クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

07-12 No.2-1

2007年12月03日 19時50分36秒 | Weblog
<WEITBLICK>
ベルティーニのマーラー名門オケとの共演!
マーラーの権威ベルティーニは、名演を世界中で繰り広げておりますが、ここ
に登場する名演群は、ヨーロッパ有数の名門オケとの共演でその実力は既出の
盤を上回るとさえ言えます。マーラーに取組み始めた初期の第6番「悲劇的」
はぎらつくナイフのような鋭利な演奏で、凄いです。第4番は最晩年のライヴ
でプライヴェート盤が、大変な評判となっておりました。そして、ウィーン響
との共演となる第5番、第9番は、オケの音色とホールトーンの美しさを最大限
に生かした魅惑の名演です。何れもライナーノートは許光俊氏による詳細な演
奏分析です。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。

SSS0074/75-2 2枚組 \3960
(1)マーラー:交響曲第4番
(2)マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
ガリー・ベルティーニ指揮
ベルリン・ドイツ交響楽団、
カミラ・ニルンド(S)
(1)2004年2月29日フィルハーモニー・ベルリン、デジタル・ライヴ録音
(2)1973年4月30日フィルハーモニー・ベルリン、ステレオ・ライヴ録音
最晩年までエネルギッシュな活動を繰り広げた巨匠ベルティーニのマーラー名
演集。超名演としてCD化が熱望されていた第4番。マーラーを積極的に取り上
げた初期の第6番「悲劇的」の刺激に満ちた名演を収録しました。いずれも高
音質です。
ライナーノートより:
第4番について:第3楽章の14分あたりからを聴いてみるがいい。感覚的な美し
さと内面性が見事に一体化している。ベルリン・ドイツ交響楽団は、決してベ
ルティーニが特別親しかったオーケストラではない。にもかかわらず、完璧に
ベルティーニの音楽が鳴っている。そして16分過ぎ、弱音からのいきなりの爆
発。それはあたかも、突然天国の扉が開かれるかのような荘厳な一瞬だが、こ
こでのすさまじい響きは筆舌に尽くしがたいものがあった。この録音でもその
片鱗はうかがえよう。いったいオーケストラというものがどれほどものすごい
音を出すことができるか、私は本当に久しぶりで感じ入った。仮にもしこの一
瞬だけしか聴いていなかったとしても、私はこの指揮者を忘れることができな
いだろう。
第6番について:この演奏は冒頭からして異常な緊張感と切迫感を持っている。
まるで獲物を追い込んでいくようなテンポ。情け容赦なく刻まれるリズム。透
明で明快な響き。潔癖なフレージング。それなのに単に外側を整えただけの醒
めた演奏ではない。熱狂的なまでに心が高ぶっている。速めのテンポだが、旋
律は窒息せず、ギリギリまで歌われている。

SSS0080-2 \1980
マーラー:交響曲第5番
ガリー・ベルティーニ指揮
ウィーン交響楽団
1983年4月12日ムジーク・フェラインザール、ステレオ・ライヴ録音
ベルティーニは、マーラーの交響曲全曲をケルン、東京、ウィーンで指揮しま
した。ウィーンでのパートナーは密接な関係を誇ったウィーン交響楽団です。
木管のウィーンサウンドが実に魅力的です。
ライナーノートより:有名なアダージェットでも表現力は全開だ。ことに6分
過ぎからは、あまりにもロマンティックでとろけるような夢幻美が広がる。テ
ンポを自由に伸縮させながら柔らかく弱い音で紡がれる、月夜に映える美しさ
とでも言おうか。甘美さや陶酔という点では、この楽章の究極の演奏のひとつ
と言ってよいだろう。特に終わりの3分ほどは恍惚としながらも不安や孤独や
寂しさが交叉して曰く言い難い味わいを醸し出して絶品だ。

