<Chandos>
CHAN 10456 \2180
G・マーラー:交響曲第10番嬰ヘ短調(クック版第3稿第2版)
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、BBCフィルハーモニック
シャンドスの看板を背負うノセダ&BBCフィルハーモニックによる最新録音は
マーラー、しかもクック版にゴルトシュミットとマシューズ兄弟が改定を加え
た「クック版第3稿第2版」を用いた交響曲第10番全曲!
去る8月-9月に開催された2007年のBBCプロムスでノセダ&BBCフィルはマーラ
ーの交響曲第10番を取り上げて大喝采を浴びているという実績があるだけに、
セッション録音による今回のリリースには否が応でも期待させられてしまう。
またマーラーの交響曲でも第1番-第9番、大地の歌ではなく、敢えて交響曲第
10番の全曲を初のマーラー録音に選んできたあたりもノセダ、そしてシャンド
スらしい粋な選曲と言える。
CHSA 5058(SACD-Hybrid) 2枚組 \5700
ジョン・フォウルズ(1880-1939):ワールド・レクイエム(世界初録音)
ジャンヌ=ミシェル・シャルボネ(ソプラノ)、
キャサリン・ウィン=ロジャース(メゾソプラノ)、
スチュアート・スケルトン(テノール)、
ジェラルド・フィンリー(バリトン)、
レオン・ボットスタイン(指揮)、
トリニティ少年合唱団、チャーチ・エンド祝祭合唱団、
フィルハーモニア合唱団、BBC交響楽団&合唱団
近年その作品のリリースなどが進み、再評価の気運が高まっている後期ロマン
派のイギリスの作曲家ジョン・フォウルズが遺した最大規模の作品「ワールド
・レクイエム」が遂にシャンドスから登場!!
ホルストやヴォーン=ウィリアムズの同世代としてイギリスに生まれながら
も、東洋の音楽や文化、特にインドの音楽に強く魅了され、自らの作品にも
そのエッセンスを取り入れるなどしたジョン・フォウルズは、旅先のカルカッ
タでコレラに倒れ1939年に同地で没した異色の作曲家である。
この作品は第1次世界大戦で命を落とした戦没者に対する鎮魂歌として作曲さ
れた大規模な作品であり、1923年から1926年の4年にわたって毎年ロイヤル・
アルバート・ホールで演奏され多くの聴衆を集めたフォウルズの代表作として
知られている。
長らく演奏機会に恵まれなかったフォウルズの「ワールド・レクイエム」の
蘇演でタクトを執ったのは、アメリカの指揮者であり音楽学者、研究者として
も高名なレオン・ボットスタイン。ボットスタインの研究と検証の成果、そし
て演奏者陣の熱意によって幻の大作がここに復活する!
CHAN 10449 3枚組 \4360
A・ドヴォルザーク:歌劇《ルサルカ》
シェリル・バーカー(ソプラノ)、ロサリオ・ラ・スピナ(テノール)、
ブルース・マーティン(バリトン)、エリザベス・ホワイトハウス(ソプラノ)、
アン=マリー・オーウェンス(メゾソプラノ)、サラ・クレイン(ソプラノ)、
タリン・フィビック(ソプラノ)、ドミニカ・マシューズ(メゾソプラノ)、
バリー・ライアン(バリトン)、シアン・ペンドリー(ソプラノ)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、
オペラ・オーストラリア管弦楽団&合唱団
その功績が認められ大英帝国上級勲爵士(CBE)に叙せられるなど、世界最強の
イギリス音楽の伝道師として数多くの知られざる名曲を世に送り出してきたリ
チャード・ヒコックス。
イギリス音楽のスペシャリストとしてだけでなく、合唱指揮者、宗教音楽の
指揮者などの多彩な才能を持ったヒコックスのオペラ指揮者としての録音第2
弾はドヴォルザークの「ルサルカ」。
地元オーストラリアの世界的ソプラノ奏者シェリル・バーカーがタイトル・ロ
ールを歌ったこの「ルサルカ」は、現在ヒコックスが音楽監督を務めているオ
ペラ・オーストラリア(オーストラリア歌劇場)とのコンビで2007年3月にシド
ニーのオペラ・ハウスで行われた公演のライヴ録音である。
シェリル・バーカーの演じたルサルカ、ヒコックスとオペラ・オーストラリア
の熱演は、オーストラリアン誌、キャンベラ・レビュー誌、シドニー・モーニ
ング・ヘラルド誌など各メディアから絶賛されており、特にヒコックス・ファ
ン、オペラ・ファンにとって注目のリリースとなるだろう!2007年3月のライ
ヴ録音。
CHAN 10447 \2180
G・フォーレ:
チェロ・ソナタ第1番ニ短調Op.109/同第2番ト短調Op.117/
ピアノ三重奏曲ニ短調Op.120/夜想曲第13番ロ短調Op.119
キャスリン・ストット(ピアノ)、クリスティアン・ポルテラ(チェロ)、
プリヤ・ミッチェル(ヴァイオリン)
極度の難聴と聴覚障害に悩まされていた晩年のフォーレが苦しみながらも生み
出した室内楽作品を、今を輝く3人のアーティストたちがシャンドスに録音!
