岐阜県・長野県の県境の山、小秀山(こひでやま)に登りました。
GPS軌跡(クリックで拡大されます。)
2023.9.24(日)
小秀山
行程:神戸三田IC=中国自動車道=新名神自動車道=東海北陸自動車道=東海環状自動車道=美濃加茂IC=R141=R257=乙女渓谷キャンプ場P
ー二ノ谷口ー天狗岩避難小屋ー二ノ谷・三ノ谷分岐ー第一高原ー第二高原ー避難小屋ー小秀山ー分岐ー三ノ谷口ーキャンプ場P=下呂温泉=~~往路に同じ~~神戸三田IC
地図:昭文社 山と高原地図『御嶽山・小秀山・奥三界山』
メンバー:夫・自分
出発は乙女滝キャンプ場、二ノ谷ルートから。
シラヤマギク/白山菊(キク科)が盛りを迎えていました。
キャンプ場管理棟の登山ポストへ登山届を投函し、建物の横から向かいます。
加子母(かしも)川乙女渓谷の標柱
きれいな木道が設置されていました。
すぐにどうどうと流れる渓谷が現れます。
滝壺はエメラルド色
渓谷に沿ってどこまでも散策木道が続きます。
峡谷を横に見ながら進む、贅沢な散策道でした。
木々の間から見えた「ねじれ滝」
緩やかに標高が増すと、それぞれに名前の付いた
滝が連続して見られました。
渓谷沿いに「天狗岩避難小屋」という避難小屋がありました。
内部は大変きれいに管理されていました。
熊にかじられた?道標の先を見上げると・・
烏帽子の形をした岩が突き出ているのが見えました。
シロモジ/白文字(クスノキ科)の葉
渓谷の木々はまだ紅葉していませんでした。
夫婦滝の男滝
夫婦滝には女滝・男滝がある様です。
女滝がどれか、ちょっと判りませんでした。
この滝の名前、解りませんが、勢いのある滝でした。
滝の近くにダイモンジソウ/大文字草(ユキノシタ科)
まだまだ滝は続きました。
沢近くの岩場に紫色の花が咲いていました。
少々盛りを過ぎた感じでしたが・・・
カワチブシ/河内附子(キンポウゲ科)という花でしょうか??
解る方、ご指摘をお願いします。
これが葉です。
孫滝
孫滝で続く滝ともお別れ。ここより尾根道になりました。
クチビルタケ
唇をすぼめた形にも見えますが、女性の胸にも見えます。
いづれにしても色っぽいキノコですね!
木道の散策道が終わると、急に登山道がワイルドになりました。
難所である、岩場を乗っ越すと・・・
急に視界が開け、岐阜県郡上市方面が眺望出来ました。
更に進むと御嶽山が!
兜岩?
稜線に近付くと大きな岩も現れました。
ノギラン/芒蘭(キンコウカ科)
中央アルプス連山の眺め
木曽駒ケ岳ー空木岳の峰々が一望出来ました。
「第三草原」からは小秀山の頂上に建つ避難小屋が見え出しました。
東方向には恵那山
ついに頂上へ。
この避難小屋は大変美しい山小屋でした。
小秀山 1981.9m 登頂!
二等三角点
点名:『小秀山』
標高:1981.86m
頂上からは御嶽山がダイナミックに対峙していました。
展望岩場から。
存外に多くの方々が登って来られました。
(少しお話をした地元の方からは薦めの山を教えていただきました。)
眺望を楽しみ、憩った後に下山。
白草山の方角でしょうか、付近のたおやかな山々を眺望しながら
下りました。
開けた場所にあるのは、下呂温泉の街でしょうか。
ハナビラダクリオキン/花弁ダクリオキン(アカキクラゲ科)
よく見かける、グミの様なオレンジ色のキノコ
下山は三の谷ルートから下りました。
アキノキリンソウ/秋の麒麟草(キク科)
正規登山口付近で伐り出しが行われているとのこと、
迂回ルートの説明がありました。
迂回ルートは広く道が造られ、とても判りやすかったです。
切り開かれたう回路を辿ると・・・
加子母林道へ下山。
登山口付近の集積場の横を通り・・・
加子母川沿いの林道を通り・・
乙女滝キャンプ場に帰着。
☆『御嶽山』の地図に掲載がある小秀山に、
かねてより登ってみたいと思っていました。
名前からこじんまりとした山を想像していましたが、
予想は見事に外され、二ノ谷口から巡る、滝の連続ルートは実に
素晴らしく、頂上からの雄大な好展望も含め、
むしろ、"大きく秀でた山"でした。
また季節を変えて訪れたいです。
(立ち寄った下呂温泉)
白鷺乃湯(しらさぎのゆ)
下呂温泉最古の銭湯です。
ハイカラな建築は、当時のままとのこと。
(薄暮に撮ったので、ぼやけた写真で済みません。)
屋根の風見鶏は、にわとりではなく、サギでした。
内部もいたってハイカラレトロ。
一般的な街の銭湯とは趣が異なっていました。
くつろぎ部屋は洋室。
ロビーもアールデコ調。
☆シンプル且つ明るい浴場は、
天井が高く気持ち良い空間でした。
銭湯好きな方にはお薦めです。
もしかして近畿から一番近い活火山が御嶽山でしょうか?でも容易に近づけないですよね。
洋館の白鷺乃湯、いい雰囲気があります。国内で洋風建築の銭湯は珍しいのでは。
ではよい週末を!
そうですね、おそらく関西から
一番近い活火山かもしれません。
白鷺湯は、実に意表をつかれた
建物でした。
銭湯の建築も所変われば様々で、
訪れるのがとても楽しみです。