クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

07-12 No.14-1

2007年12月11日 20時43分38秒 | Weblog
<SOMM>
SOMMCD 068 \2180
ヘンデル(1685-1759):ヴァイオリンと通奏低音のための作品全集
ソナタ イ長調 HWV361/ニ長調 HWV371/ト短調 HWV364
ニ短調 HWV367/ニ短調 HWV359/ト長調 HWV358
無伴奏ヴァイオリンのためのアレグロ ト長調 HWV407
幻想曲 HWV406/「勝利」からのソナティナ イ長調/他
エイドリアン・バターフィールド(ヴァイオリン)
キャサリン・シャーマン(チェロ)
ローレンス・カミングズ(チェンバロ)
ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズのメンバーによる演奏。
ピリオド楽器を使用。

SOMMCD 070 \2180
管楽アンサンブルのためのベートーヴェンの音楽
ベートーヴェン(1770-1827)/
フリードリヒ・シュタルケ(1774-1835)編曲:
「エグモント」序曲 Op.84〔1812〕(*)
ゲオルク・シュミット編曲:交響曲第1番ハ長調 Op.21〔1817〕(+/#)
ヴェンツェル・セドラク(1776-1851)編曲:
オペラ「フィデリオ」Op.72 より 序曲〔1815〕(+),行進曲〔1815〕(*)
ヨゼフ・トリーベンゼー(1772-1846)編曲:
ピアノと管楽のための五重奏曲 Op.16 より
アンダンテ・カンタービレ〔1809頃〕(*)
不詳者編曲:悲愴ソナタ Op.13〔1810〕(*)
アルビオン・アンサンブル
マイケル・コックス、ロバート・マナシー(フルート)
ジョージ・ケアード、ケイティー・クレモー(オーボエ)
アンジェラ・モルズベリー、デイヴィッド・フュースト(クラリネット)
ピーター・フランコム(ホルン(*)) ピップ・イーストップ(ホルン(+))
ピーター・リチャーズ(ホルン)
ギャレス・ニューマン、ヘレン・シモンズ(ファゴット)
ロビン・ケナード(ファゴット(#))
サイモン・エスティール(コントラファゴット)
録音:2007年5月21、23-25日、ロンドン、ハイゲート、聖マイケル教会
ベートーヴェンの同時代人による編曲作品を集めて演奏したアルバム。
〔 〕内は編曲年または編曲譜の出版年。

SOMMCD 071 \2180
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1959):
交響曲第5番ニ長調(*)
カンタータ「われらに平安を与えたまえ」(+)
ルネ・フリン(ソプラノ(+))
ロイ・ヘンダーソン(バリトン(+))
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(*)
BBC交響楽団&合唱団(+)
録音:1952年9月3日、ロイヤル・アルバート・ホール、
プロムナード・コンサート、ライヴ(*)
1936年11月、BBCスタジオ、放送初演(+)

SOMMCD 238-9/R(2CD [CD-R/CD]) 2枚組 \2980
ヘンデル(1685-1759):オラトリオ「エステル」HWV50b(改訂版;1732)
ローズマリー・ジョシュア(ソプラノ:エステル)
ジェイムズ・ボーマン(カウンターテナー:アハスエルス)
スーザン・ビックリー(メゾソプラノ:モルデカイ)
クリストファー・パーヴズ(バス:ハマン)
レベッカ・アウトラム(ソプラノ:イスラエルの女)
アンドルー・ケネディ(テノール:第1のイスラエル人)
セシリア・オズモンド(ソプラノ:第2のイスラエル人)
アンガス・スミス(テノール:ハルボナ)
ローレンス・カミングズ(指揮)
ロンドン・ヘンデル管弦楽団&合唱団
録音:2002年8月23、25日、ロンドン、ハノーヴァー・スクエア、
聖ジョージ教会、
ロンドン・ヘンデル・フェスティヴァル25周年記念演奏会、ライヴ
ロンドン・ヘンデル・ソサイエティとの共同制作。1732年版による初録音。
初回製作500ユニットのみ、ディスク1がCD-Rとなっております。これはプレス
工場における原盤トラブルに起因するとのことです。メーカーはディスクの品
質をCD並みに保証すると申しておりますが、弊社は初回製作盤を別ヴァージョ
ンと考え、今回、本来の規格番号の末尾に「/R」を追加し「SOMMCD 238-9/R」
として受注・管理いたします。(外装およびディスク本体の表記は「SOMMCD
238-9」のままです。)
次回製作ユニットが輸出可能となり次第、あらためてご案内する予定です。

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07-12 No.14-2

2007年12月11日 20時43分06秒 | Weblog
<LIGIA DIGITAL>
Lidi 0201159-05 \2300
愛とノスタルジー フランスの珍しい歌曲と二重唱曲集
バンジャマン・ゴダール(1849-1895):ジョスランの子守歌(*/#)
ルネ=バトン(1879-1940):遺言(+)(!)
シルヴィオ・ラッザーリ(1857-1944):秋の歌(*/+)(!)
ジュール・マスネ(1842-1912):川(*/++)
ガブリエル・ピエルネ(1863-1937):語り歌(*/+/##)(!)
コンスタンティン・ブライロイウ(1893-1958):アラブの3つの詩(+/#/**)(!)
穏やかな時,鳩の眠り,諦め
レオ・ドリーブ(1836-1891):ナイチンゲール(*/##)(!)
アンリ・ベンベルグ(1859-1931):インドの歌(+/**)/愛の時(*/+)(!)
アルフレッド・バシュレ(1864-1944):いとしの夜(*/#)
ジョルジュ・ユー(1858-1948):夢の中で私は泣いた(+)(!)
カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):ナイチンゲールとばら(*/++)
ジュール・マスネ:悲歌(+/**)
ルネ=バトン:インドゥスターナ(*)(!)
ジュール・マスネ:最後の眠り(+)
アンリ・ベンベルグ:アラブの歌(*/#)(!)
ガブリエル・ピエルネ:哀歌(+/**)
カミーユ・サン=サーンス:パストラール(*/+/#)
シャルル・グノー:「ファウスト」からのワルツ(*)(!)
エリザベト・ヴィダル(ソプラノ(*))
アンドレ・コニェ(バリトン(+))
ドニ・クラヴィエ(ヴァイオリン(#))
クレール・ブルトー(チェロ(**))
グウェナエル・フェレ(ハープ(++))
フィリップ・ピエルロ(フルート(##))
アンジェリーヌ・ポンドペイル(ピアノ(++以外))
(!)世界初録音。

Lidi 0301169-06 \2300
グリーンスリーヴズ・トゥ・ア・グラウンド
シンプソン、ディヴィジョン・ヴァイオル奏者
クリストファー・シンプソン(1605頃-1699):グラウンド ホ短調
ウィリアム・バード(1543-1623):鐘(ヴァージナルのための)
クリストファー・シンプソン:グリーンスリーヴズによるディヴィション
クリストファー・シンプソン:前奏曲とグラウンド ハ長調
ウィリアム・バード:カッリーノ・カストゥラーメ(ヴァージナルのための)
不詳:カッリーノ(2つのリュートのための)
クリストファー・シンプソン:グラウンド ト調
不詳:グリーンスリーヴズ(2つのリュートのための)
ウィリアム・バード:わがネヴェル夫人のグラウンド
クリストファー・シンプソン:グラウンド ニ短調
ジョン・ジョンソン(1579-1594頃活躍):グリーンによるウェイクフィールド
クリストファー・シンプソン:グラウンド ニ長調
不詳:ロビン(2つのリュートのための)
不詳:ダンプとベルガマスカ
クリストファー・シンプソン:グラウンド変ロ調
ジョン・ジョンソン:The new hunt(2つのリュートのための)
クリストファー・シンプソン:グラウンド ニ長調
ゴドフレイ[ゴットフリート]・フィンガー(1660頃-1730):
グリーンスリーヴズ・トゥ・ア・グラウンド
(原曲:リコーダーと通奏低音のための)
ラクリメ・コンソート
フィリップ・フーロン(バリトン、ディヴィジョン・ヴァイオル、リュート)
ウィリアム・ウォーターズ(リュート)
エマー・バックリー(ヴァージナル)
録音:2005年3月3-5日、パリ、アイルランド文化センター礼拝堂
グラウンドとは持続的に反復される一定の旋律型のことで、グラウンドを構成
する各音をより小さな音価の音符に分割する変奏技法に関する理論書「ディ
ヴィジョン・ヴァイオル奏者」(1659年刊、第2版は「ディヴィジョン・ヴァイ
オル」に改題)を著したのが、イングランドのヴィオル(ヴァイオル)奏者・作
曲家・音楽理論家クリストファー・シンプソン。このアルバムは、グラウンド
に基づくディヴィジョンと「グリーンスリーヴズ」を二重テーマにして構成さ
れています。
バリトン(Baryton;当盤では「Paridon viol」と表記)はヴィオラ・ダ・ガン
バに似た楽器ですが、独特の構造として共鳴弦を持ち、それをネックの裏側か
ら左手の親指でピツィカートで奏することができます。ここでは17世紀にサン
プラ[Sanprae]が製作しクヴァンツが所有した楽器をモデルに1989年にフラ
ンソワ・ボダールが製作した楽器が使用されています。ディヴィジョン・ヴァ
イオルは英国で使用されたヴィオラ・ダ・ガンバの一種で、コンソート用のバ
ス・ガンバより大型でリラ・ヴァイオルよりは小型。

Lidi 0301173-06 2枚組 \3780
マラン・マレ(1656-1728):
ヴィオール曲集第1巻(1686)から
組曲第1番ニ短調,組曲第2番ニ長調,組曲第4番イ長調
ジャン=ルイ・シャルボニエ、ポール・ルソー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
マウリシオ・ブラーリャ(テオルボ)
ピエール・トロスリエ(チェンバロ)
録音:2006年7月24-31日、フランス、ポワティエ、
オーディトリウム・サン・ジェルマン・デュ・C.N.R.

Lidi 0301175-06 \2300
J・S・バッハ(1685-1750):ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV1042
2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV1043(*)
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV1041
ヴィヴァルディ(1678-1741)
2つのヴァイオリンのための協奏曲イ短調 Op.3 No.8(「調和の霊感」から)(*)
ジルベール・ベッジーナ(ヴァイオリン、指揮)
ラウラ・コロッラ(ヴァイオリン(*))
アンサンブル・バロック・ド・ニース
録音:2006年6月、フランス、ルヴァン[Levens]教会、ライヴ

Lidi 0104180-07 3枚組 \2700
【特別価格】
メンデルスゾーン(1805-1847):オルガン作品集
前奏曲ニ短調(BA 8196 No.1 S.52)/幻想曲ト短調(id.no.4 S.53)
コラール変奏曲「全能の神の御業は大いなるかな」(id.no.5 S.54)
(オスティナート)ハ短調(id.no.3 S.55/2)
アンダンテ ニ長調(id.no.2 S.55/1)/後奏曲ニ長調(id.no.6)
4手連弾のためのフーガ ニ長調(*)
前奏曲とフーガ ハ短調 Op.37 No.1(id.no.7)
同ト長調 Op.37 No.2(id.no.8)/同ニ短調 Op.37 No.3(id.no.9)
フーガ ホ短調(id.no.10 S.56)/フーガ ヘ短調(id.no.11 S.57)
コラール変奏曲「われ心より焦がれ望む」(id.no.12)
前奏曲ハ短調(id.no.13 S.58)/アレグロ ニ短調(id.no.18)
コラール変イ長調(id.no.15 S.61)/コラール ニ長調(id.no.16 S.66)
アンダンテ(トリオ)へ長調(id.no.14)
主題(アンダンテ)と変奏曲ニ長調(id.no.17)
アレグロ変ロ長調(id.no.19 S.62)
行進曲風アンダンテ変ロ長調(id.no.20 S.63)
フーガ変ロ長調(id.no.21 S.65)
アレグロ・モデラート・マエストーソ ハ長調(id.no.22)
ソナタ第1番ヘ短調 Op.65 No.1/ソナタ第2番ハ短調 Op.65 No.2
ソナタ第3番イ長調 Op.65 No.3/ソナタ第4番変ロ長調 Op.65 No.4
ソナタ第5番ニ長調 Op.65 No.5/ソナタ第6番ニ短調・ニ長調 Op.65 No.6
[ボーナス・トラック]
「真夏の夜の夢」(作曲者によるオルガン4手連弾用編曲版)から(*)
序曲 Op.21,スケルツォ Op.61 No.2,妖精の行進 Op.61 No.3,
夜想曲 Op.61 No.7,結婚行進曲 Op.61 No.8
オリヴィエ・ヴェルネ(オルガン)
セドリク・メックレル(オルガン連弾(*))
録音:2007年7月、パリ、サン=ルイザンリール教会

Lidi 0103181-07 \2300
メル・ボニス(1858-1937):守護天使 ピアノ作品集
即興曲 Op.1(1881)/前奏曲変ホ長調 Op.10(1889)
メヌエット Op.14(1889)/楽しい春 Op.11(1889)
牧歌 Op.12(1889)/古い様式によるロンド Op.7(1893)
子守歌 Op.23(1895)/蝶々 Op.28(1897)
無言歌 変イ長調 Op.29(1897)/マズルカ Op.26(1897)
瞑想曲 Op.33 No.1(1898)/スケルツォ=ワルツ Op.35 No.1(1898)
前奏曲と緩やかなワルツ Op.38 No.1(1898)/無言歌 変ト長調 Op.56
サラバンド Op.96(1906)/デズデモーナ Op.101(1913)
守護天使 Op.posth.99(1913)/傷つけられた大聖堂 Op.107(1915)
水車小屋のそばで Op.115(1926)/笛は憧れる Op.117(1926)
悲しい子守歌 Op.118(1926)/ジプシーたち Op.15 No.1(1891)
ロラン・マルタン(ピアノ)
録音:2006年9月、フランス、ミラボー、聖フランソワ・ド・ポール会修道院
メル(メラニー)・ボニスはパリの慎ましい家庭に生まれ、12歳までピアノを独
学した後に音楽学校に入り、セザール・フランクに才能を認められパリ音楽院
で学びました。しかし、そこで出会った恋人との結婚を両親に反対され退学を
余儀なくされた彼女は、25歳も年長の実業家の後妻に迎えられました。子育て
に専念していた彼女は約10年後、かつての恋人に再会、彼の勧めにより作曲を
再開するとともに秘密の関係を続けました。その関係は後に破綻しましたが、
作曲家としての彼女はかなりの数の様々な作品と名声を残しました。