とても広く深い内面と美しさを兼ね備えた晩年の室内楽作品は、友人のダン
ディからも称賛の声が届けられた「チェロ・ソナタ第2番」など円熟の時期を
迎えたフォーレの卓越した作曲技法を証明する傑作群である。ちなみにチェロ
・ソナタは2曲とも名匠コルトーによって初演が行われている。
重要な役割を担うピアノ・パートを弾くのは、シャンドスからリリースされ
た「カバレフスキーのピアノ協奏曲集」や「スメタナのピアノ作品集」など
で充実の演奏を披露するなど、大きな期待を寄せられているイギリスの女流奏
者キャスリン・ストット。
チュマチェンコ、ペルガメンシコフ、シフから薫陶を受け、一躍スターダムへ
と急浮上してきたスイス期待の天才チェロ奏者ポルテラ、イギリスのBBCニュ
ー・ジェネレーション・アーティストに選出され、飛ぶ鳥を落とす勢いで活
躍中のミッチェルはこのフォーレがシャンドス・デビューとなる。
CHAN 0748 \2180
H・I・V・ビーバー:
食卓の音楽
ヴァイオリン、ヴィオローネとチェンバロのためのソナタ イ長調
パーセル・クヮルテット、ジェーン・ロジャース(ヴィオラ)
1644年にボヘミアのヴァルテンベルクで生を受け、17世紀を代表するヴァイオ
リン奏者、作曲家として現在までその名を語り継がれるビーバー。
代表作「ロザリオのソナタ」などヴァイオリン作品以外の録音は意外と少な
く、この室内楽作品集も重要な録音として重宝されるだろう。
1680年に作曲された6つのパルティータから成る「食卓の音楽」は、ビーバー
の才能を認めていたザルツブルク大司教マックス・ガンドルフに捧げられた作
品である。
1983年の創設以来、20年以上にわたってバロック音楽のスペシャリスト集団と
してトップの地位を築いているパーセル・クヮルテット。これまでシャンドス
に40枚を超える録音を行っており、演奏面と歴史的価値の両面で熱い支持を受
け続けている。
<Nimbus>(NimbusはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります)
NI 5808 \2080
シュレーカーとその弟子たち ――
フランツ・シュレーカー(1878-1934):間奏曲、スケルツォ
ユリウス・ビュルガー(1897-1995):バリトンと管弦楽のための《2つの歌曲》
エルンスト・クルシェネク(1900-1991):交響曲第1番Op.7
ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)、
ジョン・アクセルロッド(指揮)、ルツェルン交響楽団
来る2008年6月から7月にかけて初となる来日公演が予定されているスイスの名
門オーケストラ、ルツェルン交響楽団のリリース第2弾。
ウィーン音大卒業直後に作曲されたシュレーカーの間奏曲とスケルツォは、と
ても22歳の時の作品とは思えないほどの完成度。またクルシェネクの初期の力
作「交響曲第1番」も緩と急、動と静の対比が見事であり、ルツェルン響の好
演が光る。そしてビュルガーの「2つの歌曲」には、世界的リート奏者として
名高いディートリヒ・ヘンシェルがソリストとして登場!
