折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

やれ、やれ、よかった。”ほっ”

2007-02-09 | 家族・母・兄弟
2月のある朝


『今日は、お母さん出勤だっけ?』

と娘から電話。

いつもとちょっと様子が違う。電話口から孫の泣き声が聞こえてくる。

『どうした、何かあった?』

『あのね、ちょっと目を離したスキにKがソファーから落ちちゃったの。お母さんの携帯に電話したんだけど出ないから、こっちに電話したの。どうしよう、大丈夫かな』

目下、子育て真っ最中の娘にとって、母親は頼りにしている『守護神』である。何かにつけて、携帯で電話やメールのやり取りをしている。

その意味では、全く頼りにならない、また、頼りにもされていない小生は電話をもらって、少々焦った。

そして、

『病院に電話してみたら』

と言う程度の、何とも『頼りない』返答しかできなかった。

『電話したほうがいいかな・・・・』

『そう思うよ』

『わかった、じゃあ、そうしてみる』


電話を切った後も気になって落ち着かない。



その日の夕方



娘から電話

『病院に連れてったら、大丈夫だって』

と打って変わって明るい声。

やれ、やれ良かった。一安心(”ほっ”)



その日の夜



勤めから帰ってきた妻が、

『K,ソファーから落っこちたんだって』

『病院に連れてったら、なんでもないって言われたって』

と小生。

「娘には、『あんたたちを育てた時、ソファーから落っことすようなことは一度もなかったわよ』とねじを巻いておいたわ」

と妻は泰然自若である。



それから数日後



NHKの「クローズアップ現代」で『”孫育て”はつらいよ奮闘記』を見た。

それによると、最近の傾向として『娘』の方の祖父母に孫の面倒を見てもらうケースが増えているのだそうだ。

『さしずめ、我が家などはれっきとしたその<予備軍>だね』

と妻と二人で苦笑いした。

『お隣さんもしばらく孫の面倒を見ていたから、予備軍でなくて、実際奮闘した方だよね。きっと大変だったんだろうな』

と小生。

『でも、お隣さんは、昼間は保育園に行ってたから、少しは楽だったんじゃない。フルタイムで面倒を見るとなると、大変だわね』

と妻。

しばし、孫のことが話題となる。

『孫は、来るも良し、帰るも良し』


『これが何と言っても一番だね』

と言うことで、孫の話題はお開きとなった。

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