日々随想

日常の生活環境で活動したことや、感じたことを日記風に書いてみましょう

映画「東京物語」を観て想う

2012-10-16 09:58:50 | Weblog

<2012.10.16>

 

先日近所の公民館で映画「東京物語」が上映されたので観に行ってきた。

何しろ一昔前(約60年前か)の作品であるが、小津安二郎監督、笠智衆・原節子・杉村春子・山村聡・・・・、と言った往年の名俳優が出演していた有名な映画であったわけである。

この映画は私が中学生頃の作品であるので、記憶になく多分観てなかったようである。

内容は、70歳前後の老夫婦が東京に住む息子・娘一家を訪ねて何日間か滞在し、表向きは歓待されるのであるが、どうも老夫婦にとっては、何となく居心地が今一で、期待して来たわけであるが、あまり長居もせずに老夫婦の住家に戻ってくる、という筋書きであった。

結局、息子・娘たちの家庭には、仕事がありまた子供がおり、その環境を中心として営んでいる生活があり、とてもじゃないけど、老夫婦の入っていく隙間がなかなかないわけである。

このように感じたことが、「もう帰ろうか」と言う気持ちになったようである。

もしこの映画を私が封切時(中学生頃)観たらどのように感じ取ったかは、定かではないが、想うに60年経った今でも、親子関係は、この頃とあまり変わってないな、いやむしろ気持ちのやり取りとしては、核家族化の現在は後退しているのでないだろうかと思うわけである。

この映画を観て特に感じたのは、『子供には頼らんようにせんといかんな』ということであったし、現実には、子どもの家庭の事がやはり気になっている『親ばか老夫婦』でもある。

この強気いつまでも続けたいものであるが・・・・。

 

        <秋の朝の雲・・・・珍しい模様>

 

       

            <柿色づく・・・・・10倍ズームにて>

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