ヘンシェルの歌声はもちろんのこと、バーンスタイン、エッシェンバッハ、
ムーシンから教えを授かったアクセルロッドの高い統率力がルツェルン響の
実力を十二分に引き出すことに成功しており、演奏の充実度はかなり高い。
2006年7月4日-5日の録音。
NI 5811 \2080
スペインの印象-ポール・コールズの音楽 ――
ポール・コールズ(1952-):
スペインの印象/2つの子守歌/主題、即興と終結/ハバネラ/幻想曲第1番
/マズルカ第1番/ワルツ第1番/放浪する騎士の物語
クレイグ・オグデン(ギター)
シャンドスからリリースされている吉松隆のギター協奏曲「天馬効果」、ロド
リーゴの「アランフェス協奏曲」の名演で一気に世界的ギタリストとしての評
価を確立したオーストラリア出身のクレイグ・オグデン。
久々のリリースとなるニンバスからの新録音は、ウェールズのペンブローク
シャー生まれのコンポーザー・ギタリスト、ポール・コールズの作品集。
情熱と哀愁を持ち合わせた「スペインの印象」、ドン・キホーテの物語を題材
とした「放浪する騎士の物語」などスペインのテイストを醸しだしている収録
作品は、名手オグデンの実力に相応しい魅力的なものばかり。ギター・ファン
&関係者は要チェック。
2006年2月20日-21日、10月30日、2007年5月4日の録音。
NI 5812 \2080
W・A・モーツァルト:セレナード第12番ハ短調K.388《ナハトムジーク》
L・ヤナーチェク:管楽六重奏のための組曲《青春》
ヴェルナー・ピルヒナー(1940-2001):
木管五重奏のための弦楽四重奏曲PWV.15
クインテット・ウィーン、ラインホルト・ブルンナー(バス・クラリネット)
クインテット・ウィーンは、1994年にウィーン・フォルクスオーパー響のフル
ート奏者ハンスゲオルク・シュマイザーによって結成されたウィーンの木管五
重奏団。
このアンサンブルにはシュマイザーだけでなく、ウィーン・フィルのオーボエ
奏者ハラルト・ヘルトやオーストリア・ハンガリー・ハイドン・フィルのホル
ン奏者マルティン・ブランベックなどウィーンの超一流奏者たちが名を連ねて
いる強力アンサンブルなのである。
モーツァルトの名曲とヤナーチェクにオーストリアの個性派作曲家ピルヒナー
の珍曲を加えるなど、実力だけでなくプログラミングも一級品!
2006年5月29日-6月1日の録音。
NI 5813/14 2枚組 \3180
エンゲル・ロンの伝承曲集(全49曲)
ノルベルト・マイン(ディレクター)、リーダー・シアター・ロンドン、
オウリ・ブロンクティ(ピアノ)、ジェームス・サウスオール(ピアノ)、
キャスリン・スタロック(ピアノ)
1902年にレイキャヴィクで生まれたデンマークのソプラノ奏者エンゲル・ロン
が、伴奏者のフェルディナンド・ラウターと共に歌い続けた世界各地の伝承曲
を集めたコレクション。
1936年にオックスフォードの出版社から初めて出版されたこのコレクションに
は、ロンの生まれ故郷であるアイスランドを含めた北欧、東西のヨーロッパ、
そしてアメリカなど14カ国49曲の伝承曲が収められており、これだけまとまっ
た形での録音は初となる。
(収録曲詳細はこちらのURLをご参照下さい。
http://www.wyastone.co.uk/nrl/main/5813b.html)
NI 5809 \2080
ルクサンドラ・ドノーセ、ブレタンを歌う
ニコラエ・ブレタン(1887-1968):歌曲集 ――
Si Daca Ramuri Bat In Geam/Cucule, De Ce Nu Vii?/Rea De Plata/Nu
Te-Ai Priceput!/In Parcul Luxemburg/他 全17曲
ルクサンドラ・ドノーセ(メゾソプラノ)、ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
ニンバスが積極的にその作品のレコーディングを行い世界に向けて発信してき
たニコラエ・ブレタンは、ハンガリーで生まれルーマニアで没した20世紀の作
曲家。
バリトンのルドヴィク・コンヤが歌った1970年代の録音以来となる歌曲集を歌
うのは、ウィーン国立歌劇場など世界のトップシーンで活躍するルクサンドラ
・ドノーセ。名手ジュリアス・ドレイクのピアノ伴奏がドノーセの歌声をさら
に引き立てている。2005年7月6日-7日の録音。
NI 5810 \2080
アレクサンドル・アガーケ、ブレタンを歌う
ニコラエ・ブレタン(1887-1968):歌曲集 ――
Padurea/Septembrie Cu Roze/Prea Sus Ati Fost!/Liniste/Cucule,
De Ce Nu Vii?/Casa Noastra/他 全24曲
アレクサンドル・アガーケ(バリトン)、
