SOS
「マスク、少し余分に買っておいた方がいいかも」
「そうだね」
と言う訳で、マスクを買いに行ったのが、大阪の高校生らが国内初の新型インフルに感染と確認されてから数日たってのこと。
この頃は、まだマスクは店頭に沢山並んでいた。
それから数日後。
神戸市内の高校生の新型インフルエンザ感染確認のニュースが飛び込んで来る。
そして、西宮にも新たな感染者確認の報も。
これは、大変と、すぐに西宮に住む息子一家の所に連絡を入れる。
「大変なことになったね。マスクの準備できてる?」
「これから買いに行こうかと思ってるところ」
「ストックが少しあるから、手に入らなかったら連絡して」
その夜。
「マスク品切れで、手に入らない」、「月曜日から1週間小学校が休校になる」という連絡がある。
そして、翌日の午後。
小生の新しい携帯に、
「自分の分は、会社で支給されるので、家族の分のマスクを送って」
と息子からメール。
この頃になると、もう小生の住む地域でもマスクはどこも品切れ状態。
近くのドラッグストアの店頭には、「マスク品切れ」の張り紙が
「早めに手当てしておいてよかったでしょう」とかみさん。
早速、ストックして置いたマスクを送る。
ストレス
「じいじ、マスク着いたよ。」
と孫のSくんから電話。
「Sくん、学校お休みだけど、外で遊べないから大変だね」
孫たちの通う西宮の小学校は、今週初めから休校の措置が取られている。
「まあね」と大人びた口をきくSくん。
「今日は、何してたの」
「部屋の中で、キャッチボール」
「いっそ、雨でも降れば、あいつらもあきらめもつくんだろうけど・・・」
と電話を替わったパパさん。
「一日中家に閉じ込められてるのって、子供にはこたえるみたい。それに、学校からは、宿題もいっぱいあるみたいだし、二人ともストレスがかなり溜まってるよ」
紙一重
「今も話してたんだけど、それにしても、おれたち転勤する先々で、大きな出来事に出合うんだよね」と息子。
前任地の新潟では、「大洪水」と「大地震」に遭遇。(2004年に「新潟・福島大洪水」、「新潟中越地震」と相次いで大災害に襲われた。)
いずれも、場所がほんの少しはずれていたために難を免れたが、まさに「紙一重」の状況で、当時は戦々恐々とする日々であった。
そして、今度は昨年赴任した地、神戸で新型インフルエンザ騒動に巻き込まれることに。
「本当だね、こっちでも、そのことを今、話していたところなんだ」
期せずして、息子夫婦とわが夫婦とが同じ日、同じ時間に、同じ話題に及んでいたようだ。
新潟では、紙一重の差で何とか難を逃れることができた。
今回の災難も、何とか無事乗り切ってほしいと切に祈っている次第である。
「こっちだって、時間の問題で、いつ急増するかわからないし、第一、こっちでも、もうマスクは品切れで手に入らない。ひょっとしたら、今回そっちに送ったマスク、そのままこっちに送り返してもらうことになるかもしれないから、大事に使って」
「そんなことになったら、笑えない冗談では済まないね」
と冗談とも本気ともつかない話をして、電話を切った。
100年に一度という大不況に新型インフルエンザの追い打ち、先行きがますます心もとなくなって来るようで、いささか不安である。
「マスク、少し余分に買っておいた方がいいかも」
「そうだね」
と言う訳で、マスクを買いに行ったのが、大阪の高校生らが国内初の新型インフルに感染と確認されてから数日たってのこと。
この頃は、まだマスクは店頭に沢山並んでいた。
それから数日後。
神戸市内の高校生の新型インフルエンザ感染確認のニュースが飛び込んで来る。
そして、西宮にも新たな感染者確認の報も。
これは、大変と、すぐに西宮に住む息子一家の所に連絡を入れる。
「大変なことになったね。マスクの準備できてる?」
「これから買いに行こうかと思ってるところ」
「ストックが少しあるから、手に入らなかったら連絡して」
その夜。
「マスク品切れで、手に入らない」、「月曜日から1週間小学校が休校になる」という連絡がある。
そして、翌日の午後。
小生の新しい携帯に、
「自分の分は、会社で支給されるので、家族の分のマスクを送って」
と息子からメール。
この頃になると、もう小生の住む地域でもマスクはどこも品切れ状態。
近くのドラッグストアの店頭には、「マスク品切れ」の張り紙が
「早めに手当てしておいてよかったでしょう」とかみさん。
早速、ストックして置いたマスクを送る。
ストレス
「じいじ、マスク着いたよ。」
と孫のSくんから電話。
「Sくん、学校お休みだけど、外で遊べないから大変だね」
孫たちの通う西宮の小学校は、今週初めから休校の措置が取られている。
「まあね」と大人びた口をきくSくん。
「今日は、何してたの」
「部屋の中で、キャッチボール」
「いっそ、雨でも降れば、あいつらもあきらめもつくんだろうけど・・・」
と電話を替わったパパさん。
「一日中家に閉じ込められてるのって、子供にはこたえるみたい。それに、学校からは、宿題もいっぱいあるみたいだし、二人ともストレスがかなり溜まってるよ」
紙一重
「今も話してたんだけど、それにしても、おれたち転勤する先々で、大きな出来事に出合うんだよね」と息子。
前任地の新潟では、「大洪水」と「大地震」に遭遇。(2004年に「新潟・福島大洪水」、「新潟中越地震」と相次いで大災害に襲われた。)
いずれも、場所がほんの少しはずれていたために難を免れたが、まさに「紙一重」の状況で、当時は戦々恐々とする日々であった。
そして、今度は昨年赴任した地、神戸で新型インフルエンザ騒動に巻き込まれることに。
「本当だね、こっちでも、そのことを今、話していたところなんだ」
期せずして、息子夫婦とわが夫婦とが同じ日、同じ時間に、同じ話題に及んでいたようだ。
新潟では、紙一重の差で何とか難を逃れることができた。
今回の災難も、何とか無事乗り切ってほしいと切に祈っている次第である。
「こっちだって、時間の問題で、いつ急増するかわからないし、第一、こっちでも、もうマスクは品切れで手に入らない。ひょっとしたら、今回そっちに送ったマスク、そのままこっちに送り返してもらうことになるかもしれないから、大事に使って」
「そんなことになったら、笑えない冗談では済まないね」
と冗談とも本気ともつかない話をして、電話を切った。
100年に一度という大不況に新型インフルエンザの追い打ち、先行きがますます心もとなくなって来るようで、いささか不安である。
でも、油断は禁物。