折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

【3字体(楷書・行書・草書)千字文】を書く 第12回

2011-05-02 | 書道
お手本 大貫思水「新版四字体千字文」(日本書学館)


【読み方】

とくしょ せいび      しんしゅう ぎれい

えいぎょう しょき     せきじん むきょう

がくゆう とうし      せっしょく じゅうせい



【意味】

一事一業をなすには最初によく留意すればその事業は立派な成果をあげることができ、また初めばかりでなく終わりも慎んで丁重にすれば、必ずよい結果を得るものである。

以上述べたように、身の行いを正しくする時は、他日官途につき栄達する基となるものであり、そうなれば、その名声は永遠に伝えられ、後世までも美名が残るのである。

学問が衆人にすぐれた人は、仕官しても立身することが容易であり、官につけば重要の職務をとり行い、常にその責任者として国政に従う地位に登ることができる。