マルティン・ベルコフスキー(ピアノ)
ドノーセの歌うブレタンと同時にリリースとなるのが、ドノセーと同じくルー
マニア生まれのベテランバリトン奏者アレクサンドル・アガーケによる歌曲
集。アカーゲは、ウィーン国立歌劇場やミラノ・スカラ座、メトロポリタン
歌劇場などの主要な歌劇場だけでなく、ここ日本の新国立歌劇場での公演に
も出演するなど世界各地でその歌声を響かせている。
2005年11月8日-9日の録音。
<Quartz>(QuartzはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります)
QTZ 2057 \2180
S・バーバー:チェロ・ソナタOp.6
E・グリーグ:チェロ・ソナタ イ短調Op.36
B・マルティヌー:スロヴァキアの主題による変奏曲
クリスティーヌ・ブラウマネ(チェロ)、ヤコブ・カツネルソン(ピアノ)
バルト海の小国ラトヴィアの首都リガで音楽一家に生まれたクリスティーヌ・
ブラウマネ。22歳という若さでアムステルダム・シンフォニエッタの主席チェ
ロ奏者に就任。カメラータ・バルティカではゲスト・リーダーを務めるなど今
が旬の女流チェリストである。
バーバー、グリーグ、マルティヌーという意欲十分のプログラムも大器の証明
と言えるだろう。今後が楽しみなアーティストである。
2007年3月19日-21日の録音。
<Amon Ra>(Amon RaはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります)
CD-SAR 47 \2180
A・ヴィヴァルディ:室内協奏曲集 ――
協奏曲ヘ長調RV.100/同ニ短調RV.96/トリオ・ソナタ ニ長調RV.84/
同ハ長調RV.83/協奏曲ト短調RV.106/同ニ長調RV.91
ヌーヴォー・クヮルテット、アンドリュー・ワッツ(ファゴット)
ヌーヴォー・クヮルテットは、イギリスの鍵盤奏者ポール・ニコルソンが中核
を担うフルート、ヴァイオリン、 チェロ、チェンバロによるピリオド・アン
サンブル。
ピリオド楽器で奏でるバロック音楽と古典派音楽の演奏には内外から好評価を
受けており、ヴィヴァルディの室内協奏曲はそのスタイルに合致している。
1990年3月の録音。
CD-SAR 8 \2180
M・クレメンティ:
ピアノ・ソナタ ト短調Op.50-3《見捨てられたディドーネ》
12のモンフェリーナOp.49
リチャード・バーネット(ピアノフォルテ)
イギリスのケントにある「フィンチコックス古楽器博物館コレクション」所蔵
のクレメンティ製ピアノフォルテ(1822)を用いて、クレメンティの作品を演奏
した興味深い作品集。
このシリーズでお馴染みの鍵盤奏者バーネットが取り上げたクレメンティの作
品は、使用楽器の製作年から僅か1年前に出版された2作品。作曲者が意図した
形に極めて近い演奏が聴ける貴重なタイトルである。1982年11月の録音。
CD-SAR 70 \2180
フルート音楽の至宝 ――
J・S・バッハ:ソナタ ハ長調BWV.1033
F・シューベルト:ワルツ
A・ヴィヴァルディ:協奏曲ニ長調
C・M・V・ウェーバー:フルート三重奏曲ト短調Op.63より
T・アーン:トリオ・ソナタ ト長調Op.3-2より
G・F・ヘンデル:ソナタOp.5より
E・ケーラー:花のワルツOp.87
F・ベンダ:協奏曲ト長調より
J・ハイドン:三重奏曲第1番より
G・P・テレマン:ソナタ第2番ト短調より
M・コレット:ソナタ ニ長調Op.14-2
W・A・モーツァルト:恋とはどんなものかしら
C・P・E・バッハ:三重奏曲ト長調H.568
M・ジュリアーニ:グランド・デュオ・コンチェルタンテOp.52より
リザ・ベズノシウク(バロック・フルート)、
ナイジェル・ノース(リュート)、
スティーヴン・プレストン(バロック・フルート)、
ヌーヴォー・クヮルテット、他
アモン・ラ(Amon Ra)やピリオド楽器の演奏への入門編としても最適な「音楽
の至宝」シリーズのバロック・フルート版。
ベズノシウクやプレストン、ノース、バーネットなどの名手たちによる演奏
をふんだんに収めたバロック・フルートづくしのコンピレーション・アルバ
ムとなっている。1983年-1992年の録音。
CHAN 10456 \2180
G・マーラー:交響曲第10番嬰ヘ短調(クック版第3稿第2版)
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、BBCフィルハーモニック
シャンドスの看板を背負うノセダ&BBCフィルハーモニックによる最新録音は
マーラー、しかもクック版にゴルトシュミットとマシューズ兄弟が改定を加え
た「クック版第3稿第2版」を用いた交響曲第10番全曲!
