野へ山へ

2004年~

△富士山(富士宮5合目ー剣ヶ峰ーお鉢巡りー△宝永山ー富士宮5合目)

2022年07月22日 | 山行記

富士宮5合目を起点に富士山へ周回登山しました。

GPS軌跡(2度クリックで2段階に拡大されます。)


2022.7.18(月)
△富士山
行程:17日(日)夜;大阪=(夜行バス)=
   18日(月)=富士宮花の湯(朝食)=(バス)=富士宮5合目口ー【富士宮ルート】ー浅間大社奥宮/郵便局ー剣ヶ峰ー【お鉢巡り】ー久須志神社ー【御殿場ルート】ー宝永山ー宝永山第一火口縁ー6合目ー富士宮口5合目=(バス)=花の湯(入浴・夕食)=(夜行バス)
   19日(火)朝;=大阪
メンバー:単独
地図:昭文社 山と高原地図 「富士山」
所用時間:午前9時20分出発ー午後5時下山 行程時間:7時間30分


17日(日)夜に大阪から夜行バスに乗りました。


早朝、富士宮市の花の湯へ寄り朝食を取りました。
長い1日の行程を踏まえ、ビュッフェの朝食では色々な食べ物を
たくさんいただきました。少し仮眠した後は、違うバスに乗り換えて登山口へ。


大坂から同じ夜行バスに乗ってきた人ともお別れ。
ここからは単独で頂上を目差しました。


青いバッジは"富士宮ルートのブルー"です。


イワツメクサ(ナデシコ科)


オンタデ/ベニイタドリ(タデ科)


標高が上がると、右手には愛鷹山(あしたかやま)が見え始めました。


行く手には剣ヶ峰(富士山最高峰)も見えて来ました。


遥かには駿河湾の海岸線も眺められ、雲の上に出たことを実感しました。


ミヤマオコトヨモギ(キク科)


イワオウギ(マメ科)


スロープの向こうに宝永山も顔を出しました。



お揃いの黄色いウェアの登山者二名
左の女性は、96歳のとめさんというお名前で、
90歳から毎年登られ、今年で7回目の富士登山登頂とのこと。
年齢、風貌から思わず亡き母を思い出し、不覚にも泣いてしまいました。
とめさんにご許可をいただき、握手、そして私と二人の写真も撮っていただきました。
今春、母が97歳で逝去したことを話すと、とめさんは
「きっとお母さんは貴女と一緒に山を登っていますよ、これからも
空の上からいつも貴女を見ていると思うから、頑張ってね。
また来年、富士山で会いましょう!」と、しっかりとした口調で
励まして下さいました。
・・今、キーを打っていても、思い出して泣けてしまいます・・
握手していただいた力強い手は、骨太でしっかりとし、生前の母の手を
握った時とそっくりでした。
素晴らしいとめさんとまた再会したいです。
とめさんにお会いしたお陰で、この日1日は快晴で自分のコンディションも良く、
心から感謝しています。
(右の男性(ガイドさん?)は68歳とのこと。お話をして下さり、ありがとうございました。)


フジハタザオ(アブラナ科)


新7合目


イワツメクサとフジハタザオ


元祖7合目


雲海を見ながら登る


九合目 去年、素敵な日本手ぬぐいをお土産に買った萬年雪山荘


相模湾も遠望


残雪


九合五勺


鳥居!


浅間大社奥宮に到着。参拝しました。


富士山郵便局


剣ヶ峰を目差します。


気象観測所


△二等三角点
点名:富士山(ふじさん)
標高:3775.51m


剣ヶ峰 3775.5m登頂!

大内院を見下ろす。


お鉢巡りに出発!


雲海に囲まれて涼しい風を受けてお鉢を巡るのは極上の気分です。
胸いっぱいの夢心地でした。


富士山頂奥宮 吉田口から登ると、まずこの神社に着きます。
5年前、娘と吉田口から登った時を思い出しました。


お鉢も半周巡りました。大内院を挟み剣ヶ峰と対峙。


名残惜しいですが一周を終え、御殿場ルートから下山します。


この鳥居をくぐって下山。


このルートは土が赤かったです。


長田尾根登山路建設記念碑


宝永山が見えて来た


この建物は・・


富士山の火山観測所でした。


イタドリ(タデ科)


宝永山を目差してまっすぐ進みます。


振り返ると剣ヶ峰がもう遠くなりました。


10日前にもこの分岐から宝永山へ向かいました。


△宝永山 登頂!
10日ぶりにまた来られるとは、幸せでした。


宝永山を辞し、帰路へ。


富士山の全体像では小さい宝永山ですが、実際に来ると
スケールの大きさや、遮るものは何も無い風景に圧倒されます。


宝永山第一火口


振り返り、宝永山と別れを惜しみます。


雲海荘が近付くと、マツやシラビソが現れ、森林境界を実感します。


富士宮5合目に無事下山。


アカショウマ(ユキノシタ科)


グンナイフウロ(フウロソウ科)


クルマユリ(ユリ科)

(下山後)
 
富嶽麦酒 というビールに初めて出会いました。
ラベルにある様に、「濃くて苦い」です。
富士山ラベルのクラフトビールは数多く製造されており、
さてどれを飲もうかと、お店では嬉しい迷いです。
登った後の"富士山"ビールはいずれにしても最高に美味しいです!


たくさんの思い出と共に夜行バスで大阪へ。

(お土産は手ぬぐい)


☆富士山は様々なルートがあり、それぞれに趣の違いを感じます。
ぜひまた登りに行きたいです。

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4 コメント

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雄大 (魚屋)
2022-07-24 08:49:17
おはようございます。
富士の雄大な光景が素晴らしいですね。
宝永山とは富士の中腹にある噴火口でしょうか?
96歳での登頂とは何ともお元気な方で。私などはまだまだハナタレ小僧です。
それでは。
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Unknown (たく)
2022-07-24 23:16:03
お元気!!   脱帽です。(^^♪
返信する
Unknown (なかやま)
2022-07-25 00:08:43
魚屋さん
仰る通りです。
宝永山火口にあるピークが
宝永山山頂です。
以前はあの部分に登ることが
出来るとは思いも寄りませんでした。

96歳のとめさんに出会ったことは
本当に貴重な出会いでした。
人間の可能性は計り知れないことを学びました。
返信する
Unknown (なかやま)
2022-07-25 00:15:47
たく様
こんばんは。
たくさんも日々の日課として
山に登られ、感心しきりです。
思い立ったら短時間で
山の中へ行ける立地も羨ましい
限りです。
今日も宍粟の深い山の中を
堪能することが出来、
充実の一日でした。
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