藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

ダミーで、注意を逸らそう。

2005年05月25日 | テニス
「ルパン三世になろう。 パート17」

ルパンに学ぶ、テニスで勝つためのポイント。
2、相手の注意を逸らすこと。

ルパンは大司教に変装し、伯爵の注意を逸らすために、ルパンのダミー人形を登場させます。

テニスでも、このようなダミー作戦が有効です。

例えば、セカンドサーブをタイミング良く打ち込まれないために、ファーストサーブを思い切り速く打ちます。
これが「見せ球」です。
ファーストサーブは、この場合ダミーです。
たまたま入ったなら、ラッキーくらいに考えます。
本当の狙いは、セカンドサーブです。
ファーストで、早い球が飛んできたら、相手は当然その球を見るわけです。
すると、その球のイメージが、相手に残ります。
ファーストがフォルトだった直後に、遅いセカンドが飛んできたら、うまく合わせづらくなります。
まだ、ファーストのスピードのイメージが残っているので、タイミングが合わないのです。
これが、ダブルフォルトが怖いからと、ファーストからゆっくり打ったらどうでしょう?
ゆっくりのファーストがフォルトして、セカンドの同じような球だったら、相手の頭にはイメージができています。
打ち込むタイミングが合ってしまいます。
ファーストとセカンドは、スピードや回転の落差をつけましょう。

このように、わざとダミーを入れて、本命の攻撃をより確実にしていくことが大切です。
こういったケースは、たくさんあります。

わざと、ダミーとして、深く滑っていくようなスライスを打って、相手がネットを越すようにボールに集中している隙に、スススッとネットに詰めていて、本命のボレーでアングルに決めるなど、さまざまなパターンで使えます。

ルパンのように、ダミーで相手の注意を逸らしましょう。