折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

印象に残る風景

2015-08-13 | 日常生活
今回のスイス旅行の中で印象に残るシーンを幾つかまとめてみた。


レーテイッシュ鉄道ベルニナ線は変化に富む景色が豊かだが、たまたま座った席からは車窓からの眺めがうまく見えない。しかし、列車がトンネルを出てループ橋にかかるシーンだけは、何とか撮影したいと心待ちにしていただけに、撮影できた時は「やったー!」と快哉を叫んだ。


今回の旅行は、シルヴァプラーナとツェルマットで連泊するスケジュールだったので肉体的、精神的にも楽だったが、宿泊したホテルも景色がよく見える絶好の場所に恵まれた。
3日、4日の両日泊ったホテルからは「朝焼けのマッターホルン」を見ることができたし、5日目のビーテンベルクでは夕焼けのユングフラウ3山を部屋のテラスから見ることができた。(写真は夕日に赤く染まったユングフラウ(右)、メンヒ(中)、アイガ―(左)撮影時間は午後9時過ぎであったが、まだ陽が明るかった。)



5日目、モンブランを眺めるべくエギュー・ドゥ・ミディ展望台に出た途端、展望台のすぐそばにある岩山に数人の人が取り付いてロッククライミングの訓練している様子を目の当たりにした。青い空と絶壁、豆粒のように見える人、まるで一幅の絵を見るような場面であった。


6日目、ユングフラウヨッホスフィンクス展望台を降りてアイガーグレッチャーからクライネシャイデックに向かうハイキングコースを歩いている時のこと、降り出した雨に気を取られみんなひたすら黙々と歩いていると、放牧されている牛がコース上に出てきた。
そののんびりとしたたたずまいが何ともユーモラスで気分が滅入っているみんなを慰めてくれているように思えた。
この牛からとれたチーズは、高級品として取引されていると言う。




今回のスイス旅行で旅の車窓から眺めて最も感銘を受けた風景は、緑に染まる山間にひっそりと点在する何とも牧歌的な集落の佇まいである。


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