折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

増える見込みのなきぞかなしき~同級生とのゴルフ会

2012-10-16 | 友達・仲間
先日、小・中学校の幼なじみとのゴルフ会に参加してきた。

季節ごとに年4回行われるこのゴルフ会、歴史は古くかれこれ20年も続いている。

20年前と言えばまだみんな若くて、元気で、多い時は4組ぐらいは楽に集まったものだが、時間が経ち、歳をとるにつれて、メンバーのうち2人が亡くなり、あるメンバーは病気を患い、また、あるメンバーは腰痛や肩痛やらでゴルフができなくなるなど、1人減り、2人減りとリタイア組が増え、気が付いて見ればこの頃は、まともにゴルフができる者は6人に激減、とうとう単独では2組も作れなくなってしまった。

仕方なく小生の友達に「助っ人」を頼んで、何とか2組でプレーしているが、リタイア組で「カムバック」してくれるような者は見込めそうもない、まさに、「増える見込みのなきぞかなしき」の状況で、せめてこれ以上減らないよう現メンバーの6人がお互い体調にくれぐれも注意し合って、なんとか存続させていきたいものだ、と申し合わせた次第である。


スポーツの秋~テレビのスポーツ番組に釘付け

2012-10-13 | 日常生活
秋たけなわ。

「文化の秋」「スポーツの秋」そして「食欲の秋」である。

スポーツといえば、この所、野球では大リーグのプレーオフ地区シリーズ、日本ではクライマックスシリーズ第1ステージ、ゴルフでは日本オープンゴルフ、サッカーではフランスとの国際親善試合と見たいテレビ番組が目白押し。

  リーグ優勝決定シリーズ進出を決めたヤンキース(左)、国際親善サッカーフランスから1点を奪って喜ぶ日本代表の選手。


普段、日中はほとんどテレビを見ない小生も、テレビの前に釘付け、テレビ三昧の日々。

日米のプロ野球はステージが上がってこれから佳境に入る。また、サッカーの国際親善試合もブラジル戦が予定されるなどしばらくはテレビから目が離せそうもない。

テレビ観戦にうつつを抜かしているうちに気力が失せて、今週はブログの更新がすっかり疎かになってしまった。

もっとも、ネタ切れでしばらく放っておこうと思っていたのも事実で、今回はこの程度の記事でお茶を濁させていただくことをお許しいただきたい。

「タンノイオートグラフ」試聴記~Iさん30年来の「夢」を実現

2012-10-08 | オーディオ談笑会
30年来の「夢」がかない、あるべき場所に納まったタンノイオートグラフ。1台の重量が100㎏になるタンノイオートグラフ、30年前、家を建てる時、事前に床の下地をコンクリートで補強していたというから、その思い入れの深さには脱帽である。


オーディオ談笑会の仲間の一人であるIさんが3年かけて自作に取り組んでいたタンノイオートグラフのスピーカが目出度く完成したと言うので、同じくメンバーの一人であるMさんと蓼科にあるIさんの別荘に泊りがけで聴きに行って来た。

以下は出来立てほやほやのタンノイオートグラフを目の当たりで聴いた感想を会話風にまとめて見た。

―音楽を心ゆくまで堪能し、癒され、リフレッシュした楽しい2日間だったね。

―自作のタンノイオートグラフの出来栄えにIさんの並々ならぬ思い、執念を感じたね。

―執念と言えば、Iさんはこのスピーカの完成までに3年を費やしているが、彼に聞いたところ、実はこの別荘を建てた30年前に、タンノイを置けるように部屋の補強を事前にしていたと言うのだから、驚いたよ。

