趣味と節約と時に妄想の記録

節約を通して未来を創造するブログです。
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ナンテンとトイレの謎

2011年11月10日 10時58分19秒 | 自然観察日記的回想
田舎へ行くと何故かトイレ(汲み取り式)の近くにナンテンの樹が植えられている光景を度々見かけないだろうか。

他ならぬの実家にも植えてあった。もちろんトイレの脇にだ。

今日まで、その理由をよく知らなかった。

何処の家もたいていはトイレは日の当たらない場所にある。そんな中、ナンテンは秋に真っ赤な実をつけて、殺風景でしかも臭う場所に華を添えるためだと思い込んでいた。
(白とかオレンジのナンテンもある)

ところがどっこい。ナンテンの事を調べてビックリである。

ナンテンには、実も葉も強い殺菌作用がある事を知った・・・。

茎とか根までも殺菌作用があるようだ。葉には消臭効果もあるようだ。

あの赤い実を煎じて飲めば、強烈な殺菌作用と咳止めの効果が立証されている。

どうやら、抹消神経の過敏な反応を和らげる効果のようだ。

葉っぱや茎、根にも同じ効果があるようだ。

驚くべき先人の知恵だ。

確かに、「ナンテンのど飴」なる商品も売っている。

知らなかったのはばかりなり・・・なのだろうか・・・。

昔の人々は、それを知ってか知らずか、トイレの近くにナンテンの樹を植えて、無意識の内に、殺菌・消臭の効果をもたらしていたのであろう。

実際には、植えているだけでは、ほとんど効果は無かったが・・・。の実家の話。

きっと、知恵のある人々が生きていた時代には、ナンテンから薬用成分を取り出して、冬の風邪予防に用いた事であろう。

子供の頃に、何故ナンテンの樹をトイレの側に植えているか聞いた事があったが、両親は明確な回答をくれなかった記憶がある。

いつしか、本当の理由では無く、なんとなく風習だけが伝えられるようになったのではないだろうか。


ナンテンの実は、今でもお正月の料理や、鏡餅の飾りに使われている。

ここまで書けば、その理由は、理にかなった適切な事がわかる。

知れば知るほど、先人の知恵の素晴らしさが思い知らされる。

しかし、様々な菌が抵抗力を増した今日では、ナンテンの樹の抗菌作用がいかほどであるかわわからない・・・。

私にお金があったら、研究したかもしれないが・・・。

ナンテンの殺菌成分を染み込ませたシャーレとそうで無いシャーレ、どちらが有効とか、今日の様々な薬剤に耐性を持った菌がナンテンの抗菌作用にどのように反応するかとか・・・。

ま、妄想するしか私に方法はありませんがね。

自然に進化した菌ならば、自然には勝てません。

人口的に進化した菌なら・・・・。

ある程度の線で、自己破滅するはずです。それが、自然です。

遺伝子には、自殺遺伝子ってのがありますからね。

自らの種を増やしすぎないためにストップがかかる。

自然との調和の中ではその機能が、きっと有効に働いたのでしょうね。

だから、ナンテンの殺菌作用で十分に風邪を予防できたのではないでしょうか。

ですから、今日その作用が有効かどうかは、その人その人できっと異なることでしょうね。


今年は、何故か野山でナンテンの実が目立ちます。こんなに沢山ナンテンの実が育つなんて・・・。

そこに、何か自然からのメッセージを感じるであります。



明日は11日です。満月と11日が重なります。ポッキーの日なんてのもあるようですが。

でも、雨による抑圧で内陸性の大型は無さそうです(東海地方)。ありがたい事です。

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