マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

あでやかにして寂寥感あり

2016-12-07 01:29:25 | 三重 伊賀上野

うちではなにかと記念日がしゅうちゅうしているのである、この秋。

昔はいちいち誕生日のヘチマのと、いちいちやっていたんだけれど、

え~い、まとめて済ませちまえと、ちょいと遠出して伊賀上野。

忍者の里、芭蕉の生まれ故郷ね。 上野城の紅葉が染まり始めていた。

 

 





まぁ、見事なもんだ。
 






若い頃はなんとも思っていなかった。 紅葉狩りだなんて枯れ葉見て何が楽しいのか…

と思っていたもんだが…







年年歳歳、紅葉が胸に沁み入るようになってきた。

春のソメイヨシノなんかよりはるかに良い。

毎年、気温だったか何かでピタッと樹木は、地下から水を汲み上げることを止めてしまうのだそうな。

それによって紅葉するのだと、ある日本料理屋のおやじに教わった。







しかし、ま、これを言っちゃあおしめぇよ、だが

紅葉なんぞいくら目に焼き付けたところで、一向に腹が膨れないのは事実であって。

悪いけどここへ来た目的は“肉”なのである。 上野には伊賀牛という名品がある。







町のあちこちに古い町屋が残っているのが、上野のよさ。





広小路 おそらく、この街道沿いが一番の繁華街だったのだろう。

これが伊賀街道で背中の方向に進めば伊勢。 ここは畿内と伊勢を結ぶ交通の要衝として栄えた。




 

この場所で100年以上。 元祖伊賀肉「金谷本店」。

東へ進めば但馬牛、北へ上れば近江牛、伊勢街道を行けば松坂牛。

昔から関西は牛肉処として知られて来た。 
 
 

 

 

 一階で精肉店をしながら、階段を昇って二階がすき焼き屋になっている。

 

 

 

古いながら掃除が行き届いている。

廊下の途中に昔の電話室が見える。

なんと最近メンテナンスに入り計ってみたら、一番奥まで行くと100メートルになるとのこと。

鰻の寝床なんて生易しいもんぢゃない。

これは…仲居さんも骨が折れる。


長くなるので稿を改めるとする。 伊賀牛はすぐそこまで来ております! はい



 



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