Lidi 0202185-07 \2300
ニコラ・ポルポラ(1686-1768):ヴェネツィアの晩課
ポルポラ:われ喜びに満てり[Laetatus sum]
(ソプラノ独唱、同声4部合唱、弦楽と通奏低音のためのモテット)(*/++)
ヴィヴァルディ(1678-1741):
リコーダー、2つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲イ短調 RV108(**)
ポルポラ:主が家を建てたまわずば[Nisi Dominus]
(アルト独唱、同声4部合唱、弦楽と通奏低音のためのモテット)(+/++)
ヴィヴァルディ:チェロ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ヘ長調 RV410(#)
ポルポラ:深き淵より(ソプラノ&アルト独唱、
同声4部合唱、弦楽と通奏低音のためのモテット)(*/+/++)
イザベル・プルナール(ソプラノ(*))
ギュメット・ロランス(メゾソプラノ(+))
エティエンヌ・マンゴ(チェロ(#))
ジャン=マルク・アンドリュー(リコーダー(**)、指揮)
レ・パション
エクラ合唱団(女声合唱(++))
録音:2007年6月25-28日、フランス、トゥールーズ、洗礼者聖ヨハネ礼拝堂

Lidi 0104187-07 2枚組 \3780
ミシェル・コレット(1709-1795):ノエル 1788
クリスマスのためのミサ(1788)(*)
カリヨン ヘ長調
新ノエル集(1741)
組曲第1番ニ短調,同第2番ト長調,同第3番イ短調,同第4番ハ長調
アンヌ・マグエ(ソプラノ)
ギュメット・ロランス(メゾソプラノ)
オリヴィエ・ヴェルネ(オルガン)
録音:2007年9月16-19日、フランス、Soultz-Haut-Rhin、聖モーリス教会
使用楽器:1750年、ヨハン・アンドレアス・ジルバーマン製




<NIBIRU>
NIBIRU 0147-2 \2080
ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745):
聖母マリアの御清めのミサ ニ長調 ZWV16(1733)(*)
聖母マリアのリタニア「傷付きし者の慰安者」ZWV151(1744)
ガブリエラ・エイベノヴァー(ソプラノ)
ハナ・ブラジーコヴァー(ソプラノ(*))
ペトラ・ノスカイオヴァー(アルト)
ヤロスラフ・ブジェジナ(テノール)
トマーシュ・クラール(バス)
アダム・ヴィクトラ(指揮)
アンサンブル・イネーガル(管弦楽&合唱)
録音:2007年9月1-4日、プラハ、鎖の下の聖母マリア教会
前作「青銅の蛇」(NIBIRU 0146-2)に続く、アダム・ヴィクトラ&アンサンブル
・イネーガルによるゼレンカ。ヴァロッティ律:a=415kHzを採用。独唱者を
メンバーに含む各パート4人の計16人による合唱のしなやかさと切れ味は、シッ
クスティーンやモンテヴェルディ合唱団を思わせるほど。スラヴっぽい重さと
は無縁です。収録曲はいずれも世界初のCD録音。




<GRIFFIN>
GCCD 4061 \1500
【低価格帯】
フランスの教会合唱名曲集
ピエール・ヴィレット(1926-1998):汝はペテロなり/聖母讃歌
ガブリエル・フォーレ(1845-1924):小ミサ(*)
ヴィレット:おお、救いのいけにえよ/アヴェ・ヴェルム・コルプス
フランシス・プーランク(1899-1963):
ロカマドゥールの黒い聖母へのリタニア
サルヴェ・レジナ/主に向かいて歓呼せよ
オリヴィエ・メシアン(1908-1992):おお、聖なる宴
ヴィレット:Attende Domine
ジャン・ラングレ(1907-1991):ミサ「御身の平安をわれらに与えたまえ」
ジョナサン・ノット(ボーイソプラノ(*))
ドナルド・ハント(指揮)
ウースター大聖堂聖歌隊
エイドリアン・パーティントン、ハリー・ブランマ、
ポール・トレプト(オルガン)
録音:1976-1988年、英国、ウースター大聖堂 原盤:Alpha
ピエール・ヴィレットはルーアンの聖エヴォード大聖堂の聖歌隊で音楽教育を
受けたフランスの作曲家で、長年にわたりエクサンプロヴァンスのダリウス・
ミヨー音楽院院長を務めました。(*)では現在バンベルク交響楽団首席指揮者を
務めているジョナサン・ノット(1963年生まれ)のボーイソプラノ(1976年11
月録音)を聴くことができます。

GCCD 4062 \1500
【低価格帯】
あの幼な児 合唱とブラスのためのクリスマス音楽
フランス伝承曲/ジョナサン・ラズボーン編曲:天使らよ、栄光の国から
ジョン・ジュベア:かほどに貴きばらはなし
ロバート・ウォーカー:アダムは囚われ横たわりぬ
メンデルスゾーン:アヴェ・マリア
チャイコフスキー:ばらの冠
フランシス・ポット:あの幼な児(*)
ハーバート・ハウエルズ:けがれなきばら
J・S・バッハ/デイヴィッド・ウィルコックス編曲:
クリスマス・オラトリオ から
羊飼いたちがいた,出でよ、麗しき天の光よ(シンフォニアとコラール)
フランス伝承曲/ノーマン・コッカー編曲:この芳香は何か?
ボブ・チルコット:羊飼いのキャロル
ピーター・ウォーロック/ドン・グレゴリー・マレイ編曲:
ベツレヘムへ来たれ
フランス伝承曲/アンドルー・カーター編曲:いと優しき乙女
フランス伝承曲/エドワード・ヒギンボトム編曲:揺らしながら
ロバート・パーソンズ:アヴェ・マリア
ケネス・レイトン/エイドリアン・ルーカス編曲:ルリ・ルラ
ボブ・チルコット:永遠なる富のあるところ
ベン・パリー/ジム・クレメンズ編曲:それはまことか?
ジョン・フランシス・ウェイド/エイドリアン・ルーカス編曲:
神の御子は今宵しも
エイドリアン・ルーカス(指揮)
ウースター大聖堂聖歌隊
ファイン・アーツ・ブラス・アンサンブル
サイモン・レントン、アンジェラ・ウェラン(トランペット)
クリス・パークス(ホルン) ケイティ・ジョーンズ(トロンボーン)
サム・エリオット(テューバ)
クリストファー・オールソップ(オルガン)
録音:2007年1月18、24、30日、英国、ウースター大聖堂
新録音で低価格帯。(*)世界初録音。

GCCD 4008 \1500
【未案内旧譜】
【低価格帯】
ヴィクトリア朝のクリスマス
クリスマスに何を歌おう/クリスマスは一年に一度やって来る
天にはさかえ/聖母の子守歌/御空を馳せ行く御使いたちよ(荒野の果てに)
天使のセレナード(ラ・セレナータ)/とても楽しい/冬の旅
祝福されしこの朝に楽を奏でよ/ベツレヘムの星/クリスマス・ツリー
クリスマス・パーティー/新たな王子、新たな教皇/贈り物
キャロルの歌い手たち/再び響け、美しき鐘の音よ/クリスマス讃歌
カーライル・アンサンブル
パトリシア・サビン(ソプラノ) マイケル・ゴールドソープ(テノール)
グレアム・タイタス(バリトン) メアリー・ケナード(ヴァイオリン)
マーガレット・ライアン(ピアノ、指揮)





<DIES>
DIES 200303 \2450
アルモニーア(ハーモニー)
ハビエル・マルティネス・カルメーナ(1983-):ミサ・アルテ
ドリーブ(1836-1891):オペラ「ラクメ」から 花の二重唱
オッフェンバック(1819-1880):オペラ「ホフマン物語」から 舟歌
フンパーディンク(1854-1921):
オペラ「ヘンゼルとグレーテル」から 夕べの祈り
ビゼー(1838-1875):オペラ「カルメン」から 若者たちの合唱
ドリーブ:小ミサ
ブラームス(1833-1897):子守歌
プッチーニ(1858-1924):オペラ「蝶々夫人」から ハミング・コーラス
ジョン・ラター(1945-):祝祷[A Clare Benediction]
アンドルー・ロイド・ウェバー(1948-):ピエ・イエズ(レクィエム から)
ロレンソ・ラモス(指揮)
エル・エスコリアル修道院聖歌隊
ハビエル・マルティネス・カルメーナ、アルベルト・パドロン(ピアノ)
録音:2002年8月、エル・エスコリアル修道院講堂

DIES 200407 \2450
イン・パラディスム(楽園で)
フォーレ(1845-1924):
小ミサ/アヴェ・マリア Op.67 No.2/
アヴェ・ヴェルム・コルプス Op.65 No.1
タントゥム・エルゴ Op.65 No.2/マリア、恵み深き御母 Op.47 No.2
イン・パラディスム(レクィエム から)
フランク(1822-1890):天使の糧
グノー(1818-1893):おお、救いのいけにえよ
メンデルスゾーン(1809-1847):
僕(しもべ)らよ、主をほめたたえよ Op.39 No.2
シューベルト(1797-1828):
アヴェ・マリア Op.52 No.6/神はわが羊飼い(詩篇23)Op.132
アンドルー・ロイド・ウェバー(1948-):ピエ・イエズ(レクィエム から)
ロレンソ・ラモス(指揮)
エル・エスコリアル修道院聖歌隊
ハビエル・マルティネス・カルメーナ、アルベルト・パドロン(ピアノ)
録音:2002年8月、エル・エスコリアル修道院講堂

DIES 200609 \2450
マルティン・デ・ビリャヌエバ(1555頃?-1605):教会音楽集
イエスは苦悶のうちに(聖木曜日のためのモテット)
エレミヤの哀歌 から 聖土曜日の第1のレクツィオ
ミゼレーレ(詩篇50)/聖母のミサ
キリストは己を低くして(聖週間のアンティフォナ)
ヨハネ受難曲
ロランド・ガルシーア(指揮)
エル・エスコリアル修道院聖歌隊
レアル・カピーリャ・エスクリアレンセ
録音:2005年8月、エル・エスコリアル修道院講堂および個室17番
1999年6月、エル・エスコリアル修道院旧教会
マルティン・デ・ビリャヌエバは1586年にグラナダからエル・エスコリアル修
道院に移りアーカイヴと聖遺物の管理責任者を務めた神父で、鍵盤楽器奏者・
作曲家でもありました。

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07-12 No.13-1

2007年12月11日 19時43分08秒 | Weblog
<Channel Classics>
CCSSA 25207(SACD-Hybrid) \2850
L・V・ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92
C・M・V・ウェーバー:クラリネット協奏曲第1番ヘ短調より アダージョ*
G・ロッシーニ:歌劇《アルジェのイタリア女》より シンフォニア
J・W・ヴィルムス:シンフォニア第4番ハ短調op.23より ロンド
イヴァン・フィッシャー(指揮)、
ブダペスト祝祭管弦楽団、アーコス・アクス(クラリネット)*
19世紀イタリアのオペラ全盛期を支えたロッシーニの名作「アルジェのイタリ
ア女」からのシンフォニア。オペラ的な要素も備えたウェーバーのクラリネッ
ト協奏曲第1番のアダージョ。ハイドンとモーツァルトの伝統を受け継ぎ、新
たな手法も取り入れたヴィルムスのシンフォニア。
イヴァン・フィッシャーはこのベートーヴェンと同世代の作曲家たちによって
作曲された3つの作品とベートーヴェンを1枚のディスクに収録することによっ
て、「交響曲第7番」の独創的なスタイルがどれほど革新的であったかという
ことを作品の対比によって録音で証明しているのである。
チャイコフスキーの「交響曲第4番」(CCSSA 21704/CCS 21798)の第1楽章冒
頭で超個性的で大胆なアプローチを聴かせてくれたイヴァン・フィッシャー。
ベートーヴェンの「交響曲第7番」の第1楽章と第4楽章はどのように攻めてく
るのだろうか?これは要注目!




