折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL970~イタリア旅行から その3 厄日

2016-07-25 | 写真&俳句
青の洞窟の入口に打ち寄せる波。多くの人の夢を砕く波であった。

せめて「青の洞窟」の入り口までと出かけていた船が次々と港に戻って来る。


カプリ沖 波やうねりて 岸に寄せ 神秘体験 泡と消えにし


3日目はカプリ島の「青の洞窟」観光。

資料によれば、小さな入り口から差し込む太陽の光が洞窟内の水を通して海底の白砂に反射し、海面を透き通ったブルーに染める、その神秘的な佇まいは訪れる人たちを魅了してやまない、とある。

それには、海が凪いでいることが絶対条件だ。

ツアーに参加している誰しもが前夜は「どうか海が穏やかでありますように」と祈って眠りについたに違いない。

しかし・・・・である。

みんなの祈りもむなしく、当日は波が高く早々と「観光中止」の決定が出る。

せめてと洞窟の入口まで船で近付いて見たものの、期待していた「神秘体験」は泡と消え失せてしまい、何とも空しさだけがつのる。

そして、さらに追い打ちをかけるように黒雲の間から、どしゃぶりの雨が・・・・・。

折り畳みの傘を用意していたが、全く役に立たず全身ぬれ鼠。

おまけにこの雨で気温が急降下、寒さで震えが止まらない。

「泣きっ面にハチ」とはこのことで、最悪の3日目となった。


― 旅行3日目 7月15日(金)― 


1・カプリ島にて「青の洞窟」観光

2・<『世界遺産』アマルフィ海岸ドライブ観光> その後、アマルフィにてドゥオーモ観光 (宿泊 ナポリ)


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