―そうなんだ、3年ではなく30年越しの「宿願」というか「夢」だった訳だ。だから、一つ一つの作業の仕上げに魂がこもっているんだ。

―エンブレムの製作一つとっても、素材に真鍮やマイナスのビス止めを使うなど、こだわりというか思い入れがこもっているよね。

―その凝りようったら常人の域を超えてるよね。

―夢がかなって感無量だろうね。

―肝心の音だけど、どうだった。

―一言で言うとマイルドで聴きやすく、疲れない音、という印象だね。

―音作りのポリシーが、マニアックに音を追及するのではなく、音楽を聴くための音作りに徹している姿勢が素晴らしい。

―モーツアルトのヴァイオリンソナタがスピーカから流れた時、演奏者が目の前で弾いているように浮き出てきたのには、正直、はっとしたね。

―遠山慶子さんが弾くピアノベーゼンドルファーインペリアルの音の特徴が良く出ていた。

―MJQカルテットが演奏したジャンゴ。ビブラフォンの音が生々しく再現されていて鳥肌が立つた。

―クリフォード・カーゾンが弾いたモーツアルトのピアノ協奏曲。瑞々しく、艶やかなピアノ、オーケストラの弦の音が実に美しく鳴り響いて、恍惚となった。

―「声」のソースはセリーヌ・ディオン、中島みゆき、ブラザース・フォアの3枚のCDを聴いたけどどうだった。

―これは素晴らしいというのはなかったが、特に悪いと言うのもなかったんじゃない。セリーヌ・ディオンの「オペラ座の怪人」には期待してたんだが・・・・・。

―やはりソースを選ぶのかな。

―今回は、テープの音とCDの音、石のアンプと球のアンプの音、同じ曲を違う楽器で聴き比べるなど色々な聴き比べをしたのが面白かった。

ラックにズラリと並んだテープデッキ、圧巻である。


―テープとCDの比較は、ベートーヴェンの交響曲第6番『田園』をショルティー指揮シカゴ響で聴いたが、微妙な差かもしれないが、テープの音は柔らかで、奥行きを感じさせ、CDの音はクリアーで音の分解能力のよさを感じさせてくれたように思ったね。

―石のアンプと球のアンプは、美空ひばりの「悲しい酒」を幸田聡子さんのヴァイオリンで聴いたけど、違いは、テープとCDの違いと同じで、石の方がシャープ、球がマイルドだったね。

  Iさんが自作した石のアンプ(左)、Iさんが通常使用している球のアンプ(右)

―楽器の違いは、ギターの山下和仁、ヴァイオリンのオスカー・シムスキーが、バッハの無伴奏パルティータをそれぞれ弾いたのを聴いたが、ギターがしっとりと理知的に、ヴァイオリンが華麗に情熱的に演奏していたね。

聴き比べに使用したバッハの無伴奏ヴァイオリンパルティータのジャケット。


―ギターは弦をはじく、ヴァイオリンは弦をこすって音を出す、その演奏方法の違いが音の違いと言えるかもね。

―音のボリュームの上げ下げによる音の変化も大きかったね。

―きっかけは、幸田聡子さんのヴァイオリンを聴いた時、音が奥に引っ込んでいて、音の輝き、生気が感じられなかった。ひょっとしたら、ボリュームが低いのが原因かなと思ってヴォリュームを上げたら予想どうり、ガラッと音が変わった。

―音が生々しく、艶やかになったのが一聴してわかった。

―聴く音量は人によってそれぞれ好みがあるんだろうけど、小さすぎても、大きすぎても再生音に影響があると言うことが、よくわかった。

楽器の能力をベストに再生する音量、このことが大切だということだね。

―2日目に聴いたカラヤン指揮ベルリンフィルが演奏したシューベルトの交響曲第8番「未完成」のテープは今回の2日間のハイライトだったね。

―このテープは、今から37年前にカラヤン・ベルリンフィルが来日し、NHKホールでの生中継をエア・チエックしたものを今回Iさんに提供したんだが、こうして37年ぶりに聴いて見ると実に感慨ひとしをだね。

