野へ山へ

2004年~

佐渡の山2

2023年05月25日 | 山行記

2023.5.5(金)🎏

GPS軌跡
(とても大きな地図です。クリックで二段階に拡大されます。)


行程:ドンデン高原ロッジーアオネバ十字路ー石花越分岐点ーイモリ平ー役行者ーあやめ池ー金北山ー(防衛省管理道路)ー白雲台
=(ドンデンライナーバス)=両津港=(路線バス)=真野新町=潮津の里(泊)
☆佐渡二日目はドンデンロッジから金北山へ登り、白雲台まで縦走しました。


ドンデンロッジの朝、晴れた空と両津湾


とても素敵な宿でした。またいつかぜひ再訪したいです。


今日はあのピークを目差します。


薮がかさかさと動いたと思ったら、ノウサギが!


今年の干支でもあるうさぎさん、とても嬉しい瞬間でした。

 
耳の短いノウサギでした。そっと撮影しました。
※サドノウサギは佐渡固有種で、環境省レッドリストでは準絶滅危惧種に指定されているそうです。


縦走へ出発。


ミヤマカタバミ(カタバミ科)
☆先日と重複する種もありますが、記録として。


アオネバ十字路まで戻りました。ここからは未知。

 
朝から元気に開花しているシラネアオイ(シラネアオイ科)




ユリワサビ(アブラナ科)


フッキソウ(ツゲ科)


ミスミソウ(キンポウゲ科)


カタクリの群生


サンカヨウ(メギ科)
☆今般の山行で初見でした。


地面の隙間を埋める勢いでカタクリの群生




少しづつ近付く金北山


マトネピークでひと休み。
どんどん視界が開けて稜線歩きが快適になって来ました。


三等三角点
点名:『孫次郎』(まごじろう)
標高:937.53m
薮の中の三角点を見に行きました。明治時代の設置三角点です。


センボンヤリ(キク科)


オオカメノキ(スイカズラ科)


ハクサンシャクナゲ(ツツジ科)


どなたかの粋な計らい 🎏


ツクバネソウ(ユリ科)
☆花はこれからでしょうか。


ショウジョウバカマ(ユリ科)の群落


登山道の両脇にカタクリ群生

 




オオミスミソウ(キンポウゲ科)
☆色々な色合いがありました。


両側に海を見ながら山を渡るのは島山ならでは。


佐渡ヶ島の真ん中のくびれた部分もよく解ります。


四等三角点
点名:『山伏山』(やまぶしやま)
標高:934.75m
尾根上にある標石は眺めの良い場所に埋標され、良い感じでした。


エゾイチゲ(キンポウゲ科)に似ていますが・・・
名前が解りません。


真砂の峰


振り返ると、ドンデン高原がもう遠くなっていました。


旧い三角点標石でしょうか・・・


旧い三角点標柱の様です。御料局という刻印。
国土地理院の前身でしょうか・・


少し進むと・・境界標石の様なものも埋まっていました。


何と明治時代の標石の様です。
除去せずに残してあるのがとても良いですね・・・


暑く感じるのに、残雪の存在が不思議でした。


天狗の休場
☆ポイントがたくさんあり、休む目安になってくれて助かります。


登山道の両側、カタクリロードはまだまだ続きます・・


迷い処には例の親切・明瞭な木製の案内板が下がっていました。


ぐんと近付いて来た金北山


ここでやっと簡易アイゼンの出番


あやめ池
季節にはアヤメが咲くのでしょうか・・・


雪渓の急登を上がります。
心強いロープが設置されていました。


急登を上がった場所からの眺望


金北山へ向かい、一直線に伸びるホワイトロード


佐渡のくびれがちょうど均等に見えた辺り。


赤線の部分を見下ろしました。


旧い通信施設の前を通り・・


ついに金北山 1172m登頂!


神社にお参りをしました。


二等三角点
点名:『金北山』(きんぽくさん)
標高:1172.08m
社殿の後方に、隠される様に設置された三角点でした。


お社(やしろ)前から妙見山の方角を眺望


下方を眺望
山頂にてしばらく大休止。素晴らしい眺望を堪能しました。
名残惜しく山頂を辞した後は、防衛省管理道を歩き、白雲台を目差します。


山桜がやっと咲き出したところ。




金北山を振り返る・・




レーダーなどの施設横を通りました。


妙見山へ寄ろうと思いましたが、バスの時間が気になり・・
今回は登頂を見送りました。


アスファルト道の脇にも、まだまだカタクリがたくさん・・


オオミスミソウもいつまでも見送ってくれている様で・・
つい写してしまいます。


最後の最後までシラネアオイも・・・
本当になんて素晴らしい植生なのでしょうか。


管理道脇の草地に、これらの花が漫然とたくさん咲いています。


キクザキイチゲ(キンポウゲ科)も最後までずっと見られました・・
☆佐渡にはイノシシ、鹿、熊の棲息が無い為、
貴重な植生が豊かに温存されていることを実感しました。
それぞれの種が伸び伸びと大らかに咲き誇り、群生している様には
本当に感動しました。


白雲台へ到着。


内部はほっと出来るスペース。
休んだり、山の書籍を読むことも出来ました。
山支度をほどきながら、ドンデンライナーバスを待ちました。
やがてやって来たバスに乗り、両津港へ。


両津港へ到着したドンデンライナーバス
昨日、今日と登山口への送迎、ありがとうございました。


港のターミナル前では地元のお祭が行われていました。
漁師町のお祭らしく、活気に満ちた歌を高らかに唄われていました。
************************
☆今回のメインである、金北山への縦走を無事に終え、感無量の
気分。今夜も一晩、佐渡に泊まります。
路線バスに乗り、両津港と反対側の真野へ向かいました。



バスを待つ間、新潟限定の『風味爽快ニシテ』をベンチで一気飲み!
とてもさっぱりした大好きなBEERです。
麦芽100%ビール。

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2 コメント

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可憐な花 (魚屋)
2023-05-28 08:15:46
残雪の山に可憐な花が咲く佐渡の山。
素晴らしい旅をなされましたね。
カタクリの群生がある登山道はとてもいい雰囲気。気分も上々で登られたのではないでしょうか。
野ウサギですが、人の気配を感じて逃げたりしないんですね。可愛いです。
で、締めがビールというのもなかやまさんらしくでGood!
それでは良い週末を。
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Unknown (なかやま)
2023-05-29 15:55:18
魚屋さん
こんにちは。
今回の佐渡の山々は、植物、展望、地形、全てにおいて大満足でした。
行けども行けども花が満載で、
仰る通り、気分上々で歩けました。
締めのbeerはまさに
"気分爽快ニシテ" そのもの。
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