日々随想

日常の生活環境で活動したことや、感じたことを日記風に書いてみましょう

生涯学習(終)

2008-10-10 21:51:49 | Weblog
<2008.10.10>

私の学習意欲は、50代を迎え徐々に軟着陸的になってきたが、今度は定年後さてどうするかということが、徐々に頭を横切るようになった。
ただこの時はまだ生涯学習などという意識はあまりなく、今までの経験を何か生かして独立した仕事がしたいなあと考えていたくらいであった。

一方丁度そのころパソコンが普及し始めた頃で、その時は定年近くになるともう手書きの書類は無くなるだろうとおぼろげながら回りを見ていた時期でもあった。
そこで一念発起して若い社員に教えを乞うてパソコンについて学習を始めたしだいである。
(パソコンとの出会いについては、本Blogにすでに掲載済み)

実はこのパソコンの学習が、私にとってのいわゆる生涯学習になったと言っても過言ではなかったわけで、たくさんの中高年の方々がパソコンに限らずそれぞれの趣味の分野で熱心に取り組んで姿を見るにつけ、私の学習意欲も除々に高まり現在にいたっている訳である。

先日私が講師をしている関係の1年間の公民館活動の修了式があったが、その中で受講生代表のあいさつの中で、「自分たちの生涯学習活動は、他人との競争意識でやるものではない、いかに続けていくか競争相手は自分である。」という言葉で締めくくった。

 私もその通りだと思い大きな拍手を送ったのであるが、年齢を積み重ねる中での生涯学習は、一日一日あるいは1年1年の変化に自分自身が感動し、これを糧に楽しみながら継続していくことであると思う。

またこころ(脳)に少しでも変化を起こさせ行動することこそ認知症を無縁にし、あるいは少しでも遅らせる源ではないかと思うからでもある。

以上4回にわたり社会に出てからの学び(学習)について、無頓着でスタートした50年前から、生涯学習にどっぷり浸かっている現在までの心の推移やいろいろな体験について記載して見た。



        <柿 色づく>



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