ようやく見頃となった近くの農家の庭の彼岸花。
暑さゆえ 時期違(たが)えしか 彼岸花
何とも暑かった今年の夏。
その影響が生態系にも出ているようだ。
例えば曼珠沙華の花。
例年お彼岸の頃になると時期を違えずに咲くので、彼岸花の別名で知られているが、その彼岸花の開花が大幅に遅れていると言う。
100万本もの彼岸花が咲き誇ることで有名な日高市にある巾着田(きんちゃくだ)。
9月15日にスタートした「巾着田(きんちゃくだ)曼珠沙華まつり」、例年なら最終日の9月30日頃は見納めになるのだが、今年は開花が遅れようやく見頃となったことから、10月8日まで延長になったと新聞が伝えている。
「夏場の猛暑と9月に入っても残暑が続いたことが要因に考えられるが、こんなことは記憶にない」とは市の担当者の弁とのこと。
我が家の周辺でも、9月下旬になって咲き始め今が見頃であるから、例年より2週間は遅れている。
こんなにも遅れるとは、時期を違えず開花する彼岸花にしては珍しい現象であり、今年の夏の異常な暑さの証左と言えるかもしれない。
散歩中の道路から彼岸花の群生を見ることができる。