<Edition HST>
HST-901 \1000
限定発売
ヴァンハル(1739-1813);アダージョ2007(既出CD番号)
1. ハ短調 -弦楽四重奏曲ハ長調Weinmann Va:C7 (HST053)
2. 変ロ長調 -ノッテュルノト長調Weinmann IV:5 (HST044)
3. ハ短調 -カッサシオン変ホ長調Weinmann deest.(HST044)
4. 変ホ長調 -ヴァイオリンソナタ変ロ長調 Weinmann XIa:12(HST046)
5. ハ長調 -交響曲イ短調Bryan a1 (HST045)
6. ヘ長調 -チェロ協奏曲ハ長調Weinmann IId:C2 (HST047)
7. ト短調 -交響曲ト長調Bryan G4 (HST047)
8. ホ長調 -チェロ協奏曲イ長調Weinmann IId:A1 (HST041)
9. ホ短調 -交響曲ト長調Bryan G7 (HST051)
10. ト長調 -弦楽四重奏曲ト短調Weinmann Va:g3 (HST049)
11. ト短調;フィナーレ -弦楽四重奏曲ト短調Weinmann Va:g3 (HST049)
リーダー;松井利世子、福本 牧(ヴァイオリン)
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
録音:2007年、東京府中の森芸術劇場ヴィーンホールでのライヴ録音
松井 利世子(Vn)
桐朋学園女子校等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部演奏学科卒業。
同大学研究科修了。これまでに滝沢達也、江藤俊哉、アンジェラ、辰巳明子の
各氏に師事。室内楽を岩崎淑、藤井一興の各氏に師事。イフラー・ニーマン、
ジェラール・プーレ、フェリックス・アンドリエフスキー、レジス・パスキエ、
モーリス・ハッソン各氏のマスタークラスを受講。ミケランジェロ・アバド 
国際ヴァイオリンコンクール第二位受賞(イタリア)。





<DREYER-GAIDO>
CD21041 \1980
マーラー:交響曲第7番「夜の歌」
(timing: 21:47, 15:06, 11:09, 13:47, 17:38)
ガブリエル・フェルツ指揮
シュトウットガルト・フィルハーモニー
「60年代初頭からの一般的な”マーラー・ルネッサンス”は、バーンスタイン
の功績ではない」とライナーノートからして挑発的ですが、演奏も当初予想さ
れた異常な遅さ、重苦しさによる演奏ではありません。とはいうもの腰の重さ
は相当なものです。ぬかるみを荷車引くような感じもあったり、時としてリズ
ム感抜群にぐいぐい引張ると言った具合で、解説では譜例を挙げてその裏づけ
を行っているものの、文章の最後では、「解釈と言うものは常に主観的」と開
き直る大物振りにも脱帽です。しかもマーラー全集をこのコンビで2,3年中に
完成するという意気込みです。大体「夜の歌」を第1弾にするという事実こそ
只者ではない証ではないでしょうか。2007年4月23,24日シュトウットガルト・
リーダーハレ・におけるデジタル・ライヴ録音。
ガブリエル・フェルツ
1971年ベルリン生れ。ベルリン・ハンス・アイスラー高等音楽院に学び、リュ
ーベック、ブレーメンの歌劇場で研鑽を積み、2001年には名門アルテンブルク
・ゲラ歌劇場の音楽監督に就任、さらに2005年にはシュトウットガルト・フィ
ルの音楽監督も兼任。劇場出身の叩き上げドイツ人指揮者として注目を集めて
おります。本領はもちろんオペラですが、DREYER-GAIDOレーベルの管弦楽曲を
聴けば、驚くべき、そして恐るべき超個性的指揮者であることがわかります。

CD21038 \1980
ジェイク:ヘギー:
I shall not live in vain, As well as jesus, Even, Animal Passion,
To speak of love, Joy alone、ジョン・デューク:April Elegy,
Iride the great Black horses, The white dress, I carry your heart、
アンドレ・プレヴィン:
As imperceptibly as grief, Will there really be a morning,
Good morning midnight他
スコット・ヴァイエル(T)、ジャン・チャイコフスキ(P)
アメリカン・ソング集。

CD21039 \1980
ケージ:龍安寺、
三善晃:Ripple、
石井真木:East Green Springm、
ミン・チ・チャン:
The trees long for silence but the wind still rustles their leaves、
松永通温:Reeds twigs winds and recorder and marimba、
石井真木:虚空
グドゥラ・ローザ(recorder)、藤井はるか(Percussion)
Ko Ku (虚空)日本と中国のリコーダーとパーカッションのための現代音楽
ラディオ・ブレーメン共同制作。2007年2月20-30日の録音




<WEST HILL RADIO ARCHIVES>
WHRA6014 5枚組 \7920
シャルル・ミュンシュ+ボストン響 ベートーヴェン・ライヴ
CD1
交響曲第6番「田園」(1956年12月8日)、交響曲第7番(1954年10月15日)
CD2
ピアノ協奏曲第3番(P:クララ・ハスキル1956年11月2日)、
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(P:アラウ 1957年11月30日)
CD3
交響曲第3番「英雄」(1957年11月30日)、
弦楽四重奏曲第16番Op. 135第3楽章(1956年10月26日)
CD4
ヴァイオリン協奏曲(Vn:ヤッシャ・ハイフェッツ 1955年11月25日)、
レオノーレ序曲第2番(1956年1月21日)
CD5
ヴァイオリン協奏曲(Vn:フランチェスカッティ)、
献堂式序曲(1955年9月30日)
全て初出音源。就任直後の凄絶なライヴ集。美麗BOX
第1集の入荷が遅れて申し訳御座いませんが、こちらのベートーヴェンは完成
したとの報告があり、ご案内します。ボストン時代のライヴ録音がここまでま
とまったのは、初めてです。いずれも豪快なミュンシュ節が炸裂した男らしい
ベートーヴェンです。
入念なサウンド・リマスタリングで、商売を度外視するWHRAらしい豪華装丁、
特価にてご提供です。ボストン響の名技に加え豪華ソリストも共演正にアメリ
カン・ドリームとヨーロッパ王道ドイツ音楽を体得したミュンシュの幸福な融
合とも言える名演集です。





<CBC Records>
PSCD 2030 6枚組 \4050
ザ・ヤング・マーヴェリック-若き異端者
グレン・グールド CBC録音集
収録曲:
J.S.バッハ:
ゴルドベルク変奏曲(録音:1954年6月21日)
平均律クラヴィーア曲集第2巻より前奏曲とフーガ第7番BWV.876、
第9番BWV.878、第14番BWV.883、第22番BWV.891(録音:1952、1954年)
パルティータ第5番BWV.829(録音:1954)
3声のシンフォニアBWV.787-801(録音:1955年)
イタリア協奏曲BWV.971(録音:1952年)
ピアノ協奏曲第1番BWV.1052(録音:1955年)
ベートーヴェン:
6つのバガテルOp.126、ピアノソナタ第28番、第4番、第19番(録音:1952年)、
ピアノ三重奏曲第5番Op.70-1「幽霊」 
アレクサンダー・シュナイダー(Vln)
ザラ・ネルソヴァ(Vc)(録音:1954年)
創作主題による6つの変奏曲Op.34(録音:1952年)
「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガOp.35(録音:1952年)
ピアノ協奏曲第2番Op.19、第3番Op.37 
ハインツ・ウンガー指揮、CBC交響楽団(録音:1951年、1955年)
ピアノ協奏曲第1番Op.15 
アーネスト・マクミラン指揮、トロント交響楽団(録音:1951年)
ピアノ協奏曲第2番より第3楽章 
ポール・シェルマン指揮、スタータイム管弦楽団(録音:1951年)
シェーンベルク:
ピアノ協奏曲Op.42 
ジャン=マリー・ボーデ指揮、CBC交響楽団(録音:1953年)
3つのピアノ曲Op.11、ピアノ組曲Op.25
ベルク:ピアノソナタOp.1(録音:1952年)
ヴェーベルン:ピアノのための変奏曲Op.27(録音:1954年)
カナダCBC放送に残されていた18歳から22歳の間に収録されて放送録音が6枚組
になって発売となりました。CBC放送はグールドの貴重なタイトルを所持して
いるところとしても有名です。グレン・グールドの成長過程で見過ごすことの
できない時期の音源ということで非常に興味深いセットです。

PSCD 2031 5枚組 \4050
ラジオ・ドキュメンタリー集 グレン・グールド
収録:
孤独三部作「北の理念」「遅れてきた者たち」「大地の静かな人々」、
パブロ・カザルス、レオポルド・ストコフスキー
カナダCBC放送でのラジオ・ドキュメンタリーがセット化されます。過去に販
売されていたようですが、かなり入手が困難であったようです。今回セットに
なった上、価格もかなり抑えられております。グールドのファンには絶好のタ
イトルてす。

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07-12 No.13-2

2007年12月11日 19時42分27秒 | Weblog
<MYTO HISTRICAL>
MYTO 131 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」
マリア・カラス(アメリア)、
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(リカルド)
エットレ・バスティアニーニ(レナート)、
ジュリエッタ・シミオナート(ウルリカ)
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
1957年 ミラノ
以前MELODRAMレーベルから発売あり。素晴らしいキャストによる名盤。
音質良好です。


MYTO 52 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」
ユッシ・ビョルリング(ドン・カルロ)、
フェードラ・バルビエーリ(エーボリ姫)
チェーザレ・シエピ(フェリーペ二世)
ルリッツ・シュティードリー指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1950年11月11日 ライヴ
MYTO 004H052のリニューアルです。
音源は古めかしく、マスターに起因するノイズもところどころ聴かれます。

MYTO 71 \1050
ゲルトレーデ・グローブ=ブランドル(ソプラノ)名唱集 1948-63年
歌劇「ワルキューレ」、「ローエングリン」、「オベロン」「エレクトラ」 
他から、アリア全15曲の名唱集。
MYTO 023H071のリニューアルです。
オーストリア出身の強大な声が特徴的なドラマテック・ソプラノ。グローブ=
ブランドルの得意としたワーグナー、R.シュトラウスの作品です。

MYTO 118 \1050
チェーザレ・シェピ(バス)名唱集
歌劇「ドン・ジョバンニ」、「セヴィリアの理髪師」、「ナブッコ」
「エルナーニ」、「シモン・ボッカネグラ」、「シチリア島の夕べの祈り」
「ドン・カルロ」 他から、アリア全19曲の名唱集。
MYTO 064H118のリニューアルです。
イタリア出身で指揮者トスカニーニに認められイタリア・オペラを得意とした
シェピ。指揮者フルトヴェングラーとの競演で他の追随を許さないはまり役
ドン・ジョバンニほかイタリア・オペラを多数収録したアルバム。

MYTO 140 2枚組 \1750
ベッリーニ:歌劇「ノルマ」
マリオ・デル・モナコ(ポリオーネ)、
ジュゼッペ・モデスティ(オヴェローソ)
マリア・カラス(ノルマ)、
エベ・スティニャーニ(アダルジーザ)
トゥリオ・セラフィン指揮
RAIローマ交響楽団、合唱団 1955年6月29日ライヴ
以前CETRAレーベルから発売あり。カラスのノルマの中でベストの名盤。
以前から指摘のあったピッチが今回正しく修正されています。音質良好。

MYTO 89006 2枚組 \1750
ベッリーニ:歌劇「夢遊病の女」
マリア・カラス(アミーナ)、チェーザレ・ヴァレッティ(エルヴィーノ)
ジュゼッペ・モデスティ(ロドルフォ伯爵)
レナード・バーンスタイン指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団 1955年3月5日
以前、旧MYTOレーベルから発売あり。音質は古めかしいですが全体的に良好。
バーンスタインのリズミカルな指揮が音楽に生命を吹き込み熱演。



<ARCHIPEL>
ARPCD0400 \1050
(1)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
(2)モーツァルト:交響曲第33番 ロ長調 KV.319
(3)プフィッツナー:ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 op.34
ゲルハルト・タシュナー(ヴァイオリン)
ルドルフ・ケンペ指揮RIAS交響楽団 1955年4月17日 ベルリンでのライヴ
とても良い音質です。

ARPCD0375 \1050
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op.23
ピエール・デルヴォー指揮
フランス国立放送管弦楽団 1957年4月6/12日
(2)リスト:ハンガリ幻想曲
ピエール・デルヴォー指揮
パリ音楽院管弦楽団 1957年1/2月
(3)超絶技巧練習曲集から第3番「風景」、第4番「マゼッパ」 1957年11/12月
ジョルジュ・シフラ(ピアノ)
とても良い音質です。素晴らしい名演奏の復刻です。
ハンガリーを代表するピアニストの一人。「リスト」の再来と讃えられる驚異
のテクニックを誇りひとつの世代を築いたシフラの名演です。

ARPCD0376 \1050
ベートーヴェン:
(1)「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」による7つの変奏曲 WoO.78
(2)ヴラツキーのバレエ「森のおとめ」のロシア舞曲の主題による
12の変奏曲 WoO.71
(3)創作主題による32の変奏曲 WoO.80
ブラームス:
(4)パガニーニの主題による変奏曲 op.35
リスト/オーベール:
(5)歌劇「ポルティチのおし娘」のテーマによる変奏曲
ジョルジュ・シフラ(ピアノ)
とても良い音質です。 シフラの素晴らしい技巧と演奏がまとめて聴ける好企
画のアルバムです。

ARPCD0398 \1050
モーツァルト:
(1)交響曲第29番 イ長調 KV.201
(2)ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 KV.503
(3)交響曲第40番 ト短調 KV.550
レオン・フライシャー(ピアノ)
ジョージ・セル指揮ベルリン・フィル 1957年8月3日 ライヴ
音質はとても良いです。初出かと思われます。

ARPCD0399 \1050
(1)ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 op.92
トリノRAI交響楽団 1955年2月18日
(2)バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番 BWV.1048
(3)ラヴェル:「クープランの墓」
ナポリRAI・スカルラッティ交響楽団 1957年12月17日
セルジウ・チェリビダッケ指揮
ベートーヴェンの音は少し遠く、こもった印象です。
バッハ、ラヴェルは多少の古さが感じられる音質です。




<WALHALL>
WLCD0207 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」
ジンカ・ミラノフ(レオノーラ)、ネル・ランキン(アズチェーナ)
クルト・バウム(マンリーコ)、レナード・ウォーレン(ルナ伯爵)
ファウスト・クレヴァ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1956年3月14日ライヴ
良い音質です。

WLCD0220 2枚組 \1750
ヘンデル:歌劇「エジプトのジューリオ・チェーザレ」 ドイツ語
ハンス・ホッター(カエサル)、ヴァルター・ガイスラー(セスト)
ダグマー・ヘルマン(コーネリア)、
ヴァルブルガ・ヴェーグナー(クレオパトラ)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮
北西ドイツ放送交響楽団、合唱団
1950年9月 ハンブルグでのスタジオ録音
とても良い音質です。

WLCD0221 2枚組 \1750
ワーグナー:歌劇「リエンツィ」
ギュンター・トレプトウ(リエンツィ)、ゲルダ・シャイラー(イレーネ)
ヒルデ・レッスル=マイダン(アドリアーノ)
ロベルト・ヘーガー指揮
ウィーン・ラジオ放送大管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団 1953年1月7-10日 ウィーンでのスタジオ録音
とても良い音質です。

WLCD0222 3枚組 \2780
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」
エルンスト・グルーバー(タンホイザー)、ハンス・クラーマー(ヘルマン)
ブリュンヒルデ・フリートラント(エリーザベト)、
クルト・レーム(エッシェンバハ)
ゲルハルト・ブフリューガー指揮
ライプツィッヒ放送交響楽団、合唱団
1954年 ライプツィッヒでのスタジオ録音
とても良い音質です。

WLCD0223 2枚組 \1750
ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」 イタリア語
アルド・プロッティ(オランダ人)、ドロシー・ダウ(ゼンタ)
ミルト・ピッキ(エーリク)、マリオ・ペトリ(ダーラント)
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ指揮
ミラノRAI交響楽団、合唱団
1955年4月4日 ミラノでのスタジオ録音
音は遠く、多少の聴き辛さを感じます。