SSS0081-2 2枚組(1枚分価格) \1980
マーラー:交響曲第9番
ガリー・ベルティーニ指揮ウィーン交響楽団
1985年2月3日ムジーク・フェラインザール、ステレオ・ライヴ録音
晩年は、快速テンポを採用することも多かったベルティーニですが、第9番に
関しては悠然とした遅いテンポを守りました。当演奏も究極の美演で、耽美的
マーラーの最右翼と申せましょう。こういう場合にウィーン響の音色、ムジー
クフェラインのホールトーンが最適である証拠となっております。
ライナーノートより:全曲を通じてもっとも聴きごたえがあるのはフィナーレ
であろう。たっぷり量感がある、しかし柔らかな弦楽器の響きが楽しめる。会
場のムジーク・フェラインザールではさぞや美しく鳴ったに違いないと想像さ
れる。絶望や終末感は薄く、表情は意外にも明るい。ベルティーニのマーラー
演奏は、多くの場合、他の指揮者たちよりも肯定的な色合いを帯びている。や
さしげな慰撫の感じられるこのフィナーレはその典型的な例だ。コーダに至っ
ては甘美な微笑のようですらある。あるいはこの豊麗な演奏は、この曲になじ
みがない人にとってはもっとも親しみやすいものかもしれない。

SSS0083-2 \1980
ベートーヴェン: 交響曲第9番「合唱」
クルト・ザンデルリング指揮
ベルリン交響楽団(旧東)、
ベルリン放送合唱団、ベルリン国立歌劇場合唱団、
ベルリン・コミッシェ・オパー合唱団、
エヴァ・マリア・ブンドシュー(S)、ウタ・プリエフ(Ms)、
ペーター・シュライアー(T)、テオ・アダム(Bs)
録音:1987年10月23日ベルリン・ドイツ民主共和国会館、
ステレオ・ライヴ
巨匠ザンデルリンクの第9ライヴ。ベルリン市制750周年を記念した祝賀演奏会。
東ドイツ(DDR=ドイツ民主共和国)では最大の音楽イベントと申せましょう。
独唱歌手も東独系の超大物が用意されました。手兵ベルリン交響楽団を存分に
駆使し、強靭な造型を堅持しつつ、ザンデルリンクとしては、かなり音量、テ
ンポの変化を与えたドラマティックな演奏です。フィルハーモニア管とのベタ
ッとしたはっきりしない演奏とは正反対の緊張感に満ちた、そして気迫の籠も
った怖ろしいまでの威容を誇る超名演です。ザンデルリンク先生がお孫さん達
へのクリスマス・プレゼントにしたいと仰ったために緊急リリースとなりまし
た。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。




<Glossa>
GCD 921406 \2300
ジョゼッフォ・ツァルリーノ(c.1517-1590):
ソロモンの雅歌/聖霊来たりたまえ/我らが父よ-アヴェ・マリア
マイケル・ヌーン(指揮)、アンサンブル・プラス・ウルトラ
1517年頃にイタリアのキオッジャで生まれたと伝えられているジョゼッフォ・
ツァルリーノは特に音楽理論の分野で才能を発揮し、16世紀における対位法理
論の第1人者として当時の音楽の発展に多大な影響を与えたと言われている。
またツァルリーノの著書「調和概論」はこれまでの音楽史においても最も重要
な著作の1つとされており、当時のヴェネツィア楽派の中でも突出した存在感を
放っていたことが窺い知れる。
1540年代後期に書かれた10曲のモテットで構成される「ソロモンの雅歌」と2つ
のモテットを収録した宗教作品集は、ツァルリーノの作曲家としての卓越した
才能を証明する貴重かつ重要な録音となる。
ルネサンス時代、その中でも屈指の名演と名高いゲレーロのレクイエム
(GCD 921402)を筆頭としたスペインの作品を数多く手懸けてきたマイケル・ヌ
ーン&アンサンブル・プラス・ウルトラ。
ルネサンス音楽の演奏と解釈には絶大な実績と評価を持つだけに、今回のイタ
リア・ルネサンスの録音も演奏、資料の両面で重宝されることだろう。グロッ
サらしい意義深いリリースである。2005年5月の録音。