去る8月-9月に開催された2007年のBBCプロムスでノセダ&BBCフィルはマーラ
ーの交響曲第10番を取り上げて大喝采を浴びているという実績があるだけに、
セッション録音による今回のリリースには否が応でも期待させられてしまう。
またマーラーの交響曲でも第1番-第9番、大地の歌ではなく、敢えて交響曲第
10番の全曲を初のマーラー録音に選んできたあたりもノセダ、そしてシャンド
スらしい粋な選曲と言える。
CHSA 5058(SACD-Hybrid) 2枚組 \5700
ジョン・フォウルズ(1880-1939):ワールド・レクイエム(世界初録音)
ジャンヌ=ミシェル・シャルボネ(ソプラノ)、
キャサリン・ウィン=ロジャース(メゾソプラノ)、
スチュアート・スケルトン(テノール)、
ジェラルド・フィンリー(バリトン)、
レオン・ボットスタイン(指揮)、
トリニティ少年合唱団、チャーチ・エンド祝祭合唱団、
フィルハーモニア合唱団、BBC交響楽団&合唱団
近年その作品のリリースなどが進み、再評価の気運が高まっている後期ロマン
派のイギリスの作曲家ジョン・フォウルズが遺した最大規模の作品「ワールド
・レクイエム」が遂にシャンドスから登場!!
ホルストやヴォーン=ウィリアムズの同世代としてイギリスに生まれながら
も、東洋の音楽や文化、特にインドの音楽に強く魅了され、自らの作品にも
そのエッセンスを取り入れるなどしたジョン・フォウルズは、旅先のカルカッ
タでコレラに倒れ1939年に同地で没した異色の作曲家である。
この作品は第1次世界大戦で命を落とした戦没者に対する鎮魂歌として作曲さ
れた大規模な作品であり、1923年から1926年の4年にわたって毎年ロイヤル・
アルバート・ホールで演奏され多くの聴衆を集めたフォウルズの代表作として
知られている。
長らく演奏機会に恵まれなかったフォウルズの「ワールド・レクイエム」の
蘇演でタクトを執ったのは、アメリカの指揮者であり音楽学者、研究者として
も高名なレオン・ボットスタイン。ボットスタインの研究と検証の成果、そし
て演奏者陣の熱意によって幻の大作がここに復活する!
CHAN 10449 3枚組 \4360
A・ドヴォルザーク:歌劇《ルサルカ》
シェリル・バーカー(ソプラノ)、ロサリオ・ラ・スピナ(テノール)、
ブルース・マーティン(バリトン)、エリザベス・ホワイトハウス(ソプラノ)、
アン=マリー・オーウェンス(メゾソプラノ)、サラ・クレイン(ソプラノ)、
タリン・フィビック(ソプラノ)、ドミニカ・マシューズ(メゾソプラノ)、
バリー・ライアン(バリトン)、シアン・ペンドリー(ソプラノ)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、
オペラ・オーストラリア管弦楽団&合唱団
その功績が認められ大英帝国上級勲爵士(CBE)に叙せられるなど、世界最強の
イギリス音楽の伝道師として数多くの知られざる名曲を世に送り出してきたリ
チャード・ヒコックス。
イギリス音楽のスペシャリストとしてだけでなく、合唱指揮者、宗教音楽の
指揮者などの多彩な才能を持ったヒコックスのオペラ指揮者としての録音第2
弾はドヴォルザークの「ルサルカ」。
地元オーストラリアの世界的ソプラノ奏者シェリル・バーカーがタイトル・ロ
ールを歌ったこの「ルサルカ」は、現在ヒコックスが音楽監督を務めているオ
ペラ・オーストラリア(オーストラリア歌劇場)とのコンビで2007年3月にシド
ニーのオペラ・ハウスで行われた公演のライヴ録音である。
シェリル・バーカーの演じたルサルカ、ヒコックスとオペラ・オーストラリア
の熱演は、オーストラリアン誌、キャンベラ・レビュー誌、シドニー・モーニ
ング・ヘラルド誌など各メディアから絶賛されており、特にヒコックス・ファ
ン、オペラ・ファンにとって注目のリリースとなるだろう!2007年3月のライ
ヴ録音。
CHAN 10447 \2180
G・フォーレ:
チェロ・ソナタ第1番ニ短調Op.109/同第2番ト短調Op.117/
ピアノ三重奏曲ニ短調Op.120/夜想曲第13番ロ短調Op.119
キャスリン・ストット(ピアノ)、クリスティアン・ポルテラ(チェロ)、
プリヤ・ミッチェル(ヴァイオリン)
極度の難聴と聴覚障害に悩まされていた晩年のフォーレが苦しみながらも生み
出した室内楽作品を、今を輝く3人のアーティストたちがシャンドスに録音!