WLCD0213 4枚組 \3380
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」
ブルギット・ニルソン(イゾルデ)、
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(トリスタン)
グレース・ホフマン(ブランゲーネ)、
ハンス・ホッター(クルヴェナール)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1957年 バイロイト
以前GMレーベルから発売あり。ニルソン、ヴィントガッセンの若々しい歌声が
魅力的なアルバムです。

WLCD0214 4枚組 \3380
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
グスタフ・ナイトリンガー(ハンス・ザックス)、
エリーザベト・グリュンマー(エヴァ)
ヴァルター・ガイスラー(ワルター・フォン・シュトルツィンク)
ゲオルギーネ・フォン・ミリンコヴィチ(マグダレーネ)
アンドレ・クリュイタンス指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1957年 バイロイト
多少こもりぎみで音が遠いですが、全体的に良い音質です。

WLCD0215 4枚組 \3380
ワーグナー:楽劇「パルジファル」
マルタ・メードル(クンドリー)、ラモン・ヴィナイ(パルジファル)
ジョージ・ロンドン(アンフォルタス)、ヨゼフ・グラインドル(グルネマンツ)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1957年 バイロイト
マルタ・メードル氏のプライヴェート・コレクションからの復刻。
ざらつきやマスターに起因する多少の傷が聴かれますが、全体的に臨場感ある
音質で、この素晴らしいアルバムを鑑賞する妨げには成りません。

WLCD0216 2枚組 \1750
ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」
4ハンス・ホッター(ヴォータン)、
トニ・ブランケンハイム(ドンナー)
エリーザベト・グリュンマー(フレイア)、
ルートヴィヒ・ズートハウス(ローゲ)
ゲオルギーネ・フォン・ミリンコヴィチ(フリッカ)、
ヨゼフ・トラクセル(フロー)
マリア・フォン・イロシュヴァイ(エルダ)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1957年 バイロイト
名盤の復刻。とても良い音質です。

WLCD0217 3枚組 \2780
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」
ビルギット・ニルソン(ジークリンデ)、
ラモン・ヴィナイ(ジークムント)
ヨゼフ・グラインドル(フンディング)、
アストリッド・ヴァルナイ(ブリュンヒルデ)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1957年 バイロイト
名盤の復刻。とても良い音質です。

WLCD0218 4枚組 \3380
ワーグナー:楽劇「ジークフリート」
ベルンド・アルデンホフ(ジークフリート)、
パウル・クーエン(ミーメ)
ハンス・ホッター(ヴォータン)、
アストリッド・ヴァルナイ(ブリュンヒルデ)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1957年 バイロイト
名盤の復刻。とても良い音質です。

WLCD0219 4枚組 \3380
ワーグナー:楽劇「神々のたそがれ」
アストリッド・ヴァルナイ(ブリュンヒルデ)、
エリーザベト・グリュンマー(グートルーネ)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(ジークフリード)、
ヘルマン・ウーデ(グンター)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1957年 バイロイト
名盤の復刻。とても良い音質です。




<ANDROMEDA>
ANDRCD5100 3枚組 \2150
フリッツ・ライナー指揮シカゴ響の黄金時代 1954-57年
(1)ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 変ホ長調 op.55 1954年12月4日
(2)ベートーヴェン:「フィデリオ」から序曲 1955年12月12日
(3)ヨハン・シュトラウス:「美しき青きドナウ」op.314 1957年4月15/16日
(4)ヨハン・シュトラウス:「皇帝円舞曲」op.437 1957年4月15/16日
(5)ヨーゼフ・シュトラウス:「オーストリアの村つばめ」op.164
(6)ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 op.92 1955年10月24日
(7)ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」ホ短調 op.95 1957年11月9日
(8)ムソルグスキー:展覧会の絵 1957年12月7日
(9)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op.23
エミール・ギレリス(ピアノ) 1955年10月29日
以上、指揮はフリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団
いずれも、とても良い音質です。名演奏を集めた、お買い得なアルバムです。

ANDRCD9029 2枚組 \1750
ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」
リチャード・タッカー(アンドレア・シェニエ)、
レナード・ウォーレン(ジェラール)
ジンカ・ミラノフ(マドレーヌ)
ファウスト・クレヴァ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1957年12月28日 ニューヨークでのライヴ
以前 ARKADIAレーベルから発売あり。とても良い音質です。

ANDRCD9030 2枚組 \1750
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」
クリステル・ゴルツ(レオノーレ)、
ジュゼッペ・ザンピエーリ(フロレンスタン)
オットー・エーデルマン(ロッコ)、
セーナ・ユリナッチ(マルツェリーネ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ウィーン・フィル、ウィーン国立歌劇場合唱団
1957年7月27日 ザルツブルクでのライヴ
以前 CLAQUEレーベルから、発売あり。とても良い音質です。名盤の復刻です。

ANDRCD9031 2枚組 \1750
モンテヴェルディ「聖母マリアの夕べの祈り」
マリア・シュターダー、ヘルタ・テッパー、マルガ・ヘフゲン
リヒャルト・ホルム、ヘルムート・クレプス、ヘルベルト、ブラウアー
ハンス・ブラウン、ヴァルター・ベリー
オイゲン・ヨッフム指揮
バイエルン放送交響楽団、合唱団
1957年9月6日 ミュンヘンでのライヴ
とても良い音質です。

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07-12 No.12-1

2007年12月11日 17時07分54秒 | Weblog
<Capriccio Phoenix>
カプリッチョが保有している豊富な音源の中から選りすぐられた音源が新たにリ
マスター処理を施され、統一されたパッケージデザインとスリムなディジパック
仕様、そしてミッドプライスとなって復刻!ヴェーグ、コープマン、ペーターゼ
ン・クヮルテット、白井光子・・・カプリッチョを代表するアーティストたちに
よる名盤10タイトルが不死鳥の如くよみがえる。

67201 \1780
A・ヴィヴァルディ:協奏曲集 ――
フルート協奏曲ヘ長調《海の嵐》Op.10-1,RV.433
弦楽と通奏低音のための協奏曲ト短調RV.155
協奏曲変ロ長調《葬送》RV.579
弦楽と通奏低音のための協奏曲ト短調RV.156
弦楽と通奏低音のためのシンフォニア ホ長調RV.131
ヴァイオリン協奏曲イ長調《遠くのこだま》RV.552
フルート協奏曲ト短調《夜》Op.10-2,RV.439
コンチェルト・ケルン
クラウスの交響曲集やスペインの交響曲集、バッハ・ファミリーの音楽など名盤
を生み出してきたピリオド・オーケストラ、コンチェルト・ケルン。ヴァイオリ
ンやフルート、弦楽のための協奏曲を収録したこのヴィヴァルディも同オーケス
トラの名演に数えられている。1988年12月の録音。

67202 \1780
C・モンテヴェルディ:アリアとデュエット集 ――
聖なるマリアよ/われはシャロンの花/おお、慈悲深きイエス/主をたたえよ/
来たれ、見よ/わが魂よ、逃れゆけ/情け知らずの女たちのバッロ/あなたへの
口づけ/しかし、それは本当なのか/常に変わらぬ喜び/あなたはかつて私のも
のだった/おお、ロゼッタ/あの軽蔑した眼差し/シンフォニア/ポッペアよ、
身を横たえたまえ/ただあなたを見つめ
ミーケ・ファン・デル・スルス(ソプラノ)、
アクセル・ケーラー(カウンターテナー)、ラウテン・カンパニー
古楽、バロック分野の第1線で活躍するソプラノのファン・デル・スルス、カウン
ターテナーのケーラーによるデュオ・アルバム。ピリオド楽器を使用しているラ
ウテン・カンパニーの伴奏もいい味をだしている。1993年1月-3月の録音。

67203 \1780
G・P・テレマン:
カンタータ《1日のうつろい》/カンタータ《神の愛の現われしとき》
バルバラ・シュリック(ソプラノ)、ヒルケ・ヘリング(アルト)、
ディヴィット・コーディア(カウンターテナー)、
クリストフ・プレガルディエン(テノール)、ハイン・メーンズ(テノール)、
スティーヴン・ヴァーコー(バス・バリトン)、
ハリー・ファン・デル・カンプ(バス)、
ヘルマン・マックス(指揮)、
ライニッシュ・カントライ、クライネ・コンツェルト
イギリスのバス・バリトン奏者スティーヴン・ヴァーコーなど一流のソリストを
揃えたテレマン。ライニッシュ・カントライ&クライネ・コンツェルトの演奏す
るカンタータへの評価は抜群。1988年-1989年の録音。

67204 \1780
D・スカルラッティ:16のソナタ ――
ソナタ ハ長調K.420/同ハ長調K.513/同ハ長調K.461/同ハ長調K.159/
同イ長調K.208/同イ長調K.209/同ホ長調K.380/同ホ長調K.216/同ハ短調K.115
/同ト長調K.146/同変ロ長調K.544/同変ロ長調K.545/同変ロ長調K.361/
同ニ長調K.490/同ニ長調K.491/同ニ長調K.492
トン・コープマン(チェンバロ)
チェンバロ奏者、オルガン奏者、そして指揮者として世界規模での活動を続ける
巨匠コープマン。カプリッチョに録音を行ったソロ録音の中からスカルラッティ
のソナタ集がフェニックス・シリーズで復刻。コープマンの鍵盤奏者の巨匠とし
ての名声もこの演奏で納得させられる。1986年12月の録音。

67205 \1780
J・S・バッハ:
カンタータ第143番《わが魂、主を讃えよ》BWV.143
カンタータ第14番《神もしこの時われらと共にいまさずば》BWV.14
カンタータ第51番《もろびとよ歓呼して神を迎えよ》BWV.51
モニカ・フリマー(ソプラノ)、エベルハルト・ブッフナー(テノール)、
アンドレアス・シャイブナー(バス)、
ルートヴィヒ・ギュトラー(コルノ・ダ・カッチャ)、
ハンス=ヨアヒム・ロッチュ(指揮)、
マックス・ポンマー(指揮)、
ライプツィヒ聖ト-マス教会合唱団、ライプツィヒ新バッハ合奏団
バッハ自身がカントールを務めるなど縁の深い聖ト-マス教会合唱団による3つの
カンタータ。ソリストや合唱、管弦楽団も優秀だが、それにも増してギュトラー
のトランペットとコルノ・ダ・カッチャが効果的に響く!バッハの作品における
トランペットのお手本である。1984年の録音。

67206 \1780
G・F・ヘンデル:オラトリオ《ヘラクレスの選択》
アーリン・オジェー(ソプラノ)、
ヴェンツェスラヴァ・フルバ=フライベルガー(ソプラノ)、
アラン・ゼプフェル(カウンターテナー)、
エベルハルト・ブッフナー(テノール)、
マックス・ポンマー(指揮)、
ライプツィヒ大学合唱団、ライプツィヒ新バッハ合奏団
ガンによって1993年に53歳という若さでこの世を去ったアメリカが生んだ希代の
大ソプラノ奏者アーリン・オジェーが参加している1982年の「ヘンデル」。自然
と引き込まれていくような歌声はやはり別格。1982年6月19日-25日の録音。

67207 \1780
W・A・モーツァルト:
行進曲ニ長調K.249/セレナード第7番ニ長調《ハフナー》K.250/
進曲ニ長調K.249
アルヴィド・エンゲゴール(ヴァイオリン)、
シャーンドル・ヴェーグ(指揮)、
ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ
巨匠ヴェーグの代名詞であるモーツァルトの録音の中からは、「ハフナー」が復
刻。同コンビが録音したモーツァルトの「セレナード&ディヴェルティメント集」
(49368)はもはや説明のいらない屈指の名盤である。1990年5月の録音。

67208 \1780
L・ボッケリーニ:
弦楽四重奏曲ヘ長調Op.64-1/同ニ長調Op.15-1/同ト短調Op.24-6/
同イ長調Op.39
ペーターゼン・クヮルテット
近現代作品の録音が増えているペーターゼン・クヮルテットのボッケリーニとい
う今では貴重なレパートリー。ドイツでアルバンベルク弦楽四重奏団を超えたと
評されるペーターゼン、やはり上手い。1991年11月-12月の録音。

67209 \1780
R・シューマン:
スペインのリーダーシュピールOp.74/ソプラノとテノールのための4つの二重唱
曲Op.78/4つの二重唱曲Op.34/スペインの愛の歌Op.138
白井光子(ソプラノ)、マルヤーナ・リポフシェク(アルト)、
ヨゼフ・プロチュカ(テノール)、マティアス・ヘレ(バス)、
ノーマン・シェトラ(ピアノ)、ヘルムート・ドイチュ(ピアノ)
カプリッチョの歌曲シーンを支えてきた白井光子とスロヴェニア生まれの大歌手
リポフシェクのデュオが聴けるシューマンのライヴ録音。世界一流の歌手たちに
よる夢の共演が実現!
1984年10月3日-4日のライヴ録音。

67210 \1780
F・シューベルト:
ドイツ・ミサ曲ヘ長調D.872/オッフェルトリウム《声をはり上げよ》変ロ長調
D.963/スターバト・マーテル ト短調D.175/マニフィカト ハ長調D.486
セリーナ・リンズリー(ソプラノ)、ガブリエレ・シュレッケンバッハ(アルト)、
ヴェルナー・ホルヴェク(テノール)、ウォルトン・グレンロース(バス)、
マーカス・クリード(指揮)、RIAS室内合唱団、ベルリン放送交響楽団
マーカス・クリードとベルリンの名門RIAS室内合唱団によるシューベルト。全曲
を通してRIAS室内合唱団のハーモニーや表現力、バランスが際立っており、その
歌声に包み込まれるような感覚を覚えさせてくれる。
1986年11月&1988年6月の録音。



<Raumklang>
RK 2701 \2250
アントワーヌ・ダール(1715-1784):
バソン、またはチェロと通奏低音のための6つのソナタ(1759) ――
ソナタ第1番ハ長調/同第6番イ短調/同第2番ト長調/同第3番ハ短調/
同第4番ヘ長調/同第5番ニ短調
クリスティン・フォン・デル・ゴルツ(チェロ)、
ヒレ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
クリスティーネ・ショルンスハイム(チェンバロ)
太陽王ルイ14世の時代にオーボエとファゴット奏者として活躍したと伝えられて
いるアントワーヌ・ダール。そのルーツなど詳細は明らかになっていないが、パ
リ・オペラ座の母体となったヴェルサイユのオペラ・ロワイヤルの団員として18
世紀フランスの大作曲家たちのオペラを演奏したとされている。
1759年に作曲されたこの「6つのソナタ」は元来「バソンもしくはチェロ」のため
に書かれたもので、スピード感に満ちた早く細かいパッセージと高音域が全曲を
通した特徴となっており、高度な技術を身に付けた奏者でなければ演奏が困難な
作品である。
1991年から2004年までフライベルク・バロック・オーケストラのメンバーとして
活躍したフォン・デル・ゴルツ。ソリスト、室内楽奏者としても精力的な活動を
展開しており、ロンドン・フィルやハノーヴァー・バンド、ベルリン・バロック
・ソロイスツなどに招かれるなど実力派女流奏者として厚い信頼を寄せられてい
る。そしてザ・ハープ・コンソートのガンバ奏者としてその名を知られてきたパ
ール、世界的鍵盤奏者としての名声を確立したショルンスハイムの2人が通奏低音
としてフォン・デル・ゴルツの演奏を支えるという豪華な陣容が実現!強力トリ
オが18世紀フランスの知られざる音楽家が残した難曲に挑む!

