折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL774~梅の実、哀し

2015-06-19 | 写真&俳句
梅の木が植えられた畑には、収穫されることなく地上に散乱した梅の実が。


形も良く、大きな立派な実が多い。


捥ぐ人の     なきぞ哀しき     梅畑


「それはきっと農家の人の税金対策じゃないの」

とは、かみさんの弁である。

話題の発端は、

農家の畑でたわわになっている梅の実が、何故か収穫されることなく、地上に散乱していてもったないことだ、何で捥がないんだろう、

と言うことから始まった。

「耕作放棄地ではまずいから、ちゃんとやってますよ、というジェスチャーって訳か」

「最初から梅を捥ごうなんて思ってないんじゃない」

「でもね、地上に落ちてそのまま朽ちてしまう梅を見ると、ちょっと可哀想だよね」

散歩から帰ってきて朝食での会話の一コマである。

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