とても広く深い内面と美しさを兼ね備えた晩年の室内楽作品は、友人のダン
ディからも称賛の声が届けられた「チェロ・ソナタ第2番」など円熟の時期を
迎えたフォーレの卓越した作曲技法を証明する傑作群である。ちなみにチェロ
・ソナタは2曲とも名匠コルトーによって初演が行われている。
重要な役割を担うピアノ・パートを弾くのは、シャンドスからリリースされ
た「カバレフスキーのピアノ協奏曲集」や「スメタナのピアノ作品集」など
で充実の演奏を披露するなど、大きな期待を寄せられているイギリスの女流奏
者キャスリン・ストット。
チュマチェンコ、ペルガメンシコフ、シフから薫陶を受け、一躍スターダムへ
と急浮上してきたスイス期待の天才チェロ奏者ポルテラ、イギリスのBBCニュ
ー・ジェネレーション・アーティストに選出され、飛ぶ鳥を落とす勢いで活
躍中のミッチェルはこのフォーレがシャンドス・デビューとなる。
CHAN 0748 \2180
H・I・V・ビーバー:
食卓の音楽
ヴァイオリン、ヴィオローネとチェンバロのためのソナタ イ長調
パーセル・クヮルテット、ジェーン・ロジャース(ヴィオラ)
1644年にボヘミアのヴァルテンベルクで生を受け、17世紀を代表するヴァイオ
リン奏者、作曲家として現在までその名を語り継がれるビーバー。
代表作「ロザリオのソナタ」などヴァイオリン作品以外の録音は意外と少な
く、この室内楽作品集も重要な録音として重宝されるだろう。
1680年に作曲された6つのパルティータから成る「食卓の音楽」は、ビーバー
の才能を認めていたザルツブルク大司教マックス・ガンドルフに捧げられた作
品である。
1983年の創設以来、20年以上にわたってバロック音楽のスペシャリスト集団と
してトップの地位を築いているパーセル・クヮルテット。これまでシャンドス
に40枚を超える録音を行っており、演奏面と歴史的価値の両面で熱い支持を受
け続けている。
<Nimbus>(NimbusはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります)
NI 5808 \2080
シュレーカーとその弟子たち ――
フランツ・シュレーカー(1878-1934):間奏曲、スケルツォ
ユリウス・ビュルガー(1897-1995):バリトンと管弦楽のための《2つの歌曲》
エルンスト・クルシェネク(1900-1991):交響曲第1番Op.7
ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)、
ジョン・アクセルロッド(指揮)、ルツェルン交響楽団
来る2008年6月から7月にかけて初となる来日公演が予定されているスイスの名
門オーケストラ、ルツェルン交響楽団のリリース第2弾。
ウィーン音大卒業直後に作曲されたシュレーカーの間奏曲とスケルツォは、と
ても22歳の時の作品とは思えないほどの完成度。またクルシェネクの初期の力
作「交響曲第1番」も緩と急、動と静の対比が見事であり、ルツェルン響の好
演が光る。そしてビュルガーの「2つの歌曲」には、世界的リート奏者として
名高いディートリヒ・ヘンシェルがソリストとして登場!