RK 2601 \2250
J・S・バッハ:モテット集 ――
伝承曲:コラール《来たれ、神にして創造主なる聖霊よ》
J・S・バッハ:
モテット第2番《御霊はわれらが弱きを助けたまう》BWV.226、
コラール《Du heilige Brunst》
伝承曲:《Zund uns ein Licht an im Verstand》
J・S・バッハ:モテット第5番《来ませ、イエスよ、来ませ》BWV.229
伝承曲:コラール《Denn du bist der Troster》
J・S・バッハ:コラール《おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け》BWV.622
作曲者不詳(15世紀):主キリスト、神のひとり子
J・S・バッハ:
モテット第3番《わが喜びなるイエスよ》BWV.227、コラール《主キリスト、神の
ひとり子》BWV.601
作曲者不詳(16世紀):
わが魂は主をあがめ/モテット第4番《恐るるなかれ、われ汝とあり》BWV.228
作曲者不詳(16世紀):主にみさかえあれ
伝承曲:コラール《Gott Vater sei Lob》
H・シュッツ:レスポンソリウム
J・S・バッハ:
「マニフィカト」によるフーガBWV.733、モテット第1番《主に向かいて新しき歌
を歌え》BWV.225
ジュリアン・ポッジャー(指揮&テノール)、トリニティ・バロック
ゴシック・ヴォイセズ、ザ・ハープ・コンソート、そしてタリス・スコラーズの
メンバーとして、またソリストや指揮者としても目覚しい活躍を見せているイギ
リスのテノール奏者ジュリアン・ポッジャーがリーダーを務めるトリニティ・バ
ロックの新録音がラウムクラング(Raumklang)からリリースに!
ルネサンス時代からバロック時代までの声楽作品のスペシャリスト集団としてケ
ンブリッジ・トリニティ・カレッジで結成されたトリニティ・バロック。
バッハのモテット集、マタイ受難曲、ヨハネ受難曲、シュッツの宗教作品集、イ
ギリスのルネサンス音楽、スペインのミサ曲集など、楽曲研究や時代考察に基づ
いて組まれたトリニティ・バロックのコンサート・プログラムは各方面から絶賛
を受けている。この「バッハのモテット集」でもバッハのモテットだけでなく同
じくバッハのコラールや同時代に書かれたとされる作曲者不詳の作品、シュッツ
のレスポンソリウムが組み込まれるなど、1つ1つの作品に対する熱き信念とこだ
わりがプログラムに表れている。

RK 2303 \2250
ミルテイト-ギリシャの伝統歌曲集 ――
San To Feggari Tis Anixis/Lemonia/Apo Makran Elepose/Myrtate/El
Clavel y La Espada/Mia Paraskevi/Tis Trichas To Gefiri/Moiroloi Tou
Idomenea/Anathema Tis Moires/Anixe Porta Tis Xanthis/Pano Choros/
Triantafilia/Sto Pa Kais To Xanaleo
テオドラ・バカ(ヴォーカル)、ティミオス・アツァカス(リュート)、
パンテリス・パフリディス(リラ&ヴォーカル)、
ビヤン・チェミラニ(トンバック)
古くからギリシャに伝わる伝統的な11曲の歌曲を集めた作品集。ドイツのレーベ
ルであるラウムクラングは、旧ソ連の小国グルジアの伝統音楽を集めた「グルジ
アの旅-世俗的で霊的な合唱音楽」(RK 2304-1/2)をリリースするなど、ヨーロッ
パの伝統音楽の分野でもクォリティの高い録音を生み出した実績がある。
幼少の頃からギリシャの伝統歌曲に親しんできたヴォーカルのテオドラ・バカ。
ここでは伝統音楽の旋律や音色と、現在のギリシャや他国の音楽のスタイルの融
合に成功している。物悲しい歌声と独特のリズムが奏でるギリシャ音楽は魅力に
あふれている。




<Globe>
GLO 5229 \2250
フランスの合唱作品集Vol.3 ――
キャナ・ドゥ・シズィー(1950-):
カンショーネス、トゥ・ギャザー・パラダイス、ディオス
モーリス・オアナ(1914-1992):白鳥の歌、ルイーズ・ラベの墓
ローラン・ハイラベディアン(指揮)、オランダ室内合唱団
ドビュッシーやラヴェル、ジョリヴェ、フランセなどを収録した第1集(GLO 5215)、
メシアンやジョリヴェなどを収録した第2集(GLO 5216)に続く合唱ファン待望のオ
ランダ室内合唱団によるフランス作品集の続編が登場!
第1集と第2集から収録作品の時間がさらに現代へと進んだ第3集では、21世紀とな
った現在も活躍中の女流作曲家ドゥ・シズィーと20世紀の作曲家オアナの作品を
カップリング。
両者の作品とも独特で高度な技術を要する難曲であるが、世界有数の室内合唱団
に数えられるオランダ室内合唱団の何を歌わせても揺るぐことのない安定感とハ
ーモニー、そして別格の上手さは流石である。
前2作ではスパニャールトからカリユステに指揮者が引継がれたが、第3集ではフ
ランスの現代合唱作品のスペシャリストであるハイラベディアンがタクトを執っ
ている。

GLO 5228(CD+DVD-PAL/1枚分価格) \2250
16世紀-17世紀のコンソート・ミュージック ――
ウィリアム・ブレイド(1560-1630):
アルマンド、パドゥアーナ、ガリアード、アルマンド、ヴォルタ、マスカレード、
アルマンド
W・バード:6声のファンタジア、5声のブラウニング
クリストファー・タイ(c.1505-1571/3):5声のイン・ノミネ
作曲者不詳:6声のイン・ノミネ
エルウェイ・ベヴィン(c.1554-1638):3声のブラウニング
ヒュー・アシュトン(c.1485-1558):ヒュー・アシュトンのマスク
トマス・カンピオン (1567-1620):卿のマスク(1613)より
アムステルダム・ブリスク・リコーダー四重奏団、
スザンナ・ブラウマン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ライナー・ジッパーリング(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
コンスタンツェ・アラニック(ハープ)
スヴェーリンク音楽院で名手ケース・ブッケとワルター・ファン・ハウヴェにリ
コーダーを師事し、生粋のオランダ系ヴィルトゥオーソとして活躍中の女流奏者
サスキア・コーレン擁するアムステルダム・ブリスク・リコーダー四重奏団のコ
ンソート・ミュージック集。
16世紀-17世紀のイギリスで流行した「マスク」と呼ばれる仮面劇のために作曲
された作品など、当時のイギリスで親しまれた器楽作品の姿が演奏からしっかり
と伝わってくる。またメインのリコーダー四重奏だけでなく、通奏低音的な形で
加わるヴィオラ・ダ・ガンバが響きの幅を広げる重要な役割を果たしている。
ボーナスDVDにはブリスク・リコーダー四重奏団の演奏とアニメーションがコラボ
した映像が収録されている。
(ボーナスDVDはPAL方式となります。予めご了承下さい。)

GLO 6062 \1880
劇場音楽の黄金時代-1600年-1650年のオランダの劇場音楽 ――
P.C.ホーフト-グラニダ(1605)より、Geeraerdt van Velsen(1613)より、
Baeto(1626)より/J.H.クラル-ディアナ(1623)より、Rosemondt en Raniclis
(1632)より、Pastorel Musyck-Spel van Juliana, en Claudiaen(1634)より
J・ファン・デン・フォンデル-Gijsbrecht van Aemstel(1638)より、Peter &
Pauwels(1641)より
J.J.スタルテル- Zingende klucht van Lijsje Flepkous(1621)より
カメラータ・トラジェクティナ
オランダやベルギーなどで劇場音楽が最も輝いたとされる17世紀前半。J・ファン
・デン・フォンデルなど16世紀オランダで活躍した4人の劇作家たちにが手懸けた
舞台作品の復刻演奏を収録したのがこのアルバム。
主に17世紀オランダの古楽作品を専門としている声楽と古楽器によるユニークな
アンサンブル、カメラータ・トラジェクティナ。オブレヒトの世俗作品集やアン
トワープの歌曲集など、歴史的にも価値のある録音を残している。




<Phaedra>
DDD 92052 \2250
In Flanders' Fields Vol.52 ――
ピート・スウェルツ(1960-):交響曲第2番《朝焼け》
ベルナデット・ルジュラン(ソプラノ)、
ビャルテ・エンゲセト(指揮)、フランダース放送管弦楽団&合唱団
ベルギーの作曲家の作品を世界中に向けて紹介する“In Flanders' Fields”も今
回で第52集。
日本では「マルテニッツァ」、「エピタフ」、「タイタニック・サーガ」など吹
奏楽作品の作曲家としてその名を広く知られているベルギーの作曲家ピート・ス
ウェルツ。ベルギーのレメンス音楽院で史上最高となる成績で卒業を果たし、
1993年度のエリザベス女王国際コンクールで1位を獲得するなど抜群の実績を誇る。
2000年に作曲された全7楽章で構成される「交響曲第2番」は、ネオ・ロマンティ
ックを標榜するスウェルツに相応しい聴き応え十分の大作である。第3楽章の「怒
りの日」は、これまでにヴェルディやベルリオーズといった大作曲家たちが残し
てきた作品にも匹敵する激しさと劇的な表現が大きな特徴であり魅力。また第4、
6、7楽章の歌詞はリルケの詩が題材となっており、宗教的な表題を持つ第1、2、
3、5楽章との対比と融合も斬新と言えるだろう。
ノルウェーのマエストロ、ビャルテ・エンゲセトのタクト捌きとフランダース放
送管&合唱団の熱演が光る。2000年9月7日のライヴ録音。

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07-12 No.12-2

2007年12月11日 17時07分23秒 | Weblog
<Etcetera>
KTC 4022 \2250
ランベール・ド・セーヴ(1549-1614):
来なさい喜び歌おう、深き淵より、Et ecce terrae motus、Quod nova nupta、
知恵、アヴェ・ステラ・マトゥティナ、アヴェ・マリア、ミサ曲《主は王となら
れる》
ジョヴァンニ・プリウリ(1575-1626):
8声のカンツォン、8声のソナタ、6声のカンツォン
ジョヴァンニ・ガブリエリ(1554/7-1612):第10旋法によるカンツォン
ウィム・ベク(指揮)、アンサンブル・オルトレモンタノ、カピラ・フラメンカ
リエージュで生を受け、ウィーンのインペリアル・チャペルでは当時有数の作曲
家だったフィリップ・デ・モンテの弟子となったランベール・ド・セーヴの宗教
作品集。
最終的には16世紀オーストリア帝国の宮廷音楽監督にまで上り詰めたとされるド
・セーヴ。最重要作品と評されるミサ曲「主は王となられる」に加えて同時期に
活躍したプリウリとガブリエリのカンツォンとソナタも併録しており、声楽と器
楽両方の神々しいハーモニーが響いてくる。
ベルギーの中世&古楽の音楽を歌わせたら並ぶもののいない「カピラ・フラメン
カ」と、サクバット&コルネットを主体としたピリオド・アンサンブル「オルト
レモンタノ」の相性もすこぶる良い。

KTC 1351(特別価格) \2850
D・ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタOp.147
ラムゼイ・ナスル:冬のソナタ-ショスタコーヴィチへの追憶
ラムゼイ・ナスル(朗読)、
スザンヌ・ファン・エルス(ヴィオラ)、ラインベルト・デ・レーウ(ピアノ)
ハーグ・レジデンティ管やシェーンベルク・アンサンブル、ニュー・シンフォニ
エッタ・アムステルダムのヴィオラ奏者を務めてきたオランダの女流ヴィオラ奏
者ファン・エルスのショスタコーヴィチ。ファン・エルスの奏でるダークな音色
が作品の持つ暗く深い雰囲気とマッチしており、表現力も見事。スタンダードの
1つとして食い込む可能性は十分にある。
カップリングにはオランダの俳優ラムゼイ・ナスルが朗読する「冬のソナタ」を
収録。第2楽章で狂気とも言える凄まじいヒートアップを聞かせてくれる「冬の
ソナタ」は、ショスタコーヴィチのヴィオラ・ソナタの影響を受けて書かれた約
30分の朗読である。ちなみに韓国の某ドラマとは無関係なのでご注意を。
(A5サイズの特殊ディジパック仕様となります。)




<Cobra Records>
COBRA 0020 \2250
P・I・チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲イ長調Op.50
E・ブロッホ:3つの夜想曲
オシリス三重奏団
1988年に結成されたオランダを本拠地とするオシリス三重奏団。ハーグ王立音楽
院で共に学んだピアノのエレン・コーヴァーとチェロのラリッサ・グレーネフェ
ルトに加えて、
新たに2005年からはロイヤル・コンセルトへボウ管のコンサートマスターである
ヴェスコ・エシュケナジーがメンバーに参加。2007年6月にオランダのフリース
ランドで開催された音楽祭では15のコンサートが完売するなど、現在のオランダ
で特に勢いのあるアンサンブルである。
チャイコフスキーとブロッホの両作品でもまろやかで包み込むようなサウンドを
生み出しており、各楽器のバランスや表現の統一感も素晴らしい。
2007年2月6日-8日の録音。