<Avie>
AV 2145 \2180
ジョン・ロード(1941-):ダラム・コンチェルト
マシュー・バーリー(チェロ)、ジョン・ロード(ハモンドオルガン)、
ルース・パーマー(ヴァイオリン)、
キャスリン・ティッケル(ノーザンブリアン・パイプ)、
ミッシャ・ダムフ(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団
イギリスのダラム大学の創設175周年を記念して作曲された「ダラム・コンチェ
ルト」。この作品の作曲者は、なんと全世界を熱狂させたハード・ロック・バ
ンド「ディープ・パープル」の創設メンバーであり、1976年の解散までキーボ
ードとして活躍したジョン・ロードなのである!
女王ムローヴァの夫君でありイギリスのトップ・チェリストの1人として名を
馳せるマシュー・バーリー、自ら製作したCD(QTZ 2045)がクラシカル・ブリッ
ト・アウォード2007に輝き話題を呼んだ若きヴァイオリン奏者ルース・パーマ
ー、イングランド北部の伝統楽器ノーザンブリアン・パイプの名手として絶大
な人気を誇る女流奏者キャスリン・ティッケル、そして作曲者ジョン・ロード
自身が弾くハモンドオルガンといった4人のソリストとオーケストラが効果的
に絡み合う「ダラム・コンチェルト」。
第1部-朝、第2部-午後、第3部-夕暮れの3部で構成されており、世界文化遺産
に登録されているダラム大聖堂やダラム城があるダラムの町並みが目に浮かぶ
ような雄大な作品に仕上がっている。
ロックのジョン・ロード、ワールドミュージックのキャスリン・ティッケル、
そしてクラシックのアーティストたちがジャンルのしがらみに囚われることな
く音楽を奏でる姿は素晴らしい。




<Hyperion>
CDA 67630 \2180
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ第44集 ――
ヘンリク・メルツェル(1869-1928):
ピアノ協奏曲第1番ホ短調/同第2番ハ短調
ジョナサン・プロウライト(ピアノ)、
クリストフ・ケーニッヒ(指揮)、BBCスコティッシュ交響楽団
前作ベネット&ベイシュの協奏曲を収録した第43集(CDA 67595)に続くのは、
ポーランドのコンポーザー・ピアニスト、ヘンリク・メルツェル。
メルツェルは当時のポーランドを代表するピアニストとしてアントン・ルビン
シテイン・コンクール、パデレフスキ・コンクールなどの入賞を経験。教育者
としてはワルシャワ音楽院の教授、院長を務めるなど、ポーランドの音楽の水
準を一気に引き上げた功労者である。
ピアノ協奏曲第1番はリストとショパンのスタイルを踏襲したスタイルで書か
れた作品であり、スリリングなフィナーレが特徴的。対する第2番はポーラン
ドの旋律を創造性豊かに用いて1898年に作曲された作品である。
高度な技巧とスタミナを要求されるメルツェルの協奏曲に挑むのは英国の実力
者ジョナサン・プロウライト。プロウライトはハイペリオンにストヨフスキの
協奏曲とソロ作品、パデレフスキのソロ作品を録音するなど、ポーランドの音
楽に凄まじいまでの情熱を注ぎ込んでおり今回の起用はまさに適役。ロマンと
情熱が同居するポーランドのピアノ協奏曲、大注目!

CDA 67617 \2180
アレッサンドロ・ストラデッラ(1639-1682):オラトリオ《洗礼者聖ヨハネ》
アンケ・ヘルマン(ソプラノ)、マルティン・オロ(カウンターテナー)、
アントニオ・アベテ(バス)、フレドリク・アクセルベルク(テノール)、
エレーナ・チェッチィ・フェディ(ソプラノ)、
アレッサンドロ・デ・マルキ(指揮)、
アカデミア・モンティス・レガリス
合奏協奏曲様式の土台を誕生させるなど、17世紀イタリア・バロックを代表す
る大作曲家として歴史にその名を残すアレッサンドロ・ストラデッラ。
「洗礼者聖ヨハネ」や「スザンナ」といった優れたオラトリオによって当時の
音楽に大きな功績を残したストラデッラだったが、私生活は波乱に満ちており
枢機卿の怒りを買いローマから追放される。その後は貴族の愛人に手を出すな
ど以前からの女性関係で相変わらず周囲を騒がせ、最期は刺客に暗殺されてし
まうという波乱万丈の生涯を送ったことでも有名な人物である。
現代有数のイタリア・バロック音楽、特にヴィヴァルディの権威としての名声
を確立したアレッサンドロ・デ・マルキがハイペリオンに初登場!オーケスト
ラはもちろんこれまでにデ・マルキとのコンビで多くの成功を収めてきた若手
古楽器奏者の精鋭集団アカデミア・モンティス・レガリス。
ハイペリオンでの最初の録音がストラデッラ、しかも代表作「洗礼者聖ヨハ
ネ」という組み合わせは、両者の今後の更なる快進撃を予感させるに相応しい
プログラムであり期待は自然と膨らんでしまう!

