しばらく映画から遠ざかっていたので、重い腰を上げて映画館に足を運んでみた。
「のぼうの城」か「北のカナリアたち」のどちらにしようか、しばし迷った末、義妹がブログで「北のカナリアたち」を紹介していたことを思い出して、こちらを見ることにした。
以下、いつものように感想を会話風にまとめて見た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/34/1287fec5d343d8e9169cb8db6b905b91.jpg)
<ストーリー>
― 原作が湊かなえというので、見ようかどうかちょっと迷ったんだが。
― 「告白」が映画化された時、原作を読んだものとしては、「見るのが怖い」という気持ちがあってとうとう見に行かなかった。
― 今回は原作を読んでいなかったからそういう葛藤はなかった。
― 見終わってしばらく立ち上がれなかった。
― いつもは、終わるとざわざわする会場が声もなく、エンディングの音楽に聴き入っていて、席を立つ人がいなかったのは異例というべきだろうね。
― 映画だけど、ストーリーにもあるように吉永小百合扮する小学校の先生が、20年後、かっての教え子の一人が殺人犯として追われていることを知り、ずっと忘れることができずにいた6人の教え子たちに会に行くという設定。
― 教え子それぞれのエピソードを経て、クライマックスへと収斂されていく展開は見ごたえ十分だね。
― 画面に引き込まれて、時間が過ぎているのを忘れてしまう。
― 画面に釘付けになっているうちに、自然と涙が止めどなく溢れ出て来て、抑えられなかった。
― 涙脆くなったとは言え、半端じゃなかった。
― 映画が終わって、真っ先にトイレに駆け込んで顔をごしごし洗ったよ。
― ところで、この映画のテーマは何だったんだろう。
― 「償い」「許し」「再生」、そしてこの3つを1つに繋いだのが「絆」ということなのかね。
― 今の時代に一番求められていることのように思うね。
― 特に「絆」、先生と生徒、個々の幼なじみとの間にあんなにも強い絆があったなんて奇跡のようだね。
― 教育の原点は、まさにあそこにあるんだろうが・・・・・・。
― 我が世代では、まだ幼なじみという言葉は生きていて、現に今も心が通い合った付き合いが続いているけど、今の世代ではどうなんだろうね。
― この映画、ストーリーも良かったが、映像がとてつもなく素晴らしかった。
― 資料によれば、体感温度が-30℃で撮影したと言う真冬の北の大地の厳しい荘厳な風景、美しい花々が咲き誇る利尻島、礼文島に建てられた分校から望める雄大な利尻富士、とにかく素晴らしい映像だ。
― 吉永小百合が見せるさまざまな表情が実に美しい。
― 歳を重ねるごとに美しさが際立つ、こう言う人もいるんだと嬉しくなるね。
― 「心揺さぶられる」素晴らしい映画だった。
― お客さんもいっぱい入っていて、ほぼ満員だった。こういう映画を作れば映画館にもともっと足を運ぶファンが増えると思うね。
― 今年度の映画賞のレースに間違いなくノミネートされる作品だと思う。
「のぼうの城」か「北のカナリアたち」のどちらにしようか、しばし迷った末、義妹がブログで「北のカナリアたち」を紹介していたことを思い出して、こちらを見ることにした。
以下、いつものように感想を会話風にまとめて見た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/51/7844b91f997fb4f9d7def8f1affdd6d9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/34/1287fec5d343d8e9169cb8db6b905b91.jpg)
東映創立60周年記念作品「北のカナリアたち」(監督:阪本順治、主演:吉永小百合)
20年後の先生と教え子たち(左)、20年前の先生と教え子たち(右)(小冊子「北のカナリアたち」から)
20年後の先生と教え子たち(左)、20年前の先生と教え子たち(右)(小冊子「北のカナリアたち」から)
<ストーリー>
日本最北の島・礼文島と利尻島で小学校教師をしていた川島はるは、ある事件で夫を失う。それをきっかけに島を出てから20年。教え子のひとりを事件の重要参考人として追う刑事の訪問をきっかけに、はるはかつての生徒たちに会う旅へ出る。
再会を果たした恩師を前に生徒たちはそれぞれの思いを口にし、現在と過去が交錯しながら事件の謎が明らかになっていく。
再会を果たした恩師を前に生徒たちはそれぞれの思いを口にし、現在と過去が交錯しながら事件の謎が明らかになっていく。
― 原作が湊かなえというので、見ようかどうかちょっと迷ったんだが。
― 「告白」が映画化された時、原作を読んだものとしては、「見るのが怖い」という気持ちがあってとうとう見に行かなかった。
― 今回は原作を読んでいなかったからそういう葛藤はなかった。
― 見終わってしばらく立ち上がれなかった。
― いつもは、終わるとざわざわする会場が声もなく、エンディングの音楽に聴き入っていて、席を立つ人がいなかったのは異例というべきだろうね。
― 映画だけど、ストーリーにもあるように吉永小百合扮する小学校の先生が、20年後、かっての教え子の一人が殺人犯として追われていることを知り、ずっと忘れることができずにいた6人の教え子たちに会に行くという設定。
― 教え子それぞれのエピソードを経て、クライマックスへと収斂されていく展開は見ごたえ十分だね。
― 画面に引き込まれて、時間が過ぎているのを忘れてしまう。
― 画面に釘付けになっているうちに、自然と涙が止めどなく溢れ出て来て、抑えられなかった。
― 涙脆くなったとは言え、半端じゃなかった。
― 映画が終わって、真っ先にトイレに駆け込んで顔をごしごし洗ったよ。
― ところで、この映画のテーマは何だったんだろう。
― 「償い」「許し」「再生」、そしてこの3つを1つに繋いだのが「絆」ということなのかね。
― 今の時代に一番求められていることのように思うね。
― 特に「絆」、先生と生徒、個々の幼なじみとの間にあんなにも強い絆があったなんて奇跡のようだね。
― 教育の原点は、まさにあそこにあるんだろうが・・・・・・。
― 我が世代では、まだ幼なじみという言葉は生きていて、現に今も心が通い合った付き合いが続いているけど、今の世代ではどうなんだろうね。
― この映画、ストーリーも良かったが、映像がとてつもなく素晴らしかった。
― 資料によれば、体感温度が-30℃で撮影したと言う真冬の北の大地の厳しい荘厳な風景、美しい花々が咲き誇る利尻島、礼文島に建てられた分校から望める雄大な利尻富士、とにかく素晴らしい映像だ。
― 吉永小百合が見せるさまざまな表情が実に美しい。
― 歳を重ねるごとに美しさが際立つ、こう言う人もいるんだと嬉しくなるね。
― 「心揺さぶられる」素晴らしい映画だった。
― お客さんもいっぱい入っていて、ほぼ満員だった。こういう映画を作れば映画館にもともっと足を運ぶファンが増えると思うね。
― 今年度の映画賞のレースに間違いなくノミネートされる作品だと思う。
仲村トオルのはがきのメッセージ「生きている」が、心に残ってます。
みーこさんのアドバイスのおかげで、いい映画を観ることができました。
仲村トオルのはがきについては同感ですが、彼とのエピソード、ちょっと唐突でどうも描き方が不足しているという印象でした。原作はもっと丁寧に描かれているんでしょうが・・・。
でも、とても感動的な映画でした。