<2008.10.31>
秋深まると赤くなる黄櫨(はぜ)の木は、季節感があるが私はこの黄櫨の木がきらいである。
この木の灰汁(あく)に負けるからである。
子どもの時から山の中で育っていた割には、この黄櫨には弱かった。
この木に触ったら勿論のこと、この木の下を通っても露出している「腕」や「顔」「首筋」が何となく痒くなった感じがした。
気付かずにそのまま、搔いたりしていると時間と共に「つぶつぶ」が少しずつ増えていき、痒くてたまらないのだけど、どうしようもなく最悪はれ上がってしまう始末である。
子どもの時は、こんな時には「油あげ」を焼いて患部にこすりつけて最後にこれを食べると良くなると、おふくろから教えられて都度最後は食べたものである。
大人になり都会に出てきて、しばらくはこの木とも縁が薄く忘れかけていたわけであるが、ここ数年散歩道にこの黄櫨の木が、春は新緑を秋には紅葉で元気に灰汁をまき散らしており、何回か「つぶつぶ」が出る一歩手前まで来たことがある。
従って最近は黄櫨の木の近くを通ったと思ったら、家に帰ってすぐ石鹸で露出部を入念に洗うようにしてこの災難から逃れるようにしている。
きれいな色づきの黄櫨の木なんだけど、近寄れないのが何とも残念ではある。
<色づく黄櫨の木>
秋深まると赤くなる黄櫨(はぜ)の木は、季節感があるが私はこの黄櫨の木がきらいである。
この木の灰汁(あく)に負けるからである。
子どもの時から山の中で育っていた割には、この黄櫨には弱かった。
この木に触ったら勿論のこと、この木の下を通っても露出している「腕」や「顔」「首筋」が何となく痒くなった感じがした。
気付かずにそのまま、搔いたりしていると時間と共に「つぶつぶ」が少しずつ増えていき、痒くてたまらないのだけど、どうしようもなく最悪はれ上がってしまう始末である。
子どもの時は、こんな時には「油あげ」を焼いて患部にこすりつけて最後にこれを食べると良くなると、おふくろから教えられて都度最後は食べたものである。
大人になり都会に出てきて、しばらくはこの木とも縁が薄く忘れかけていたわけであるが、ここ数年散歩道にこの黄櫨の木が、春は新緑を秋には紅葉で元気に灰汁をまき散らしており、何回か「つぶつぶ」が出る一歩手前まで来たことがある。
従って最近は黄櫨の木の近くを通ったと思ったら、家に帰ってすぐ石鹸で露出部を入念に洗うようにしてこの災難から逃れるようにしている。
きれいな色づきの黄櫨の木なんだけど、近寄れないのが何とも残念ではある。
<色づく黄櫨の木>