CDA 67648 \2180
ダウランドのリュート歌曲集とブリテンのノクターナル ――
J・ダウランド:
騒ぎ立つ思いよ、愛の神よ,かつて出会ったことがあるか、悲しみよとどまれ、
去れ自己愛の若者たちよ、ファンタジア第7番(リュート独奏)、来たれ甘い愛
よ、眠れ定まらぬ思いよ
B・ブリテン:ノクターナル
J・ダウランド:
来たれ深き眠り、流れよわが涙、わが嘆き、私の嘆きに心が動くなら、
ディゴリー・パイパー大佐のガリアード(リュート独奏)、この思い遂げられ
ぬとしたらどうしよう、君たち愛と運命に、今こそ別れねばならぬ、暗闇に
住まわしておくれ
マーク・パドモア(テノール)、エリザベス・ケニー(リュート)、
クレイグ・オグデン(ギター)
バロック音楽界で綺羅星の如き輝きを放つ世界有数のテノール歌手マーク・パ
ドモア。20世紀イギリスの歌曲集「この子らはだれか?」(CDA 67459)以来と
なるハイペリオンからの久々のリリースはダウランド。
定評あるパドモアの豊かな歌声と表現力、エリザベス・ケニーのリュートがダ
ウランドの世界を物悲しく、そして美しく描いている。またパドモアとケニー
はダウランドの手稿譜による異版も取り入れており、さらに魅力的な演奏を実
現させている。
またジュリアン・ブリームのために1963年に作曲されたブリテンのノクターナ
ルを演奏するのは、世界を駆けるイギリス人ギタリスト、クレイグ・オグデ
ン。こちらも期待大!

CDA 67645 \2180
G・マーラー:
歌曲集《子供の不思議な角笛》より
死んだ少年鼓手/高き知性への讃歌/ラインの伝説/塔に囚われ迫害を受ける
ものの歌/トランペットが美しく鳴り響くところ/番兵の夜の歌/この世の生
活/魚に説教するパドゥアの聖アントニウス/この歌をこしらえたのは誰だろ
う/不幸な時の慰め/むだな骨折り/少年の鼓手/原光
シュテファン・ゲンツ(バリトン)、ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)
旧東ドイツで生まれた世界的な歌手兄弟であるゲンツ兄弟の弟、シュテファン
・ゲンツのマーラー歌曲集第2集。
ゲンツは聖トーマス教会聖歌隊のメンバーとしても活躍した経歴を持ち、フィ
ッシャー=ディースカウやシュヴァルツコップから伝えられた歌唱力で世界を
舞台に活躍しているバリトン奏者として高い人気を誇っている。
伴奏のピアノは第1集に引き続いてゲンツが全幅の信頼を寄せるロジャー・
ヴィニョールズが務めており、管弦楽伴奏を凌駕するスケールの大きさと繊細
な表現でゲンツの歌声を支えている。

