今回も前回の<戸外>オーディオ談笑会の続編である。
「帝国オーケストラ」の話が一段落して、次は各々の近況報告になった。
先ずはMさんが口火を切る。
「今、熱中してるのは、ゴルフ」
「ひょんなことからプロゴルファーのOさんと顔見知りになっちゃってね、今ではすっかり気心も知れて、どう言う訳かOプロに気に入られて、この所3回ほど続けて一緒にプロと回って、教えてもらったのよ。近々、太平洋クラブ御殿場ウェストで回ることになっていて楽しみにしてるんだ。(先日、回ってきたとの報告あり)
このまま行けば、来年の春頃には芽が出て、花が咲くんじゃないかと言われて、練習場にも欠かさず通って頑張ってるんよ。
子供たちには、<しょぼい>老後にだけはならないで、と言われてるんで、<格好よく>をモットーに、車も真っ赤なポロのスポーツタイプに変えたりしちゃって・・・・。
ゴルフもしかり。どうせやるなら、いいスコアで気分よく回って、周りから<格好いい>と思われるようになりたいと思って、今、一生懸命練習してるんだ。
音楽もこれまたしかり。昨年は1年を通して中島みゆきの<追っかけ>やったり、今年はケニーGのコンサートに出かけたり、自分では結構<格好いい>と思ってるのよ。
という訳で、それなりに人生楽しんでる」
「プロに気に入られて、親しく教えてもらえるなんて、うらやましいこと、この上ないね。これもMさんの人柄なんだろうね」
次に待ってましたとばかりにKさん。
「今は、やりたいことがいっぱいあって、時間がいくらあっても足りないくらいなんだ。1日1日が早いこと早いこと。その山ほどやりたいことがある中で、今、夢中になってやってるのがリスニングホール内の細かい装飾なんだ」
と言って、Kさんがおもむろにバッグから取り出したのが30センチぐらいの木片と図面。
木片には、彫刻で削り出したライオンとワシの模様が描かれている。
「また、随分と細かい仕事だね。これは根気と時間がかかるよね」
「そうなのよ、リスニングホールは謂わばわたしが生きた証として、息子に遺してやりたいと思っている一つなんだ。そのために、いささかの悔いも残らないよう、思う存分仕上げたいんだ
わたしには、<オーディオ&音楽>という究極の<安住できる居場所>があるんだけど、今はそれを敢えて封印して、今でなければできないこと、今やりたいと思ってることに集中してるんだ。だから、夜は9時半に寝て、朝は3時半に起きて時間を惜しんで色々とやってるのよ」
そして、70歳を過ぎたら、<オーディオ&音楽三昧>の生活を存分に楽しみたいと思っている」
と、これまたMさんに負けず劣らず、意欲満々、元気はつらつなのである。
「ところで、そっちはどうなのよ、今熱中してるのは何」といよいよ小生にお鉢が回ってきた。
「今、<俳句>を始めたんだ。5・7・5という17文字の中に、いかに自分の知っている美しい日本語を駆使できるかに興味をそそられたんだ。例によって思いつきで始めたので、季語がなかったり、重なったりしてるのも結構あるんだけど、今はそのとき感じた思いをそのまま表現することを最優先にしてる。<怖いもの知らず>だからできるんだね」
「おれんちのマンションに俳句のベテランがいるけど、俳句も奥が深いみたいだから、やっぱりそれなりの基礎を勉強した方が上達の早道みたいよ」
「書道の方は何か新しいこと始めたの」
「今、<千字文>を習い始めた所。先ずは、楷書で次に行書で書こうと思ってる。俳句はたった17字だけど、こっちは、何せ1000字だから書き応えは十分。1年がかりだね」
3者3様、それぞれが熱中できるやりがいを見つけて、元気に充実した日々を過ごしているのは、何よりという結論になって、第二部の近況報告会のおしゃべりもお開きとなった。
楽しい会話に誘われて、気分よく飲んだお酒のお陰で、外の寒さもさして気にならず、ほろ酔い気分で満員電車に揺られて家路についた。
