マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

06.4.24  春だ!鍋貼リャンガ~!!

2006-04-24 10:02:11 | 
久しぶりに焼餃子を作りたくなって。
うちの実家は黒龍江省出身でもないのに餃子というと餃子のみ。兄弟で競って食べたもんだ。兄貴60個、オレ50数個ほど。どう考えても200ぐらいは作ってた。オレらガキが洟を拭き拭き手伝ったとしても、母は大変だったと思われる。
でかくなってからご飯のおかずになると知り、ウチが変わってるのだと気付いた。そういえば、すき焼きに住友製薬のサッカリンの錠剤を使うでしょう?と食の会議で言って、馬鹿にされたことがある。いつの時代の人間や…と。
餃子…中国では婚礼やら記念日など目出度い日のハレの食べ物。この中に硬貨を忍ばせて、当たればラッキーというフォーチュンクッキーみたいなことをする。歯が欠けたらどないしてくれるんや。

餡に使う白菜はテッテ的に水分を追い出すことが重要。加える玉葱は甘みのために搾らず。それとネギ、生姜。よく練って豚肉の脂で粘りを出すのがポイント。少々油も補強。食感のために全て細かく切り揃えることは言わずもがな。フード・プロフェッサー(と呼びたいぐらい)大活躍。昔は飽き飽きするほど刻んだんだよな。

皮は既製品なり。自分で打つとプリプリで美味い反面、麺(中国ではコレ麺料理なのだ)が勝ってしまい、20個も食えば腹一杯になってしまう。ヤツガレ、天井仰ぎ見るほど食いたいのだ。差し水はどうするのが正解なのだろうか。熱湯の店もあれば水でやる店も、水溶き小麦粉でバリをつける店もある。決定版をお伺いしたい。

ニンニクの替りに同じユリ科のネギを使ったが、ニンニクを使えばさらに薫りが良くなり食欲が湧く。手元の酢醤油に溶かしてもいいし、中国東北部では餃子の合いの手に生ニンニクをガリガリと齧る。うちは「天平」の真似をして、きゅうりの一本浅漬けとしたかったのだが、そんなこと知らぬ家人がきゅうり揉みみたく切ってしまい、あ、あの歯ざわりが欲しかったのにィ…悔やんでも悔やみ切れぬ。
コメント (4)
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