折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL894~凍てる月

2016-01-14 | 写真&俳句
この冬一番の寒さを象徴するような中天の月。



背を丸め コートの襟立て 歩く先 白さ目にしむ 凍てる三日月



この冬一番の寒さとなったこの日、所用があって久しぶりに帰りが夜になった。

深々と冷え込む寒さに、思わずコートの襟をたて、背中を丸めて歩いていると、鎌のように細い月が中天に昇っていた。

そんな景色を目にしたせいか、無性に暖が恋しくなって、急ぎ足で家に向かった次第である。

写真&俳句VOL893~遅き「初氷」

2016-01-13 | 写真&俳句
暖冬の影響でいつもの年より遅かった今年の初氷。

車の屋根にもびっしりと霜が降りた今朝の寒さ。



初氷     バケツの底に     遅き冬


暖冬にすっかり慣れてしまった感のある体には、今朝の寒さは一際こたえた。

我が家の庭にある水道管は今年初めて凍りつき、捨て残したバケツの底には薄く氷が張っていた。

やっとというか、ようやくというか冬本番の到来を実感させてくれた今朝の寒さであった。

写真&俳句VOL892~海からの訪問者

2016-01-12 | 写真&俳句
川の浅瀬に集まり寛ぐユリカモメたち。

赤いくちばしと赤い足が愛らしいユリカモメ。



ユリカモメ     水面に憩ふ     頃となり



散歩コースの黒目川遊歩道は、今、鳥たちの群れの楽園になっている。

ここを訪れる鳥たちは、カルガモ、マガモ、オシドリ、コガモと言ったカモたちから、アオサギ、ダイサギ、コサギと言ったサギ類の他、年末あたりから遥か東京湾からユリカモメが訪れてくる。

水の上で群れをなして寛いでいるユリカモメを見ると、毎年この時期に、こんな遠くまで飛んでくる彼らの習性が何とも不思議で、ある種の感動すら覚える次第である。

写真&俳句VOL891~憧れのヒーロー

2016-01-11 | 写真&俳句
子どもたちが見守る前で悪者と戦う仮面ライダーゴースト。

仮面ライダーゴーストと握手する孫のNくん。


子どもらが 熱く見守る その先に 夢にまで見し 仮面ライダー


折り込みチラシを見ていたかみさん。

「住宅公園で仮面ライダーゴースト・ショーがあるみたい。Nくんを連れて行ったら」

「そう言えば、Kくんが小さかった時も見に行ったね。あの時は確か「ゴーカイジャー・ショー」だった」

と小生。

4年前にゴーカイジャーと握手するNくんの兄のKくん。


ということで孫のNくんが、仮面ライダーを見るべく泊りがけで我が家にやって来た。

当日は、11時と2時の2回ショーが行われると言うので、11時の方を見るべく早めに家を出たが会場についた時は親子ずれで既に大にぎわい。

そして、ショーが始まり、仮面ライダー・ゴーストがかわるがわる悪者たちに痛めつけられ、絶体絶命のピンチに陥る。

すると会場に詰めかけた子どもたちから「ゴースト、ガンバレ」の大合唱が湧き上がる。

孫のNくんはと言うと、仮面ライダーが危機に陥る場面に号泣しながら「ガンバレ、ガンバレ」と声を限りに連呼する。

想定外のNくんの反応に小生も周章狼狽である。

そして、4年前にお兄ちゃんのKくんを連れて来た時は、このような場面でもじっと感情を押し殺して見ていたKくんとは全く正反対のNくんの反応に、兄弟と言っても性格は違うんだなと、実感した次第である。


写真&俳句VOL890~初稽古その2

2016-01-10 | 写真&俳句
様変わりとなった今年の稽古始め。最後は、全剣連居合1本目「前」を全員で抜いた。


様変わり     活気あふれる     初稽古


例年は集まって来る人が少ないため、それでなくても広い武道場が一層広く感じられた稽古始めだが、今年は何と14名もの人が参集したため、広い道場が今年は狭く感じられる。

まさに様変わりの稽古始めである。

そこで、稽古は直近にある昇段審査を受ける人たち、初心者の子どもたち、そしてその他のグループと3つのグループに分けて行うことに。

武道場一杯に広がった人たちがそれぞれ剣を振る様は、活気に満ちていて、これまでの稽古始めでは想像すらできない光景である。

そして、稽古が終わった後、T五段、A五段と顔を合わせて「これからが楽しみですね」と話し合った次第である。