CDA 67606 \2180
アンリ・エルツ(1803-1888):ピアノ作品集 ――
創作主題第2番による主題と変奏Op.81/ロッシーニの歌劇《シンデレラ》の
「悲しみは消えて」による変奏曲Op.60/3つの性格的な小品Op.45/バラード
第1番Op.117-1/無窮動Op.91-3/劇的幻想曲Op.89/バラード第2番Op.117-2
/幻想曲と変奏曲Op.158
フィリップ・マーティン(ピアノ)
ハイペリオンの超人気シリーズ「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト」シ
リーズからも2枚の録音がリリースされているアンリ・エルツの独奏ピアノ作
品集。19世紀フランスの作曲家であるアンリ・エルツは著名で人気のあった
ヴィルトゥオーソだったとされており、パリ音楽院でピアノ科の教授をつとめ
るかたわら、ピアノ製作にも興味を示し自分で工場を建設、経営までしてし
まったという異色の経歴の持ち主なのである。
演奏は8枚に及ぶゴットシャルクのピアノ作品集でリスナーを沸かせたダブリ
ン生まれのピアノ奏者フィリップ・マーティン。フランスの知られざるロマ
ン派作曲家のピアノ作品をどのように聴かせてくれるのか、楽しみなアルバ
ムが登場。

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07-12 No.2-2

2007年12月03日 19時50分00秒 | Weblog
<Helios>
CDH 55259 \1280
T・ウィールクス:アンセム集 ――
ヴォランタリーI/アレルヤ、われとどろける声を聞けり/すべてをほめたた
えよ/我嘆き疲れたり/王に汝の審判を与え給え/パヴァン/おお主よ、休み
し所に立ち上がり給え/トレブルのためのサーヴィス/おお主よ、耳を傾けた
まえ/ヴォランタリーII/もしマナセ王なら/ダヴィデがアブサロムの殺され
しを聞きしとき/おお、なんと愛すべき/グローリア、我が魂よ歌え/おおヨ
ナタン/ダヴィデの子にホザンナ
デイヴィッド・ヒル(指揮)、ウィンチェスター大聖堂聖歌隊
マドリガルで大いなる才能を発揮したウィールクスの宗教音楽家としての姿。
CDA 66477からの移行再発売。

CDH 55271 \1280
G・デュファイ:パドヴァの聖アントニウスのミサ曲/おお、イスパニアの後
裔/おお、イスパニアの星
アンドルー・カークマン(指揮)、バンショワ・コンソート
荘厳に奏でられるパドヴァの聖アントニウスのための音楽。
CDA 66854からの移行再発売。

CDH 55280 \1280
G・F・ヘンデル:トリオ・ソナタ集 ――
トリオ・ソナタ第5番ト長調HWV.384/同第6番ニ長調HWV.385/同第4番ヘ長調
HWV.383/同第3番変ホ長調HWV.382/同第2番ニ短調HWV.381/同第1番変ロ長調
HWV.380/同第8番ト短調HWV.393(Op.2-8)
アンソニー・ロブソン(オーボエ)、コンヴィヴィウム
オーボエのロブソンとヴァイオリンのウォルフィッシュが瑞々しい演奏を展開
する!
CDA 67083からの移行再発売。





<Avie>
AV 2139 \2180
P・I・チャイコフスキー:バレエ音楽集 ――
バレエ音楽《白鳥の湖》より(7曲)/バレエ音楽《眠れる森の美女》より(6曲)
/バレエ音楽《くるみ割り人形》より(7曲)
ワシーリー・ペトレンコ(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団
才能に溢れ将来を有望視されている若手アーティストに贈られる2007年度グラ
モフォン賞ヤング・アーティスト・オブ・ザ・イヤーに輝いたワシーリー・ペ
トレンコのリリース第2弾!
昨年9月、名門ロイヤル・リヴァプール・フィルの主席指揮者に31歳という若
さで電撃就任となったペトレンコ。ロイヤル・リヴァプール・フィルとのリリ
ース第1弾では、フレイシュマン&ショスタコーヴィチの舞台作品(AV 2121)と
いう独自のプログラムを打ち出し周囲に衝撃を与えたロシアの大器である。
デビュー盤のプログラムから一転、同コンビの新作はチャイコフスキー。エネ
ルギーと野心に満ちたペトレンコがロイヤル・リヴァプール・フィルを力強く
牽引。熱いチャイコフスキーを堪能できそうだ!