ヘンシェルの歌声はもちろんのこと、バーンスタイン、エッシェンバッハ、
ムーシンから教えを授かったアクセルロッドの高い統率力がルツェルン響の
実力を十二分に引き出すことに成功しており、演奏の充実度はかなり高い。
2006年7月4日-5日の録音。
NI 5811 \2080
スペインの印象-ポール・コールズの音楽 ――
ポール・コールズ(1952-):
スペインの印象/2つの子守歌/主題、即興と終結/ハバネラ/幻想曲第1番
/マズルカ第1番/ワルツ第1番/放浪する騎士の物語
クレイグ・オグデン(ギター)
シャンドスからリリースされている吉松隆のギター協奏曲「天馬効果」、ロド
リーゴの「アランフェス協奏曲」の名演で一気に世界的ギタリストとしての評
価を確立したオーストラリア出身のクレイグ・オグデン。
久々のリリースとなるニンバスからの新録音は、ウェールズのペンブローク
シャー生まれのコンポーザー・ギタリスト、ポール・コールズの作品集。
情熱と哀愁を持ち合わせた「スペインの印象」、ドン・キホーテの物語を題材
とした「放浪する騎士の物語」などスペインのテイストを醸しだしている収録
作品は、名手オグデンの実力に相応しい魅力的なものばかり。ギター・ファン
&関係者は要チェック。
2006年2月20日-21日、10月30日、2007年5月4日の録音。
NI 5812 \2080
W・A・モーツァルト:セレナード第12番ハ短調K.388《ナハトムジーク》
L・ヤナーチェク:管楽六重奏のための組曲《青春》
ヴェルナー・ピルヒナー(1940-2001):
木管五重奏のための弦楽四重奏曲PWV.15
クインテット・ウィーン、ラインホルト・ブルンナー(バス・クラリネット)
クインテット・ウィーンは、1994年にウィーン・フォルクスオーパー響のフル
ート奏者ハンスゲオルク・シュマイザーによって結成されたウィーンの木管五
重奏団。
このアンサンブルにはシュマイザーだけでなく、ウィーン・フィルのオーボエ
奏者ハラルト・ヘルトやオーストリア・ハンガリー・ハイドン・フィルのホル
ン奏者マルティン・ブランベックなどウィーンの超一流奏者たちが名を連ねて
いる強力アンサンブルなのである。
モーツァルトの名曲とヤナーチェクにオーストリアの個性派作曲家ピルヒナー
の珍曲を加えるなど、実力だけでなくプログラミングも一級品!
2006年5月29日-6月1日の録音。
NI 5813/14 2枚組 \3180
エンゲル・ロンの伝承曲集(全49曲)
ノルベルト・マイン(ディレクター)、リーダー・シアター・ロンドン、
オウリ・ブロンクティ(ピアノ)、ジェームス・サウスオール(ピアノ)、
キャスリン・スタロック(ピアノ)
1902年にレイキャヴィクで生まれたデンマークのソプラノ奏者エンゲル・ロン
が、伴奏者のフェルディナンド・ラウターと共に歌い続けた世界各地の伝承曲
を集めたコレクション。
1936年にオックスフォードの出版社から初めて出版されたこのコレクションに
は、ロンの生まれ故郷であるアイスランドを含めた北欧、東西のヨーロッパ、
そしてアメリカなど14カ国49曲の伝承曲が収められており、これだけまとまっ
た形での録音は初となる。
(収録曲詳細はこちらのURLをご参照下さい。
http://www.wyastone.co.uk/nrl/main/5813b.html)
NI 5809 \2080
ルクサンドラ・ドノーセ、ブレタンを歌う
ニコラエ・ブレタン(1887-1968):歌曲集 ――
Si Daca Ramuri Bat In Geam/Cucule, De Ce Nu Vii?/Rea De Plata/Nu
Te-Ai Priceput!/In Parcul Luxemburg/他 全17曲
ルクサンドラ・ドノーセ(メゾソプラノ)、ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
ニンバスが積極的にその作品のレコーディングを行い世界に向けて発信してき
たニコラエ・ブレタンは、ハンガリーで生まれルーマニアで没した20世紀の作
曲家。
バリトンのルドヴィク・コンヤが歌った1970年代の録音以来となる歌曲集を歌
うのは、ウィーン国立歌劇場など世界のトップシーンで活躍するルクサンドラ
・ドノーセ。名手ジュリアス・ドレイクのピアノ伴奏がドノーセの歌声をさら
に引き立てている。2005年7月6日-7日の録音。
NI 5810 \2080
アレクサンドル・アガーケ、ブレタンを歌う
ニコラエ・ブレタン(1887-1968):歌曲集 ――
