雲の合間から顔を出した富士山を正面右に見て、山中湖からスタートしたツアーの一行。
先月に続いて今月も富士山すそ野一周ウオークに行って来た。
先月は1回目で北富士本宮浅間神社~山中湖花の都公園の約10㎞を歩いたが、2回目の今月は、山中湖花の都公園~須走冨士浅間神社の約12㎞である。
参加者は総勢39名と今回も盛況。
前回は富士山に雲がかかって終日その姿を拝むことができず、少々がっかりしたが、今回は天候に恵まれ頂上に雪を頂く霊峰富士の山を見ることができたのは幸運であった。
午前中のビューポイントから折よく雲間から顔を出した富士山の山頂を望む。
しかし、それはそれでラッキーだったが、良いことばかりではない。
というのは、今回のコースは、全12回の中でもほとんど国道のアスファルトの道を歩くという、実に足に負担のかかるコースで、しかも午後からの篭坂峠からゴールの須走冨士浅間神社までは車の往来の激しい国道138号線の路側帯を歩かなければならない。
下り坂を一列になって歩くのだが、我々の横を上ってくる車が猛スピードで走り去って行く。大きなトラックが轟音をあげて迫ってくる時などは、身の縮む思いである。
交通量の多い国道138号線の路側帯を歩くツアー一行。
ガイドさんによれば、このコースを歩いた後、もうこれからは参加したくないという人が結構いるという。
確かに、歩道のない交通量の多い国道の路側帯を歩くのは危険を伴う。しかも、1列になって歩くので、仲間同士の会話もままならず、ただひたすら歩くというツアーのスタイルは、適度に休憩を取りながら気儘にのんびりと歩くという我々のスタイルとは、いささか勝手が違う。
休憩時間も少なく(左)、昼食は食堂(右)で食べたので、持参した茶菓類を食す暇もなかった。
今回も各自、茶菓子類を持参したのだが、休憩時間も少なく、飲食する暇もなく、とうとうそっくり持ち帰る羽目に。「次回からは持ってくるくるのは止めようや」ということに。
前回もそうだったが、ツアー旅と自由気ままな旅との違いを改めて実感した次第であった。
かなり急なアスファルトの下り坂を歩いてきたため、ゴールの須走冨士浅間神社に着いた時は、皆、相当足に来て疲労困憊の様子であったが、4時ごろになって雲がきれ、富士山の頂上が目の前にくっきりと見えた時は、皆、一斉に歓声を上げて、シャッターを切って、その姿をカメラに収めていた。
雪をかぶった霊峰富士の姿に癒され、少し疲れが取れたように感じたのは小生だけではあるまい。
ゴール到着後、4時過ぎに見た富士山の神々しい姿。