―生中継だけあって実に生々しく素晴らしい音になってるね。

―カラヤンの悠揚迫らざる演奏に胸を打たれるね。聴いていて涙が出る思いだった。

―その名演と最善を尽くした録音、そしてその音の出口となるのがタンノイオートグラフ、この3者が一体となって稀有の感動をもたらしたのだと思うよ。

―この演奏は市販されていないそうだから、このテープはお宝ものだね。

―それから、これは余談だが1日目、2日目に食べた昼食が絶品だったね。

  1日目のうなぎ屋さん、2日目のそば屋さんともに行列ができるお店だった。「食欲の秋」を満喫した。

―Iさんが地元の人に顔が広いので、良い食べ物屋を紹介してもらえた。

―「文化の秋」、「食欲の秋」の両方を満喫した2日間だった。

―Iさんには、感謝、感謝だね。


川歩きレポートVOL3~ 新河岸川、3つの顔

2012-10-05 | 友達・仲間
新河岸川は、埼玉県川越市の西部を源とし、川越市、ふじみ野市、富士見市、志木市、朝霞市、和光市、板橋区、北区を流れる全長33.7km(東京都区間9.3km)の1級河川である。

昨年の晩秋、この新河岸川を幼なじみのKくん、Mくん、Hちゃんと4人でふじみ野市から志木市まで(約16キロ)のんびりと歩いた。

その際、来年は逆に川越市まで(約7キロ)遡ろうと衆議一決した。

そして、昨日この計画を実行して来た。

スタート地点は、昨年とおなじ旭橋、ここから川越市の石原橋までの約7キロを歩くことに。

そして、今回歩いて見て感じたことを以下のようにまとめてみた。

1年越しの川歩きレポート第3弾である。

【新河岸川の3つの顔】

その1―自然なままのワイルドの顔

最初の5キロぐらいは、見渡す限りの田園風景の中、川も自然のままで、台風の影響もあってかかなりワイルドな様相であった。

田園地帯の中を自然のままのワイルドな佇まいが続く。


新河岸川と不老川の合流地点。



その2―観光の『売り』としての顔

最後の2キロ、川は市内を流れる。

川越は『小江戸』と呼ばれる『観光』の町。新河岸川も観光資源としての顔を持つ。


新河岸川の桜並木も観光の『売り』の一つ。桜の季節には小舟から桜を見らるように整備されている。


新河岸川のすぐ横には、保存工事を終えた川越城本丸御殿がある。


その3―市民の憩いの場としての顔

市民の憩いの場として親水公園の整備がなされていて、川の中を泳ぐ大きなフナやコイを間近に見ることができる。

市内を流れる新河岸川。市民の憩いの場として、遊歩道が設けられている。


遊歩道を歩いていると大きなコイやフナが寄ってくる。


去年歩いた時は、感じなかったが同じ新河岸川と言っても場所によって、それぞれ色々な顔を持っているのだと実感した川歩きであった。

彼岸花ロード~延々1・8㎞の赤絨毯

2012-10-04 | 日常生活
1・8㎞にわたる「さくらロード」の左右の堤防は彼岸花で覆い尽くされている。


前回に続き彼岸花の話である。

幼なじみのKくんから

「春に桜を見に行った吉見町の「さくら堤公園」で今、彼岸花が見頃らしいよ」

という情報がもたらされ、昨日行って来た。

今回は珍しく小生だけの単独行動である。

そのさくら公園、4月ピンク一色に染まっていた全長1・8㎞の「さくらロード」が、10月の今は見渡す限り彼岸花で埋め尽くされ、赤の「彼岸花ロード」に変身していた。

まさかこの場所が彼岸花に埋め尽くされるなんて、桜を見に来た時は想像だにしなかった。



県下の彼岸花の名所と言えば日高市の「巾着田」が有名だが、ここ吉見の「さくら公園」も隠れた彼岸花の名所、「穴場」であると確信した次第である。

何よりも、訪れる人が少なくて、ゆっくり、心ゆくまで、落ち着いて見られるのが最高だ。