折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

2大名曲を心ゆくまで堪能~新日本フィル・演奏会

2013-06-09 | 音楽
幼なじみたちと聴きに行くクラシックコンサート。

今月は、Kくんが都合が悪く、愚弟が代役を務める。

いつものように、お寿司屋さんで「にぎり」を食し、近くの公園をおしゃべりに興じながらぶらぶらと歩いた後、コンサート会場へ。

以下、いつものように会話風によるコンサートの感想である。

― 今回は2曲ともなじみのある曲で楽しめたわよ。

― 指揮者もキビキビ、溌剌としてとても格好良かったわ。

― ラフマニノフのピアノ協奏曲、豪快さと繊細さとがうまくマッチしたいい演奏だった。

― 普段は余り聴かないんだけど、じっくりと聴いて見るといい曲だよね。

― 私は特に第2楽章が好きだわ。味わいのあるピアノとオーケストラが美しいハーモニーを醸し出して、涙が出るほどしびれたわよ。

― 第3楽章の有名な第2主題もピアノの音色が胸に沁みた。

― 「新世界」の聴きどころは、やはり第2楽章かね?

― 第2楽章も良かったけど、どの楽章も親しめて聴き応えがあったわ。

― 全楽章とも個性的でありながら、わかりやすく、親しみやすい、交響曲としては珍しいよね。

― でも、やっぱり第2楽章は聴き惚れてしまったわよ。学校で習ったのを思い出しながら聴いてたけど、こんなに美しい曲だったのだと、改めて思ったわよ。

― オーボエが主題を吹き始めると余りの美しさに感激ひとしおだった。

― あそこでドジったら身も蓋もないから、ソロを吹く人は相当のプレッシャーだよね。聴いてる方が、どきどきしてしまう。

― 第4楽章も豪快な演奏で迫力満点だった。

― 対照的にアンコールの「スラブ舞曲第10番」では、哀愁を帯びた美しいメロディーが次々に紡がれて、切々と胸に響く素晴らしい演奏だった。

― カーテンコールがすごかったね、それだけみんな大満足だったんだよね。

― 2大名曲を堪能できて最高だったわ。

― 音楽を聴き、おいしい料理を食べ、心ゆくまでおしゃべりができて、これぞ「三位一体」よね。

― ほんと、有意義な1日だった。



<新クラシックへの扉>プログラム 

ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番ハ短調OP18

ドヴォルジャーク 交響曲第9番ホ短調『新世界より』op95

指揮:金 聖響
ピアノ:アンナ・ヴィニツカヤ
演奏:新日本フィルハーモニー交響楽団

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