藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

「えっ?まさか!?」を、いろいろやろう。

2005年05月22日 | テニス
「ルパン三世になろう。 パート14」

ルパン達は、クラリスと伯爵の結婚式のためにやってくる大司教に変装し、正面玄関から堂々と、カリオストロの城に潜入します。

ルパンは予期しないようないろんな方法で、クラリス救出のための潜入をしています。
水門を通る。屋根から壁をよじ登る。伯爵の飛行機のようなもので、空から行く。大司教に変装して、正面入り口から行く。

テニスでも、相手の予期していないことを、いろいろやりましょう。

テニスで勝つには、ワンパターンにならないことが大切です。
ワンパターンな相手は恐くないです。
なぜなら、何をしてくるかが予測できるからです。
わかっていれば、対処できます。
対処の仕方が明確であれば、安心するので、良いプレーができるのです。

例えば、ダブルスの試合をするとします。
相手が、雁行陣で、後衛の人はクロスに中ロブ気味のボールを送るだけだったらどうでしょう?
こちらは、やりやすいですよね。
ストレートをケアしなくてよいので、ポーチボレーにも出やすいです。

しかし、これがルパンのように、予測できないようなことを、あれこれやってくる人だったらどうでしょう?

いきなり、ストレートアタックをしてくる。
ドロップを落としてくる。
ライジングで打ってくる。
スピンでショートクロスに打ってくる。
トップスピンロブで抜いてくる。
オーストラリアンフォーメーションをしてくる。

などなど、いろんなことをやってきたら、安心できないですよね。

相手を安心させてしまっては、勝てません。
常に、相手の予期せぬ方法で攻めましょう。

確かに、いろいろやってみるのは恐いことかもしれません。
自分の自信のあるショットを打っている方が、恐くないです。
しかし、そればかりでは、ワンパターンになってしまいます。
すると相手が有利になります。

リスクがあっても、いろいろやってみましょう。
ルパンはリスクの高いことばかりして、失敗もしています。
しかし、確実に目的に向かい前進してます。

リスクを恐れて、チャレンジしないのが、実は一番リスクが高いのです。
トライ アンド エラーを繰り返していく中で、少しずつ自分のできる攻撃のバリエーションも増えていくのです。

自分が成長しないことが、最もハイリスクなのです。
ルパンのように、あの手この手と挑戦しましょう。