藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

守って攻めよう。

2005年05月17日 | テニス
「ルパン三世になろう。 パート9」

ルパンは落し穴に落とされてしまいます。
誰一人として、抜け出ることのできなかった穴です。穴の中は迷宮のように広く、白骨化した死体が、山のように転がっています。
まさに、絶望的な状況です。
穴の中で、先に落とされた銭形に会います。
ルパンは
「まぁ、ゆっくりしようぜぇ!どうせ、出口はねーんだから、ジタバタしたってはじまらねーや!おやすみ、とっつぁ~ん!」
と言って寝てしまいます。
これが、強い人です。
テニスで勝つには、攻めるときは攻める。守るときは守る。休むべきときは休む。
こういった、攻守のバランス感覚が大切です。

ピンチになった時、苦し紛れにジタバタする人は、自滅していきます。

例えば、サイドに大きく振られて、やっと追い付くことができたボールが来たとします。バランスを崩しているにも関わらずに、一発逆転を狙ってハードヒットする人は、大抵アウトします。
もちろん、しっかりと入るイメージを持った上で、狙っているのならいいのです。
しかし、ほとんどのケースでは、苦し紛れでの一発狙いです。
「入ったらラッキー」では、難しいです。
こういったボールは、一度中ロブなどで時間を稼ぎ、自分の体勢を立て直すことです。
すると、チャンスがやってきます。
相手にとって「よし!決まった!」と思ったショットが返ってくるのは、ものすごくプレッシャーです。
凌ぐ事も攻めなのです。
今は攻めるときなのか?守るべきときなのか?この状況判断が大切です。

休むべきときに、休むことも攻めです。
攻めるべきときに、実力が発揮できなければしょうがないです。
集中力にも限界があります。
オンとオフの切り替えも大事です。
すべては、バランスなのです。
ルパンのようなバランス感覚を身につけましょう。