<AR Re-Se>
AR 2007-1 \2250
ニコラ・バクリ(1961-):
弦楽四重奏曲第6番Op.97/同第5番Op.57/同第4番Op.42《ベートーヴェンへのオ
マージュ》/同第3番Op.18《墓碑のスケッチ》
プソフォス弦楽四重奏団
2006年、2007年の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」に出演するなど日本
でも知名度の高まりを見せているプソフォス弦楽四重奏団の新録音。
フランスを拠点として活動中のプソフォス弦楽四重奏団は、日本人ヴァイオリン
奏者の田中綾子を中心にリヨン国立高等音楽院出身の奏者によって1997年に結成
された女流奏者4人によるアンサンブルである。既にリリースされているオアナの
弦楽四重奏曲全集(AR 2004-7)が話題を呼ぶなど近現代作品の演奏と解釈に称賛の
声を受けており、新たにリリースされるバクリの作品集の完成度も高い。
2007年4月11日-14日の録音。




<Pavane>
ADW 7517 \2250
J・N・フンメル:七重奏曲ニ短調Op.74
W・A・モーツァルト(フンメル編):交響曲第39番変ホ長調K.543
ルク・デヴォス(ピアノフォルテ)、ソルスティス・アンサンブル
ソルスティス・アンサンブルは、ブリュッセル王立音楽院でトラヴェルソの名匠
バルトハルド・クイケンに師事した女流奏者イザベル・ランファルシーを中心と
したベルギーのピリオド・アンサンブル。
七重奏の主役ルク・デヴォスは、ペルルミュテールを師と仰ぎシギスヴァルト・
クイケン&ラ・プティット・バンドからもその実力を認められた鍵盤奏者。素朴
で深い音色がアンサンブルの演奏にに華を添えている。
ピリオド楽器の演奏による室内楽編曲版の「交響曲第39番」も興味深いところ。
2006年の録音。

ADW 7377 \2250
C・P・E・バッハ:
フルートとチェンバロのためのソナタ ニ長調Wq.83/同ト長調Wq.86/デュエット
ハ長調Wq.73/トリオ・ソナタ変ロ長調Wq.161-2/二重奏曲ホ長調Wq.84
クリスティアン・ナイキスト(チェンバロ)、
ジャン=ミシェル・タンギー(フルート)
ベートーヴェンオーケストラ・ボン、ロッテルアダム・フィル、ベルギー国立管
などの首席奏者などを歴任したフルート奏者ジャン=ミシェル・タンギー。
パヴァーヌ(Pavane)にはマクサンス・ラリューとのコンビでバッハ・ファミリー
のレコーディングを行うなど、名門オーケストラで磨かれた音色を録音でも遺憾
なく発揮してくれている。1996年9月の録音。

ADW 7381 \2250
アブラハム・ファン・デン・ケルクホーフェン(c.1618-1701):オルガン作品集
幻想曲ヘ長調/ファンタジア・コルネット ハ長調/フーガ ト長調/前奏曲とフ
ーガ ニ短調/幻想曲ニ短調/幻想曲ト長調/幻想曲《Pro Duplici Organo》/
フーガ ト短調/幻想曲 ハ短調/前奏曲とフーガ ト長調/幻想曲ニ短調/
フーガ イ短調/幻想曲ハ短調/前奏曲とフーガ ニ短調
フランソワ・ウタール(オルガン)
ブリュッセルの音楽一族に生まれたフランドル楽派の作曲家ケルクホーフェンは
オーストリアのヴィルヘルム大公にオルガン奏者として仕え、その作品はオルガ
ン作品のみという特徴でも知られている。
16世紀前半から続く伝統的なスタイルを継承した作品がルクセンブルク大聖堂の
オルガンから重厚に鳴り響く。1995年9月の録音。

ADW 7367 \2250
チェンバロ・インプレッション ――
ジョン・ブル(1562-1628):パヴァーナ、ガリアルダ
ルイ・マルシャン(1669-1732):組曲ニ短調
J・S・バッハ:前奏曲とフーガ イ短調BWV.894
ハンス・フォークト(1911-1992):スティナート・スタディ(世界初録音)
D・スカルラッティ:
ソナタ ハ長調K.132、同イ短調K.175、同ト短調K.426、同ト長調K.427
クリスティアン・ナイキスト(チェンバロ)
フルート奏者タンギーとの共演などでパヴァーヌ・レーベルから録音をリリース
してきたナイキストのソロ・アルバム。
ロサンゼルスに生まれ、アスペレンやレオンハルトから学んだチェンバロの腕前
は相当のもの。16世紀のブルから20世紀のフォークト(世界初録音)までの幅広い
レパートリーでいい仕事をしている。1994年-1995年の録音。




<Hortus>
HORTUS 505 \2250
ホルンとオルガン ――
オレスト・ラヴァネロ(1871-1938):瞑想曲
L・モーツァルト:ホルン協奏曲ニ長調
W・A・モーツァルト:ラルゲットK.581
L・ケルビーニ:ホルン・ソナタ ヘ長調
G・F・ヘンデル:アンダンテ
ベルンハルト・クロル(1920-):ミサ・ムタOp.55
アルヴィド・クリシャンス(ホルン)、オルゲルツ・シンティンス(オルガン)、
タリヴァルディス・デクスニス(オルガン)、
アイワールス・カレイス(オルガン)
世界遺産に指定されているリガの旧市街にあり、世界最古のオルガンの設置やス
テンドグラスで有名なラトヴィアのリガ大聖堂。
このアルバムは、歴史的にも重要な建築物を舞台とした世界最古のオルガンとホ
ルンのデュオというオルガン・レパートリーに強いオルトゥス(Hortus)らしい内
容となっている。
ホルンのクリシャンスは、1954年からラトヴィア国立交響楽団の団員としてその
サウンドを響かせてきたラトヴィアきっての名手。ホルンファンにもオススメ。

HORTUS 005 \2250
ルイ・アルフレッド・ルフェビュール=ヴェリ(1817-1869):
サン・シュルピス教会のクリスマス・ミサ
ヴァンサン・ジャンヴラン(オルガン)、ラ・リーヌ・セラフィク&モデルヌ
「ダヴィンチ・コード」でも広くその名を知られるようになったパリのサン・シュ
ルピス教会でもオルガン奏者を務めていたルフェビュール=ヴェリ。この教会で
演奏するために自ら作曲を行ったのが「サン・シュルピス教会のクリスマス・ミ
サ」である。
ルフェビュール=ヴェリの19世紀フランスにおけるオルガン奏者、作曲家として
の真価を知り得ることが出来る作品である。





<BNL>
BNL 112945(CD+dts/2枚分価格) \4500
F・ショパン:
夜想曲第8番変ニ長調Op.27-2/バラード第1番ト短調Op.23
夜想曲第7番嬰ハ短調Op.27-1/バラード第2番ヘ長調Op.38
夜想曲第13番ハ短調Op.48-1/バラード第3番変イ長調Op.47
バラード第4番ヘ短調op.52
ジャン=セバスチャン・バルドン(ピアノ)
フルート奏者の父とピアニストの母を両親に持つジャン=セバスチャン・バルド
ンは、1972年生まれのフランスのピアニスト。リヨン国立高等音楽院では、ロケ
・アルシーナやバルビゼ、ハイドシェックといった名手たちから指導を受けた経
歴を持つ。陰と陽を上手く使い分けた表現力と、骨格のはっきりとした演奏スタ
イルが印象に残る演奏を実現させている。
(このCDはノーマルCD+同内容の5チャンネルdts盤がセットになっております。
/dts盤は専用の再生機器でないと再生することができません。スーパーオーディ
オCDプレイヤーやDVDプレイヤーとは異なります。ご注意下さい。)

BNL 112916 \2250
J・S・バッハ:
ソナタ第1番ト長調BWV.1027/同第2番ニ長調BWV.1028/同第3番ト短調BWV.1029
ポール・ジュリアン(チェロ)、ルドミラ・ヤンコフスカ(ピアノ)
ピエール・フルニエの門下生だったフランスのチェロ奏者ポール・ジュリアンと
クラコウ音楽大学でペンデレツキから音楽を学んだポーランドの女流ピアニスト、
ルドミラ・ヤンコフスカによるデュオ・アルバム。
大きな表現を抑えて作品の持つ自然な流れを大切にした演奏を聴かせてくれてい
る。2001年5月の録音。

BNL 112917 \2250
C・P・E・バッハ:
6つのシンフォニアWq.182,H.657-662(ハンブルク・シンフォニア)
ディディエ・タルパン(指揮)、コンチェルト・ポラッコ
Cコンチェルト・ポラッコは鍵盤楽器奏者であり指揮者でもあるマレク・トポロフ
スキによって1991年に結成されたポーランドのピリオド・アンサンブル。
バロック時代から古典派初期に作曲された作品の演奏には特に定評があり、BNLレ
ーベルにはベートーヴェン&メユール(BNL 112920)やヴィヴァルディ(BNL 112941)
など高い評価を受けた優秀な録音を残している。2001年7月の録音。

BNL 112912 \2250
フランスのバッハ ――
幻想曲ト長調BWV.572/幻想曲とフーガ ハ短調BWV.562/アリア ヘ長調BWV.587/
コラール《われら皆唯一の神を信ず》BWV.681/コラール《古き年は過ぎ去りぬ》
BWV.614/コラール《バビロンの流れのほとりに》BWV.653/コラール《おお愛す
る魂よ、装いせよ》BWV.654/6声のリチェルカーレBWV.1079-9/コラール《ああ
人よ、汝の大きな罪を嘆け》BWV.622/コラール《われら悩みの極みにありて》
BWV.641/前奏曲BWV.552-1/パッサカリア ハ短調BWV.582
ベルナール・コードゥリー(オルガン)
フランスのサン・マキシマン教会にあるイスナール製の歴史的オルガンと、ドイ
ツのグラウホフ教会にあるトロイトマン製の歴史的オルガンの演奏による大バッ
ハの作品集。2001年5月&10月の録音。




<Cybele>
SACD 160.403(SACD-Hybrid) \2850
エーリヒ・イトル・カーン(1905-1956):ピアノ作品集 ――
6つのバガテルOp.5/8つのインヴェンション/シャコンヌ/短いピアノ小品/
5つのバガテル(全曲世界初録音)
トーマス・ギュンター(ピアノ)
K1905年にドイツのオーデンヴァルトで生まれたエーリヒ・イトル・カーン。近現
代の音楽に精通したピアニスト&作曲家として活躍しながらも、第2次世界大戦の
影響でドイツからフランス、そしてアメリカへの移住を余儀なくされ1956年にア
メリカで没している。
カーンの作品にはシェーンベルクからの影響である十二音技法が色濃く見られる
が、「8つのインヴェンション」などはバッハに対するオマージュとして作曲され
るなどバロックから古典派、ロマン派の作曲家たちへのリスペクトの思いも込め
られている。
エッセンのフォルクヴァンク音楽大学でピアノ科教授を務めるギュンターの冷静
な演奏を、シベーレ(Cybele)の優秀録音が1つ1つの音を丁寧に再現してくれる。
全曲世界初録音。

Cybele 660.202 2枚組 \4500
ギュンター・ベッカー(1924-):ポートレート ――
管弦楽のための《安定と不安定》/パッセージ/弦楽四重奏曲第1番/クラリネッ
ト、サクソフォーンと室内管弦楽団のための《コレスポンデンスI》/合唱と管
弦楽のための《夜と夢の歌》/オーボエ協奏曲/金管五重奏のための《蛇状曲線》
/フラグメント/スキャンニング/カプリース・コンチェルタント
ミヒャエル・ギーレン(指揮)、
バイエルン放送交響楽団、パレニン弦楽四重奏団、ダンツィ金管五重奏団、
アメリカン・ブラス・クィンテット、他
カールスルーエ・バーデン音楽大学とデトモルト音楽大学でフォルトナーに作曲
を師事した20世紀ドイツの重鎮ギュンター・ベッカーのポートレート・アルバム。
収録されている1960年代から1980年代までの放送音源の中には、ギーレン&バイ
エルン放送響やアメリカン・ブラス・クィンテットなどワールド・クラスのアー
ティストたちによる演奏が含まれている。

Cybele 660.101 \2250
ヴォルフガング・ハフシュミット(1934-):ポートレート ――
トリオII/無言歌集-24のピアノ小品/天使の歴史
スザンヌ・アキリーズ(ピアノ&チェレスタ)、
マーカス・ハフシュミット(フルート)、イェンス・フェッター(クラリネット)、
ミヒャエル・ハマン(ヴァイオリン)、他
エッセンのフォルクヴァンク音楽大学で教会音楽と作曲法をジークフリート・レ
ダに指導を受けたドイツの作曲家ハフシュミット。コンテンポラリーの手法で書
かれた3つの室内楽作品には、各楽器のサウンドが効果的に散りばめられている。
柔軟性の高き演奏者たちの特殊奏法もポイント。

Cybele 660.301 \2250
ミヒャエル・デンホフ(1955-):ポートレート ――
El sueno de la razon produce monstruos(ゴヤからの即興による)Op.32/
妄Op.54/夜曲Op.74-2/ピアノ三重奏曲第3番Op.74-1/ツー・ワンス・ソー・
モアOp.66
ミヒャエル・デンホフ(チェロ)、ウルリッヒ・ハルトマン(ヴィオラ)、
石坂トリオ、ヴェルディ弦楽四重奏団、他
D現在も作曲家、チェリストとして活躍するドイツの中堅作曲家デンホフの室内楽
作品集。デンホフは絵画からの得たインスピレーションで作品を書き上げること
が多く、Op.32とOp.54ではスペインの画家ゴヤの絵が根幹をなしている。ちなみ
にOp.74の2作品では石坂団十郎らによる石坂トリオの演奏が聴ける。