Padurea/Septembrie Cu Roze/Prea Sus Ati Fost!/Liniste/Cucule,
De Ce Nu Vii?/Casa Noastra/他 全24曲
アレクサンドル・アガーケ(バリトン)、
マルティン・ベルコフスキー(ピアノ)
ドノーセの歌うブレタンと同時にリリースとなるのが、ドノセーと同じくルー
マニア生まれのベテランバリトン奏者アレクサンドル・アガーケによる歌曲
集。アカーゲは、ウィーン国立歌劇場やミラノ・スカラ座、メトロポリタン
歌劇場などの主要な歌劇場だけでなく、ここ日本の新国立歌劇場での公演に
も出演するなど世界各地でその歌声を響かせている。
2005年11月8日-9日の録音。
<Quartz>(QuartzはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります)
QTZ 2057 \2180
S・バーバー:チェロ・ソナタOp.6
E・グリーグ:チェロ・ソナタ イ短調Op.36
B・マルティヌー:スロヴァキアの主題による変奏曲
クリスティーヌ・ブラウマネ(チェロ)、ヤコブ・カツネルソン(ピアノ)
バルト海の小国ラトヴィアの首都リガで音楽一家に生まれたクリスティーヌ・
ブラウマネ。22歳という若さでアムステルダム・シンフォニエッタの主席チェ
ロ奏者に就任。カメラータ・バルティカではゲスト・リーダーを務めるなど今
が旬の女流チェリストである。
バーバー、グリーグ、マルティヌーという意欲十分のプログラムも大器の証明
と言えるだろう。今後が楽しみなアーティストである。
2007年3月19日-21日の録音。
<Amon Ra>(Amon RaはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります)
CD-SAR 47 \2180
A・ヴィヴァルディ:室内協奏曲集 ――
協奏曲ヘ長調RV.100/同ニ短調RV.96/トリオ・ソナタ ニ長調RV.84/
同ハ長調RV.83/協奏曲ト短調RV.106/同ニ長調RV.91
ヌーヴォー・クヮルテット、アンドリュー・ワッツ(ファゴット)
ヌーヴォー・クヮルテットは、イギリスの鍵盤奏者ポール・ニコルソンが中核
を担うフルート、ヴァイオリン、 チェロ、チェンバロによるピリオド・アン
サンブル。
ピリオド楽器で奏でるバロック音楽と古典派音楽の演奏には内外から好評価を
受けており、ヴィヴァルディの室内協奏曲はそのスタイルに合致している。
1990年3月の録音。
CD-SAR 8 \2180
M・クレメンティ:
ピアノ・ソナタ ト短調Op.50-3《見捨てられたディドーネ》
12のモンフェリーナOp.49
リチャード・バーネット(ピアノフォルテ)
イギリスのケントにある「フィンチコックス古楽器博物館コレクション」所蔵
のクレメンティ製ピアノフォルテ(1822)を用いて、クレメンティの作品を演奏
した興味深い作品集。
このシリーズでお馴染みの鍵盤奏者バーネットが取り上げたクレメンティの作
品は、使用楽器の製作年から僅か1年前に出版された2作品。作曲者が意図した
形に極めて近い演奏が聴ける貴重なタイトルである。1982年11月の録音。
CD-SAR 70 \2180
フルート音楽の至宝 ――
J・S・バッハ:ソナタ ハ長調BWV.1033
F・シューベルト:ワルツ
A・ヴィヴァルディ:協奏曲ニ長調
C・M・V・ウェーバー:フルート三重奏曲ト短調Op.63より
T・アーン:トリオ・ソナタ ト長調Op.3-2より
G・F・ヘンデル:ソナタOp.5より
E・ケーラー:花のワルツOp.87
F・ベンダ:協奏曲ト長調より
J・ハイドン:三重奏曲第1番より
G・P・テレマン:ソナタ第2番ト短調より
M・コレット:ソナタ ニ長調Op.14-2
W・A・モーツァルト:恋とはどんなものかしら
C・P・E・バッハ:三重奏曲ト長調H.568
M・ジュリアーニ:グランド・デュオ・コンチェルタンテOp.52より
リザ・ベズノシウク(バロック・フルート)、
ナイジェル・ノース(リュート)、
スティーヴン・プレストン(バロック・フルート)、
ヌーヴォー・クヮルテット、他
アモン・ラ(Amon Ra)やピリオド楽器の演奏への入門編としても最適な「音楽
の至宝」シリーズのバロック・フルート版。
ベズノシウクやプレストン、ノース、バーネットなどの名手たちによる演奏
をふんだんに収めたバロック・フルートづくしのコンピレーション・アルバ
ムとなっている。1983年-1992年の録音。