「帝国オーケストラ」の話が一段落して、次は各々の近況報告になった。
先ずはMさんが口火を切る。
「今、熱中してるのは、ゴルフ」
「ひょんなことからプロゴルファーのOさんと顔見知りになっちゃってね、今ではすっかり気心も知れて、どう言う訳かOプロに気に入られて、この所3回ほど続けて一緒にプロと回って、教えてもらったのよ。近々、太平洋クラブ御殿場ウェストで回ることになっていて楽しみにしてるんだ。(先日、回ってきたとの報告あり)
このまま行けば、来年の春頃には芽が出て、花が咲くんじゃないかと言われて、練習場にも欠かさず通って頑張ってるんよ。
子供たちには、<しょぼい>老後にだけはならないで、と言われてるんで、<格好よく>をモットーに、車も真っ赤なポロのスポーツタイプに変えたりしちゃって・・・・。
ゴルフもしかり。どうせやるなら、いいスコアで気分よく回って、周りから<格好いい>と思われるようになりたいと思って、今、一生懸命練習してるんだ。
音楽もこれまたしかり。昨年は1年を通して中島みゆきの<追っかけ>やったり、今年はケニーGのコンサートに出かけたり、自分では結構<格好いい>と思ってるのよ。
という訳で、それなりに人生楽しんでる」
「プロに気に入られて、親しく教えてもらえるなんて、うらやましいこと、この上ないね。これもMさんの人柄なんだろうね」
次に待ってましたとばかりにKさん。
「今は、やりたいことがいっぱいあって、時間がいくらあっても足りないくらいなんだ。1日1日が早いこと早いこと。その山ほどやりたいことがある中で、今、夢中になってやってるのがリスニングホール内の細かい装飾なんだ」
と言って、Kさんがおもむろにバッグから取り出したのが30センチぐらいの木片と図面。
木片には、彫刻で削り出したライオンとワシの模様が描かれている。
「また、随分と細かい仕事だね。これは根気と時間がかかるよね」
「そうなのよ、リスニングホールは謂わばわたしが生きた証として、息子に遺してやりたいと思っている一つなんだ。そのために、いささかの悔いも残らないよう、思う存分仕上げたいんだ
わたしには、<オーディオ&音楽>という究極の<安住できる居場所>があるんだけど、今はそれを敢えて封印して、今でなければできないこと、今やりたいと思ってることに集中してるんだ。だから、夜は9時半に寝て、朝は3時半に起きて時間を惜しんで色々とやってるのよ」
そして、70歳を過ぎたら、<オーディオ&音楽三昧>の生活を存分に楽しみたいと思っている」
と、これまたMさんに負けず劣らず、意欲満々、元気はつらつなのである。
「ところで、そっちはどうなのよ、今熱中してるのは何」といよいよ小生にお鉢が回ってきた。
「今、<俳句>を始めたんだ。5・7・5という17文字の中に、いかに自分の知っている美しい日本語を駆使できるかに興味をそそられたんだ。例によって思いつきで始めたので、季語がなかったり、重なったりしてるのも結構あるんだけど、今はそのとき感じた思いをそのまま表現することを最優先にしてる。<怖いもの知らず>だからできるんだね」
「おれんちのマンションに俳句のベテランがいるけど、俳句も奥が深いみたいだから、やっぱりそれなりの基礎を勉強した方が上達の早道みたいよ」
「書道の方は何か新しいこと始めたの」
「今、<千字文>を習い始めた所。先ずは、楷書で次に行書で書こうと思ってる。俳句はたった17字だけど、こっちは、何せ1000字だから書き応えは十分。1年がかりだね」
3者3様、それぞれが熱中できるやりがいを見つけて、元気に充実した日々を過ごしているのは、何よりという結論になって、第二部の近況報告会のおしゃべりもお開きとなった。
楽しい会話に誘われて、気分よく飲んだお酒のお陰で、外の寒さもさして気にならず、ほろ酔い気分で満員電車に揺られて家路についた。