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07-12 No.11-1

2007年12月11日 17時06分22秒 | Weblog
<LSO Live>
LSO 0127 \1350
LSO 0627(SACD-Hybrid) \2180
モーツァルト:
レクイエム ニ短調KV.626(ジュスマイア版)
マリー・アーネット(S)
アンナ・ステファニー(Ms)
 アンドルー・ケネディ(T)
ダレン・ジェフリー(Bs)
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団、ロンドン交響合唱団
録音:2007年9月30日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
バランス・エンジニア:ジョナサン・ストークス
2007/08の今シーズン、9月25日に敬愛するプレジデントのデイヴィスが80歳の
誕生日を迎えたばかりとあって、LSOは御祝いムード一色の中で幕を開けまし
た。自然の流れで、手兵LSOを率いてかれがほどなく臨んだいくつかの演奏会
はみな、実質的に“もうひとつのガラ・コンサート”になったといいます。
LSO Live最新録音は巨匠デイヴィスによる「モツレク」。ピュア・モーツァル
トと題されたこの日、内田光子が弾く第27番の協奏曲につづいて演奏されたレ
クイエムは、10月3日に行なわれた本来のSir Colin Davis 80th birthday
galaの同じくメイン・プロ、しかもこれがレーベル初のモーツァルト・アルバ
ムというおまけつきです。
ちょうどLSOとの歩みと重ね合わせるかのように、半世紀以上の長きにわたっ
てモーツァルトに取り組んできたデイヴィス。オペラ、管弦楽曲、声楽曲とい
ずれもたいへん得意にしていて実演ではもちろん、録音も数多く残しています。
じっさいレクイエムも、BBC響(67年)、バイエルン放送響(91年、ほかに84年の
ライヴ映像)と、当ライヴでじつに4種目。けれども長年の手兵LSOとは、かな
り以前に大ミサや戴冠式ミサなどを録音しながら、レクイエムだけはこれまで
チャンスがありませんでした。
その意味でも、あらたに若手から抜擢されたソリスト、強力無比のロンドン
交響合唱団をしたがえ、なにより楽団の歴史を通じてもまれにみるほど強く
確かな結びつきをみせるLSOとの初顔合わせによる新録音は、タイミングとい
い、巨匠にとってまさに期するところがあったと考えて差し支えないでしょ
う。ここでデイヴィスはアプローチがピリオド・スタイルではないとの指摘
や異論を排して、これまでとは明らかに次元の異なる力と重みでわたしたち
を惹きつけてやみません。
なお、同一のキャストによりモツレクは、バービカンでの2公演に加えて10月
17日にはニューヨークのエイヴリー・フィッシャー・ホールでも取り上げら
れています。ソリストの内田光子がアンコールに、オケと一緒に“ハッピー
・バースデー即興曲”を弾いて大いに会場を沸かせた当夜のライヴ。なかで
もひときわ完成度が高く、実演に接した人びとから一刻も早いリリースをと
の声が強く寄せられていたものです。





<Profil>
PH 07052 \2180
ティペット:オラトリオ「われらが時代の子」
ウテ・ゼルビヒ(S)、ノラ・グービシュ(A)、ジェリー・ハドリー(T)
ロベルト・ホル(Bs)
ドレスデン国立歌劇場合唱団
サー・コリン・デイヴィス(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:2003年7月7、8日ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
ヨーロッパ屈指の伝統と格式を誇るシュターツカペレ・ドレスデンによる選り
すぐりのライヴをお届けする大人気のシリーズ。いま充実の時をむかえている
巨匠デイヴィス登場の最新リリースは、ことし2007年12月16日と18日にバービ
カンでLSOとのライヴでも取り上げるティペットの「われらが時代の子」。
1930年代に入り世界恐慌による社会不安が蔓延するなか、ティペットは作曲家
として、失業や貧困で社会的に虐げられた人々との連帯を表明せねばならない
との使命感に駆られていました。その矢先、1938年11月7日、パリのドイツ大
使館三等書記官エルンスト・フォン・ラトが、17歳のユダヤ人ハーシェル・グ
リンズバンによって銃撃を受け殺害されるという事件が起こります。これが引
き金となり、11月9日夜から10日にかけてドイツ全土でかつてない大規模なユ
ダヤ人排斥の暴動の嵐が吹き荒れることになります。
「水晶の夜」とよばれるこの大暴動はティペットを怒りと恐怖で大いに震撼さ
せ、戦時の1939年から2年の歳月を費やして書かれたオラトリオ「われらが時
代の子」として結実します。親しい詩人T.S.エリオットの強い奨めでティペッ
ト自ら手がけたテキストは、人間の本来もつ「光と影」の部分を受け止めたう
えで、さらに毅然と非人道的行為に立ち向かおうとする平和主義の哲学が色濃
く反映されたものとなっています。3部からなる全曲は、ヘンデルのメサイア
ととくにJ.S.バッハのマタイ受難曲とをモデルにしつつ、さらにバッハでのコ
ラールに替えて「黒人霊歌」の採用など異なるジャンルの混合がみられるのも
特徴的。作曲家の信頼も厚く、この作品では過去にもBBC響と録音を残してい
るデイヴィスですが、これはまさに別格。さきのベルリオーズのレクイエム
(PH.07014)に匹敵する、迫真のドラマを繰り広げています。





<ZIG-ZAG Territoires>
ZZT 3071001(5CD) \4350
CD1 (ZZT 051102)
ジャン=フェリ・ルベル(1666-1747):
ヴァイオリンとバッソコンティヌオのためのソナタ集
リュリ氏のトンボー(ソナタ第7番)ハ短調、
ソナタ第5番ニ長調「パラス・アテナ」、ソナタ第3番変ロ長調「アポロ」、
ソナタ第6番変ロ短調、ソナタ第11番変ロ長調
アマンディ-ヌ・ベイェ(バロック・Vn)
ラッサンブレ・デ・オネスト・キュリュ〔アルバ・ロカ(Vn)、アントワーヌ・
トランチク(Ob)、シャオ=ピン・クォ(Cemb)、バルドメロ・バルチエラ(Gamb)〕
録音:2005年6月20-24日
CD2 (ZZT 010301より)
ラモー:新クラヴサン曲集(1728)
(第4組曲)アルマンド、クラント、サラバンド、3つの手、ファンファリネット、
勝ち誇った女、ガヴォットと6つの変奏
(第5組曲)トリコテ、無頓着な、メヌエット、雌鳥、3連音、未開人、
エンハーモニック、エジプトの女
ブランディーヌ・ランヌ(Cemb)
CD3 (ZZT 060201)
モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調K.365、
フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299、
ホルン協奏曲第3番変ホ長調K.447
ジョス・ファン・インマゼール(Pf&指) 金子陽子(Pf) 
フランク・トゥンス(Fl) マルヤン・ド・ヘール(Hrp) 
ウルリッヒ・フュブナー(Hrn) アニマ・エテルナ
録音:2005年2月27日&3月1日(ブルージュ、コンセルトヘボウ)
CD4 (ZZT 030801)
G.ボノンチーニ: セレナータ「恋の敵」(1693)
キアラ・バンキーニ(指,第1Vn) アンサンブル415
アドリアーナ・フェルナンデス(クローリ:S)
マルティン・オロ(ティルシ:C-T)
フリオ・ザナッシ(フィレーノ:Br)
録音:2002年10月7-12日
(フランス、フランシュ・コンテ地方、オート=ソーヌ県、フラーヌ=ル=
シャトー教会)
CD5 (ZZT 051003)
モンテヴェルディ:マドリガーレ集
タンクレーディとクロリンダの戦い(第8巻) ニンファの嘆き(第8巻) 
さえぎられた希望(第7巻) 他の者は愛の神について歌えばよい(第8巻) 
今や天も地も(第8巻) 他の者は軍神マルスについて歌えばよい(マリーノ 
第8巻) 唇よ、何とかぐわしく匂うことか(第7巻)
フランソワーズ・ラセール(指)
アカデミア ヤン・ヴァン・エルサッカー(語り手:T) 
ギュメット・ロランス(クロリンダ:Ms) 
エルヴェ・ラミ(タンクレーディ:T)
録音:2004年12月12-16日
ZIG-ZAG Territoiresレーベル創設10周年記念ボックス。
インマゼール、ランヌー、ベイェなどレーベル屈指のアーティストが特価BOX
に終結!美麗化粧箱入り




<Paradizo>
レオンハルトの高弟でヴィルトゥオーゾ・チェンバロ奏者、古楽の名アンサン
ブル「カプリッチョ・ストラヴァガンテ」の創立者、世界的チェンバリストの
スキップ・センペのレーベル「Paradizo」の取り扱いを開始します。
「Paradizoとは、何かをあきらめる、あるいは何かを他の人にゆずる能力のこ
とをいいます。この行為は胸を引き裂かれるような辛いもので、感傷を通り越
したものです。ルネッサンス音楽というのは、この超越という現象のひとつの
ハイライトでした。ルネッサンス時代、不運というのは繰り返され、よいこと
は一度しかやってこない、という言い伝えがあり、イベントは一度きり、特別
なものとして行われるのが常でした。彼らは≪瞬間≫を生きていました。何か
をしたら、それにキスをして別れを告げたのです。現代という時代、すべての
ものは再生可能であり、ルーティン化し、グローバル化が進んでいますが、そ
の中で、美というのは今なお特別な存在です。しかも、それが忘れられないく
らいに美しければ美しいほど、その力も大きくなるのです」(スキップ・セン
ペ談)
センスあるレパートリー、そして、センペとセンペ率いるアンサンブルや若手
気鋭演奏家による演奏、肉感的で美しい音による録音、また、ブックレットも
センペや演奏者たちのインタビュー形式によるもので、興味深い内容のもので
ある、と、何拍子もそろったレーベルです。

PA 9003(1CD+1ボーナスCD) \2280
Duende-妖しい魅力
D.スカルラッティ:チェンバロソナタ集
(1)ホ長調K.206アンダンテ (2)ニ長調K.443アレグロ* 
(3)ヘ短調K.462アンダンテ (4)ヘ長調K.256アンダンテ 
(5)ヘ長調K6 (6)ヘ短調K.481アンダンテ・エ・カンタービレ 
(7)ハ長調K.423プレスト*(8)ハ長調K.513パストラーレ 
(9)ハ長調K.502アレグロ* (10)ロ短調K.87 (11)変ホ長調K.193アレグロ 
(12)ト短調K.8アレグロ (13)変ホ長調K.253アレグロ 
(14)ニ長調K.490カンタービレ (15)ニ短調K.517プレスティッシモ 
(16)ニ長調K.492プレスト* (17)ニ短調K.32アリア
ボーナスCD:サンプラー
スキップ・センペ(Cemb)、オリヴィエ・フォーティン(Cemb)*
録音:2006年
スキップ・センペのヴィルトゥオーゾ性が遺憾なく発揮されたスカルラッティ
作品集。レーベルの録音技術の高さも手伝って、ものすごい迫力と説得力をも
った音質で、思わずうなってしまう出来栄えです。さらに二台チェンバロの作
品では迫力が3倍にも4倍にも増幅され、チェンバロという楽器のもつ表現の可
能性の底知れなさにあらためて気づかされ、また、驚かされます。タイトルの
Duendeは、フラメンコなどでも使われる言葉(スペイン語)で、「妖しい魔力的
な魅力」といった意味で、聴いているとまさに魔術をかけられてしまったよう
な気分になる、不思議な力をもった1枚。

PA 9004(1CD+1ボーナスCD) \2280
『ペッレグリーナ』-インテルメディオ集(1589年)
-フェルディナンド・デ・メディチとクリスティーヌ・ド・ロレーヌの結婚式
のためのフィレンツェの音楽劇-
アルヴェッツィ(1547-1599)、アルキレイ(1550-1599)、マレンツィオ、カッチ
ーニらの作品
ボーナスCD:スキップ・センペインタビュー
スキップ・センペ(指)
カプリッチョ・ストラヴァガンテ・ルネッサンス・オーケストラ、
コレギウム・ヴォカーレ
ドロテー・ルクレール(S)、モニカ・マウク(S)、パスカル・ベルタン(A)、
アントニ・ファヤルド(Bs)
このCDに収められているのは、1589年に執り行われた、フェルディナンド・デ
・メディチとクリスティーヌ・ド・ロレーヌの結婚式で上演された音楽劇の、
幕間劇のための音楽です。1539年から、メディチ家は劇の幕間にインテルメ
ディオ(幕間劇)を上演するという伝統を発展させました。これは、劇の幕間
を、休憩やカーテンを上げたり下げたりすることで場つなぎするのではなく、
音楽のついた軽めの劇を上演することでお客さんをリフレッシュさせるための
ものでした。次第にこの幕間劇は凝ったものになり、ついにはメインの演劇を
食ってしまったほどです。このCDに収録されているのはその中の至高のもの
ばかり。センペが率いる名手達の演奏によって、中世の薫りが色濃くたちの
ぼります。

PA 9001 \2280
リコーダーのためのコンソート・ミュージック&エア集
I. ホルボーン(1545頃-1602)(1)パラディーゾ―ためいき/(2)J.ダウランド:
パドヴァ/ホルボーン:(3)ためいき(4)スイカズラ
II. ホルボーン:(5)パヴァーヌ(6)ガイヤルド/J.ダウランド:(7)今、ああ
今、私は別れなければならない(8)サー・ヘンリー・アンプトンへの告別/ホ
ルボーン:(9)ハイ・ホー・ホリデイ
III. ヤコブ・ファン・エイク:(10)スタンディング・マスク―ラウラ/シャ
イト:(11)クーラント(12)シャンソン(13)クーラント・ドロローザ/(14)ヒュ
ーム:パヴァーヌ/(15)アルフォンソ・フェラバスコ:4つの音符によるパヴァ
ーヌ/(16)シャイト:パドヴァ/(17)ウィリアム・ブレイド:舞曲
IV. (18)シャイト:戦いのガイヤルド/(19)J.ダウランド:キャプテン・ディ
ゴリー・パイパーのガイヤルド/(20)パーセル:リコーダーのためのエア/ホ
ルボーン:昨ミューズの涙 朔ナイト・ウォッチ/柵ヤコブ・ファン・エイク
:カエルのガイヤルド、クーラント/窄ダウランド:今、ああ今、私は別れな
ければならない/策トーマス・モーリー:カエルのガイヤルド/索ホルボーン
:ハイ・ホー・ホリデイ
ジュリアン・マーティン(リコーダー)
スキップ・センペ(指、チェンバロ、オルガン)&カプリッチョ・ストラヴァガ
ンテ
録音:2005年

