折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

【3字体(楷書・行書・草書)千字文】を書く 第15回

2011-05-23 | 書道
 お手本  大貫思水「新版 四体千字文」(日本書学館)

【読み方】

こうゆう とうぶん      せつま しんき

じんじ いんそく       ぞうじ ふつり

せつぎ れんたい       てんぱい ひき


【意味】

常に交わる友は、その分に応じて意気投合するものを選ぶべきである。

そして共に切るが如く磨くが如くに文芸を研ぎはげみ、たがいに言行をいましめ正して、その過失をすくうべきである。

人は常に他をいつくしみ、あわれんで、情が深く他の難儀を見れば、いたみ慰めて助けるべきである。寸時も仁義隠惻の心からはなれてはならない。

意志がかたく正直であって、つかの間も節義廉退の心を欠いてはならない。