AV 2132 \2180
F・クープラン:
ヴィオール組曲第1番ホ短調/同第2番イ長調/コンセール第10番イ短調/
同第12番イ長調/同第13番ト長調
マルック・ルオラヤン=ミッコラ(バス・ヴィオール)、
アーポ・ハッキネン(チェンバロ)
アヴィー(Avie)から好調なリリースを続ける世界有数のヴィオール四重奏団
「ファンタズム」の創立メンバーであり、現在もバス・ヴィオール奏者として
ファンタズムの屋台骨を支えるマルック・ルオラヤン=ミッコラのソロ・アル
バムが登場。
また、現在ヘルシンキ・バロック管弦楽団の音楽監督としても活躍する同郷の
アーポ・ハッキネンがチェンバロで録音に参加しており、フィンランド・コン
ビが実現している。
18世紀フランスの宮廷音楽の再現をテーマとしたプログラムにはクープランの
組曲とコンセールという聴き応えのある作品が並んでいる。第一線で活躍する
一流アーティストによるクープランの新録音は古楽ファンにとっても嬉しいリ
リースである。





<Signum Classics>
SIGCD 109 2枚組 \3500
C・モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り
ジュリー・クーパー(ソプラノ)、ラウラ・オールドフィールド(ソプラノ)、
デイヴィット・ベイツ(カウンターテナー)、サイモン・ウォール(テノール)、
ネイサン・ヴァレ(テノール)、ニコラス・マルロイ(テノール)、
ロバート・ライス(バリトン)、ジェームズ・オールドフィールド(バリトン)、
デイヴィット・グード(オルガン)、
ラルフ・オールウッド(指揮)、
ロドルフス合唱団、サザン・シンフォニア、
イングリッシュ・コルネット&サックバット・アンサンブル
モンテヴェルディの作品としてだけでなく、ヨーロッパの教会音楽史上の最高
傑作と言われる大作「聖母マリアの夕べの祈り」。
この作品で重要な役割を担う合唱には、イートン・コーラス・コースから選抜
された平均25歳という若きメンバーたちによって1983年に結成されたイギリス
のロドルフス合唱団が起用されている。
イートン・カレッジの音楽監督を務めるラルフ・オールウッドがベテランらし
い統率力を発揮しており、この大作をしっかりとまとめ上げている。

SIGCD 111 \2180
フィドルスティックス ――
ルー・ハリソン:ヴァイオリンと打楽器オーケストラのための協奏曲
アン・ダドリー:ヴァーミリオン・ラプソディ
タリック・オレーガン:フラグメンツ
スチュアート・ジョーンズ:ガルナティ
サイモン・リンブリック:モプティ・ストリート
セネガル民謡:クムポ
アンサンブル・バッシュ、マデリン・ミッチェル(ヴァイオリン)
結成10周年を記念した2003年のイギリス・ツアーの大成功によって一躍その
名を広めた同国を代表するパーカッション・アンサンブル「フィドルスティッ
クス」。
腕利きの4人の打楽器奏者たちが打楽器を多彩に組み合わせて次々と繰り出す
サウンドは、打楽器アンサンブルの新たな境地を切り開いている。ルー・ハリ
ソンの作品はヴァイオリンと打楽器による協奏曲となっており、収録曲も意欲
的でユニーク。




<Deux-Elles>
DXL 1019 \2180
ハリソン・バートウィッスル(1934-):
ホケトゥス・ペトルス/リフレインとコーラス/ヘクターズ・ダウン/
二重奏曲-ストラブのための/リノイ/ジャンヌの子守歌/詩篇/おもちゃ
屋の合唱/Sad SOng/遮られた終わらない旋律/Oockooing Bird/
5つのディスタンス
ガリアード・アンサンブル、リチャード・ショー(ピアノ)、
マーク・ロー(ピッコロ・トランペット)、ロバート・マナッセ(フルート)
ナイトの称号である「サー」を与えられた現代イギリス作曲界の重鎮、ハリソ
ン・バートウィッスルの木管楽器を中心とした管楽器のための作品集。
2本のフルートとピッコロ・トランペットという不思議な組み合わせのために
書かれた「ホケトゥス・ペトルス」などの作品も特徴的。いずれの作品でも
バートウィッスルの革新的な作曲手法が存分に活かされている。
ガリアード・アンサンブルは1993年にイギリスの王立音楽院の学生によって
結成された木管五重奏団。近現代の作品に取り組む姿勢や、演奏レベルの高
さには特に定評がある。2000年12月の録音。