PA 9002 \2280
テレマン:
(1)リコーダー、弦と通奏低音のための序曲 イ短調
(2)リコーダーのためのファンタジア ロ短調、ホ短調、イ長調
(3)リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、弦と通奏低音のための協奏曲
ジュリアン・マーティン(リコーダー)
ジョシュ・チートハム(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
スキップ・センペ(指、チェンバロ)&カプリッチョ・ストラヴァガンテ
録音:2005年
スキップ・センペのお墨付き天才リコーダー奏者、ジュリアン・マーティン
は、パリの国立高等音楽院を首席で卒業、カプリッチョ・ストラヴァンガンテ
のソロ奏者でもあります。リコーダー1本で世界中をツアーで駆け巡り、その
カリスマ性溢れる音楽と説得力のある演奏で聴く者を魅了しています。センペ
との霊感溢れるアンサンブル、その超絶技巧、そして驚異的なまでによく通る
音色で我々を魅了します。



<Ambroisie>
AM 130 \1680
カタログ付特別価格CD
フォーレ:
(1)悲歌op.24 (2)チェロ・ソナタ第1番 ニ短調op.109 
(3)ロマンス イ長調op.69 (4)蝶々op.77 
(5)チェロ・ソナタ第2番 ト短調op.117 (6)シチリアーナop.78
(7)夢のあとに(カザルス編)
オフェリー・ガイヤール(Vc) 使用楽器:1852年ベルナデル=ペル
ブリュノ・フォンテーヌ(Pf)
ガイヤールの、しなやかで色っぽい、思わず溜息が出てしまうような美しい音
色の名盤に、カタログがついてお買い得価格になって再登場。フォーレのチェ
ロ作品はどれも香り豊かで実に繊細。それをガイヤールが奏でるなんて、いつ
聴いても贅沢の極みの1枚です。

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07-12 No.11-2

2007年12月11日 17時05分53秒 | Weblog
<naive>
V 5073 \2280
(1)プロコフィエフ:交響的物語「ピーターと狼」Op.67
(2)リャードフ:バーバ・ヤーガ
(3)同:魔法にかけられた湖
(4)同:キキモラ
(5)R=コルサコフ:「サルタン皇帝の物語」より三つの奇蹟
(6)同:「同」より熊蜂の飛行
ヴァレリー・ルメルシェ(語り)
トゥガン・ソキエフ(指)トゥールーズ・カピトール国立O.
目下のところ、ロシアものにその持てる才気を存分に発揮している1977年生ま
れの俊英ソキエフ。「展覧会の絵」&チャイコの第4交響曲(V.5068)につづく
最新アルバムも、「ピーターと狼」や「熊蜂の飛行」をふくむきわめつけのロ
シア音楽集です。
前作同様に、若きカリスマのスケールの大きく濃厚な音楽性のもと、生っ粋の
フランスのオケにいまも息づく色彩ゆたかな音色がみごとに開花、否が応でも
想像力をかきたてます。音楽運びがすばらしければ、ここではなめらかに流れ
るフランス語のディクションもまたうつくしく音楽的。語り役はヴァレリー・
ルメルシェ。フランスの人気コメディエンヌで、映画にステージにと活躍して
いる女優です。「ピーターと狼」のアルバムを20種も自らコレクションしてい
るというだけあって、naiveからのオファーがあったときに飛び上がって喜ん
だという彼女は、このたびアルバムの装丁、イラストまで手がけています。
彼女はまた、「ピーターと狼」のほか、すべての収録作品ひとつひとつについ
ての案内役を務めます。



<SUPRAPHON>
SU 3931 \1780
(1)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集Op.8「四季」
(2)J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043
[ボーナス・ビデオトラック]
※ヴィヴァルディ:「四季」より冬、夏(第3楽章プレスト)
パヴェル・シュポルツル(Vn)
プラハ・フィルハーモニア
フランティシェク・シュタストニー(Cem)
録音:(1)(2)2007年9月1-2日、9-11日&10月6日(※映像)2007年9月12日
プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
コンサートでバンダナをあたまに巻いたり、カタにはまらないスタイルで人気
のシュポルツル。最新録音はヴィヴァルディの「四季」。カップリングのバッ
ハとも、編成を刈り込んだアンサンブルをバックに小気味よく弾むリズムがな
んとも新鮮です。プラハ・フィルハーモニアからの精鋭メンバーの楽器編成は
第1、第2ヴァイオリンが各3、ヴィオラ2、チェロ2、コントラバス1。ほかに通
奏低音。なお、CDエキストラ仕様により、WindowsのPCでReal Playerの動作環
境をお持ちであれば、トレード・マークのブルー・ヴァイオリンを弾く姿をみ
ることができます。




<audite>
AU 23407 2枚組 \2700
[CD 1]
モーツァルト:
(1)ピアノ協奏曲第20番ニ短調KV.466
(2)ピアノ協奏曲第22番変ホ長調KV.482
ゲザ・アンダ(P & (1)指)(2)コンスタンティン・シルヴェストリ(指)
ケルン放送交響楽団
録音:(1)1969年11月28日(2)1960年4月4日WDR第1ホール(ライヴ)
[CD 2]
モーツァルト:
(1)ピアノ協奏曲第23番イ長調KV.488
(2)交響曲第28番ハ長調KV.200(KV.189a)
(3)ピアノ協奏曲第21番ハ長調KV.467
ゲザ・アンダ(P & (1)(2)指)ヨゼフ・カイルベルト(指)
(1)(2)カメラータ・アカデミカ・ザルツブルク(3)ケルン放送交響楽団
録音:(1)(2)1962年1月28日(3)1956年1月16日WDR第1ホール(ライヴ)
すべてWDRアーカイヴの正規音源からの復刻。Auditeよりハンガリー生まれの
ピアニスト、ゲザ・アンダ(1921-1976)のシリーズがスタートします。これは
ヴィルトゥオーゾとして名高い彼による、1952年からの1970年までの初出ある
いは初CD化のスタジオ&ライヴ録音を収めたたいへん貴重なものです。全4タ
イトルの第1弾はアンダの代名詞ともいえるモーツァルト。協奏曲は選曲もよ
く、スタジオ盤全集でもおなじみの自らの弾き振りのほか、カイルベルトや
シルヴェストリとの共演にも注目です。協奏曲のカデンツァはすべてアンダ
自作。また、アンダが珍しく指揮のみをてがけた交響曲も聴きものです。




<BIS>
BIS SA 1716(SACD-Hybrid) \2500
ベートーヴェン:
(1)交響曲第6番ヘ長調 Op.68「田園」
(2)交響曲第1番ハ長調 Op.21
オスモ・ヴァンスカ(指)ミネソタ管
SACDハイブリッド盤。ますます充実度の深みを増すヴァンスカ。つい先日も来
日して、読売日本交響楽団と個性的な「英雄」交響曲を披露してくれました。
期待のベートーヴェン・シリーズの新譜は「田園」。あたかも北欧の田園風
景、シベリウスの自然描写曲のように響いて個性的。古典的なたたずまいの
第1番も異様な活気に満ちていて一気に聴かせます。

BIS SA 1569(SACD-Hybrid) \2500
シューマン:
(1)交響曲第1番変ロ長調 Op.38「春」
(2)ツヴィッカウ交響曲
(3)序曲、スケルツォとフィナーレ Op.52
(4)歌劇「ゲノヴェーヴァ」序曲
(5)序曲「メッシーナの花嫁」Op.100
トマス・ダウスゴー(指)スウェーデン室内管
SACDハイブリッド盤。非常な期待を持って迎えられているダウスゴーのシュー
マン交響曲シリーズ。第2弾は第1番「春」のほか彼が20代の初めに試作した
「ツヴィッカウ交響曲」も入っているのが嬉しい限り。ダウスゴーの引き締
まった音楽作りとスウェーデン室内管の透明な響きで、「灰色」と称される
シューマンの管弦楽曲の印象が一新されます。2篇の序曲も美演です。

BIS 1575
(1)クープラン:聖水曜日のためのルソン・ド・テネブレ
(2)ド・ラランド:聖水曜日のための第3テネブレ
(3)同:聖木曜日のための第3テネブレ
エマ・カークビー、アニエス・メロン(Sop)、
チャールズ・メドラム(バス・ヴィオール)、
テレンス・チャールストン(Org)
一見ハルモニア・ムンディを思わす曲目と演奏者ながら、正真正銘のBIS最新
録音。ルソン・ド・テネブレとはカトリック暦で復活祭前の3日間、深夜から
早朝に行なわれる聖務日課のための音楽。これを女王エマ・カークビーと、
ドミニク・ヴィス夫人のアニエス・メロンという大ベテランがひそやかに歌
唱。いぶし銀の至芸が存分に味わえます。

BIS 1625 \2380
もののけチューバ:ボーズヴィーク
(1)バーンスタイン:前奏曲、フーガとリフス
(2)ボーズヴィーク&ギスケ:青いフヌグ-チューバと吹奏楽
(3)ボリス・ディエフ:チューバと吹奏楽のための協奏曲
(4)ターネイジ:急発進
(5)フレドリク・ホグベリ:トロルチューバ-チューバと吹奏楽
(7)ダニエル・ネルソン:メタルフォニック・リミックス-チューバと吹奏楽
オイスタイン・ボーズヴィーク(Tub)、
クリスチャン・リンドベルイ(Trb(2),指)
スウェーデン・ウィンド・アンサンブル
ノルウェーのチューバ奏者ボーズヴィークはその超絶的テクニックとエンター
テイメント性で人気急上昇中。今回は協奏作品を集めていますが、吹奏楽伴奏
というのがユニーク。さらにその指揮を彼の兄貴筋リンドベルイが務めている
のも豪華。リンドベルイはゲストでトロンボーンの妙技も見せてくれます。い
ずれも現代作品ながらワールドミュージック風でもあり、たっぷり愉しませて
くれます。

BIS 1587 \2380
C.P.E.バッハ:鍵盤協奏曲全集 Vol.16
(1)チェンバロ協奏曲ニ長調(第2版) Wq27 (H433)
(2)チェンバロと管弦楽のためのソナチネ 変ロ長調 Wq110 (H.459)
(3)タンジェント・ピアノ協奏曲イ短調 Wq.21 (H.424)
ミクローシュ・シュパーニ(タンジェント・ピアノ、チェンバロ、指)、
メンノ・ファン・デルフト(チェンバロ)(2)、
ペトリ・タピオ・マッツォン(指)アンサンブル・オーパスX
シュパーニが続けてきたC.P.Eバッハの鍵盤協奏曲全集シリーズがついに完結
となりました。18世紀音楽史の穴を埋める、前人未到のまさにエポックメイキ
ングな世界を打ち立てたと申せましょう。最終巻はとりわけ珍品が集められて
いて、ファン感涙の一枚です。




<Calliope>
CAL 9750 \2180
アルベール・アラン:オルガン作品集
(1)フィナーレ ヘ短調 Op.429 (2)アンダンティーノ ト長調 Op.346 
(3)アリア ニ長調 Op.425 (4)スケルツォ ホ短調 Op.423 
(5)エレジー Op.396 (6)アンダンティーノ嬰ハ短調 Op.437 
(7)トッカティーナ Op.373 (8)非常に遅い歩みで Op.345 
(9)とても遅く静かに Op.357 (10)アンダンティーノ・コン・モト Op.347 
(11)子守歌 Op.395 (12)「シオンを讃えよ」によるカリヨン Op,424 
(13)ブギヴァルのカリヨン Op.368 (14)クリスマスの季節に Op.360 
(15)ラルゴ(祈り)Op.427 (16)アンダンテ ロ長調 Op.306 
(17)「カンテムス・ドミノ」によるトッカータ Op.323
アルベール・アラン (1880-1971)はジャン&マリー=クレール兄妹の父君だっ
たオルガニスト兼作曲家。子供たちに比べ知名度は高くありませんが、Op番号
469に及ぶ膨大な作品を残しています。作風は後期ロマン派的で、明快かつエ
レガント。魅力的なメロディにも欠けていません。録音に恵まれぬ彼の作品を
愛娘マリー=クレール・アランが父愛用のオルガンで2007年3月に録音。これ
以上理想的な演奏は考えられません。




<Ambroisie>
AM 9996 \2500
シャイト(1587-1654):Ludi Musici (音楽の遊戯)
ガイヤルド・バタッリャ、カンツォーナ、クーラントほか
レ・サックブーティエ
シュッツ、シャインとともに、ドイツ初期バロックの「3S」の一人として名高
いシャイトによる作品集。サックブーティエは、トゥールーズに拠点をおき、
25年以上にわたって活動をつづけ、古楽の名アンサンブル団体として押しも押
されぬ存在。初来日を目前にひかえている、いまや「伝説の」管楽器奏者、
ジャン=ピエール・カニャックのコルネットによるガイヤルド・バタッリャ
は見もの。この曲は、シャイトが宮廷楽団のコルネット奏者に献呈したとい
うだけあって、超絶技巧で華やかな作品なだけに、カニャックの名人ぶりが光
ります。ほかの作品も、メンバーたちが発する華麗な管楽器の音色に圧倒され
てしまいます。

AM 129 \2500
El Fuego「熱情」-16世紀のスペインの音楽
マーテオ・フレーチャ(1481-1553):エル・フエゴ(熱情)、槍試合、黒人
フアン・バスケス(1500-1560):私の目の命のために、ローゼルの泉
アラウショ:68音のティエント
エレディア:88音の戦いのティエントほか(全9曲)
レ・サックブーティエ
アディアナ・フェルナンデス(S)、デイヴィッド・サガストゥム(A),
ルイ・ヴィリャマヨ(T)、イヴァン・ガルシア(Bs)
エンサラーダ集(スペイン語、ラテン語、イタリア語の歌曲)。すでに16世紀に、
エンサラーダは成熟したジャンルとして人々に愛されていました。凝った詩の
韻律の取り方など、言葉はわからなくてもそのリズムの独特の表情はいつ聴い
ても素敵です。

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