先日、抜刀の斬り納めがあって今年の稽古が終わった。
小生が所属している『居合・抜刀』同好会の仲間は、小生のようなリタイア組を始め、学校の先生、自衛官、警察官、サラリーマンと色々な職業の人が集まっているが、その中の一人に地元で『写真館』を開業しているAさんがいる。
ある日の抜刀の稽古の時にAさんが自宅から商売道具一式を持ち込んで撮影してくれた写真が本日の主役である。
照明が暗く、しかも瞬速の刀の動きを捉える、という難しい状況にもかかわらず、さすがはプロの仕事、刀がまさに巻き藁を『両断』したその一瞬を余すところなくカメラのシャッターが見事に捉えている。
練達のプロの腕にかかると、かくも決定的な瞬間がとれるものかと感嘆すると同時に小生にとってこの上なく貴重な写真となった。
リタイアして来年の2月で丸4年になる。
リタイアして何よりもやってみたかったことが二つあった。
その一つが、『居合・抜刀』であり、もう一つが『書道』である。
両者に共通しているのは、年をとってからも十分に楽しむことができるということと、『精神力』、『集中力』を養うのにうってつけであるという点である。
今年掲げた目標の一つに、昨年居合3段の免状をいただけたので、今年は抜刀でも3段を目指そうと頑張ってきた。
幸い、つい先日抜刀3段の免状をいただくことができた。
次なる目標は4段への挑戦である。
3段までは、普通に努力していればなれるが、4段になるにはそれこそ高いハードルが待ち受けており、今まで以上の努力が求められている。
今年の稽古は、居合、抜刀とも終わったが、来年以降もこの大きな目標に向かって精進していきたいと思っている。
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