DXL 917 \2180
18世紀フランスのチェンバロ作品集 ――
F・クープラン:序曲第7番、神秘なバリケード、田園詩、羽虫
A・フォルクレ:フォルクレ、ルクレール
F・クープラン:逸楽、ささいなこと
J-P・ラモー:リヴリ、エンハーモニク、エジプトの女
J-F・ダンドリュー:調和
F・クープラン:
前奏曲第1番、憂い、第2アルマンド、陰鬱、お気に入り、茶目
J・デュフリ:フォルクレ
テレンス・チャールストン(チェンバロ)
ロンドン・バロックのメンバーとしても活躍する鍵盤奏者テレンス・チャール
ストンが、ルッカース(1624年)とパスカル・タスキン(1769年)のレプリカと
いった2台のチェンバロを録音に使用。
クープラン、フォルクレ、ラモー、ダンドリュー、デュフリ・・・18世紀当時
から現在に至るまでその名前と作品が語り継がれてきた大作曲家たちの鍵盤
作品の魅力をこの1枚のディスクで堪能できる。録音面も非常に優秀。
2000年1月の録音。

DXL 811 \2180
クリスマス・キャロル・コレクション ――
W・ウォルトン:All this time
J・ラッター:キャロルよりも甘美などのような音楽を?
H・J・ガントレット:ダヴィデの村の
B・オード:アダムは縛られて
A・カーター:マリアのマニフィカト
伝承曲:The truth from above
H・ダーク:木枯らしの真冬に
P・エドワーズ:No small wonder
伝承曲:ああベツレヘムよ
P・ワーロック:ベツレヘム・ダウン
W・J・カークパトリック:まぶねの中で
P・ワーロック:イエスの子守歌
P・コーネリウス:3人の王
J・ゴス:See amid the winter's snow
P・レッジャー:クリスマスの夜に
A・アダン:さやかに星はきらめき
ガレス・プライス(オルガン)、
エドワード・バルビエリ(指揮)、コンソーシアム
イギリスの伝承曲とクリスマス・アンセムを収録した美しいクリスマス・アル
バム。指揮者のバルビエリによって結成されたコンソーシアムはロンドンを拠
点とする合唱団。
聖アルバン教会の音響とドゥーゼル(Deux-Elles)の優秀録音、コンソーシアム
のハーモニーが組み合わさることで生まれた優しいクリスマス・アルバム。
純粋に1枚の合唱アルバムとしてもじっくりと聴くことの出来る充実の演奏と
なっている。これは掘り出し物!1998年5月2日&3日の録音。





<Guild>
GMCD 7315 \2180
アーサー・ウィルスの音楽 ――
アーサー・ウィルス(1926-):
神よ、私たちはあなたをたたえます/ミサ・ブレヴィス/アヴェ・ヴェルム
・コルプス/カヌート王のキャロル/イーリー/オルガンのための行進曲
《イーリーの都市》/トゲのないバラはない/新しい歌を歌おう/夕暮れの
カンティクル/子供のためのカンタータ《カエドゥモン》
ジョナサン・リリー(オルガン&ピアノ)、
ポール・トレプト(指揮)、イーリー大聖堂少年聖歌隊
1958年から1990年までイーリー大聖堂の音楽監督、1964年から1992年までロン
ドン王立音楽院で教鞭を執ったイギリス人音楽家アーサー・ウィルスによる少
年合唱のための作品集。
作曲、演奏、教育など広い分野に従事してきたアーサー・ウィルスは、その
音楽活動の功績が認められ1990年に大英帝国勲章(OBE)を受勲している。ウィ
ルス自身が携わってきたイーリー大聖堂少年聖歌隊の初々しく透明感にあふ
れたハーモニーが印象に残る。

