マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

06.4.23   久々にブルーグラスをば…

2006-04-23 17:23:31 | カントリー
久しぶりにBlue Grass Musicにどっぷりと浸ってきたぞよ。このブルーグラスといふ音楽はウェスタンスイングとは親戚みたいな間柄だ。同じ楽曲を両者で演奏される事もままある。始祖Bill Monroeのブルーグラス音楽発想の中には、TexasのWestern Swing、ことにMilton Brownの作ったバンド編成とBob Willsの成功が大いに影響していたと思われる。…ということを何処ぞで読んだ気がする。それまでMonroe Bro'で活躍していたBillは、さらなる飛躍を胸にFiddle、Guitar、Banjo、Mandolin、Wood-Bassという基礎を築くのである。

JR東淀川の『オッピ・ドム』。店主の今富氏もブルーグラッサーで、斯界では全国的に知られた名シンガーでもある。ここで東京から楽器フェアのために来阪したマスオちゃんのライブがあった。ボクは一時、東京の彼のバンドで一緒にやらせてもらっていた。前夜、北新地でバッタリ出会い、「ざ~さん、明日マンドリン弾いてよ…」とあの声で言われてしまったのだ。なじかは知らねど、ブルーグラス関係の人はおいらのことをざ~さんと呼ぶ。

帰宅後、長らく押入れに放り込んだマンドリンを引っ張り出すと、しめた…まだ弦は死んぢゃいねぇ。「アンタ、ぜんぜん弾いてないのに、ええのん」といふ家人の声を背に受けながら、なんとかなるわィ、とマンドリン弾きみたいな顔して向かう。行ってみたらば、5年連続で米国ツアーをしている、マスオちゃんの国内トップグループJapanese BlueGrass Bandの面々が揃っている。マンドリンの宮崎くんだけが不在なので、そこへ入れという。ありゃ~困った。しかし、ここで逃げるわけにも行かへん。ヤケクソや。

テムポが早いのなんの。キイがBだのB♭だのなんの。曲を知らないのなんの。慌てたのなんの。でもそこは誤魔化すのなんの…

何とか青息吐息であい務めたが、イメージ通りにゃいかないものね。あのテンポについていけないから、ケツを割ってウェスタンスイングに行ったのか、と言われても仕方ない。でもでも、なかなかブルーグラスも愉しいのである。何せ多感な頃に夢中になって聴いた音楽ではないか。僕らが高校時代に「スゲェ!」と思ったような先輩諸氏が、まだまだ目の前でガンガン弾いている。いやはや、その逞しいこと、筆舌に尽し難し。

  ライブパブ&レストラン オッピ・ドム 大阪市淀川区宮原2-1-2