野へ山へ

2004年~

小秀山

2023年10月09日 | 山行記

岐阜県・長野県の県境の山、小秀山(こひでやま)に登りました。

GPS軌跡(クリックで拡大されます。)


2023.9.24(日)
 小秀山
行程:神戸三田IC=中国自動車道=新名神自動車道=東海北陸自動車道=東海環状自動車道=美濃加茂IC=R141=R257=乙女渓谷キャンプ場P
ー二ノ谷口ー天狗岩避難小屋ー二ノ谷・三ノ谷分岐ー第一高原ー第二高原ー避難小屋ー小秀山ー分岐ー三ノ谷口ーキャンプ場P=下呂温泉=~~往路に同じ~~神戸三田IC
地図:昭文社 山と高原地図『御嶽山・小秀山・奥三界山』
メンバー:夫・自分


出発は乙女滝キャンプ場、二ノ谷ルートから。


シラヤマギク/白山菊(キク科)が盛りを迎えていました。


キャンプ場管理棟の登山ポストへ登山届を投函し、建物の横から向かいます。


加子母(かしも)川乙女渓谷の標柱


きれいな木道が設置されていました。


すぐにどうどうと流れる渓谷が現れます。


滝壺はエメラルド色


渓谷に沿ってどこまでも散策木道が続きます。


峡谷を横に見ながら進む、贅沢な散策道でした。


木々の間から見えた「ねじれ滝」


緩やかに標高が増すと、それぞれに名前の付いた
滝が連続して見られました。






渓谷沿いに「天狗岩避難小屋」という避難小屋がありました。
内部は大変きれいに管理されていました。


熊にかじられた?道標の先を見上げると・・


烏帽子の形をした岩が突き出ているのが見えました。


シロモジ/白文字(クスノキ科)の葉
渓谷の木々はまだ紅葉していませんでした。


夫婦滝の男滝


夫婦滝には女滝・男滝がある様です。
女滝がどれか、ちょっと判りませんでした。


この滝の名前、解りませんが、勢いのある滝でした。


滝の近くにダイモンジソウ/大文字草(ユキノシタ科)


まだまだ滝は続きました。


沢近くの岩場に紫色の花が咲いていました。
少々盛りを過ぎた感じでしたが・・・
カワチブシ/河内附子(キンポウゲ科)という花でしょうか??
解る方、ご指摘をお願いします。


これが葉です。


孫滝


孫滝で続く滝ともお別れ。ここより尾根道になりました。


クチビルタケ
唇をすぼめた形にも見えますが、女性の胸にも見えます。
いづれにしても色っぽいキノコですね!


木道の散策道が終わると、急に登山道がワイルドになりました。
難所である、岩場を乗っ越すと・・・


急に視界が開け、岐阜県郡上市方面が眺望出来ました。


更に進むと御嶽山が!


兜岩?
稜線に近付くと大きな岩も現れました。


ノギラン/芒蘭(キンコウカ科)


中央アルプス連山の眺め
木曽駒ケ岳ー空木岳の峰々が一望出来ました。


「第三草原」からは小秀山の頂上に建つ避難小屋が見え出しました。


東方向には恵那山


ついに頂上へ。
この避難小屋は大変美しい山小屋でした。


小秀山 1981.9m 登頂!


二等三角点
点名:『小秀山』
標高:1981.86m


頂上からは御嶽山がダイナミックに対峙していました。


展望岩場から。
存外に多くの方々が登って来られました。
(少しお話をした地元の方からは薦めの山を教えていただきました。)
眺望を楽しみ、憩った後に下山。


白草山の方角でしょうか、付近のたおやかな山々を眺望しながら
下りました。


開けた場所にあるのは、下呂温泉の街でしょうか。


ハナビラダクリオキン/花弁ダクリオキン(アカキクラゲ科)
よく見かける、グミの様なオレンジ色のキノコ


下山は三の谷ルートから下りました。


アキノキリンソウ/秋の麒麟草(キク科)


正規登山口付近で伐り出しが行われているとのこと、
迂回ルートの説明がありました。


迂回ルートは広く道が造られ、とても判りやすかったです。


切り開かれたう回路を辿ると・・・


加子母林道へ下山。






登山口付近の集積場の横を通り・・・


加子母川沿いの林道を通り・・


乙女滝キャンプ場に帰着。

☆『御嶽山』の地図に掲載がある小秀山に、
かねてより登ってみたいと思っていました。
名前からこじんまりとした山を想像していましたが、
予想は見事に外され、二ノ谷口から巡る、滝の連続ルートは実に
素晴らしく、頂上からの雄大な好展望も含め、
むしろ、"大きく秀でた山"でした。
また季節を変えて訪れたいです。

(立ち寄った下呂温泉)


白鷺乃湯(しらさぎのゆ)
下呂温泉最古の銭湯です。
ハイカラな建築は、当時のままとのこと。
(薄暮に撮ったので、ぼやけた写真で済みません。)


屋根の風見鶏は、にわとりではなく、サギでした。


内部もいたってハイカラレトロ。
一般的な街の銭湯とは趣が異なっていました。


くつろぎ部屋は洋室。


ロビーもアールデコ調。
☆シンプル且つ明るい浴場は、
天井が高く気持ち良い空間でした。
銭湯好きな方にはお薦めです。

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2 コメント

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火山 (魚屋)
2023-10-14 08:53:47
火山のない兵庫県に住んでいるからか煙の上がる山を見ると興奮します。
もしかして近畿から一番近い活火山が御嶽山でしょうか?でも容易に近づけないですよね。
洋館の白鷺乃湯、いい雰囲気があります。国内で洋風建築の銭湯は珍しいのでは。
ではよい週末を!
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Unknown (中山)
2023-10-30 07:23:00
魚屋さん
そうですね、おそらく関西から
一番近い活火山かもしれません。
白鷺湯は、実に意表をつかれた
建物でした。
銭湯の建築も所変われば様々で、
訪れるのがとても楽しみです。
返信する

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