GMCD 7317 \2180
エイミー・ビーチ(1867-1944):ピアノ作品集Vol.1-初期作品集 ――
スケッチ集Op.15/マンマ・ワルツ/メヌエット/ロマンス/小さなワルツ/
アリアと変奏/ワルツ・カプリースOp.4/バラードOp.6/バル・マスクOp.22
/子供の祭Op.25/性格的な3つの小品Op.28
カーステン・ジョンソン(ピアノ)
19世紀-20世紀のアメリカで成功を収めた1867年生まれの女流作曲家エイミー
・ビーチのピアノ作品集がギルド(Guild)からリリース開始!
今回の第1集には1872年から1894年にかけて作曲が行われた初期の作品が収録
されている。ロマン派の作風と美しい旋律を特徴としたビーチ初期のピアノ
作品は、どことなくショパンのピアノ作品を連想させてくれる。演奏は、イ
ギリス在住のアメリカ人女流ピアノ奏者カーステン・ジョンソン。スタイン
ウェイのモデルDを使用している。

GMCD 7318 \2180
エマヌエル・ヌネス(1941-):《火と海の連祷》第1番&第2番
ルドルフ・ケルターボーン(1931-):
ピアノのための小品第1番-第6番(世界初録音)
シー・シャン・ウォン(ピアノ)
現在も活躍中のポルトガル人作曲家ヌネスとスイス人作曲家ケルターボーン
のピアノ作品をカップリング。ヌネスの「火と海の連祷」は全曲で演奏時間
45分という大作であり、ケルターボーンの小品はこの演奏が世界初録音とな
る。チューリッヒを拠点に活動するシー・シャン・ウォンは1979年オランダ生
まれのピアニスト。ブーレーズなどとの共演経験で培った技術で現代のポルト
ガルとスイスのピアノ作品を巧みに表現している。



<Guild Light Music>
GLCD 5140 \1650
軽音楽の黄金時代-音楽の万華鏡Vol.2 ――
ファン・デル・リンデン:カレイドスコープ
ヤング:サーカス・ポルカ
バーンズ:ブロークン・ホースショー
バントック:海の侵略者、東洋の踊り
ルーカス:コロンバイン/他 全30曲
ドルフ・ファン・デル・リンデン&ヒズ・オーケストラ、
ジャッキー・ブラウン&ヒズ・オーケストラ、他
まさに軽音楽のパラダイス!反響が急激に伸びている「ギルド・ライト・ミュ
ージック」シリーズ。20世紀中頃の名曲が、定評あるギルドのマスタリングで
見事に復活する。

GLCD 5141 \1650
軽音楽の黄金時代-世界旅行 ――
ダンカン:ブロード・ホライゾン
ハートリー:アルペン・フェスティヴァル
ドゥモン:スイス・ボーイ
ジャコマッツィ:イタリアン・テーマ
ワーグナー:フラメンコ・ラブ
ヴィンター:ポルトガル・パーティー
クィルター:3つのイギリス舞曲/他 全23曲
カート・レーフェルド(指揮)、
シュトゥットガルト放送管弦楽団、
ロバート・ファーノン(指揮)、
デンマーク放送管弦楽団、モートン・グールド&ヒズ・オーケストラ、他
アルバム・タイトルの「世界旅行」に相応しく、様々な国を題材とした作品
を収録。またイギリス、デンマーク、ドイツ、アメリカなどの団体による演
奏が集められており、演奏面でも世界旅行を楽しめる。

GL 100.774 2枚組 \3300
エドゥアルト・キュネケ(1885-1953):オペレッタ《ハミルトン女史》
アニー・シュレム(ソプラノ)、フランツ・フェーリンガー(テノール)、
フランツ・マルスツァレク(指揮)、ケルン放送交響楽団&合唱団、他
ブルッフ門下生キュネケの珍しいドイツ・オペレッタ録音。1953年4月、ケル
ンでの録音。




<Gala>
GL 100.794 2枚組 \2560
R・シュトラウス:歌劇《ダナエの愛》
アーレネ・サンダース(ソプラノ)、ノーマン・ベイリー(バス)、
ケネス・ウーラム(テノール)、
チャールズ・マッケラス(指揮)、BBC交響楽団、BBCオペラ・コーラス、他
マッケラス翁が振ったR・シュトラウスの「ダナエの愛」。この作品の録音自
体も貴重。1980年4月20日の録音。

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