折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL894~凍てる月

2016-01-14 | 写真&俳句
この冬一番の寒さを象徴するような中天の月。



背を丸め コートの襟立て 歩く先 白さ目にしむ 凍てる三日月



この冬一番の寒さとなったこの日、所用があって久しぶりに帰りが夜になった。

深々と冷え込む寒さに、思わずコートの襟をたて、背中を丸めて歩いていると、鎌のように細い月が中天に昇っていた。

そんな景色を目にしたせいか、無性に暖が恋しくなって、急ぎ足で家に向かった次第である。