夏雲へ 一際高き 枯木かな
駒止湿原を歩いていると、悠久の時を生き抜き、命を終えた木々をそこかしこに見ることができる。
そんな枯木の中で一際高い1本は、折からの青空と夏雲に向かって、突き刺さんとするが如くそびえ立っていた。
それはあたかも東京スカイツリーを連想させる眺めであった。
広い湿原を2時間で見て回るのには限りがあり、到底全部を見ることはかなわなかったが、我々4人は参加メンバーの中で一番遠くまで足を運んで、湿原に咲く草花を精力的に見て回った。
かくして、あっという間に2時間が過ぎ再びバスで帰路に。
そして、家に帰り着いたのは午後9時過ぎであった。
往復10時間もバスに乗っていたので、汗をかき、お腹の周りにあせもができてしまったのには、いささか参った次第である。(終わり)
コメントありがとうございました。