るイメージに豊かな背景を添えます。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする